JP2005500486A - 同軸クイックコネクタ - Google Patents
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Abstract
第1、第2および第3のポートを有するクイック連結具本体(20)は、第1のポートから第3のポートへ延在し、第3のポートとインサートの1つの端部とに取り付けられる同心状に取り付けられた導管に、第1および第2のポートをそれぞれに形成するインサートを保持している。リテイナ要素(50)は、第1および第2の導管を本体およびインサートに密閉して結合するために、本体(20)および/またはインサート(60)に取り付けられている。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、導管、あるいは管状部材が、取り外し可能なクイックコネクタによって、流体に効果をもたらす装置、または他の流体導管と流体の流れ連通状態に相互に連結させる流体の流れシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】
米国特許第5,730,481号明細書 スナップはめコネクタ、またはクイックコネクタは、特に、自動車および産業への適用において流体搬送導管を結合するために、広範囲にわたる適用に使用されている。軸方向に移動可能なリテイナを有する一般的なクイックコネクタにおいて、このリテイナは、雌コネクタコンポーネントあるいは要素のハウジングの孔内に固定して取り付けられている。このリテイナは、ハウジングの孔の軸方向中心線の方に向って内方に延在する、複数の径方向に角を形成して延在する脚部を有している。雌コンポーネントの孔に密閉して取り付けられるチューブ、または雄取付金具は、リテイナ脚部の内側周囲表面に当接する径方向にアップセット(upset)部分またはフランジを含んでいる。シールおよびスペーサー部材だけでなくベアリング、あるいはトップハット(top hat)は、雄取付金具がリテイナ脚部によって雌コンポーネントに固定して係合されるとき、ハウジングと雄取付金具との間にシールを形成するために、一般に、リテイナの前方の孔に取り付けられている。
【0003】
リテイナが、雌コンポーネント、あるいはハウジングの主貫通孔に対して横断方向に形成される一列に並べられた孔、あるいは開口を通って径方向に移動可能である径方向に移動可能なリテイナも周知である。この径方向に移動可能なリテイナには、雄取付金具または導管が、雌コネクタの孔に完全にはめ込まれるときのみ、雄取付金具で径方向アップセット部分の後ろに滑動するように一定の大きさに作られ、位置決めされている一対の付随的な脚部が一般に設けられている。これにより、雄取付金具、あるいは導管が、雌コネクタの孔に完全に挿入された場合のみ、移動可能なリテイナが雌コネクタに完全に挿入されることが可能なとき、雌コネクタと導管との確動固定係合を確実とする。
【0004】
リテイナの種類にかかわらず、流体コネクタの雌ハウジング、あるいはコンポーネント部分は一般に、第1の端部から間隔を置いて配置される1つ以上の環状バーブを有する細長いステムを含んでいる。このバーブは、雌ハウジングを導管の1つの端部と連結するために、バーブ全体にわたり押し込められるホースまたは導管との確実な係合をもたらす。
【0005】
現在の自動車における炭化水素排気を低下するための努力の結果、自動車の燃料システムには、一般に、エンジンとエンジン自動車の燃料噴射システムから不燃焼燃料蒸気を受容する燃料蒸気回収キャニスタとの間に連結される燃料蒸気回収導管が設けられている。この燃料蒸気導管は、しかし実情は燃料導管自体に加えて、両端部において燃料タンクおよび蒸気キャニスタに結合されるだけでなく、車両の下側に沿う取り付け位置にクリップで留められる必要がある別の導管を表わしている。これらの導管の両方は、一般に、車両の下側に取り付けられ、それによって、損傷を与える、および/または、破談させることがある岩石または他の物体との衝撃に曝される。
【0006】
また、導管から大気への燃料および/または蒸気の浸透を防止するためにかなりの努力が行われてきた。これは、燃料搬送、浸透、静電荷などの特性と取り組むために、各層が異なる材料で形成されることが可能である多層性導管へと導いた。
【0007】
これら設計への努力の結果は全て、自動車の燃料システムの設計、アセンブリおよび信頼性のある使用へと導いた。従って、流体システムの独立したコンポーネントの数を最小にすることが可能であるクイック連結装置を提供することが望ましい。さらに、自動車の燃料あるいは蒸気搬送導管からの燃料の浸透を最小にするために、自動車の燃料システムに有利に使用されることが可能なクイック連結装置を提供することが望ましい。さらに、流体システムコンポーネントの迅速なアセンブリを容易にする同軸クイック連結装置を提供することが望ましい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、様々なソースから共通の位置に多数の流体を送るのに有利に使用されることができる同軸クイック連結装置である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様において、本発明は、第1および第2の導管を第3および第4の同軸導管に連結するコネクタである。このコネクタは、少なくとも、第1、第2および第3のポート、この第1および第2のポートからそれぞれに延在する第1および第2の孔を画定する本体と、その本体に保持され、この本体の第3のポートを通る第1および第2の流路を画定するインサートとを含んでいる。このインサートは、第1のポートを第1の流路に、そして、第2のポートを第2の出口流路に流体的に結合している。
【0010】
特定の実施において、このインサートは、インサートの1つの端部に形成される第1のポートから本体の第3のポートを通る第2の出口流路へ流路を画定する貫通孔を有する管状本体の形をとる。複数のリブは、本体の第1の孔内にインサートを同心状に取り付けるインサートに保持されている。このインサートは、第1の出口流路を第2の出口流路から分離するために、本体に密閉して結合されている。
【0011】
リテイナは、第1および第2の導管を本体にラッチをかけるように結合するために、コネクタ本体および/またはインサートに取り外し可能に取り付けられている。このリテイナは、第1および第2の導管を本体に挿入する前に取り付けるために、コネクタ本体の、および/または、インサートの一時的な収納位置に取り外し可能に取り付けることができることが好ましい。
【0012】
本発明の別の態様において、コネクタは、第1、第2および第3の開口を画定する本体の形をとる。第1および第2の孔は、それぞれに、第1および第2の開口から本体を通って延在している。管状部材が、本体に取り付けられ、第1のポートを画定する第1の端部と、本体の第3の開口を延通可能である第2の端部とを有している。この管状部材は、第1および第2の開口から、それぞれに、第3および第4の同軸導管へ、それぞれに、本体の第3の開口を通る同心状の流路を形成している。
【0013】
この管状部材は、第3および第4の流体の流れ導管を同心状に受容するために、本体の第3の開口から外方に延在する第2の端部と、第3の開口に近接して本体に保持されている少なくとも1つの取り付け部材と、第2の端部に近接して管状部材に保持されている少なくとも1つの取り付け部材とを含むことが好ましい。
【0014】
管状部材は、本体の1つの端部に形成された第1の開口から本体の第3の開口における第2の出口流路へ流路を画定する貫通孔を含むことが好ましい。複数のリブが、本体に管状部材を同心状に取り付けるために本体に保持されている。
【0015】
本発明の同軸クイックコネクタは、流体の流れシステムにおいて多数のコンポーネントを連結するのに使用される独立したコンポーネントの数を最小にする類のないクイック連結装置を提供している。現同軸クイック連結具は、自動車の燃料システムにおいて特に有利な用途があり、内側導管を通流するように配分される液体燃料を有する同心状の流れ導管は、内側導管に浸透する蒸気のための外側導管を通る蒸気収集流路を設けている。
【0016】
本発明の様々な特徴、利点および他の使用は、以下の詳細な説明および図面を参照するとさらに明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
ここでは、図面の図1〜図6を参照すると、同心状に配置された第3の導管16および第4の導管18それぞれに、第1の導管12および第2の導管14それぞれを流体的に結合するように設計されている同軸クイック連結具10が描かれている。
【0018】
「導管(conduit)」、または「複数の導管(conduits)」という用語は、液体、空気などの流体を搬送するように設計されているあらゆる形状の管状部材を含むことを意味する。導管12、14、16および18は、この同軸クイック連結具10が使用される特定の適用に応じて、様々な材料で形成されることができる。例えば、導管12、14、16および18のいずれか、あるいは全ては、剛性形状か、フレキシブル形状かのいずれかの形状に、金属、プラスチック、異なる材料で形成されることができる。「複数の導管」という用語はさらに、先端部と、その先端部から一定の間隔が置かれる環状の拡大したビード、またはフランジを有する端部形状を含んでいる。この端部形状の対向する端部には、一般に、ホースまたは導管への確実な取り付けのためにバーブが形成されている。
【0019】
さらに、同軸クイック連結具10の作動についての以下の説明では、第1の導管12および第2の導管14を入口導管または入力導管と呼び、第3の導管16および第4の導管18を出口導管または出力導管と呼ぶとはいえ、これは、単なる例示であり、導管の機能が逆にされることが可能であるので、同軸クイック連結具10を通る流体の流れのために、第3の導管16および第4の導管18は、入口導管として作用し、第1の導管12および第2の導管14は、出口導管として作用することがあるということは理解されるであろう。
【0020】
図1〜図3に示されるように、同軸クイック連結具10は、全体として参照符号20によって示されているハウジングを含んでいる。このハウジング20のコンポーネント部品は、下文で説明されるように、図1および図2に示されるように、鋳造、機械加工などによって単一体として一体的に、単一的に、あるいは溶接、接着剤および/または機械的留め具などによって互いに結合される独立したコンポーネントとして形成されることが可能である。従って、本発明の1つの態様において、ハウジング20は、単なる例示として、一般にガラス充填ナイロンなどの様々な異なる材料から鋳造することによって、単一体として形成されている。
【0021】
ハウジング20が、互いに密閉して結合される1つ以上の独立したコンポーネントから形成されようとなかろうと、このハウジング20は、対向する第1の端部24と第2の端部26とをそれぞれに有する第1のほぼ管状部分22を含んでいる。孔28は、第1の管状部分22の第1の端部24と第2の端部26における開口両端部あるいは両ポート間に延在している。この第1の管状部分22の第1の端部24に近接し、第1の端部24から軸方向に延在する孔28の第1の端部部分が、第1の最大直径の孔部分30と、第2のより小さい直径の中間の孔部分32と、第3のさらに小さい直径の孔部分34とで形成される階段状の構成を有している。第1の孔部分30、第2の孔部分32および第3の孔部分34は、第1の管状部分22の第1の端部24から軸方向に配置され、第1の管状部分22を通って第2の端部26に延在する貫通孔28の残部と連通している。
【0022】
第1の管状部分22の第2の端部26は、第2の端部26から軸方向に一定の間隔が置かれるように配置されている少なくとも1つの、好ましくは複数の環状バーブまたは管状保持要素36、37および38を含んでいる。これらの保持要素36、37および38は、第3の導管16が、保持要素36、37および38をしっかりと把持することを可能にするように、第3の導管16の端部部分をわずかに径方向へ拡張させて外側の第3の導管16をスライド可能なように受容し、ハウジング20の第1の管状部分22の第2の端部26にしっかりと取り付けて維持する。
【0023】
第2の管状部分40が、図1および図2に示されるように、一般に、第1の管状部分22の第1の端部24と第2の端部26との間のあらゆる位置で第1の管状部分22に連結されている。この第2の管状部分40は、さらに、第1の外側端部44における開口あるいはポートから第1の管状部分22と一体的に連結される対向する端部における開口あるいはポートへ延在する貫通孔42を有している。この貫通孔42は、第1の管状部分22の貫通孔28と交差し、この貫通孔28と流体的に連通している。
【0024】
第2の管状部分40の第1の端部44は、図2に示されるように、そこから第1の管状部分22へ軸方向に延在する第1の大きい直径部分46と、第2の小さい直径部分48とで形成される階段状の構成を有している。
【0025】
第1の端部44から延在する第2の管状部分40の第1の直径部分46は、孔42において密閉状態で取り外し可能なように第1の導管12にラッチをかけるように機能するリテイナ50を受容するために拡大された形状を有している。リテイナ50の構造に関するさらなる詳細は、下記に示す。
【0026】
中間の環状スペーサ54の両側に間隔を置いて配置されている2つのOリング52を含む少なくとも1つの、好ましくは複数のシール要素は、孔42の第1の部分46に取り付けられている。このシール要素52およびスペーサ54は、クイック連結具において従来のようなブッシュあるいはトップハット56によって、第1の部分46の適所に保持されている。
【0027】
図1および図2に示されるように、同軸クイック連結具10はさらに、孔28内で同心状であることが好ましい第1の管状部分22に密閉して取り付けられる、全体として参照符号60によって表わされているインサートを含んでいる。このインサート60は、インサート60および第1の管状部分22を延通するだけでなく、第2の導管14をハウジング20へ密閉して結合するリテイナ50のための取り付けを行う貫通孔62によって形成される第1の流体の流路を画定するように機能する。
【0028】
このインサート60は、開口する第1の端部あるいはポート64と、対向する開口端部66とを含んでいる。インサート60は、プラスチックなどの適切な材料、例えば、ガラス充填ナイロンなどで形成されている。
【0029】
拡大部68が、以下で説明されるように、リテイナ50を受容するためにインサート60の第1の端部64に形成されている。階段状の孔部分は、第1の端部64から延在する第1の大きい直径の孔部分70と、図2に示されるように第2の導管14の先端部をスライド可能なように受容するような直径を有する中間の第2の階段状の孔部分72と、主貫通孔62を画定する第3の階段状の部分とを含みインサート60に形成されている。肩部74は、第2の階段状の孔72と貫通孔62との間に形成され、第2の導管14のための挿入ストッパ、あるいは、歯止めとしての機能を果たす。
【0030】
第2の階段状の孔72は、第2の階段状の孔70の内側表面が第2の導管14の外側表面から間隔を置いて配置されるような直径を有している。Oリング76などのシール要素および中間スペーサ78は、トップハット80によって第2の階段状の孔70内に保持されている。このトップハット80は、図2に示されるようにインサート60に形成される凹部にスナップで留める外側端部フランジ81を有している。
【0031】
第2の階段状の孔70と同軸のインサート60の外側表面は、インサート60をハウジング20の第1の管状部分22に密閉して結合するために、Oリングなどのシール要素84のための台座を形成する環状フランジ82を含んでいる。インサート60の外側表面の前方部分は、接着剤、溶接などによって、第1の管状部分22の孔部分32の内側表面に固着されている。
【0032】
例えば、3つのバーブ86、88および90などの複数の環状バーブは、図2に示されるように第2の端部66から間隔を置いて配置され、内側の第4の導管18をしっかりと把持している。
【0033】
少なくとも2つの、好ましくは3つ、あるいは4つのリブ92は、インサート60の第2の端部66から間隔を置いて配置されてインサート60に形成されている。リブ92の外径は、図2および図3に示されるように第1の管状部分22の第2の端部26に近接して第1の管状部分22の内側表面を係合する大きさに作られている。インサート60の第2の端部66および第1の管状部分22の内側表面と連動してリブ92は、リブ92を越えて軸方向にインサート60の第2の端部66へ延在する単一の流路に合流する複数の流れチャンネル94を形成するように結合する。この流れチャンネルは、図2に示されるように、第3の導管16と第4の導管18との間に、第4の導管18を通る流路まわりに同心状に位置され、それによって同心状に配置された第3の導管16と第4の導管18との間に同軸に配置された流路を画定する。
【0034】
同軸クイック連結具10のアセンブリについて説明する前に、第2の管状部分40およびインサート60におけるリテイナ50の構造および取り付けについて先ず説明する。
【0035】
第一に、インサート60は、リテイナ50を受容するために拡大された端部68を含むように説明したが、インサート60およびハウジング20の第一の管状部分22の端部は、インサート60が、リテイナ50を受容するように構成されている第1の管状部分22の拡大された端部部分を有する第1の管状部分22に固定して取り付け可能であるように変更されることが可能であるということは理解されるであろう。
【0036】
さらにまた、リテイナ50は、横断方向に取り付け可能なリテイナの形をとるように以下で説明されるが、米国特許第5,456,500号に示されているリテイナなどの軸方向に作動可能なリテイナはさらに、ハウジング20および/またはインサート60の要素を受容するリテイナに対するほんの小さな変更で、同軸クイック連結具10に使用されることができる。
【0037】
リテイナ50は、それが中央の湾曲部分172から垂れ下がる一対の脚部168、170を含んでいるという点で米国特許第5,730,481号に示されているリテイナに類似している。内側に延在する突出部あるいは内側脚部174、176は、近接する脚部168、170から移動可能に間隔を置いて配置される自由端部を有し、第1の導管12が第2の管状部分40内に完全に挿入されるときのみ第1の導管12の円筒形部分のまわりにスライド可能なように係合し、嵌め込むように必要な大きさにされている。外側に延在する突出部178、180は、各脚部168、170の下方部分に形成され、図5に示される一部分挿入した嵌め込み状態における第2の管状部分40の両側182、183の溝181のエッジに、あるいは図6に示される完全に挿入した状態における側部の両脚部182、183の下方エッジ184に係合するように考案され、これにより、第2の管状部分40の拡大された部分49に第1の導管12を固定する。
【0038】
リテイナ50は、第1の導管12が第1のハウジング142および第2のハウジング28に完全に挿入されるときに、第1の導管12の拡大フランジ13の側部表面に係合するように構成される表面を形成するアンダーカットを有していない。むしろ、リテイナ50の内側部分は、脚部168、170の側部両エッジとほぼ同一平面である。しかしながら、拡大フランジ13が突出部174、176と干渉状態であるというので、第1の導管12が、孔部分46完全に挿入されない場合、突出部174、176は、管状部分40へのリテイナ50の完全な挿入をさらに阻止するということは理解されるであろう。
【0039】
リテイナ50は、第1の導管12を第2の管状部分40へ挿入する間、図5に示される嵌め込み状態のままである。第1の導管12が第2の部分40へ完全に挿入された後のみ、リテイナ50は、第2の部分40における横断方向の開口179を通って完全に挿入されることができる。
【0040】
使用する際、この同軸クイック連結具10は、先ず、インサート60を第1の管状部分22に挿入することによって、第1の導管12、第2の導管14、第3の導管16および第4の導管18それぞれとのアセンブリが準備される。インサート60は、シール要素76およびスペーサ78だけでなく、そこに事前に取り付けられるか、あるいはインサート60が第1の管状部分22に固定された後インサート60に取り付けられるトップハット80を有することが可能である。リテイナ50は、インサート60において、図5に示される一時的な収納位置へ挿入されている。
【0041】
シール要素52、54およびトップハット56はさらに、第2の管状部分40に事前に取り付けられる。リテイナ50はさらに、図5に示される一時的な収納位置において第2の管状部分40に取り付けられる。
【0042】
同軸クイック連結具10は、この状態で、あるいはその上に第3の導管16および第4の導管18を事前に取り付けて、クイック連結具10の製造施設から設置施設へ出荷されることが可能である。第3の導管16および第4の導管18は、対向する端部に取り付けられるか、あるいは使用要素に事前に取り付けられるあらゆる使用要素から独立している。最終アセンブリの現場において、第1の導管12および第2の導管14は、環状のビーズあるいはフランジ13、15がそれぞれハウジング20のそれぞれの孔内へ完全に挿入されるまで、第1の管状部分22および第2の管状部分40の開口する両端部を通って個々に挿入され、リテイナ50が、図5に示される一時的な収納位置から図6の完全に固定した位置へ移動されることを可能にする。
【0043】
ここで図7および図8を参照すると、本発明による同軸クイック連結具の別の態様が描かれている。同軸クイック連結具100のこの態様は、上記に説明され、図1〜図3に示されているクイック連結具10と本質的に同一である。クイック連結具100のハウジング102は、上記に説明されているように、インサート60およびリテイナ50を受容する第1の管状部分22を含んでいる。第2の管状部分40はまた、ハウジング102の一部である。しかしながら、クイック連結具100のこの態様において、第2の管状部分40は、第1の管状部分22とほぼ平行に配置されており、第1の管状部分22および管状延長部104を延通する孔と内側流体の流れ連通状態に連結されている。
【0044】
管状延長部104は中空であり、クローズオフキャップ108を受容する第1の端部106を有している。第1の端部106は、一体的に鋳造した壁によって閉鎖されることができるが、キャップ108が、他の導管あるいは要素への接続ための補助ポートをもたらす。第2の管状部分40は、第1の端部106と対向する第2の端部110との間の中間位置において管状延長部104に連結されている。第2の端部110は、第1の管状部分22の第1の端部24と第2の端部26の中間で第1の管状部分22と相互に連結している。
【0045】
クイック連結具100の作動は、第1の導管12および第2の導管14がハウジング102の第1の管状部分22におけるインサート60を介して同軸に配置された第3の導管18および第4の導管16のそれぞれに流体的に結合されているという点で上記に説明されているクイック連結具10と同一である。
【0046】
ここで図9および図10を参照すると、本発明による同軸クイック連結具120のさらに別の態様が描かれている。図9および図10に示されているクイック連結具120は、上記に説明され、例えば、図1および図8に示されているクイック連結具10、100の両方の特徴を共有している。具体的には、クイック連結具120は、ハウジング122、両端部に配置され細長い管状延長部124によって相互に連結される第1の管状部分および第2の管状部分40を含んでいる。この延長部124の端部126は、キャップ128によって、あるいは、管状延長部124の対向する端部について示されるような一体的に鋳造された壁によって密閉して閉鎖されている。第1の管状部分22は、第1の導管12をハウジング122へ密閉して結合するためにインサート60の1つを受容する。同様に、第2の管状部分40は、第2の管状導管14を密閉して受容する。管状延長部124を延通する孔は、第2の管状部分40を延通する孔を、上記に説明され、図1に示されるようなインサート60によって生成される第1の管状部分22を延通する流路へ流体的に結合する。
【0047】
本発明のこの態様において、ハウジング120は、管状延長部24の両側から同軸に延在し、第1の管状部分22とほぼ平行に配置される円筒形スリーブ130、132によって形成される入口ポートおよび出口ポートの第2のセットを含むことが新規である。この円筒形スリーブ132は、上記に説明されるように、スリーブ132のポートを2つの異なる流路に分割するインサート60を受容する。
【0048】
また上記に説明されるように、インサート60の端部は、外側導管138をさらに含む一対の同軸に配置された導管の内側に配置された導管136を確実に受容するためにバーブを含んでいる。インサート60は、同軸クイック連結具10、100について上記に説明されているのと同じように、チューブまたは導管140をインサート60に密閉して結合するために、インサート60における孔を通って内側導管136への流体の流路を作るために、リテイナ50の1つを受容する。
【0049】
同軸クイック連結具120の特定の適用において、第1の導管12は、導管16を有する自動車の燃料タンクから自動車のエンジンへ延在する流体流路を表わしている。第2の導管140および内側導管136は、自動車のエンジンから自動車の燃料タンクへの燃料戻り経路の一部となる。外側導管18、138は、ハウジング122によって第2の導管14へ流体的に結合され、図示されていないエンジンと蒸気収集キャニスタとの間の蒸気流路として機能する。
【0050】
要約すると、ハウジングに密閉して結合される個々の導管が、同心状に配置された導管を通って少なくとも一対の同心状に配置された同軸の出口流路に独立した流路をもたらすことを可能にする新規な同軸クイックコネクタが開示されている。このように、それぞれが独立したクイック連結具、リテイナおよび取り付けクリップを必要とする一対の独立した出口導管の必要性は、クイック連結具コンポーネントおよび取り付けクリップのほんの少数を必要とする単一の大きくて、同軸の一対の導管に減少される。同時に、本発明の同軸クイック連結具が、自動車の燃料および蒸気導管に使用されるとき、同軸に配置された導管は、液体燃料が内側導管を流通し、蒸気が外側導管を流通するように配置されることが可能である。このように、内側導管の壁を通る液体燃料からの蒸気のあらゆる外部浸透は外側導管内にトラップされ、それによって、大気への可能性のある燃料蒸気の外部浸透を最小にする。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明による組み立てた同軸クイック連結具の分解斜視図である。
【図2】図1に示されている同軸クイック連結具全体の断面図である。
【図3】図1のほぼ線3−3に沿った断面図である。
【図4】図1および図2に示されている同軸クイック連結具に使用されるリテイナの部分拡大斜視図である。
【図5】クイック連結具ハウジング内に、部分的に挿入された一時的な収納位置における図4に描かれているリテイナの取り付けを示している端面図である。
【図6】クイック連結具ハウジングに対して完全にロックした位置における図4および図5のリテイナを示している端面図である。
【図7】本発明による同軸クイック連結具の別の態様の分解斜視図である。
【図8】図7に示されている同軸クイック連結具全体の断面図である。
【図9】本発明による組み立てた同軸クイック連結具のさらに別の態様の分解斜視図である。
【図10】図9に示されている同軸クイック連結具全体の断面図である。
【0001】
本発明は、一般に、導管、あるいは管状部材が、取り外し可能なクイックコネクタによって、流体に効果をもたらす装置、または他の流体導管と流体の流れ連通状態に相互に連結させる流体の流れシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】
米国特許第5,730,481号明細書 スナップはめコネクタ、またはクイックコネクタは、特に、自動車および産業への適用において流体搬送導管を結合するために、広範囲にわたる適用に使用されている。軸方向に移動可能なリテイナを有する一般的なクイックコネクタにおいて、このリテイナは、雌コネクタコンポーネントあるいは要素のハウジングの孔内に固定して取り付けられている。このリテイナは、ハウジングの孔の軸方向中心線の方に向って内方に延在する、複数の径方向に角を形成して延在する脚部を有している。雌コンポーネントの孔に密閉して取り付けられるチューブ、または雄取付金具は、リテイナ脚部の内側周囲表面に当接する径方向にアップセット(upset)部分またはフランジを含んでいる。シールおよびスペーサー部材だけでなくベアリング、あるいはトップハット(top hat)は、雄取付金具がリテイナ脚部によって雌コンポーネントに固定して係合されるとき、ハウジングと雄取付金具との間にシールを形成するために、一般に、リテイナの前方の孔に取り付けられている。
【0003】
リテイナが、雌コンポーネント、あるいはハウジングの主貫通孔に対して横断方向に形成される一列に並べられた孔、あるいは開口を通って径方向に移動可能である径方向に移動可能なリテイナも周知である。この径方向に移動可能なリテイナには、雄取付金具または導管が、雌コネクタの孔に完全にはめ込まれるときのみ、雄取付金具で径方向アップセット部分の後ろに滑動するように一定の大きさに作られ、位置決めされている一対の付随的な脚部が一般に設けられている。これにより、雄取付金具、あるいは導管が、雌コネクタの孔に完全に挿入された場合のみ、移動可能なリテイナが雌コネクタに完全に挿入されることが可能なとき、雌コネクタと導管との確動固定係合を確実とする。
【0004】
リテイナの種類にかかわらず、流体コネクタの雌ハウジング、あるいはコンポーネント部分は一般に、第1の端部から間隔を置いて配置される1つ以上の環状バーブを有する細長いステムを含んでいる。このバーブは、雌ハウジングを導管の1つの端部と連結するために、バーブ全体にわたり押し込められるホースまたは導管との確実な係合をもたらす。
【0005】
現在の自動車における炭化水素排気を低下するための努力の結果、自動車の燃料システムには、一般に、エンジンとエンジン自動車の燃料噴射システムから不燃焼燃料蒸気を受容する燃料蒸気回収キャニスタとの間に連結される燃料蒸気回収導管が設けられている。この燃料蒸気導管は、しかし実情は燃料導管自体に加えて、両端部において燃料タンクおよび蒸気キャニスタに結合されるだけでなく、車両の下側に沿う取り付け位置にクリップで留められる必要がある別の導管を表わしている。これらの導管の両方は、一般に、車両の下側に取り付けられ、それによって、損傷を与える、および/または、破談させることがある岩石または他の物体との衝撃に曝される。
【0006】
また、導管から大気への燃料および/または蒸気の浸透を防止するためにかなりの努力が行われてきた。これは、燃料搬送、浸透、静電荷などの特性と取り組むために、各層が異なる材料で形成されることが可能である多層性導管へと導いた。
【0007】
これら設計への努力の結果は全て、自動車の燃料システムの設計、アセンブリおよび信頼性のある使用へと導いた。従って、流体システムの独立したコンポーネントの数を最小にすることが可能であるクイック連結装置を提供することが望ましい。さらに、自動車の燃料あるいは蒸気搬送導管からの燃料の浸透を最小にするために、自動車の燃料システムに有利に使用されることが可能なクイック連結装置を提供することが望ましい。さらに、流体システムコンポーネントの迅速なアセンブリを容易にする同軸クイック連結装置を提供することが望ましい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、様々なソースから共通の位置に多数の流体を送るのに有利に使用されることができる同軸クイック連結装置である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様において、本発明は、第1および第2の導管を第3および第4の同軸導管に連結するコネクタである。このコネクタは、少なくとも、第1、第2および第3のポート、この第1および第2のポートからそれぞれに延在する第1および第2の孔を画定する本体と、その本体に保持され、この本体の第3のポートを通る第1および第2の流路を画定するインサートとを含んでいる。このインサートは、第1のポートを第1の流路に、そして、第2のポートを第2の出口流路に流体的に結合している。
【0010】
特定の実施において、このインサートは、インサートの1つの端部に形成される第1のポートから本体の第3のポートを通る第2の出口流路へ流路を画定する貫通孔を有する管状本体の形をとる。複数のリブは、本体の第1の孔内にインサートを同心状に取り付けるインサートに保持されている。このインサートは、第1の出口流路を第2の出口流路から分離するために、本体に密閉して結合されている。
【0011】
リテイナは、第1および第2の導管を本体にラッチをかけるように結合するために、コネクタ本体および/またはインサートに取り外し可能に取り付けられている。このリテイナは、第1および第2の導管を本体に挿入する前に取り付けるために、コネクタ本体の、および/または、インサートの一時的な収納位置に取り外し可能に取り付けることができることが好ましい。
【0012】
本発明の別の態様において、コネクタは、第1、第2および第3の開口を画定する本体の形をとる。第1および第2の孔は、それぞれに、第1および第2の開口から本体を通って延在している。管状部材が、本体に取り付けられ、第1のポートを画定する第1の端部と、本体の第3の開口を延通可能である第2の端部とを有している。この管状部材は、第1および第2の開口から、それぞれに、第3および第4の同軸導管へ、それぞれに、本体の第3の開口を通る同心状の流路を形成している。
【0013】
この管状部材は、第3および第4の流体の流れ導管を同心状に受容するために、本体の第3の開口から外方に延在する第2の端部と、第3の開口に近接して本体に保持されている少なくとも1つの取り付け部材と、第2の端部に近接して管状部材に保持されている少なくとも1つの取り付け部材とを含むことが好ましい。
【0014】
管状部材は、本体の1つの端部に形成された第1の開口から本体の第3の開口における第2の出口流路へ流路を画定する貫通孔を含むことが好ましい。複数のリブが、本体に管状部材を同心状に取り付けるために本体に保持されている。
【0015】
本発明の同軸クイックコネクタは、流体の流れシステムにおいて多数のコンポーネントを連結するのに使用される独立したコンポーネントの数を最小にする類のないクイック連結装置を提供している。現同軸クイック連結具は、自動車の燃料システムにおいて特に有利な用途があり、内側導管を通流するように配分される液体燃料を有する同心状の流れ導管は、内側導管に浸透する蒸気のための外側導管を通る蒸気収集流路を設けている。
【0016】
本発明の様々な特徴、利点および他の使用は、以下の詳細な説明および図面を参照するとさらに明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
ここでは、図面の図1〜図6を参照すると、同心状に配置された第3の導管16および第4の導管18それぞれに、第1の導管12および第2の導管14それぞれを流体的に結合するように設計されている同軸クイック連結具10が描かれている。
【0018】
「導管(conduit)」、または「複数の導管(conduits)」という用語は、液体、空気などの流体を搬送するように設計されているあらゆる形状の管状部材を含むことを意味する。導管12、14、16および18は、この同軸クイック連結具10が使用される特定の適用に応じて、様々な材料で形成されることができる。例えば、導管12、14、16および18のいずれか、あるいは全ては、剛性形状か、フレキシブル形状かのいずれかの形状に、金属、プラスチック、異なる材料で形成されることができる。「複数の導管」という用語はさらに、先端部と、その先端部から一定の間隔が置かれる環状の拡大したビード、またはフランジを有する端部形状を含んでいる。この端部形状の対向する端部には、一般に、ホースまたは導管への確実な取り付けのためにバーブが形成されている。
【0019】
さらに、同軸クイック連結具10の作動についての以下の説明では、第1の導管12および第2の導管14を入口導管または入力導管と呼び、第3の導管16および第4の導管18を出口導管または出力導管と呼ぶとはいえ、これは、単なる例示であり、導管の機能が逆にされることが可能であるので、同軸クイック連結具10を通る流体の流れのために、第3の導管16および第4の導管18は、入口導管として作用し、第1の導管12および第2の導管14は、出口導管として作用することがあるということは理解されるであろう。
【0020】
図1〜図3に示されるように、同軸クイック連結具10は、全体として参照符号20によって示されているハウジングを含んでいる。このハウジング20のコンポーネント部品は、下文で説明されるように、図1および図2に示されるように、鋳造、機械加工などによって単一体として一体的に、単一的に、あるいは溶接、接着剤および/または機械的留め具などによって互いに結合される独立したコンポーネントとして形成されることが可能である。従って、本発明の1つの態様において、ハウジング20は、単なる例示として、一般にガラス充填ナイロンなどの様々な異なる材料から鋳造することによって、単一体として形成されている。
【0021】
ハウジング20が、互いに密閉して結合される1つ以上の独立したコンポーネントから形成されようとなかろうと、このハウジング20は、対向する第1の端部24と第2の端部26とをそれぞれに有する第1のほぼ管状部分22を含んでいる。孔28は、第1の管状部分22の第1の端部24と第2の端部26における開口両端部あるいは両ポート間に延在している。この第1の管状部分22の第1の端部24に近接し、第1の端部24から軸方向に延在する孔28の第1の端部部分が、第1の最大直径の孔部分30と、第2のより小さい直径の中間の孔部分32と、第3のさらに小さい直径の孔部分34とで形成される階段状の構成を有している。第1の孔部分30、第2の孔部分32および第3の孔部分34は、第1の管状部分22の第1の端部24から軸方向に配置され、第1の管状部分22を通って第2の端部26に延在する貫通孔28の残部と連通している。
【0022】
第1の管状部分22の第2の端部26は、第2の端部26から軸方向に一定の間隔が置かれるように配置されている少なくとも1つの、好ましくは複数の環状バーブまたは管状保持要素36、37および38を含んでいる。これらの保持要素36、37および38は、第3の導管16が、保持要素36、37および38をしっかりと把持することを可能にするように、第3の導管16の端部部分をわずかに径方向へ拡張させて外側の第3の導管16をスライド可能なように受容し、ハウジング20の第1の管状部分22の第2の端部26にしっかりと取り付けて維持する。
【0023】
第2の管状部分40が、図1および図2に示されるように、一般に、第1の管状部分22の第1の端部24と第2の端部26との間のあらゆる位置で第1の管状部分22に連結されている。この第2の管状部分40は、さらに、第1の外側端部44における開口あるいはポートから第1の管状部分22と一体的に連結される対向する端部における開口あるいはポートへ延在する貫通孔42を有している。この貫通孔42は、第1の管状部分22の貫通孔28と交差し、この貫通孔28と流体的に連通している。
【0024】
第2の管状部分40の第1の端部44は、図2に示されるように、そこから第1の管状部分22へ軸方向に延在する第1の大きい直径部分46と、第2の小さい直径部分48とで形成される階段状の構成を有している。
【0025】
第1の端部44から延在する第2の管状部分40の第1の直径部分46は、孔42において密閉状態で取り外し可能なように第1の導管12にラッチをかけるように機能するリテイナ50を受容するために拡大された形状を有している。リテイナ50の構造に関するさらなる詳細は、下記に示す。
【0026】
中間の環状スペーサ54の両側に間隔を置いて配置されている2つのOリング52を含む少なくとも1つの、好ましくは複数のシール要素は、孔42の第1の部分46に取り付けられている。このシール要素52およびスペーサ54は、クイック連結具において従来のようなブッシュあるいはトップハット56によって、第1の部分46の適所に保持されている。
【0027】
図1および図2に示されるように、同軸クイック連結具10はさらに、孔28内で同心状であることが好ましい第1の管状部分22に密閉して取り付けられる、全体として参照符号60によって表わされているインサートを含んでいる。このインサート60は、インサート60および第1の管状部分22を延通するだけでなく、第2の導管14をハウジング20へ密閉して結合するリテイナ50のための取り付けを行う貫通孔62によって形成される第1の流体の流路を画定するように機能する。
【0028】
このインサート60は、開口する第1の端部あるいはポート64と、対向する開口端部66とを含んでいる。インサート60は、プラスチックなどの適切な材料、例えば、ガラス充填ナイロンなどで形成されている。
【0029】
拡大部68が、以下で説明されるように、リテイナ50を受容するためにインサート60の第1の端部64に形成されている。階段状の孔部分は、第1の端部64から延在する第1の大きい直径の孔部分70と、図2に示されるように第2の導管14の先端部をスライド可能なように受容するような直径を有する中間の第2の階段状の孔部分72と、主貫通孔62を画定する第3の階段状の部分とを含みインサート60に形成されている。肩部74は、第2の階段状の孔72と貫通孔62との間に形成され、第2の導管14のための挿入ストッパ、あるいは、歯止めとしての機能を果たす。
【0030】
第2の階段状の孔72は、第2の階段状の孔70の内側表面が第2の導管14の外側表面から間隔を置いて配置されるような直径を有している。Oリング76などのシール要素および中間スペーサ78は、トップハット80によって第2の階段状の孔70内に保持されている。このトップハット80は、図2に示されるようにインサート60に形成される凹部にスナップで留める外側端部フランジ81を有している。
【0031】
第2の階段状の孔70と同軸のインサート60の外側表面は、インサート60をハウジング20の第1の管状部分22に密閉して結合するために、Oリングなどのシール要素84のための台座を形成する環状フランジ82を含んでいる。インサート60の外側表面の前方部分は、接着剤、溶接などによって、第1の管状部分22の孔部分32の内側表面に固着されている。
【0032】
例えば、3つのバーブ86、88および90などの複数の環状バーブは、図2に示されるように第2の端部66から間隔を置いて配置され、内側の第4の導管18をしっかりと把持している。
【0033】
少なくとも2つの、好ましくは3つ、あるいは4つのリブ92は、インサート60の第2の端部66から間隔を置いて配置されてインサート60に形成されている。リブ92の外径は、図2および図3に示されるように第1の管状部分22の第2の端部26に近接して第1の管状部分22の内側表面を係合する大きさに作られている。インサート60の第2の端部66および第1の管状部分22の内側表面と連動してリブ92は、リブ92を越えて軸方向にインサート60の第2の端部66へ延在する単一の流路に合流する複数の流れチャンネル94を形成するように結合する。この流れチャンネルは、図2に示されるように、第3の導管16と第4の導管18との間に、第4の導管18を通る流路まわりに同心状に位置され、それによって同心状に配置された第3の導管16と第4の導管18との間に同軸に配置された流路を画定する。
【0034】
同軸クイック連結具10のアセンブリについて説明する前に、第2の管状部分40およびインサート60におけるリテイナ50の構造および取り付けについて先ず説明する。
【0035】
第一に、インサート60は、リテイナ50を受容するために拡大された端部68を含むように説明したが、インサート60およびハウジング20の第一の管状部分22の端部は、インサート60が、リテイナ50を受容するように構成されている第1の管状部分22の拡大された端部部分を有する第1の管状部分22に固定して取り付け可能であるように変更されることが可能であるということは理解されるであろう。
【0036】
さらにまた、リテイナ50は、横断方向に取り付け可能なリテイナの形をとるように以下で説明されるが、米国特許第5,456,500号に示されているリテイナなどの軸方向に作動可能なリテイナはさらに、ハウジング20および/またはインサート60の要素を受容するリテイナに対するほんの小さな変更で、同軸クイック連結具10に使用されることができる。
【0037】
リテイナ50は、それが中央の湾曲部分172から垂れ下がる一対の脚部168、170を含んでいるという点で米国特許第5,730,481号に示されているリテイナに類似している。内側に延在する突出部あるいは内側脚部174、176は、近接する脚部168、170から移動可能に間隔を置いて配置される自由端部を有し、第1の導管12が第2の管状部分40内に完全に挿入されるときのみ第1の導管12の円筒形部分のまわりにスライド可能なように係合し、嵌め込むように必要な大きさにされている。外側に延在する突出部178、180は、各脚部168、170の下方部分に形成され、図5に示される一部分挿入した嵌め込み状態における第2の管状部分40の両側182、183の溝181のエッジに、あるいは図6に示される完全に挿入した状態における側部の両脚部182、183の下方エッジ184に係合するように考案され、これにより、第2の管状部分40の拡大された部分49に第1の導管12を固定する。
【0038】
リテイナ50は、第1の導管12が第1のハウジング142および第2のハウジング28に完全に挿入されるときに、第1の導管12の拡大フランジ13の側部表面に係合するように構成される表面を形成するアンダーカットを有していない。むしろ、リテイナ50の内側部分は、脚部168、170の側部両エッジとほぼ同一平面である。しかしながら、拡大フランジ13が突出部174、176と干渉状態であるというので、第1の導管12が、孔部分46完全に挿入されない場合、突出部174、176は、管状部分40へのリテイナ50の完全な挿入をさらに阻止するということは理解されるであろう。
【0039】
リテイナ50は、第1の導管12を第2の管状部分40へ挿入する間、図5に示される嵌め込み状態のままである。第1の導管12が第2の部分40へ完全に挿入された後のみ、リテイナ50は、第2の部分40における横断方向の開口179を通って完全に挿入されることができる。
【0040】
使用する際、この同軸クイック連結具10は、先ず、インサート60を第1の管状部分22に挿入することによって、第1の導管12、第2の導管14、第3の導管16および第4の導管18それぞれとのアセンブリが準備される。インサート60は、シール要素76およびスペーサ78だけでなく、そこに事前に取り付けられるか、あるいはインサート60が第1の管状部分22に固定された後インサート60に取り付けられるトップハット80を有することが可能である。リテイナ50は、インサート60において、図5に示される一時的な収納位置へ挿入されている。
【0041】
シール要素52、54およびトップハット56はさらに、第2の管状部分40に事前に取り付けられる。リテイナ50はさらに、図5に示される一時的な収納位置において第2の管状部分40に取り付けられる。
【0042】
同軸クイック連結具10は、この状態で、あるいはその上に第3の導管16および第4の導管18を事前に取り付けて、クイック連結具10の製造施設から設置施設へ出荷されることが可能である。第3の導管16および第4の導管18は、対向する端部に取り付けられるか、あるいは使用要素に事前に取り付けられるあらゆる使用要素から独立している。最終アセンブリの現場において、第1の導管12および第2の導管14は、環状のビーズあるいはフランジ13、15がそれぞれハウジング20のそれぞれの孔内へ完全に挿入されるまで、第1の管状部分22および第2の管状部分40の開口する両端部を通って個々に挿入され、リテイナ50が、図5に示される一時的な収納位置から図6の完全に固定した位置へ移動されることを可能にする。
【0043】
ここで図7および図8を参照すると、本発明による同軸クイック連結具の別の態様が描かれている。同軸クイック連結具100のこの態様は、上記に説明され、図1〜図3に示されているクイック連結具10と本質的に同一である。クイック連結具100のハウジング102は、上記に説明されているように、インサート60およびリテイナ50を受容する第1の管状部分22を含んでいる。第2の管状部分40はまた、ハウジング102の一部である。しかしながら、クイック連結具100のこの態様において、第2の管状部分40は、第1の管状部分22とほぼ平行に配置されており、第1の管状部分22および管状延長部104を延通する孔と内側流体の流れ連通状態に連結されている。
【0044】
管状延長部104は中空であり、クローズオフキャップ108を受容する第1の端部106を有している。第1の端部106は、一体的に鋳造した壁によって閉鎖されることができるが、キャップ108が、他の導管あるいは要素への接続ための補助ポートをもたらす。第2の管状部分40は、第1の端部106と対向する第2の端部110との間の中間位置において管状延長部104に連結されている。第2の端部110は、第1の管状部分22の第1の端部24と第2の端部26の中間で第1の管状部分22と相互に連結している。
【0045】
クイック連結具100の作動は、第1の導管12および第2の導管14がハウジング102の第1の管状部分22におけるインサート60を介して同軸に配置された第3の導管18および第4の導管16のそれぞれに流体的に結合されているという点で上記に説明されているクイック連結具10と同一である。
【0046】
ここで図9および図10を参照すると、本発明による同軸クイック連結具120のさらに別の態様が描かれている。図9および図10に示されているクイック連結具120は、上記に説明され、例えば、図1および図8に示されているクイック連結具10、100の両方の特徴を共有している。具体的には、クイック連結具120は、ハウジング122、両端部に配置され細長い管状延長部124によって相互に連結される第1の管状部分および第2の管状部分40を含んでいる。この延長部124の端部126は、キャップ128によって、あるいは、管状延長部124の対向する端部について示されるような一体的に鋳造された壁によって密閉して閉鎖されている。第1の管状部分22は、第1の導管12をハウジング122へ密閉して結合するためにインサート60の1つを受容する。同様に、第2の管状部分40は、第2の管状導管14を密閉して受容する。管状延長部124を延通する孔は、第2の管状部分40を延通する孔を、上記に説明され、図1に示されるようなインサート60によって生成される第1の管状部分22を延通する流路へ流体的に結合する。
【0047】
本発明のこの態様において、ハウジング120は、管状延長部24の両側から同軸に延在し、第1の管状部分22とほぼ平行に配置される円筒形スリーブ130、132によって形成される入口ポートおよび出口ポートの第2のセットを含むことが新規である。この円筒形スリーブ132は、上記に説明されるように、スリーブ132のポートを2つの異なる流路に分割するインサート60を受容する。
【0048】
また上記に説明されるように、インサート60の端部は、外側導管138をさらに含む一対の同軸に配置された導管の内側に配置された導管136を確実に受容するためにバーブを含んでいる。インサート60は、同軸クイック連結具10、100について上記に説明されているのと同じように、チューブまたは導管140をインサート60に密閉して結合するために、インサート60における孔を通って内側導管136への流体の流路を作るために、リテイナ50の1つを受容する。
【0049】
同軸クイック連結具120の特定の適用において、第1の導管12は、導管16を有する自動車の燃料タンクから自動車のエンジンへ延在する流体流路を表わしている。第2の導管140および内側導管136は、自動車のエンジンから自動車の燃料タンクへの燃料戻り経路の一部となる。外側導管18、138は、ハウジング122によって第2の導管14へ流体的に結合され、図示されていないエンジンと蒸気収集キャニスタとの間の蒸気流路として機能する。
【0050】
要約すると、ハウジングに密閉して結合される個々の導管が、同心状に配置された導管を通って少なくとも一対の同心状に配置された同軸の出口流路に独立した流路をもたらすことを可能にする新規な同軸クイックコネクタが開示されている。このように、それぞれが独立したクイック連結具、リテイナおよび取り付けクリップを必要とする一対の独立した出口導管の必要性は、クイック連結具コンポーネントおよび取り付けクリップのほんの少数を必要とする単一の大きくて、同軸の一対の導管に減少される。同時に、本発明の同軸クイック連結具が、自動車の燃料および蒸気導管に使用されるとき、同軸に配置された導管は、液体燃料が内側導管を流通し、蒸気が外側導管を流通するように配置されることが可能である。このように、内側導管の壁を通る液体燃料からの蒸気のあらゆる外部浸透は外側導管内にトラップされ、それによって、大気への可能性のある燃料蒸気の外部浸透を最小にする。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明による組み立てた同軸クイック連結具の分解斜視図である。
【図2】図1に示されている同軸クイック連結具全体の断面図である。
【図3】図1のほぼ線3−3に沿った断面図である。
【図4】図1および図2に示されている同軸クイック連結具に使用されるリテイナの部分拡大斜視図である。
【図5】クイック連結具ハウジング内に、部分的に挿入された一時的な収納位置における図4に描かれているリテイナの取り付けを示している端面図である。
【図6】クイック連結具ハウジングに対して完全にロックした位置における図4および図5のリテイナを示している端面図である。
【図7】本発明による同軸クイック連結具の別の態様の分解斜視図である。
【図8】図7に示されている同軸クイック連結具全体の断面図である。
【図9】本発明による組み立てた同軸クイック連結具のさらに別の態様の分解斜視図である。
【図10】図9に示されている同軸クイック連結具全体の断面図である。
Claims (16)
- 第1および第2の導管を第3および第4の同軸導管に連結するコネクタであって、
第1、第2および第3のポートを画定する本体と、
前記第1および第2のポートからそれぞれに延在する第1および第2の孔と、
前記本体に固定して取り付けられ、前記第3のポートを通る第1および第2の出口流路を画定するインサートであって、前記第1のポートを前記第1の出口流路に、そして、前記第2のポートを前記第2の出口流路に流体的に結合しているインサートと、
前記インサートによって保持されるリテイナであって、前記第3のポートを通る前記第1の出口流路と流体連通状態に前記第1の導管を前記本体にラッチをかけるために、前記第1の導管と係合可能であるリテイナと、
を備えている、コネクタ。 - 前記インサートは、
前記第1のポートおよび前記第1の出口流路を通って前記本体の第3のポートへの流路を画定する貫通孔を有する管状本体を備えている、請求項1に記載のコネクタ。 - 前記インサートは、さらに
前記インサートに保持されている複数のリブを備え、前記リブは、前記本体の前記第1の孔内に同心状に前記インサートを取り付けている、請求項1に記載のコネクタ。 - さらに、前記第1の出口流路を前記第2の出口流路から密閉して分離するために、前記本体に密閉して結合されている前記インサートを備えている、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記第1および第2の導管の少なくとも1つが、先端部から間隔を置いて配置される一段高いフランジを有し、
前記リテイナが、前記第1および第2の導管を前記本体にラッチをかけるように結合するために、前記本体の前記第1および第2のポートにそれぞれに取り付け可能な第1および第2のリテイナを含んでいる、請求項1に記載のコネクタ。 - 前記第1および第2のポートに近接して前記本体に保持されている凹部と、
一時的な収納位置において前記本体の前記凹部に前記第1および第2のリテイナの各々を取り外し可能なようにラッチをかけて、それを通って前記本体に向って前記第1および第2の導管の1つの挿入を可能とするために、前記第1および第2のリテイナに保持されている少なくとも1つのラッチ部材と、
とをさらに備えている、請求項5に記載のコネクタ。 - さらに、それを通って1つのリテイナを受容するために、前記第1および第2の入口の各々に近接して前記本体に形成されている対向する開口を備え、
前記リテイナのラッチ部材は、前記第1および第2の導管を前記本体に密閉して結合すべく、前記ハウジングに対して完全にラッチがかけられた状態に前記リテイナにラッチをかけるために、前記ハウジングの外部から前記開口を延通可能である、請求項6に記載のコネクタ。 - さらに、前記インサートを前記本体に密閉して結合するために、前記インサートと前記本体との間に取り付け可能なシール要素を備えている、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記第1および第2のリテイナの1つが、前記本体に取り付け可能であり、
前記第1および第2のリテイナのもう1つが、前記インサートに取り付け可能である、請求項5に記載のコネクタ。 - 第4および第5のポートを含む前記本体と、
前記本体に保持され、前記第5のポートを通る第3および第4の出口流路を画定する別のインサートであって、前記第4のポートを前記第3の出口流路に、そして、前記第5のポートを前記本体の第1および第2のポートの1つに流体的に結合する別のインサートと、
をさらに備えている、請求項1に記載のコネクタ。 - 前記第1および第3のポートは、同軸に一列に並べられ、
前記第4および第5のポートは、同軸に一列に並べられ、
前記第1および第3のポートは、前記第4および第5のポートとほぼ平行である、請求項10に記載のコネクタ。 - 第1および第2の導管を第3および第4の同軸導管に連結するコネクタであって、
第1、第2および第3のポートを画定する本体と、
前記第1および第2のポートからそれぞれに前記本体を延通する第1および第2の孔と、
前記本体に取り付けられ、前記第1のポートに第1の端部と、前記第3のポートから延在可能な第2の端部とを有する管状部材であって、前記第1および第2のポートからそれぞれに前記本体の第3のポートを通る同心状の流路を形成する管状部材と、
前記インサートによって保持されているリテイナであって、前記第3のポートを通って前記第1の出口流路と流体連通状態に、前記第1の導管を前記本体にラッチをかけるために、前記第1の導管と係合可能なリテイナと、
を備えている、コネクタ。 - 前記管状部材が、さらに
前記本体の前記第3のポートから外方に延在する第2の端部と、
第3および第4の流体の流れ導管を同心状に受容するために、前記第3のポートに近接して前記本体に保持されている少なくとも1つの取り付け部材と、前記第2の端部に近接して前記管状部材に保持されている少なくとも1つの取り付け部材とを備えている、請求項12に記載のコネクタ。 - 前記管状部材が、さらに
前記管状部材の1つの端部に形成された前記第1のポートから前記本体の前記第3のポートにおける前記第1の出口流路へ流路を画定する貫通孔を有する本体を備えている、請求項12に記載のコネクタ。 - さらに、前記管状部材の前記本体に保持されている複数のリブを備え、前記リブが、前記本体の前記第1の孔内に同心状に前記管状部材を取り付けている、請求項14に記載のコネクタ。
- さらに、第1および第2の導管を前記本体の前記第1および第2の孔に密閉して結合するために、前記第1および第2の孔に取り付けられているシール手段を備えている、請求項12に記載のコネクタ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070130 |
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A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070501 |
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A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070510 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |