JP2005353466A - 表示装置の製造装置 - Google Patents

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一樹 北村
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Abstract

【課題】画素を構成する薄膜を形成するための材料源を有効利用することが可能な表示装置の製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】表示素子を構成する薄膜を形成するための材料源を収容するとともに蒸発した材料源が飛散可能な開口部304Aを有した収容部304と、ホームポジションHPにおいて収容部304に対向して配置され収容部304から飛散した材料源を回収する回収部306と、収容部304の開口部304Aが基板主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように基板400もしくは収容部304を移動させる移動機構308と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

この発明は、表示装置の製造装置に係り、特に、複数の自発光性素子によって構成された表示装置の製造装置に関する。
近年、平面表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置が注目されている。この有機EL表示装置は、自発光性素子を備えた表示装置であることから、視野角が広く、バックライトを必要とせず薄型化が可能であり、消費電力が抑えられ、且つ応答速度が速いといった特徴を有している。
これらの特徴から、有機EL表示装置は、液晶表示装置に代わる、次世代平面表示装置の有力候補として注目を集めている。このような有機EL表示装置は、陽極と陰極との間に発光機能を有する有機化合物を含む有機活性層を挟持した有機EL素子をマトリックス状に配置して構成されたアレイ基板を備えている。有機EL素子には、有機活性層に低分子系材料を用いた素子構成と、高分子系材料を用いた素子構成とがある。
特に、低分子系材料を用いて構成された有機EL素子は、真空蒸着法などのドライプロセスにより形成する例が多く、積層構造を容易に形成しやすいといった利点がある。真空蒸着法では、低分子系材料を収容した坩堝を加熱し、坩堝から蒸発した材料源を基板上に蒸着させている。基板上に材料源を蒸着する際に、基板もしくは坩堝を移動させ、相対的に基板主面を坩堝が走査する機構を備えた製造装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−95275号公報
上述したような従来の製造装置においては、坩堝は、基板上に材料源を蒸着する期間以外にも(例えば基板をチャンバ内にセットする間などにおいても)常に所定温度に加熱されている。このため、坩堝からは常に材料源が蒸発している状態となる。したがって、蒸着期間以外では、基板主面に蒸着されない材料源が無駄となってしまう。これにより、製造コストの増大を招くとともに、チャンバ内を蒸着されない材料源で汚染してしまうおそれがある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、表示素子を構成する薄膜を形成するための材料源を有効利用することが可能な表示装置の製造装置を提供することにある。
この発明の第1様態による表示装置の製造装置は、
基板主面に薄膜を形成するための材料源を収容するとともに蒸発した材料源が飛散可能な開口部を有した収容部と、
ホームポジションにおいて前記収容部に対向して配置され、前記収容部から飛散した材料源を回収する回収部と、
前記収容部の開口部が基板主面に対向し且つ基板主面に沿って走査するように前記基板もしくは前記収容部を移動させる移動機構と、
を備えたことを特徴とする。
この発明の第2様態による表示装置の製造装置は、
基板主面に薄膜を形成するための製造装置であって、
開口部を有した第1坩堝と、
ホームポジションにおいて前記第1坩堝の開口部と対向するような開口部を有した第2坩堝と、
前記第1坩堝及び前記第2坩堝のそれぞれの開口部が基板主面に対向し且つ基板主面に沿って走査するように前記基板、前記第1坩堝、及び、前記第2坩堝のいずれかを移動させる移動機構と、を備え、
前記第1坩堝内に薄膜を形成するための材料源が所定量以上収容されている場合に、前記第1坩堝から材料源を蒸発させ、かつ、前記移動機構により前記基板もしくは前記第1坩堝を移動させながら材料源を基板主面に蒸着させる第1動作モードと、
前記第1坩堝内の材料源が所定量未満となった場合に、前記第2坩堝から材料源を蒸発させ、かつ、前記移動機構により前記基板もしくは前記第2坩堝を移動させながら材料源を基板主面に蒸着させる第2動作モードと、
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、表示素子を構成する薄膜を形成するための材料源を有効利用することが可能な表示装置の製造装置を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置の製造装置について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、表示装置として、自己発光型表示装置、例えば有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置を例にして説明する。
図1及び図2に示すように、有機EL表示装置1は、画像を表示する表示エリア102を有するアレイ基板100を備えている。アレイ基板100の表示エリア102は、マトリクス状に配置された複数の画素PX(R、G、B)によって構成されている。
各画素PX(R、G、B)は、オン画素とオフ画素とを電気的に分離しかつオン画素への映像信号を保持する機能を有する画素スイッチ10と、画素スイッチ10を介して供給される映像信号に基づき表示素子へ所望の駆動電流を供給する駆動トランジスタ20と、駆動トランジスタ20のゲート−ソース間電位を所定期間保持する蓄積容量素子30とを備えている。これら画素スイッチ10及び駆動トランジスタ20は、例えば薄膜トランジスタにより構成され、ここではそれらの半導体層にポリシリコンを用いている。
また、各画素PX(R、G、B)は、表示素子としての有機EL素子40(R、G、B)をそれぞれ備えている。すなわち、赤色画素PXRは、赤色に発光する有機EL素子40Rを備え、緑色画素PXGは、緑色に発光する有機EL素子40Gを備え、さらに、青色画素PXBは、青色に発光する有機EL素子40Bを備えている。
各種有機EL素子40(R、G、B)の構成は、基本的に同一であって、有機EL素子40は、マトリクス状に配置され画素PX毎に独立島状に形成された第1電極60と、第1電極60に対向して配置され全画素PXに共通に形成された第2電極66と、これら第1電極60と第2電極66との間に保持された有機活性層64と、によって構成されている。
アレイ基板100は、画素PXの行方向(すなわち図1のY方向)に沿って配置された複数の走査線Ym(m=1、2、…)と、走査線Ymと略直交する方向(すなわち図1のX方向)に沿って配置された複数の信号線Xn(n=1、2、…)と、有機EL素子40の第1電極60側に電源を供給するための電源供給線Pと、を備えている。
電源供給線Pは、表示エリア102の周囲に配置された図示しない第1電極電源線に接続されている。有機EL素子40の第2電極66側は、表示エリア102の周囲に配置されコモン電位(ここでは接地電位)を供給する図示しない第2電極電源線に接続されている。
また、アレイ基板100は、表示エリア102の外周に沿った周辺エリア104に、走査線Ymのそれぞれに走査信号を供給する走査線駆動回路107と、信号線Xnのそれぞれに映像信号を供給する信号線駆動回路108と、を備えている。すべての走査線Ymは、走査線駆動回路107に接続されている。また、すべての信号線Xnは、信号線駆動回路108に接続されている。
画素スイッチ10は、ここでは走査線Ymと信号線Xnとの交差部近傍に配置されている。画素スイッチ10のゲート電極は走査線Ymに接続され、ソース電極は信号線Xnに接続され、ドレイン電極は蓄積容量素子30を構成する一方の電極及び駆動トランジスタ20のゲート電極に接続されている。駆動トランジスタ20のソース電極は蓄積容量素子30を構成する他方の電極及び電源供給線Pに接続され、ドレイン電極は有機EL素子40の第1電極60に接続されている。
図2に示すように、アレイ基板100は、配線基板120上に配置された複数の有機EL素子40を備えている。なお、配線基板120は、ガラス基板やプラスチックシートなどの絶縁性支持基板上に、画素スイッチ10、駆動トランジスタ20、蓄積容量素子30、走査線駆動回路107、信号線駆動回路108、各種配線(走査線、信号線、電源供給線等)などを備えて構成されたものとする。
有機EL素子40を構成する第1電極60は、配線基板120表面の絶縁膜上に配置される。この第1電極60は、ここではITO(Indium Tin Oxide:インジウム・ティン・オキサイド)やIZO(インジウム・ジンク・オキサイド)などの光透過性導電部材によって形成され、陽極として機能する。
有機活性層64は、少なくとも発光機能を有する有機化合物を含み、各色共通に形成されるホールバッファ層、エレクトロンバッファ層、及び各色毎に形成される有機発光層の多層積層で構成されても良く、機能的に複合された2層または単層で構成されても良い。ホールバッファ層は、陽極および有機発光層間に配置される。有機発光層は、赤、緑、または青に発光する発光機能を有する有機化合物によって形成される。
低分子系材料によって有機活性層64を形成する場合、例えば、ホールバッファ層は、α−NPDなどの薄膜によって形成され、有機発光層は、Alq(アルミキノリン錯体)などの薄膜により形成される。
第2電極66は、有機活性層64上に各有機EL素子40に共通に配置される。この第2電極66は、例えばCa(カルシウム)、Al(アルミニウム)、Ba(バリウム)、Ag(銀)、Yb(イッテルビウム)などの電子注入機能を有する金属膜によって形成され、陰極として機能している。この第2電極66は、陰極として機能する金属膜の表面をカバーメタルで被覆した2層構造であっても良い。カバーメタルは、例えばアルミニウムによって形成される。
この第2電極66の表面は、乾燥剤として吸湿性を有する材料で被覆されることが望ましい。すなわち、有機EL素子40は、水分に触れると、その発光特性が急速に劣化する。このため、有機EL素子40を水分から保護する目的で、その表面に相当する第2電極66上に乾燥剤68が配置される。この乾燥剤68は、吸湿性を有する材料であれば良く、例えばリチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)などのアルカリ金属単体またはその酸化物、あるいは、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)などのアルカリ土類金属またはその酸化物などで形成される。
また、アレイ基板100は、表示エリア102において、少なくとも隣接する色毎に画素RX(R、G、B)間を分離する隔壁70を備えている。隔壁70は、各画素を分離するよう形成することが望ましく、ここでは、隔壁70は、各第1電極60の周縁に沿って格子状に配置され、第1電極60を露出する隔壁の開口形状が矩形となるよう形成されている。この隔壁70は、樹脂材料によって形成される。
このように構成された有機EL素子40では、第1電極60と第2電極66との間に挟持された有機活性層64にホール及び電子を注入し、これらを再結合させることにより励起子を生成し、この励起子の失活時に生じる所定波長の光放出により発光する。ここでは、このEL発光は、アレイ基板100の下面側すなわち第1電極60側から出射され、表示画面を構成する。
次に、上述した配線基板120の主面に表示素子すなわち有機EL素子40を備えた表示装置を製造するための製造装置について説明する。この製造装置は、有機EL素子40を構成する薄膜を形成するための蒸着装置である。ここでは、有機EL素子40を構成する薄膜として、有機活性層64のホールバッファ層や有機発光層など蒸着法で成膜可能な低分子系の薄膜が対象である。
(第1構成例)
第1構成例における製造装置は、図3に示すように、真空チャンバ300、排気機構302、収容部304、回収部306、移動機構308などを備えて構成されている。また、製造装置は、真空チャンバ300の内部における所定の処理位置PPにおいて、処理対象基板400を保持する保持機構310を備えている。処理対象基板400は、その主面401に表示エリア102を有した配線基板120に第1電極60及び隔壁70を形成済みの基板であり、その主面401が収容部304と対向可能に保持される。排気機構302は、真空チャンバ300の内部を真空排気するものであって、真空チャンバ300に接続された排気ポンプなどで構成されている。
収容部304は、例えば耐熱性を有した材料によって形成された坩堝であり、図4に示すように、例えば有機EL素子40を構成する薄膜を形成するための材料源MSを収容するとともに蒸発した材料源が飛散可能な開口部304Aを有している。回収部306は、例えば耐熱性を有した材料によって形成された坩堝であり、図4に示した収容部304と同様の構造を有している。この回収部306は、処理位置PPとは離間したホームポジションHPにおいて、収容部304に対向して配置され、収容部304から飛散した材料源を回収する。
つまり、回収部306は、ホームポジションHPにおいて、収容部304の開口部304Aに近接した位置に自身の開口部306Aが対向するように配置されている。このため、ホームポジションHPにおいては、収容部304の開口部304Aから飛散した材料源は、回収部306の開口部306Aを介して回収部306の内部に取り込まれ、真空チャンバ300内に飛散することなく確実に回収される。
これら収容部304及び回収部306は、それぞれ加熱源を備えている。すなわち、第1加熱源314は、収容部304に収容された材料源MSを蒸発させるのに必要な第1温度、例えば300℃に加熱する。第2加熱源316は、回収部306に回収された材料源を第1温度より低い第2温度、たとえば250℃に予備加熱する。この第2加熱源316による回収部306の加熱温度は、開口部306Aから取り込んだ直後の高温の材料源MSを安定な状態で回収し、しかも、再び蒸発して開口部306Aから飛散させない程度の温度に設定され、第1温度よりも50℃以上低いことが望ましい。
移動機構308は、収容部304を移動させる。すなわち、この移動機構308は、ホームポジションHPと処理位置PPとの間を図中の矢印A方向に沿って収容部304を移動可能とする機構を備えている。このとき、移動機構308は、収容部304の開口部304Aが処理対象基板400の主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように収容部304を移動させる。
次に、上述したような構成の製造装置の動作について説明する。
まず、処理対象基板400を用意する。続いて、排気機構302を作動し、真空チャンバ300内を所望の真空度まで真空排気する。これにより、真空チャンバ300内を真空雰囲気とする。
続いて、真空チャンバ300内に処理対象基板400を搬入し、保持機構310により所定の処理位置PPに設置する。このとき、処理対象基板400は、処理位置PPまで移動した収容部304と基板主面401とが所定の隙間をおいて対向可能な状態で配置される。なお、必要に応じて、所定の開口パターンを有したマスクを基板主面401と収容部304との間に配置しても良い。
一方で、収容部304は、ホームポジションHPに待機しており、第1加熱源314により第1温度に加熱され、内部に収容した材料源MSが開口部304Aから蒸発した状態を保っている。また、回収部306は、ホームポジションHPにおいて第2加熱源316により第2温度に加熱され、開口部306Aを介して収容部304から回収した材料源を予備加熱している。
続いて、移動機構308により収容部304を移動させる。すなわち、ホームポジションHPに待機していた収容部304は、開口部304Aから材料源を蒸発させながら、処理位置PPに移動する。このとき、処理位置PPにおいては、収容部304は、基板主面401の一端部401Aから他端部401Bまでを走査する。その後、収容部304は、開口部304Aから材料源を蒸発させながら、処理位置PPからホームポジションHPに移動する。つまり、収容部304は、処理位置PPにおいては、基板主面401の一端部401Aと他端部401Bとの間を1往復することで、基板主面401に所定膜厚の薄膜を形成する。
上述したような製造装置によれば、処理位置における基板主面への材料源の蒸着工程以外では、収容部から飛散した材料源を再利用可能な状態で回収部に回収することができる。このため、材料源を有効利用することができ、製造コストの低減が可能となる。また、材料源による真空チャンバ内の汚染を防止することができ、清浄な環境を維持することが可能となる。
(第2構成例)
以下の第2構成例での説明では、第1構成例と同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。第2構成例における製造装置は、図5に示すように、真空チャンバ300、排気機構302、収容部304、回収部306、移動機構320などを備えて構成されている。
また、製造装置は、真空チャンバ300内のホームポジションHPにおいて、収容部304を保持する保持機構322を備えている。つまり、収容部304は、真空チャンバ300内において固定的に配置されている。回収部306は、ホームポジションHPにおいて、収容部304の開口部304Aに近接した位置に自身の開口部306Aが対向するように配置されている。このため、ホームポジションHPにおいては、収容部304の開口部304Aから飛散した材料源は、回収部306の開口部306Aを介して回収部306の内部に取り込まれ、真空チャンバ300内に飛散することなく確実に回収される。
移動機構320は、処理対象基板400を移動させる。すなわち、この移動機構320は、所定の設置位置SPに設置された処理対象基板400を収容部304が固定配置されたホームポジションHPまで移動可能とする機構を備えている。このとき、移動機構320は、収容部304の開口部304Aが処理対象基板400の主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように収容部304を移動させる。当然のことながら、収容部304の開口部304Aと回収部306の開口部306Aとの間には、処理対象基板400を移動可能なギャップが形成されている。
次に、上述したような構成の製造装置の動作について説明する。
まず、処理対象基板400を用意する。続いて、排気機構302を作動し、真空チャンバ300内を所望の真空度まで真空排気する。これにより、真空チャンバ300内を真空雰囲気とする。
続いて、真空チャンバ300内に処理対象基板400を搬入し、設置位置SPにおいて移動機構320に設置する。このとき、処理対象基板400は、ホームポジションHPまで移動した際に収容部304と基板主面401とが所定の隙間をおいて対向可能な状態で配置される。
一方で、収容部304は、ホームポジションHPに固定されており、第1加熱源314により第1温度に加熱され、内部に収容した材料源MSが開口部304Aから蒸発した状態を保っている。また、回収部305は、ホームポジションHPにおいて第2加熱源316により第2温度に加熱され、収容部304から回収した材料源を予備加熱している。
続いて、移動機構320により処理対象基板400を移動させる。すなわち、処理対象基板400は、設置位置SPからホームポジションHPに移動する。このとき、ホームポジションHPにおいては、収容部304は、材料源を蒸発させており、処理対象基板400の移動に伴って、基板主面401の一端部401Aから他端部401Bまでを走査する。その後、処理対象基板400は、ホームポジションHPから設置位置SPに移動する。つまり、ホームポジションHPにおいて、処理対象基板400の移動に伴って、収容部304は、基板主面401の一端部401Aと他端部401Bとの間を1往復することで、基板主面401に所定膜厚の薄膜を形成する。
上述したような製造装置によっても上述した第1構成例と同様の効果が得られる。
なお、上述した第1及び第2構成例において、収容部304または処理対象基板400は、移動機構308または320により矢印Aで示した所定方向に移動可能であるが、移動方向Aに直交する方向Bについては、収容部304の開口部304Aが基板主面401と略同等もしくはそれ以上の寸法を有しており、これにより、1往復の走査により基板主面の全面に薄膜が形成可能である。
また、製造装置内部の構造上の制約により十分な寸法の開口部を形成できない場合(開口部の寸法が基板主面401の寸法より小さい場合)、収容部304または処理対象基板400を方向Bに移動可能な機構を追加すればよい。このような構成により、複数回の往復走査により基板主面の全面に所定膜厚の薄膜が形成可能である。なお、回収部306の開口部306Aは、材料源の回収効率を向上するために、収容部304の開口部304Aと同等もしくはそれ以上の寸法を有することが望ましい。
さらに、回収部306による回収効率を向上するために、ホームポジションHPに待機した収容部304の開口部304Aに回収部306を接近させるような移動機構を追加しても良い。すなわち、この移動機構は、図中の矢印A及びBに互いに直交するような方向Cに回収部306または収容部を移動可能とする機構を備えていれば良い。
(第3構成例)
第3構成例における製造装置は、図6に示すように、真空チャンバ500、排気機構502、第1坩堝504、第2坩堝506、移動機構508などを備えて構成されている。また、製造装置は、真空チャンバ500の内部における所定の処理位置PPにおいて、処理対象基板400を保持する保持機構510を備えている。処理対象基板400は、その主面401に表示エリア102を有した配線基板120に第1電極60及び隔壁70を形成済みの基板であり、その主面401が第1坩堝504または第2坩堝506と対向可能に保持される。排気機構502は、真空チャンバ500の内部を真空排気するものであって、真空チャンバ500に接続された排気ポンプなどで構成されている。
第1坩堝504及び第2坩堝506は、図4に示した坩堝と基本的に同一構造であり、例えば有機EL素子40を構成する薄膜を形成するための材料源MSを収容可能であるとともに蒸発した材料源が飛散可能な開口部504A及び506Aを有している。これらの第1坩堝504及び第2坩堝506は、ホームポジションHPにおいて、それぞれの開口部504A及び506Aを対向するように配置され、一方の坩堝から飛散した材料源を他方の坩堝で回収可能である。
例えば、第1坩堝504から材料源MSを蒸発させながら基板主面に材料源を蒸着させる第1動作モードでは、第2坩堝506は、ホームポジションHPにおいて、第1坩堝504の開口部504Aに近接した位置に自身の開口部506Aが対向するように配置されている。このため、ホームポジションHPにおいては、第1坩堝504の開口部504Aから飛散した材料源MSは、第2坩堝506の開口部506Aを介して第2坩堝506の内部に取り込まれ、真空チャンバ500内に飛散することなく確実に回収される。
また、第2坩堝506から材料源MSを蒸発させながら基板主面に材料源を蒸着させる第2動作モードでは、第1坩堝504は、ホームポジションHPにおいて、第2坩堝506の開口部506Aに近接した位置に自身の開口部504Aが対向するように配置されている。このため、ホームポジションHPにおいては、第2坩堝506の開口部506Aから飛散した材料源MSは、第1坩堝504の開口部504Aを介して第1坩堝504の内部に取り込まれ、真空チャンバ500内に飛散することなく確実に回収される。
これら第1坩堝504及び第2坩堝506は、それぞれ加熱源を備えている。すなわち、第1加熱源514は、第1坩堝504に収容された材料源MSを加熱する。第2加熱源516は、第2坩堝506に収容された材料源MSを加熱する。これら第1加熱源514及び第2加熱源516による加熱温度は、温度制御機構518により動作モードに応じて制御される。
すなわち、温度制御機構518は、第1動作モードにおいては、第1加熱源514により第1坩堝504を第1温度に加熱するとともに第2加熱源516により第2坩堝506を第1温度より低い第2温度に加熱する。また、温度制御機構518は、第2動作モードにおいては、第2加熱源516により第2坩堝506を第1温度に加熱するとともに第1加熱源514により第1坩堝504を第1温度より低い第2温度に加熱する。具体的には、第1温度は、坩堝に収容された材料源MSを蒸発させるのに必要な温度である。また、第2温度は、開口部から取り込んだ直後の高温の材料源MSを安定な状態で回収し、しかも、再び蒸発して開口部から飛散させない程度の温度である。
これらの動作モードは、モード選択部519によって選択される。すなわち、モード選択部519は、第1坩堝504及び第2坩堝506の内部に収容した材料源MSの収容量に応じて最適な動作モードを選択するものであり、例えば、第1坩堝504の内部に材料源MSが所定量以上収容されている場合には第1動作モードを選択し、また、第1坩堝504の内部に収容した材料源MSが所定量未満となった場合には第2動作モードを選択する。そして、モード選択部519は、選択した動作モードに対応した信号を温度制御機構518に出力する。
移動機構508は、第1坩堝504を移動させる第1移動機構5081及び第2坩堝506を移動させる第2移動機構5082を含む。すなわち、第1移動機構5081及び第2移動機構5082は、それぞれ、ホームポジションHPと処理位置PPとの間を図中の矢印A方向に沿って第1坩堝504及び第2坩堝506を移動可能とする機構を備えている。
このとき、第1移動機構5081は、第1動作モードにおいて、第1坩堝504の開口部504Aが処理位置PPに設置された処理対象基板400の主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように第1坩堝504を移動させる。また、第2移動機構5082は、第2動作モードにおいて、第2坩堝506の開口部506Aが処理位置PPに設置された処理対象基板400の主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように第2坩堝504を移動させる。
次に、上述したような構成の製造装置の第1動作モードについて図6を参照して説明する。
まず、モード選択部519は、例えば、第1坩堝504内の材料源が所定量以上収容されていると判断したのに基づき、第1動作モードを選択し、対応した信号を温度制御機構518に出力する。一方で、処理対象基板400を用意する。続いて、排気機構502を作動し、真空チャンバ500内を所望の真空度まで真空排気する。これにより、真空チャンバ500内を真空雰囲気とする。
続いて、真空チャンバ500内に処理対象基板400を搬入し、保持機構510により所定の処理位置PPに設置する。このとき、処理対象基板400は、処理位置PPまで移動した第1坩堝504と基板主面401とが所定の隙間をおいて対向可能な状態で配置される。なお、必要に応じて、所定の開口パターンを有したマスクを基板主面401と第1坩堝504との間に配置しても良い。
一方で、第1坩堝504は、ホームポジションHPに待機しており、温度制御機構518による制御に基づき第1加熱源514により第1温度に加熱され、内部に収容した材料源MSが開口部504Aから蒸発した状態を保っている。また、第2坩堝506は、ホームポジションHPにおいて温度制御機構518による制御に基づき第2加熱源516により第2温度に加熱され、開口部506Aを介して第1坩堝504から回収した材料源を予備加熱している。
続いて、第1移動機構5081により第1坩堝504を移動させる。すなわち、ホームポジションHPに待機していた第1坩堝504は、開口部504Aから材料源を蒸発させながら、処理位置PPに移動する。このとき、処理位置PPにおいては、第1坩堝504は、基板主面401の一端部401Aから他端部401Bまでを走査する。その後、第1坩堝504は、開口部504Aから材料源を蒸発させながら、処理位置PPからホームポジションHPに移動する。つまり、第1坩堝504は、処理位置PPにおいては、基板主面401の一端部401Aと他端部401Bとの間を1往復することで、基板主面401に所定膜厚の薄膜を形成する。
次に、上述したような構成の製造装置の第2動作モードについて図6を参照して説明する。
まず、モード選択部519は、例えば、第1坩堝504内の材料源が所定量未満収容されていると判断したのに基づき、第2動作モードを選択し、対応した信号を温度制御機構518に出力する。一方で、処理対象基板400を用意する。続いて、排気機構502を作動し、真空チャンバ500内を所望の真空度まで真空排気する。これにより、真空チャンバ500内を真空雰囲気とする。
続いて、真空チャンバ500内に処理対象基板400を搬入し、保持機構510により所定の処理位置PPに設置する。このとき、処理対象基板400は、処理位置PPまで移動した第2坩堝506と基板主面401とが所定の隙間をおいて対向可能な状態で配置される。なお、必要に応じて、所定の開口パターンを有したマスクを基板主面401と第2坩堝506との間に配置しても良い。
一方で、第2坩堝506は、ホームポジションHPに待機しており、温度制御機構518による制御に基づき第2加熱源516により第1温度に加熱され、内部に収容した材料源MSが開口部506Aから蒸発した状態を保っている。また、第1坩堝504は、ホームポジションHPにおいて第1加熱源514により第2温度に加熱され、開口部504Aを介して第2坩堝506から回収した材料源を予備加熱している。
続いて、第2移動機構5082により第2坩堝506を移動させる。すなわち、ホームポジションHPに待機していた第2坩堝506は、開口部506Aから材料源を蒸発させながら、処理位置PPに移動する。このとき、処理位置PPにおいては、第2坩堝506は、基板主面401の一端部401Aから他端部401Bまでを走査する。その後、第2坩堝506は、開口部506Aから材料源を蒸発させながら、処理位置PPからホームポジションHPに移動する。つまり、第2坩堝506は、処理位置PPにおいては、基板主面401の一端部401Aと他端部401Bとの間を1往復することで、基板主面401に所定膜厚の薄膜を形成する。
上述したような製造装置によれば、処理位置における基板主面への材料源の蒸着工程以外では、第1動作モードにおいて、第1坩堝から飛散した材料源を再利用可能な状態で第2坩堝に回収することができ、また、第2動作モードにおいては、第2坩堝から飛散した材料源を再利用可能な状態で第1坩堝に回収することができる。このため、材料源を有効利用することができ、製造コストの低減が可能となる。また、材料源による真空チャンバ内の汚染を防止することができ、清浄な環境を維持することが可能となる。
また、一方の坩堝から材料源を蒸発させながら他方の坩堝で材料源を回収している場合、他方の坩堝に回収した材料源が所定量以上蓄積された状態(または、一方の坩堝に収容していた材料源が所定量未満まで減った状態)では、他方の坩堝から材料源を蒸発させながら一方の坩堝で材料源を回収するよう動作モードを切り替えることにより、材料源の補充回数を減らすことができ、作業負担を軽減することが可能となる。
(第4構成例)
以下の第4構成例での説明では、第3構成例と同一の構成要素については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。第4構成例における製造装置は、図7に示すように、真空チャンバ500、排気機構502、第1坩堝504、第2坩堝506、移動機構520などを備えて構成されている。
また、製造装置は、真空チャンバ500内のホームポジションHPにおいて、第1坩堝504及び第2坩堝506を保持する保持機構522を備えている。つまり、第1坩堝504及び第2坩堝506は、真空チャンバ500内において固定的に配置されている。これらの第1坩堝504及び第2坩堝506は、ホームポジションHPにおいて、それぞれの開口部504A及び506Aを対向するように配置され、一方の坩堝から飛散した材料源を他方の坩堝で回収可能である。
移動機構520は、処理対象基板400を移動させる。すなわち、この移動機構520は、所定の設置位置SPに設置された処理対象基板400を第1坩堝504及び第2坩堝506が固定配置されたホームポジションHPまで移動可能とする機構を備えている。このとき、移動機構520は、第1動作モードにおいて第1坩堝504の開口部504Aが処理対象基板400の主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように第1坩堝504を移動させ、第2動作モードにおいて第2坩堝506の開口部506Aが処理対象基板400の主面401に対向し且つ基板主面401に沿って走査するように第2坩堝506を移動させる。当然のことながら、第1坩堝504の開口部504Aと第2坩堝506の開口部506Aとの間には、処理対象基板400を移動可能なギャップが形成されている。
次に、上述したような構成の製造装置の第1動作モードについて説明する。
まず、モード選択部519は、例えば、第1坩堝504内の材料源が所定量以上収容されていると判断したのに基づき、第1動作モードを選択し、対応した信号を温度制御機構518に出力する。一方で、処理対象基板400を用意する。続いて、排気機構502を作動し、真空チャンバ500内を所望の真空度まで真空排気する。これにより、真空チャンバ500内を真空雰囲気とする。
続いて、真空チャンバ500内に処理対象基板400を搬入し、設置位置SPにおいて移動機構520に設置する。このとき、処理対象基板400は、ホームポジションHPまで移動した際に第1坩堝504と基板主面401とが所定の隙間をおいて対向可能な状態で配置される。
一方で、第1坩堝504は、ホームポジションHPに固定されており、温度制御機構518による制御に基づき第1加熱源514により第1温度に加熱され、内部に収容した材料源MSが開口部504Aから蒸発した状態を保っている。また、第2坩堝506は、温度制御機構518による制御に基づき第2加熱源516により第2温度に加熱され、第1坩堝504から回収した材料源を予備加熱している。
続いて、移動機構520により処理対象基板400を移動させる。すなわち、処理対象基板400は、設置位置SPからホームポジションHPに移動する。このとき、ホームポジションHPにおいては、第1坩堝504は、材料源を蒸発させており、処理対象基板400の移動に伴って、基板主面401の一端部401Aから他端部401Bまでを走査する。その後、処理対象基板400は、ホームポジションHPから設置位置SPに移動する。つまり、ホームポジションHPにおいて、処理対象基板400の移動に伴って、第1坩堝504は、基板主面401の一端部401Aと他端部401Bとの間を1往復することで、基板主面401に所定膜厚の薄膜を形成する。
次に、上述したような構成の製造装置の第2動作モードについて説明する。
まず、モード選択部519は、例えば、第1坩堝504内の材料源が所定量未満収容されていると判断したのに基づき、第2動作モードを選択し、対応した信号を温度制御機構518に出力する。一方で、処理対象基板400を用意する。続いて、排気機構502を作動し、真空チャンバ500内を所望の真空度まで真空排気する。これにより、真空チャンバ500内を真空雰囲気とする。
続いて、真空チャンバ500内に処理対象基板400を搬入し、設置位置SPにおいて移動機構520に設置する。このとき、処理対象基板400は、ホームポジションHPまで移動した際に第2坩堝506と基板主面401とが所定の隙間をおいて対向可能な状態で配置される。
一方で、第2坩堝506は、ホームポジションHPに固定されており、温度制御機構518による制御に基づき第2加熱源516により第1温度に加熱され、内部に収容した材料源MSが開口部506Aから蒸発した状態を保っている。また、第1坩堝504は、温度制御機構518による制御に基づき第1加熱源514により第2温度に加熱され、第2坩堝506から回収した材料源を予備加熱している。
続いて、移動機構520により処理対象基板400を移動させる。すなわち、処理対象基板400は、設置位置SPからホームポジションHPに移動する。このとき、ホームポジションHPにおいては、第2坩堝506は、材料源を蒸発させており、処理対象基板400の移動に伴って、基板主面401の一端部401Aから他端部401Bまでを走査する。その後、処理対象基板400は、ホームポジションHPから設置位置SPに移動する。つまり、ホームポジションHPにおいて、処理対象基板400の移動に伴って、第2坩堝506は、基板主面401の一端部401Aと他端部401Bとの間を1往復することで、基板主面401に所定膜厚の薄膜を形成する。
上述したような製造装置によっても上述した第3構成例と同様の効果が得られる。
なお、上述した第3及び第4構成例において、第1坩堝504、第2坩堝506または処理対象基板400は、移動機構508または520により矢印Aで示した所定方向に移動可能であるが、移動方向Aに直交する方向Bについては、第1坩堝504の開口部504A及び第2坩堝506の開口部506Aが基板主面401と略同等もしくはそれ以上の寸法を有しており、これにより、1往復の走査により基板主面の全面に薄膜が形成可能である。
また、製造装置内部の構造上の制約により十分な寸法の開口部を形成できない場合(開口部の寸法が基板主面401の寸法より小さい場合)、第1坩堝504、第2坩堝506または処理対象基板400を方向Bに移動可能な機構を追加すればよい。このような構成により、複数回の往復走査により基板主面の全面に所定膜厚の薄膜が形成可能である。なお、第1坩堝504及び第2坩堝506の開口部は、材料源の回収効率を向上するために、同等の寸法を有することが望ましい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
図1は、この発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した有機EL表示装置の1画素分の構造を概略的に示す断面図である。 図3は、図1に示した有機EL表示装置を製造するための製造装置の第1構成例を概略的に示す図である。 図4は、収容部、回収部、第1坩堝、及び、第2坩堝の構造を概略的に示す図である。 図5は、図1に示した有機EL表示装置を製造するための製造装置の第2構成例を概略的に示す図である。 図6は、図1に示した有機EL表示装置を製造するための製造装置の第3構成例を概略的に示す図である。 図7は、図1に示した有機EL表示装置を製造するための製造装置の第4構成例を概略的に示す図である。
符号の説明
1…有機EL表示装置、10…画素スイッチ、20…駆動トランジスタ、30…蓄積容量素子、40…有機EL素子、60…第1電極、64…有機活性層、66…第2電極、70…隔壁、100…アレイ基板、120…配線基板、300…真空チャンバ、302…排気機構、304…収容部、306…回収部、308…移動機構、310…保持機構、320…移動機構、322…保持機構、400…処理対象基板、MS…材料源、500…真空チャンバ、502…排気機構、504…第1坩堝、506…第2坩堝、508…移動機構、510…保持機構、520…移動機構、522…保持機構

Claims (9)

  1. 基板主面に薄膜を形成するための材料源を収容するとともに蒸発した材料源が飛散可能な開口部を有した収容部と、
    ホームポジションにおいて前記収容部に対向して配置され、前記収容部から飛散した材料源を回収する回収部と、
    前記収容部の開口部が基板主面に対向し且つ基板主面に沿って走査するように前記基板もしくは前記収容部を移動させる移動機構と、
    を備えたことを特徴とする表示装置の製造装置。
  2. さらに、前記ホームポジションから離間した所定位置において前記基板を保持する保持機構を備え、
    前記移動機構は前記収容部を移動させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造装置。
  3. さらに、前記ホームポジションにおいて前記収容部を保持する保持機構を備え、
    前記移動機構は前記基板を移動させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造装置。
  4. さらに、前記収容部に収容された材料源を第1温度に加熱する第1加熱源と、
    前記回収部に回収された材料源を第1温度より低い第2温度に加熱する第2加熱源と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造装置。
  5. 基板主面に薄膜を形成するための製造装置であって、
    開口部を有した第1坩堝と、
    ホームポジションにおいて前記第1坩堝の開口部と対向するような開口部を有した第2坩堝と、
    前記第1坩堝及び前記第2坩堝のそれぞれの開口部が基板主面に対向し且つ基板主面に沿って走査するように前記基板、前記第1坩堝、及び、前記第2坩堝のいずれかを移動させる移動機構と、を備え、
    前記第1坩堝内に薄膜を形成するための材料源が所定量以上収容されている場合に、前記第1坩堝から材料源を蒸発させ、かつ、前記移動機構により前記基板もしくは前記第1坩堝を移動させながら材料源を基板主面に蒸着させる第1動作モードと、
    前記第1坩堝内の材料源が所定量未満となった場合に、前記第2坩堝から材料源を蒸発させ、かつ、前記移動機構により前記基板もしくは前記第2坩堝を移動させながら材料源を基板主面に蒸着させる第2動作モードと、
    を備えたことを特徴とする表示装置の製造装置。
  6. さらに、前記ホームポジションから離間した所定位置において前記基板を保持する保持機構を備え、
    前記移動機構は、第1動作モードにおいて前記第1坩堝を移動させ、第2動作モードにおいて前記第2坩堝を移動させることを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造装置。
  7. さらに、前記ホームポジションにおいて前記第1坩堝及び前記第2坩堝を保持する保持機構を備え、
    前記移動機構は第1動作モード及び第2動作モードにおいて前記基板を移動させることを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造装置。
  8. さらに、前記第1坩堝に収容された材料源を加熱する第1加熱源と、
    前記第2坩堝に収容された材料源を加熱する第2加熱源と、
    前記第1加熱源及び前記第2加熱源による加熱温度を動作モードに応じて制御する温度制御機構と、
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造装置。
  9. 前記温度制御機構は、
    前記第1動作モードにおいては、前記第1加熱源により前記第1坩堝を第1温度に加熱するとともに前記第2加熱源により前記第2坩堝を前記第1温度より低い第2温度に加熱し、
    前記第2動作モードにおいては、前記第2加熱源により前記第2坩堝を第1温度に加熱するとともに前記第1加熱源により前記第1坩堝を前記第1温度より低い第2温度に加熱することを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016130366A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 エスエヌユー プレシジョン カンパニー リミテッドSnu Precision Co., Ltd. 薄膜蒸着装置(thinfilmdepositionapparatus)

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