JP2005502685A - 抗ウイルス剤としての4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド - Google Patents

抗ウイルス剤としての4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)[式中、R、R、RおよびRは本明細書に定義されたいずれかの値を有する]の化合物またはその医薬上許容される塩、ならびにかかる化合物または塩を製造するのに有用な製法および中間体、およびかかる化合物または塩を用いてヘルペスウイルス感染、アテローム性動脈硬化症または再狭窄を処置する方法を提供する。

Description

【0001】
技術分野
本発明は、抗ウイルス剤として(例えば、ヘルペス科のウイルスに対する剤として)有用である式(I)の4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド誘導体、より詳細には、5−ベンジルアミノカルボニル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン誘導体を提供する。
【0002】
ヘルペスウイルスは二本鎖DNAウイルスの大きな科を含む。それはヒトにおいて最も普通のウイルス病の源でもある。ヘルペスウイルス類のうち8つ、単純疱疹ウイルス1および2型(HSV−1およびHSV−2)、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、ヒト・サイトメガロウイルス(HCMV)、エプスタイン−バールウイルス(EBV)、およびヒト・ヘルペスウイルス6、7および8(HHV−6、HHV―7およびHHV−8)は、ヒトに感染することが示されている。
【0003】
HSV−1およびHSV−2は、各々、唇および性器でヘルペス性病変を引き起こす。それらは、場合によっては、眼の感染および脳炎を引き起こす。HCMVは幼児における出生異常および鼻炎、肺炎および胃腸病のごとき免疫無防備状態患者において種々の病気を引き起こす。VZVは鶏痘および帯状疱疹の病原体である。EBVは感染性単核細胞症を引き起こす。また、それは免疫無防備状態患者においてリンパ腫を引き起こし、バーキットリンパ腫、鼻咽頭癌腫およびホジキン病と関連付けられてきた。HHV−6はバラ疹の病原体であって、多発性硬化症および慢性疲労症候群と関連付けられる。HHV−7の病気関連は明確でないが、それはバラ疹のいくつかの場合に関与し得る。HHV−8はカポシ肉腫、体腔ベースのリンパ腫、および多発性骨髄腫と関連付けられてきた。
【0004】
また、ヘルペスウイルスによるまたはその再活性化による感染は、結果的に冠血管壁の炎症を生じるアテローム性動脈硬化症および再狭窄のごとき宿主内のいくつかの循環器系の病気または疾患と関連付けられている。冠状動脈内粥腫切除術後の再狭窄に苦しむ多数の患者において、特に、CMVによるウイルス感染は、疾患の急増において重要な役割を演じる。アテローム性動脈硬化症は、宿主を苦しめる全ての感染性疾患と関連し、特にHSV、CMVおよびEBVのごときヘルペスウイルスによると考えられている。ヘルペスウイルス株による動物集団(家畜および伴侶)における感染は、ウシ(ウシ・ヘルペスウイルス1〜5、BHV)、ヒツジ(ヒツジ・ヘルペスウイルス1および2)、イヌ(イヌ・ヘルペスウイルス1)、ウマ(ウマ・ヘルペスウイルス1〜8、EHV)、ネコ(ネコヘルペスウイルス1、FHV)、ブタ(仮性狂犬病ウイルス、PRV)、および多数の種のトリを含めた固有種がある。ウシ・ヘルペスウイルス感染の場合において、動物は、眼、呼吸器または消化管の感染に苦しみかねない。仮性狂犬病は、非常に伝染性のウイルス病原体であり、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、ヒツジおよびヤギのごときいくつかの種に感染して、急速な死に導く。そのウイルスは、成体のブタでは良性であるが、しかしながら, 伝染性のままであり、3週間未満のブタにおいて高致死率に導く。ウマ・ヘルペスウイルスによるウマの感染は、神経学的症候群、呼吸器疾患および新生仔疾患に導き得る。ネコにおけるヘルペスウイルス疾患は、鼻炎、気管炎、喉頭炎および結膜炎により特徴付けられるネコ・ウイルス性鼻気管炎(FVR)として知られる疾患に導く。
【0005】
発明の概要
本発明は、式I:
【化1】
Figure 2005502685
[式中、Rは、
(a)Cl、
(b)Br、
(c)CN、
(d)NOまたは
(e)F;
は、
(a)H、
(b)R
(c)NR
(d)SOまたは
(e)OR
は、
(a)H、
(b)ハロ、
(c)アリール、
(d)S(O)
(e)(C=O)R
(f)(C=O)OR
(g)シアノ、
(h)het、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し、
(i)OR10
(j)Ohet、
(k)NR
(l)SR10
(m)Shet、
(n)NHCOR12
(o)NHSO12、または
(p)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルもしくはSOの1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル;
は、
(a)H、
(b)ハロ、
(c)C1−4アルキル、または
(d)RがRと一緒になって、炭素環またはhetを形成し、そのいずれかは、所望により、NRにより、OR14により所望により置換されていてもよいC1−7アルキルにより、あるいはhetにより置換されていてもよく、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し;
は、
(a)(CHCHO)10
(b)het、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し、
(c)アリール、
(d)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR、R11、SO、およびさらにhet、OR10もしくはNRにより置換されていてもよいOC2−4アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル、
(e)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、R11、NR、SO、および所望によりR11、NRもしくはSOにより置換されていてもよいC1−7アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC3−8シクロアルキル;
は、
(a)C1−7アルキル、
(b)NR
(c)アリール、または
(d)het、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し;
およびRは、独立して、
(a)H、
(b)アリール、
(c)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR1010、R11、SO、CONR1010もしくはハロよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル、
(d)RおよびRがそれらに結合する窒素原子と一緒になって、hetを形成し;
は、
(a)アリール、
(b)het、
(c)C3−8シクロアルキル、または
(d)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR1010、R11、SH、CONR1010もしくはハロよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル;
10は、
(a)H、または
(b)所望によりOHにより置換されていてもよいC1−7アルキル;
11は、
(a)OR10
(b)Ohet、
(c)Oアリール、
(d)CO10
(e)het、
(f)アリール、または
(g)CN;
12は、
(a)H、
(b)het、
(c)アリール、
(d)C3−8シクロアルキル、または
(e)所望によりNRもしくはR11により置換されていてもよいC1−7アルキル;
13は、
(a)(P=O)(OR14
(b)CO(CHCON(CH)−(CHSO
(c)アミノ酸、
(d)C(=O)アリール、または
(e)所望によりNR、アリール、het、COHもしくはO(CHCO14)により置換されていてもよいC(=O)C1−7アルキル;
14は、
(a)H、または
(b)C1−7アルキル;
各iは独立して2、3または4であり;
各nは独立して1、2、3、4または5であり;
各mは独立して0、1または2であって;
Mは、ナトリウム、カリウムまたはリチウムであり;
ここに、いずれのアリールも、所望により、ハロ、OH、シアノ、CO14、CF、C1−6アルコキシ、およびさらに1ないし3個のSR14、NR1414、OR14、hetまたはCO14により置換されていてもよいC1−6アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく;および
ここに、いずれのhetも、所望により、ハロ、OH、シアノ、フェニル、CO14、CF、C1−6アルコキシ、オキソ、オキシム、およびさらに1ないし3個のSR14、NR1414、OR14またはCO14により置換されていてもよいC1−6アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい]
で表される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
【0006】
また、もう一つの態様において、本発明は:
式Iの化合物またはその医薬上許容される塩、および医薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物(組成物は、好ましくは、抗ウイルス有効量のその化合物または塩を含む);
ヘルペスウイルス感染を処置する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物(例えば、ヒト)に、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含むことを特徴とする該方法;
アテローム性動脈硬化症または再狭窄を処置する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物(例えば、ヒト)に、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含むことを特徴とする該方法;
医学的処置(例えば、ヘルペスウイルス感染、アテローム性動脈硬化症または再狭窄の処置)における使用のための式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩;
哺乳動物(例えば、ヒト)におけるヘルペスウイルス感染の処置用の医薬を製造するための式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用;
哺乳動物(例えば、ヒト)におけるアテローム性動脈硬化症または再狭窄の処置用の医薬を製造するための式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用;
ウイルスDNAポリメラーゼを阻害する方法であって、ポリメラーゼと、有効阻害量の式Iの化合物またはその医薬上許容される塩とを(in vitroまたはin vivoにて)接触させることを含むことを特徴とする該方法を提供する。
【0007】
また、本発明は、式Iの化合物を調製するのに有用である本明細書に開示された新規な中間体および製法を提供する。
【0008】
式Iの化合物は、そのチエノ[2,3−b]ピリジン環系の5位にて、4−置換ベンジルアミノカルボニル置換基を有する。この置換パターンは、この置換を欠如するチエノピリジンに比較してかなり改善された抗ウイルス活性を持つ化合物を供することが判明した。
【0009】
発明の詳細な記載
特記しない限りは、以下の定義を用いる:ハロはフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードである。アルキル、アルコキシ等は、直鎖および分岐鎖基を共に示すが;「プロピル」のごとき個々の基への言及は、直鎖基のみを含み、「イソプロピル」のごとき分岐鎖異性体は具体的に言及する。アルキルが部分的に不飽和であり得る場合、該アルキル鎖は該鎖中に1以上(例えば、1、2、3または4)の二重結合および三重結合を含むことができる。
【0010】
アリールは、フェニル基、または少なくとも1つの環が芳香族であるオルト−縮合二環炭素環基を示す。hetは、オキシ、チオ、スルフィニル、スルホニルおよび窒素よりなる群から選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む四−(4)、五−(5)、六−(6)、または七−(7)員の飽和または不飽和環であり、これは、所望によりベンゼン環またはいずれかの二環複素環基に縮合していてもよい。hetは、炭素、ならびに非−ペルオキシド酸素、チオ、およびXが存在しないか、またはH、O、C1−4アルキル、フェニルもしくはベンジルであるN(X)よりなる群から各々が選択される1、2、3または4個のヘテロ原子よりなる5または6個の環原子を含む単環芳香族環の環炭素を介して結合した基、ならびにベンゾ誘導体またはそれらから誘導された約8ないし10個の環原子のオルト縮合二環複素環基、特に、プロピレン、トリメチレンまたはテトラメチレン二基をそれに縮合することにより誘導されたものを含む「ヘテロアリール」を含む。
【0011】
はRと一緒になって、炭素環を形成する場合、RおよびRは一緒になって2、3、4、5または6員の飽和または不飽和の炭素鎖となることができ、その鎖は所望により、ベンゼン環に縮合できる。
【0012】
「アミノ酸」には、DまたはL体の天然のアミノ酸(例えば、Ala、Arg、Asn、Asp、Cys、Glu、Gln、Gly、His、Hyl、Hyp、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、Trp、TyrおよびVal)、ならびに非天然のアミノ酸(例えば、ホスホセリン、ホスホトレオニン、ホスホチロシン、ヒドロキシプロリン、ガンマ−カルボキシグルタミン酸;馬尿酸、オクタヒドロインドール−2−カルボン酸、スタチン、1,2,3,4,−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸、ペニシラミン、オルニチン、シトルリン、α−メチル−アラニン、パラ−ベンゾイルフェニルアラニン、フェニルグリシン、プロパルギルグリシン、サルコシンおよびtert−ブチルグリシン)の残基が含まれる。アミノ酸は、好都合には、カルボキシ末端、アミノ末端または他の都合よい結合点、例えば、システインのイオウを介して式Iの化合物の残りに結合できる。特に、アミノ酸は、カルボキシ末端を介して式Iの化合物の残りに結合できる。
【0013】
キラル中心を有する本発明の化合物は、光学活性およびラセミ体形態で存在できるか、または該形態で単離することができることが当業者に認識されよう。いくつかの化合物は多形を呈することができる。本発明は、本明細書中に記載した有用な特性を所有する本発明の化合物のいずれのラセミ体、光学活性、多形、互変異性または立体異性形態、またはその混合物を含むと理解されるべきであり、(例えば、再結晶技術によるラセミ体形態の分割によって、光学活性出発物質からの合成によって、キラル合成によって、またはキラル固定相を用いるクロマトグラフィー分離によって)光学活性形態を調製する方法、および本明細書中に記載した標準的テストを用いて、または当該分野でよく知られた他の同様のテストを用いて抗ウイルス活性を測定する方法は当該分野でよく知られている。特に、Rが水素である式Iの化合物が対応する互変体「エノール」形態にて存在し、かかる互変体が本発明の化合物に含まれることが理解される。
【0014】
種々の炭化水素−含有基の炭素原子含量は、当該基中の炭素原子の下方および上方の数字を示す接頭辞によって示され、すなわち、接頭辞Ci−jは、整数「i」ないし整数「j」個の炭素原子の基を示す。かくして、例えば、C1−7アルキルは、包括的に、1ないし7個の炭素原子のアルキルをいう。
【0015】
本発明の化合物は、一般に、IUPACまたはCAS命名システムに従って命名される。当業者によく知られた略語を用いることができる(例えば、フェニルの代わりに「Ph」、メチルの代わりに「Me」、エチルの代わりに「Et」、時間および複数の時間の代わりに「h」および室温の代わりに「rt」)。
【0016】
基、置換基および範囲について後にリストする具体的かつ好ましい値は単に説明のためのものであり;それらは、基および置換基についての定義された範囲内の他の定義された値または他の値を排除するものではない。本発明の化合物は、本明細書中に記載した値、特定の値、より特定の値およびより好ましい値のいずれかの組合せを有する式Iの化合物を含む。
【0017】
特に、C1−7アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、ペンチル、3−ペンチル、ヘキシルまたはヘプチルであり得;C3−8シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチルであり得;C1−7アルコキシは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、ペントキシ、3−ペントキシ、ヘキシルオキシ、1−メチルヘキシルオキシまたはヘプチルオキシであり得;C(=O)C1−7アルキルは、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、4−メチルペンタノイル、ヘキサノイルまたはヘプタノイルであり得;アリールは、フェニル、インデニルまたはナフチルであり得;hetは、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニルまたはヘテロアリールであり得;およびヘテロアリールは、フリル、イミダゾリル、トリアゾリル、トリアジニル、オキサゾイル、イソキサゾイル、チアゾリル、イソチアゾイル、ピラゾリル、ピロリル、ピラジニル、テトラゾリル、ピリジル、(もしくはそのN−オキシド)、チエニル、ピリミジニル (もしくはそのN−オキシド)、インドリル、イソキノリル(もしくはそのN−オキシド)またはキノリル (もしくはそのN−オキシド)であり得る。
【0018】
1−7アルキルが部分的に不飽和である場合、それは、特に、ビニル、アリル、1−プロペニル、2−プロペニル,1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1,3−ブタジエニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル,1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、5−ヘキセン−1−イニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニルまたは5−ヘキシニルであり得る。
【0019】
Hetについての特定の値は、非−ペルオキシド酸素、チオ、スルフィニル、スルホニルおよび窒素よりなる群から選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む四−(4)、五−(5)、六−(6)、または七−(7)員の飽和または不飽和環;ならびにそれらから誘導された約8ないし12個の環原子のオルト縮合二環複素環基、特に、プロピレン、トリメチレン、またはそれに縮合するもう一つの単環系のhet二基を縮合することにより誘導されたベンゾ誘導体またはものである。
【0020】
についての特定の値は、F、ClまたはBrである。
についてのより特定の値は、Clである。
についての特定の値は、Hである。
についての特定の値は、R、NR,SOまたはORである。
についての特定の値は、Rである。
【0021】
についてのより特定の値は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、カルボキシメチル、(C1−7アルコキシ)カルボニルメチル、2−ヒドロキシエチル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル、3−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロピル、2−モルホルノエチル、2−(ジエチルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ピペリジノエチル、3−ピペリジノプロピル、2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチル、2−(ジイソプロピルアミノ)エチル、2−ピロリジン−1−イルエチル、3−(ジメチルアミノ)プロピル、ベンジル、3−フルオロベンジル、3−フェニルプロピル、2−テトラヒドロフラニルメチル、2−ピロリジノエチル、3−ピリジルメチルまたはビニルである。
【0022】
についてのより特定の値は、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル、2−(ジエチルアミノ)エチルまたは2−(ジメチルアミノ)エチルである。
【0023】
についての特定の値は、H、ハロ、S(O)、(C=O)R、(C=O)OR、シアノ、または部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルおよびSOの1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルである。
【0024】
についての特定の値は、部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルおよびSOの1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルである。
【0025】
についての特定の値は、部分的に不飽和であってもよく、かつ基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルおよびSOの1以上の置換基により置換されたC1−7アルキルである。
【0026】
についての特定の値は、部分的に不飽和であってもよく、かつ基OR10、hetおよびNRの1以上の置換基により置換されたC1−7アルキルである。
【0027】
についての特定の値は、(ZまたはE)−CH=CH(CHまたは−C≡C(CHであり、ここに、RはR11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルまたはSOである。
【0028】
についてのより特定の値は、ブロモ、ヨード、3−ヒドロキシ−1−プロピニル,3−メトキシ−1−プロピニル、4−ヒドロキシ−1−ブチニル、3−ヒドロキシプロピル、シアノ、4,4−ジ(メトキシカルボニル)−1−ブチニル、4−ヒドロキシブチル、3−(3−カルボキシプロパノイルオキシ)−1−プロピニル、3−(モルホルノアセトオキシ)−1−プロピニル、3−(2−アミノ−3−メチルブタノイルオキシ)−1−プロピニルまたはチオモルホルノメチル、N−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−(メチル)アミノメチル、モルホルノカルボニル、3−[3−(モルホルノメチル)ベンゾイルオキシ]−1−プロピニルである。
【0029】
についてのより特定の値は、ヨード、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、4−ヒドロキシ−1−ブチニル、3−ヒドロキシプロピル、モルホルノメチル、N−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−(メチル)アミノメチルまたは4−ヒドロキシブチルである。
【0030】
についての特定の値は、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、モルホルノメチル、N−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−(メチル)アミノメチルまたは3−ヒドロキシプロピルである。
【0031】
についての特定の値は、(CHCHO)10である。
【0032】
についての特定の値は、部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR、R11、SO、およびさらにhet、OR10もしくはNRにより置換されていてもよいOC2−4アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルであり;ここに、RおよびR10は、本明細書に定義されたいずれかの値を有し;RおよびRは、独立して、
(a)H、
(b)アリール、
(c)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR1010、R11、SO、CONR1010もしくはハロよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルであり;および
11は、
(a)OR10
(b)Ohet、
(c)Oアリール、
(d)CO10、または
(g)CNである。
【0033】
についての特定の値は、部分的に不飽和であってもよく、かつNR、R11、SO、およびさらにhet、OR10もしくはNRにより置換されていてもよいOC2−4アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルである。
【0034】
についての特定の値は、部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、1以上のアリールまたはhetにより置換されていてもよいC1−7アルキルである。
【0035】
についての特定の値は、C1−7アルキルである。
【0036】
式Iの特定の化合物は、いずれかのアリールまたはhetが、所望により、ハロ、シアノ、het、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシC1−7アルコキシおよびC1−7アルキルよりなる群から選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい化合物;またはその医薬上許容される塩である。
【0037】
式Iの好ましい化合物は、本明細書に引用された参考文献に特にまたは一般的に開示された化合物を除外する。
【0038】
本発明のチオキソ化合物を製造するのに有用である出発物質および中間体の4−オキソ−化合物の調製は、米国特許第6,239,142号、および国際特許出願公開番号WO−00/53610に開示されている。本発明の4−チオキソ−化合物は、反応図式AおよびBに示されたものに類似する手順を用いて、中間体4−オキソ−化合物から調製できる。
【0039】
反応図式Aにおいて、ケトン−アミドA−1を還流トルエン中のKHMDSの存在下でLawesson試薬と反応させて、チオケトン−アミドA−2を供する:
【0040】
【化2】
Figure 2005502685
【0041】
反応図式Bにおいて、ヒドロキシプロピル化合物B−1を、DMF中で、イミダゾールの存在下でTIPSCIと反応させて、保護されたアルコールB−2を得る(Wuts, P. G. Protecting Groups in Organic Chemistry 1999,123)。そのケトンB−2を還流トルエン中のKHMDSの存在下でLawesson試薬と反応させて、保護されたチオケトン−カルボキシアミドB−3を供する。次いで、その保護されたアルコールB−3をTHF中のBuFで処理し、ヒドロキシル化合物B−4を得る(Wuts, P. G. Protecting Groups in Organic Chemistry 1999、124)。
【0042】
【化3】
Figure 2005502685
【0043】
また、本発明は、本発明の化合物を製造するのに有用である本明細書に記載された製法および中間体を提供する。例えば、本発明は、式I:
【0044】
【化4】
Figure 2005502685
【0045】
[式中、R〜Rは前記の値を有する]で表されるチオキソ化合物の製法であって、
式II:
【0046】
【化5】
Figure 2005502685
【0047】
で表される対応するオキソ化合物と、Lawesson試薬(2,4−ビス (4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)とを反応させて、式Iで表される化合物を供することを特徴とする該製法を提供する。前記の変換は、他の代替的または等価な適当なチオ化試薬(thionating reagent)、例えば、P(Lightner、D. A.ら, J. Am. Chem. Soc.,1984,106,934およびSpear, G. W.ら, Synth. Commun., 2000,30、565参照);P10(Hartke, K.ら,J. Prakt, Chem./Chem−Ztg, 1996,338,251参照); Belleau試薬(Belleau, B.ら, Tetrahedron Lett., 1983,24,3815参照);およびポリマーチオ化試薬(Ley、S. V.ら, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1., 2001, 358参照)で同様に行うことができる。
【0048】
化合物が安定な非毒性の酸または塩基塩を形成するのに十分に塩基性または酸性である場合において、塩としての化合物の投与は適当であろう。医薬上許容される塩の例は、生理学的に許容されるアニオンを形成する酸と形成した有機酸付加塩、例えば、トシラート、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、マロン酸塩、酒石酸塩、琥珀酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、α−ケトグルタル酸塩およびα−グリセロリン酸塩である。また、適当な無機塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、炭酸水素塩および炭酸塩を含めて形成できる。
【0049】
医薬上許容される塩は、当該技術分野においてよく知られた標準的な手法を用いて、例えば、アミンのごとき十分に塩基性の化合物と、適当な酸とを反応させて、生理学的に許容されるアニオンを得ることによって得ることもできる。また、カルボン酸のアルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウムもしくはリチウム)またはアルカリ土類金属(例えば、カルシウム)塩も調製できる。
【0050】
本発明の化合物は、適当な賦形剤と組み合せて該化合物を含有する医薬組成物中で都合よく投与でき、該組成物は、ウイルス感染と戦うのに有用である。抗ウイルス使用に適当な化合物を含有する医薬組成物は、複数の方法によって調製でき、複数の賦形剤を含有し、それは当該技術分野においてよく知られている。かかる方法および成分の一般的に認識された大要は、E.W.MartinによるRemington's Pharmaceutical Sciences(Mark Publ.Co.第15版, 1975)である。本発明の化合物および組成物は、製剤を用いて内部または外部ウイルス感染を処置するかに依存して、非経口的に(例えば、静脈内、腹腔内または筋肉内注射によって)、局所的に、経口的に、または直腸内に投与できる。
【0051】
治療上の経口投与では、該活性化合物は、1以上の賦形剤と組み合せることができ、摂取可能な錠剤、バッカル錠、トローチ、カプセル剤、エリキシル剤、懸濁剤、シロップ、ウェハース等の形態で使用できる。かかる組成物および製剤は、少なくとも0.1%の活性化合物を含有するであろう。該組成物および製剤のパーセンテージは、もちろん、変更でき、好都合には、所与の単位投与形態の重量の約2ないし約60%の間にある。かかる治療上有用な組成物中の活性化合物の量は、有効な用量レベルが得られるようなものである。
【0052】
また、該錠剤、トローチ、丸剤、カプセル剤等は、以下を含有できる:トラガカントゴム、アカシア、コーンスターチまたはゼラチンのごとき結合剤;燐酸二カルシウムのごとき賦形剤;コーンスターチ、ジャガイモ澱粉、アルギン酸等のような崩壊剤;ステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤;および、蔗糖、フルクトース、ラクトースまたはアスパルテームのような甘味剤またはハッカ、冬緑油または桜香味剤のごとき矯味剤を添加できる。該単位投与形態がカプセル剤である場合、それは前記のタイプの物質に加えて、植物油またはポリエチレングリコールのごとき液体担体を含有できる。種々の他の物質は、被覆剤として存在でき、または固体単位投与形態の物理的形態を修飾できる。例えば、錠剤、丸剤またはカプセル剤は、ゼラチン、ワックス、セラックまたは糖等で被覆できる。シロップまたはエリキシル剤は、活性化合物、甘味剤として蔗糖またはフルクトース、保存剤としてメチルおよびプロピルパラベン、チェリーまたはオレンジの風味のごとき色素および矯味剤を含有できる。もちろん、いずれの単位投与形態を調製するのにも用いるいずれの物質も使用量において、医薬上許容され、実質的に非毒性であろう。加えて、該活性化合物は、徐放性の製剤およびデバイスに組込むこともできる。
【0053】
また、該化合物または組成物は、点滴および注射によって、静脈内または腹腔内に投与できる。活性化合物またはその塩の溶液は、所望により、非毒性の界面活性剤と混合して水において調製できる。また、分散剤は、グリセロール、液体ポリエチレングリコール、トリアセチンおよびその混合物中ならびに油中にて調製できる。貯蔵および使用の通常の条件下にて、これらの製剤は、微生物の増殖を防止するための保存剤を含有する。
【0054】
注射または点滴に適当な医薬投与形態には、活性成分を含む無菌の水溶液または分散剤あるいは無菌粉末が含まれ、それは、所望によりリポソーム中に被覆された、無菌注射または点滴の溶液または分散剤の即時製剤につき適合する有効成分を含む。全ての場合に、最終的な投与形態は、無菌の液体であって、製造および貯蔵の条件下にて安定であろう。液体の担体またはビヒクルは、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、液体プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコール等)、植物油、非毒性なグリセリルエステルおよびその適当な混合物を含む溶媒または液体分散媒体であり得る。適切な流動度は、例えば、リポソームの形成によって、分散剤の場合の必要な粒度の維持によって、または界面活性剤の使用によって維持できる。微生物の作用の防止は、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チメロサール等の様々な抗菌剤および抗真菌剤によって引き起こすことができる。多くの場合、等張剤、例えば、糖、緩衝剤または塩化ナトリウムを含むことが好ましいであろう。注射可能な組成物の吸収の延長は、吸収を遅延させる薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンの組成物中において用いることによって引き起こすことができる。
【0055】
無菌注射液剤は、必要ならば前記に列挙された種々の他の成分と共に適当な溶媒中の必要量の活性化合物を組込み、濾過滅菌によって調製できる。滅菌注射可能液剤の調製用の無菌粉末の場合において、好ましい調製方法は、真空乾燥および凍結乾燥の手法であり、それは従前に滅菌濾過された溶液中に存在する有効成分+いずれかのさらなる所望の成分の粉末を与える。
【0056】
局所投与では、本化合物は純粋な形態において、すなわち、それらが液体である場合に、適用できる。しかしながら, 固体または液体であり得る皮膚科学上許容される担体と組み合せて、組成物または製剤として皮膚にそれらを投与するのが一般的に望ましいであろう。
【0057】
有用な固体担体には、タルク、クレー、マイクロクリスタリンセルロース、シリカ、アルミナ等のごとき最終的に分割された固体が含まれる。有用な液体担体には、水、アルコールまたはグリコールまたは水−アルコール/グリコール混合物が含まれ、ここに、本化合物は、所望により非毒性の界面活性剤の助けによって有効なレベルにて溶解または分散できる。芳香剤のごとき添加物およびさらなる抗菌剤を添加して、所与の使用のために特性を最適化できる。得られた液体組成物は、吸収性パッドから適用でき、それを用いて包帯および他の外傷用医薬材料に含浸させ、あるいはポンプ型またはエアゾールのスプレーを用いて罹患領域にスプレーできる。合成ポリマー、脂肪酸、脂肪酸の塩もしくはエステル、脂肪族アルコール、修飾されたセルロースまたは修飾された無機物のごとき増粘剤は、使用者の皮膚への直接的な適用のために液体担体と共に用いて、展性があるペースト、ゲル、軟膏、石鹸等を形成できる。
【0058】
皮膚に式Iの化合物を送達するのに用いることができる有用な皮膚科学組成物の例が当該技術分野において知られ;例えば、Jacquetら(米国特許第4,608,392号)、Geria(米国特許第4,992,478号)、Smithら(米国特許第4,559,157号)およびWortzman(米国特許第4,820,508号)を参照されたし。
【0059】
式Iの化合物の有用な投与は、動物モデルにおけるそれらのin vitro活性およびin vivo活性を比較することによって決定できる。マウスおよび他の動物における有効な投与のヒトへの外挿についての方法は、当該技術分野でよく知られ;例えば、米国特許第4,938,949号を参照されたし。
【0060】
該化合物は、例えば、単位投与形態当りの有効成分が、5ないし1000mg、好都合には、10ないし750mg、最も好都合には、50ないし500mgを含有する単位投与形態において都合よく投与される。所望の用量は、単回にてまたは適当な間隔、例えば、1日当り2、3、4またはそれ以上のサブ用量として投与される分割用量として都合よく存在できる。サブ用量は、それ自体が、例えば、吸入器からの複数吸入または眼への複数滴の適用による多数の別々の自由な間隔を空けた投与にさらに分割できる。
【0061】
内部感染では、該組成物は、哺乳動物体重の約0.1ないし300mg/kg体重(哺乳動物)、好ましくは、約1.0ないし30mg/kg体重(哺乳動物)、より好ましくは1.0ないし30mg/kg体重(哺乳動物)の遊離塩基として計算される用量レベルにて経口または非経口投与でき、ヒトに、単位用量当り1ないし1000mgの量にて1日当り1ないし4回で投与される単位投与形態で用いることができる。
【0062】
眼感染についてのように非経口投与または点眼投与では、該化合物は、約0.1ないし約10%、より好ましくは、約0.1ないし約7%の濃度の水溶液中で与えられる。溶液は、乳化剤、抗酸化剤または緩衝剤のごとき他の成分を含有できる。
【0063】
一般的には、ローションのごとき液体組成物中の式Iの(複数の)化合物の濃度は、約0.1〜25重量%、好ましくは、約0.5〜10重量%であろう。ゲルまたは散剤のごとき半固形または固体組成物中の濃度は、約0.1〜5重量%、好ましくは約0.5〜2.5重量%であろう。
【0064】
本明細書に記載された化合物および組成物の投与の正確な投与法は、治療されるべき個々の対象の必要性、治療のタイプおよび、もちろん、係わっている医師の判断に必然的に依存するであろう。
【0065】
本発明の化合物の抗ウイルス活性は、当該技術分野によく知られている薬理学的モデルまたは後記のテストAを用いて決定できる。
【0066】
式(I)の化合物およびその医薬上許容される塩は、抗ウイルス剤として有用である。かくして、それらは、ヒトを含めた動物におけるウイルス感染と戦うのに有用である。該化合物は、一般的には、ヘルペスウイルスに対して活性があり、特に、水痘帯状疱疹ウイルス、エプスタイン−バールウイルス、単純疱疹ウイルス、ヒト・ヘルペスウイルス8(HHV−8)ならびにサイトメガロウイルス(CMV)に対して有用である。
【0067】
本発明の多数の化合物がCMVポリメラーゼに対して活性を示すが、これらの化合物は、このまたは他の作用機序によってサイトメガロウイルスに対して活性があり得る。かくして、CMVポリメラーゼに対するこれらの化合物の活性の後記の記載は、特定の作用機序に本発明を限定することを意味するものではない。
【0068】
テストA
HCMVポリメラーゼアッセイをN. D. Cookら, Pharmaceutical Manufacturing International, pages 49−53(1992);K. Takeuchi, Laboratory Practice, September issue(1992);米国特許第4,568,649号(1986)のごときいくつかの参考文献に記載されたシンチレーション・プロキシミティ・アッセイ(cintillation proximity assay;SPA)を用いて行ない;それらをここに出典明示して本明細書の一部とみなす。反応を96ウェルプレート中で行なう。アッセイは5.4mM HEPES(pH7.5)、11.7mM KCl、4.5mM MgCl、0.36mg/ml BSAおよび90nM H−dTTPを含む100μl容積中で行なう。アッセイは、最終濃度の2mMにてCHAPS、(3−[(3−クロロアミドプロピル)−ジメチルアンモニオ]−1−プロパン−スルホネート)の有無で試行される。HCMVポリメラーゼは50%グリセロール、250mM NaCl、10mM HEPES(pH7.5)、100μg/ml BSAおよび0.01%アジ化ナトリウムを含有する酵素希釈緩衝液で希釈する。組換えバキュロウイルス感染SF−9細胞中で発現するHCMVポリメラーゼを最終容量、すなわち、100μlの10%(または10μl)にて添加する。化合物を50%DMSO中で希釈し、10μlを各ウェルに添加する。対照を同等濃度のDMSOを含有する。特記しない限りは、反応物を該酵素、基質および注目する化合物を含有する反応混合物に6nMのビオチン化ポリ(dA)−オリゴ(dT)テンプレート/プライマーの付加を介して開始される。プレートを25℃または37℃の水浴中で培養し、ウェル当り0.5M EDTA(pH8)の40μl/反応の添加を介して終了する。反応は、その間基質結合は線形であり、用いた酵素および条件に依存して変化する時間枠内、すなわち、HCMVポリメラーゼでは30分間以内に終了する。ストレプトアビジン−SPAビーズ(PBS/10%グリセロール中の20mg/ml)の10μlを添加し、反応を終了する。プレートを37℃にて10分間インキュベートし、次いで、室温に均衡させ、Packard Topcountで計測する。線形回帰を行い、IC50をコンピューターソフトウェアを用いて計算する。
【0069】
前記のHCMVポリメラーゼアッセイの修飾バージョンを以下の変更を含む以外は前記のごとく行なう:化合物をアッセイ緩衝液への最終希釈まで100%DMSO中で希釈する。先のアッセイにおいて、化合物は、50%DMSO中で希釈される。4.5mMジチオトレイトール(DTT)を該ポリメラーゼ緩衝液に添加する。また、異なるロットのCMVポリメラーゼを用い、それはより活性であるらしく、より迅速なポリメラーゼ反応を生じる。このアッセイにおける式Iの代表的な化合物についてのテスト結果を表1に示す。表1において、「nd」なる用語は、測定されなかった活性データをいう。
【0070】
【表1】
Figure 2005502685
【0071】
好ましい具体例の記載
本発明の式Iの対応する4−チオキソ化合物に変換できる式IIの中間体の4−オキソ−化合物の調製は、前記の米国特許第6,239,142号および国際特許出願公開番号WO−00/53610に開示されている。以下の実施例は、本発明の化合物の代表的な調製を提供する。
【0072】
実施例1. N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド、(反応図式AのA−2).
【0073】
【化6】
Figure 2005502685
【0074】
A−1(570mg、1.32ミリモル)をジクロロエタン (80mL)に溶解し、続けてKHMDS(0.5M、2.64mL、1.32ミリモル、1当量)を添加した。Lawesson試薬(1.1g、2.64ミリモル、2.0当量)およびトルエン (80mL)を添加し、得られた混合物を6時間加熱還流した。その反応物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、水、NaCO、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO)させ、濾過し、次いで真空中で濃縮した。その残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc1/1、1/4、0/1 次いでDCM/MeOH 19/1)により精製して、248mgの粗製のA−2を得、それをMeOHでトリチュレートして、黄褐色固体として216mg(37%)の表題化合物を得た。
【0075】
物理学的特性は以下の通り:
H NMR(TFAdl)δ 8.94、8.19、7.40、7.34、5.02、4.75、4.47、4.43、4.18、3.93、3.65−3.62、13C NMR(CDCl/DMSO)δ 179.91、164.94、145.11、142.23、142.00、141.62、138.34、131.90、129.36、128.53、126.70、124.64、114.48、68.55、57.24、54.88、53.40、44.25、42.52;IR 2296、1906、1654、1579、1546、1508、1491、1348、1270、1150、1132、1114、1004、868、822、cm−1;MS(EI)m/z 447、449、447、416、415、414、195、194、86、56、32;HRMS(EI)C2122ClNとして 計算値、447.0842、実測値 447.0839. 元素分析C2122ClNとして 計算値:C、56.30;H、4.95;N、9.38;Cl、7.91;S、14.31;実測値:C、56.21;H、4.97;N、9.33.
【0076】
実施例2. N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド (反応図式B、B−4).
【0077】
【化7】
Figure 2005502685
【0078】
ヒドロキシプロピル化合物B−1(WO−00/53610)をDMF中で、イミダゾールの存在下でTIPSCIと反応させて、B−2を得る。そのケトンB−2を還流トルエン中のKHMDSの存在下でLawesson試薬と反応させて、保護されたアルコールのチオケトン−カルボキシアミドB−3を得る。次いで、その保護されたアルコールB−3をTHF中のBuFで処理し、ヒドロキシル化合物B−4を得る。
【0079】
実施例3. また、本明細書に記載されたものと同様の手順を用いて、本発明の以下の化合物を調製できる。
(1)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(2)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−ヨードチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(3)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−モルホリニルスルホニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(4)2−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(5)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(6)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(3−メトキシ−1−プロピニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(7)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(8)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(3−ヒドロキシプロピル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(9)N−(4−クロロベンジル)−2−シアノ−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(10)2−[3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル]マロン酸ジメチル;
(11)2−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(12)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(13)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−ヨード−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(14)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(15)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(16)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(17)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(18)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(19)2−[5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソチエノ[2,3−b]ピリジン−7(4H)−イル]酢酸;
(20)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(21)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(22)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(23)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(24)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(25)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(26)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(27)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(28)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(29)4−{[3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル]オキシ}−4−オキソブタン酸;
(30)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−(4−モルホリニル)アセテート;
(31)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−アミノ−3−メチルブタノアート;
(32)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 3−(4−モルホリニルメチル)ベンゾアート;
(33)N−(4−クロロベンジル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノール[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(34)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノール[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(35)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(36)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−4−チオキソ−2−(4−チオモルホリニル−メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(37)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)−(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(38)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)−アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(39)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−モルホリニルメチル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(40)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(41)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(42)N−(4−クロロベンジル)−7−イソプロピル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(43)N−(4−フルオロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(44)N−(4−ブロモベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(45)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルカルボニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(46)7−ベンジル−N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(47)N−(4−クロロベンジル)−7−(3−フルオロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(48)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−フェニルプロピル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(49)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(50)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(51)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(52)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(4−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(53)メチル−5−{[4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−4−メルカプトチエノール[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシレート;
(54)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(ヒドロキシメチル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;および
(55)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−モルホリニルカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
またはその医薬上許容される塩。
【0080】
本発明の特定の化合物は、
(1)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(2)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(3)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(4)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(5)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(6)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(7)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(8)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(9)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(10)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(11)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(12)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(13)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(14)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(15)4−{[3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル]オキシ}−4−オキソブタン酸;
(16)3−(5−{[((4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−(4−モルホリニル)アセテート;
(17)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−アミノ−3−メチルブタノアート;
(18)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 3−(4−モルホリニルメチル)ベンゾアート;
(19)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノール[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(20)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(21)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−4−チオキソ−2−(4−チオモルホリニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(22)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)−(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(23)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(24)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(25)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(26)N−(4−クロロベンジル)−7−イソプロピル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(27)N−(4−フルオロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(28)N−(4−ブロモベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(29)7−ベンジル−N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(30)N−(4−クロロベンジル)−7−(3−フルオロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(31)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−フェニルプロピル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(32)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(33)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(34)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
(35)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(4−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;または
その医薬上許容される塩である。
【0081】
本発明のもう一つの特定の化合物は、
(1)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(2)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(3)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(4)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(5)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(6)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(7)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(8)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(9)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(10)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(11)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(12)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
(13)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(14)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(15)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(16)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(17)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−4−チオキソ−2−(4−チオモルホリニル−メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(18)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)−(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(19)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)−アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(20)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(21)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(22)N−(4−クロロベンジル)−7−イソプロピル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(23)N−(4−フルオロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(24)N−(4−ブロモベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(25)7−ベンジル−N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(26)N−(4−クロロベンジル)−7−(3−フルオロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(27)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(28)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−[2−(l−ピロリジニル)エチル]−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(29)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
(30)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(4−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;または
その医薬上許容される塩である。
【0082】
本発明のより特定の化合物は、
(1)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(2)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(3)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(4)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(5)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(6)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)−アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
(7)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
(8)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;または
その医薬上許容される塩である。
【0083】
本発明のもう一つのより特定の化合物は、N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミドまたはその医薬上許容される塩である。
【0084】
引用された全ての刊行物、特許および特許文書を、個々に出典明示して組み込み、ここに出典明示して本明細書の一部とみなす。本発明は、種々の特定のおよび好ましい具体例ならびに技術を参照して記載された。しかしながら, 本発明の精神および範囲内にあり、多数の変形および修飾を成すことができると理解されるべきである。

Claims (40)

  1. 式I:
    Figure 2005502685
    [式中、Rは、
    (a)Cl、
    (b)Br、
    (c)CN、
    (d)NOまたは
    (e)F;
    は、
    (a)H、
    (b)R
    (c)NR
    (d)SOまたは
    (e)OR
    は、
    (a)H、
    (b)ハロ、
    (c)アリール、
    (d)S(O)
    (e)(C=O)R
    (f)(C=O)OR
    (g)シアノ、
    (h)het、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し、
    (i)OR10
    (j)Ohet、
    (k)NR
    (l)SR10
    (m)Shet、
    (n)NHCOR12
    (o)NHSO12、または
    (p)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルもしくはSOの1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル;
    は、
    (a)H、
    (b)ハロ、
    (c)C1−4アルキル、または
    (d)RがRと一緒になって、炭素環またはhetを形成し、そのいずれかは、所望により、NRにより、OR14により所望により置換されていてもよいC1−7アルキルにより、あるいはhetにより置換されていてもよく、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し;
    は、
    (a)(CHCHO)10
    (b)het、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し、
    (c)アリール、
    (d)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR、R11、SO、およびさらにhet、OR10もしくはNRにより置換されていてもよいOC2−4アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル、
    (e)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、R11、NR、SO、および所望によりR11、NRもしくはSOにより置換されていてもよいC1−7アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC3−8シクロアルキル;
    は、
    (a)C1−7アルキル、
    (b)NR
    (c)アリール、または
    (d)het、ここに、該hetは炭素原子を介して結合し;
    およびRは、独立して、
    (a)H、
    (b)アリール、
    (c)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR1010、R11、SO、CONR1010もしくはハロよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル、
    (d)RおよびRがそれらに結合する窒素原子と一緒になって、hetを形成し;
    は、
    (a)アリール、
    (b)het、
    (c)C3−8シクロアルキル、または
    (d)部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR1010、R11、SH、CONR1010もしくはハロよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキル;
    10は、
    (a)H、または
    (b)所望によりOHにより置換されていてもよいC1−7アルキル;
    11は、
    (a)OR10
    (b)Ohet、
    (c)Oアリール、
    (d)CO10
    (e)het、
    (f)アリール、または
    (g)CN;
    12は、
    (a)H、
    (b)het、
    (c)アリール、
    (d)C3−8シクロアルキル、または
    (e)所望によりNRもしくはR11により置換されていてもよいC1−7アルキル;
    13は、
    (a)(P=O)(OR14
    (b)CO(CHCON(CH)−(CHSO
    (c)アミノ酸、
    (d)C(=O)アリール、または
    (e)所望によりNR、アリール、het、COHもしくはO(CHCO14)により置換されていてもよいC(=O)C1−7アルキル;
    14は、
    (a)H、または
    (b)C1−7アルキル;
    各iは独立して2、3または4であり;
    各nは独立して1、2、3、4または5であり;
    各mは独立して0、1または2であって;
    Mは、ナトリウム、カリウムまたはリチウムであり;
    ここに、いずれのアリールも、所望により、ハロ、OH、シアノ、CO14、CF、C1−6アルコキシ、およびさらに1ないし3個のSR14、NR1414、OR14、hetおよびCO14により置換されていてもよいC1−6アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく;および
    ここに、いずれのhetも、所望により、ハロ、OH、シアノ、フェニル、CO14、CF、C1−6アルコキシ、オキソ、オキシム、およびさらに1ないし3個のSR14、NR1414、OR14およびCO14により置換されていてもよいC1−6アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい]
    で表される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. がF、ClまたはBrである請求項1記載の化合物。
  3. がClである請求項1記載の化合物。
  4. がHである請求項1ないし3のいずれか1記載の化合物。
  5. がR、NR、SOまたはORである請求項1ないし3のいずれか1記載の化合物。
  6. がRであり、Rが部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、NR、R11、SO、およびさらにhet、OR10またはNRにより置換されていていてもよいOC2−4アルキルよりなる群から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルである請求項5記載の化合物。
  7. がRであり、Rが、部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、1以上のアリールまたはhetにより置換されていてもよいC1−7アルキルである請求項5記載の化合物。
  8. がC1−7アルキルである請求項7記載の化合物。
  9. がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、カルボキシメチル、(C1−7アルコキシ)カルボニルメチル、2−ヒドロキシエチル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル、3−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)プロピル、2−モルホルノエチル、2−(ジエチルアミノ)エチル、2−(ジメチルアミノ)エチル、2−ピペリジノエチル、3−ピペリジノプロピル、2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチル、2−(ジイソプロピルアミノ)エチル、2−ピロリジン−1−イルエチル、3−(ジメチルアミノ)プロピル、ベンジル、3−フルオロベンジル、3−フェニルプロピル、2−テトラヒドロフラニルメチル、2−ピロリジノエチル、3−ピリジルメチルまたはビニルである請求項1記載の化合物。
  10. がメチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル、2−(ジエチルアミノ)エチルまたは2−(ジメチルアミノ)エチルである請求項1記載の化合物。
  11. がH、ハロ、SO、(C=O)R、(C=O)OR、シアノ、または所望により、基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルおよびSOの1以上の置換基により置換されていてもよい請求項1記載の化合物。
  12. が、部分的に不飽和であってもよく、かつ所望により、基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルおよびSOの1以上の置換基により置換されていてもよいC1−7アルキルである請求項1記載の化合物。
  13. が、部分的に不飽和であってもよく、かつ基R11、OR13、SR10、SR13、NR、ハロ、(C=O)C1−7アルキルおよびSOの1以上の置換基により置換されたC1−7アルキルである請求項1記載の化合物。
  14. が、部分的に不飽和であってもよく、かつ基OR10、hetおよびNRの1以上の置換基により置換されたC1−7アルキルである請求項1記載の化合物。
  15. が、ブロモ、ヨード、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、3−メトキシ−1−プロピニル、4−ヒドロキシ−1−ブチニル、3−ヒドロキシプロピル、シアノ、4,4−ジ(メトキシ−カルボニル)−1−ブチニル、4−ヒドロキシブチル,3−(3−カルボキシプロパノイルオキシ)−1−プロピニル、3−(モルホルノアセトオキシ)−1−プロピニル、3−(2−アミノ−3−メチルブタノイルオキシ)−1−プロピニルまたはチオモルホルノメチル、N−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−(メチル)アミノメチル、モルホルノカルボニル、3−[3−(モルホルノメチル)ベンゾイルオキシ]−1−プロピニルである請求項1記載の化合物。
  16. が、ヨード、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、4−ヒドロキシ−1−ブチニル、3−ヒドロキシプロピル、モルホリノメチル、N−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−(メチル)アミノメチルまたは4−ヒドロキシブチルである請求項1記載の化合物。
  17. が、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、モルホリノメチル、N−[2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−(メチル)アミノメチルまたは3−ヒドロキシプロピルである請求項1記載の化合物。
  18. (1)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (2)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−ヨードチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (3)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−モルホリニルスルホニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (4)2−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (5)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (6)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(3−メトキシ−1−プロピニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (7)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)チエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (8)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(3−ヒドロキシプロピル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (9)N−(4−クロロベンジル)−2−シアノ−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (10)2−[3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−4−メルカプトチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル]マロン酸ジメチル;
    (11)2−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (12)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (13)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−ヨード−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (14)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (15)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (16)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (17)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (18)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (19)2−[5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソチエノ[2,3−b]ピリジン−7(4H)−イル]酢酸;
    (20)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (21)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (22)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (23)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (24)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (25)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (26)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (27)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (28)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (29)4−{[3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル]オキシ}−4−オキソブタン酸;
    (30)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−(4−モルホリニル)アセテート;
    (31)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−アミノ−3−メチルブタノアート;
    (32)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 3−(4−モルホリニルメチル)ベンゾアート;
    (33)N−(4−クロロベンジル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノール[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (34)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノール[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (35)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (36)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−4−チオキソ−2−(4−チオモルホリニル−メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (37)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)−(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (38)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)−アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (39)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−モルホリニルメチル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (40)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (41)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (42)N−(4−クロロベンジル)−7−イソプロピル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (43)N−(4−フルオロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (44)N−(4−ブロモベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (45)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (46)7−ベンジル−N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (47)N−(4−クロロベンジル)−7−(3−フルオロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (48)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−フェニルプロピル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (49)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (50)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (51)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (52)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(4−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (53)メチル−5−{[4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−4−メルカプトチエノール[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシレート;
    (54)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(ヒドロキシメチル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
    (55)N−(4−クロロベンジル)−4−メルカプト−2−(4−モルホリニルカルボニル)チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド
    ;またはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
  19. (1)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (2)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (3)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (4)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (5)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (6)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (7)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (8)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (9)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (10)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (11)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (12)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (13)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (14)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (15)4−{[3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル]オキシ}−4−オキソブタン酸;
    (16)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−(4−モルホリニル)アセテート;
    (17)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 2−アミノ−3−メチルブタノアート;
    (18)3−(5−{[(4−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−7−エチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−プロピニル 3−(4−モルホリニルメチル)ベンゾアート;
    (19)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノール[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (20)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (21)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−4−チオキソ−2−(4−チオモルホリニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (22)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)−(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (23)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (24)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (25)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (26)N−(4−クロロベンジル)−7−イソプロピル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (27)N−(4−フルオロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (28)N−(4−ブロモベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (29)7−ベンジル−N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (30)N−(4−クロロベンジル)−7−(3−フルオロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (31)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−フェニルプロピル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (32)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (33)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (34)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
    (35)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(4−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;またはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
  20. (1)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (2)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (3)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (4)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (5)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (6)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (7)N−(4−クロロベンジル)−7−(2−ヒドロキシエチル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (8)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (9)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (10)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (11)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (12)N−(4−クロロベンジル)−2−ヨード−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]−ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (13)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (14)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−イソプロピル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (15)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (16)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (17)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−4−チオキソ−2−(4−チオモルホリニル−メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (18)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)−(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (19)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)−アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (20)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (21)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (22)N−(4−クロロベンジル)−7−イソプロピル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (23)N−(4−フルオロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (24)N−(4−ブロモベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (25)7−ベンジル−N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (26)N−(4−クロロベンジル)−7−(3−フルオロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (27)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (28)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (29)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(3−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
    (30)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−(4−ピリジニルメチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;またはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
  21. (1)N−(4−クロロベンジル)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−(3−ヒドロキシプロピル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (2)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (3)N−(4−クロロベンジル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (4)N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (5)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル)(メチル)アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (6)N−(4−クロロベンジル)−2−(((2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)(メチル)−アミノ)メチル)−7−メチル−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;
    (7)N−(4−クロロベンジル)−7−エチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;もしくは
    (8)N−(4−クロロベンジル)−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−7−プロピル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミド;またはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
  22. 化合物N−(4−クロロベンジル)−7−メチル−2−(4−モルホリニルメチル)−4−チオキソ−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−b]ピリジン−5−カルボキシアミドまたはその医薬上許容される塩。
  23. 請求項1ないし22のいずれか1記載の化合物および医薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。
  24. ヒトおよび動物の医学的処置における使用のための請求項1ないし22のいずれか1記載の化合物。
  25. 処置が、ヘルペスウイルス感染の処置である請求項24記載の化合物。
  26. ヘルペスウイルス感染が、単純ヘルペスウイルス1、2、6、7または8型、水痘帯状ウイルス、ヒト・サイトメガロウイルスまたはエプスタイン−バーウイルスである請求項25記載の化合物。
  27. ヘルペスウイルス感染が、単純ヘルペスウイルス1型、単純ヘルペスウイルス2型、水痘帯状ウイルス、ヒト・サイトメガロウイルス、エプスタイン−バーウイルス、ヒトヘルペスウイルス7型またはヒトヘルペスウイルス8型である請求項25記載の化合物。
  28. ヘルペスウイルス感染が、ヒト・サイトメガロウイルスである請求項25記載の化合物。
  29. 医学的処置が、アテローム性動脈硬化症または再狭窄の処置である請求項24記載の化合物。
  30. 哺乳動物におけるヘルペスウイルス感染Iの処置用の医薬を製造するための請求項1ないし22のいずれか1記載の化合物の使用。
  31. 哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化症または再狭窄の処置用の医薬を製造するための請求項1ないし22のいずれか1記載の化合物の使用。
  32. 哺乳動物におけるウイルスDNAポリメラーゼの阻害用の医薬を製造するための請求項1ないし22のいずれか1記載の化合物の使用。
  33. 式I:
    Figure 2005502685
    [式中、R〜Rは、請求項1における値を有する]
    で表されるチオキソ化合物の製法であって、
    式II:
    Figure 2005502685
    で表される対応するオキソ化合物と、Lawesson試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド)とを反応させて、式Iで表される化合物を供することを特徴とする該製法。
  34. 式I:
    Figure 2005502685
    [式中、R〜Rは、請求項1における値を有する]
    で表されるチオキソ化合物の製法であって、
    式II:
    Figure 2005502685
    で表される対応するオキソ化合物と、適当なチオ化試薬とを反応させて、式Iで表される化合物を供することを特徴とする該製法。
  35. ヘルペスウイルス感染を処置する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に、有効量の請求項1の化合物を投与することを特徴とする該方法。
  36. ヘルペスウイルス感染が、単純ヘルペスウイルス1、2、6、7または8型、水痘帯状ウイルス、ヒト・サイトメガロウイルスまたはエプスタイン−バーウイルスであることを特徴とする請求項35記載の方法。
  37. ヘルペスウイルス感染が、単純ヘルペスウイルス1型、単純ヘルペスウイルス2型、水痘帯状ウイルス、ヒト・サイトメガロウイルス、エプスタイン−バーウイルス、ヒトヘルペスウイルス7型またはヒトヘルペスウイルス8型である請求項35記載の方法。
  38. ヘルペスウイルス感染が、ヒト・サイトメガロウイルスである請求項35記載の方法。
  39. アテローム性動脈硬化症または再狭窄を処置する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に、有効量の請求項1の化合物を投与することを特徴とする該方法。
  40. ウイルスDNAポリメラーゼを阻害する方法であって、ポリメラーゼと、有効阻害量の請求項1の化合物とを接触させることを含むことを特徴とする該方法。
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