JP2004529594A - データ伝送方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的かつ安価にデータを伝送する方法と装置を提供する。
【解決手段】本発明は入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する装置、またはこれと逆を行う装置に関し、特にSTM−i〜STM−jの広範囲のSDH/SONETフレームを扱うことができ、総計容量がSTM−jに対応する単一のSDH/SONETフレーマに関する(iとjはSDH/SONET標準のSTM−N定義に従う1〜64以上の整数である)。
【選択図】図3

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する装置、またはこれと逆を行う装置に関する。特に、本発明はSTM−i〜STM−jの広範囲のSDH/SONETフレームを扱うことができ、総計容量がSTM−jに対応する単一のSDH/SONETフレーマに関する(iとjはSDH/SONET標準のSTM−N定義に従う1〜64以上の整数である)。また、本発明は最小範囲としてSTS−1を扱うように拡張することもできる。STS−1はSONETのみに存在しSDHには存在せず、STM−1の156Mb/sの3分の1である51.84Mb/sのデータ伝送速度に対応する。
【背景技術】
【0002】
米国規格協会は高速多重化ディジタル・データ伝送用に新たな基本標準を制定した。これが「同期式光ネットワーク(synchronous optical network)」(以下、SONETという)である。SONET標準は光ファイバ・ネットワークを介した多重化ディジタル伝送用に光インタフェース、データ伝送速度、操作手順、およびフレーム構造を規定している。
【0003】
国際電気通信連合(ITU)はSONETのインタフェース原則を採択し、高速ディジタル・データ伝送用に世界規模の新たな伝送標準を勧告した。この標準が「同期式ディジタル・ハイアラキ(synchronous digital hierarchy)」(SDH)である。
【0004】
「ディジタル伝送システムの一般的な側面」に関するSDH標準のために、次に示すITU標準文書(すべて1993年3月に発行された)を参照する。すなわち、G.707(同期式ディジタル・ハイアラキのビット速度)、G.708(同期式ディジタル・ハイアラキ用のネットワーク・ノード・インタフェース)、G.709(同期式多重化構造)、G.782(同期式ディジタル・ハイアラキ(SDH)機器の種類と一般的な特性)、およびG.783(同期式ディジタル・ハイアラキ(SDH)機器の機能ブロックの特性)である。
【0005】
SDH標準の目的は製造者が次に示す要件を満たす電気通信機器を開発できるようにすることである。
(a)その標準に合わせて世界中に構築したすべての電気通信ネットワークにおいて交換可能であること。
(b)上位互換性があること。すなわち、北米、欧州、および日本で使用されている古い電気通信形式に従っているデータを用いて使用しうること。
【0006】
これはいわゆる「コンテナ」および「仮想コンテナ」という階層によって成し遂げられる(図1参照)。コンテナ(たとえばC−4、C−3、C−12など)は特定の伝送速度を有するデータ・トラフィックを収容するように設計された情報構造である。C−4は最大139264kビット/sの基本速度でトラフィックを搬送し、C−3は最大4473634368kビット/sまたは34368kビット/sでトラフィックを搬送する、など。コンテナはそれに「パス・オーバーヘッド(Path Overhead)」(POH)情報を付加することにより仮想コンテナになる。多重化、マッピング、あるいは位置合わせとして定義される手順によって、SDHに本質的なデータ構造が生成される。これらのデータ構造は「AUG(Administrative Unit Groups)」および「STM(Synchronous Transport Module)」と名付けられている。STMのラベルはそれが搬送するAUGの個数によって定義されている。たとえば、STM−4は4個のAUG含んでいる。AUGは4型の「AU(Administration Unit) 」を1個またはAU−3を3個含んでいる。最も簡単な場合を参照すると、1個のAU−4はC−4信号を1個含んでおり、1個のAU−3はC−3信号を1個搬送する。
【0007】
SDH/SONETのデータ・フレーム(すなわちSTM−N)は長さが125マイクロ秒である。各フレームで伝送されるデータ量は信号の階層レベルNで決まる。
【0008】
階層レベルが高くなると、約155Mビット/sの基本STM−1レベルより速いデータ伝送速度で伝送される。(正確な伝送速度は155.52Mビット/sと定義されている。しかし、ここおよび以下では伝送速度はその概略値で表わすことが多い。これは特に、正確な伝送速度はオーバーヘッド・データ・トラフィックと未使用セル・スタッフィング(詰め物)によって歪むという事実のためである。)整数NはデータがSTM−1レベルより何倍速く伝送されるかを表わしている。
【0009】
たとえば、STM−4は622Mビット/sのデータ伝送速度を表しており、各データ・フレームはSTM−1の4倍のバイト数を含んでいる。現在、最高位に定義されているSONET/SDHレベルはSTM−256/STS−768であり、そのデータ伝送速度は39.81312Gb/sである。STM−N信号の各部はSTM−1の対応する部分と同時にブロードキャストされるが、N倍多くのバイト数を含んでいる。
【0010】
STM−1信号は図2に示すように、SONET/SDHの155.52Mビット/sのデータ伝送速度に対応する270バイト/行の9行から成る情報矩形を備えている。最初の9バイト/行は「セクション・オーバーヘッド(以下、SOH)」を表わしている。残りの261バイト/行はVC(これは図1のVC−4である)用に予約されている。VC−4コンテナの最初の列は「POH(Path Overhead)」から成る。残りはペイロード(C−4信号)で占められている。数個のVCを連結して対応する帯域幅を有する単一の伝送チャネルを形成することができる。たとえば、STM−4信号においてVC−4を4個連結して約600Mビット/sの容量を有する単一のデータ・チャネルを形成することができる。この場合、4個のVCは標準の用語法ではVC−4−4cと呼ばれ、その信号はSTM−4cと呼ばれる。
【0011】
SDHがこのように柔軟性に富んでいるのは一部にはポインタの概念によっている。すなわち、SDHでは、フレーム群は同期されているが、フレーム群内のVCはこのフレーム群にロックされてはいない。したがって、SDHの個々のコンテナは互いに位置合わせされたすなわち同期されたフレームであってはならない。「ポインタ」はセクション・オーバーヘッドに備えられており、上述したPOHの位置すなわちSDHフレーム中の仮想コンテナの開始位置を示している。したがって、POHはフレーム中の任意の場所に柔軟に配置することができる。
【0012】
情報を高次のSDHフレームに多重化すると、旧データ標準の場合より簡単になるとともに、SDHにおいて高価な同期バッファが不要になる。
【0013】
同様に、信号階層全体を逆多重化する必要なしに、高次のSDH信号から低次の信号を抽出するとともに、低次の信号を高次のSDH信号に挿入することができる。ポインタはセクション・オーバーヘッドの第4行に格納されている。
【0014】
セクション・オーバーヘッドはさらに次に示すように分割される。
(1)「RSOH(Regenerator Section Overhead)」。この部分にはSONET/SDH信号が横断する経路に沿って設けられた中継器が使用する情報のバイトが含まれている。
【0015】
RSOHはセクション・オーバーヘッドの第1〜3行を占めている。
【0016】
「MSOH(Multiplexer Section Overhead)」。これにはSONET/SDH信号の経路に沿って設けられたマルチプレクサが使用する情報のバイトが含まれている。MSOHはセクション・オーバーヘッドの第5〜9行を占めている。オーバーヘッドのこれらのセクションは伝送プロセス中の様々な段階で組み立てられたり分解されたりする。また、図2にはMSOHの分解組立図も示されている。
【0017】
SONETシステムでは、51.84Mビット/sの基本信号を使用する。
それは同期トランスポート信号レベル1(Synchronous Transport Signal level 1)(以下、STS−1という)と呼ばれている。これは90バイト/行を有する9行の情報矩形を備えている。始めの3バイト/行がセクション・オーバーヘッドであり、残りの87バイト/行が「同期ペイロード・エンベロープ(synchronous payload envelope)」(以下、SPEという)である。
【0018】
これらのSPEのうちの3個が1個の仮想コンテナ−4に正確に適合する。したがって、STS−1信号形式の信号はSTM−1フレームにマップすることができる。また、フレーム割り当てされたSTS−1信号またはSTM−1信号は高次のSTM−Nフレームに多重化することができる。
【0019】
一般に、データ伝送速度の小さい他の信号と組み合わされて高速の新たなデータ・フレームになるデータ伝送速度の小さい信号は「トリビュタリ(従属)」信号と呼ばれている。たとえば前節において、組み合わせて1個のSTM−1信号になる3個のSTS−1信号はトリビュタリ信号である。
【0020】
ディジタル・クロス・コネクト(Digital Cross-Connect:DCC)機能によって、高速の信号に含まれる低速の信号すなわちトリビュタリの時間順序(シリアル高速信号の場合)または空間順序(多重化高速信号の場合)を再構成する可能性がうまれる。
【0021】
加算/除去(Add/Drop)機能によって、高速信号から少なくとも1つのトリビュタリを抽出し、および/または、それを置換することができる。(「Aおよび/またはB」は「AおよびB、A、またはB」を表わす。)それは除去/挿入(Drop/Insert)機能とも呼ばれている。
【0022】
国際公開第WO 98/26531号公報から、SDH信号またはSONET信号用のディジタル・クロス・コネクトおよび加算/除去多重化装置は公知である。この装置では、SDH/SONETのデータ・トラフィックを送信する4個のモジュールとそれを受信する4個のモジュールを1個のチップ・ダイに集積して、1個のSTM−4チップを形成している。というのは、4個のモジュールの各々が1個のSTM−1信号を出力するからである。このSTM−4チップを4個並列に動作させると、STM−16信号を処理しうるようになる。4個のSTM−4チップの各々はマルチプレクサ/デマルチプレクサ・ユニットへの4個の外部インタフェースに接続されている。これらの外部インタフェースは各々、各チップの基本モジュール群の1つと協働している。ネットワーク線上を伝送されるSONET/SDH信号はマルチプレクサ/デマルチプレクサ・ユニットから転送されるとともに、それへ転送される。各STM−4チップの4個の内部インタフェースがSONET/SDHフレームから抽出されたデータ信号、またはそれに挿入すべきデータ信号を伝送する。内部インタフェースの相互接続によって、ディジタル・クロス・コネクト機能または加算/除去機能が実現される。
【特許文献1】
国際公開第WO 98/26531号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
これから出発し、本発明の目的は入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を効率的に合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する方法と装置、またはこれと逆を行う方法と装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記目的は独立請求項で開示した方法とシステムによって達成される。本発明のさらに有利な実例は従属請求項で記述するとともに以下の記述で教示する。
【0025】
本発明によると、入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を効率的に合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する方法と装置、またはこれと逆を行う方法と装置が提供される。本発明に係る装置は少なくとも2つのデータ信号を受信し、および/または送信する少なくとも2つポートと、ポートが受信したデータ信号からデータを抽出し、および/またはポートを介して送信すべきデータを合成するポート・スキャン・ユニットとを備えている。ポート・スキャン・ユニットは少なくとも2つの異なる入力データ伝送速度を有するデータ・ストリームを提供するポート群からデータを抽出し、および/または少なくとも2つの異なるデータ伝送速度を有するデータ・ストリームを取得しポートを介して送信すべきデータを合成するように構成されている。
【0026】
まず、装置の受信側について本発明の特徴を説明する。本発明に係る装置の有利な点はSDH/SONETフレーマとして使用しうることである。上述したように、SDH/SONET標準によると、多数のポートが出すデータを、システム・クロックの各サイクルごとにシステムの固定データ・パス幅mに対応するとともに1つの特定のポートに属す所定数のバイトmをデータ・パスに転送し、そこで単一の論理ユニットがこれらのデータに対してSDH/SONET処理を行うように多重化する。
【0027】
これらの処理ステップには、フレーム・バイト位置合わせ、フレーム逆スクランブル、セクション・オーバーヘッド処理、ポインタ処理、パス・オーバーヘッド処理、およびペイロード処理がある。これらにより、本発明に係る装置は次に示すようにデータと機能を分離する。たとえば、単一のセクション・オーバーヘッド処理ユニットが1つのSTM−Nフレームが出すデータを1クロック・サイクルで処理し、中間結果と状態情報をこのフレームに対応するメモリ・ブロックに格納し、次のサイクルでSTM−Jフレームが出すデータを処理する(N、JはSONETレベルを表わす)。ポート群は異なるデータ伝送速度、たとえばSTM−1フレーム、STM−4フレーム、STM−16フレーム、STM−64フレーム、およびSTM−256フレームを有するから、大きな柔軟性が得られる。各ポートはその受信側に(そのデータ伝送速度に対応する)異なるクロックを有するが、mバイト幅のデータ・パス・バスは単一のシステム・クロックでクロック駆動されている。
【0028】
本発明に係る装置の送信側では、同じ動作を逆の順序で行い、ここでも一連のメモリ・ブロックを使用することにより機能とデータを分離している。
【0029】
すべての可能なSDH/SONETペイロード(たとえばATMセル、PPP〔ポイント・ツー・ポイント・プロトコル〕パケット、イーサネット(R)・フレームなど)は対応する仮想コンテナ、仮想コンテナを備えたSTM−Nフレーム、およびクロック・サイクルごとにスイッチングするフレームにマップすることにより処理することができるから有利である。フレームはスクランブルしたのち、対応するポートに出力する。この方向ではフレーム・バイト位置合わせは不要であるから、対応するユニットはバイパスする。
【0030】
さらに有利なのはこのように広範囲なフレームに対してたった1つの装置しか準備する必要がないという点である。また、その装置はネットワーク・プロセッサとともに集積化しうるし、あるいはSDH/SONET接続が複雑に構成されているような他の条件下でも動作しうる。ネットワーク・プロセッサは普通、様々な構成下で動作するように設計されており、WAN(wide area network)においてはSDH/SONETフレームから成る大規模な構成をも備えている。
【0031】
本発明に係る装置の好適な一実例はSTM−1〜STM−64フレーマである。STM−1〜STM−64フレーマはSTM−1(SONETの表記ではSTS−1)からSTM−64(SONETの表記ではSTS−192)までのフレームを処理し、STM−64フレームに対応する総計容量を備えている。したがって、次に示すフレーム構成を処理することができる。
(1)1×STM−64
(2)4×STM−16
(3)3×STM−16プラス
(a)4×STM−4
(b)3×STM−4プラス4×STM−1
(c)2×STM−4プラス8×STM−1
(d)1×STM−4プラス12×STM−1
(4)2×STM−16プラス
(a)8×STM−4
(b)・・・
(5)1×STM−16プラス
(a)12×STM−4
(b)・・・
(6)16×STM−4
(7)15×STM−4プラス4×STM−1
(8)14×STM−4プラス8×STM−1
(9)・・・
・・・・・・
(22)1×STM−4プラス60×STM−1
【0032】
1つのフレーム内では、次に示すように仮想SDHコンテナから成るすべての好適な構成が可能である。
STM−64:64個のVC−4または16個のVC−4−4cまたは4個のVC−4−16cまたは1個のVC−4−64c
STM−16:16個のVC−4または4個のVC−4−4cまたは1個のVC−4−16c
STM−4 :4個のVC−4または1個のVC−4−4c
STM−1 :1個のVC−4
【0033】
本発明はSTM−64より遅いデータ伝送速度を有するフレームが出すSDH/SONETデータをSTM−64速度でクロック駆動された9バイト幅のデータ・パスに多重化することにより、構成可能性と空間問題を解決する。システム制御論理はポート構成とデータについて、どのクロック・サイクル内でどのポートから処理するかを知っている。これはポート構成を中央レジスタ・バンクに格納することにより、あるいはエンコードしたポート番号を表わす追加のバイトによってデータを拡張し、このポート番号をすべての処理ユニットにおいて識別情報として使用することにより達成することができる。最大64個のポートを扱うのに1バイトで十分である。
【0034】
本発明に係る装置は対応するユニットの機能に応じて各フレーム・ポートまたは各仮想コンテナVC−4−xcごとに異なるメモリ・ブロック群と協働する。メモリ・ブロック群は対応するポートまたはVC−4−xc用のデータを処理するのに必要なすべての情報を格納する。
【0035】
STM−1〜STM−64のすべてのSDH/SONETフレームの長さに適合するデータパス幅は3バイトと9バイトだから、本発明に係るフレーマのデータ・パス幅は9バイトに選定するのが望ましい。3バイトのデータ・パスも可能であるが、より速い処理速度が必要になる。3バイトのデータ・パスが有利なのは、本発明に係るフレーマの範囲をSTM−1/STM−64からSTS−1/STM−64に拡張しうる点である(STS−1のデータ伝送速度はSTM−1の1/3である)。
【0036】
本発明に係るフレーマはシリアル・データ接続とクロック信号として実装されたその受信側でたとえば64個のSTM−1入力ポートまたは16個のSTM−4入力ポートを使用する。16個のSTM−4ポートは64個のSTM−1ポートの個数からとり、それらのピンを再利用する。また、たとえば8ビットの並行インタフェースの各々プラスSTM−64用に単一の16ビット・インタフェースを備えた4個のSTM−16ポートがある。無論、STM−64に対応する総計データ伝送速度を備えたSTM−1、STM−4、およびSTM−16の任意のポートが可能であり、また、1個のSTM−64フレームのみを使用するのも可能であるという点が有利である。ポートのあとの最初のユニットは1つのポートが出す9バイトのデータがシステム・クロック・サイクルごとに利用可能になるようにデータを配列するバッファ・ユニットであるのが望ましい。
【0037】
可能な実装の1つはSTM−1受信ポートとSTM−4受信ポートが各ポートごとに1:72デマルチプレクサを備えそのあとに小さなFIFOバッファが続き、STM−16受信ポートが8:72デマルチプレクサを備えそのあとに小さなFIFOバッファが続き、そしてSTM−64デマルチプレクサを備えそのあとに小さなFIFOバッファが続くものである。フレーマ側では、FIFOは同じデータ速度のすべてのポートについて単一のクロックで動作する。異なるデータ速度のポートの組み合わせが可能になるのは、データ速度の速いポートに属すFIFOを速度の遅いポート用のクロックレートの対応する倍数で動作させ、速度の遅いバッファより、これら速度の速いバッファからより頻繁にデータを抽出することによって、あるいは、1個のSTM−4ポート・バッファ用の4個のSTM−1ポート・バッファ、1個のSTM−16ポート・バッファ用の16個のSTM−1ポート・バッファ、およびSTM−64ポート・バッファ用の64個のSTM−1ポート・バッファ用の場所を使用することにより、フレーマ側で単一のバッファ・アレイと単一のシステム・クロックを扱うことによってである。しかし、この実例では大きなFIFOバッファが必要になる。
【0038】
別の実例は中央バッファ(たとえば9×64バイトのバッファ)を使用するものである。すべてのポートが出すデータは単一のクロック速度で中央バッファに書き込む。その際、STM−1ポートが出すデータは1:8(1ビットを1バイト)に、STM−4ポートが出すデータは1:32(4バイト)に、STM−16ポートが出すデータは1:128(16バイト)に逆多重化し、これらのデータを中央バッファに書き込む。その際、9バイト(=72ビット)がSTM−1ポートに属し、4×9=36バイトがSTM−4ポートに属し、16×9=144バイトがSTM−16ポートに属すようにする。STM−64ポートを使用すると、バッファ全体が必要になる、あるいは当該バッファを直接にバイパスしてもよい。
【0039】
本発明の第3の実例によると、入来するデータ・ストリームを各ポートごとに1バイトまたは2バイトの幅に変換する。次いで、ポート群を異なる繰り返し速度でスキャンし、データを中央バッファに書き込む。これにより中央バッファの外部においてポートごとのレジスタ・ビット数を低減できるので有利である。
【0040】
第4の実例では、上述した第3の実例による中央バッファ〔フレーマ〕の前に配置されたフレーム・バイト位置合わせユニットを備える。したがって、データはフレーム・バイト位置合わせを行ったのちにのみ中央バッファに書き込む。このことによる利点は、そうでないとフレーム・バイト位置合わせユニット内に必要となる余分の記憶スペースを除去できる点である。このようなフレーム・バイト位置合わせユニットは1バイト部または2バイト部のデータを扱えるから、合計のバッファ記憶容量を低減することができる。これらすべての構成において、各STM−N(N=1、・・・、64)ポートはN×9バイトのバッファを使用している。クロック・サイクルごとに9バイトをデータ・パスに転送する。
【0041】
入来するデータに対する次の処理ステップはフレーム・バイト位置合わせ(上述した第4の実例を除く)とフレーム逆スクランブルである。単一クロック・サイクルの9バイトがすべて同じ受信ポートに属しているから、対応するフレーム・バイト位置合わせユニットとフレーム逆スクランブル・ユニットはデータ多重化モードにおいて適合している。次のユニットはセクション・オーバーヘッド処理(SOH)ユニットによって形成されている。ポインタ処理とパス・オーバーヘッド処理を行う管理ユニット・ハンドラ(AUH)の前に、仮想コンテナ構成が対応するSTM−Nフレーム内で最大可能連結に限定されていない限り、データ再配列が必要である。STM−64フレームに対して、次に示すものが得られる。
(1)1×VC−4−64c
(2)4×VC−4−16c
(3)16×VC−4−4c
(4)64×VC−4
【0042】
64×VC−4の場合、STM−64フレームにおいて64個のVC−4がバイト・インターリーブされている。第1のVC−4が出す第2のバイトは第1のものの64バイト後に到着する。VC−4−4cでは、ペイロードの4バイトが連結されて単一のコンテナを形成しており、同じVC−4−4cの次の4バイトはここでも64バイト後に到着する。VC−4−16cでは、16バイトが連結されており、同じVC−4−16cが出す次の16バイトはここでも64バイト後に到着する。VC−4−64cの場合、全ペイロードが連結されて単一のVC−4−64cを形成している。
【0043】
STM−16に対して、次に示すものが得られる。
(1)1×VC−4−16c
(2)4×VC−4−4c
(3)16×VC−4
【0044】
そして、STM−4に対して、
(1)1×VC−4−4c
(2)4×VC−4
【0045】
STM−1に対しては、単一のVC−4のみが存在する。
【0046】
本発明によると、データを再配置して、単一のクロック・サイクルにおけるAUHユニット用の9入力バイトが同じVC−4に属すようにする。これには、64ポートと9バイトのデータ・パス幅に対応するサイズが64×9=576バイトのバッファ段と64クロック・サイクルの対応する最大パイプラインが必要になる。(一般に、フレーマの総計データ伝送速度がSTM−Nに対応し、データ・パス幅がmであると、Nクロック・サイクルの最大パイプラインを備えサイズがm×Nのバッファが必要になる。)このような設計によると、個々のAUHの複雑性が低減するので有利である。バッファがバッファB(i,j)(i=1、・・・、9、j=1、・・・、64)と定義されると仮定すると、B(1:9,J)はAUHに転送されるデータである。ポート・バッファ・アレイについての始めで説明したように、j値は特定の入力ポートに対応し、各STM−4はそれに割り当てられた4個のj値を有し、各STM−16はそれに割り当てられた16個のj値を有し、STM−64はすべてのj値と連動する。
【0047】
4バイトの倍数について連結を行うから、9バイトのデータ・パス幅との不一致が生じるが、これはデータ再配置ユニット内で処理することができる。後続する処理ステップはこの問題を考慮する必要はない。無論、完全なデータ再配置用の正確なアルゴリズムはポートにおいて選定したバッファ構成によって決まる。このことは知られている。しかし、様々なポートが出すデータが到着するのはどのシーケンスであるということしか分からない。ここで説明しなければならない重要な点は単一のポートすなわちSTM−Nが出すデータの再配列である。すべてのSTM−Nについて、データの配置は9行である。各行は9×N個のSOHバイトで始まり、29×N個のSTM−Nペイロード・バイトが続く。
【0048】
SOHバイトのうち重要なのは第4行の9×Nのポインタ・バイトのみである。他のすべてのSOHバイトは先行するユニットで処理済みであり、AUHおよびペイロード・ハンドラとは無関係である。データ・パス幅が9バイトであるから、STM−N構造は自動的に、クロック・サイクルごとに到着する9バイトがSOHバイトまたはペイロード・バイトであることを保証している。この2種類のデータが混じり合うことはない。3バイトのデータ・パス幅の場合にも同じことが言える。データ再配置については、第4行の9×Nのポインタ・バイトとペイロード・バイトのみが重要である。これらのポインタ・バイト(および他のすべてのSOHバイト)はペイロード・バイトの連結以外には連結がないかのように、対応するバッファに格納する。これが可能になるのは、SOHバイトとペイロード・バイトとがはっきり分離されているからである。この種の記憶の結果、各VC−4用のポインタ・バイトは次に示す形でAUHへ転送される。
H1 Y Y H2 1* 1* H3 H3 H3
ただし、H1、H2、H3はポインタ値を決めるポインタ・バイトであり、Y Y、1*はSDH/SONET標準で規定されている固定スタッフ・バイトである。連結の場合、最初のVC−4に対するポインタ値のみが実であり、引き続く連結されたVC−4に対応する値は標準に規定されているように連結を表示するものなある。
【0049】
STM−Nフレームの場合、このフレームに属すj値はN個存在する。バッファBのサブバッファB1(i,j1)(i=1:9、j=1:N)を形成する。VC−4の連結がない場合、N個のVC−4が存在する。再配置によって、STM−Nフレームの始めの9バイトを、i=1にしてこのフレーム用に始めの9個のj1値に単純に書き込む。このフレーム用に次の9バイトを次の9個のj1値に書き込む。これをiを次に大きな数値に切りえることにより、i値に対してj1>Nになるまで続ける。そしてNサイクルののち、最後の9バイトを最後の9個のj1値に書き込む。この結果、このSTM−Nフレームに属すN×9バイトがすべてN×9個のバッファに格納される。したがって、このフレームに属すB1(1:9,J1)(J1)もN個のVC−4のうちの特定の1つのVC−4に属す。
【0050】
連結してVC−4を形成した場合、4x連結SDHペイロード・バイト(SOHバイトではない)をサブバッファに書き込む。その際、j1は固定し、iを増加させる。4xバイトをすべて書き込む前にi=9になったら、j1値を1だけ増加させ、i値を1に戻す。そして、このj1値でiを増加させながら書き込みを続ける。連結4xバイトの書き込みがすべて終了しiが9より小さい場合、i値を1に戻しj1値を1だけ増加させる。そして、次の4x連結バイトをバッファに同様に書き込む。詳しくは、完全な連結はデータの再配列を必要としないから、x<Nだけを考慮すればよい。このことはSTM−64に対してはx=4またはx=16が存在し、STM−16に対してはx=4が存在するといことを意味している。他の場合は連結がないか完全な連結のどちらかである。もう少し詳しく説明すると、x=4または16でありxがNより大きくない場合、第1の9バイトは、
B1(i=1:4,j1=1)およびB1(i=1:4,j1=2)およびB1(i=1,j1=3)(x=4の場合)
ならびに
B1(i=1:9,j1=1)(x=16の場合)
に書き込む。
【0051】
第2の9バイトは、
B1(i=2:4,j1=3)およびB1(i=1:4,j1=4)およびB1(i=1:2,j1=5)(x=4の場合)
ならびに
B1(i=1:7,j1=1)およびB1(i=1:2,j1=2)(x=16の場合)
に書き込む。
【0052】
ここでの重要な点は、これは始めの9バイトをバッファに書き込んだあと少なくとも1クロック・サイクル経過した状態であるから、B1(i=1:7,j1=1)は新たなデータに対してすでに空(から)になっているということである。
【0053】
このデータ再配列と9バイトのデータ・パス幅から重要な点の1つは、関連するVC−4用の関連する9ポインタ・バイトはポインタとパス・オーバーヘッド処理を扱うAUHにとって1クロック・サイクル内で常に利用可能であるということである。ポインタ処理は合成ののちにきわめて多数の論理レベルを使用する処理であるから、パイプライン化を進めるすることにより、9.96Gb/9=138.33MHzにおいて1クロック・サイクル内で処理することができる。
【0054】
この後、受信方向の最後のステップとしてペイロード処理が続く。それは処理すべき様々なペイロードに依存している。その実装は対応する用途にとって通常のものである。唯一の相違点は様々なクロック・サイクルで様々なメモリ・ブロックを使用し、したがってデータ再配列ユニット用に、上述した様々なVC−4−xcを使用する点である。
【0055】
可能な変形例の1つは、SOHユニットの後では9バイトのデータ・パスの有利性はなくなっているから、ポインタ処理の後でデータ・パス幅を9バイトからたとえば8バイトに変更するものである。また、(ポインタ・バイトを除く)SOHバイトはSOHユニットの後ではもはや必要でないから、これらのバイトをバッファに格納しない、そして送信しないようにすることができる。しかしこの場合、データの再配列はより複雑になるから、これらのデータを転送しない場合には新たなクロックレートが必要になる。
【0056】
フレーマの送信側では、ペイロード処理で開始し、ポインタ生成、ペイロードのVC−4xcコンテナへのマッピングが続く。データ再配列ユニットはここでは逆の順序で動作する。これにより、連結構成に合わせて様々なVC−4−xcが出すデータをバイト・インターリーブする。フレームを様々な出力ポートに転送する前に次のユニットとしてSOH処理とフレーム・スクランブルがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0057】
図3を参照する。図3は入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する装置、またはこれと逆を行う装置をSTM−1〜STM−64 SDH/SONETフレーマの形態で示す図である。後述するSTM−1〜STM−64フレーマは、単一のフレーマが複数のSTM−Nフレーム(N={1,4,16,64})をSTM−64(SONETの表記法ではSTS−192またはOC−192)に対応する最高データ伝送速度(すなわち9.96Gb/s)で処理するのを可能にするデータ多重化アーキテクチャすなわちコンテキスト・スイッチング・アーキテクチャに基づいている。これらのフレームはVC−4−xc(x={1,4,16,64≦N})仮想コンテナから成る対応する組を使用している。VC−3−xc(x={3,12,48,192})をサポートすることも可能である。データ・パス中のユニット群は各クロック・サイクルで様々なポート/フレーム/VC−4を処理するから、ユニットの状態情報をフレームまたはVC−4ごとに格納しておく必要がある。フレームおよびユニットごと、またはVC−4およびユニットごとに格納しておく必要のある情報がある。また、データ・パス中のいくつかのユニットが使用する、フレームごと、またはVC−4ごとに格納しておく必要のある情報がある。STM−1〜STM−64フレーマ用のデータ・パス幅は9バイトに選定する。
【0058】
データ多重化アーキテクチャが有利なのはSDH/SONETの加算・除去機能、ディジタル・クロス・コネクト機能、および自動保護スイッチング機能に対するオンチップでのサポートを容易に実現することができるからである。これらシステム・レベルの機能を実現すると、フレーマはCPNパス・ターミネーションだけでなく、WAN(Wide Area Network)多重化セクションまたはディジタル・クロス・コネクト機器にも適用することが可能になる。
【0059】
図3はフレーマの基本アーキテクチャを示している。このアーキテクチャを用いると、パス・ターミネーション装置または多重化セクション装置としての装置の位置づけ、および完全なアーキテクチャの数チップへの可能な区分けに応じて様々な装置を構築することができる。完全なアーキテクチャを詳細に考察する前に、可能な位置づけと区分けを簡単に検討する。
【0060】
フレーマの位置づけについては、フレーマを位置づけるのに2つの主要な可能性がある。すなわち、純粋なパス・ターミネータ装置として、およびWAN型多重化セクション装置としてである。
【0061】
第1の位置づけでは、フレーマを用いてSDH/SONETパスをターミネート(終端)しSDH/SONETペイロード(たとえばATMセル、IPパケット、ギガビット−イーサネット(R)・フレームなど)を直接に操作しうる点、すなわちフレーマがそのようなペイロードをSDH/SONETフレームにマップしうる点が有利である。
【0062】
第2の位置づけでは、WAN型SDH/SONET多重化にフレーマを用いうる点が有利である。この場合は普通、1つの装置に流れ込むデータの大部分が当該装置を離れ、次の装置に転送される。したがって、この場合には加算/除去、ディジタル・クロス−コネクト、および自動保護スイッチングがきわめて重要になる。入来するVC−nと外出するVC−nとの位置合わせは、単方向連結行列CM(Vi,Vj)(Viはi番目の入来VC信号を表し、Vjはj番目の外出VC信号を表わす)で記述することのできる「連結パターン」として定義される。連結行列の構成と読み取りはマイクロプロセッサのライト/リード・オペレーションを通じて行う。
【0063】
フレーマの区分けについて。可能な区分けの解決策は送信部と受信部を分離すること(大きさが問題の場合)、またはペイロード処理を別のチップに移すことである。ペイロード処理部をフレーマから分離すると、新種のペイロードを処理するための更新をフレーマ自体を変更することなくペイロード処理部を新たに準備するだけで行うことが可能になる。SDH/SONET部は安定しているが、処理すべきペイロードの種類は時の経過とともに顕著に変化する可能性がある。そのようなペイロードはATMセル、IPパケット、ギガビット−イーサネット(R)・フレームだけでなく、完全なVC−4/VC−3もそうである。
【0064】
完全なVC−4を、DS3マッパ装置への接続を可能にしているペイロード処理部へ転送する、またはそのようなマッパ装置から完全なVC−4を受信するには、OIF(Optical Internetworking Forum)が規定しているSPI−4インタフェースまたはATMフォーラムが規定しているユートピア(Utopia)レベル4インタフェースを用いるのが望ましい。そうすれば、ペイロード処理部なしのフレーマを、加算/除去多重化、ディジタル・クロス−コネクト、および自動保護スイッチングといったシステム・レベルの機能をも直接に組み込んだ単一のチップ上に実現することができる。これらの付加はその労力とシリコン領域にとってほとんど無視しうるというのが有利である。加算/除去多重化をしないディジタル・クロス−コネクトにとって、この部分はペイロード処理チップを付加しない場合であっても適切である。
【0065】
本発明に係るフレーマの規模変更容易性について。第1に、ポートの個数および処理しうるフレームの種類を制限するとともに、システム・クロックをSTM−64レートに維持することにより、フレーマのサイズを小さくする可能性がある。
【0066】
【表1】
Figure 2004529594
【0067】
第2に、STM−64(OC−192)に対応するシステム・クロックレートより小さなシステム・クロックレートでフレーマを動作させることにより、規模を変更する可能性がある。システム・クロックレートはSTM−16(OC−48)やSTM−4(OC−12)に対応するもの、ひいてはSTM−1に対応するものを選定することができる。
【0068】
【表2】
Figure 2004529594
【0069】
両方の規模変更容易性から適宜選択すると、次に示す約10個の異なるフレーマが得られる。これらは本発明に係るアーキテクチャを用いているが、ライン・ポートの個数が異なるとともにオンチップ・メモリに対する要件が異なる。
・STM−1〜STM64フレーマ
・STM−4〜STM64フレーマ
・STM−16〜STM−64フレーマ
・STM−64のみフレーマ
・STM−1〜STM−16フレーマ
・STM−4〜STM−16フレーマ
・STM−16のみフレーマ
・STM−1〜STM−4フレーマ
・STM−4のみフレーマ
・STM−1のみフレーマ
【0070】
基準クロックについて。SDH/SONETフレーマはSDH/SONET標準に従い少なくとも1つの基準クロックを必要とする。本発明に係るフレーマもその受信側にシステム・クロックを必要とする。そのシステム・クロックは更新を見逃さないようにするのに十分なほど頻繁にライン・ポートのすべてのFIFOを読み取ることを保証するために、STM−64(またはSTM−16、STM−4、STM−1(規模変更容易性の節で説明したようにシステム・クロックを低減した場合))用の対応する基準クロックよりいくぶん速くなければならない。ライン・ポートを考慮すると、フレーマはその受信側で次に示す基準クロックを受信する。
・STM−1ポート:155.52MHz(クロック/データ回復機能付き電気/光学モジュールから)
・STM−4ポート:622.08MHz(クロック/データ回復機能付き電気/光学モジュールから)
・STM−16ポート:311.04MHz(クロック/データ回復機能付き8ビットSERDESから)
・STM−64ポート:311.04または622.08MHz(構成可能、16ビット・インタフェースから)
【0071】
また、標準のSDH/SONET基準クロックもある。クロックレートがSTM−64でデータ・パスが9バイトの場合、138.24MHzより速いシステム・クロックを必要とする。通常の基準クロックからそのようなクロックを抽出する最も簡単な方法はSTM−1ライン・ポートから直接に回復した、または、STM−4ライン・ポート、STM−16ライン・ポート、もしくはSTM−64ライン・ポートにおけるクロックから生成した、または、155.52基準クロックとして外部から供給した155.52MHzのクロックを使用することである。このクロックは必要なものより11%速い。しかしながらいずれにしても、処理すべき有効なデータがないサイクルが存在する。データが無効とマークされている場合(すなわち最後のFIFO読み取り以後、データの更新がない場合)には(データの有効ビットのチェック以外に)ユニットが動作しないようにシステムを設計することにより、11%速いシステム・クロックに起因する余分な電力消費はきわめて小さくなる違いない。したがって、受信側におけるシステム・クロックとして155.52MHzを使用することは最善の解決策であると考えられる。
【0072】
以下、一般的なアーキテクチャを説明する。図3に示す装置の受信側は64個のシリアルSTM−1ライン・ポート・インタフェース102〜108、64個の9バイト/2ワードFIFO(図4)、ポート・スキャン・ユニット110、バイト位置合わせユニット116、B1計算ユニット114、フレーム逆スクランブル・ユニット116、B2計算ユニット118、データ再配列ユニット120、セクション・オーバーヘッド・ハンドラ(section overhead handler)122、管理ユニット・ハンドラ(administrative unit handler)124、ペイロード・ハンドラ・ユニット126、およびユートピア・レベル4・インタフェース128から構成されている。各ユニットにはいくつかのメモリ構成要素から成るメモリが動作可能に接続されている。メモリは当該メモリの接続対象であるユニットがデータ・ストリームから抽出した情報を格納する。受信パスにあるユニット群はデータ・バスとアドレス・バスによって動作可能に接続されている。送信パスにあるユニット群はデータ・バスとアドレス・バスによって動作可能に接続されている。図3にはデータ・バスしか示されていない。表示を簡明にするために、アドレス・バスは省略してある。
【0073】
OIF−99−102標準文書によれば、対応するクロック入力を備えた64個のSTM−1ライン・ポート102〜108は16個のSTM−4ライン・ポート・インタフェースとして再使用可能であり、さらに4個の8ビットSTM−16インタフェースとして再使用可能であり、さらに1個の16ビットSTM−64インタフェースとして再使用可能である。各ポート102〜108はデータを9バイトのデータ・パス幅に多重化するマルチプレクサを備えている。2バイトのSTM−64インタフェースと9バイトへの多重化を考えると、次のユニットは2個の9バイト・ワードを備えたFIFOであること、および、2×9=18バイトは無論、開始点である2バイトの倍数である整数だということを考慮する必要がある。
【0074】
ポート102〜108が信号の損失(loss of signal: LOS)を測定したら、マイクロプロセッサ割込みを発生させる。そのLOSが2フレーム内に測定されたものなら、アラーム表示信号(alarm indication signal:AIS)を発生させる。これにより、SOHユニットとAUHユニットは受信したSDH/SONET信号を論理的全「1」信号として扱う。LOS障害状態が終了したら、2フレーム内からAISを除去する。
【0075】
64個の9バイト/2ワードのFIFO(図4)を使用して、STM−Nラインから入来するデータをバッファする。
【0076】
とりあえず図4を参照すると、ポート・スキャン・ユニットのブロック図が示されている。ポート・スキャン・ユニットは多場所レジスタAに動作可能に接続された有限状態機械(Finite STATE Machine: FMS)を備えている。各ポートは多場所レジスタの1つの場所にロードするポート・アドレスによって特定する。各ポートは関連付けられた入力ラインから受信したデータを格納するポートFIFOを備えている。各ポートFIFOはデータ・バスに接続されている。同様に、多アドレス・レジスタが出す出力はすべてのポートFIFOに接続されたアドレス・バスに接続されている。本発明の一実施形態では、多場所レジスタ中のアドレス(位置)の個数はポートの個数と同一である。同様に、アドレス・バスは72ビットと1状態ビットである。同様に、ポートFIFOレジスタは2ワード備えている。
【0077】
図4の参照を続ける。ポート・スキャン・ユニットの有限状態機械(Finite State Machine: FMS)はクロック・サイクルごとに1つのレジスタの内容を8ビットのオンチップ・アドレス・バスに出力するだけである。ここで述べるように、各レジスタ位置の内容はポート識別番号である。これを行うために、それはレジスタ・アドレス1〜64をラウンド・ロビン態様で読み取るだけである。レジスタ内部のポート・アドレスの順序はアドレス・バスに送出されるポート・アドレスの順序を直接に決める。各ポートの2ワード(各72ビット)の受信FIFOのポート・アドレスがアドレス・バス上のアドレスと等しいときは常に、当該FIFOを読み取る。これは上記FIFOの第1のワードがデータ・バスに書き込まれるということを意味している。アドレスがFIFOのポート・アドレスと等しくないときは、FIFOが出す1ワードをデータ・バスに出力するデバイス・ドライバが使用不可である。したがって、選択したポートが出すデータだけをデータ・バスに送出する。拡張データ・バスにはデータとともに1ビットのFIFO完全信号を送出する。FIFO完全信号はデータが有効な場合には「1」である。FIFOから1ワード読み取ったら、この信号を「0」に設定する。SDH/SONETライン・ポートからFIFOに新たなデータが書き込まれたら、それは「1」に戻る。したがって、FIFO完全信号は、それが「1」のときに処理しなければならないデータとそれが「0」のときに処理してはいけないデータ(なぜなら当該データはこのFIFOからの最後の読み取りによって処理済みだからである)とを識別している。
【0078】
受信データ・パスにおいて引き続く各ユニットは論理ユニットをアドレス・バス上のポート・アドレスで特定される一連のメモリ・ユニットに接続する。それは拡張データ・バス上の状態ビットが「1」のときは常にデータを処理する。そうでないとき、それはこのクロック・サイクルでは何もしない。この状態ビットは、全受信データ用のシステム・クロックは全ライン・ポートの合計より速いという事実とともに次のことを保証する。すなわち、読み取られていないポートFIFOにはデータ更新がない、および、最後のリード・オペレーション以来、データ更新がないFIFOは同じデータを2度処理することはない。
【0079】
ポート・スキャン・ユニット110は構成可能な態様で(たとえば全ポートが平等の場合にはラウンド・ロビン)単一のシステム・クロックを用いてFIFOから受信データ・パスにデータを読み出す。システム・クロックはSDH/SONET標準に従って許容されるクロックレートの変動を含む最速のライン入力クロックと少なくとも同程度に速い必要がある。入力データの更新がないのにFIFOバッファが読み取られていた場合、ポート・スキャン・ユニット110はマークを付す。この場合、データ・パス中のすべてのユニットはこのデータ・ワードを処理しない。
【0080】
バイト位置合わせユニット112は入来する72ビットのデータを位置合わせして、その出力がSDH/SONETのフレーム位置にある9バイトと正確に対応するようにする。この位置合わせはハント(hunt) モードでA1/A2バイト位置合わせパターンを探索し、同期モードでA1/A2バイト位置合わせパターンの繰り返しを継続してチェックすることにより行う。m個の連続するフレーム(たとえばm=5)の間に上記パターンが存在しない場合、フレーム外れ(out of frame: OOF)エラーを表明する。OOF状態が構成可能な期間TOOFだけ継続したら、LOF状態を宣言し、対応するマイクロプロセッサ割込みを発生させる。いったんLOF状態になったら、インフレーム状態が期間TLOFだけ継続している間、その状態に留め置かれる。LOF状態が2フレーム内で測定されたら、アラーム表示信号(AIS)を発生させる。これにより、SOHユニットとAUHユニットは受信したSDH/SONET信号を論理的全「1」信号として扱う。LOF障害状態が終了したら、2フレーム内からAISを除去する。いわゆる位置合わせ位置(1≦位置合わせ位置≦71)、状態(ハント、プレ同期、同期)、(プレ同期モードで)正確に発見されたA1/A2パターンの個数、および(同期モードで)不正確に発見されたA1/A2パターンの個数をフレームごとに格納する必要がある。
【0081】
B1計算ユニット114はフレームを逆スクランブルする前に、完全なSTM−Nフレームに対してB1パリティ・バイトを計算する。実際のB1バイトはフレームごとにメモリに格納する。完全なフレームに対する最終値は後刻、セクション・オーバーヘッド・ハンドラ(SOH)ユニット122が使用しうるような方法で格納する。
【0082】
フレーム逆スクランブル・ユニット116は入来するすべてのバイトを逆スクランブルする(ただし、スクランブルされていない、フレームの第1行のSOHバイトは除く)。フレーム逆スクランブル・ユニット116はSTM−Nフレームごとに次に示す値を必要とする。すなわち、N、3×N、9×N、および2430×Nである。
【0083】
本発明の一実施形態では、逆スクランブル・ユニットは送信パスにおけるフレーム・スクランブル・ユニットに類似しているとともに、VHDLコードで実装されたものである。このユニットとフレーム・スクランブル用の標準ユニットとの実装における重要な相違点は、このユニットがアドレス・バスに供給されるポート・アドレスに応じて様々なメモリ・ユニットに接続される点である。標準のフレーム・スクランブル・ユニットはすべての変数をローカルに格納するから、様々なメモリ・ユニットに接続される必要がない。本発明の一実施形態の実装における逆スクランブル・ユニットはある変数を特定のメモリ・ユニットに格納する必要がある。そして、同ユニットは新たなクロック・サイクルの始めにおいて、最後のクロック・サイクルで処理したポートに属す情報を対応するメモリに書き込まなければならない。次いで、同ユニットは現在のポート・アドレスに対応する格納済みの情報を対応するメモリからローカル変数にコピーしなければならない。同ユニットがこのデータを処理することができるのは次のステップとしてのみである。同ユニットは次のクロック・サイクルの始めにおいて、更新したデータを対応するメモリに書き込む。次に示すVHDLコードはこのことを示している。
【0084】
Figure 2004529594
Figure 2004529594
Figure 2004529594
Figure 2004529594
Figure 2004529594
Figure 2004529594
【0085】
この例では、GRAとGRA2はこのユニットがポートごとに出す変数を格納するのに必要なメモリ・レジスタである。2つのレジスタ・ブロックを使用したのはデータのサイズのためであり、上述した様々なメモリ・ユニットとは関係ない。有効なポート・アドレスによってレジスタを特定のメモリ・ユニットに割り当てることは、この論理ユニットの外部で行う。重要な点は上掲したハードウェア記述コードは次に示す「論理変数」を規定するものである。すなわち、これらの論理変数は各クロック・サイクルで特定のメモリに格納しないが、次のクロック・サイクルで新たなポートが出すデータによって単に上書きされる。また、これらの論理変数は「フレームごとに格納する必要のある変数」であり、したがってポートごとに格納する必要のある変数である。この他に重要な点は変数stm_n、stm_n_3、stm_n_9、およびstm_n_2430である。これらはポート・アドレスごとに格納されるアドレスであり、フレーム型すなわちSTM−NのNを決めるものである。原則として、stm_nで十分である。なぜなら、これ以外のすべての値はこの値の単なる倍数だからである。しかし、計算が未了の数値によってチップ構成を合成することはできないから、すべての値をメモリに格納する必要がある。stm_nはこのユニットでは実際には必要でないから、飛ばしてもかまわない。stm_n_9=9×stm_nはセクション・オーバーヘッド・バイトである1行のバイト数を決めるものであり、あとに続くバイトはすべてペイロード・バイトである。stm_n_2430は単一行のバイト数、したがってSTM−Nフレームのある行の終点および次の行の開始点を決めるものである。stm_n_3はデータをフレームに正しく位置合わせするのに必要になる。
【0086】
データ・パス中の他のすべてのユニットはこれらの数stm_n、stm_n_3、stm_n_9、およびstm_n_2430のうちのいくつかを上述したのと同じように必要とするとともに、クロック・サイクルの始めでポートに固有のメモリにデータを格納し、上述した例と全く同様にデータ・バス上のデータを処理する前にポートに固有のメモリからローカル変数にデータをコピーする必要がある。
【0087】
B2計算ユニット118はSTM−Nフレームの3×N個のB2バイトを完全なフレーム(ただしフレーム逆スクランブル後の始めの3行のSOHバイトは除く)に対する(BIP−N)×24個の偶数パリティとして計算する。
【0088】
データ再配列ユニット120はSTM−Nフレームの入来する各行を再配列して、N個のSTM−1サブフレームのバイト・インターリーブを除去し、9バイト出力が、SOHバイトの場合には単一のSTM−1サブフレームの連続9バイトに対応するようにし、SDH/SONETペイロード・バイトの場合には単一のVC−4−xcの連続9バイトに対応するようにする。H3ポインタ・バイトはSOHバイトではなくペイロード・バイトに適合するように再配列する。このユニットは動作するのに2×64×9バイトのバッファを必要とする。
【0089】
セクション・オーバーヘッド・ハンドラ(SOH)ユニット122は入来するデータから関連するSOHバイトをすべて取り込み、それらのバイトをメモリにフレームごとに格納する。各SOHバイトはマイクロプロセッサによって読み書きアクセス可能である。受信データ・パスにおいて引き続くユニット用に、データ・バイトとSOHバイトとを区別するワード・マスクを設定する。このワード・マスクはデータ・パス上をデータとともに転送される。9バイトがすべてSOHバイトの場合にはワード・マスクは「00」であり、前半6バイトがSOHバイトで後半3バイトがデータ・バイト(H3バイトとポインタ・デクリメント)の場合にはワード・マスクは「01」であり、前半3バイトがSOHバイトで後半6バイトがデータ・バイト(ポインタ・インクリメント)の場合にはワード・マスクは「10」であり、純粋の9バイト・データの場合にはワード・マスクは「11」である。これら以外にSOH/データ・バイトのパターンはない。このユニットは再生成器(regenerator)セクション・オーバーヘッド(RSOH)バイトと多重化(multiplex)セクション・オーバーヘッド(MSOH)バイトを扱う。
【0090】
管理ユニット・ハンドラ(AUH)ユニット124は入来するデータからパス・オーバーヘッド(POH)バイトをすべて取り込み、それらのバイトをメモリにVC−4ごとに格納する。各POHバイトはマイクロプロセッサによって読み書きアクセス可能である。入来するデータ中でPOHバイトを発見するために、SOHユニットが評価してメモリに格納しておいた、AU−4のポインタ値を、対応するバイト・カウンタおよびデータ・バス上を入来するデータが供給するマスク・パターンとともにに使用する。構成によって、AUHユニットは(POHバイトを含む)完全なVC−4、またはC−4ペイロード・バイトのみを、さらなる処理用にペイロード・ハンドラがデータを読み取る元を成すFIFOに転送する。第1の場合を使用するのは、ユートピア・レベル4インタフェースを通じてDS3マッパ装置へVC−4を転送するためである。第2の場合を使用するのは、ATM、PPP、または他のペイロード・ハンドラ・ユニットを通じてパスを終端させるためである。フレーマが加算/除去多重化とディジタル・クロス−コネクトを備えた多重化セクション装置として位置づけられている場合には、さらなる構成がある。その場合、AUHユニットはVC−4を送信側の対応するFIFOに書き込む。これにより、ループバックが容易になるから、システム・レベルの機能がパス終端装置を越えて機能する実装を実現することができる。
【0091】
ペイロード・ハンドラ・ユニット126はペイロードをATMセルまたはPPPパケットとして、構成可能な共用バッファFIFO(最大64ポート)に転送する。そこからユートピア・レベル4インタフェースが必要なセル/パケットの輪郭描写(delineation)および整合性チェックを行ったのちデータを読み取る。
【0092】
ユートピア・レベル4インタフェース128はリンク層装置またはDS3マッパ装置にデータを伝送するために設けられている。
【0093】
送信側はユートピア・レベル4インタフェース130、ペイロード・ハンドラ・ユニット132、管理ユニット・ハンドラ134、VC−4インターリーブ・ユニット136、セクション・オーバーヘッド・ユニット138、B2計算ユニット140、フレーム・スクランブル・ユニット142、B1計算ユニット144、およびポート・アドレス・ユニット146から構成されている。
【0094】
ユートピア・レベル4インタフェース130はリンク層装置またはDS−3マッパ装置からデータを受信し、そのデータを構成可能な共用バッファFIFO(最大64ポート)に書き込む。そこからペイロード・ハンドラ・ユニットがデータを読み取る。
【0095】
ペイロード・ハンドラ・ユニット132はATMセルとPPPパケットをVC−4コンテナ用に必要な形式にマップする。
【0096】
管理ユニット・ハンドラ(AUH)ユニット134はVC−4ごとにパス・オーバーヘッド・パケットを生成し、ペイロード(ATMセルまたはPPPパケットのストリーム)をVC−4にマップする。パス終端装置モードでは、ポインタ生成機能は不要であり、対応するAU−4ポインタはゼロに設定する。加算/除去多重化機能およびディジタル・クロス−コネクト機能を備えた多重化セクション装置の場合には、いくつかの可能性が存在する。
【0097】
第1にスルー・タイミイング(through-timing)がある。このモードでは、SDH/SONETライン・ポートにおける送信クロックは対応する入力ライン・ポートの受信クロックからとる。したがって、入力クロックと出力クロックとが同一であるから、ポインタ処理は不要である。しかし、様々な基準クロックを備えた入力ポートがいくつか存在するから、送信側のシステム・クロックは受信側のシステム・クロックと同一に選定する。そして、入力ポートFIFOが2つの読み取りオペレーションの間に入力ポートから更新されなかった場合には空(から)のクロック・サイクルの使用に対応して、送信側においてバッファの充填レベルが所定値以下になったら送信側に空のクロック・サイクルを含ませる必要がある。受信基準クロックと送信基準クロックが同一であるから、入力ポートと出力ポートとの間にあるいくぶん速いシステム・クロックを備えたユニットはそれらの間にあって加速装置(speedup)として機能する。平滑処理に必要な出力FIFOバッファのサイズはさらに計算する必要がある。
【0098】
第2にライン・タイミング(line-timing)がある。このモードでは、受信基準クロックの1つをすべての送信出力ライン用の基準クロックとして選定する。送信側でもこのクロックをシステム・クロックとして選定する。この場合、様々な受信基準クロックと選定した送信基準クロックとの間のクロック速度の相違を調整するためにポインタの生成が必要になる。
【0099】
第3に外部送信タイミングがある。このモードでは、送信クロックとして外部供給の基準クロックを使用する。この状況はライン・タイミングについて説明したのと同じである。
【0100】
VC−4インターリーブ・ユニット136はSTM−Nに属す様々なVC−4のバイト・インターリーブを行う。このユニットは2×64×9バイトのバッファを必要とし、SDH/SONETのペイロード・バイトに対して受信パスにおけるデータ再配置ユニットと逆の操作を行う。
【0101】
セクション・オーバーヘッド・ハンドラ(SOH)ユニット138は各STM−Nフレーム用にSOHバイトを生成する。
【0102】
B2計算ユニット140はフレーム・スクランブルの前に完全なフレーム(ただし、前半3行のSOHバイトを除く)に対する(BIP−N)×24偶数パリティとしてSTM−Nの3×N個のB2バイトを計算する。このユニットは実際のB2値をメモリにフレームごとに格納する。そして、最後のB2値はSOHユニットが同じポート用に次のフレームのB2バイトに含める。
【0103】
フレーム・スクランブル・ユニット142は受信パスにおけるフレーム逆スクランブル・ユニットと同一であるが、すべてのフレーム・バイト(ただし、未スクランブルのまましておく、フレームの第1行のSOHバイトを除く)をスクランブルする。このユニットはSTM−Nフレームごとに次に示す値を必要とする。すなわち、N、3×N、9×N、および2430×Nである。
【0104】
B1計算ユニット144はフレーム・スクランブルを行ったあと、完全なSTM−Nフレームに対してB1パリティ・バイト(偶数パリティ)を計算する。
実際のB1バイトはメモリにフレームごとに格納する。完全なフレーム用の最後の値は後刻、セクション・オーバーヘッド・ハンドラ(SOH)ユニットが使用しうるように格納する。
【0105】
ポート・アドレス・ユニット146は各フレームからのデータをデータ・バスにのせ、ポート・アドレスをアドレス・バスにのせ出力ポートにおける対応するFIFOまで転送する。アドレス・バス上のアドレスとポート・アドレスが一致すると、対応するFIFOがデータを受信する。当該データを他のすべてのFIFOは受信しない。FIFOはライン・ポート側でそのライン・ポート・クロックに従って読み取るのが望ましい。転送スケジュールは構成可能である。すべてのポートが等しい(64個のSTM−1、16個のSTM−4、または4個のSTM−16)場合、スケジュールはは単純なラウンド・ロビンである。出力ポートFIFOへの書き込みはシステム・クロックによって行い、出力ポートFIFOからの読み取りは特定のライン・クロックによって行う。
【0106】
本発明の別の実施形態によると、STM−4〜STM−256のフレーマを実現することができる。その場合、現在の技術上の制約から9バイト幅のデータ・パスは望ましくないから、18バイトあるいは36バイトのデータ・パス幅を使用する。その実施形態は9バイトのデータ・パス幅に関連した詳細を除いて上述したものと同じである。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【図1】STM−N信号へ至るSDH信号ハイアラキの概略を示す図である。
【図2】標準規定によるVC−4コンテナを備えたSTM−1信号を示す図である。
【図3】入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する装置、またはこれと逆を行う装置をSTM−1〜STM−64 SDH/SONETフレーマの形態で示す図である。
【図4】アドレス・バスおよびデータ・バスによってポートFIFOレジストリに接続されたポート・スキャン・ユニットのブロック図である。
【符号の説明】
【0108】
102 ポート・インタフェース
104 ポート・インタフェース
106 ポート・インタフェース
108 ポート・インタフェース
110 ポート・スキャン・ユニット
116 バイト位置合わせユニット
114 B1計算ユニット
116 フレーム逆スクランブル・ユニット
118 B2計算ユニット
120 データ再配列ユニット
122 セクション・オーバーヘッド・ハンドラ
124 管理ユニット・ハンドラ
126 ペイロード・ハンドラ・ユニット
128 ユートピア・レベル4・インタフェース
130 ユートピア・レベル4インタフェース
132 ペイロード・ハンドラ・ユニット
134 管理ユニット・ハンドラ
136 VC−4インターリーブ・ユニット
138 セクション・オーバーヘッド・ユニット
140 B2計算ユニット
142 フレーム・スクランブル・ユニット
144 B1計算ユニット
146 ポート・アドレス・ユニット

Claims (28)

  1. 入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する装置(100)、またはこれと逆を行う装置(100)であって、
    前記少なくとも2つのデータ信号を受信する少なくとも2つのポート(102〜108)と、
    前記ポートが受信したデータ信号からデータを抽出するポート・スキャン・ユニット(110)と
    を備え、
    前記ポート・スキャン・ユニット(110)が、少なくとも2つの異なる入力データ伝送速度を有するデータ・ストリームを提供するポート群からデータを抽出するように構成されている
    ことを特徴とする
    装置。
  2. さらに、
    前記ポート・スキャン・ユニット(110)に機能的に接続され、前記少なくとも2つのポートのうちのどれをその入力データ伝送速度に対してどのクロック・サイクル内で処理する必要があるかを判断する制御論理ユニット
    を備えた、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御論理ユニットが、前記ポート・スキャン・ユニット(110)が遅い入力データ伝送速度を有するポートより、速い入力データ伝送速度を有するポートに比例的により頻繁にアクセスするよう制御するように構成されている、
    請求項2に記載の装置。
  4. さらに、
    前記少なくとも2つのデータ信号を所定幅の並行データ・ストリームに変換する少なくとも2つの逆多重化ユニット
    を備えた、
    請求項1に記載の装置。
  5. さらに、
    各々が前記ポート・スキャン・ユニット(110)に機能的に接続された少なくとも2つの記憶ユニット
    を備え、
    前記逆多重化ユニットの1つが一時的にデータを格納する、
    請求項4に記載の装置。
  6. 前記記憶ユニットがFIFOで形成されており、
    前記FIFOが、接続されたポートの入力データ伝送速度に対応する速度で動作するように構成されている、
    請求項5に記載の装置。
  7. さらに、
    前記ポート・スキャン・ユニット(110)に接続され、すべてのポートが出すデータの書き込み先をなす中央バッファ
    を備えた、
    請求項2に記載の装置。
  8. 前記制御論理ユニットが、前記ポート・スキャン・ユニット(110)がアクセスごとに遅い入力データ伝送速度を有するポートより、速い入力データ伝送速度を有するポートから比例的により多くのデータを読み取り、前記中央バッファに単一のクロック速度でデータを書き込むよう制御するように構成されている、
    請求項7に記載の装置。
  9. さらに、
    各ポートに関連付けられた少なくとも2つの逆多重化ユニットを備え、
    それにより、1つの逆多重化ユニットの結果データの幅がより速い入力データ伝送速度を有するポートにおいて比例的により広くなっている、
    請求項7または8に記載の装置。
  10. 前記制御論理ユニットが、前記ポート・スキャン・ユニット(110)がアクセスごとにすべてのポートから同じ量のデータを読み取り、前記中央バッファに遅い入力データ伝送速度を有するポートより、速い入力データ伝送速度を有するポートから比例的により頻繁に書き込むよう制御するように構成されている、
    請求項7に記載の装置。
  11. さらに、
    前記中央バッファに機能的に接続されたバイト位置合わせユニットを備え、
    フレーム・バイト位置合わせしたデータのみを前記中央バッファに書き込むことを保証するようにした、
    請求項10に記載の装置。
  12. 入力データ伝送速度を有する少なくとも2つのデータ信号を合体させ入力データ伝送速度より速い出力データ伝送速度を有する単一のデータ・ストリームにして共用媒体上の伝送の用に供する方法、またはこれと逆を行う方法であって、
    前記少なくとも2つのデータ信号を受信するステップと、
    前記ポートが受信したデータ信号からデータを抽出するステップと
    を備え、
    少なくとも2つの異なる入力データ伝送速度を有するデータ・ストリームを提供するポート群からデータを抽出する
    ことを特徴とする
    方法。
  13. さらに、
    前記少なくとも2つのポートのうちのどれをその入力データ伝送速度に対してどのクロック・サイクル内で処理する必要があるかを判断するステップ
    を備えた、
    請求項12に記載の方法。
  14. さらに、
    遅い入力データ伝送速度を有するポートより、速い入力データ伝送速度を有するポートに比例的により頻繁にアクセスするステップ
    を備えた、
    請求項13に記載の方法。
  15. さらに、
    前記少なくとも2つのデータ信号を所定幅の並行データ・ストリームに変換するステップ
    を備えた、
    請求項12に記載の方法。
  16. さらに、
    一時的にデータを格納するステップ
    を備えた、
    請求項12に記載の方法。
  17. 一時的にデータを格納する前記ステップを、接続されたポートの入力データ伝送速度に対応する速度でFIFOの概念に従って実行する、
    請求項16に記載の方法。
  18. さらに、
    すべてのポートが出すデータを中央バッファに書き込むステップ
    を備えた、
    請求項13に記載の方法。
  19. さらに、
    遅い入力データ伝送速度を有するポートより、速い入力データ伝送速度を有するポートから比例的により多くのデータを読み取り、前記中央バッファに単一のクロック速度でデータを書き込むステップ
    上備えた、
    請求項18に記載の方法。
  20. さらに、
    各ポートの入来するデータ・ストリームを逆多重化するステップを備え、
    それにより、1つの逆多重化ユニットの結果データの幅がより速い入力データ伝送速度を有するポートにおいて比例的により広くなっている、
    請求項18または19に記載の方法。
  21. さらに、
    アクセスごとにすべてのポートから同じ量のデータを読み取り、前記中央バッファに遅い入力データ伝送速度を有するポートより、速い入力データ伝送速度を有するポートから比例的により頻繁に書き込むステップ
    を備えた、
    請求項18に記載の方法。
  22. さらに、
    バイト位置合わせを実行しフレーム・バイト位置合わせしたデータのみを前記中央バッファに書き込むことを保証するステップ
    を備えた、
    請求項21に記載の方法。
  23. (a)ネットワーク装置のポートにおいて、異なる伝送速度を有する少なくとも2つのデータ・トラフィックをエンコードしたフレームを受信するステップと、
    (b)ポート・スキャン・ユニットを用いて前記ポートから受信パスにフレームを読み出すステップと、
    (c)前記受信パス内に動作可能に配置された複数の処理ユニットを用いてフレームを検査するステップと、
    (d)前記複数の処理ユニット中の各処理ユニットとして、前記フレームの特定のセクションにエンコードされたデータを抽出することにより前記フレームを検査し、前記フレームの残部を下流の処理ユニットに転送するステップと、
    (e)下流の処理ユニットが前記フレームのペイロード・セクションが残っている間、前記ステップ(d)を繰り返すステップと、
    (f)ペイロード処理ユニットにおいて前記フレームの前記ペイロード・セクションを受信し、前記ペイロード処理ユニットがその内容を前記エンコードされたデータに基づいて特定のデータ型に解剖するステップと
    を備えた
    方法。
  24. さらに、
    前記特定のデータ型をリンク層装置またはDS3マッパ装置に送信するユートピア・レベル4インタフェースにおいて前記特定のデータ型を受信するステップ
    を備えた、
    請求項23に記載の方法。
  25. 前記抽出したデータをメモリ・ユニットに格納する、
    請求項23に記載の方法。
  26. ネットワーク装置のポートにアクセスし、速度が異なる少なくとも2つのデータ・トラフィックから成るペイロードをエンコードしたデータ・フレームを読み取るデータ・スキャン・ユニットと、
    前記データ・フレームから抽出した情報を格納する複数の記憶構成要素と、
    動作可能に直列接続された複数の受信側の処理ユニットであって、前記複数の処理ユニットの各々が前記記憶構成要素のうちの選択した1つに接続されており、前記複数の処理ユニットの各々がフレームを検査し、前記フレームの所定部から情報を抽出し、前記フレームの残部を下流の処理ユニットへ転送する、複数の受信側の処理ユニットと、
    前記フレーム中のペイロードを受信し、前記ペイロードを解析して前記ペイロードに組み込まれている様々なデータ型を生成するペイロード・ハンドラと
    を備えた
    装置。
  27. さらに、
    動作可能に直列接続され、協働して、異なる速度を有する少なくとも2つのデータ・トラフィックから成るペイロードを含むフレームを生成して前記ポートへ送信する複数の送信側の処理ユニット
    を備えた、
    請求項26に記載の装置。
  28. さらに、
    前記複数の送信側の処理ユニットのうちの選択した1つに選択的に接続された複数のメモリ
    を備えた、
    請求項27に記載の装置。
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