JP2005500124A - 液体歯科材料用アプリケータ - Google Patents

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Abstract

本明細書は、重合可能な封止材および接着剤、予防治療材料などのような、少量の歯科材料で歯を治療するためのアプリケータを記載する。このアプリケータは、一端にアプリケータブラシを有する使い捨て管の形をしている。この管をアプリケータ頭部に嵌める。アプリケータ頭部は、ある量の材料を管内に抜き取り、ブラシを選択的に充填し易くするものである。このアプリケータは、同様の形をした弾性部材を囲むチャンバを含むアプリケータ頭部を有する細長い部材からなることができる。閉鎖部は、アプリケータ頭部の端部を覆って嵌まり、チャンバの基部を閉鎖し、弾性部材の周囲縁部を密封して漏れを防ぐ。閉鎖部には、閉鎖部を通って外に延びるチャネルと連通し、使い捨て管を受けるように適合された小さいチャンバが設けられている。このチャネルは、アプリケータの本体にある角度で配置されている。アプリケータには、使い捨て管をアプリケータ頭部内に挿入した後、使い捨て管内に液体を抜き取り、それから液体を分配するための弾性部材を押し付ける可動レバー操作のピストンが設けられている。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、比較的少量の液体または流動性歯科材料を生歯に塗布する装置を対象とする。より詳細には、本発明は、塗布すべき材料のブラシへの正確な充填を提供する。本発明は、一端にブラシを有するアプリケータ管、およびある量の材料を管内に抜き取り、その管からある量の材料を選択的に分配し、それによってブラシに選択的に充填する装置を提供する。このように充填されたブラシは、歯科材料を生歯の所望の位置に塗布するために使用することができる。
【背景技術】
【0002】
活性化されて歯の表面上に、硬化後、強力接着性保護ポリマーフィルムコーティングを形成する流体の重合可能なモノマーで歯を治療することに関心が高まっている。小窩裂溝封鎖材、接着剤などは、少量のこうした材料の正確な塗布を必要とする。所望の結果を達成する一方法は、材料のリザーバを提供し、ブラシをそのリザーバに繰り返し浸してブラシに充填することである。この技法の欠点は、浸漬の繰り返しが所与の歯科手順に必要とされることが多く、それによって、それに要する時間が増える他に、材料のリザーバが汚染される危険性も増加することである。一度浸漬した複数のブラシを使用し、その後、廃棄することが慣行になっている。比較的少量の材料の塗布にも複数のブラシが必要とされる。
【0003】
上記のように、一般に、モノマー材料をブラシまたはへらで歯の表面に塗布することが慣行になっているが、重合可能な流体は表面上を濡らし、表面を覆って流れる傾向がある。こうした治療では、重合可能なモノマーが、特に薄い流体状態の場合に、アプリケータから流れ落ちて、治療される歯の領域に制御した量を塗布するのが難しい傾向があるため、上歯の治療が難しい。
【0004】
これまでは、たとえば米国特許第2,142,780号で示されているような歯科用バーニッシュを塗布するためのシリンジの使用が提案されていた。しかし、たとえば米国特許第3,663,501号で記載された小窩裂溝治療組成物のように、塗布すべき材料を活性化した場合、ディスペンサ内に残った活性化した治療組成物が重合し、そのためにそのディスペンサを廃棄することが必要になる。活性化後のこうした組成物の硬化時間は、通常、約5分以内であり、重合化前にシリンジから残りの活性化治療組成物を全て除去するには時間が十分ではないことが明らかである。
【0005】
歯の最良のコーティングは、治療モノマーが、流動性が高いものであり、歯の表面を容易に濡らして、薄いフィルムで表面を覆って迅速に流れる場合に得られることが分かっている。こうした治療には、治療すべき歯の領域にモノマー・コーティング材料を慎重に位置させる他に、コーティング組成物を歯上に正確に位置させて少量しか使用しないようにすることが重要である。
【0006】
こうした開示のために参照により本明細書組み込む、米国特許第4,043,042号のように、歯科材料のアプリケータの使用も示唆されており、これは少量の材料を管内に採取するものである。
【特許文献1】
米国特許第2,142,780号
【特許文献2】
米国特許第3,663,501号
【特許文献3】
米国特許第4,043,042号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明によれば、分配アプリケータは、活性化モノマーが塗布中に装置から流れ落ちる心配がなく、操作者が、制御された方法で、上または下の歯上で液体歯科材料をブラシに充填することができるように設計されている。また、活性化モノマーは、装置の動作または再使用に有害な影響を与えるのでは、装置内で重合することができない。本発明のアプリケータも、歯科医または歯科助手が、制御された少量の活性化モノマーを口内の位置に関係なく歯の表面上に正確に置くことができるように設計されている。本発明のアプリケータは、予め管内に抜き取っておいた材料をブラシに繰り返し充填することができ、それによってしばしば、アプリケータ管に最初の1回だけ歯科材料を供給するだけまたはアプリケータ管を保管リザーバに浸漬するだけで、完全な歯科手順を実行することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のアプリケータは、一端にアプリケータの頭部および操作機構を有する細長い部材の形をしており、残りの細長い部材は、歯科医が握るハンドルの役目をする。使い捨て先端部または管は、それを介してコーティング組成物を塗布するものであるが、アプリケータ頭部によって取り外し可能に担持され、塗布する場合のためにハンドルに対してある角度で突き出ている。この管は、一端に、すなわち排出端部にブラシを有する。
【0009】
例示のアプリケータの頭部は、アプリケータの頭部に直接隣接するハンドル部分内に含まれた比較的短い長手方向の第1の孔内に開いた半球形のチャンバを備える。コップ形にくぼんだ弾性隔壁(diaphram)など、同時に形状付けられる部材をチャンバ内に配置する。隔壁は、その外面が半球形チャンバの内面に隣接し、好ましくは接触するサイズおよび形状である。
【0010】
アプリケータの端部に配置された閉鎖部材は、この第1の半球形チャンバのベース部分を閉鎖し、弾性部材の外縁部を保持し密封する働きをする。この閉鎖部は、ハンドル内に含まれた長手方向の孔と直接整列する比較的小さい第2のチャンバを備え、アプリケータの長手方向軸に対してある角度で延びる幾分小さい径の第2の孔を含む。この第2の孔は、カバーを通って延び、第2のチャンバと直接連通する。閉鎖部材内に含まれたこの第2の孔は、使い捨て管を受けるように適合されており、この管はアプリケータの先端部であり、管の中に治療組成物が抜き取られ、管から歯に塗布される。
【0011】
第1の孔は、アプリケータ頭部に隣接するハンドル部分内に位置し、ピストンを備えており、このピストンは、第1の孔内で長手方向に移動し、弾性部材を押し付けて弾性部材を圧縮するように適合されている。角動作レバーは、アプリケータの頂部に旋回可能に固定され、レバーの1つの脚部は、アプリケータの頂部で本質的にアプリケータに平行に後方に延び、レバーの他方の脚部は、アプリケータの第1の孔内に延び、ピストンの一端を押してピストンを作動させるように適合されている。
【0012】
このアプリケータを使用する場合、使い捨て管を、アプリケータ頭部内の第2の孔の端部内に挿入する。次いで、この角動作レバーの露出した脚部上に圧力を加える。それによって、ピストンが前方に押され、弾性部材を押し付け半球形チャンバから空気を外に押し出す。次いで、アプリケータを、歯を治療すべき活性化モノマーに浸漬し、レバーの露出した脚部への圧力を解放する。このとき、半球形の弾性隔壁が最初の形を保持し、その結果、部分的真空が生成され、空気が半球形チャンバ内に吸い込まれ、液体が使い捨て管内に吸い込まれる。この半球形チャンバのサイズ、ピストンの移動距離、および使い捨て管の径と長さは、互いに関連し、その結果、ピストンが移動したときの半球形チャンバ内の体積の変化により、数滴の液体だけが使い捨て管内に吸い込まれ、その量は、使い捨て管が充満されて液体が閉鎖部内の第2のチャンバ内に流れ込むことがないようにする。この時点で、レバーを再び押して、ある量の材料が管から流れて戻るようにさせ、それによってブラシに装填または充填することができる。ユーザは、アプリケータを操作して、ブラシを使用して歯科材料を所望の場所に塗布または「塗る」ことができる。こうして材料を塗布する場合、レバーを再び押して、別の塗布のためにブラシに再び充填することができる。材料が管内に残っている限り、このプロセスを必要なだけ繰り返すことができる。好ましくは、管の1回の充填で、ブラシへの複数回の充填操作に十分な材料を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図面を参照すると、例示のアプリケータ1は、細長い部材の形をしており、その大部分は、ユーザAによって把持されるハンドル2を形成している。これを図4で示す。アプリケータの前部は、アプリケータ頭部3、操作レバー4、およびその一端にブラシ5aを有する使い捨て管5を備える。
【0014】
ブラシ5aを有する管5は、ある量の材料を管5内に抜き取り、管5から分配して、ブラシ5aに充填し易くすることができるどのようなタイプのアプリケータに使用することができる。さらに、このアプリケータは、ある量の材料を管5内に抜き取り、次いで、最初に管5内に抜き取った材料の全体量の一部だけを選択的に分配することができるものである。こうすると、管5を、塗布すべき材料の貯蔵リザーバ(図示せず)内に再び入れることなく、複数回繰り返して、好ましくは少なくとも2回、ブラシ5aに充填を行うことができる。
【0015】
ブラシ5aは、自然または合成の材料から作成されたブラシなどの、歯への使用に適したどのタイプのブラシでもよい。ブラシの材料は、フロック加工などの、任意の従来の方法で管5上に取り付けることができる。管5は、どのような材料でも作成することができるが、図5で示したように、ユーザが管5の中を見ることができるように透明のプラスチックであることが好ましい。当然、図6で示したように、不透明な材料などを含むどのような材料も使用することもできる。
【0016】
例示のアプリケータを図面に示したが、理解されるように、材料を管5内に抜き取りそれから分配する機能を果たすことができるいずれのアプリケータも、本発明の範囲に含まれる。図2および3を参照すると、アプリケータ頭部を形成する、例示のアプリケータの端部は、図3で示したように、拡大されて、半球形の第1のチャンバ6を形成する。ピストン8を備えた第1の孔7は、このチャンバと連通し、操作レバー4を押し下げることによってピストン8を移動させて、弾性部材9に対して押し付けるようにする。ピストン8を形成する円筒形部材は、この第1の孔7の外径を有することが好ましい。また、操作レバー4が、図2で示したように操作されていない場合は、ピストン8が弾性部材9からわずかな圧力を受けるように、レバー4、ピストン7、および弾性部材9が全て互いに位置付けられることが好ましい。操作した場合は、弾性部材9の即座の屈曲が生じる。これは、以下の記載からさらに明らかになるであろう。
【0017】
コップ形状の弾性隔壁のような弾性部材9は、チャンバ6内に配置され、その外径はチャンバ6の内部寸法と本質的に同じであって、隔壁9の外面が、チャンバ6の内面と接触することが好ましい。
【0018】
チャンバ6の端部は、閉鎖部10によって閉鎖され、閉鎖部10は、フランジ11によってアプリケータ頭部3の拡大された部分に固定され、フランジ11は、拡大部分5の端部から延び、閉鎖部10内に設けられた溝12内にきっちり嵌まるようになされている。半球形の弾性部材9の外周13は、アプリケータ頭部3の拡大部分の内面と閉鎖部10の間に形成された凹部14内で密封された位置に保持される。
【0019】
チャンバの第2の孔16は、チャンバ6から下方に延び、閉鎖部10を介して、好ましくはアプリケータの長手方向軸に対して実質的に角度を付けてチャンバ6と流体連通し、アプリケータの使用前にアプリケータに挿入した使い捨て管5を有するように適合されている。したがって、管5もチャンバ6と流体連通している。孔16の外端17を面取りして、使い捨て管5の挿入を助けることができる。挿入した使い捨て管5がチャンバ6内に入るのを回避するため、第2の孔16の内径を端部23で小さくして、使い捨て管5のための停止部を設けることができる。管5は、孔16内で受けられた場合、端部17に遠位の端部5fを有する。
【0020】
操作レバー4は、18で旋回可能に取り付けられた角度をなした部材であり、1つの脚部19は、アプリケータの外側でアプリケータの長さ方向に延び、他方の脚部20は孔7内に下方に延びる。脚部19は、アプリケータの表面から持ち上げられて、脚部19を押し下げることができるようになっている。
【0021】
レバー4の脚部19を押した場合、レバー4は旋回軸18の周りで旋回し、レバー4の脚部20は前方に移動する。脚部20の前方への移動により、ピストン8が孔7に沿って押され、弾性隔壁9の外周に対して押し付ける(図3)。好ましい一実施形態では、レバーの脚部19および20は、ピストンに伝達すべきわずかな前方への移動に、レバーを作動する実質的な指の動きが必要とされるような長さであり、互いにそのように位置付けられており、この移動は通常、約2対1の比である。
【0022】
脚部20が隔壁9を直接押し付けるようにさせず、ピストン8を使用して隔壁9を押し付ける目的は、ピストン8を使用することによって、実質的により制御され均一な圧力を得ることができることである。また、弾性隔壁9が半球形チャンバ6内にぴったり嵌まるようにする目的は、より一様の動作を得ることである。一様な動作は、この装置が材料の制御された少量を均一に塗布するように設計されているために重要である。こうした押出しをさらに容易にするため、ピストン8を、隔壁9と物理的に接触する端部8aに向けることができる。
【0023】
使用の際は、歯科医または歯科助手は、使用可能な量から、使い捨て管5を開口部17内に挿入する。次いで、治療組成物を調製する。この治療組成物は、たとえば小窩裂溝封鎖材の場合は、使用した材料のための特定の硬化時間によって数分後に重合化する触媒化されたモノマーまたはモノマー混合物である。次いで、歯科医または歯科助手は、レバー4を押し下げ、使い捨て管5の露出した端部または先端部21を調製した組成物内に置き、レバー4への圧力を解放する。こうすると、ある量の材料が管5内に抜き取られる。再びレバー4を押し下げることによって、ある量の材料を管5から出し、それによってブラシ5aにその材料を充填する。次いで、このブラシ5aを使用して、その材料を治療すべき歯に塗布することができる。したがって、レバー4を押し下げることによって、治療組成物の少量22(図4)を先端部5を介して外に押し出して、ブラシ5aに充填する。このプロセスを、材料が管5内に残っている限り、必要または所望に応じて繰り返すことができる。
【0024】
このアプリケータは、制御された少量の液体を塗布するように設計されているため、使い捨て管5の内径は比較的小さいが、少なくとも2回、好ましくはそれより多い回数で、ブラシ5aに充填し、材料を所望の場所に塗布し易くするのに十分な大きさである。
【0025】
やはり任意選択で、隔壁9に対するピストン8の移動を調整して、レバー4のピストン8への圧力が解放されたときに部分的に真空が生成され、隔壁が元の位置に(すなわち、図3で示した位置から図2で示した位置に)戻ることができるようになり、使い捨て管5内に抜き取られた液体の体積が管を完全に充満するには不十分であるようにする。したがって、治療用流体がチャンバ6内に漏れるのが全て回避される。治療後、歯科医または歯科助手は、この使い捨て管5を取り外して廃棄する。次いで、新しい管5を次の使用前にアプリケータ頭部3内に挿入する。したがって、治療組成物がアプリケータ内に少しも残っていないため、アプリケータ内の治療組成物の重合化から生じる問題も全て回避されることが明らかである。
【0026】
アプリケータの好ましい一実施形態では、頭部3および弾性部材9によって形成されるチャンバ6内の空間は、体積約0.4871cm(0.0297立方インチ)を有する。使用した使い捨て管5は、長さが1.91cm(3/4インチ)または1.59cm(5/8インチ)であり、それぞれ内径が0.157cm(0.062インチ)および0.0046cm(0.0018インチ)である。したがって、1.91cm(3/4インチ)の管の内部体積は0.0377cm(0.0023立方インチ)であり、1.59cm(5/8インチ)の管の内部体積は0.0295cm(0.0018立方インチ)である。
【0027】
操作レバー4を押し下げたときのピストン8の移動を調整して、操作レバーを解放したときに使い捨て管に治療液体を部分的にだけ充填するようにする。当然、所望の場合は、管5の全て、およびチャンバ6も充填することができる。
【0028】
図5で示したように、本発明のさらなる実施形態では、第2の管30が管5内に配置され、管5(図4)よりも小さい内径を有している。したがって、第2の管30は、管5の内径を制限する働きをする。こうすると、管5内に含まれた材料が、レバー4の移動によって選択的に管5から押し出されるまで、表面張力によって管5の外にこぼれにくくなる。好ましくは、第2の管30は管5の長さよりも短い長さを有し、ある量の材料が管5内の領域31内に保持され、その領域に第2の管30が延びないようになされている。したがって、この領域31は、(図4の滴22で示した)歯科材料用の一時的リザーバとして働き、上記に論じたようにブラシ5aへの充填の繰り返しをさらに容易にする。
【0029】
理解されるように、第2の管30を有する管5は、第2の管30がブラシ5aを有しても、あるいは有していなくても有用である。したがって、図7で示したように、第2の管30を有する、もしくは有していない、またはブラシ5aを有する、もしくは有していない管5も同様に本発明の範囲内にある。第2の管30の使用は、ブラシ5aが管5上に配置されていない場合に特に有利であるが、配置されていても有用である。
【0030】
図8で、本発明の別の実施形態を示す。この図では、管5は予め選択した中間点に肩部40が設けられている。理解されるように、肩部40のサイズ、形、および/または直径を選択することによって、肩部40が孔16の外端17と物理的に接触し、衝合することができるようにし、それによって、孔16内の管5の位置付け、およびチャンバ6に対する管5の位置付けを有効に制限する(図1)。
【0031】
図9〜11で示したように、肩部40も輪郭を形付けることができる。さらに好ましくは、外端17のサイズよりもわずかに大きくなるように肩部40のサイズを選択して、ユーザが肩部40を把持して管6を頭部3内に位置させ、またはそれから取り外し易くなるようにする。
【0032】
さらに、管5を、好ましくはプラスチック材料などの材料で作成して、管5の元の形の記憶をもつ、またはもたない可撓性にする。可撓性管5を図10で示す。この図では、前部5cが屈曲しているところが、概略的に示してある。
【0033】
図8〜11で、剛毛ブラシ5aの別の実施形態として、柔毛ブラシ5bも示す。剛毛ブラシ5aは同様に配置された複数の剛毛で作成される。柔毛5bは、任意の所望の方法で配置された複数の柔毛繊維で作成される。
【0034】
管5は、先細りの、または径を細くした部分5dも有して、ユーザによる操作をさらに容易にする。管5は、管5の後部に隆線部5eも有して、隆線部5eが、管5と孔16の間の摩擦を増大して、管5と孔16の間の流体密封をより良好にする働きをし、管5を孔16内に保持する助けもする。
【0035】
アプリケータ10を、主に小窩裂溝封止材および接着剤での使用について記載したが、アプリケータは、予防材料などの他の治療材料を歯の表面に塗布するのに使用することもできる。上記の特定の構成では、例示のアプリケータ頭部を比較的小さいサイズにすることができるが、操作者が都合よく有効に制御するように、アクチュエータレバーが配置されているため、なお制御された有効な操作をすることができる。また、使い捨て管が残りのアプリケータに対して角度を付けて配置され、操作レバーがアプリケータ頭部に対して位置付けされ、およびアプリケータ頭部が比較的小さいサイズであるため、こうしたことの全てにより、操作者が患者の口内のどの位置でも作業でき、他の方法では難しい歯の領域に良好にアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】アプリケータの側面図である。
【図2】図1のアプリケータの断面図である。
【図3】図1のアプリケータの別の断面図である。
【図4】ユーザの手の中にある環境を示すための、図1のアプリケータの斜視図である。
【図5】透明の材料で作成され、アプリケータに固定されたアプリケータのブラシを示す、図1のアプリケータのアプリケータ管部分の斜視図である。
【図6】図5の管の別の実施形態を示す図である。
【図7】図5の管の追加の別の実施形態を示す図である。
【図8】図5の管のさらに別の実施形態を示す図である。
【図9】図5の管のまださらに別の実施形態を示す図である。
【図10】図5の管の他の別の実施形態を示す図である。
【図11】図5の管の他の別の実施形態を示す図である。

Claims (7)

  1. 表面に少量の液体を分配するためのアプリケータであって、
    細長い部材と、
    前記細長い部材の前端に形成された第1の孔と、
    前記細長い部材の前端に形成されかつ前記第1の孔と直接連通しているチャンバと、
    前記第1のチャンバ内に位置付けられた弾性隔壁と、
    前記弾性隔壁への正圧を維持するための、前記弾性隔壁に対して位置付けられた、前記第1の孔内の可動手段と、
    前記チャンバ用封鎖部と、
    前記チャンバから延びる前記閉鎖部内の第2の孔であって、その中に挿入可能な使い捨て管を受けるように適合された第2の孔と、
    前記可動手段を前記弾性隔壁に向けて移動させて、前記弾性隔壁への圧力を増加し、前記チャンバから空気を追い出すための操作手段であって、前記チャンバの相対サイズおよび前記可動手段の移動の距離は、前記可動手段が前記弾性隔壁から離れて移動するときの前記チャンバの体積の変化により、ある量の液体を前記管内に抜き取ることができるようにする操作手段とからなり、
    前記管が前記第2の孔内に受けられたときに、前記管が前記チャンバに遠位の前記管の端部にブラシを有することを特徴とするアプリケータ。
  2. 前記ブラシが複数の剛毛からなる請求項1に記載のアプリケータ。
  3. 前記ブラシが複数の柔毛繊維からなる請求項1に記載のアプリケータ。
  4. 表面に少量の液体を分配するためのアプリケーションであって、
    細長い部材と、
    前記細長い部材の前端に形成された第1の孔と、
    前記細長い部材の前端に形成されかつ前記第1の孔と直接連通しているチャンバと、
    前記第1のチャンバ内に位置付けられた弾性隔壁と、
    前記弾性隔壁への正圧を維持するための、前記弾性隔壁に対して位置付けられた、前記第1の孔内の可動手段と、
    前記チャンバ用封鎖部と、
    前記チャンバから延びる前記閉鎖部内の第2の孔であって、その中に挿入可能な使い捨て管を受けるように適合された第2の孔と、
    前記可動手段を前記弾性隔壁に向けて移動させて、前記弾性隔壁への圧力を増加し、前記チャンバから空気を追い出すための操作手段であって、前記チャンバの相対サイズおよび前記可動手段の移動の距離は、前記可動手段が前記弾性隔壁から離れて移動するときの前記チャンバの体積の変化により、ある量の液体を前記管内に抜き取ることができるようにする操作手段とからなり、
    前記管が肩部を有して、前記肩部が前記第2の孔の外側部分と物理的に接触し、それによって前記第2の孔内での前記管の位置を制限することを特徴とするアプリケータ。
  5. 前記肩部が前記第2の孔の前記外側部分よりも物理的に寸法が大きい請求項4に記載のアプリケータ。
  6. 表面に少量の液体を分配するためのアプリケータであって、
    細長い部材と、
    前記細長い部材の前端に形成された第1の孔と、
    前記細長い部材の前端に形成されかつ前記第1の孔と直接連通しているチャンバと、
    前記第1のチャンバ内に位置付けられた弾性隔壁と、
    前記弾性隔壁への正圧を維持するための、前記弾性隔壁に対して位置付けられた、前記第1の孔内の可動手段と、
    前記チャンバ用封鎖部と、
    前記チャンバから延びる前記閉鎖部内の第2の孔であって、その中に挿入可能な使い捨て管を受けるように適合された第2の孔と、
    前記可動手段を前記弾性隔壁に向けて移動させて、前記弾性隔壁への圧力を増加し、前記チャンバから空気を追い出すための操作手段であって、前記チャンバの相対サイズおよび前記可動手段の移動の距離は、前記可動手段が前記弾性隔壁から離れて移動するときの前記チャンバの体積の変化により、ある量の液体を前記管内に抜き取ることができるようにする操作手段とからなり、
    前記管が可撓性材料で形成されていることを特徴とするアプリケータ。
  7. 表面に少量の液体を分配するためのアプリケータであって、
    細長い部材と、
    前記細長い部材の前端に形成された第1の孔と、
    前記細長い部材の前端に形成されかつ前記第1の孔と直接連通しているチャンバと、
    前記第1のチャンバ内に位置付けられた弾性隔壁と、
    前記弾性隔壁への正圧を維持するための、前記弾性隔壁に対して位置付けられた、前記第1の孔内の可動手段と、
    前記チャンバ用封鎖部と、
    前記チャンバから延びる前記閉鎖部内の第2の孔であって、その中に挿入可能な使い捨て管を受けるように適合された第2の孔と、
    前記可動手段を前記弾性隔壁に向けて移動させて、前記弾性隔壁への圧力を増加し、前記チャンバから空気を追い出すための操作手段であって、前記チャンバの相対サイズおよび前記可動手段の移動の距離は、前記可動手段が前記弾性隔壁から離れて移動するときの前記チャンバの体積の変化により、ある量の液体を前記管内に抜き取ることができるようにする操作手段とからなり、
    前記管が前記管内に軸方向に配置された第2の管を有し、前記第2の管が前記管の長さ寸法よりも短い長さ寸法を有することを特徴とするアプリケータ。
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