JP2005502244A - 携帯電話方式 - Google Patents

Abstract

モバイルフォン電気通信ネットワークを動作させる方法であって、前記ネットワークの少なくとも１つのモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）を用いて、少なくとも１つのメッセージを受信し、結果として、移動通信応用部（ＭＡＰ）を発生させることと、前記ＭＳＣから前記ネットワークの少なくとも１つのサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）に前記ＭＡＰメッセージを送信することと、前記ＭＡＰメッセージを処理するために前記ＳＣＰを動作させることと、から成るモバイルフォン電気通信ネットワークを動作させる方法を提供する。前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理は、例えば、前記ＭＡＰメッセージの後続の処理を決定することと、前記ＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求することから成る。前記ＭＳＣによって受信されるメッセージは、テキストメッセージから成り、例えば、テキストメッセージは、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）を用いて発生させられる。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、携帯電話に関し、より詳細には、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）を用いるテキストメッセージの送受信を含む携帯電話に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、携帯電話は、例えば、送信者から受信者へネットワークを取り巻く移動通信応用部（ＭＡＰ）メッセージ又はＣＡＭＥＬ応用部（ＣＡＰ）メッセージ、及び知的ネットワーク（ＩＮｓ）を提供するサービスコントロールポイント（ＳＣＰｓ）である、応用部メッセージの切り替えのためにモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣｓ）を含み、ＣＡＭＥＬ２（Customised Application for Mobile Network Enhanced Logic 2）のような呼び出しモデルに従うネットワークにおけるメッセージの処理の制御を行う。例えば、前納式携帯電話から送信される言語メッセージは、ＭＳＣによって受信者に切り替えられる。前記ＭＳＣは、呼び出しがなされるＳＣＰに警告を出し、ＳＣＰは送信者のアカウントをデビットする。しかしながら、ＳＭＳテキストメッセージの場合、これらは、ＭＳＣによってショートメッセージサービスセンター（ＳＭＳＣ）及び受信者に対して切り替えられる。ＭＳＣとＳＭＳＣのどちらも、メッセージが送信されているＳＣＰに警告を出さず、前記ＳＣＰは、それゆえ、それが送信される時にメッセージを請求することができない。代わりに、一度、ＳＭＳＣに達すると、前記ＳＭＳテキストメッセージが請求されるだけであり、これは、通常、後処理のオフラインに対するメッセージ詳細をダウンロードすることによって成し遂げられる。これが成し遂げられる時までに、受信者は、既にメッセージを取り戻している。送信者は、前納式携帯電話を使っており、ＳＭＳテキストメッセージを送信するために十分な信用を有していない。これは、メッセージがＳＭＳＣに送信された後に検出されるだけであり、すなわち、メッセージの配信は、ネットワークプロバイダに対して望ましいことではなく、効果的に開放され得る。検査されることが信用のためには望ましく、ＳＭＳＣに対するＳＭＳテキストメッセージの伝送が進む前に請求が課される。送信者が信用を十分に有していない場合には、伝送の進行が妨げられ得る。
【０００３】
【特許文献１】
ＰＣＴ（ＷＯ）国際出願０１／０１７０８
【０００４】
ＰＣＴ（ＷＯ）国際出願０１／０１７０８（Ｎｏｋｉａ Ｎｅｔｗｏｒｋ ＯＹ）は、ネットワークの少なくとも１つのモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）を利用して少なくとも１つのメッセージを受信し、結果として、前記ＭＳＣからネットワークの少なくとも１つのサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）に前記ＭＡＰメッセージを送信し、前記ＭＡＰメッセージを処理するために前記ＳＣＰを動作させている、モバイルアプリケーション部分（ＭＡＰ）メッセージを発生させることから成る、モバイルフォン電気通信ネットワークを動作させる方法を教示する。
【０００５】
さらに、ＰＣＴ（ＷＯ）国際出願０１／０１７０８はまた、メッセージ受信機とＭＡＰメッセージ発生器とＭＡＰメッセージ送信機とを有する少なくとも１つのモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）、及びＭＡＰメッセージ受信機とＭＡＰプロセッサとを有する少なくとも１つのサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）から成るモバイルフォン電気通信ネットワークにおいて、前記ＭＳＣの前記メッセージ受信機が、少なくとも１つのメッセージを受信し、結果として、その中で、前記ＭＳＣの前記ＭＡＰメッセージ発生器が、ＭＡＰメッセージを発生させ、前記ＭＳＣの前記ＭＡＰメッセージ送信機が、これを前記ＳＣＰの前記ＭＡＰメッセージ受信機に送信し、前記ＳＣＰの前記ＭＡＰメッセージ受信機が、前記ＭＡＰメッセージを受信し、前記ＳＣＰのＭＡＰメッセージプロセッサが、前記ＭＡＰメッセージを処理することを特徴とするモバイルフォン電気通信ネットワークを開示する。
【０００６】
ＰＣＴ（ＷＯ）国際出願０１／０１７０８はまた、少なくとも１つのＭＡＰメッセージを受信するための受信機及び前記ＭＡＰメッセージを処理するためのプロセッサから成るサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）を教示する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の第１の形態によると、前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が前記ＭＡＰメッセージの後続の処理を決定することから成ることを特徴とする、モバイルフォン電気通信ネットワークを動作させる方法を提供する。
【０００８】
ＭＳＣによって受信されるメッセージは、例えば言語メッセージの接続に関する信号メッセージから成る。ＭＳＣによって受信されるメッセージは、例えばショートメッセージサービス（ＳＭＳ）の‘ＳＭＳテキストメッセージ’を用いて発生させられるテキストメッセージから成る。ＭＳＣは、例えばモバイルフォンから、又は、ネットワークの管理システムからメッセージを受信する。ＭＳＣによって発生させられるＭＡＰメッセージは、ＭＳＣによって受信されるメッセージについての情報を含んでいる。ＭＳＣによって発生するＭＡＰメッセージは、少なくともＭＳＣによって受信されるメッセージの部分を含んでいる。例えば、ＭＳＣによって受信されるメッセージがテキストメッセージを含む場合に、ＭＳＣによって発生するＭＡＰメッセージは、テキストメッセージのテキストの一部又は全てを含んでいる。
【０００９】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでいる。例えば、ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージから情報を得るためにＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでいる。
【００１０】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けられて送信されているかどうかを決定することを含んでいる。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージから情報を得るためにＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでおり、ＭＡＰメッセージの後続処理を決定する際にその情報を利用する。例えば、前記情報は、ＭＳＣによって送信されるメッセージの送信者の識別情報の詳細を含んでおり、送信者の請求書にアクセスし、意図した受信者に向けられるメッセージの送信を許可するのことを十分に信用できるかどうかを決定するのに用いられる。前記情報は、ＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者の識別情報の詳細を含んでおり、前記送信者からのメッセージが意図した受信者に向けられて送信されているどうかを決定する際に用いられる。
【００１１】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理が、ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けられて送信されていないという決定を含む場合、ＳＣＰは、ＭＡＰメッセージを放棄するのに用いられる。
【００１２】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理が、ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けられて送信されているという決定を含む場合、ＳＣＰは、１又は複数のＭＳＣ又は１又は複数の蓄積転送センターにそれを送信することによって受信者に向けられるＭＡＰメッセージを送信する。ＳＣＰは、ＭＡＰメッセージの宛先アドレスを変更し、それを受信者に向けて送信する。ＳＣＰによって受信されるＭＡＰメッセージが、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージを受信する結果としてＭＳＣで発生するＭＡＰメッセージを含む場合、ＳＣＰは、それをショートメッセージサービスセンター（ＳＭＳＣ）に送信することによって受信者に向けてＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを送信する。
【００１３】
ＳＣＰは、意図した受信者に向けたＭＡＰメッセージの送信の成功に関する情報を含んでいる、通知メッセージを受信することを予期して動作している。例えば、ＳＣＰは、不良である通知メッセージの受信を用いて動作し、ＭＳＣに対するメッセージの送信者のアカウントの信用をトリガーする。
【００１４】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求することを含んでいる。例えば、ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信されている場合に、ＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求することを含んでいる。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信される前にＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求することを含んでいる。従って、‘リアルタイム’請求が可能である。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージから情報を得るためにＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでおり、ＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求する際にその情報を利用する。例えば、前記情報は、ＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者の識別情報の詳細を含んでおり、送信者のアカウントにアクセスし、送信者に請求するのに用いられる。前記情報は、ＭＡＰメッセージ長の詳細を含んでおり、送信者に請求するのに用いられる。
【００１５】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、メッセージのディスパッチをＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者にトリガーすることを含んでいる。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージから情報を得るためにＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでおり、ＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者にメッセージのディスパッチをトリガーする際にその情報を利用する。例えば、前記情報は、ＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者の識別情報の詳細を含んでおり、送信者のアカウントにアクセスし、利用できる信用を決定し、前記信用が意図した受信者に向けたメッセージの送信を許可するのに不十分である場合に、送信者にメッセージのディスパッチをトリガーするのに用いられる。
【００１６】
ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージの分析を含んでいる。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージから情報を得るためにＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでおり、ＭＡＰメッセージの分析の際にその情報を用いる。多くのＭＡＰメッセージはＳＣＰによって受信され、これらのメッセージの処理は、そこからの情報を得るために前記メッセージに問い合わせることを含んでおり、ＭＡＰメッセージの分析であって、例えばＭＡＰメッセージの送信元を分析することを実行するためにその情報を用いる。
【００１７】
ＳＣＰは、１又は複数のサービスロジックプログラム（ＳＬＰｓ）を提供する。各ＳＬＰは、ＳＣＰによって実行される１又は複数の処理を定義する。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、１又は複数のＳＬＰｓを動作させることを含んでいる。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、１又は複数のＳＬＰｓの動作をトリガーするためにＭＡＰメッセージを利用することを含んでいる。
【００１８】
ＳＣＰによって受信されるＭＡＰメッセージは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージの受信の結果としてＭＳＣによって発生するＭＡＰメッセージを含んでいる。ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージは、ＳＭＳテキストメッセージのテキストの一部又は全てを含んでいる。ＳＣＰは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージのＳＣＰによって実行される１又は複数の処理を定義する、１又は複数のＳＬＰｓである‘ＳＭＳ ＳＬＰｓ’を提供する。ＳＣＰによるＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの処理は、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓを動作させることを含んでいる。ＳＣＰによるＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの処理は、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓの動作をトリガーするためにＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを利用することを含んでいる。
【００１９】
本発明は、ＣＡＭＥＬ２電気通信ネットワークのような既知の携帯電話電気通信ネットワークで容易く実現される。前記ネットワークは、ＭＡＰメッセージを受け入れるように既に構成されている１又は複数のＳＣＰｓを含んでいるため、ＳＣＰハードウェアの変更を必ずしも必要としない。前記ネットワークはまた、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを受け入れるために既に構成されている１又は複数のＳＭＳＣｓを含んでおり、ＳＭＳＣハードウェアの変更を必ずしも必要としない。既知のネットワークで本発明を実行するために、メッセージがＭＳＣによって受信される結果として、ＭＳＣによって発生させられるＭＡＰメッセージの宛先アドレスを変更することが必要であり、その結果、ＭＡＰメッセージは、ＳＣＰに誘導される。これは、簡単な変更であって、ＭＳＣで確保されるデータを変更することによって、又は既にネットワークに加入しているモバイルフォン及びネットワークに導入されている新しい電話のＳＩＭカードにＳＣＰアドレスをプログラミングすることによってなされ、前記アドレスは、その時、発生したＭＡＰメッセージに伝わる。ネットワークのオペレータは、一定のタイプモバイルフォン呼び出し又は一定のグループの顧客に対してアドレスを変更するオプションを有している。従って、本発明は、汎用アプリケーションを有しており、すなわち、多様な異なるネットワークで実現可能であって、ネットワーク特定の変更が必ずしも必要ではない。
【００２０】
本発明の第２の形態によると、前記ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信されているかどうかを、前記ＭＡＰメッセージプロセッサが決定することを特徴とするモバイルフォン電気通信ネットワークを提供する。
【００２１】
ＭＳＣによって発生し、ＳＣＰによって受信されるＭＡＰメッセージは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージの受信の結果としてＭＳＣによって発生するＭＡＰメッセージを含んでいる。ＭＳＣによって発生するＳＭＳテキストＭＡＰメッセージは、ＳＭＳテキストメッセージのテキストの一部又は全てを含んでいる。ＳＣＰプロセッサによるＭＡＰメッセージの処理は、例えば、ＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでおり、ＭＡＰメッセージの後続の処理を決定し、ＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求し、ＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者にメッセージのディスパッチをトリガーし、ＭＡＰメッセージを分析する。
【００２２】
本発明の第３の形態によると、前記ＭＡＰメッセージが前記意図した受信者に向けて送信されているかどうかを、前記プロセッサが決定することを特徴とするサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）を提供する。
【００２３】
ＳＣＰは、コンピュータを含んでいる。ＳＣＰ受信機は、ＭＡＰメッセージを受信するためにソフトウェアを提供するか又はそれにアクセスする。ＳＣＰプロセッサは、ＭＡＰメッセージを処理するためにソフトウェアを提供するか又はそれにアクセスする。ＳＣＰプロセッサによるＭＡＰメッセージの処理は、例えば、ＭＡＰメッセージの問い合わせを含んでおり、ＭＡＰメッセージの後続の処理を決定し、ＭＳＣによって受信されるメッセージを送信者に請求し、ＭＳＣによって受信されるメッセージの送信者にメッセージのディスパッチをトリガーし、ＭＡＰメッセージを分析する。処理ソフトウェアは、１又は複数のサービスロジックプログラム（ＳＬＰｓ）を含んでいる。各ＳＬＰは、ＳＣＰによって実行される１又は複数の処理を定義する。ＳＣＰのＳＣＰプロセッサによるＭＡＰメッセージの処理は、１又は複数のＳＬＰｓを動作させることを含んでいる。ＳＣＰによるＭＡＰメッセージの処理は、ＭＡＰメッセージを用いて１又は複数のＳＬＰｓの動作をトリガーすることを含んでいる。ＳＣＰのＭＡＰメッセージ受信機によって受信されるＭＡＰメッセージは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージの受信の結果としてＭＳＣによって発生させられるＭＡＰメッセージを含んでいる。処理ソフトウェアは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージのＳＣＰによって実行される１又は複数の処理を定義する、１又は複数のＳＬＰｓの‘ＳＭＳ ＳＰＬｓ’を含んでいる。ＳＣＰのＳＣＰプロセッサによるＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの処理は、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓを動作させることを含んでいる。ＳＣＰによるＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの処理は、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを用いて１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓの動作をトリガーすることを含んでいる。ＳＣＰは、意図した受信者にむけてＭＡＰメッセージを送信するための送信機を含んでいる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２４】
ここで、本発明の第２の形態の実施例について、以下の添付図に関する例のみを通して説明する。
【００２５】
図１を参照すると、携帯電話電気通信ネットワーク１は、サービスモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）２、サービスコントロールポイント（ＳＣＰ）３、ネットワーキングモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）４、及びショートメッセージサービスセンター（ＳＭＳＣ）５を含んでいる。図に示すように、前記サービスＭＳＣ２は、前記ＳＣＰ３に接続されており、前記ＳＣＰ３は、前記ネットワーキングＭＳＣ４に接続されており、前記ネットワーキングＭＳＣ４は、前記ＳＭＳＣ５に接続されている。前記接続は、多様なネットワークの要素の間で双方向の伝送が可能である。
【００２６】
この実施例において、テキストメッセージは、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）を経由して送信者の携帯電話６から前記サービスＭＳＣ２に送信される。ＳＭＳテキストメッセージの受信の結果として、前記サービスＭＳＣ２は、ＳＭＳテキストメッセージのテキストを含むＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを発生させる。ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージは、それを受信して処理するＳＣＰ３に送信される。適切であるならば、ＳＣＰ３は、その後、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを前記ネットワーキングＭＳＣ４に送信する。前記ネットワーキングＭＳＣ４は、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを受信し、それを前記ＳＭＳＣ５に送信する。前記ＳＭＳＣ５は、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを受信し、それを受信者の携帯電話７に送信する。
【００２７】
図２にＳＣＰの構造をより詳細に示す。ここで例証されるＳＣＰ３は、スイッチ制御１０、サービスロジックプログラム（ＳＬＰ）記憶装置１１、及び顧客データベース記憶装置１２を含むコンピュータから成る。前記スイッチ制御１０は、信号リンク１３、１４のセットを介して前記携帯電話電気通信ネットワーク１に接続されている。前記ネットワーク１の前記サービスＭＳＣ２からのＳＭＳテキストＭＡＰメッセージは、ＳＣＰ３に送信され、前記信号リンク１３を介して前記スイッチ制御１０によって受信される。前記スイッチ制御１０は、前記ＳＬＰ記憶装置１１に記憶される１又は複数のＳＬＰｓの動作をトリガーするために、それを用いることによってＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを処理する。例えば、ＳＬＰが作動し、送信者の識別情報の詳細を得るためにＳＭＳテキストＭＡＰメッセージに問い合わせる。ＳＬＰは、その後、この情報を利用して、記憶装置１２の顧客データベースを送信する。これは、送信者のアカウントの詳細を含んでおり、送信者のアカウントの詳細を含んでおり、ＳＬＰは、送信者が受信者にメッセージを送信するために払うべき十分な信用を有することを確かめるためにアカウントの一致を検査する。この場合には、ＳＬＰは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの宛先アドレスをネットワークのＳＭＳＣ５に変更するように前記スイッチ制御１０に命令する。前記スイッチ制御１０は、アドレスを変更し、前記信号リンク１４及びネットワーキングＭＳＣ４を介してＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを前記ＳＭＳＣ５に送信する。ＳＬＰにより、記憶装置１２に確保される送信者のアカウントがデビットされる。前記ＳＭＳＣ５は、受信者の携帯電話７に向けてメッセージを送信する。送信者が受信者にメッセージを送信するために払うべき十分な信用を有していない場合、ＳＬＰは、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージを放棄し、送信者への送信のためにネットワークの前記サービスＭＳＣ２に通知メッセージを送信するように前記スイッチ制御１０に命令する。
【００２８】
この実施例においては、１つのＳＬＰのみの機能が説明されている。ＳＣＰ３は、ＳＭＳテキストメッセージ及び他のタイプのメッセージに対する、ＳＣＰによって保証される他の処理を定義する、多くのＳＬＰｓを提供することが評価される。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】本発明に従う携帯電話電気通信ネットワークの概略表現である。
【図２】図１のネットワークのサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）の概略表現である。

Claims (37)

1. モバイルフォン電気通信ネットワークを動作させる方法であって、
   前記ネットワークの少なくとも１つのモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）を用いて、少なくとも１つのメッセージを受信し、結果として、移動通信応用部（ＭＡＰ）メッセージを発生させることと、
   前記ＭＡＰメッセージを前記ＭＳＣから前記ネットワークの少なくとも１つのサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）に送信することと、
   前記ＭＡＰメッセージを処理するために前記ＳＣＰを動作させることと、から成る方法であって、
   前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が前記ＭＡＰメッセージの後続の処理を決定することから成ることを特徴とする方法。
2. 前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージがテキストメッセージから成ることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記テキストメッセージがショートメッセージサービス（ＳＭＳ）を用いて発生させられることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記ＭＳＣがモバイルフォンから前記メッセージを受信することを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
5. 前記ＭＳＣによって発生させられる前記ＭＡＰメッセージが前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージについての情報を含むことを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
6. 前記ＭＳＣによって発生させられる前記ＭＡＰメッセージが、前記ＭＳＣによって受信される少なくとも前記メッセージの一部を含むことを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
7. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＡＰメッセージから情報を得るために前記ＭＡＰメッセージの問い合わせから成ることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
8. 前記ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信されているかどうかを、前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が決定することから成ることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
9. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＡＰからの情報を得るために前記ＭＡＰメッセージの問い合わせから成り、前記ＭＡＰメッセージの後続の処理を決定する際に前記情報を用いることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
10. 前記情報が、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージの前記送信者の識別情報の詳細から成り、前記送信者のアカウントにアクセスし、意図した受信者に向けた前記メッセージの送信を許可するのに十分な信用があるかどうかを決定するために用いられることを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記情報が、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージの前記送信者の識別情報の詳細から成り、前記送信者からのメッセージが、意図した受信者に向けて送信されているかどうかを決定する際に用いられることを特徴とする請求項９又は請求項１０に記載の方法。
12. 前記ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信されていないことを、前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が決定することから成る場合に、前記ＳＣＰは、前記ＭＡＰメッセージを放棄するために用いられることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
13. 前記ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信されていることを、前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が決定することから成る場合に、前記ＳＣＰは、１又は複数のＭＳＣｓ、又は１又は複数の蓄積転送センターに前記ＭＡＰメッセージを送信することによって、前記受信者に向けて前記ＭＡＰメッセージを送信することを特徴とする請求項１から１１のいずれか１つに記載の方法。
14. 前記ＳＣＰが、前記受信者に向けて前記ＭＡＰメッセージを送信するために前記ＭＡＰメッセージの宛先アドレスを変更することを特徴とする請求項１３に記載の方法。
15. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージを送信者に請求することから成ることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
16. 前記ＭＡＰメッセージが、意図した受信者に向けて送信されている場合に、前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージを送信者に請求することから成ることを特徴とする請求項１５に記載の方法。
17. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＡＰメッセージが意図した受信者に向けて送信される前に、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージを送信者に請求することから成ることを特徴とする請求項１５又は請求項１６に記載の方法。
18. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＡＰメッセージから情報を得るために前記ＭＡＰメッセージの問い合わせから成り、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージを送信者に請求する際に前記情報を利用することを特徴とする請求項１５から１７のいずれか１つに記載の方法。
19. 前記情報が、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージの前記送信者の識別情報の詳細から成り、前記送信者のアカウントにアクセスし、前記送信者に請求するために用いられることを特徴とする請求項１８に記載の方法。
20. 前記情報が、前記ＭＡＰメッセージ長の詳細から成り、前記送信者に請求するために用いられることを特徴とする請求項１８又は請求項１９に記載の方法。
21. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、メッセージのディスパッチを前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージの前記送信者にトリガーすることから成ることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
22. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＡＰメッセージの問い合わせから成り、メッセージのディスパッチを前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージの前記送信者にトリガーする際に前記情報を利用することを特徴とする請求項２１に記載の方法。
23. 前記情報が、前記ＭＳＣによって受信される前記メッセージの前記送信者の識別情報の詳細から成り、前記送信者のアカウントにアクセスし、前記利用できる信用を決定し、前記信用が意図した受信者に向けた前記メッセージの送信を許可するのに不十分である場合に前記送信者にメッセージのディスパッチをトリガーするために用いられることを特徴とする請求項２２に記載の方法。
24. 前記ＳＣＰによるぜＭＡＰメッセージの処理が、前記ＭＡＰメッセージの分析から成ることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
25. 前記ＳＣＰが１又は複数のサービスロジックプログラム（ＳＬＰｓ）を備え、各ＳＬＰが前記ＳＣＰによって実行される１又は複数の処理を定義していることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
26. 前記ＳＣＰによるＭＡＰメッセージが、１又は複数のＳＬＰｓを動作させることから成ることを特徴とする請求項２５に記載の方法。
27. 前記ＳＣＰによって受信される前記ＭＡＰメッセージが、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージの受信の結果として前記ＭＳＣによって発生させられるＭＡＰメッセージから成ることを特徴とする上記請求項のいずれか１つに記載の方法。
28. 前記ＳＣＰが、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの前記ＳＣＰによって実行される１又は複数の処理を定義する、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓを備えることを特徴とする請求項２７に記載の方法。
29. 前記ＳＣＰによるＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの処理が、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓを動作させることから成ることを特徴とする請求項２８に記載の方法。
30. メッセージ受信機、ＭＡＰメッセージ、ＭＡＰメッセージ送信機を有する少なくとも１つのモバイルスイッチングセンター（ＭＳＣ）、及びＭＡＰメッセージ受信機、ＭＡＰメッセージプロセッサを有する少なくとも１つのサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）から成るモバイルフォン電気通信ネットワークであって、
    前記ＭＳＣのメッセージ受信機が、少なくとも１つのメッセージを受信し、結果として、それについて、前記ＭＳＣの前記ＭＡＰメッセージ発生器がＭＡＰメッセージを発生させ、前記ＭＳＣの前記ＭＡＰメッセージ送信機がこれを前記ＳＣＰの前記ＭＡＰメッセージ受信機に送信し、前記ＳＣＰの前記ＭＡＰメッセージ受信機が前記ＭＡＰメッセージを受信し、前記ＳＣＰの前記ＭＡＰメッセージプロセッサが前記ＭＡＰメッセージを処理するモバイルフォン電気通信ネットワークにおいて、
    前記ＭＡＰメッセージプロセッサが、前記ＭＡＰメッセージが意図した受信機に向けて送信されているかどうかを決定することを特徴とするモバイルフォン電気通信ネットワーク。
31. 前記ＳＣＰによる前記ＭＡＰメッセージがＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージの受信の結果として前記ＭＳＣによって発生させられるＭＡＰメッセージから成ることを特徴とする請求項３０に記載のネットワーク。
32. 少なくとも１つのＭＡＰメッセージを受信するための受信機と、前記ＭＡＰメッセージを処理するためのプロセッサとから成るサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）であって、
    前記プロセッサが、前記ＭＡＰメッセージが意図した受信機に向けて送信されているかどうかを決定することを特徴とするサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）。
33. 前記ＳＣＰプロセッサが、前記ＭＡＰメッセージを処理するためにソフトウェアを備え、又はそれにアクセスすることを特徴とする請求項３２に記載のサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）。
34. 前記処理ソフトウェアが１つ又は複数のサービスロジックプログラム（ＳＬＰｓ）から成ることを特徴とする請求項３３に記載のサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）。
35. 前記ＳＣＰの前記ＳＣＰプロセッサによるＭＡＰメッセージの処理が、１又は複数のＳＬＰｓを動作させることから成ることを特徴とする請求項３４に記載のサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）。
36. 前記ＳＣＰの前記ＭＡＰメッセージ受信機によって受信される前記ＭＡＰメッセージが、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージ、すなわちＳＭＳテキストメッセージの受信の結果として前記ＭＳＣによって発生させられるＭＡＰメッセージから成り、前記処理ソフトウェアが、ＳＭＳテキストＭＡＰメッセージにおける前記ＳＣＰの前記ＳＣＰプロセッサによって実行される１又は複数の処理を定義する、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓから成ることを特徴とする請求項３４に記載のサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）。
37. 前記ＳＣＰの前記ＳＣＰプロセッサによるＳＭＳテキストＭＡＰメッセージの処理が、１又は複数のＳＭＳ ＳＬＰｓを動作させることから成ることを特徴とする請求項３６に記載のサービスコントロールポイント（ＳＣＰ）。

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