JP2006129539A - 多相低圧ケーブル用接続スリーブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】絶縁コア30はΔ状に配列された3つの中空挿着孔32a〜32cを有する
。これら中空挿着孔内に3本の突き合わせ形接続スリーブ本体20が挿通固定される。絶
縁コアの外周は絶縁カバー体40で囲繞され(カバーされ)ている。低圧ケーブルを構成
する複数本の線心は中空挿着孔の両端側よりそれぞれ挿通され、その状態で絶縁カバー体
を介して接続スリーブ本体がカシメられる。カシメによって接続スリーブ本体と線心とが
圧着(圧縮)されて両線心が電気的及び機械的に連結(接続)され、一束化された状態で
も充分な線間耐電圧特性(絶縁特性)および耐外傷性特性が得られる絶縁コアおよび絶縁
カバー体が使用される。この絶縁コアおよび絶縁カバー体を使用することで3本の線心が
一束化されて、低圧ケーブルと同じになる。一束化されているので、ワイヤー装架時の離
隔距離が不要になる。接続スリーブに対する接続作業が簡単になるなどの特徴を有する。
【選択図】 図6
Description
(絶縁電線)を有する低圧ケーブル同士を繋ぎ合わせるときに使用される接続スリーブで
あって、特に一相ごとに線心を接続する複数の接続スリーブ本体同士を整列させて収納す
る絶縁コアを用意すると共に、この絶縁コアを絶縁カバー体に収納させた二層二重絶縁構
成とすることで、絶縁耐性および耐外傷性に優れると共に一束化を可能にした多相低圧ケ
ーブル用の接続スリーブに関するものである。
低圧ケーブルとしては、丸形のビニル絶縁ビニルシースケーブル(VVケーブル)などが
多用されている。
ブ20を用いて一相分(1線分)の低圧ケーブル用線心11を重ね合わせて圧縮接続して
継ぎ足し、その後絶縁カバー(図示はしない)で被覆することで一相分の継ぎ足しを行う
。そして、同様な作業を残りの相数分だけ行うことで、多相低圧ケーブル同士の接続(継
ぎ足し)を行っている。
ケーブル用線心同士を圧縮接続して継ぎ足し、その後絶縁カバー(図示はしない)で被覆
することで一相分の継ぎ足しを行う。そして同様な継ぎ足し作業を残りの相数分だけ行う
ことで、多相低圧ケーブル同士の継ぎ足しを行っている。あるいは図示はしないが、絶縁
カバー付きの接続スリーブを用いて一相ずつ圧縮接続を行って低圧ケーブル同士を繋ぎ合
わせるようにしている。
し例を示す。この低圧ケーブル10は周知のように3本の線心11a,11b,11cを
所定の離隔距離を隔てて束ね、ポリプロピレンやジュートなどの絶縁物を介挿した状態で
シース12によって被覆したものである。図17は3本の線心11a,11b,11cを
Δ状に配列させて全体として円形状となされた丸形の低圧ケーブル10を架空電線として
使用した場合を例示する。
A,10B同士の継ぎ足し部分(接続部分)はそれぞれ線心11a,11b,11cが露
出された状態で上述した接続スリーブ20を用いて線心11a,11b,11c同士が繋
ぎ合わせられる。接続スリーブ20は突き合わせ形接続スリーブまたはC形スリーブが使
用されている。
いて絶縁電線と同等の扱いとする必要があるため、メッセンジャーワイヤ14に対して接
触しないように強固に固定するか若しくは相応の離隔距離を以て装架しなければならない
。そのため、図17のように多少のたるみをもって低圧ケーブル10,10同士が連結さ
れることになる。通常の場合では20〜30cmだけ離れるようにたるませる。同様に、
シース12より露出した線心部分Laは上述したように絶縁電線と同じ扱いになるため、
この部分の絶縁強度を増すため、シースに準じた電気的絶縁強度を有したカバーで覆うこ
とにより対応している場合がある。この場合、接続スリーブ20、20,20同士が同一
箇所にある状態で束ねると、接続箇所が太くなり適切な距離が確保できないことから、図
17のように千鳥状となるように線心の長さを調整して必要な相間絶縁強度が得られるよ
うにしている。
ーブや、単相用の突き合わせ形接続スリーブを使用しているので、例えばメッセンジャー
ワイヤ14に装架する場合には、絶縁強度を考慮した離隔距離だけたるみを持たせて装架
しなければならず、低圧ケーブル10(10A),10(10B)同士を直線状に架線で
きない問題がある。
ぞれを開いた形態で千鳥状にオフセットさせた状態で接続する必要があり、メッセンジャ
ーワイヤ14に装架しない場合でも、接続スリーブ同士が千鳥状となるように線心の長さ
調整などが必要になり継ぎ足し作業が面倒になる。接続スリーブ20の部分は外部に露出
しているので、美感を損ねる原因にもなっている。
れた二重二層の絶縁構造とすることによってケーブルと同等以上の絶縁強度を有しつつ一
束化を可能にした多相低圧ケーブル用接続スリーブを提案するものである。
続スリーブでは、線心同士を一相ごとに接続するための複数の接続スリーブ本体と、
当該接続スリーブ本体同士を整列させて収納することで一束化する絶縁コアと、
当該絶縁コアをカバーする筒状の絶縁カバー体とで構成され、
当該絶縁カバー体の外周面より上記接続スリーブ本体を圧着又は圧縮することで、同
一相の上記線心同士が接続固定され、同時に一束化されたままの状況が保たれることを特
徴とする。
間の絶縁耐性および耐外傷性が充分となるような形状、厚みと材質で構成する。多相低圧
ケーブルとしては、単相2線式、単相3線式、三相3線式および三相4線式が考えられる
。三相3線式または単相3線式の低圧ケーブル同士を継ぎ足すときに使用する接続スリー
ブを例示する(図1参照)。
れる。接続スリーブ本体は導電性が良好でしかも塑性変形が可能な金属材で構成される。
これら3本の接続スリーブ本体を挿着する絶縁コアが設けられる。絶縁コアはその全体形
状が三角形状をなす絶縁筒状体であって、Δ状に配列された3本の中空挿着孔を有する。
絶縁コアの外周面には複数の空孔部が設けられている。この複数の空孔部は、内部に挿着
された3本の接続スリーブ本体内に挿入された線心同士を接続固定するための圧着若しく
は圧縮用空孔部である。圧縮工具(カシメ工具)のダイスがこの空孔部と対峙するように
セットされる。絶縁コアは筒状体をなす絶縁カバー体内に収納固定される。
される。絶縁コアの外周面形状に合わせて絶縁カバー体の内面も三角形状となされる。絶
縁カバー体の外周面にはカシメ工具を固定し易くすると共に、ダイスの平坦面と面一とな
るような当接面(切断面)が1つの線心に対して2個所、したがって全体としては6個所
に亘り形成されている。その他の外周面は円形状である。これら当接面の一部に連なるよ
うにさらに衝合面が形成されている。この衝合面はダイスのうち凸ダイスの凸部の対峙位
置に合わせた位置に形成されている。
面と接触し、この部分に絶縁テープ等で処置を施す等により、雨水が絶縁コア内に侵入し
ないようにするための保護キャップである。
一束化しても線間の絶縁耐性が充分であるように線間距離および治面距離が選定されると
共に充分な絶縁耐性が得られ、かつ剛性のある絶縁材が使用される。
で二重の絶縁体によって、充分な絶縁性能を確保できる。その結果、低圧ケーブルとほぼ
同等の絶縁性能および耐外傷性能を達成でき、低圧ケーブルを架空電線として使用する場
合でも、この接続スリーブ部分をメッセンジャーワイヤから離して施設せずに、直線的に
架張できる。
用すると共に、この絶縁コアの外側にさらに充分な絶縁耐性と耐外傷性とを有する絶縁カ
バー体を装着した二層二重の絶縁体構造としたものである。
士の継ぎ足し部分を一束化でき、また高い絶縁特性を得ることができることから電気絶縁
強度が低圧ケーブルと同等となるため、接地物との離隔距離が不要となる。例えばメッセ
ンジャーワイヤ等に装架する場合でも低圧ケーブルと同等に直線状に架線することが可能
になる。したがって継ぎ足し個所(接続個所)があっても全く違和感なくスマートな仕上
がり状態となり、継ぎ足しによって美感を損ねることもない。
の切断長を考慮しなければならないが、この発明では線心が複数あっても同一の切断長と
すればよい。これによって、線心の切断長の長さ調整が不要となり、線心の接続による余
尺の無駄がなくなり、離隔確保作業も一掃できる。そのため、特に継ぎ足し作業を行うよ
うなときの現場での作業時間を大幅に短縮できる。
ため、線心の露出部がなく、極めて安全である。
ダイス位置調整が簡単かつ正確に実行できるから、圧着若しくは圧縮作業ミスを一掃でき
、作業時間を短縮できる。
かにしか膨らまない。そのため、例えばこの継ぎ足し部分をプルボックス内に収納する場
合でも、このプルボックス内での占有面積を抑えることが可能になり、結果的にプルボッ
クスの大型化の抑制が実現できる。
照して詳細に説明する。
ブルが対象となる。低圧ケーブルには、周知のように単相2線式の低圧ケーブルの他に、
単相3線式、三相3線式の低圧ケーブル、三相4線式の低圧ケーブルなどがある。また、
低圧ケーブルとしてはビニル絶縁ビニルシースケーブル(VVケーブル)や、低圧用の架
橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)などがあるが、以下説明する
例では、線心がΔ状に配された3線式の丸形低圧ケーブル(VVRケーブル)に適用した
場合である。
て説明する。
本の接続スリーブ本体20(20A〜20C、このうち20Cのみを図示)と、これら3
本の接続スリーブ本体20A〜20C同士をΔ状に整列させて収納することで一束化する
絶縁コア30と、この絶縁コア30を囲繞するように挿着される筒状の絶縁カバー体40
とで構成される。さらにこの例では、絶縁カバー体40の両端側に装着される一対のキャ
ップ(保護キャップ)50A、50Bとによって構成される。
に成形されたもので、この例では突き合わせ形接続スリーブを使用した場合である。この
接続スリーブ本体20は、継ぎ足すべき2本の低圧ケーブル10内に収納された線心11
a〜11c、11a〜11cの端部同士をその内部に挿通させて、線心の端面同士を突き
当て(図6参照)、線心11a〜11c、11a〜11c同士を電気的に接続すると共に
、機械的に連結する。その長さや内径などは使用する低圧ケーブルの仕様によって相違す
るが、この例では内径が7〜8mmで、その長さが5cm程度の大きさに選定されている
。
成され。筒状体31はその内部に挿着される接続スリーブ本体20の長さよりも若干長く
選定されると共に、その内部にはΔ状の配置関係をもった3本の中空挿着孔32(32a
〜32c)が穿設されている。
された線心の端面よりも内側)に、3本の中空挿着孔32とそれぞれ連通する空孔部34
(34a〜34c)、36(36a〜36c)が形成される。
)するときに使用する圧縮工具のダイスを接続スリーブ本体20に対峙させるための空孔
である。したがってこれら空孔部34,36は、中空挿着孔32の内径とほぼ同じ幅で、
所定の長さを持つ窓孔となるように成形されている。その長さや幅は任意であるが、この
例では圧縮工具であるダイスに設けられた凸部に合わせた大きさとなされている(図9,
図10参照)。
性の非常に少ない樹脂材(合成樹脂材)によって成形されたもので、これらの特性を備え
た樹脂材としてこの例では、FRP(Fiber Reinforced Plastics)などの繊維強化プラス
チックが使用されている。
縁特性が問題となる。実験によると、5000ボルトの交流電圧を1分間印加した場合で
も、中空挿着孔32,32間の幅(離間幅)を3〜4mmとすることで、閃落が発生しな
いことが確認された。したがって、このような孔間幅をもって絶縁コア30を形成すれば
低圧ケーブル10と同等な耐電圧特性を付与できることが実証された。
絶縁コア30は絶縁カバー体40内に挿着固定される。この絶縁カバー体40も筒状体で
あって、その内空面42aは絶縁コア30と同様な大きさのΔ状をなす空孔として形成さ
れ、その外周面は円形筒状体42として形成されている。
10A,10Bに対応するように、それぞれ3つの当接面46(46a〜46c)、47
(47a〜47c)が形成されている。これら当接面46,47は何れも圧縮工具のダイ
スの当接基準面として使用される。
48a〜48c),49(49a〜49c)が設けられている。この衝合面48,49は
何れも圧縮工具として使用される凸ダイスのうち凸部が衝合するような位置に設けられて
いる。したがってこれら衝合面48,49は絶縁コア30の空孔部34,36とそれぞれ
対峙する位置に設けられることになる。
ッパなどの固定部60が設けられている。この例ではビス62とワッシャ64によって固
定部60が構成されており、絶縁カバー体40の両端部に設けられる。左右両端部に設け
られたこれらワッシャ62によって、内部の絶縁コア30が絶縁カバー体40より抜け出
さないようになされている。これによって絶縁コア30は絶縁カバー体40内に固定され
る。
用されるが、その特性としては、まず絶縁コア30を収納することによって二層で二重の
絶縁材で接続スリーブ本体20を被覆するようにするため電気的絶縁性能に優れたもので
なければならない。屋外で使用されることも考慮すると、吸水性が非常に少なく、かつ耐
候性に優れたものでなければならない。これらに加えて接続スリーブ本体20と線心11
とを圧縮加工して両者を接続固定しなければならないので、そのときの外力にも耐えられ
る機械的伸展性を備えるものでなければならない。このような特性を満足する合成樹脂材
としては、高絶縁性で高伸展性の熱可塑性プラスチック例えばPBT(ポリブチレンテレ
フタレート)などが好適である。
ア30よりも僅かに長く選定される。この僅かに長い筒部44は円筒体であって、この筒
部44内にキャップ50A,50Bの先端部52a、52bが挿着・係合して両者(42
と50A、42と50B)をそれぞれ合体させる構成となっている(図2参照)。キャッ
プ50A,50Bの本体部54a、54bは外側先端部に向かって僅かに傾斜するように
肉薄部となされている(図4参照)。これは、図6に示すようにキャップ50A、50B
と低圧ケーブル10との間の段差をできるだけ少なくすることで、接続スリーブ100と
低圧ケーブル10とを所定の範囲に亘って絶縁テープ等でテーピング固定するときでも隙
間が発生しないようにするためである。
挿着することで組み立てると図2に示すようになる。組み立て後の側面図を図3に示す。
同図はキャップ50A、50Bを取り外したときの図である。3本の接続スリーブ本体2
0A〜20CはΔ状に配列された状態で絶縁コア30内に挿着固定される。絶縁コア30
と絶縁カバー体40とは互いに密着した状態で挿着される。
続スリーブ本体20A、20Bの中央部には線心の端面が突き当たるように、それぞれく
びれ部21,21が設けられている。したがって、このくびれ部21に当接するまで、線
心11の端面が差し込まれる。
。また空孔部34を基準にして縦断面すると図5のようになり、空孔部34a〜34cに
よって接続スリーブ本体20A,20B,20Cが外部(絶縁カバー体40の内面側)に
露出していることが判る。空孔部34,36の形状は任意である。この例では、接続スリ
ーブ本体20A〜20Cに対しほぼ180度の空き間隔となるような形状に選定されてい
る。
の大きさが選定され、できるだけ絶縁コア30の遊び(余裕度)がないようにしている。
断面を図6に示す。このように接続スリーブ本体20の内径は線心11の外径とほぼ同じ
に選定されている。絶縁コア30の内径は、線心11の絶縁体13a、13bの外径(線
心外径)とほぼ同じか、これよりも若干大きく選定されている。
外径よりも僅かに大きくなるように選定されているが、これは低圧ケーブル10A,10
Bへのキャップ挿入を容易にするためである。この接続スリーブ100を使用することで
、複数の線心を収納した低圧ケーブル10であっても、一束化が可能になる。
ルの接続固定処理が行われる。具体的には圧縮工具を使用したカシメ処理(圧着(若しく
は圧縮)処理)である。圧着処理後の状態を図7に示す。図8はカシメ処理後の縦断面図
を示す。カシメ処理することで凹み部A1,A2,B1,B2(実際には6個所)が出現
する。
ー体40の外側から圧縮処理すると接続スリーブ本体20A,20Bが圧縮されてカシメ
られる他、絶縁カバー体40も図のように塑性変形される。この圧縮処理によって線心1
1同士が強固に連結固定されると共に、絶縁カバー体40もまた絶縁コア30に連結固定
される。なお、図8は図7のCC’断面図であり、図7は図8のDD’断面図である。
は馬蹄形の工具本体72を有し、その載置部72aに凹ダイス74Aと凸ダイス74Bが
対向配置されると共に、その間に接続スリーブ100本体が載置される。このとき、当接
面46cに凹ダイス74Aの一辺が当接し、そして接続スリーブ本体20Bに関連した衝
合面48aに凸ダイス74Bの凸部76が衝合するように配置される。そうすると、空孔
部34bも凸部76と対峙することになる。
て凹ダイス74A側を押圧すれば、凸部76への押圧力が衝合面48aおよび空孔部34
bを介して接続スリーブ本体20Bそのものに作用する。この押圧力によって接続スリー
ブ本体20Bが圧着(又は圧縮)されて、その圧着部分が塑性変形されることによってカ
シメ処理されたことになる。
カシメるようにした例である。3本の接続スリーブ本体を同時にカシメることも可能であ
る。その場合には、絶縁コア30の断面構造は図10の場合の断面構造と多少相違する。
面構造となされる。こうすれば、3本の接続スリーブ本体20A,20B,20Cのそれ
ぞれに対して同時に圧着力を加えて、同時にカシメ処理することができる。同時圧縮を実
現するため、この例では絶縁コア30の空孔部34a〜34cの形状を変えて同じような
単純空隙構造とすると共に、圧着方向を跨ぐように衝合面48a〜48cが成形されてい
る。
ば、図11の断面構造の場合でもよい。しかし、3本同時に圧縮処理する場合には、図1
1の断面構造であるのが好ましい。
10B同士が継ぎ足されることになる。圧縮処理後はキャップ50A、50Bを含めてテ
ーピング処理が施されて防水処理がなされる。
ーブ本体20がカバーされているので、低圧ケーブルと同等の電気的絶縁特性が得られる
ことになり、したがってこの低圧ケーブルを装架電線として使用するときでも、図12に
示すようにメッセンジャーワイヤ14に対して、接続スリーブ100の部分をたるませる
ことなく直線的に架線できる。一束化されているため美感も損なわない。図12にあって
、斜線部分はテーピング部69A,69Bである。
リーブを例示した。
図13は2線式の多相低圧ケーブル同士を継ぎ足す場合に使用される接続スリーブ100
の一例である。この場合には平形低圧ケーブルと同じような断面構造となり、平形形状の
絶縁コア30が使用される。内部には左右に二本の中空挿着孔32a、32bが設けられ
て、そこに接続スリーブ本体20A,20Bが挿着される。絶縁コア30内に形成される
線間隔壁部38は断面I形状となる。そして絶縁コア30の外周面の左右には、圧縮処理
時に使用される空孔部34(34a、34b)が形成される。
の全体形状は円形筒状体として構成される。その他の構成は上述した実施例と同様である
ので説明は割愛する。
分な電気的絶縁耐性が得られるので、メッセンジャーワイヤ14に対してたるみを持たせ
ることなく架線できる。また、線心11を挿着して圧着する場合、左右からの圧着となる
ので、2本の線心とそれぞれの接続スリーブ本体20Aと20Bとを同時に圧着すること
ができる。これによって、低圧ケーブル10の落成作業(接続作業)を短縮できる。
0の一例である。この場合には4本の線心が正四角形の各頂点にそれぞれ配置される断面
構造となり、したがって縦断面がほぼ四角形状の絶縁コア30が使用される。内部には左
右および上下に中空挿着孔32a〜32dが設けられ、そこに接続スリーブ本体20A〜
20Dが挿着される。絶縁コア30内に形成される線間隔壁部38は断面ほぼ十字形状と
なる。絶縁コア30の外周面のうち対角線上に位置する周面部には、圧縮処理時に使用さ
れる空孔部34(34a〜34d)が形成されている。
と共に、その全体形状は円形筒状体として構成される。その他の構成は上述した実施例と
同様であるので説明は割愛する。
気的絶縁耐性が得られるので、メッセンジャーワイヤ14に対してたるみを持たせること
なく架線できる。また、線心を挿着して圧着する場合、対角線上からの圧着となるので、
4本の線心とそれぞれの接続スリーブ本体20とを同時に圧着することができる。これに
よって、上述したと同じく低圧ケーブルの落成作業を短縮できる。
ーブル用接続スリーブとして使用できる。
32a〜32c・・・中空挿着孔、34a〜34c・・・空孔部、36a〜36c・・・
空孔部、40・・・絶縁カバー体、42・・・筒状体、42a・・・内空面、44・・・
筒部、46a〜46c・・・当接面、47a〜47c・・・当接面、48a〜48c・・
・衝合面、49a〜49c・・・衝合面、50A,50B・・・キャップ、10・・・低
圧ケーブル、11a〜11c・・・線心、12・・・シース
Claims (3)
- 多相を有するケーブル線心同士を一相ごとに接続するための複数の接続スリーブ本体と
、
当該接続スリーブ本体同士を整列させて収納することで一束化する絶縁コアと、
当該絶縁コアをカバーする筒状の絶縁カバー体とで構成され、
当該絶縁カバー体の外周面より上記接続スリーブ本体を圧着又は圧縮することで、同
一相の上記線心同士が接続固定されて一束化される
ことを特徴とする多相低圧ケーブル用接続スリーブ。 - 上記接続スリーブ本体は、突き合わせスリーブが使用される
ことを特徴とする請求項1記載の多相低圧ケーブル用接続スリーブ。 - 上記絶縁コアは、一束化する相数に合った断面整列形状で、かつ相間絶縁が可能な形状
となされると共に、
その外周面の一部には圧着又は圧縮時に使用される空孔部が設けられた
ことを特徴とする請求項1記載の多相低圧ケーブル用接続スリーブ。
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CN114520078A (zh) * | 2022-02-24 | 2022-05-20 | 福建成田科技有限公司 | 一种新能源光伏智慧型电缆 |
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