JP2005502231A - パケット化されたsonet/sdhペイロードの圧縮方法 - Google Patents

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Abstract

パケット化されたSONET/SDHストリームをパケット交換網を通じて送信するために圧縮する方法であって、ストリーム(202)中でC2バイトを識別し、前記識別に基づいて、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用して、ストリームを圧縮する方法。C2バイトは、パケットペイロードまたはヘッダーからパケットプロセッサにより抽出され、入口パケタイザ内で予め構成され、あるいは、出口パケタイザから入口パケタイザに送り返されたSONET回線を検査することにより自動的に識別される。圧縮アルゴリズムの様々な実施形態としては、用意ができていないC2=0×0(210)、仮想トリビュタリC2=0×02(220)、HDLC C2=0×16(230)、PPP C2=0×CF(240)、および非同期DS−3 C2=0×04(250)の識別に基づくアルゴリズムが挙げられる。

Description

【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、2001年5月24日に提出された米国仮出願第60/292,952号の利益が与えられている。
【0002】
本発明は、パケット化されたデータストリーム、特にSONET/SDHストリームを圧縮するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
SONET(光同期伝送網)は、Bellcoreによって開発され且つ光ファイバによって伝送されるように設計された高速同期ネットワーク規格である。SDH(同期デジタルハイアラーキ)は、SONET規格の国際版である。SONET規格とSDH規格との間の違いは、ごく僅かであり、例えば米国規格協会の“光同期伝送網(SONET)−多重構造、比率、フォーマットを含む基本的な説明”ANSI T1.105−1995(American National Standards Institute, “Synchronous Optical Network (SONET) - Basic Description including Multiplex Structure, Rates and Formats,” ANSI T1.105-1995);ITU推奨G.707の“同期デジタルハイアラーキのためのネットワークノードインタフェース”1996(ITU Recommendation G.707, “Network Node Interface For The Synchronous Digital Hierarchy”, 1996);およびTelcordiaテクノロジーの“光同期伝送網(SONET)送信システム:共通一般基準”GR−253−CORE、刊行物3、2000年11月(Telcordia Technologies, “Synchronous Optical Network (SONET) Transport Systems:Common Generic Criteria”, GR-253-CORE, Issue 3, November 2000;を参照のこと。以下の説明において、SONETなる専門用語は、SONETおよびSDHの両方のために使用され、SDHは、規格の違いが重要である場合にのみ、明示的に述べる。
SONETにおける基本的なビルディングブロック信号は、51.84Mbpsで動作する同期伝送信号レベル1(STS−1)である。高速SONET信号は、複数のSTS−1信号を時分割多重化(TDM)することによって構成することができる。例えば、STS−3信号は、3つのSTS−1信号から成る。この場合、ストリーム中の各バイトは、第1、第2および第3のSTS−1成分との間で交替する。
SONETフレームは、1秒間に8000回送信される。SONETフレームは、伝送オーバーヘッドと、データを運ぶ同期ペイロードエンベロープ(SPE)とから成る。SPEは、オーバーヘッドバイトおよびデータペイロードを運ぶ。パスオーバーヘッド(POH)と称される9個のオーバーヘッドバイトは、SONETペイロード内で運ばれるデータ信号タイプを特定するバイトだけでなく、様々な演算アラームおよびメンテナンスタスクにおいて使用される他のバイトを含んでいる。SPEの開始は、一定のフレーム伝送ヘッダーからのオフセットで始まる。伝送オーバーヘッドバイト(TOH)内のポインタは、SPEの開始を示している。
【0004】
SONET高速信号を連結して、高速チャンネルを形成することができる。STS−3cにおける小さな‘c’は、3つのSTS−1sを時分割多重化する代わりにSPEが連結されて1つのPOHおよびペイロードだけを含んでいることを示している。
STSは、ATMセル、パケット、DS−3、SONET用語で仮想トリビュタリ(VTs)と称されるT1(1.544Mbps)およびE1(2.048Mpbs)を含む低速TDM回線を運ぶことができる。SONET送信インフラ構造は、これらの様々なタイプの多重化回線を運ぶ。
パケット交換網が順調に普及するにつれて、パケット交換網を通じてSONET回線を運ぶ必要性がでてくる。すなわち、SONET/SDH“ストリーム”は、パケット交換網を通じて、“ペイロード”として運ばれる。したがって、以下の説明において、“ストリーム”および“ペイロード”は、交換可能に使用される。この必要性に対処すべく多くの提案が成されてきた。SONETパケタイザ装置は、SONET TDM信号を受け、入力バイトストリームを蓄え、入力バイトストリームをパケットペイロードとしてペーストする。パケットは、パケットからペイロードを抽出し且つ送出するSONET信号上に抽出したペイロードをのせる他のSONETパケタイザに達するまで、パケット送信網を通じて送られる。パケタイザは、ジッタバッファを使用して、パケット送信網のジッタを補償してもよい。また、パケタイザは、様々なアラーム、管理タスク、故障状態処理を行なうようになっている。現在、ある作業が進行中であるが、パケット交換網を通じてSONET回線を運ぶための規格はない。例えば、www.ietf.orgのインターネット・タスク・フォース(IETF)を参照のこと。なお、前記作業は、PWE3(擬似ワイヤ・エッジツーエッジ・エミュレーション)作業グループ内で行なわれている。
パケット交換網は、パケット送信を統計的に多重化する。パケットペイロード上のSONETを圧縮できる場合には、帯域幅の消費は減り、他のパケットフローのためのスペースが残る。したがって、ネットワークを通じて運ばれるSONETペイロードを効率的に圧縮することが望ましい。現在、SONETペイロードを圧縮するために提案された唯一の方法は、未使用の(用意ができていない)STS−1およびSTS−Ncコンテナを圧縮する方法である。
【非特許文献1】
American National Standards Institute, “Synchronous Optical Network (SONET) - Basic Description including Multiplex Structure, Rates and Formats,” ANSI T1.105-1995
【非特許文献2】
ITU Recommendation G.707, “Network Node Interface For The Synchronous Digital Hierarchy”, 1996
【非特許文献3】
Telcordia Technologies, “Synchronous Optical Network (SONET) Transport Systems:Common Generic Criteria”, GR-253-CORE, Issue 3, November 2000
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、パケット化されたSONET/SDHペイロードを効率的に圧縮するための方法の必要性が広く認識されるとともに、そのような方法があれば非常に有益である。
本発明は、パケット化されたSONET/SDHペイロードを効率的に圧縮するための方法に関する。
本発明においては、パケット化されたSONET/SDHストリームをパケット交換網を通じて送信するために圧縮する方法であって、ストリーム中でC2バイトを識別し、前記識別に基づいて、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用して、ストリームを圧縮することを含む方法が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の方法の1つの特徴において、C2バイトを識別する前記ステップは、ストリームから前記C2バイトを抽出することを含む。
本発明の方法の他の特徴において、C2バイトを識別する前記ステップは、予め構成されたC2情報を使用することを含む。
本発明の方法の更に他の特徴において、C2バイトを識別する前記ステップは、前記C2圧縮を適用するように構成された入口パケタイザを設け、前記C2圧縮の結果、圧縮されたストリームが送信され、前記送信された圧縮ストリームを受けて解凍するように構成された出口パケタイザを設け、前記出口パケタイザから前記入口パケタイザに送り返されたSONET回線を検査することを含む。
本発明の方法の第1の実施形態において、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、用意ができていないC2=0×0圧縮アルゴリズムを適用することを含む。
本発明の方法の第2の実施形態において、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、仮想トリビュタリC2=0×02圧縮アルゴリズムを適用することを含む。
本発明の方法の第3の実施形態において、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、HDLC C2=0×16圧縮アルゴリズムを適用することを含む。
本発明の方法の第4の実施形態において、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、PPP C2=0×CF圧縮アルゴリズムを適用することを含む。
本発明の方法の第5の実施形態において、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、非同期DS−3 C2=0×04圧縮アルゴリズムを適用することを含む。
【0007】
本発明の方法の第2の実施形態における1つの特徴において、仮想トリビュタリC2=0×02圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、ストリーム中に含まれる複数のSPE縦列およびSPE横列から一定の縦列を除去するサブステップと、前記SPE縦列を再配列して、再配列縦列を得るサブステップと、前記再配列SPE縦列と前記SPE横列との間で反転させて、変換ストリームを形成するサブステップと、前記変換ストリームを圧縮するサブステップとを更に含む。
本発明の方法の第2の実施形態における他の特徴において、前記複数のSPE縦列から一定の縦列を除去する前記サブステップは、前記SPE縦列の縦列30および59を除去することを含む。
本発明の方法の第2の実施形態における更に他の特徴において、縦列を再配列する前記ステップは、前記SPE縦列のVTGアライメントを行なうサブステップと、前記SPE縦列間でインターVTGアライメントを行なうサブステップとによって、ストリームのVTコンテンツを再配列することを更に含んでいる。
本発明の方法の第2の実施形態における更に他の特徴において、インターVTGアライメントを行なう前記サブステップは、VT1.5sに関して最適化する第1のプロセス、VT2sに関して最適化する第2のプロセスと、VT1.5sとVT2sとの組み合わせに関して最適化する第3のプロセスとから成るグループから選択される縦列再配列プロセスを行なうことを含む。
【0008】
本発明の方法の第3の実施形態における1つの特徴において、HDLC C2=0×16圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、ストリーム中に含まれる複数のSPE縦列およびSPE横列から一定の縦列を除去して変換ストリームを得るサブステップと、前記変換ストリームを圧縮するサブステップとを更に含む。
本発明の方法の第3の実施形態における他の特徴において、前記変換ストリームを圧縮する前記サブステップは、(0×FD,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮と、(0×FD値,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮とから成るグループから選択されるデータ圧縮処理を含んでいる。
本発明の方法の第4の実施形態における1つの特徴において、PPP C2=0×CF圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、ストリーム中に含まれる複数のSPE縦列およびSPE横列から一定の縦列を除去して変換ストリームを得るサブステップと、データストリームを解読するサブステップと、前記変換ストリームを圧縮するサブステップとを更に含む。
本発明の方法の第4の実施形態における他の特徴において、前記変換ストリームを圧縮する前記サブステップは、(0×FD,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮と、(0×FD値,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮とから成るグループから選択されるデータ圧縮処理を含んでいる。
本発明の方法の第5の実施形態における1つの特徴において、非同期DS−3 C2=0×04圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、ストリームの前記複数のSPE縦列から一定の且つ未使用の縦列2,3,30,31,59および60を除去することを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
ここで、添付図面を参照しながら、単なる一例として、本発明を説明する。
本発明は、パケット化されたSONETおよび/またはSDHペイロードをパケット交換網を通じて送信するために効率的に圧縮する方法に関する。パケット化されたSONET/SDHペイロードをパケット交換網を通じて送信するために効率的に圧縮する本発明に係る方法の原理および工程は、図面および付随する説明を参照することにより更に理解することができる。
【0010】
図1のブロック図に示されるように、好ましい実施形態において、本発明の方法は、入口パケタイザ100と出口パケタイザ100’とを有するシステム50で実行される。これらの両方のパケタイザは、多くの作業またはタスクを行なうことができる。各パケタイザは、一般的に必要なパケタイザのタスクに加えて、SONET STS−1およびSTS−Nc信号内で運ばれるペイロードに基づいたSONETペイロードの圧縮および/または解凍を行なう。特に、本発明の各パケタイザは、SONET POH C2信号ラベルバイトに基づいて、様々な圧縮および/または解凍アルゴリズムを行なう。
本発明の入口パケタイザおよび出口パケタイザは、SONETパケットトラヒックがシステムを通じて双方向であるという点では、交換可能である。すなわち、パケタイザ100を通じてパケットをシステム50に入力して、パケタイザ100’を通じてパケットをシステムから出力することができ、あるいは、その逆も可能である。以下においては、便宜的に、パケタイザ100を介して入力し(パケタイザ100で圧縮され)且つパケタイザ100’を介して出力する(パケタイザ100’で解凍される)データを中心に説明する。
パケタイザ100は、SONETインタフェース102からSONETプロセッサ104を介してSONETデータを受ける。SONETプロセッサ104は、パケット交換網120を通じて送信する必要があるSPEバイトを抽出するとともに、SONETオーバーヘッドバイトを識別する。SONET STS−1回線をパケット化するため、SPE抽出は、最初のPOHバイト(J1バイト)から始まるSPEコンテンツ(783バイト)の抽出を含む。その後、SONETプロセッサ104は、SPE POHバイト内のC2バイトを検査して識別する。その後、SONETプロセッサは、SPEバイトを圧縮装置106に転送する。この圧縮装置において、ペイロードは、特定のSONET STS−1ペイロードに適したアルゴリズムを使用して圧縮されるとともに、C2バイトによって選択される。すなわち、本発明の重要なステップにおいて、C2バイトは、適用される特定の圧縮アルゴリズムのための識別子として機能する。そのため、本発明の圧縮方法は、その様々な実施形態において、“C2バイト関連圧縮アルゴリズム”と称される。続いて、パケットプロセッサ108によってカプセル化ステップが行なわれる。このステップにおいて、圧縮されたペイロードは、1つのパケット内にカプセル化される。SPEペイロードは、1パケットで運ばれてもよいが、必要な場合には、複数のパケット上で伝送されてもよい。その後、パケットは、第1のパケットインタフェース110を介して、パケット交換網120へと送られる。パケットは、パケット交換網を通じて移動し、第2のパケットインタフェース112を介して第2のパケタイザ100’へと送られる。第2のパケタイザ100’では、パケットプロセッサ108’、解凍装置106’、第2のSONETプロセッサ104’によって一連の逆の作業が行なわれる。解凍されたパケットは、第2のSONETインタフェース130を介して、システム50から出力される。
【0011】
パケタイザ100’は、パケットインタフェース112を介してパケットを受けるとともに、逆の順番で作業を行なう。C2バイトは、パケットプロセッサ108’により、パケタイザ100内で予め構成されたパケットペイロードまたはヘッダーから抽出され、あるいは、パケタイザ100’からパケタイザ100へと送り返されるSONET回線を検査することにより自動的に識別される。したがって、C2バイトを“識別する”方法は、主に3つあり、このような“識別”は、本発明の方法の各実施形態における重要なステップとして機能する。このようにして識別されたC2バイトによって選択される正確な解凍アルゴリズムが解凍装置106’内で行なわれ、これにより、ペイロードが解凍される。解凍されたペイロードは、適当なPOHおよびペイロードバイトと共に、SONETプロセッサ104’により、SONETインタフェース130を介して送られる。これにより、伝送オーバーヘッドバイト内の必要な領域を更新できる。
前述したステップ104,106,108によって示されるタスク(および108’,106’,104’によって具体化された逆のタスク)のほか、パケタイザは、エラーを処理したり、他のPOHバイトを含むパケット内の別個の情報を送出することを含む他のタスクを行なうことができる。
高STS−N信号を処理する場合、このような信号は、最初に、そのSTS−1成分へと逆多重化され、異なるパケットフローで個別に送られる。高連結信号は、同じステップで処理される。唯一異なる点は、SPEペイロードが大きく、したがって、ペイロードが複数のパケットを通じて送られる機会が多いという点である。
【0012】
本発明の圧縮アルゴリズムの幾つかは、後述するように、他のカプセル化技術が使用される場合であっても、使用することができる。技術的に開発中のカプセル化技術(本発明の圧縮アルゴリズムと共に使用できるカプセル化技術)の一例は、J1 POHバイトの後に始めるためにペイロードをアライメントすることなく、POHバイトを含むSONET SPEをカプセル化することを含む。この方法においては、ペイロードヘッダー内でTOHポインタが運ばれる。
SONETは、多数のエラー監視バイトを与える。B1バイトおよびB2バイトは、STS−1フレームのエラー監視のために使用される。B1バイトおよびB2バイトは、TOHの一部であり、したがって、各SONETリンク上でチェックされて再計算される。B3バイトは、POHの一部であり、SPEのエラー監視のために使用される。B3バイトは、SONETパス終了ノードでチェックされて再計算される。B3バイトは、先のSPEのビットインターリーブパリティとして計算される。パケット網は、エラー監視のための他の方法を有している。例えば、SONETペイロードがRTP/UDP/IPプロトコルでカプセル化されると、UDPの16ビットチェックサム領域は、ペイロードエラー監視を行なう。パケット網エラー監視機構は、B1/B2 SONETエラー機構に取って代わり、同様に、SONET B3機構に取って代わってもよい。SONETペイロードをTDMチャンネル内に挿入して戻す各パケタイザは、B3バイトを再計算してもよい。B3エラー機構をパケット網にわたって維持する必要がある場合には、SONETペイロードを圧縮する際に幾つかの注意が必要である。各圧縮機構における仕様については、アルゴリズムを説明する各項目で詳述されている。
【0013】
図2は、C2バイトの検査に基づいて実施される本発明の圧縮方法またはアルゴリズムの様々な実施形態のブロック図を示している。前述したように、圧縮中、SONETプロセッサ104(図1)においてC2バイトの識別が行なわれ、同時に圧縮装置106において圧縮が行なわれる。図2において、圧縮方法のステップ202を選択することにより、5つの方法のうちの1つの実施形態が実施される。
1.用意ができていないC2=0×0 (ブロック210)
2.仮想トリビュタリ C2=0×02(ブロック220)
3.HDLC C2=0×16 (ブロック230)
4.PPP C2=0×CF (ブロック240)
5.非同期DS−3 C2=0×04 (ブロック250)
【0014】
用意ができていないC2=0×0 ブロック210。
この場合、技術的に成立すれば、用意ができていない信号が重要でないペイロードを運び、入口パケタイザは、SPEペイロードの全てを廃棄処分するとともに、ペイロードヘッダー内の用意ができていない信号を示すパケットを送る。
仮想トリビュタリ C2=0×02 ブロック220。
この場合、STS−1は、7つの仮想トリビュタリ群(VTGs)内でVTsを運ぶ。VTGは、それぞれが1つのT1を保持する4つのVT1.5s、それぞれが1つのE1を運ぶ3つのVT2s、それぞれが1つのDS1−C信号を運ぶ2つのVT3s、または1つのDS−2を運ぶ1つのVT6のいずれかを運ぶことができる。VTGsは、バイトごとに多重化される。SPEペイロードは、通常、縦86列×横9列の行列に置き換えて説明される。行列内のバイトは、横列ごとに送られる。行列表示は、SPEペイロード内のVTGおよびVTのバイト多重化も縦列方向多重化であるため、有用である。すなわち、VTG1のバイトは、SPEの12個の縦列2,9,16,23,31,38,45,52,60,67,74および81を占める。この場合、縦列1は、POHである(我々は、標準的な縦列計算を使用する)。最初のVTGの最初のVT1.5は、2,31,60SPE縦列を占める。同様に、VTG内の全てのVTは、SPE内の一組の所定の縦列を占める。それぞれが12個の縦列を占めるVTGsが7つ存在するため、2つの縦列が未使用のままとなる。SPEの縦列30および59は、使用されず、通常、一定の値を持つバイトを有している。
【0015】
VTバイトは、両方のVTオーバーヘッドバイト(VTOH)およびデータを保持する。VTsは、データを運ぶことができ、あるいは全く使用することができない(用意ができていない)。多くの場合、用意ができていないVTs内の情報バイトは、一定である(0×0または0×FF)。他のVTsは、一定のバイトを運んでいてもよい。例えば、VT1.5は、パケットを運ぶために使用されるアンチャンネルT1回線を運んでいてもよい。非作業時間中、ラインは、アイドル状態であってもよく、したがって、一定値0×7Eを持つHDLCアイドルフラグだけを運んでいてもよい。圧縮アルゴリズムは、VTGコンテンツに関係なく、各縦列が1つのVTに属しているという事実を使用する。したがって、このVTが用意できていない場合には、縦列の大部分のバイトが一定値であり、したがって、簡単に圧縮できる。
C2=0×02に基づく第2の(仮想トリビュタリ)方法の実施形態において、圧縮は、所定の縦列を除去した後、3段階で行なわれる。この除去においては、未使用の縦列30および59がペイロードから除去される。これらの縦列の除去は、POH B3演算に影響を与えない。これは、これらの縦列が一定値のバイトを運び、したがって、各縦列がパリティ計算に対する他の負担をキャンセルするからである。3つの圧縮段階は、1)SPEペイロード縦列の再配列212、2)SPEペイロードの横列と縦列との間での反転214、および3)圧縮216である。
【0016】
SPEペイロード縦列の再配列212
SPEペイロード縦列の再配列は、2つのサブ段階、すなわち、a)VTGアライメントおよびb)インターVTGアライメントで行なわれることが好ましい。
a.VTGアライメント:1番目の12個の縦列がVTG−1を含み、2番目の12個の縦列がVTG−2を含み、それ以降、最大でVTG−7までの他の全てのVTGsを含むように、SPEペイロード縦列が再配列される。各VTG内で、縦配列が維持される。例えば、最初のVTGは、13まで縦列2を占め、一方、最初の縦列2,9,16,23等は、縦列2,3,4,5をそれぞれ占める。
b.インターVTGアライメント:各VTGs内の縦列は、用意ができていない回線、またはアイドル回線を圧縮する可能性を最大限にするように再配列される。縦列アライメントは、SPEペイロードにおいて各VTGごとに行なわれる。単純で典型的なアルゴリズムを以下に規定する。
1つのVTGおよびその1〜12までの縦列の数を見よ。以下の表1(背景)は、VTG内で運ばれるTVタイプにしたがって各回線に属する縦列の番号を示している。
【0017】
【表1】
Figure 2005502231
インターVTGアライメントにおいては、VTGがVT1.5回線を運び且つVT#1が用意できていない場合、縦列1,5および9が一定のバイト値を運ぶ。これらの3つの縦列を連続的に再配列すると、SPEペイロードの縦列方向を読む際に、連続する一定のバイトの長さが長くなる。しかし、VTGがVT2回線を運ぶ場合、縦列1,5および9は、それぞれ異なるVTに属し、したがって、VT2sのうちの1つが用意できていなかった場合、例えばVT#1である場合、1つの連続する縦列だけが一定のバイトを運ぶ。
ここでは、幾つかの手法をとることができる。アルゴリズムは、データを動的に検査して、縦列の配列を早急に適合させ、これにより、解凍に必要な選択された縦列配列に関する情報をペイロードヘッダーに加える。あるいは、圧縮装置および解凍装置によって承認される幾つかの所定の最適化が、縦列配列の選択において行なわれる。
SONETは、北米および日本で主に使用されており、殆どの場合、VT1.5をVTモードで運ぶ。SDHは、世界中の他の全ての国々で使用されており、TU−12と呼ばれるVT2相当のものをVTモードで主に運ぶ。したがって、インターVTGアライメントサブステップにおける所定の縦列再配列の幾つかの最適化は、順序立てられており、ボックス212内に示されている。第1のプロセス212’は、VT1.5sに関して最適化され、第2のプロセス212”は、VT2sに関して最適化され、第3のプロセス212”’は、VT1.5sとVT2sとの組み合わせに関して最適化される。これらの最適化は、SDHまたはSONETが使用されるか否かに基づいて選択することができ、あるいは、コンフィギュレーションによって選択することができる。
【0018】
第1の最適化プロセス、すなわち最適化VT1.5縦列選択212’は、各VT1.5の3つの縦列が常に連続的であるように、VTG内で縦列を配列する。用意ができていないVT3sの圧縮を最適化するため、VT1.5#1およびVT1.5#3が順に配列される。各VT1.5の縦列は、各VT1.5の最後の縦列および次のVT1.5の最初の縦列が同じVT2に属するように、配列される。各TV2が2つの連続する縦列を有するように縦列が配列されるのが好ましいのだろうか。最初のVT縦列は、その最初のバイトとして、常にオーバーヘッドバイトを運ぶので、最初のままである。したがって、好ましいVT1.5最適化縦列の配列は、以下の通りである。
(1,5,9),(3,7,11),(2,6,10),(4,8,12)
第2の最適化プロセス、すなわち、最適化VT2縦列選択212”は、VT2縦列が常に連続的に配列されるように、前述したアルゴリズムと同じアルゴリズムを使用して、VTG内で縦列を配列する。VT3に関して最適化するため(SDH相当のものは規定されないが)、偶数の縦列および奇数の縦列が順に配列される。最後に、1つのVT2の最後の縦列および次のVT2の最初の縦列が同じVT1.5に属するように、VT2sの縦列が配列される。したがって、考えられるVT2最適化縦列の配列は、以下の通りである。
(1,7,4,10),(2,8,11,5),(9,3,6,12)
最適化された縦列配列がVT2とVT1.5最適化との間の折衷案である第3の“ミックス”最適化プロセス212”’において、最適化は、考えられる各VT2またはVT1.5ごとに、少なくとも2つの連続する縦列に関して行なわれる。したがって、考えられるVT2/VT1.5最適化縦列の配列は、以下の通りである。
(1,7),(3,9),(5,11),(2,8),(4,10),(6,12)
縦列が再配列された後、圧縮装置は、サブ段階214において、縦列と横列とを反転させ、これにより、“変換ペイロード”または“変換ストリーム”を形成する。この時、圧縮装置106(図1)は、図2のサブ段階216で、変換ペイロードを圧縮する。この時点で、幾つかの圧縮アルゴリズムを使用することができる。
【0019】
用意ができていない回線およびアイドル回線を圧縮するのに適した最も簡単な圧縮アルゴリズム(以下、“(エスケープ、長さ、値)バイトを使用する通常長さ圧縮”と称する)は、同じ値を持つ連続バイトを、値の表示およびストリームの長さに置き換える。圧縮は、カウンタバイトおよび随意的に値バイトが追従することを示す特定のエスケープバイトを使用して行なわれる。使用されるエスケープバイトは、0×FFである。長さバイトは、0×FFを下回る値に限られ、追加の連続する値バイトの数を示す。したがって、2の長さは、最初のペイロード中に3つの連続する値バイトが現われることを意味する。0×FFがペイロード中に現われる場合には、長さ0バイトが後にくるエスケープバイトが出力に挿入される。2つの連続する0×FFバイトがペイロード中に現われる場合には、長さ1バイトが後にくるエスケープバイトが出力に挿入される。ほかに、(エスケープ、長さ、値)バイトを使用する通常の圧縮が使用される。したがって、圧縮された出力サイズは、1つの0×FFエスケープ文字が最初のペイロード中に現われる場合にだけ大きくなる。出力の全長が最初のペイロードよりも長い場合には、ペイロードが圧縮されない状態で送られてもよい。
HDLC C2=0×16、ブロック220およびPPP C2=0×CF、ブロック230
【0020】
HDLCおよびPPP方法の実施形態は、1つの特徴を除き、全て同様である。PPPは、“解読”サブステップ242(図2)を有しているが、HDLCは有していない。以下、HDLCについて詳細に説明する。また、PPPについては、HDLCとの差異に関するものについてのみ、別個に説明する。
www.ietf.orgから利用できるIETF規格RFC−2615は、SONET/SDH全体にわたってポイント・ツー・ポイント・プロトコル(PPP)を実行する方法について定める。IPパケットがPPPヘッダー内にカプセル化され、フレームチェックシーケンス(FSC)トレーラが加えられる。その後、HDLCバイトスタッフィングが行なわれる。その後、同期スクランブラが選択的に使用される。X^43+1スクランブリングを伴うPPPを示すために、パス信号ラベル(C2)が0×16に設定される。スクランブリングがoffとなるように構成された場合、スクランブリングが無いPPPを示すために、パス信号ラベルの代わりに値0×CFが使用される。
HDLCバイトスタッフィングは、制御エスケープバイト0×7dを使用して、フラグバイト0×7Eおよび制御エスケープバイトがパケットペイロード内に全く現われないようにする。ある場合には、他のバイトが同様に消去される。IETF RFC−1662規格は、バイトスタッフィング処理に関して十分な説明を含んでいる。
【0021】
HDLC230における一定の縦列除去
RFC−1662規格は、幾つかのSONETおよびSDHコンテナ内で、HDLCがSPEペイロード全体を占めないことを定める。STS−1において、縦列30および59は、一定のままである。この規格にもかかわらず、HDLCフレームによって使用されるペイロードの一部としてこれらの縦列を統合する実施が幾つか成されている。SDH Vc−4−Nc(N=4,16,64(STS−12c−SPE、STS−48c−SPE、STS−16c−SPEに相当))において、最初のN−1個の縦列は、データに関して同様に使用されないが、一定の値バイトと共に使用されず且つ存在しない。もう一度、現在の実施において、幾らかのユーザは、これらの縦列を使用して、データを転送する。
圧縮アルゴリズムは、これらの縦列がデータを運ぶか否かを知ることが必要である。縦列がデータを運ばない場合、ペイロードを解読する前にこれらの縦列を除去することが好ましい(後述するPPP方法の実施形態において)。スクランブリングが行なわれない場合であっても、未使用の縦列を除去して圧縮を向上させることが好ましい。
SDH Vc−4−Ncコンテナ内の一定の縦列の数は、奇数であるため、これらの縦列の除去によってB3バイトのパリティ計算が変わる可能性がある。B3バイトがパケット網を通じて運ばれる場合、入口パケタイザは、残存するSPEペイロードのパリティだけを含むように、B3バイトを再計算する。一定のスタッフバイトが一定のバイトを運ぶ場合、それらのビットパリティも同様に一定である。新たなB3バイトは、一定の縦列から得られる1つのバイトを用いて、入力されるB3のビット方向パリティと等しくなるように計算される。計算がSPEペイロードのパリティの再計算を含まないので、終端間でエラーを検出するB3の役割が広がる。なお、SONET/SDH規格は、他の目的(タンデム接続)のために中間ノードでB3バイトが同様の方法で再計算される他の状況を定めることに注目せよ。出口パケタイザは、スタッフ縦列を0バイトで満たすことができ、あるいは、B3値を同じ方法で再計算することができる。
【0022】
HDLC圧縮、ブロック232:
HDLC SONETペイロードを圧縮するため、前述した通常(エスケープ値長さ)の圧縮方法を使用することができる。唯一の違いは、圧縮エスケープバイトとして0×FFを使用する代わりに、HDLCフラグバイト0×7Eが使用される点である。これにより、圧縮長さが最大で0×7D=125バイトに制限される。HDLCフラグバイト0×7Eを圧縮エスケープバイトとして使用すると、圧縮出力サイズが大きくなる可能性を最小限に抑えることができる。
他の代わりの簡単な予測圧縮アルゴリズムは、HDLCフラグの後に長さを付加することにより、HDLCフラグバイトだけを圧縮する。この実施形態において、HDLCフラグバイトシーケンスは、そのシーケンスの長さに続けられる1つのHDLCフラグバイトに取って代わられる。これは、2つ以上のHDLCフラグのシーケンスが現われる(2つ以上のバイトのフレーム間のギャップ)時にはいつでもバイトを確保する。この圧縮方法は、圧縮された出力の拡張の可能性を制限するので、安全である。圧縮比は、PPP回線の使用ごとに予測する。その利用可能な帯域幅の半分を使用するPPP回線は、パケットインフラ構造にわたって運ばれる時に帯域幅の約半分を消費する。したがって、PPP回線の圧縮比が制御される場合、実施に際しては、パケット送信網から必要とされるリソースだけを保存することができる。
【0023】
PPP解読 ブロック242:
情報にスクランブルがかけられると、簡単な圧縮では所望の結果が得られない。したがって、データの解読が必要とされる。スクランブラの概要を以下に示す(RFC−2615から抜粋)。
Figure 2005502231
【0024】
入口パケタイザは、ペイロードの圧縮前に、受信側のスクランブラを作動させる。出口パケタイザは、パケットペイロードの解凍後であって且つバイトストリームをSONETインタフェース内に挿入する前に、送信側のスクランブラを作動させる。
RFC−2615は、最初の43ビットスクランブラシード(すなわち、シフトレジスタの最初のコンテンツ)を送信器によって無作為に選択して、動作の安全性を向上させることを定める。その結果、開始動作またはリフレーム動作に続く最初の43個の送信ビットは、正確にスクランブルが解かれない。パケット網の入口点および出口点で行なわれる別個の解読および再スクランブリングは、2つのスクランブラが同期している限り、パケットコンテンツを変更しない。入口および出口スクランブラによって使用される最初のシードは、同じでなければならない。さもなければ、最初の43個のビットは、その最初の値に戻るべくスクランブルがかけられず、B3パリティが機能しなくなる。
パケットが失われると、同期が損なわれる。入口パケタイザは、フレームが失われたことを認識せず、データを解読し続ける。しかし、出口パケタイザは、再同期化のため、最後の43ビットを推測することができない。例えば、各パケットが1つのSPEペイロードを運ぶと仮定する。また、n番目のパケットが出口パケタイザに到達しないと仮定する。出口パケタイザは、n+1番目のパケットを受けると、n番目のパケットが失われていることを知る。出口パケタイザは、このエラー状態を処理する必要がある。また、出口パケタイザは、この1つの失われたパケットに対するエラー状態の影響を最小限に抑える必要がある。出口スクランブラは、n+1番目のパケットが到達すると、入口アンスクランブラおよびTDM回線上のSONETパスの終端にあるアンスクランブラの両方との同期が失われたことを知る。フレームが失われ、あるいはSPEが崩壊する場合、同期が失われるのは、当然のことである。しかし、必要以上のダメージをこれ以上受けないように、パケット損失の影響を最小限に抑える必要がある。B3パリティバイトがパケット網を通じて運ばれると、n+2番目のパケットによって運ばれるB3バイトは、n+1SPEのビットパリティを保持する。スクランブラは、入口アンスクランブラとの同期が失われているため、パケットの最初のコンテンツを再構成することができず、したがって、パリティが破壊される。
【0025】
この問題に対しては2つの解決策がある。最も明白な解決策は、n+2番目のパケットのB3パリティバイトを再計算することである。その場合の欠点は、このSPEに関してエンド・ツー・エンド(終端間)パリティチェックが損なわれるという点である。他の解決策は、入口アンスクランバと出口スクランバとを常に同期させることである。これは、先のSPEの最後の43ビット(バイトアライメントを維持するための48ビット)を各パケットに加えることにより行なうことができる。出口パケタイザは、パケットが失われることを知ると、これらの43ビットを使用して、出口スクランブラを再び同期させる。この時、出口スクランブラは、SPEペイロードにスクランブルをかけ始める前に、これらの43ビット(または48ビット)にスクランブルをかける。
非同期DS−3 C2=0×04,ブロック250
C2=0×4である時、SONET STS−1は、非同期DS−3 44.736Mbit/sチャンネルを運ぶ。STS−1のSPEへの非同期DS−3マッピングは、以下のように構成される。
1.縦列30および59は、全く使用されず、一定のバイトを運ぶ。
2.縦列2,3,31および60は、一定のバイトを運ぶ。
3.他のバイトは、情報ペイロードビットを運ぶ。
この実施形態において、圧縮方法は、圧縮されていない情報ペイロードバイトと、未使用の一定のバイトとを分ける。特に、この方法は、以下のことを行なう。
ペイロードから一定の未使用の縦列2,3,30,31,59および60を除去する。
【0026】
この明細書で言及した全ての刊行物、特許および特許出願は、あたかも各個々の刊行物、特許または特許出願が具体的に且つ個別に示唆されて参照によりここに組み込まれると同程度に、これらを参照することにより、その全体が本明細書中に組み込まれる。更に、この出願における任意の引例の引用または識別表示は、そのような引例が本発明に対して従来技術として利用可能であるということを認められたものと解釈されるべきではない。
限られた数の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明は、多くの変形、改良を成すことができ、また、他の用途に適用できることは、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明のシステムの好ましい実施形態のブロック図を示している。
【図2】C2バイトの検査に基づいて実施される本発明の圧縮方法またはアルゴリズムの様々な実施形態のブロック図を示している。
【符号の説明】
【0028】
50 システム、100 入口パケタイザ、100’ 出口パケタイザ、102、130 SONETインタフェース、104、104’ SONETプロセッサ、106 圧縮装置、106’ 解凍装置、108、108’ パケットプロセッサ、110 第1のパケットインタフェース、112 第2のパケットインタフェース、120 パケット交換網。

Claims (18)

  1. パケット化されたSONET/SDHストリームをパケット交換網を通じて送信するために圧縮する方法であって、
    i.ストリーム中でC2バイトを識別し、
    ii.前記識別に基づいて、C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用して、ストリームを圧縮する、
    ことを含むパケット化されたSONET/SDHストリームの圧縮方法。
  2. C2バイトを識別する前記ステップは、ストリームから前記C2バイトを抽出することを含む請求項1に記載の方法。
  3. C2バイトを識別する前記ステップは、予め構成されたC2情報を使用することを含む請求項1に記載の方法。
  4. C2バイトを識別する前記ステップは、
    i.前記C2圧縮を適用するように構成された入口パケタイザを設け、前記C2圧縮の結果、圧縮されたストリームが送信され、
    ii.前記送信された圧縮ストリームを受けて解凍するように構成された出口パケタイザを設け、
    iii.前記出口パケタイザから前記入口パケタイザに送り返されたSONET回線を検査する、
    ことを含む請求項1に記載の方法。
  5. C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、用意ができていないC2=0×0圧縮アルゴリズムを適用することを含む請求項1に記載の方法。
  6. C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、仮想トリビュタリC2=0×02圧縮アルゴリズムを適用することを含む請求項1に記載の方法。
  7. C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、HDLC C2=0×16圧縮アルゴリズムを適用することを含む請求項1に記載の方法。
  8. C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、PPP C2=0×CF圧縮アルゴリズムを適用することを含む請求項1に記載の方法。
  9. C2バイト関連圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、非同期DS−3 C2=0×04圧縮アルゴリズムを適用することを含む請求項1に記載の方法。
  10. 仮想トリビュタリC2=0×02圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、
    i.ストリーム中に含まれる複数のSPE縦列およびSPE横列から一定の縦列を除去するサブステップと、
    ii.前記SPE縦列を再配列して、再配列縦列を得るサブステップと、
    iii.前記再配列SPE縦列と前記SPE横列との間で反転させて、変換ストリームを形成するサブステップと、
    iv.前記変換ストリームを圧縮するサブステップと、
    を更に含む請求項6に記載の方法。
  11. 前記複数のSPE縦列から一定の縦列を除去する前記サブステップは、前記SPE縦列の縦列30および59を除去することを含む請求項10に記載の方法。
  12. 縦列を再配列する前記ステップは、
    i.前記SPE縦列のVTGアライメントを行なうサブステップと、
    ii.前記SPE縦列間でインターVTGアライメントを行なうサブステップと、
    によって、ストリームのVTコンテンツを再配列することを更に含んでいる請求項10に記載の方法。
  13. インターVTGアライメントを行なう前記サブステップは、VT1.5sに関して最適化する第1のプロセス、VT2sに関して最適化する第2のプロセス、およびVT1.5sとVT2sとの組み合わせに関して最適化する第3のプロセスから成るグループから選択される縦列再配列プロセスを行なうことを含む請求項12に記載の方法。
  14. HDLC C2=0×16圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、
    i.ストリーム中に含まれる複数のSPE縦列およびSPE横列から一定の縦列を除去して、変換ストリームを得るサブステップと、
    ii.前記変換ストリームを圧縮するサブステップと、
    を更に含む請求項7に記載の方法。
  15. 前記変換ストリームを圧縮する前記サブステップは、(0×FD,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮と、(0×FD値,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮とから成るグループから選択されるデータ圧縮処理を含んでいる請求項14に記載の方法。
  16. PPP C2=0×CF圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、
    i.ストリーム中に含まれる複数のSPE縦列およびSPE横列から一定の縦列を除去して、変換ストリームを得るサブステップと、
    ii.データストリームを解読するサブステップと、
    iii.前記変換ストリームを圧縮するサブステップと、
    を更に含む請求項8に記載の方法。
  17. 前記変換ストリームを圧縮する前記サブステップは、(0×FD,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮と、(0×FD値,長さ)を使用した変換ストリームの圧縮とから成るグループから選択されるデータ圧縮処理を含んでいる請求項16に記載の方法。
  18. 非同期DS−3 C2=0×04圧縮アルゴリズムを適用する前記ステップは、前記複数のSPE縦列から一定の且つ未使用の縦列2,3,30,31,59および60を除去することを含む請求項9に記載の方法。
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