JP2005500203A - 瓶に流体を無菌状態で充填するための装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
充填装置は、無菌ゾーンにおいて瓶を輸送するためのコンベヤーと、流体供給部に接続された、例えば、充填針のようなディスペンサーを含む瓶用充填部とを含んでもよい。瓶用充填部は、無菌ゾーン内において配置されてもよい。装置は、無菌でないゾーンにおいて配置される駆動部を具備し、この駆動部は、瓶用充填部に対して動作的に接続され、ディスペンサーを移動することにより輸送中の瓶と充填係合させたり、該係合解除させるよう構成されてもよい。瓶用充填部は、ディスペンサーに隣接する無菌ゾーン内に配置される、例えば、挟みバルブのようなバルブを更に含み、このバルブは、ディスペンサーを経由する液体の流れを制御するためにディスペンサーとともに移動可能でもよい。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、概ね充填装置に関し、特に、例えば瓶のような容器に、例えば薬及びその類似品のような液体製品を充填するように構成された充填装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の充填機は、例えば時間圧力充填システム(time and pressure filling system)のような充填システムを含んでもよい。時間圧力システムにおいては、液体製品は、マニホルドから、複数の可撓性供給ラインを経由して、例えば、充填針、ノズル、又はその類似品のような該ラインに対応する複数のディスペンサーに対して供給されてもよい。バルブは、夫々の可撓性供給ラインに対して連結されてもよい。
【0003】
分配される液体の量は、バルブによって制御されてもよい。所望の量を分配するために、バルブは、特に液体製品の圧力及び温度に依拠する一定時間開放されてもよい。バルブは、可撓性の供給ラインを挟むべく挟みバルブとして構成されており、液体の流れを止めたり、その挟みを小さくして流れ始めさせてもよい。バルブが開放するときは、液体製品は、ディスペンサーから複数の対応する瓶
内へ分配される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスペンサーは、瓶が充填システムを通過してコンベヤーシステムに沿って前進するときに、瓶の動きを追従する機構に連結されてもよい。針タイプの充填ディスペンサーの場合、その機構は針ブリッジとして言及されてもよい。液体供給ラインは可撓性であるため、その製品供給マニホルドが静止したままであるにも関わらず、ディスペンサーは移動してもよい。従来型の充填装置におけるバルブも静止しているので、ディスペンサーは、符合するバルブに対応して移動してもよい。この対応する動きにより、可撓性の供給ラインを変形させ、これにより、今度は内部容量が変化する。結果的に、充填システムの正確性が低下するかもしれない。
【0005】
加えて、液体製品の温度及び圧力の測定は、製品供給マニホルドにおいて行われるのが慣例である。ディスペンサーから離れて温度を測定すると、流体の流量特性が温度に対して敏感な場合には、充填エラーを引き起こしうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの随意な見方によれば、装置は、瓶に流体を無菌状態で充填するために提供されてもよい。装置は、無菌ゾーンのような清潔な滅菌ゾーンにおいて瓶を輸送するためのコンベヤーと、流体供給部に接続された、例えば、充填針のようなディスペンサーを含む瓶用充填部とを具備してもよい。瓶用充填部は、無菌ゾーン内において配置されてもよい。装置は、滅菌されてないゾーン、すなわち無菌でないゾーンにおいて配置される駆動部を具備し、この駆動部は、瓶用充填部に動作的に接続され、ディスペンサーを移動することにより輸送中の瓶と充填係合させたり、該係合の解除をさせるよう構成されてもよい。瓶用充填部は、ディスペンサーに隣接する無菌ゾーン内に配置される、例えば、挟みバルブのようなバルブを更に含み、このバルブは、ディスペンサーを経由する流体の流れを制御するためにディスペンサーとともに移動可能でもよい。
【0007】
本発明の他の随意な見方によれば、装置は、ディスペンサーに隣接する無菌ゾーン内に配置され、ディスペンサーとともに移動可能である流体温度センサーを含んでもよい。ディスペンサーは、導管により流体供給部に対して流体的連結され、導管の少なくとも一部は弾性変形可能でもよい。バルブは、挟みバルブとして構成され、上記弾性変形部分に係合するよう位置決めされてもよい。
【0008】
本発明のもう1つの随意な見方によれば、ディスペンサーは、内部通路を有する導管によって流体供給部に対して流体的連結されてもよい。バルブは、導管に対して動作的に接続されてもよい。バルブ及びディスペンサー間に配置された導管部分の断面形状は、ディスペンサーの移動中略変形しないままでもよい。装置は、瓶用充填部とともに移動可能なバルブ作動部を更に含んでもよい。
【0009】
本発明の更にもう1つの随意な見方によれば、装置は、略水平なテーブルを更に具備してもよい。わずかな傾きがテーブルに提供されて、清掃中や、又はこぼれたときに、排水及び回収を手助けすることができる。テーブルの下の空間は、無菌でないゾーンを具備してもよい。装置は、囲いも含み、この囲いはテーブルの上に配置されて、テーブルと協働して無菌ゾーンを画成するよう構成されてもよい。
【0010】
本発明のもう1つの随意な見方によれば、例えば、温度のように、充填の正確性に影響を与えるパラメーターの測定が、充填がなされる場所、すなわちディスペンサーに対してできるだけ近くでなされてもよい。追加的に、又は代替的に、充填量を制御するバルブは、充填がなされる場所、すなわちディスペンサーに対してできるだけ近くに配置されてもよい。追加的に、又は代替的に、バルブは、充填プロセスの間、バルブとディスペンサーとの間で相対的な移動がないように位置決めされてもよい。結果として、装置は、さらなる充填正確性を提供するだろう。
【0011】
上述の概略説明や以下の詳細な説明は代表例並びに単に説明的なものであり、クレームされた本発明を限定するものではないと、理解されるべきである。
【実施例】
【0012】
本発明の実施例に対して詳細に言及するとともに、添付図面において、本発明の実施例を図示する。本発明により、充填装置が提供される。充填装置は、例えば、瓶のような容器に流体を充填するために使用されてもよい。
【0013】
図1及び図2に示す如く、充填装置10は、直列型の(in−line)充填機械でもよく、製品供給用マニホルド(manifold)11と、少なくとも1つの供給ライン12と、例えば瓶用充填部14のような容器に充填するよう構成された充填部とを含んでもよい。供給ライン12は夫々、製品供給用マニホルド11及び瓶用充填部14間に配置されてもよい。供給ライン12は夫々、導管として構成されてもよく、少なくともその部分13は、弾性変形可能でもよい。瓶用充填部14は、少なくとも1つのディスペンサー16を含んでもよい。1つの供給ライン12は、夫々のディスペンサー16用に備えられ、夫々のディスペンサー16と結合してもよいと理解されるべきである。ディスペンサー16は、例えば、充填用針、ノズル、又はその類のものとして構成されてもよい。ディスペンサー16は、機械的、電気的、又は電気機械的な位置ずれセンサー17が、任意に備えられてもよい。
【0014】
瓶用充填部14は、少なくとも1つのバルブ18を更に具備してもよい。バルブ18は、夫々の供給ライン12及びディスペンサー16用に備えられ、夫々の供給ライン12及びディスペンサー16と結合してもよい。したがって、供給ライン12、ディスペンサー16及びバルブ18の数が1対1対1に一致してもよい。バルブ18及びディスペンサー16間の供給ライン12の部分20は、剛体、半剛体でもよく、又は可撓性でもよい。
【0015】
コンベヤーシステム22は、例えば、瓶用充填部14を通り過ぎるなど、装置10を通過して、瓶(vial)24を輸送すべく装備される。コンベヤーシステム22は、サイズや外形の異なる容器を輸送すべく構成されてもよい。例えば、コンベヤーシステム22は、異なる直径及び高さを有する瓶24に適応するべく調節されてもよい。
【0016】
瓶用充填部14は、ディスペンサー16及びバルブ18が結合された構造部26を更に含んでもよい。構造部26は、充填プロセスの間、瓶24が瓶用充填部14を経由してコンベヤーシステム22に沿って前進するときに、瓶24の動きを追うよう構成されてもよい。コンベヤーシステム22は、瓶24が、例えば無端ベルトのような動力伝達要素の上ではなく、むしろ伝達要素の側部へ運ばれるよう構成されてもよい。結果的に、コンベヤーシステム22は、動力伝達要素上の瓶を輸送する輸送システムよりも汚染されにくくてもよい。
【0017】
ディスペンサー16及びバルブ18は、構造部26に結合されて、構造部26が移動するときに、ディスペンサー16及びバルブ18の間に相対移動が略存在しなくともよい。針タイプの充填ディスペンサーの場合、構造部26は、針用のブリッジ(bridge)でもよい。
【0018】
本装置はまた、だいたい水平なテーブル28を含んでもよい。テーブル28の下の空間は、滅菌していない(non−sterile)、すなわち無菌でない(non−aseptic)ゾーン30を具備してもよい。無菌でないゾーン30は、前記テーブルの上の空間から閉じこめられ(sealed from)て、この前記テーブルの上の空間が、例えば無菌ゾーン31のような清潔で滅菌されたゾーンでもよい。このように、種種の機械的装置及び電気的装置は、テーブル28の上の空間を汚染することなしにテーブル28の下に配置されてもよい。例えば、瓶用充填部14に動作的に結合された駆動部(drive)32は、テーブル28の下の無菌でないゾーン内に配置されてもよい。
【0019】
駆動部32は、密閉された開口部36を経由して無菌でないゾーン30から無菌ゾーン31へ横切る機構部34によって、瓶用充填部14に対して動作的に結合されてもよい。機構部34は、ハウジング38を含む構造部26を輸送してもよい。図2に示す如く、ハウジング38は、バルブ作動装置40を含んでもよい。ハウジング38は、周囲の無菌ゾーン31と、内部の滅菌していない、すなわち無菌でないゾーン33との間の密閉状態を提供してもよい。機構部34はまた、中空であり、これにより、滅菌していない、すなわち無菌でないゾーン35を提供してもよく、この無菌でないゾーン35は、バルブ18の作動をサポートするのに役立つ、下部無菌でないゾーン30と連通する囲まれた経路42を含んでもよい。バルブ作動装置40は、可撓性の隔壁(diaphragm)44によりバルブ18から分離され、これにより、無菌ゾーン31と無菌でないゾーン33との間の密閉状態を提供してもよい。
【0020】
補足すれば、温度センサー46は、ディスペンサー16において、又はディスペンサー16に隣接して配置されてもよい。このように、液体製品の温度は、より末端に配置された製品供給マニホルド11内においてよりも、むしろディスペンサー16に隣接したところにおいて測定されてもよい。結果的に、流体の流れが温度に敏感である製品特性に関連する充填エラーが減少させられ得る。
【0021】
装置10は、囲い50を任意に具備してもよい。囲い50はテーブル28と協働して、テーブル28の上に、無菌ゾーン52のような囲まれた清潔で滅菌されたゾーンを画成してもよい。このような場合には、囲まれた無菌ゾーン52の内方及び外方へ瓶を移動するのに適当な装置(図示せず)が備えられてもよい。囲まれた無菌ゾーン52は、テーブル28の上に完全な無菌ゾーン31を具備してもよい。その代わりに、囲まれた無菌ゾーン52は、テーブル28の上に、例えば、クリーン・ルームの環境のような、ちょっとした部分からなる無菌ゾーン31を具備してもよい。
【0022】
充填装置10は、1又はそれ以上の追加装置を任意に具備してもよい。例えば、充填装置10は、1又はそれ以上の重量測定装置(weighing devices)(図示せず)を具備してもよい。重量測定装置は、例えば、接触目盛り(contact scales)及び非接触重量測定システム(non−contact weighing systems)を含んでもよい。充填装置10は、例えば、充填前の重量測定装置及び/又は充填後の重量測定装置を含んでもよい。充填装置10は、製品を充填された容器を閉じる及び/又は密閉するように構成された蓋閉じ装置(図示せず)及び/又は密閉装置(図示せず)を具備してもよい。
【0023】
操作中、液体製品は、1又はそれ以上の供給ライン12を経由して、無菌ゾーン31内に配置された製品供給用マニホルド11から、対応するディスペンサー16へ供給されてもよい。バルブ18は、ディスペンサー16から分配される液体の量を制御してもよい。
【0024】
所望の量を分配するために、バルブ18は、例えば、ディスペンサー16に隣接する液体製品の圧力及び温度に依存した所定時間の間開放されてもよい。図2に示す如く、バルブ18は、つまみバルブとして構成され、供給ライン12の弾性変形可能な部分13をつまんで、液体の流れを止めたり、つまみ力を小さくして流れはじめさせてもよい。バルブ18が開いたとき、液体製品は、ディスペンサー16から対応する数の瓶内へ分配されてもよい。
【0025】
コンベヤーシステム22は、瓶用充填部14を通過して瓶24を移動させる。構造部26は、瓶24が瓶用充填部14を通過してコンベヤーシステム22に沿って前進するときに、瓶24の動きを追ってもよい。製品供給マニホルド11が静止したままであるにもかかわらず、供給ライン12の部分13が可撓性であるため、ディスペンサー16は、例えば、一体移動及び往復移動により、移動して瓶24に係合してもよい。バルブ18及びディスペンサー16が構造部26とともに移動するため、ディスペンサー16及びバルブ18間の供給ライン12の部分20の内部形状すなわち流れの幾何学的形状(flow geometry)は、充填プロセスの始めから終わりまで、構造部26の移動中、略変形しないままである。結果的に、充填装置の正確性は、譲歩されることがないであろう。
【0026】
本発明の範囲、すなわち趣旨からそれることなく、充填装置に対して種種の改造及び変更がなされうることは、当業者にとって明らかであろう。本発明の他の実施例は、本明細書において開示された本発明の明細書及び実施例を考慮することにより、当業者にとって明らかであろう。この明細書及び実施例は、単なる代表例として考えられることを意図する。
【0027】
添付図面は、この明細書の中に含まれており、この明細書の一部を構成し、詳細な説明とともに本発明の代表的な実施例を図解し、本発明の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一の実施例にしたがった充填装置の断面図である。
【図2】図1に示す充填装置の所定部分の断面図である。
【符号の説明】
【0029】
10…充填装置
11…製品供給マニホルド
12…供給ライン
14…瓶用充填部
16…ディスペンサー
18…バルブ
22…コンベヤーシステム
24…瓶
30…無菌でないゾーン
31…無菌ゾーン
32…駆動部
【0001】
本発明は、概ね充填装置に関し、特に、例えば瓶のような容器に、例えば薬及びその類似品のような液体製品を充填するように構成された充填装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の充填機は、例えば時間圧力充填システム(time and pressure filling system)のような充填システムを含んでもよい。時間圧力システムにおいては、液体製品は、マニホルドから、複数の可撓性供給ラインを経由して、例えば、充填針、ノズル、又はその類似品のような該ラインに対応する複数のディスペンサーに対して供給されてもよい。バルブは、夫々の可撓性供給ラインに対して連結されてもよい。
【0003】
分配される液体の量は、バルブによって制御されてもよい。所望の量を分配するために、バルブは、特に液体製品の圧力及び温度に依拠する一定時間開放されてもよい。バルブは、可撓性の供給ラインを挟むべく挟みバルブとして構成されており、液体の流れを止めたり、その挟みを小さくして流れ始めさせてもよい。バルブが開放するときは、液体製品は、ディスペンサーから複数の対応する瓶
内へ分配される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスペンサーは、瓶が充填システムを通過してコンベヤーシステムに沿って前進するときに、瓶の動きを追従する機構に連結されてもよい。針タイプの充填ディスペンサーの場合、その機構は針ブリッジとして言及されてもよい。液体供給ラインは可撓性であるため、その製品供給マニホルドが静止したままであるにも関わらず、ディスペンサーは移動してもよい。従来型の充填装置におけるバルブも静止しているので、ディスペンサーは、符合するバルブに対応して移動してもよい。この対応する動きにより、可撓性の供給ラインを変形させ、これにより、今度は内部容量が変化する。結果的に、充填システムの正確性が低下するかもしれない。
【0005】
加えて、液体製品の温度及び圧力の測定は、製品供給マニホルドにおいて行われるのが慣例である。ディスペンサーから離れて温度を測定すると、流体の流量特性が温度に対して敏感な場合には、充填エラーを引き起こしうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの随意な見方によれば、装置は、瓶に流体を無菌状態で充填するために提供されてもよい。装置は、無菌ゾーンのような清潔な滅菌ゾーンにおいて瓶を輸送するためのコンベヤーと、流体供給部に接続された、例えば、充填針のようなディスペンサーを含む瓶用充填部とを具備してもよい。瓶用充填部は、無菌ゾーン内において配置されてもよい。装置は、滅菌されてないゾーン、すなわち無菌でないゾーンにおいて配置される駆動部を具備し、この駆動部は、瓶用充填部に動作的に接続され、ディスペンサーを移動することにより輸送中の瓶と充填係合させたり、該係合の解除をさせるよう構成されてもよい。瓶用充填部は、ディスペンサーに隣接する無菌ゾーン内に配置される、例えば、挟みバルブのようなバルブを更に含み、このバルブは、ディスペンサーを経由する流体の流れを制御するためにディスペンサーとともに移動可能でもよい。
【0007】
本発明の他の随意な見方によれば、装置は、ディスペンサーに隣接する無菌ゾーン内に配置され、ディスペンサーとともに移動可能である流体温度センサーを含んでもよい。ディスペンサーは、導管により流体供給部に対して流体的連結され、導管の少なくとも一部は弾性変形可能でもよい。バルブは、挟みバルブとして構成され、上記弾性変形部分に係合するよう位置決めされてもよい。
【0008】
本発明のもう1つの随意な見方によれば、ディスペンサーは、内部通路を有する導管によって流体供給部に対して流体的連結されてもよい。バルブは、導管に対して動作的に接続されてもよい。バルブ及びディスペンサー間に配置された導管部分の断面形状は、ディスペンサーの移動中略変形しないままでもよい。装置は、瓶用充填部とともに移動可能なバルブ作動部を更に含んでもよい。
【0009】
本発明の更にもう1つの随意な見方によれば、装置は、略水平なテーブルを更に具備してもよい。わずかな傾きがテーブルに提供されて、清掃中や、又はこぼれたときに、排水及び回収を手助けすることができる。テーブルの下の空間は、無菌でないゾーンを具備してもよい。装置は、囲いも含み、この囲いはテーブルの上に配置されて、テーブルと協働して無菌ゾーンを画成するよう構成されてもよい。
【0010】
本発明のもう1つの随意な見方によれば、例えば、温度のように、充填の正確性に影響を与えるパラメーターの測定が、充填がなされる場所、すなわちディスペンサーに対してできるだけ近くでなされてもよい。追加的に、又は代替的に、充填量を制御するバルブは、充填がなされる場所、すなわちディスペンサーに対してできるだけ近くに配置されてもよい。追加的に、又は代替的に、バルブは、充填プロセスの間、バルブとディスペンサーとの間で相対的な移動がないように位置決めされてもよい。結果として、装置は、さらなる充填正確性を提供するだろう。
【0011】
上述の概略説明や以下の詳細な説明は代表例並びに単に説明的なものであり、クレームされた本発明を限定するものではないと、理解されるべきである。
【実施例】
【0012】
本発明の実施例に対して詳細に言及するとともに、添付図面において、本発明の実施例を図示する。本発明により、充填装置が提供される。充填装置は、例えば、瓶のような容器に流体を充填するために使用されてもよい。
【0013】
図1及び図2に示す如く、充填装置10は、直列型の(in−line)充填機械でもよく、製品供給用マニホルド(manifold)11と、少なくとも1つの供給ライン12と、例えば瓶用充填部14のような容器に充填するよう構成された充填部とを含んでもよい。供給ライン12は夫々、製品供給用マニホルド11及び瓶用充填部14間に配置されてもよい。供給ライン12は夫々、導管として構成されてもよく、少なくともその部分13は、弾性変形可能でもよい。瓶用充填部14は、少なくとも1つのディスペンサー16を含んでもよい。1つの供給ライン12は、夫々のディスペンサー16用に備えられ、夫々のディスペンサー16と結合してもよいと理解されるべきである。ディスペンサー16は、例えば、充填用針、ノズル、又はその類のものとして構成されてもよい。ディスペンサー16は、機械的、電気的、又は電気機械的な位置ずれセンサー17が、任意に備えられてもよい。
【0014】
瓶用充填部14は、少なくとも1つのバルブ18を更に具備してもよい。バルブ18は、夫々の供給ライン12及びディスペンサー16用に備えられ、夫々の供給ライン12及びディスペンサー16と結合してもよい。したがって、供給ライン12、ディスペンサー16及びバルブ18の数が1対1対1に一致してもよい。バルブ18及びディスペンサー16間の供給ライン12の部分20は、剛体、半剛体でもよく、又は可撓性でもよい。
【0015】
コンベヤーシステム22は、例えば、瓶用充填部14を通り過ぎるなど、装置10を通過して、瓶(vial)24を輸送すべく装備される。コンベヤーシステム22は、サイズや外形の異なる容器を輸送すべく構成されてもよい。例えば、コンベヤーシステム22は、異なる直径及び高さを有する瓶24に適応するべく調節されてもよい。
【0016】
瓶用充填部14は、ディスペンサー16及びバルブ18が結合された構造部26を更に含んでもよい。構造部26は、充填プロセスの間、瓶24が瓶用充填部14を経由してコンベヤーシステム22に沿って前進するときに、瓶24の動きを追うよう構成されてもよい。コンベヤーシステム22は、瓶24が、例えば無端ベルトのような動力伝達要素の上ではなく、むしろ伝達要素の側部へ運ばれるよう構成されてもよい。結果的に、コンベヤーシステム22は、動力伝達要素上の瓶を輸送する輸送システムよりも汚染されにくくてもよい。
【0017】
ディスペンサー16及びバルブ18は、構造部26に結合されて、構造部26が移動するときに、ディスペンサー16及びバルブ18の間に相対移動が略存在しなくともよい。針タイプの充填ディスペンサーの場合、構造部26は、針用のブリッジ(bridge)でもよい。
【0018】
本装置はまた、だいたい水平なテーブル28を含んでもよい。テーブル28の下の空間は、滅菌していない(non−sterile)、すなわち無菌でない(non−aseptic)ゾーン30を具備してもよい。無菌でないゾーン30は、前記テーブルの上の空間から閉じこめられ(sealed from)て、この前記テーブルの上の空間が、例えば無菌ゾーン31のような清潔で滅菌されたゾーンでもよい。このように、種種の機械的装置及び電気的装置は、テーブル28の上の空間を汚染することなしにテーブル28の下に配置されてもよい。例えば、瓶用充填部14に動作的に結合された駆動部(drive)32は、テーブル28の下の無菌でないゾーン内に配置されてもよい。
【0019】
駆動部32は、密閉された開口部36を経由して無菌でないゾーン30から無菌ゾーン31へ横切る機構部34によって、瓶用充填部14に対して動作的に結合されてもよい。機構部34は、ハウジング38を含む構造部26を輸送してもよい。図2に示す如く、ハウジング38は、バルブ作動装置40を含んでもよい。ハウジング38は、周囲の無菌ゾーン31と、内部の滅菌していない、すなわち無菌でないゾーン33との間の密閉状態を提供してもよい。機構部34はまた、中空であり、これにより、滅菌していない、すなわち無菌でないゾーン35を提供してもよく、この無菌でないゾーン35は、バルブ18の作動をサポートするのに役立つ、下部無菌でないゾーン30と連通する囲まれた経路42を含んでもよい。バルブ作動装置40は、可撓性の隔壁(diaphragm)44によりバルブ18から分離され、これにより、無菌ゾーン31と無菌でないゾーン33との間の密閉状態を提供してもよい。
【0020】
補足すれば、温度センサー46は、ディスペンサー16において、又はディスペンサー16に隣接して配置されてもよい。このように、液体製品の温度は、より末端に配置された製品供給マニホルド11内においてよりも、むしろディスペンサー16に隣接したところにおいて測定されてもよい。結果的に、流体の流れが温度に敏感である製品特性に関連する充填エラーが減少させられ得る。
【0021】
装置10は、囲い50を任意に具備してもよい。囲い50はテーブル28と協働して、テーブル28の上に、無菌ゾーン52のような囲まれた清潔で滅菌されたゾーンを画成してもよい。このような場合には、囲まれた無菌ゾーン52の内方及び外方へ瓶を移動するのに適当な装置(図示せず)が備えられてもよい。囲まれた無菌ゾーン52は、テーブル28の上に完全な無菌ゾーン31を具備してもよい。その代わりに、囲まれた無菌ゾーン52は、テーブル28の上に、例えば、クリーン・ルームの環境のような、ちょっとした部分からなる無菌ゾーン31を具備してもよい。
【0022】
充填装置10は、1又はそれ以上の追加装置を任意に具備してもよい。例えば、充填装置10は、1又はそれ以上の重量測定装置(weighing devices)(図示せず)を具備してもよい。重量測定装置は、例えば、接触目盛り(contact scales)及び非接触重量測定システム(non−contact weighing systems)を含んでもよい。充填装置10は、例えば、充填前の重量測定装置及び/又は充填後の重量測定装置を含んでもよい。充填装置10は、製品を充填された容器を閉じる及び/又は密閉するように構成された蓋閉じ装置(図示せず)及び/又は密閉装置(図示せず)を具備してもよい。
【0023】
操作中、液体製品は、1又はそれ以上の供給ライン12を経由して、無菌ゾーン31内に配置された製品供給用マニホルド11から、対応するディスペンサー16へ供給されてもよい。バルブ18は、ディスペンサー16から分配される液体の量を制御してもよい。
【0024】
所望の量を分配するために、バルブ18は、例えば、ディスペンサー16に隣接する液体製品の圧力及び温度に依存した所定時間の間開放されてもよい。図2に示す如く、バルブ18は、つまみバルブとして構成され、供給ライン12の弾性変形可能な部分13をつまんで、液体の流れを止めたり、つまみ力を小さくして流れはじめさせてもよい。バルブ18が開いたとき、液体製品は、ディスペンサー16から対応する数の瓶内へ分配されてもよい。
【0025】
コンベヤーシステム22は、瓶用充填部14を通過して瓶24を移動させる。構造部26は、瓶24が瓶用充填部14を通過してコンベヤーシステム22に沿って前進するときに、瓶24の動きを追ってもよい。製品供給マニホルド11が静止したままであるにもかかわらず、供給ライン12の部分13が可撓性であるため、ディスペンサー16は、例えば、一体移動及び往復移動により、移動して瓶24に係合してもよい。バルブ18及びディスペンサー16が構造部26とともに移動するため、ディスペンサー16及びバルブ18間の供給ライン12の部分20の内部形状すなわち流れの幾何学的形状(flow geometry)は、充填プロセスの始めから終わりまで、構造部26の移動中、略変形しないままである。結果的に、充填装置の正確性は、譲歩されることがないであろう。
【0026】
本発明の範囲、すなわち趣旨からそれることなく、充填装置に対して種種の改造及び変更がなされうることは、当業者にとって明らかであろう。本発明の他の実施例は、本明細書において開示された本発明の明細書及び実施例を考慮することにより、当業者にとって明らかであろう。この明細書及び実施例は、単なる代表例として考えられることを意図する。
【0027】
添付図面は、この明細書の中に含まれており、この明細書の一部を構成し、詳細な説明とともに本発明の代表的な実施例を図解し、本発明の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一の実施例にしたがった充填装置の断面図である。
【図2】図1に示す充填装置の所定部分の断面図である。
【符号の説明】
【0029】
10…充填装置
11…製品供給マニホルド
12…供給ライン
14…瓶用充填部
16…ディスペンサー
18…バルブ
22…コンベヤーシステム
24…瓶
30…無菌でないゾーン
31…無菌ゾーン
32…駆動部
Claims (31)
- 流体供給部から瓶に流体を無菌状態で充填するための装置において、
無菌ゾーン内の前記瓶を輸送するためのコンベヤーと、
前記無菌ゾーンに配置され、前記流体供給部に流体的連結された充填針を含む瓶充填機構と、
前記充填機構に対して動作的に連結され、前記充填針を水平及び垂直方向に移動させて、輸送中の前記瓶に該充填針を充填係合させ、且つその係合を解除させ、無菌でないゾーンに配置されている駆動機構とを具備する前記充填装置であって、
前記充填機構は、前記充填針を経由する前記流体の流れを制御するためのバルブを更に含み、
前記バルブは、前記充填針とともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記充填針は、導管によって、前記流体供給部に対して流体的連結され、
前記充填機構は、前記無菌ゾーン内において該充填針に隣接して配置された流体温度センサーを更に含み、
該流体温度センサーは、前記導管内において流体温度を測定すべく動作的に接続され、
該流体温度センサーは、該充填針とともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記充填針は、導管により、前記流体供給部に対して流体的連結され、該導管の少なくとも一部は弾性変形可能であり、
前記バルブは、前記弾性変形可能な導管部分に係合すべく配置された挟みバルブである、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記充填針は、所定断面形状の内部通路を有する導管によって前記流体供給部に対して流体的連結され、
前記バルブは、前記導管に対して動作的に接続され、
前記充填針及び前記バルブの間に配置された前記導管内部通路の一部分の前記断面形状は、前記充填針の移動期間中略変形しないままである、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記充填針は、可撓性の導管によって、前記流体供給部に対して流体的連結され、
前記可撓性導管は、前記充填針及び前記バルブの間で伸長する内部容量部を含み、
前記容量部は、前記充填針の移動期間中、略同一のままである、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記充填装置は、前記バルブ用の作動装置を更に含み、
該バルブ作動装置は、前記充填機構とともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記充填機構は、概して水平なテーブルの上に配置され、
前記テーブルの下の空間は、前記無菌でないゾーンを具備し、
前記充填針は、前記テーブル内の密閉された開口部を介して概して垂直方向に伸長する支持部材によって、前記駆動機構に対して動作的に接続されている、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項7記載の充填装置において、
前記支持部材は、前記テーブル内の前記開口部を密閉すべく動作的に接続されたふいごタイプの密閉部を介して伸長することを特徴とする前記充填装置。 - 請求項1記載の充填装置において、
前記バルブは、前記充填針に隣接して配置されることを特徴とする前記充填装置。 - 請求項7記載の充填装置において、
前記テーブルと協動する囲いを更に含み、これにより、前記無菌ゾーンを画成する前記充填装置。 - 流体供給部から瓶に流体を無菌状態で充填するための装置において、
隣接する無菌ゾーン及び無菌でないゾーンを部分的に画成する略水平の部材と、
前記無菌ゾーン内の前記瓶を輸送する手段と、
前記無菌ゾーン内に配置され、輸送中の前記瓶に充填するための手段であって、前記流体供給部に対して流体的連結された前記瓶に係合するための手段を含む前記瓶充填手段と、
前記瓶係合手段に動作的に連結され、前記瓶係合手段を水平及び垂直方向に移動させて、輸送中の前記瓶に該瓶係合手段を充填係合させ、且つその係合を解除させる駆動手段であって、無菌でないゾーン内に配置され、前記水平部材を経由して前記瓶係合手段に対して接続されている前記駆動手段とを具備する前記充填装置であって、
前記瓶充填手段は、前記瓶係合手段を経由する前記流体の流れを制御するための手段を更に含み、
前記制御手段は、前記係合手段とともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記係合手段は、導管手段によって、前記流体供給部に対して流体的連結され、
前記充填手段は、該導管手段内の前記流体の温度を測定するための手段を更に含み、
該温度測定手段は、前記無菌ゾーン内において前記係合手段に隣接して配置され、該係合手段とともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記係合手段は、弾性変形可能な導管部材を含む導管手段により、前記流体供給部に対して流体的連結され、
前記制御手段は、該導管部材の対向壁を互いに挟むための手段を含む、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記係合手段は、所定断面形状の内部通路を有する導管手段によって前記流体供給部に対して流体的連結され、
前記制御手段は、前記導管手段を経由する流体の流れを制御すべく動作的に接続され、
前記係合手段及び前記制御手段の間に配置された前記導管手段内部通路の一部分の前記断面形状は、前記係合手段の移動期間中、略変形しないままである、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記係合手段は、導管手段によって、前記流体供給部に対して流体的連結され、該導管手段は、前記制御手段及び前記係合手段の間に可撓性の導管部材を有し、
該可撓性導管部は、内部容量部を含み、
前記内部容量部は、前記充填針の移動期間中、略変形しないままである、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記充填装置は、前記制御手段を作動させるための手段を更に含み、
該作動手段は、前記係合手段とともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記充填手段は、概して水平なテーブルの上に配置され、
前記テーブルの下の空間は、前記無菌でないゾーンを具備し、
前記充填装置は、前記無菌ゾーン内の前記係合手段を支持するための、前記駆動手段に対して動作的に接続された移動可能な支持手段を更に含み、
該支持手段は、前記テーブル内の開口部を介して、概して垂直方向に伸長する、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項17記載の充填装置において、
前記支持手段の移動を許容する一方、前記テーブル開口部を密閉するための手段を更に含むことを特徴とする前記充填装置。 - 請求項11記載の充填装置において、
前記制御手段は、前記係合手段に対して隣接して配置されることを特徴とする前記充填装置。 - 請求項17記載の充填装置において、
前記テーブルの上の空間を囲み、該テーブルと協動して前記無菌ゾーンを画成するための手段を更に含むことを特徴とする前記充填装置。 - 略清潔かつ滅菌された環境で、薬用容器を満たすための装置において、
該装置を略汚染されてない滅菌ゾーン及び滅菌されてないゾーンに分割する略水平のテーブルであって、これらのゾーンは少なくとも部分的に並んでいる関係で配置される前記略水平テーブルと、
該略水平テーブルと協働して該滅菌ゾーンを画成する囲いと、
該滅菌ゾーンの外の所定地点から空の容器を受け取る輸送装置と、
該滅菌ゾーン内において少なくとも部分的に配置され、該滅菌ゾーンを経由して前記容器を移動させる輸送部と、
該容器が該滅菌ゾーンを経由して移動するときに、該滅菌ゾーン内において、該容器に薬を充填する充填器具であって、該滅菌ゾーン内に配置された少なくとも1つのディスペンサーを具備するとともに、前記滅菌されてないゾーン内に配置された部分を具備する前記充填器具とを具備する前記装置であって、
前記充填器具は、通例、前記滅菌ゾーン内の前記充填装置ディスペンサー及び前記滅菌されてないゾーン内の前記充填器具部の間にある前記略水平テーブル内の密閉開口部を介して伸長する、
ことを特徴とする前記装置。 - 請求項21記載の装置において、
前記ディスペンサーは移動可能であって、前記充填器具は、前記滅菌されてないゾーン内に配置された駆動部と、該駆動部及び該ディスペンサーを連結する支持部材とを含み、該支持部材は前記密閉開口部を伸長する、
ことを特徴とする前記装置。 - 請求項21記載の装置において、
前記充填器具は、前記ディスペンサーからの薬の流れを制御するために構成され且つ位置決めされた装置を更に具備し、該ディスペンサーは、前記容器に充填係合したり、該係合を解除するように水平及び垂直方向に移動可能であり、
前記制御装置は、該ディスペンサーに対して隣接して配置され、該ディスペンサーとともに移動可能である、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 流体供給部から容器に流体を無菌状態で充填するための装置において、
上部無菌ゾーン及び下部無菌でないゾーンを少なくとも部分的に画成する略水平テーブルと、
該テーブルによって支持され、前記容器に充填係合したり、該係合を解除するように水平及び垂直方向に移動可能であり、前記流体供給部に対して動作的に接続されている流体ディスペンサーと、
該ディスペンサーを経由する流体の流れを制御すべく動作的に接続され、該ディスペンサーと同時に移動可能なバルブと、を具備する、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 流体供給部から容器に流体を無菌状態で充填するための装置において、
少なくとも1つの水平移動可能な容器を囲む無菌ゾーンを少なくとも部分的に画成する垂直方向に伸長する囲いと、
該囲い内に配置され、前記流体供給部に対して動作的に接続される流体ディスペンサーと、
該ディスペンサーを経由する流体の流れを制御すべく動作的に接続されたバルブと、
前記囲い内において該ディスペンサー及び該バルブを支持する部材であって、該ディスペンサー及び該バルブは、前記容器に充填係合したり、該係合を解除するように水平及び垂直方向に同時に移動可能である前記部材とを具備する、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 流体供給部から容器に流体を無菌状態で充填するための装置において、
囲まれた無菌ゾーン内に少なくとも部分的に配置された直線状のコンベヤーと、
該無菌ゾーン内において該コンベヤーに隣接して配置される流体ディスペンサーであって、該コンベヤーにより運搬中の1つ又はそれ以上の容器に充填係合したり、該係合を解除するように水平及び垂直方向に移動可能である前記ディスペンサーと、
該ディスペンサーを経由する流体の流れを制御するための計量装置と、
該囲まれた無菌ゾーンに隣り合うよう位置決めされる無菌でないゾーン内に配置される駆動部と、を具備する前記充填装置であって、
該駆動部は前記ディスペンサー及び前記計量装置を同時に移動させるべく動作的に接続されている、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 供給部から容器に、流れることが可能な物質を無菌状態で充填するための装置において、
少なくとも部分的に囲まれた無菌ゾーンを提供するための手段と、
前記物質供給部に対して動作的に接続され、前記無菌ゾーン内において物質を計量及び分配するために配置された手段と、
水平及び垂直方向のうち少なくとも1つの方向に、該計量及び分配手段を経由して、容器を直線状に運搬するための手段と、
水平及び垂直方向のうち少なくとも1つの方向に該計量及び分配手段を往復運動させて、該運搬手段によって運搬中の該容器に該計量及び分配手段を動作的に係合させたり、該係合を解除させる手段とを具備する、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 物質供給部から移動中の容器に、流れることが可能な物質を無菌状態で充填するための装置において、
少なくとも部分的に囲まれ、前記移動中の容器が該ゾーン内に配置されている無菌ゾーンと、
該ゾーン内に配置され、前記物質供給部から物質を受け取るべく動作的に接続されたディスペンサーと、
前記ゾーンに隣接し、密閉された開口部を有する略水平壁部材と、
前記密閉開口部を介して前記ディスペンサーに対して動作的に接続された駆動部であって、該ディスペンサーを垂直方向に往復運動させて、該ディスペンサーを前記移動中の容器に充填係合させたり、該係合を解除させる前記駆動部と、
該ディスペンサーを経由する前記物質の流れを制御し、該駆動部によって該ディスペンサーと同時に移動可能である計量装置と、を具備する、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 流体供給部から無菌ゾーン内の容器を満たすための装置において、
該無菌ゾーン内において移動可能であるように配置され且つ構成され、前記流体供給部に対して流体的連結された流体ディスペンサーと、
該ディスペンサーを経由する流体の流れを制御するための挟みバルブであって、該無菌ゾーン内において移動可能であるように配置され且つ構成され、該流体ディスペンサー及び該挟みバルブは相互依存して移動するよう接続されている、前記挟みバルブと、
該流体ディスペンサーを水平及び垂直方向に移動させて、前記無菌ゾーン内に配置された容器に充填係合させたり、該係合を解除させるように動作的に接続された駆動部とを具備する、
ことを特徴とする前記充填装置。 - 流体供給部から容器を無菌状態で満たす方法において、
隣接する無菌ゾーン及び無菌でないゾーンを提供するステップと、
該無菌ゾーン内に、(i)前記流体供給部と流体連通する流体ディスペンサーと、(ii)該流体ディスペンサーを経由した流体の流れを制御するための計量装置とを配置するステップと、
前記無菌ゾーンを経由して前記無菌でないゾーンへ前記容器を輸送するステップと、
前記流体ディスペンサーを水平及び垂直方向に往復運動させて、該無菌ゾーン内において移動中の前記容器に充填係合させたり、該係合を解除させるステップと、
前記計量装置を該流体ディスペンサーと略同時に移動させるステップと、を具備する、
ことを特徴とする前記充填方法。 - 流体供給部から容器を無菌状態で満たす方法において、
上部無菌ゾーン及び下部無菌でないゾーンを少なくとも部分的に画成するための略水平テーブルを配置するステップと、
該無菌でないゾーンから該テーブルを介して伸長する少なくとも1つの部材によって該無菌ゾーン内において支持される少なくとも1つの移動可能な流体ディスペンサーに対して、前記流体供給部を流体的連結するステップと、
該無菌ゾーンを経由して前記容器を直線状に輸送するステップと、
前記部材の使用により、前記流体ディスペンサーを移動して、該流体ディスペンサーを該無菌ゾーン内の該容器に充填係合させたり、該係合を解除させるステップと、
前記流体供給部及び前記流体ディスペンサー間の前記流体的連結を介した流体の流れを計量装置の使用により制御するステップであって、該計量装置は、該無菌ゾーン内において該流体ディスペンサーに対して隣接して配置され、且つ前記部材の使用により該流体ディスペンサーと同時に移動可能である、前記制御ステップと、を具備する、
ことを特徴とする前記充填方法。
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