JP2005354843A - 電力ケーブルのy分岐接続部構造およびy分岐接続方法 - Google Patents

電力ケーブルのy分岐接続部構造およびy分岐接続方法 Download PDF

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泰伸 堀
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賢治 篠原
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Abstract

【課題】 Y分岐接続に必要な接続材料のコスト低減及び軽量化を図り、分岐接続の作業性を向上させ、分岐枡の省スペース化を実現する。
【解決手段】 絶縁筒22は一口側に楕円筒状のケーブル挿入口23、二口側に円形筒状のケーブル挿入口24、25を持つ中空の樹脂成形品である。各電力ケーブル31、32、33にスペーサ35、36、37を仮挿入する。各ケーブル導体31a、32a、33aに接続端子45、46、47を接続する。二口側の電力ケーブル31、32に絶縁筒22の二口側のケーブル挿入口24、25に仮挿入する。両側の接続端子45、46、47を接続する。絶縁筒22を一口側にスライドさせて戻し、各スペーサ35、36、37をそれぞれのケーブル挿入口23、24、25に嵌合させる。次いで防水処理を施す。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力ケーブルのY分岐接続部構造、及びY分岐接続方法に関する。
従来より、幹線電力ケーブルからケーブルを分岐する分岐接続部構造として、Y分岐接続部構造がある。図16に模式的に示すように、この種の従来のY分岐接続部構造は、円錐面状の雌端子部3aを3箇所に持つ分岐用導体3を、絶縁体および内外半導電層を持つ樹脂の絶縁成形体4内に埋め込んだ構造のY分岐接続本体1を用いるものであり、各電力ケーブル5の皮剥ぎして露出させたケーブル導体6をクサビ7を介してそれぞれの雌端子部3aに嵌合接触させて電気的に接続する。その後防水処理等を施して、電力ケーブルのY分岐接続部構造を得る。なお、8は電力ケーブル5に設けたストレスコーンであり、図示略の取付機構により、ストレスコーン8を絶縁成形体4の開口部に押し込む形で、電力ケーブル5をY分岐接続本体1側に固定する。
上記従来の分岐接続部構造は、分岐用導体3を絶縁成形体4内に埋め込んだ分岐接続部本体1を用いる構造であるが、分岐用導体の埋め込み成形はコストが高くつく。また、金属で重量大の分岐用導体を埋め込んでいるから、分岐接続本体1の重量が大となり、作業性が悪くなる。
また、図16の構造の場合、分岐接続部構造全体としてコンパクトにならず、また、三相の配電線路の3本の幹線電力ケーブルの分岐接続部を収容する分岐枡(ハンドホール)等の分岐接続部収容設備において、並べて配置した場合に、広いスペースを占める。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、接続材料のコスト低減及び軽量化を図り、分岐接続の作業性を向上させ、さらに、コンパクト化、および分岐枡等の分岐接続部収容設備の省スペース化を実現することのできる電力ケーブルのY分岐接続部構造及びY分岐接続方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明の電力ケーブルのY分岐接続部構造は、一端側に楕円筒状の1つのケーブル挿入口、他端側に円形筒状の2つのケーブル挿入口を持ち、外部半導電層と絶縁体と内部半導電層との3層からなり、前記両側のケーブル挿入口の近傍の断面外形が長方形をなす中空筒状の絶縁筒を備え、この絶縁筒の内部に、一口側のケーブル挿入口から挿入した電力ケーブルの導体と二口側の2つのケーブル挿入口からそれぞれ挿入した電力ケーブルの導体とを電気的に接続した分岐状電気的接続部を収容し、各電力ケーブルのケーブル挿入口部分にそれぞれ、絶縁体と外部半導電層との2層又は絶縁体と外部半導電層と内部半導電層との3層からなるスペーサを被せ、各スペーサをそれぞれのケーブル挿入口に嵌合させたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1において、二口側の2つのケーブル挿入口の部分に、電力ケーブルのシース部外面から絶縁筒のケーブル挿入口部外面に渡って、常温収縮チューブ又は熱収縮チューブからなる防水チューブが被せられたことを特徴とする。
請求項3は、請求項2において、二口側の2つのケーブル挿入口が同一径であって、二口側の2つのケーブル挿入口の一方に挿入される電力ケーブルが他方の電力ケーブルより小外径である場合に、前記一方の電力ケーブルの前記防水チューブが被せられる部分に、他方の電力ケーブルに合わせた外径の防水用スペーサを被せたことを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3において、分岐状電気的接続部が、前記一口側のケーブル挿入口から挿入した電力ケーブルの導体に圧縮接続した羽子板圧縮端子の両面に、前記二口側の2つのケーブル挿入口からそれぞれ挿入した電力ケーブルの導体にそれぞれ圧縮接続した羽子板圧縮端子をそれぞれ接触させボルト・ナットで締め付けて構成したことを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4において、絶縁筒の内部半導電層部分である内面に、絶縁筒長手方向に延在する突条を前記分岐状電気的接続部に接触するように形成したことを特徴とする。
請求項6の発明は、一端側に楕円筒状の1つのケーブル挿入口、他端側に円形筒状の2つのケーブル挿入口を持ち、外部半導電層と絶縁体と内部半導電層との3層からなり、前記両側のケーブル挿入口の近傍の断面外形が長方形をなす中空筒状の絶縁筒を用いて、一口側の1本の電力ケーブルと二口側の2本の電力ケーブルとのY分岐接続を行なう電力ケーブルのY分岐接続方法であって、
(1)各電力ケーブルの皮剥ぎをしてケーブル導体を露出させる工程と、
(2)二口側の電力ケーブルにそれぞれ、絶縁体と半導電層との2層又は3層からなる断面外形が円形のスペーサを仮挿入し、かつ、一口側の電力ケーブルに、前記と同じ材料で断面外形が楕円状のスペーサを仮挿入する工程と、
(3)各電力ケーブルの導体に接続端子を取り付ける工程と、
(4)前記絶縁筒の二口側の2つのケーブル挿入口に二口側の2本の電力ケーブルをそれぞれ挿入し、絶縁筒を二口側の電力ケーブルの奥にスライドさせて仮挿入する工程と、
(5)一口側の電力ケーブルの接続端子と二口側の電力ケーブルの接続端子とを電気的に接続する工程と、
(6)前記絶縁筒を一口側にスライドさせて、一口側の電力ケーブルに被せたスペーサを絶縁筒の一口側のケーブル挿入口に嵌合させ、かつ二口側の電力ケーブルに被せたスペーサを絶縁筒の二口側のケーブル挿入口に嵌合させる工程と、
(7)絶縁筒の各ケーブル挿入口近傍について、絶縁筒とスペーサとの境界部分、スペーサから電力ケーブルのシース部分に渡る部分に防水処理を施す工程と、
からなることを特徴とする
請求項7は、請求項6記載の電力ケーブルのY分岐接続方法において、二口側についての絶縁筒とスペーサとの境界部分、及び、前記スペーサから電力ケーブルのシース部分に渡る部分に防水処理を施す方法として、請求項6のY分岐接続方法における(1)に続く段階で、予め二口側の電力ケーブルに、インナーコアに被せられて拡径状態に保持された常温収縮チューブ又は加熱前の熱収縮チューブからなる防水チューブを仮挿入しておき、同じく(7)に続く段階で、前記インナーコアを除去して又は熱収縮チューブを加熱して常温収縮チューブ又は熱収縮チューブからなる防水チューブを収縮させて、この防水チューブを、絶縁筒のケーブル挿入口部分から電力ケーブルのシース部分に渡って被せることを特徴とする。
本発明によれば、電力ケーブルの導体に接続した接続端子どうしを直接接続する構造(分岐状電気的接続部)であり、そして、この分岐状電気的接続部が中空の絶縁筒内に収容された構造であるから、分岐接続部構造全体のコンパクト化を実現できる。
また、絶縁筒の一口側のケーブル挿入口が楕円筒状をなしているので、幅方向寸法がコンパクトである。また、絶縁筒の両側のケーブル挿入口の近傍の断面外形が長方形をなすので、3つを並べて配置した時、幅方向に広いスペースを占めないので、分岐枡等の分岐接続部収容設備の省スペース化を実現できる。
絶縁筒は、従来のような分岐用導体を内部に埋め込んだ構造でなく、単なる樹脂中空体であるから、絶縁筒の樹脂成形のコストを安価にできる。また、金属で重量大の分岐接続本体を埋め込んでいないから、絶縁筒は軽量であり、分岐接続作業の作業性も向上する。
また、従来のY分岐接続部構造のように3箇所の接続端子部分にそれぞれ絶縁筒を被せるような煩雑さがなく、1つの絶縁筒を操作するだけでよいから、すなわち、絶縁筒を予め二口側の電力ケーブルに仮挿入しておき、接続端子同士の接続をした後に逆にスライドさせて戻すことにより、分岐状電気的接続部を覆うことができるから、分岐接続作業の作業性が著しく向上する。
二口側のケーブル挿入口近傍ではテープ巻きが困難で防水テープによる防水処理を施すのが困難であるが、請求項2のように、二口側のケーブル挿入口近傍の防水処理として、常温収縮チューブ又は熱収縮チューブからなる防水チューブを用いると、防水処理を容易にかつ能率的に行なうことができる。
請求項3によれば、一方の小外径の電力ケーブルについては、これに防水用スペーサを被せることで、他方の電力ケーブルと同様に、常温収縮チューブ又は熱収縮チューブによる防水チューブで防水処理を施すことができるので、二口側のケーブル挿入口を同一径として、種々の外径(シース外径)の電力ケーブルに適用可能となり、汎用性が高い。
請求項4のように、電力ケーブルの導体に羽子板圧縮端子を圧縮接続し、羽子板圧縮端子を重ね合わせボルト締めして分岐状電気的接続部を形成する構造は、概ね縦長になるので、上記の絶縁筒の縦長の中空部に収容する分岐状電気的接続部の構造として適している。
絶縁筒の内部半導電層は分岐状電気的接続部に接触させる必要があるが、請求項5にように、絶縁筒の内部半導電層部分である内面に絶縁筒長手方向に延在する突条を設けた構成によれば、単に絶縁筒をスライドさせて突状を分岐状電気的接続部の部分に位置させるという極めて簡単な操作で、内部半導電層を分岐状電気的接続部に接触させることができる。したがって、コスト高あるいは複雑な手間を必要とする接触手段を採用する必要がない。
請求項7あるいは請求項8のY分岐接続方法によれば、本発明のY分岐接続部構造における各接続材料の形状・構造・特性を有効に活かして、Y分岐接続作業を極めて能率的に行なうことができる。
以下、本発明を実施した電力ケーブルのY分岐接続部構造及びY分岐接続方法について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の電力ケーブルのY分岐接続部構造の断面図、図2は図1における絶縁筒のみを示した断面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。
この電力ケーブルのY分岐接続部構造21は、図2に単独で示したごとき絶縁筒22を用いる。この絶縁筒22は、一端側に楕円筒状の1つのケーブル挿入口23、他端側に同一内径及び外径の円形筒状の2つのケーブル挿入口24、25を備え、一口側のケーブル挿入口23の近傍及び二口側のケーブル挿入口24、25の近傍の断面外形が長方形をなす中空筒状である。絶縁筒22は、外部半導電層26と絶縁体27と内部半導電層28との3層からなり、エチレンプロピレンゴムの一体成形品である。絶縁筒22の内部の長手方向中央近傍の側面は、図3、図4に示すように平坦面であり、機能上、内部半導電層28を充電部(後述する羽子板圧縮端子、ケーブル導体の部分)と物理的に接触させて同電位にする必要があるため、内部半導電層28の平坦な内側側面28aに、羽子板圧縮端子(45、46、47)の幅より狭く、かつ絶縁筒22の長手方向の移動を妨げない程度の接触用の突条28bを、絶縁筒長手方向に延在する態様で形成している。なお、29は検電端子である。
絶縁筒22の絶縁体27はエチレンプロピレンゴム、内外の半導電層26、28はエチレンプロピレンゴムにカーボンを添加したものである。
この絶縁筒の内部に、一口側のケーブル挿入口23から挿入した電力ケーブル31の導体31aと二口側の2つのケーブル挿入口24、25からそれぞれ挿入した電力ケーブル32、33の導体32a、33aとを電気的に接続した分岐状電気的接続部34を収容し、各電力ケーブル31、32、33のケーブル挿入口部分にそれぞれ、絶縁体35a、36a、37aと半導電層35b、36b、37bとの2層からなるスペーサ35、36、37を被せ、各スペーサ35、36、37をそれぞれのケーブル挿入口23、24、25に嵌合させている。
スペーサ35,36,37の材質も絶縁筒22と同様であり、絶縁体35a、36a、37aはエチレンプロピレンゴム、外部半導電層35b、36b、37bはエチレンプロピレンゴムにカーボンを添加したものである。
二口側の2つのケーブル挿入口24、25の部分には、電力ケーブル32、32の絶縁筒外のシース部外面から絶縁筒22のケーブル挿入口部24、25外面に渡って、常温収縮チューブからなる防水チューブ41、42が被せられている。
実施例では二口側の一方のケーブル挿入口25に挿入される電力ケーブル33は分岐ケーブルであって、他方の幹線電力ケーブル32より小外径であるが、分岐ケーブル33の前記防水チューブ42が被せられる部分に、幹線電力ケーブル32に合わせた外径の防水用スペーサ43を被せている。
実施例の分岐状電気的接続部34は、一口側のケーブル挿入口23から挿入した電力ケーブル31の導体31aに圧縮接続した羽子板圧縮端子45の両面に、二口側の2つのケーブル挿入口24、25からそれぞれ挿入した電力ケーブル32、33の導体32a、33aにそれぞれ圧縮接続した羽子板圧縮端子46、47をそれぞれ接触させボルト・ナット48で締め付けて構成したものである。なお、絶縁筒22内のケーブル導体どうしの電気的接続手段は、実施例では羽子板圧縮端子を用いたものであるが、これに限らず、種々の接続端子を用いた接続が可能である。
上記の電力ケーブルのY分岐接続部構造21を採用して、幹線ケーブルからケーブルを分岐させる手順を主として図5〜図12を参照して説明する。二口側の一方の電力ケーブル33は分岐ケーブル、一口側の電力ケーブル31及び二口側の他方の電力ケーブル32は幹線ケーブルである。なお、図5〜図12各工程の説明図では、電力ケーブル31、32、33の向き(導体の向き)は場合により同一方向で表しており、図1の向きに合わせていない。
(1)まず、図5(イ)に示すように、各電力ケーブル31、32、33の皮剥ぎを行なう。電力ケーブル31について符号を示すと、同図において、31aは前述のケーブル導体、31bは絶縁体、31cは外部半導電層、31dは遮蔽層(遮蔽銅テープ)、31eはケーブルシースである。
次いで、図5(ロ)に示すように、ACPテープ(粘着半導電性架橋ポリエチレンテープ)49を外部半導電層31c部分の近傍に巻き付ける。
次いで、図5(ハ)に示すように、二口側の各電力ケーブル32、33に、それぞれ拡径した防水チューブ41、42を仮挿入する(被せておく)。実施例の防水チューブ41、42は、常温収縮チューブであり、螺旋状のノッチを入れて端末部51aを引っ張ることで除去可能にしたプラスチック製筒状のインナーコア51に被せて拡径状態に保持されている。なお、分岐ケーブル33の場合には、幹線電力ケーブル32に合わせた外径とするための防水用スペーサ43を被せる。
次いで、図5(ニ)に示すように、各電力ケーブル31、32、33の遮蔽層31dの部分で錫メッキ軟銅線52による接地処理を行う。
(2)次いで、図6(イ)のように、一口側の電力ケーブル31に断面外形が楕円状のスペーサ35を仮挿入し、かつ、図6(ロ)のように、二口側の電力ケーブル32、33にそれぞれ、円形のスペーサ36、37を仮挿入する。
(3)次いで、図7(イ)、(ロ)に示すように、各電力ケーブル31、31、33の導体31a、32a、33aにダイスを用いて羽子板圧縮端子45、46、47を、ボルト穴が上下方向となる向きで圧縮接続する。
また、図8(イ)、(ロ)に示すように、スペーサ35、36、37の薄肉円筒部35c、36c、37cから、電力ケーブル31、32についてはシース31e、32e際にかけて、また電力ケーブル33については防水用スペーサ43の際にかけて、半導電性融着テープ54、55を段差谷埋めして巻き付ける。電力ケーブル31については、さらにその上に防水テープ58を巻き付ける。
(4)次いで、図9に示すように、絶縁筒22の二口側の2つのケーブル挿入口24、25に、二口側の2本の電力ケーブル32、33をそれぞれ挿入し、図10(イ)に示すように、さらに絶縁筒22を二口側の電力ケーブル32、33の側にスライドさせて仮挿入する。
(5)次いで、図10(ロ)や図11(イ)に示すように、一口側の電力ケーブル31の羽子板圧縮端子45の上下面に、二口側の電力ケーブル32、33の羽子板圧縮端子46、47を重ね、ボルト・ナット48を締め付けて、羽子板圧縮端子45と羽子板圧縮端子46及び47とを電気的に接続(分岐状電気的接続部34)する。
なお、一口側に絶縁栓が入る場合は、図11(ロ)のように、ケーブル導体に圧縮接続していない単独の羽子板圧縮端子45に羽子板圧縮端子46、47を固定する。
また、二口側の一方の例えばケーブル挿入口25に絶縁栓が入る場合は、図11(ハ)に示すように、絶縁栓挿入側の羽子板圧縮端子47を省いた状態で、羽子板圧縮端子45、46を固定する。
(6)次いで、二口側の電力ケーブル32、33に送り込んでいた絶縁筒22を一口側(図10(ロ)で右方)にスライドさせて、一口側の電力ケーブル31に被せたスペーサ35を絶縁筒22の一口側のケーブル挿入口23に嵌合させ、かつ、二口側の電力ケーブル32、33に被せたスペーサ36、37を絶縁筒22の二口側のケーブル挿入口24、25に嵌合させる(概ね図1の状態となる)。なお、各スペーサ35、36,37の外周面には、図6(ハ)、(ニ)に示すように、挿入位置確認のための例えば線による挿入位置表示35d、36d、37dが設けられており、その挿入位置表示35d、36d、37dまでスペーサ35、36,37をケーブル挿入口23、24、25に挿入する。
また、図12に示したスペーサ35’のように、挿入位置決めのための段差56を形成すると、スペーサが確実に所定の挿入位置まで挿入されるので、好ましい。また、挿入位置決め用として、段差に代えて周方向の突条を形成してもよい。
なお、空き回路がある場合は、そのケーブル挿入口に前述した絶縁栓を挿入する。絶縁栓にも挿入位置表示ないし位置決め部が設けられており、その挿入位置表示ないし位置決め部まで絶縁栓をケーブル挿入口23、24、25に挿入する。図12に一口側の絶縁栓38及び二口側の絶縁栓39の例を併せて示した。一口側の絶縁栓38には前記スペーサ35’と同様に位置決め用として段差56を形成し、二口側の絶縁栓39には位置決め用として突条57を設けている。38a、39aは絶縁体、38b、39bは半導電層である。
スペーサ35及び絶縁栓38は楕円形状のケーブル挿入口23に対応する楕円断面形状であるが、締まりバメにしているので、シリコン油等の潤滑剤を塗布して挿入するとよい。締まりバメなので、十分拘束力がありスペーサ35及び絶縁栓38がケーブル挿入口23から抜けることはない。
(7)次いで、二口側の電力ケーブル32、33のシース端近傍にシーリングテープを巻き付けた上で、常温収縮チューブである拡径した防水チューブを防水処理を施す部分に移動させ、インナーコア51を除去して防水チューブ41、42を収縮させる。これにより防水チューブ41、42が、絶縁筒22のケーブル挿入口部24、25から電力ケーブル32、33のシース部分に渡って密着状態で被せられ、防水が施される。
また、一口側のスペーサ35と絶縁筒22との間に防水テープを巻き付ける防水処理を施す。
以上により、電力ケーブルのY分岐接続が行なわれる。
上述の説明では、単心の電力ケーブルについてのY分岐接続の要領を説明したが、例えば実際の三相の地中配電線路の3心ケーブルについて、例えば分岐枡内で分岐接続部を行なう際については、分岐接続しようとする3心ケーブル60を切断し、3心ケーブル60の各ケーブル心線(単心の電力ケーブル)61の撚りを分岐枡の口元からすべて解き、図13に示すように、所定位置で切断する。その後、各ケーブル心線61について、上述した図5以下の分岐接続作業を始める。
図14は、分岐枡62内で3本の各ケーブル線心61について上述の分岐接続作業を行なって、3心ケーブル60の分岐接続を完了した状態を示す。ケーブル線心61は上述した実施例では電力ケーブル31、32、33に相当する。上述の分岐接続を済ませた3つの絶縁筒22を横並びにし中央部をステンレスバンド63で束ねる。また、各相ごとに接地線(図示略)をまとめてボルト型コネクタで接続する。
図示のように、幅の狭いスリムな絶縁筒22内に分岐状電気的接続部(図1の符号34)が収容された構造であるから、コンパクトであり、3つ横並びの配置で分岐枡62内に収容した状態も、幅方向に広いスペースを占めないので、分岐枡等の分岐接続部収容設備の省スペース化を実現できる。
なお、実施例の防水チューブ41、42は、インナーコアで拡径しておきこれを除去して収縮させる常温収縮チューブであるが、加熱して収縮させる熱収縮チューブを用いることもできる。
本発明のY分岐接続部構造は種々の分岐接続部に適用できるが、図15に模式的に示したように、例えば中空の角形電柱71の内部に土台72の開口72aから立ち上げたケーブル60(ケーブル線心61)を沿わせる場合に適用すると、狭空間での使用に適した本発明のY分岐接続部構造のメリットが有効に生かされる。図示の角形電柱71はH形鋼等による柱材71aの開口面を蓋板71bで塞いだ構造である。また、建築物の柱が中空柱である場合にも、同様に適用できる。
本発明の一実施例の電力ケーブルのY分岐接続部構造を示す断面図である。 図1における絶縁筒のみを示した縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 (イ)は図2のB−B断面図、(ロ)は(イ)の要部拡大図である。 本発明の一実施例の電力ケーブルのY分岐接続方法の工程の初期の段階を説明するもので、(イ)は電力ケーブルの皮剥ぎをしてケーブル導体を露出させた状態を示す図、(ロ)は(イ)における半導電層近傍にACPテープ巻きした状態を示す図、(ハ)は拡径状態の常温収縮チューブである防水チューブを挿入する状態を説明する図、(ニ)は接地処理を行なう要領を説明する図である。 図5に続く段階で、スペーサを電力ケーブルに挿入する要領を説明するもので、(イ)は一口側のもの、(ロ)は二口側のものである。また、(ハ)、(ニ)は位置決め表示を説明するもので、(ハ)は一口側のスペーサの外観、(ロ)は二口側のスペーサの外観を示す。 図6に続く段階で、電力ケーブルの導体に羽子板圧縮端子を圧縮接続する要領を説明するもので、(イ)は一口側のもの、(ロ)は二口側のものである。 図7に続く段階で、半導電性融着テープ巻きの要領を説明するもので、(イ)は一口側のもの、(ロ)は二口側のものである。 図8に続く段階で、既に羽子板圧縮端子を接続した二口側の電力ケーブルを絶縁筒に仮挿入する要領を説明する図である。 (イ)は図9の段階の作業により、絶縁筒が二口側の電力ケーブルに仮挿入された状態を示す図、(ロ)は(イ)に続く段階で、二口側の2本の電力ケーブルの羽子板圧縮端子と一口側の電力ケーブルの羽子板圧縮端子とを接続して分岐状電気的接続部を形成した状態を示す図である。 (イ)は図10(ロ)の段階における羽子板圧縮端子どうしの接続作業の要領を示した図、(ロ)は一口側に絶縁栓が入る場合の説明図、(ハ)は二口側に絶縁栓が入る場合の説明図である。 絶縁筒のケーブル挿入口にスペーサ又は絶縁栓を挿入する際の挿入位置表示を説明する図である。 実際の三相の配電線路の3本の電力ケーブルについて分岐接続部を行なう際の準備段階の要領を説明するもので、所定位置で電力ケーブルを切断した状態の平面図であり、この段階から、図5以下の作業を始める。 分岐枡内で3心ケーブルについて電力ケーブルの分岐接続を完了させた状態の平面図である。 本発明を、角形電柱に沿わせて配電ケーブルを布設する場合に適用する要領を説明する斜視図である。 従来の分岐接続部構造(Y分岐接続部構造)を模式的に示した断面図である。
符号の説明
21 Y分岐接続部構造
22 絶縁筒
23 一口側のケーブル挿入口
24、25 二口側のケーブル挿入口
26 外部半導電層
27 絶縁体
28 内部半導電層
28a 内側側面
28b 接触用の突条
29 検電端子
31 一口側の電力ケーブル
32、33 二口側の電力ケーブル
31a、32a、33a ケーブル導体
31b、32b、33b 絶縁体
31c 半導電層(半導電層32c、33cは不図示)
31d 遮蔽層(遮蔽層32d、33dは不図示)
31e、32e、33e シース部
34 分岐状電気的接続部
35、35’ 一口側のスペーサ
36、37 二口側のスペーサ
35a、36a、37a 絶縁体
35b、36b、37b 半導電層
35c、36c、37c 薄肉円筒部
35d、36d、37d 位置決め表示
38 一口側の絶縁栓
39 二口側の絶縁栓
38a、39a 絶縁体
38b、39b 半導電層
41、42 防水チューブ
43 防水用スペーサ
45 一口側の羽子板圧縮端子
46、47 二口側の羽子板圧縮端子
48 ボルト・ナット
49 ACPテープ巻き
51 インナーコア
51a 端末部
52 錫メッキ軟銅線
54、55 半導電性融着テープ巻き
56 (挿入位置決め用の)段差
57 (挿入位置決め用の)突条
56 挿入位置表示
58 防水テープ
60 3心ケーブル
61 ケーブル線心(=電力ケーブル31、32)
62 分岐枡
63 ステンレスバンド
71 角形電柱
71a H形鋼の柱材
71b 蓋板
72 土台
72a 開口

Claims (7)

  1. 一端側に楕円筒状の1つのケーブル挿入口、他端側に円形筒状の2つのケーブル挿入口を持ち、外部半導電層と絶縁体と内部半導電層との3層からなり、前記両側のケーブル挿入口の近傍の断面外形が長方形をなす中空筒状の絶縁筒を備え、この絶縁筒の内部に、一口側のケーブル挿入口から挿入した電力ケーブルの導体と二口側の2つのケーブル挿入口からそれぞれ挿入した電力ケーブルの導体とを電気的に接続した分岐状電気的接続部を収容し、各電力ケーブルのケーブル挿入口部分にそれぞれ、絶縁体と外部半導電層との2層又は絶縁体と外部半導電層と内部半導電層との3層からなるスペーサを被せ、各スペーサをそれぞれのケーブル挿入口に嵌合させたことを特徴とする電力ケーブルのY分岐接続部構造。
  2. 前記二口側の2つのケーブル挿入口の部分に、電力ケーブルのシース部外面から絶縁筒のケーブル挿入口部外面に渡って、常温収縮チューブ又は熱収縮チューブからなる防水チューブが被せられたことを特徴とする請求項1記載の電力ケーブルのY分岐接続部構造。
  3. 前記二口側の2つのケーブル挿入口が同一径であって、二口側の2つのケーブル挿入口の一方に挿入される電力ケーブルが他方の電力ケーブルより小外径である場合に、前記一方の電力ケーブルの前記防水チューブが被せられる部分に、他方の電力ケーブルに合わせた外径の防水用スペーサを被せたことを特徴とする請求項2記載の電力ケーブルのY分岐接続部構造。
  4. 前記分岐状電気的接続部が、前記一口側のケーブル挿入口から挿入した電力ケーブルの導体に圧縮接続した羽子板圧縮端子の両面に、前記二口側の2つのケーブル挿入口からそれぞれ挿入した電力ケーブルの導体にそれぞれ圧縮接続した羽子板圧縮端子をそれぞれ接触させボルト・ナットで締め付けて構成したことを特徴とする請求項1〜3記載の電力ケーブルのY分岐接続部構造。
  5. 前記絶縁筒の内部半導電層部分である内面に、絶縁筒長手方向に延在する突条を前記分岐状電気的接続部に接触するように形成したことを特徴とする請求項1〜4記載の電力ケーブルのY分岐接続部構造。
  6. 一端側に楕円筒状の1つのケーブル挿入口、他端側に円形筒状の2つのケーブル挿入口を持ち、外部半導電層と絶縁体と内部半導電層との3層からなり、前記両側のケーブル挿入口の近傍の断面外形が長方形をなす中空筒状の絶縁筒を用いて、一口側の1本の電力ケーブルと二口側の2本の電力ケーブルとのY分岐接続を行なう電力ケーブルのY分岐接続方法であって、
    (1)各電力ケーブルの皮剥ぎをしてケーブル導体を露出させる工程と、
    (2)二口側の電力ケーブルにそれぞれ、絶縁体と半導電層との2層又は3層からなる断面外形が円形のスペーサを仮挿入し、かつ、一口側の電力ケーブルに、前記と同じ材料で断面外形が楕円状のスペーサを仮挿入する工程と、
    (3)各電力ケーブルの導体に接続端子を取り付ける工程と、
    (4)前記絶縁筒の二口側の2つのケーブル挿入口に二口側の2本の電力ケーブルをそれぞれ挿入し、絶縁筒を二口側の電力ケーブルの奥にスライドさせて仮挿入する工程と、
    (5)一口側の電力ケーブルの接続端子と二口側の電力ケーブルの接続端子とを電気的に接続する工程と、
    (6)前記絶縁筒を一口側にスライドさせて、一口側の電力ケーブルに被せたスペーサを絶縁筒の一口側のケーブル挿入口に嵌合させ、かつ二口側の電力ケーブルに被せたスペーサを絶縁筒の二口側のケーブル挿入口に嵌合させる工程と、
    (7)絶縁筒の各ケーブル挿入口近傍について、絶縁筒とスペーサとの境界部分、スペーサから電力ケーブルのシース部分に渡る部分に防水処理を施す工程と、
    からなることを特徴とする電力ケーブルのY分岐接続方法
  7. 請求項6記載の電力ケーブルのY分岐接続方法において、二口側についての絶縁筒とスペーサとの境界部分、及び、前記スペーサから電力ケーブルのシース部分に渡る部分に防水処理を施す方法として、
    請求項6のY分岐接続方法における(1)に続く段階で、予め二口側の電力ケーブルに、インナーコアに被せられて拡径状態に保持された常温収縮チューブ又は加熱前の熱収縮チューブからなる防水チューブを仮挿入しておき、同じく(7)に続く段階で、前記インナーコアを除去して又は熱収縮チューブを加熱して常温収縮チューブ又は熱収縮チューブからなる防水チューブを収縮させて、この防水チューブを、絶縁筒のケーブル挿入口部分から電力ケーブルのシース部分に渡って被せることを特徴とする電力ケーブルのY分岐接続方法。
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