JP2005353235A - 情報記録媒体とその製造装置及び方法及び情報記録方法と再生方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類のセグメントの連続回数をそれぞれ制限し、アドレスの読み取り性能を向上させ、セグメントの連続数の判断からアドレス情報の読み出し正確にする。
【解決手段】トラックが物理セグメントに区分され、各物理セグメントに一定長のウォブルデータユニットがN個形成され、ウォブルデータユニットは、ウォブル変調部が前半にある第1のユニットタイプ、ウォブル変調部が後半にある第2のユニットタイプ、ウォブル変調部無しの第3のユニットタイプが定義され、物理セグメントは、前記第3のユニットタイプを必ず含み、残りの領域には前記第1又は第2又は第1と第2の混成のユニットタイプを含むセグメントタイプ1,2,3が定義されており、トラック上の配列はセグメントタイプ1とセグメントタイプ2が連続するべき下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続する上限回数M2の制約があり、セグメントタイプ3の直前にタイプ1、直後にはタイプ2が配置される。
【選択図】 図9

Description

この発明は、光ディスクの分野に適用して有効な製造装置及び方法及び情報記録方法と再生方法及び装置に関し、さらに光ディスクとしての情報記録媒体にも及ぶものである。
周知のように近年では、情報の高密度記録が可能な光ディスクとして、片面1層の容量が4.7GBを有する光ディスクが実用化されている。例えば、書き換え可能なDVD-RAM(ECMA-330)、+RW(ECMA-337)、DVD-RW(ECMA-338)がある。
これらの光ディスクは透明基板上に情報記録層を形成し、レーザー光をこれに集光することで、情報の記録再生を行っている。また、情報の記録再生の手段として、光ディスクの情報記録層はグルーブと呼ばれる案内溝を有している。情報の記録再生はこの案内溝に沿って行われる。また、情報を記録再生する空間的な位置を特定するための、物理アドレスが形成されている。
ここで、DVD-RWでは、物理アドレスの記録手段として、信号記録する案内溝の壁(ランド)部にエンボスピットを形成している。これはランドプリピットと呼ばれている。ここで、ランドプリピットはアドレス情報に従って形成位置が指定されるが、案内溝をはさんでラジアル方向に直列した場合には、データの記録再生や、アドレス情報の読み取りに悪影響を与える。そこで、DVD-RWでは、このランドプリピットの形成位置の基準をイーブンとオッドの2種類定めており、直列した場合には、形成位置の基準を変えてランドプリピットの記録位置をずらすという手法が用いられていた。
また、特開平11−259917の発明では、光ディスクの原盤露光装置に関して示されている。またDVD−Rのアドレスであるランドプリピットのセカンダリとプライマリを選択する方法が記載されている。
公知例では、アドレス情報である案内溝の変調もしくはランドプリピットの形成のための基準が2種類用意されているが、この切り替えに制限が設けられていないという問題があった。この結果、媒体によっては頻繁に基準の切り替えを行うものが存在した。このような媒体を再生する場合には、アドレス再生装置の側でも読み取りの基準を頻繁に切り替えることとなり、装置への負担が増えるほか、アドレスの読み取り誤り率が増加する問題が発生する。またランドプリピットは、ウォブル変調に比べて高い周波数の信号であるために、アドレスの読み取りがノイズに弱いという問題がある。
そこで、本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、複数の種類のセグメントの連続回数を適切に制限することで、アドレスの読み取り性能を向上させた情報記録媒体及び、同一種類のセグメントの連続数を用いて該情報記録媒体から正確にアドレス情報を読み出すことが可能な情報記録再生装置及び、再生方法及び、複数種類のセグメントを適切に切り替えながらアドレス情報を形成することが可能な情報記録媒体製造方法及び、情報記録媒体製造装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するために、トラックに対して情報の記録、再生が可能な情報記録媒体に対して、トラックが一定長の物理セグメントに区分され、各物理セグメントには一定長のウォブルデータユニットがN個形成され、前記ウォブルデータユニットとしては、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が前半に施された第1のユニットタイプ、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が後半に施された第2のユニットタイプ、ウォブル変調部無しの第3のユニットタイプが定義されており、前記物理セグメントとしては、前記第3のユニットタイプを後半に必ず含み、残りの領域には前記第1のユニットタイプ又は第2のユニットタイプ又は第1と第2の混成のユニットタイプを含むセグメントタイプ1,2,3が定義されており、前記ウォブル変調部がディスクの半径方向へ隣り合うのを避けるために、前記トラック上の物理セグメントの配列は、トラック上で前記セグメントタイプ1が連続して配置されるべき下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して配置される上限回数M2とが条件として設定されており、且つ、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置されることが基本となる。
上記の手段によると、ディスクによって、1つのタイプの物理セグメントの最低の連続数が確定するために、復調の際にこの関係を利用すれば、アドレス情報の読み取りに保護をかけたり、読み取り誤りを検出することが可能となる。さらに、ディスクの最内周においても1周毎にセグメントタイプの切り替えが可能で、ディスク全面に渡って変調領域が重ならないように配置することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本実施例について説明する。
光ディスク再生装置の説明
図1に本発明の実施例の一つである光ディスク装置の構成を示す。本発明の光ディスク装置はピックアップヘッド(PUH)12から出射されるレーザー光を光ディスク11の情報記録層に集光することで、情報の記録再生を行っている。ディスク11から反射した光は、再び、PUH12の光学系を通過し、フォトディテクター(PD)13で電気信号として検出される。
PD13は2分割以上に分割されており、各素子の出力を加算した信号を和信号、減算した信号を差信号と呼ぶ。特に、ユーザー情報等の高周波情報が含まれる或は付加された和信号をRF信号と呼ぶ。また、光ディスク11に対して光学的に半径(ラジアル)方向に配置された各素子の出力を減算処理した信号をラジアルプッシュプル信号と呼ぶ。
図2に4分割PD13の例を示す。4つの素子A,B、C,Dすべての出力を加算した信号が和信号、2つの素子を加算した後に加算信号同士を減算した結果が差信号となる。この信号がラジアルプッシュプル信号である。これらの信号は、演算器13a−13dを用いて得られる。
図1に戻って、検出された電気信号は、プリアンプ14で増幅され、サーボ回路15、RF信号処理回路16、アドレス信号処理回路17に出力される。
サーボ回路15では、フォーカス、トラッキング、チルト等のサーボ信号が生成され、各信号がそれぞれ、PUH12のフォーカス、トラッキング、チルトアクチュエータに出力される。
RF信号処理回路16では、検出された信号のうち、主に和信号を処理することにより、記録されたユーザー情報等の情報を再生する。この際の復調方法としては、スライス方式やPRML方式がある。
アドレス信号処理回路17では、検出された信号を処理することにより、光ディスク上の記録位置を示す、物理アドレス情報を読み出し、コントローラー18に出力する。コントローラー18はこのアドレス情報を元に、所望の位置のユーザー情報等の情報を読み出したり、所望の位置にユーザー情報等の情報を記録したりする。この際、ユーザー情報は記録信号処理回路19で光ディスク記録に適した信号に変調される。例えば(1,10)RLL,(2,10)RLL等の変調法則が適用される。記録信号処理回路19の出力は、レーザドライバ(LDD)に入力され、レーザ光の出力制御信号となる。
光ディスクの説明
図3(A)に本発明の実施例の一つである情報の記録、書き換えが可能な光ディスクを示す。光ディスクは透明基板上に情報記録層を形成し、レーザー光をこれに集光することで、情報の記録再生を可能にしている。情報の記録再生の手段として、光ディスクの基板はグルーブトラックと呼ばれる案内溝を有している。情報の記録再生はこの案内溝に沿って行われる。また、情報を記録再生する空間的な位置を特定するための、物理アドレスが基板にあらかじめ形成されている。物理アドレスの形成手段として図3(B)に示すような案内溝を半径方向に小さく蛇行させるグルーブウォブルの変調(以下ウォブル変調)を方法を利用している。ここでウォブル変調はウォブルの位相もしくは周波数を記録したい情報に対応させて変化させる方法である。本発明の効果は、どちらの変調にも適応可能であるが、以下位相変調として説明を行う。このようなウォブル変調による物理アドレスは、記録のためのグルーブトラックを遮断しないことから、ユーザー情報を記録する面積が広いすなわちフォーマット効率が高い、再生専用メディアとの互換がとりやすいといった利点がある。一方、情報の記録層には有機色素材料や多層の無機材料等の記録材料が用いられている。この情報記録層に高いパワーのレーザを集光することで記録マークもしくはピットを形成し、光ディスクに情報を記録する。
光ディスクの情報記録層は、半径方向に複数の領域を有し、それぞれの領域で記録する情報の種類があらかじめ定められている。情報記録層は大別して、再生専用領域、データ記録可能領域区分される。再生専用領域はエンボスピットで情報が記録されており、これを除く各領域には上述のグルーブトラックが形成されている。
ただし、トラックに施されるアドレス情報の記録は、ウォブルで行われる必要はなく、同様の周期的な形状であれば、例えばプリピットやグルーブの分断等でもかまわない。
ウォブル信号の説明
図4に図3(A)のトラックを上から見た図を示す。トラックは、ラジアル方向に小さく蛇行したウォブル形状をしている。さらに、トラックに付与するウォブルの一部を変調することによって、物理アドレス情報を記録する。図4では変調方法として、サイン波状のウォブル信号の位相を切り替ええる位相変調を示している。この位相変調は、グルーブトラックの一部に施されており、それ以外の部分は一定の位相のウォブルとなっている。また、本発明のディスクはウォブルの周期が常に一定となっており、トラック1周に含まれるウォブルの数は外周側に進むほど多くなる。また、隣り合うトラックのウォブルの位相関係は常に変化する。
アドレス再生方法の説明
ここで、図4に示すようなウォブルトラックに沿って、集光されたビームスポットを走査していくと、ウォブルの周波数はトラッキングサーボ信号の帯域に比べ高い周波数であるため、ビームスポットはウォブルトラックの中心をほぼ直進する。このとき、和信号はほとんど変化せず、半径方向の差信号すなわちラジアルプッシュプル信号のみがウォブルにあわせて変化する。これをウォブル信号と呼ぶ。ウォブル信号は、スピンドルの回転周波数の調整や、記録クロックのリファレンスとして用いられるほか、上述の光ディスク装置のアドレス信号処理回路に入力され、アドレス情報が取り出される。また、ディスクを一定線速度(CLV:constant liner velocity)で回転をさせながらトラックを走査した場合には、一定周波数のウォブル信号が再生される。
アドレスレイアウトの説明
図5にディスク上のアドレス情報の配置方法を示す。本発明の光ディスクは、トラックがPhysical segment(物理セグメント)と呼ばれる一定長の単位毎に区分されており、各Physical segmentに対して個別のアドレス情報が付与されている。さらに、Physical segmentは、整数個のウォブルデータユニット(Wobble data unit(WDU))で構成されている。WDUは一定の整数個のウォブル(パート)で構成されており、さらにその一部を変調することで、アドレス情報が複数のビットに分割され収められている。また、アドレス情報は、情報記録層の番号、Physical segmentのタイプ、physical segmentの通し番号、さらにこれらの情報の訂正符号等で構成されている。
Physical segmentは、SYNC filed(同期フィールド)、Address field(アドレスフィールド)、Unity field(ユニティーフィールド)の3つの領域に区分されており、それぞれ違う種類のWDUが配置されている。SYNC filedにはSYNCパターンを含むWDUが配置される。Address filedにはDataパターンとしてアドレス情報を含んだWDUが配置される。Unity fieldには変調が施されていないWDUが配置される。ここで、Unity fieldはPhysical segmentに含まれるWDUの個数をNとした場合、
{N-(N mod 3)}/3個以上である必要がある。例えば、Unity fieldはPhysical segmentに含まれるWDUの個数が17個の場合、Unity fieldは5個以上のWDUを含む必要がある。
WDU type の説明
図6にWDUの構成例を示す。WDUは3つの型が定義されている。一つ目が図6(a)に示すようなWDUの前半部分に変調領域を有しているものであり、Primary type(プライマリータイプ)と呼ばれる。さらに、このPrimary typeにはSYNCパターンを含むWDUとDataパターンを含むWDUがあり、それぞれPhysical segment内の決まったFieldに配置される。
また、二つ目が図6(b)に示すようなWDUの後半部分に変調領域を有しているものである。これは、Secondary type(セカンダリータイプ)と呼ばれる。Secondary typeにもPrimary typeと同様2種類のWDUが用意されている。さらに、Primary及びSecondary typeにおける変調領域の長さはWDU全体の長さの1/4よりも短くなっている。
三つ目は図6(c)に示すような変調領域を持たないものであり、Unity type(ユニティータイプ)と呼ばれる。
また、本発明の光ディスクでは図7に示すような3つのTypeのPhysical segmentが用意されている。はじめのタイプであるType1は、SYNC filed、Address fieldに配置されるすべてのWDUがPrimary type WDUで構成されている。また、Type2は、SYNC filed、Address fieldに配置されるすべてのWDUがSecondary type WDUで構成されている。さらに、Type3は、SYNC filed、Address fieldに配置されるWDUのうち、前半がPrimary type WDU、後半がSecondary type WDUがで構成されている。また、Physical segmentに含まれるWDUの個数をN、そのうちUnity filedの個数をMとした場合、Primary type 及びSecondary type WDUはそれぞれ少なくとも、
[(N-M)-{(N-M)mod2}]/2-[M-{N-(N mod 3)}/3]個以上連続する必要がある。例えば、Physical segmentに含まれるWDUの個数を17、そのうちUnity filedの個数を5とした場合、Primary type 及びSecondary type WDUはそれぞれ6個ずつ連続することとなる。
情報記録媒体にアドレス情報を形成する際には、この3つのタイプのPhysical segmentを適切に切り替えることによって、隣接するトラックの変調領域が重ならないようにする。この際、Unity field及び、Primary type WDU、Secondary type WDUに上記の連続個数の制約を設けることで、ディスク全体で、変調領域が重ならないように配置することが可能になる。
変調部分の重なり合いの説明
図8(a),図8(b)に各トラックでのWDUの配置と変調領域の様子を示す。WDUの長さが固定長であるため、トラック一周の長さはつねにWDUの長さで割り切れるわけではない。従って図8(a),図8(b)に示すように、トラックがトラック(i−1),(i),(i+1)と進むごとに、WDUの開始位置はずれていくことになる。ここで、隣あうトラックで最も近い位置にあるWDUの開始点までの距離XがWDUの長さMの1/4より長ければ、WDUのタイプが同じでも変調領域は隣合うことがない(図8(a))。また、距離XがWDUの長さMの1/4以下になった場合には、変調領域が隣合ってしまう可能性があり、WDUのTypeを切り替える必要が生じる(図8(b))。
ここで、(i-1)トラックの長さがZであった場合、ZをWDUの長さMで割った余りから距離Xを求めることができる。余りが1/4より長く、3/4より短ければ、距離XはWDUの長さMの1/4より長くなる。逆に、余りが1/4以下であるか、3/4以上であれば、距離XはWDUの長さの1/4以下となる。
Physical segmentの配置
図9(a),図9(b),図9(c)に各トラックでも3つのTypeのPhysical semnetの配置を示す。図8(a)のように、距離XがWDUの長さMの1/4より長い場合、隣り合うトラックでWDUのタイプを切り替える必要がないため、図9(a)に示すようにPhysical segmentに関しても、タイプを切り替える必要がなく、同じタイプが連続して配置される。
次に、図8(b)のようにWDUのタイプを切り替える必要がある場合には、図9(b)及び図9(c)に示すようにPhysical segmentが配置される。図9(b)の場合、隣あうトラックでWDUのタイプを切り替えるために、Physical segmnetのタイプを1トラック毎に切り替えている。
ここで、Physical segmentの長さは固定長であるため、トラック一周の長さはつねにPhysical segmentの長さで割り切れるわけではない。したがって、図9(a),図9(b),図9(c)にそれぞれ示すようにトラックがトラック(i−1),(i),(i+1)と進むごとに、Physical segmentの開始点はずれていく。また、WDUのタイプの切り替えは、Physical segment単位で行われる。したがって、例えば、図9(c)に示すように、Physical segmentの中の一部のWDUはPrimary typeで一部のWDUはSecondary typeを配置する必要が生じる場合もある。この場合には、Type3のPhysical segment(この部分は分り易くするために特別に太く囲んで示す)を配置する。
ここで、例えば(i’-1)’トラックに含まれるWDUの数をY個とすると、Y個をPhysical segmentに含まれるWDU数L個で割ったものの余りが、L/3(ただし、割り切れない場合は繰上げ)個より大きく、2×L/3(ただし、割り切れない場合は繰上げ)個より小さい場合に、Type3を配置することになる。
タイプの連続数の上限と下限の説明
次に、同一のタイプのPhysical segmentの連続数の制約について説明を行う。隣り合うトラックの変調領域を重ねないことだけを考慮した場合、特定の半径位置におけるPhysical segmentの配置としては、図8(a),図8(b)示したように、比較的同じタイプのものを連続して配置する方法のほかに、図10(a)、図10(a)’,図10(b),図10(b)’に示すような方法がある。図10(a)’に示すように比較的短い周期でタイプを切り替える方法がある。また、比較的Type1を多く配置する方法のほかに、図10(b)’のように、違うタイプ(混成タイプのもの…type3)を連続して配置する方法が考えられる。しかしながら、これらの方法では、WDU内の変調領域の位置が頻繁に切り替わるため、情報の読み取り精度が低下する問題が発生する。また、Type1以外のPhysical segmentでは変調領域の位置がWDUの後半に発生するために、情報の検出に遅れが生じるという問題が発生する。
そこで、本発明の光ディスクでは、その特徴としてphysical segmentの切り替えに関して、ディスク全面以下の制約を満たしている。
Type1及びType2のPhysical segmentは(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれるPhysical segment数-1)以上連続することする。 ・・・・・(1)
Type2のPhysical segmentは(グルーブが形成された領域の最外周のトラックに含まれるPhysical segment数+1)よりも長く連続しないこととする。 ・・・・・(2)
Type3のPhysical segmentは必ずType1のPhysical segmentの直後に配置され、さらにType3のPhysical segmentの直後にはType2のPhysical segmentが配置される ・・・・・(3)
上記の制約の各種の条件として利用することで、以下のような多くの利点を担保できるようになる。即ち、
第一の制約の結果、ディスクによって、1つのタイプのPhysical segmentの最低の連続数が決定するために、復調の際にこの関係を利用すれば、アドレス情報の読み取りに保護をかけたり、読み取り誤りを検出することが可能となる。さらに、下限を(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれるPhysical segment数-1)設定したことにより、ディスクの最内周においても1周毎にPhysical segment typeの切り替えが可能で、ディスク全面に渡って変調領域が重ならないように配置することが可能となる。
第二の制約と第三制約の結果、ディスクの大部分がType1のPhysical segmentで構成されることになる。たとえば、記録の開始点がType1を基準に決まっている場合、Type2のSegmentにおける記録開始位置の検出精度はType1に比べて低くなるので、Type1の数が多い方がディスク全体として記録誤りが少なくなる利点がある。さらに、最外周においても1周を連続してTyp2を配置することが可能となる。
第三の制約の結果、Type3の出現確立を少なく抑えることができる。Type3はほかのTypeに比べ短い単位でWDUのタイプが切り替わるので、アドレス情報の検出率がほかのTypeより若干低いので、出現確立を抑えれば、ディスク全体としてアドレスの読み取り誤りを少なくすることができる。また、Type3を判定した場合、次にくるPhysical segment typeがtype2であることが確実であるため、読み取り装置の切り替えを容易に行うことが可能となる。
具体的な数値を示しての説明
ここで、具体的な数字を当てはめた場合の条件を考える。光ディスク装置のレーザー光の波長を405nm、対物レンズNAを0.65とする。光ディスクのデータ記録可能領域の最内周半径を23.8mm、最外周半径を58.6mmとし、トラックピッチを0.4μm、記録データのチャネルビット長を0.102μmとする。さらに、ウォブル長を93チャネルビット、WDUの長さをウォブル84個、Physcial segmentに含まれるWDUの数を17個とする。
このとき、最内周の円周は2×23.8×π=149.5398 mmで、ウォブル長は93×0.102/1000 =0.009486mmであるから、最内周に含まれるウォブル数は15764個となる。また、Physcial segmentに含まれるウォブル数は84×17=1428個であるから、最内周のトラックに含まれるPhyscial segmentは11個となる。同様に、最外周に含まれるPhyscial segmentは27個となる。したがってこの場合、先の(1)から(3)の定義は以下のように記述することができる。
Type1及びType2のPhysical segmentは10回以上連続することする。・・・・・(4)
Type2のPhysical segmentは28回よりも長く連続しないこととする。・・・・・(5)
Type3のPhysical segmentは必ずType1のPhysical segmentの直後に配置され、さらにType3のPhysical segmentの直後にはType2のPhysical segmentが配置される ・・・・・(6)
上記したように本発明では、光ディスクは、一定のルールに従って物理セグメントのアドレスが設定されている。したがって、本発明は光ディスクである情報記録媒体に特徴を有することは勿論のこと、その物理アドレスの再生方法及び再生装置にも特徴をそなえ、この方法を用いて、データを記録再生する装置にも適用できることは勿論である。また後述する光ディスクの製造方法及び装置においてもその特徴がある。
光ディスク基板製造装置の説明
図11に本発明の実施形態のひとつである光ディスク媒体の製造装置の一部であるマスタリング装置の構成図を示す。
原盤111は、光学系112からのレーザ光でカッティング処理される。原盤111は、スピンドル及びスライダー部113のスピンドルにより回転駆動される。また光学系112は、スライダーにより移動制御される。光学系112を介して、原盤である光ディスクから反射した反射光は、フォトディテクタ114で電気信号に変換され、その出力がサーボ回路115に入力される。サーボ回路115は、コントローラ116からの制御信号及びフォトディテクタ114からの電気信号に基いて生成した制御信号を用いて、光学系112のトラッキング及びフォーカスなどを制御する。またサーボ回路115は、スピンドル及びスライダー部113を介して、原盤の回転速度などを制御している。
コントローラ116は、フォーマッタ117を制御する。フォーマッタ117は、レーザドライバ118を制御して、光学系112から原盤111に照射されるレーザ光を制御している。またフォーマッタ117は、ウォブル制御回路119を制御して、先に説明したウオブルが形成されるように光学系112を制御している。
つまり図11のマスタリング装置では、フォーマッタ117からレーザードライバ(LDD)118に出力された信号に基づき、光学系112のレーザー光量が制御される。レーザーの光は光学系112に含まれるAO変調器、対物レンズ等を通過し、原盤に照射される。照射光のフォーカス等はサーボ回路115によって制御される。また、ディスクの回転や半径方向の位置も同様に制御される。原盤は光が当たった部分は感光されるので、この部分が案内溝等になる。また、フォーマッタ117は光ディスク111に記録したい物理アドレス情報等に基づき、ウォブル制御回路119に信号を出力する。ウォブル制御回路119は光学系中のAO変調器等を制御することで、原盤111に照射されるビームのスポットをわずかに半径方向に動かすことができる。ここで、ビームスポットを半径方向に動かすための信号を適切に制御することで、正確なウォブルグルーブの作成が可能となる。
図12に光ディスク媒体作成のフローチャートを示す。本発明の光ディスク媒体は、原盤作成(ステップST1)、スタンパ作成(ステップST2)、成形(ステップST3)、媒体成膜(ステップST4)、張り合わせ(ステップST5)の工程で製作される。原盤作成工程では、平らな原盤にレジストを塗布し、その原盤上のレジストを図11のマスタリング装置で感光し、さらに感光したレジストを現像により取り除くことで、最終的な光ディスク媒体の情報記録層と同様の凹凸を有する原盤を作成する。スタンパ作成工程では、原盤にNi等のメッキを施し、十分な厚みの金属板にし、原盤を剥離してスタンパを製作する。このとき、原盤に形成された凹凸は反転してスタンパに形成されている。次に成形工程では、スタンパを雛形として、そこにポリカーボネイト等の樹脂を流し込み、基板の成形を行う。このとき、成形された基板の表面の凹凸はスタンパの凹凸が転写されたものであり、すなわち原盤の凹凸とほぼ同様の凹凸である。次に、この凹凸部にスパッタ等で記録材料を成膜し、この成膜された部分を保護するためのもう一枚の基板を張り合わせて光ディスク媒体が完成する。すなわち、グルーブ等の案内溝や、ウォブルトラック等は図12に示すマスタリング装置で記録されることになる。
Physical segment typeの切り替え
図13にフォーマッター117の一部であり、本発明の実施例のひとつであるPhysical segment type切り替え器の構成を示す。
マスタリングの際にはこのPhysical segment type切り替え器によって原盤に記録するPhysical segment typeが、上述した(1)から(3)の制約を満たすように、切り替えられる。
Physical segment type切り替え器におけるPhysical segment typeの切り替え判定は、原盤の回転約2周分毎に行われる。すなわち、判定を2周毎に行い、一度に先に記録する2周分の信号を生成することで、正確に隣接する変調部分を避け、かつ各Physical segment typeの連続数の制約を守ることが可能となる。
Physical segment type切り替え器はカウンター131とセレクター132、そして信号生成器133で構成されている。また、カウンター131にはマスタリング中の原盤が1回転するタイミングを示す信号(P1)と、ウォブルグルーブを記録するために、変調されたビームスポット制御信号に同期したクロック信号(CK1)が入力される。
カウンター131では、入力された信号(P1)をもとに、その時点でディスク一回転に何回ウォブルを記録しているかを計測する。また、計測には誤差があるため、過去数周分、たとえば過去4周分の計測結果の平均を算出し、それをその時点でのディスク一回転に記録されるウォブル数(Nwobble)とする。算出されたウォブル数は信号生成器133からの更新パルスにしたがって、セレクター132に出力される。
セレクター132では、2つの処理が行われる。ひとつは、カウンター131から入力された1周分のウォブル数を元に、次に説明する3つの値を算出する処理である。二つ目は、算出された値をもとに、次に記録するPhyscial segment typeを選択することである。
算出する値は、1周に含まれるPhysical segmntの数(Nsegment)と、1周に含まれるウォブル数を1WDUに含まれるウォブル数で割ったときのあまりのウォブル数(Rwobble)と、1周に含まれるWDU数を1Physical segmentに含まれるWDU数で割ったときのあまりのWDU数(RWDU)である。これらの数は以下の式に基づいて算出される。
Figure 2005353235
Figure 2005353235
Figure 2005353235
一方、Physcial segment typeを選択は約2周分のタイプが一度に判定される。判定は算出されたRwobbleとRWDUに基づいて行われ、Nsegmentに基づいて1つのタイプの連続数が決定され、信号生成器にその結果が出力される。
第一に、Rwobble がA≦Rwobble≦Bだった場合には、Type1 physical segmentをNsegment ×2回記録する。ただし、A=(WDUに含まれるウォブル数/4)、B=(WDUに含まれるウォブル数×3/4)である。
第二に、Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(0≦RWDU<E)であった場合、Type1 physical segmentをNsegment 回記録し、その次にType2 physical segmentをNsegment 回記録する。ただし、C=(WDUに含まれるウォブル数-1)、E=(Physical segmentに含まれるWDU/3)である。また、Eの値は繰り上げで計算される。
第三にRwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(E≦RWDU<F)の場合、Type1 physical segmentをNsegment 回記録し、その次にType3 physical segmentを一回記録、さらにType2 physical segmentをNsegment 回記録する。ただし、F=(Physical segmentに含まれるWDU×2/3)である。た、Fの値は繰上げで計算される。
第四に、それ以外の場合、すなわちRwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(F≦RWDU≦G)の場合、Type1 physical segmentを(Nsegment +1)回記録し、その次にType2 physical segmentを(Nsegment +1)回記録する。ただし、G=(1Physical segmentに含まれるWDU-1)である。
最後に信号生成器133では、セレクター132の判定結果と記録するアドレス情報に基づいてビームスポットを半径方向に動かすための信号が生成され、出力される。また、次の判定結果が必要になったら適宜カウンター131に対して更新パルスを出力する。
図14にマスタリング時のPhysical segment type切り替えのフローチャートを示す、
ウォブルグルーブのマスタリングが開始されたら、まず初めにマスタリング中の半径位置における原盤1周に含まれるウォブル数を測定する。測定は、たとえば原盤を回転されているモーターが1回転に一回出力するパルスの間に、ウォブルクロックが何回発生したかを計測することによって行われる(STEP1)。このときたとえば測定のばらつきを考慮して過去4トラックにおけるウォブル数の平均値を測定の結果(Nwobble)として用いる。
次のステップでは、1周に含まれるPhysical segmntの数(Nsegment)と、1周に含まれるウォブル数を1WDUに含まれるウォブル数で割ったときのあまりのウォブル数(Rwobble)と、1周に含まれるWDU数を1Physical segmentに含まれるWDU数で割ったときのあまりのWDU数(RWDU)を算出する(STEP2)。ここで、各値は式(7),(8),(9)にしたがって計算される。
次のステップでは、算出されたRwobbleとRWDUの値をもとにPhysical segment typeの選択を行う(STEP3)。本発明の方法では、約2周分のPhysical segmentのタイプを一度に判定する。この約2周分のPhysical segmentのタイプの並びは、4つのパターンがある。それぞれのパターン選択の条件となるRwobbleとRWDUの値の範囲とPhysical segment typeの並びを下記に示す。ここで、パターン1では、Type1 physical segmentが繰り返し記録される。パターン2及びパターン4ではType1 physical segmentが繰り返し記録され、続いてType2 physical segmentが繰り返し記録される。パターン3ではType1 physical segmentが繰り返し記録され、続いてType3 physical segmentが1回記録され、さらにType2 physical segmentが繰り返し記録される。
パターン1
条件 : A≦Rwobble≦B
Type1 physical segmentの繰り返し数 = Nsegment ×2
パターン2
条件:{(0≦Rwobble<A)or(B<Rwobble≦C)}and (0≦RWDU<E)
Type1 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
Type2 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
パターン3
条件:{(0≦Rwobble<A)or(B<Rwobble≦C)}and (E≦RWDU<F)
Type1 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
Type3 physical segmentの繰り返し数= 1
Type2 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
パターン4
条件:{(0≦Rwobble<A)or(B<Rwobble≦C)}and (F≦RWDU≦G)
Type1 physical segmentの繰り返し数= Nsegment + 1
Type2 physical segmentの繰り返し数= Nsegment + 1
ただし、A=(WDUに含まれるウォブル数/4)、B=(WDUに含まれるウォブル数×3/4)、C=(WDUに含まれるウォブル数-1)である。E=(Physical segmentに含まれるWDU/3)、F=(Physical segmentに含まれるWDU×2/3)である。また、E,Fの値は繰上げで計算される。G=(1Physical segmentに含まれるWDU-1)である。
次に選択されたパターンに基づいてウォブルグルーブのマスタリングが行われる。選択した分のマスタリングが終了するかもしくはその前に、再び処理はSTEP1に戻る。このステップがウォブルグルーブのマスタリング終了まで続けられる(STEP4)。
具体的な数値を出しての説明
ここで、具体的な数字を当てはめた場合の条件を考える。光ディスク装置のレーザー光の波長を405nm、対物レンズNAを0.65とする。光ディスクのデータ記録可能領域の最内周半径を23.8mm、最外周半径を58.6mmとし、トラックピッチを0.4μm、記録データのチャネルビット長を0.102μmとする。さらに、ウォブル長を93チャネルビット、WDUの長さをウォブル84個、Physcial segmentに含まれるWDUの数を17個とする。
このとき、1Physical segmentに含まれるウォブル数は17×84=1428となる。したがって、式(7)から(9)は以下の式(10)から(12)となる。
Figure 2005353235
さらに、パターン1からパターン4は下記の値となる。
パターン1
条件 : 21≦Rwobble≦63
Type1 physical segmentの繰り返し数 = Nsegment × 2
パターン2
条件:{(0≦Rwobble<21)or(63<Rwobble≦83)}and (0≦RWDU<6)
Type1 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
Type2 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
パターン3
条件:{(0≦Rwobble<21)or(63<Rwobble≦83)}and (6≦RWDU<12)
Type1 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
Type3 physical segmentの繰り返し数= 1
Type2 physical segmentの繰り返し数= Nsegment
パターン4
条件:{(0≦Rwobble<21)or(63<Rwobble≦83)}and (12≦RWDU≦16)
Type1 physical segmentの繰り返し数= Nsegment + 1
Type2 physical segmentの繰り返し数= Nsegment + 1
ここで、本発明係る光ディスクである情報記録媒体に特徴、その物理アドレスの再生方法及び再生装置の要点をまとめることにする。
本発明の情報記録媒体は、トラックに対して情報の記録、再生が可能な情報記録媒体であって、トラックが一定長の物理セグメントに区分され、各物理セグメントには一定長のウォブルデータユニットがN個形成されされている。前記ウォブルデータユニットとしては、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が前半に施された第1のユニットタイプ、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が後半に施された第2のユニットタイプ、ウォブル変調部無しの第3のユニットタイプが定義されており、前記物理セグメントとしては、前記第3のユニットタイプを後半に必ず含み、残りの領域には前記第1のユニットタイプ又は第2のユニットタイプ又は第1と第2の混成のユニットタイプを含むセグメントタイプ1,2,3が定義されている。そして、前記ウォブル変調部がディスクの半径方向へ隣り合うのを避けるために、前記トラック上の物理セグメントの配列は、トラック上で前記セグメントタイプ1が連続して配置されるべき下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して配置される上限回数M2とが条件として設定されており、且つ、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置されることを特徴とする。
また、具体的には、セグメントタイプ1及びセグメントタイプ2の物理セグメントは10回以上連続し、セグメントタイプ2の物理セグメントは28回よりも長く連続しないことを特徴とする。
さらにまた、前記トラック上の物理セグメントの配列が次の条件を満足している。条件:
セグメントタイプ1及びタイプ2の物理セグメントは、(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれる物理セグメント数 − 1)以上連続することする、
セグメントタイプ2の物理セグメントは(グルーブが形成された領域の最外周のトラックに含まれる物理セグメント数 + 1)よりも長く連続しないこととする、
セグメントタイプ3の物理セグメントは必ず、セグメントタイプ1の物理セグメントの直後に配置され、さらにセグメントタイプ3の物理セグメントの直後にはセグメントタイプ2の物理セグメントが配置されるのである。
この発明は、上記情報記録媒体の再生方法及び再生装置にも及ぶものである。即ち、
再生方法では、セグメントタイプの出現状況を判定するステップを有し、前記セグメントタイプ1が連続して再生る下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して再生される上限回数M2とを検出し、また、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置されていることを検出し、これ以外の前記M1より少ない下限回数、前記M2を越えた上限回数及び前記セグメントタイプ3の前後のセグメントタイプであることのルール違反を検出した場合にエラー判定を行うステップ、及びその判定手段を備える。
また、前記セグメントタイプの出現状況を判定するステップ及びその判定手段では、前記セグメントタイプ1及びセグメントタイプ2の物理セグメントは10回以上連続し、セグメントタイプ2の物理セグメントは28回よりも長く連続しないことを検出している。
さらにまた、前記セグメントタイプの出現状況を判定するステップ及び判定手段では、セグメントタイプ1及びタイプ2の物理セグメントは、(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれる物理セグメント数 − 1)以上連続しているかどうか、セグメントタイプ2の物理セグメントは(グルーブが形成された領域の最外周のトラックに含まれる物理セグメント数 + 1)よりも長く連続しないかどうか、セグメントタイプ3の物理セグメントは必ず、セグメントタイプ1の物理セグメントの直後に配置され、さらにセグメントタイプ3の物理セグメントの直後にはセグメントタイプ2の物理セグメントが配置されているかどうかをそれぞれ判定している。
さらに本発明の具体化した要点をまとめて示すと次のようになる。情報の記録、再生が可能な情報記録媒体に特徴がある。情報記録媒体は、部分的に変調が施された螺旋状、もしくは同心円状のトラックを有し、前記トラックが一定長のセグメントに分割されている。
セグメントは次のように定義されている。セグメントは、N個のユニットで構成されており、前記ユニットは3種類の形状を有する。ここで、第一のユニットは該ユニット内の前半部分に変調領域を有し、第二のユニットは該ユニット内の後半部分に変調領域を有し、第三のユニットは変調領域を有しない。さらに、前記セグメントは3種類の形状を有し、第一のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りはすべて第一のユニットで構成されており、第二のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りはすべて第二のユニットで構成されており、第三のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りの領域の前半が第一のユニット、後半が第二のユニットで構成されている。ここで、最内周のトラック1周に含まれるセグメントの数がX個であって、第一のセグメント及び第二のセグメントが少なくとも(X-1)回以上連続して配置されていることを特徴とする。<効果>ディスクによって、1つのタイプのPhysical segmentの最低の連続数が確定するために、復調の際にこの関係を利用すれば、アドレス情報の読み取りに保護をかけたり、読み取り誤りを検出することが可能となる。さらに、ディスクの最内周においても1周毎にPhysical segment typeの切り替えが可能で、ディスク全面に渡って変調領域が重ならないように配置することが可能となる。
また、上記のような情報の記録、再生が可能な情報記録媒体であって、最外周のトラックに関しては、最外周のトラック1周に含まれるセグメントの数がY個であって、第二のセグメントが少なくとも(Y+1)よりおおく連続しないように配置されていることを特徴とする。<効果>ディスクの大部分がType1のPhysical segmentで構成されることになる。たとえば、記録の開始点がType1を基準に決まっている場合、Type2のSegmentにおける記録開始位置の検出精度はType1に比べて低くなるので、Type1の数が多い方がディスク全体として記録誤りが少なくなる利点がある。さらに、最外周においても1周を連続してTyp2を配置することが可能となる。
また、上記のような情報の記録、再生が可能な情報記録媒体であって、第三のセグメントの直前には、第一のセグメントが配置され、第三のセグメントの直後には第二のセグメントが配置されることを特徴とする。<効果>Type3の出現確立を少なく抑えることができる。Type3はほかのTypeに比べ短い単位でWDUのタイプが切り替わるので、アドレス情報の検出率がほかのTypeより若干低いので、出現確立を抑えれば、ディスク全体としてアドレスの読み取り誤りを少なくすることができる。また、Type3を判定した場合、次にくるPhysical segment typeがtype2であることが確実であるため、読み取り装置の切り替えを容易に行うことが可能となる。
また本発明では情報記録媒体の製造装置としても特徴を有する。即ち、情報の記録再生が可能な情報記録媒体は、以下の構成及び条件を備える。
部分的に変調が施された螺旋状、もしくは同心円状のトラックを有し、前記トラックが一定長のセグメントに分割されており、前記セグメントはN個のユニットで構成されている。前記ユニットは、整数個のパートで構成されており、前記ユニットは3種類の形状を有する。第一のユニットは該ユニット内の前半部分に変調領域を有し、第二のユニットは該ユニット内の後半部分に変調領域を有し、第三のユニットは変調領域を有しない。また、前記セグメントは3種類の形状を有し、第一のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りはすべて第一のユニットで構成されており、第二のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りはすべて第二のユニットで構成されており、第三のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りの領域の前半が第一のユニット、後半が第二のユニットで構成されている。
このタイプの情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造装置は、トラック一周の間に形成されるパートの数を計測する計測手段と、計測された前記一周の間に形成されるパートの数から前記トラック一周の間に形成される前記セグメントの個数と、前記一周の間に形成されるパートの数を前記ユニットに含まれるパートの数で割ったときのあまりのパートの数と、一周の間に配置されるユニット数をN数で割ったときのあまりのユニット数を算出する算出する算出手段と、算出された値を基に、形成するセグメントの種類を判定する判定手段と、判定結果にもとづき、形成するセグメントの種類を切り替える切り替え手段を有する。<効果>トラック一周の間に形成されるパートの数を計測する計測手段と、それに伴って判定を行う手段を有することで、ディスクを回転させながらマスタリングを行う製造装置において、リアルタイムにセグメントのタイプを切り替えることが可能となる。
ここで、上記判定手段は、±1セグメント以内の誤差で、トラック二周分を一度に判定する。<効果>判定をトラック二周分一度に行うことにより、これから記録するトラックとさらにその次の隣接トラックのセグメントタイプを同時に選択できるため、確実に1周弱のセグメントタイプを同じタイプにすることが可能で、さらに、約1トラックごとにタイプを切り替えることが可能となる。
また前記判定手段は、以下のような処理を行う、
Rwobble がA≦Rwobble≦Bだった場合には、第一のセグメントをNsegment ×2回記録する判定結果を出力する。
Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(0≦RWDU<E)であった場合には、第一のセグメントをNsegment 回記録し、その次に第二のセグメントをNsegment 回記録する判定結果を出力する。
Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(E≦RWDU<F)の場合には、第一のセグメントをNsegment 回記録し、その次に第三のセグメントを一回記録し、次に第二のセグメントををNsegment 回記録する判定結果を出力する。
Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(F≦RWDU≦G)の場合には、第一のセグメントを(Nsegment +1)回記録し、その次に第二のセグメントを(Nsegment +1)回記録する判定結果を出力する。
ただし、(Nsegment)=トラック一周の間に形成されるセグメントの数、(Rwobble)=一周の間に形成されるパートの数を前記ユニットに含まれるパートの数で割ったときのあまりのパートの数、 (RWDU)=一周の間に配置されるユニット数をNで割ったときのあまりのユニット数、 A=(WDUに含まれるウォブル数/4)、 B=(WDUに含まれるウォブル数×3/4)、 C=(WDUに含まれるウォブル数-1)、 G=(1Physical segmentに含まれるWDU-1)であり、
E=(Physical segmentに含まれるWDU/3)、 F=(Physical segmentに含まれるWDU×2/3)であり、E、Fの値は繰上げで計算される。
<効果>この判定基準をもちいることで、先に説明した本発明の特徴をもつディスクを確実に作成することが可能となる。
また上記の製造装置における製造方法に特徴を有する。上記したタイプの情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法は、トラック一周の間に形成されるパートの数を計測する計測ステップと、計測された前記一周の間に形成されるパートの数から前記トラック一周の間に形成される前記セグメントの個数と、前記一周の間に形成されるパートの数を前記ユニットに含まれるパートの数で割ったときのあまりのパートの数と、一周の間に配置されるユニット数をN数で割ったときのあまりのユニット数を算出する算出する算出ステップと、算出された値を基に、形成するセグメントの種類を判定する判定ステップと、
判定結果にもとづき、形成するグメントの種類を切り替える切り替えステップとを有する。
<効果>トラック一周の間に形成されるパートの数を計測する計測手段と、それに伴って判定を行う手段を有することで、ディスクを回転させながらマスタリングを行う製造装置において、リアルタイムにセグメントのタイプを切り替えることが可能となる。
前記判定ステップは、±1セグメント以内の誤差で、トラック2周分を一度に判定している。<効果>判定をトラック二周分一度に行うことにより、これから記録するトラックとさらにその次の隣接トラックのセグメントタイプを同時に選択できるため、確実に1周弱のセグメントタイプを同じタイプにすることが可能で、さらに、約1トラックごとにタイプを切り替えることが可能となる。
前記判定ステップでは、さきの判定手段で述べた処理と同じステップを含む。<効果>この判定基準を用いることで、先に説明した本発明に係るディスクを確実に作成することが可能となる。
本発明の実施の形態の一つである光ディスク装置の構成を示す図。 図1に示した4分割フォトダイオードの例とその出力回路の例を示す説明図。 本発明の実施の形態の一つである情報の記録、書き換えが可能な光ディスクを説明するために示した説明図。 図3(A)のトラックを上から見た状態を示す説明図。 ディスク上にアドレス情報を配置する方法を示す説明図。 ウォブルデータユニット(WDU)の構成例を示す説明図。 本発明の光ディスクでもちいられる3つのTypeのPhysical segmentの例を示す説明図。 本発明に係わるトラック上でのWDUの配置と変調領域の様子を示す説明図。 本発明に係る光ディスクの各トラック上での3つのTypeのPhysical semnetの配置例を示す説明図。 本発明に係る光ディスクの各トラック上での3つのTypeのPhysical semnetの配置例を示す説明図。 本発明の実施形態のひとつである光ディスク媒体の製造装置の一部であるマスタリング装置の構成例を示す図。 光ディスク媒体の作成工程を示すフローチャート。 フォーマッター117の一部の処理回路を示す図。 本発明に係るマスタリング時にPhysical segment typeの切り替え処理工程を示すフローチャート。
符号の説明
11…光ディスク、12…ピックアップヘッド(PUP)、13…フォトディテクター(PD)、14…プリアンプ、15…サーボ回路、16…RF信号処理回路、17…アドレス信号処理回路、18…コントローラー、19…記録信号処理回路、20…レーザドライバ。

Claims (12)

  1. トラックに対して情報の記録、再生が可能な情報記録媒体であって、
    トラックが一定長の物理セグメントに区分され、各物理セグメントには一定長のウォブルデータユニットがN個形成され、
    前記ウォブルデータユニットとしては、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が前半に施された第1のユニットタイプ、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が後半に施された第2のユニットタイプ、ウォブル変調部無しの第3のユニットタイプが定義されており、
    前記物理セグメントとしては、前記第3のユニットタイプを必ず含み、残りの領域には前記第1のユニットタイプ又は第2のユニットタイプ又は第1と第2の混成のユニットタイプを含むセグメントタイプ1,2,3が定義されており、
    前記ウォブル変調部がディスクの半径方向へ隣り合うのを避けるために、前記トラック上の物理セグメントの配列は、トラック上で前記セグメントタイプ1とセグメントタイプ2が連続して配置されるべき下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して配置される上限回数M2とが条件として設定されており、且つ、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置されることを特徴とする情報記録媒体。
  2. セグメントタイプ1及びセグメントタイプ2の物理セグメントは10回以上連続し、
    セグメントタイプ2の物理セグメントは28回よりも長く連続しないことを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 前記トラック上の物理セグメントの配列が以下の条件のいずれか1つを満足していることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
    条件:
    セグメントタイプ1及びタイプ2の物理セグメントは、(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれる物理セグメント数 − 1)以上連続することする。
    セグメントタイプ2の物理セグメントは(グルーブが形成された領域の最外周のトラックに含まれる物理セグメント数 + 1)よりも長く連続しないこととする。
    セグメントタイプ3の物理セグメントは必ず、セグメントタイプ1の物理セグメントの直後に配置され、さらにセグメントタイプ3の物理セグメントの直後にはセグメントタイプ2の物理セグメントが配置される。
  4. 情報記録媒体の物理アドレスの再生方法において、前記情報記録媒体は、トラックが一定長の物理セグメントに区分され、各物理セグメントには一定長のウォブルデータユニットがN個形成され、前記ウォブルデータユニットとしては、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が前半に施された第1のユニットタイプ、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が後半に施された第2のユニットタイプ、ウォブル変調部無しの第3のユニットタイプが定義されており、前記物理セグメントとしては、前記第3のユニットタイプを必ず含み、残りの領域には前記第1のユニットタイプ又は第2のユニットタイプ又は第1と第2の混成のユニットタイプを含むセグメントタイプ1,2,3が定義されており、前記ウォブル変調部がディスクの半径方向へ隣り合うのを避けるために、前記トラック上の物理セグメントの配列は、トラック上で前記セグメントタイプ1とセグメントタイプ2が連続して配置されるべき下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して配置される上限回数M2とが条件として設定されており、且つ、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置された情報記録媒体であり、
    再生方法では、
    セグメントタイプの出現状況を判定するステップを有し、前記セグメントタイプ1が連続して再生される下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して再生される上限回数M2とを検出し、また、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置されていることを検出し、これ以外の前記M1より少ない下限回数、前記M2を越えた上限回数及び前記セグメントタイプ3の前後のセグメントタイプであることのルール違反を検出した場合にエラー判定を行うことを特徴とする情報記録媒体の物理アドレスの再生方法。
  5. 前記セグメントタイプの出現状況を判定するステップでは、
    前記セグメントタイプ1及びセグメントタイプ2の物理セグメントは10回以上連続し、
    セグメントタイプ2の物理セグメントは28回よりも長く連続しないことを検出していることを特徴とする請求項4記載の情報記録媒体の物理アドレスの再生方法。
  6. 前記セグメントタイプの出現状況を判定するステップでは、
    セグメントタイプ1及びタイプ2の物理セグメントは、(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれる物理セグメント数 − 1)以上連続しているかどうか、
    セグメントタイプ2の物理セグメントは(グルーブが形成された領域の最外周のトラックに含まれる物理セグメント数 + 1)よりも長く連続しないかどうか、
    セグメントタイプ3の物理セグメントは必ず、セグメントタイプ1の物理セグメントの直後に配置され、さらにセグメントタイプ3の物理セグメントの直後にはセグメントタイプ2の物理セグメントが配置されているかどうかを判定していることを特徴とする請求項4記載の情報記録媒体の物理アドレスの再生方法。
  7. 情報記録媒体の物理アドレスの再生装置において、前記情報記録媒体は、トラックが一定長の物理セグメントに区分され、各物理セグメントには一定長のウォブルデータユニットがN個形成され、前記ウォブルデータユニットとしては、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が前半に施された第1のユニットタイプ、該ユニットの1/4より短いウォブル変調部が後半に施された第2のユニットタイプ、ウォブル変調部無しの第3のユニットタイプが定義されており、前記物理セグメントとしては、前記第3のユニットタイプを必ず含み、残りの領域には前記第1のユニットタイプ又は第2のユニットタイプ又は第1と第2の混成のユニットタイプを含むセグメントタイプ1,2,3が定義されており、前記ウォブル変調部がディスクの半径方向へ隣り合うのを避けるために、前記トラック上の物理セグメントの配列は、トラック上で前記セグメントタイプ1とセグメントタイプ2が連続して配置されるべき下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して配置される上限回数M2とが条件として設定されており、且つ、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置された情報記録媒体であり、
    再生装置では、
    セグメントタイプの出現状況を判定する手段を有し、前記セグメントタイプ1が連続して再生される下限回数M1と、セグメントタイプ2が連続して再生される上限回数M2とを検出し、また、セグメントタイプ3の直前にセグメントタイプ1、直後にはセグメントタイプ2が配置されていることを検出し、これ以外の前記M1より少ない下限回数、前記M2を越えた上限回数及び前記セグメントタイプ3の前後のセグメントタイプであることのルール違反を検出した場合にエラー判定を行うことを特徴とする情報記録媒体の物理アドレスの再生装置。
  8. 前記セグメントタイプの出現状況を判定する手段は、
    前記セグメントタイプ1及びセグメントタイプ2の物理セグメントは10回以上連続し、
    セグメントタイプ2の物理セグメントは28回よりも長く連続しないことを検出していることを特徴とする請求項7記載の情報記録媒体の物理アドレスの再生装置。
  9. 前記セグメントタイプの出現状況を判定する手段では、
    セグメントタイプ1及びタイプ2の物理セグメントは、(グルーブが形成された領域の最内周のトラックに含まれる物理セグメント数 − 1)以上連続しているかどうか、
    セグメントタイプ2の物理セグメントは(グルーブが形成された領域の最外周のトラックに含まれる物理セグメント数 + 1)よりも長く連続しないかどうか、
    セグメントタイプ3の物理セグメントは必ず、セグメントタイプ1の物理セグメントの直後に配置され、さらにセグメントタイプ3の物理セグメントの直後にはセグメントタイプ2の物理セグメントが配置されているかどうかを判定していることを特徴とする請求項4記載の情報記録媒体の物理アドレスの再生装置。
  10. 部分的に変調が施された螺旋状、もしくは同心円状のトラックを有し、
    前記トラックが一定長のセグメントに分割されており、
    前記セグメントはN個のユニットで構成されており、
    前記ユニットは、整数個のパートで構成されており、
    前記ユニットは3種類の形状を有し、
    第一のユニットは該ユニット内の前半部分に変調領域を有し、
    第二のユニットは該ユニット内の後半部分に変調領域を有し、
    第三のユニットは変調領域を有しておらず、
    前記セグメントは3種類の形状を有し、
    第一のセグメントは、 連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りはすべて第一のユニットで構成されており、
    第二のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りはすべて第二のユニットで構成されており、
    第三のセグメントは、連続した[{N-(N mod 3)}/3]個以上の第三のユニットと、残りの領域の前半が第一のユニット、後半が第二のユニットで構成された情報の記録再生が可能な情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法であって、
    トラック一周の間に形成されるパートの数を計測する計測ステップと、
    計測された前記一周の間に形成されるパートの数から前記トラック一周の間に形成される前記セグメントの個数と、前記一周の間に形成されるパートの数を前記ユニットに含まれるパートの数で割ったときのあまりのパートの数と、一周の間に配置されるユニット数をN数で割ったときのあまりのユニット数を算出する算出する算出ステップと、
    算出された値を基に、形成するセグメントの種類を判定する判定ステップと、
    判定結果にもとづき、形成するグメントの種類を切り替える切り替えステップとを有することを特徴とする情報記録媒体製造方法。
  11. 前記判定ステップが、±1セグメント以内の誤差で、トラック2周分を一度に判定することを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体製造方法。
  12. 前記判定ステップでは、
    Rwobble がA≦Rwobble≦Bだった場合には、
    第一のセグメントをNsegment ×2回記録する判定結果を出力し、
    Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(0≦RWDU<E)であった場合には、
    第一のセグメントをNsegment 回記録し、その次に第二のセグメントをNsegment 回記録する判定結果を出力し、
    Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(E≦RWDU<F)の場合には、
    第一のセグメントをNsegment 回記録し、その次に第三のセグメントを一回記録し、次に第二のセグメントををNsegment 回記録する判定結果を出力し、
    Rwobble が(0≦Rwobble<A)もしくは(B<Rwobble≦C)であり、かつRWDUが(F≦RWDU≦G)の場合には
    第一のセグメントを(Nsegment +1)回記録し、その次に第二のセグメントを(Nsegment +1)回記録する判定結果を出力し、
    ここで、(Nsegment)=トラック一周の間に形成されるセグメントの数、(Rwobble)=一周の間に形成されるパートの数を前記ユニットに含まれるパートの数で割ったときのあまりのパートの数、(RWDU)=一周の間に配置されるユニット数をNで割ったときのあまりのユニット数、A=(WDUに含まれるウォブル数/4)、B=(WDUに含まれるウォブル数×3/4)、C=(WDUに含まれるウォブル数-1)、G=(1Physical segmentに含まれるWDU-1)であり、E=(Physical segmentに含まれるWDU/3)、F=(Physical segmentに含まれるWDU×2/3)であり、E、Fの値は繰上げで計算される
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報記録媒体製造方法。
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