JP2005352912A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定された受けプレートに対して接離する方向に移動自在に積層した3枚のプッシャプレートを必要に応じて移動させて入出金口に対向する空間を調整することで装置本体を小型化した紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】 紙幣処理装置1は、紙幣の投入時には受けプレート11と第1のプッシャプレート12とで区切られた紙幣投入空間を入出金口2に対向させ、またリジェクト紙幣の返却時には第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13とで区切られたリジェクト紙幣収納空間を入出金口2に対向させ、さらに入金取引が途中で中止されたときには、受入紙幣を収納している第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14とで区切られた一時保留空間を入出金口2に対向させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、本体に投入された紙幣を受け付ける入金取引や、本体に収納している紙幣を放出する出金取引を行う紙幣処理装置に関する。
従来、入金取引や出金取引を行うATMやCD等の紙幣処理装置が金融機関やコンビニエンスストア等の店舗に設置されている。従来の紙幣処理装置には、入出金口の内側に入金取引や出金取引にかかる紙幣(入出金紙幣)を収納する入出金紙幣収納空間が形成されている。また、入出金紙幣収納空間に収納されている紙幣を1枚ずつ分離して搬送路に繰り出す分離繰出機構や、搬送路を搬送されてきた紙幣を入出金紙幣収納空間に集積するスタック機構が設けられている。入出金口には、シャッタが設けられている。
従来の紙幣処理装置は、入金取引時、シャッタを開して、入出金紙幣収納空間に紙幣が投入されるのを待つ。紙幣処理装置は、紙幣が入出金紙幣収納空間に投入されると、シャッタを閉し、入出金紙幣収納空間に投入された紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し、鑑別部に搬送する。鑑別部は、搬送されてきた紙幣毎に受入可能紙幣であるかどうかの鑑別を行う。受入可能紙幣とは、真券であり、且つ装置本体で取り扱っている金種の紙幣である。例えば、真券であると鑑別されても、取り扱っていない金種の紙幣であれば受入可能紙幣でないと鑑別する。紙幣処理装置は、受入可能紙幣であると鑑別された紙幣(以下、受入紙幣と言う。)を一時保留部に搬送して収納し、反対に受入可能紙幣でないと鑑別された紙幣(以下、リジェクト紙幣と言う。)を前記一時保留部とは別に設けたリジェクト紙幣保留部に搬送して収納する。紙幣処理装置は、入出金紙幣収納空間に今回投入された全ての紙幣を鑑別すると、リジェクト紙幣保留部に収納しているリジェクト紙幣を1枚ずつ繰り出し、入出金紙幣収納空間に搬送し収納する。リジェクト紙幣を入出金紙幣収納空間に全て収納すると、再度シャッタを開して、このリジェクト紙幣を利用者に返却する。リジェクト紙幣がなかった場合には、言い換えれば利用者に返却するリジェクト紙幣がない場合には、この処理は行われない。また、紙幣処理装置は入金金額(受入紙幣の合計金額)が利用者により確認されると、この入金金額の入金取引を処理する。このとき、一時保留部に保留している受入紙幣を1枚ずつ繰り出し、再度鑑別部に搬送し、紙幣の再鑑別を行う。そして、各紙幣をこの再鑑別で鑑別した金種に応じた入出金カートリッジに搬送し収納する。
なお、紙幣処理装置は、入金金額が利用者によって確認されることなく、入金取引の中止が入力された場合、一時保留部に保留している受入紙幣を1枚ずつ繰り出し、入出金紙幣収納空間に搬送し収納する。そして、シャッタを開して利用者が今回投入した全ての紙幣をこの利用者に返却する。一時保留部は、利用者が入金取引を途中で中止したときに、この利用者に対して今回投入された全ての紙幣を返却するために設けている。
また、従来の紙幣処理装置は、出金取引時、利用者により入力された出金金額に応じて、入出金カートリッジから紙幣を1枚ずつ繰り出し、鑑別できた紙幣(出金紙幣)を一時保留部、または入出金紙幣収納空間に搬送し収納する。反対に鑑別できなかった紙幣については回収カートリッジに収納する。一時保留部または入出金紙幣収納空間に出金金額に相当する出金紙幣を収納すると、入出金カートリッジからの紙幣の繰り出しを停止する。紙幣処理装置は、出金紙幣を一時保留部に収納している場合、一時保留部から出金紙幣を1枚ずつ繰り出して入出金紙幣収納空間に搬送して収納する。紙幣処理装置は、シャッタを開することで、利用者に対して入出金紙幣収納空間に収納している出金紙幣の取り出しを許可する。
なお、紙幣処理装置は、入金取引、および出金取引において、入出金紙幣収納空間に利用者が取り忘れた紙幣があれば、この取り忘れ紙幣を回収カートリッジに搬送して収納する。
このように、従来の紙幣処理装置は、装置本体に一時保留部、およびリジェクト紙幣保留部を設けており、装置本体が大型であった。一時保留部は、上述したように、入金取引が途中で中止された場合に、利用者が投入した全ての紙幣をこの利用者に返却するために必要である。また、リジェクト紙幣保留部は、受入可能紙幣でないと鑑別された紙幣を利用者に返却するために必要である。
そこで、入出金口に対向する入出金紙幣収納空間を入金紙幣を投入する投入紙幣空間と、リジェクト紙幣や出金紙幣を収納する放出紙幣空間とに分割し、装置を小型化することが特許文献1で提案されている。具体的には、入出金口に対向する入出金紙幣収納空間に中板を設け、この中板で入金紙幣を投入する投入紙幣空間と、リジェクト紙幣や出金紙幣を収納する放出紙幣空間とに分けることが提案されている。また、中板を移動することで、これらの空間の大きさを必要に応じて調整することが記載されている。この紙幣処理装置は、入金取引時にリジェクト紙幣を放出紙幣空間に直接搬送して収納することができ、装置本体にリジェクト紙幣収納部を設ける必要がないので、装置本体を小型にできる。
特開2000−99795号公報
しかしながら、特許文献1で示されている紙幣処理装置は、入金取引時に受入可能紙幣であると鑑別した紙幣を、利用者が入金金額を確認するまで一時保留する一時保留部を入出金紙幣収納空間とは別に設ける必要がある。したがって、十分に装置本体が小型化されているとは言えなかった。
この発明の目的は、固定された受けプレートと、この受けプレートに対して接離する方向に移動自在に積層した3枚のプッシャプレートとで、入金取引時に入金紙幣を投入する投入空間、リジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣保留空間、および受付紙幣を一時保留する一時保留空間の3つの空間を分離形成し、3枚のプッシャプレートの移動制御により入出金口に対向する空間を調整することで装置本体を小型化した紙幣処理装置を提供することにある。
また、この発明は、3枚のプッシャプレートの移動を2つの駆動部で制御することにより、装置本体のコストを抑えた紙幣処理装置を提供することにある。
この発明の紙幣処理装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)装置本体に対して紙幣を出し入れする入出金口の内側に、その一方の端部がこの入出金口の1つの辺に沿うように立設した受けプレートと、この受けプレートに対して、第1のプッシャプレート、第2のプッシャプレート、および第3のプッシャプレートをこの順に移動自在に積層し、これらのプレートで区切った3つの紙幣収納空間を有する紙幣収納部と、
入金取引時に、前記受けプレートと前記第1のプッシャプレートとで区切られた第1の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させ、この第1の紙幣収納空間に対する紙幣の投入を受け付ける入金紙幣受付手段と、
前記第1の紙幣収納空間に投入された紙幣を1枚ずつ繰り出す入金紙幣繰出手段と、
前記入金紙幣繰出手段が繰り出した紙幣毎に、受入可能紙幣であるかどうかを鑑別する鑑別手段と、
前記鑑別手段により受入可能紙幣でないと鑑別されたリジェクト紙幣を前記第1のプッシャプレートと前記第2のプッシャプレートとで区切られた第2の紙幣収納空間に搬送し、収納するリジェクト手段と、
前記鑑別手段により受入可能紙幣であると鑑別された受入紙幣を前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間に搬送し、収納する一時保留手段と、
前記第1のプッシャプレートと前記第2のプッシャプレートとで区切られた第2の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させて、この第2の紙幣収納空間に収納されているリジェクト紙幣の取出を許可するリジェクト手段と、
入金取引の確定後に、前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出し、該当する金種のカートリッジへ搬送し収納する受入紙幣収納手段と、を備えている。
この構成では、入出金口の内側に固定された受けプレート、およびこの受けプレートに対して接離する方向に移動自在に第1〜第3のプッシャプレートが積層されている。受けプレートは、その一方の端部がこの入出金口の1つの辺に沿うように立設されている。第1〜第3のプッシャプレートを移動し、これらのプッシャプレートの位置を調整することで入出金口に対向する空間を、受けプレートと第1のプッシャプレートとの間の第1の紙幣収納空間、第1のプッシャプレートと第2のプッシャプレートとの間の第2紙幣収納空間、第2のプッシャプレートと第3のプッシャプレートとの間の第3の紙幣収納空間のいずれかにできる。第1の紙幣収納空間は入金取引時における入金紙幣の投入空間として使用され、第2の紙幣収納空間は入金取引時におけるリジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣保留空間として使用され、第3の紙幣収納空間は入金取引時における受入紙幣の一時保留空間として使用される。
このように、受けプレートと第1〜第3のプッシャプレートとにより入金取引時における入金紙幣の投入空間、リジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣保留空間、および受入紙幣を収納する一時保留空間とする第1〜第3の紙幣収納空間を分割形成し、3枚のプッシャプレートを移動し、これらのプッシャプレートの位置を調整することにより、入出金口に対向する空間を調整することができるので、装置本体を小型にできる。
(2)入金取引の中止にかかる入力があったとき、前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させて、この第3の紙幣収納空間に収納されている受入紙幣の取出を許可する返却手段を備えている。
この構成では、入金取引が途中で中止され場合に、利用者に対して投入された紙幣をすべて返却することができる。
(3)出金取引時に、入力された出金金額に応じて前記カートリッジから繰り出した出金紙幣を、前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間に搬送し収納する出金紙幣収納手段と、
前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させて、この第3の紙幣収納空間に収納されている出金紙幣の取出を許可する出金手段と、を備えている。
この構成では、出金取引時に、第3の紙幣収納空間が出金紙幣の収納空間として使用される。
(4)前記入金紙幣繰出手段は、前記第1のプッシャプレートを前記受けプレート側に移動し、前記第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣を前記受けプレート側に設けた第1の繰出ローラに押圧し、この第1の繰出ローラを回転させて前記第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出す。
この構成では、第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣の繰出時に、第1のプッシャプレートを利用して、この第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣を受けプレート側に設けた第1の繰出ローラに押圧する。これにより、第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣を繰り出すための分離繰出機構にかかる構成を簡単にでき、装置本体のコストを抑えることができる。
(5)前記受入紙幣収納手段は、前記第2のプッシャプレートを前記第3のプッシャプレート側に移動し、前記第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣を前記第3のプッシャプレート側に設けた第2の繰出ローラに押圧し、この第2の繰出ローラを回転させて前記第3の紙幣収納空間に収納されている受入紙幣を1枚ずつ繰り出す。
この構成では、第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣の繰出時に、第2のプッシャプレートを利用して、この第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣を第3のプッシャプレート側に設けた第2の繰出ローラに押圧する。これにより、第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣を繰り出すための分離繰出機構にかかる構成を簡単にでき、装置本体のコストを抑えることができる。
(6)前記第1のプッシャプレートを前記受けプレートに対して接離する方向に移動する第1の駆動手段と、
前記第2のプッシャプレートを前記受けプレートに対して接離する方向に移動する第2の駆動手段と、を備え、
前記第3のプッシャプレートは、前記第2のプッシャプレートに接離する方向に延びる長穴で、この第2のプッシャプレートに連結され、且つ前記第2のプッシャプレートから離れる方向に付勢されている。
この構成では、第1の駆動手段により第1のプッシャプレートを受けプレート側に移動するとともに、第2の駆動手段により第2のプッシャプレートを第1のプッシャプレート側、言い換えれば受けプレート側に移動することで、第2のプッシャプレートと第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間を入出金口に対向させることができる。したがって、第3のプッシャプレートに対して駆動部を個別に設ける必要がなく、2つの駆動手段で第1〜第3の紙幣収納空間のいずれかを入出金口に対向させることができる。これにより、装置本体を一層小型にできるとともに、装置本体のコストを十分に抑えるられる。
この発明によれば、受けプレートと第1〜第3のプッシャプレートとにより入金取引時における入金紙幣の投入空間、リジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣保留空間、および受入紙幣を収納する一時保留空間とする第1〜第3の紙幣収納空間を分割形成し、3枚のプッシャプレートを移動し、これらのプッシャプレートの位置を調整することにより、入出金口に対向する空間を調整することができるので、装置本体を小型にできる。
また、2つの駆動手段で、第1〜第3の紙幣収納空間を入出金口に対向させることができるので、装置本体を一層小型にできるとともに、装置本体のコストを十分に抑えることができる。
以下、この発明の実施形態である紙幣処理装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である紙幣処理装置の主要部の構成を示す概略断面図である。この実施形態の紙幣処理装置1は、入金取引、および出金取引が行える所謂ATMである。紙幣処理装置1には、本体正面に紙幣の入出金口2が形成されている。この入出金口2には、シャッタ2aが設けられている。入出金口2に対向する装置本体の内側には、受けプレート11、第1のプッシャプレート12、第2のプッシャプレート13、第3のプッシャプレート14が、入出金口2の下端側からこの順に立設されている。受けプレート11は、一方の端部を入出金口2の下端の辺に沿って立設している。この受けプレート11は固定されている。一方、第1のプッシャプレート12、第2のプッシャプレート13、および第3のプッシャプレート14は、受けプレート11に対して接離する方向に移動時自在に取り付けている。
また、3は受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間に収納されている紙幣を繰り出す繰出ローラを含む分離繰出機構であり、4は第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間に紙幣を送り収納する送りローラを含むスタック機構であり、さらに5は第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間に収納されている紙幣の繰り出す繰出ローラ、およびこの間に紙幣を送り込む送りローラを含む分離繰出/スタック機構である。第1のプッシャプレート12の一方の端部が入出金口2の上端の辺に沿って立設し、第2のプッシャプレート13が第1のプッシャプレート12に当接し、第3のプッシャプレート14が第2のプッシャプレート13から入出金口2と略同じ幅だけ離れた位置に立設している状態を初期状態(第1〜第3のプッシャプレートが12〜14が初期位置にある状態)と呼ぶ。
なお、詳細については後述するが、第2のプッシャプレート13と、第3のプッシャプレート14との間隔は、最大で入出金口2の幅と略同じである。
スタック機構4は、第2のプッシャプレート13が初期位置にあるとき、第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間に紙幣を送り込むことができる。また、分離繰出/スタック機構5は、第3のプッシャプレート14が初期位置にあるとき、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間に紙幣が送り込むことができ、またこの第3のプッシャプレート14に当接している紙幣を1枚ずつ繰り出すことができる。
受けプレート11は、分離繰出機構3の繰出ローラが対向する位置に切欠を形成しており、受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間に収納されている紙幣がこの繰出ローラに当接する構成である。また、第1のプッシャプレート12にも、分離繰出機構3の繰出ローラが対向する位置に切欠を形成しており、第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間の紙幣収納空間に収納されている紙幣がこの繰出ローラに当接する構成である。したがって、受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間、および第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間の紙幣収納空間に収納されている紙幣については、分離繰出機構3の繰出ローラにより1枚ずつ繰り出すことができる。さらに、第3のプッシャプレート14は、分離繰出/スタック機構5の繰出ローラが対向する位置に切欠を形成しており、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間に収納されている紙幣がこの繰出ローラに当接する構成である。したがって、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間に収納されている紙幣については、分離繰出/スタック機構5の繰出ローラにより1枚ずつ繰り出すことができる。
また、図1に示す6は紙幣の真偽や金種を鑑別することで、受入可能紙幣であるかどうかを鑑別する鑑別部であり、7a〜7cは金種毎に設けた紙幣カートリッジであり、8は取り忘れ紙幣等を回収する回収カートリッジである。受入可能紙幣とは、真券であり、且つ紙幣処理装置1で取り扱っている金種の紙幣である。例えば、真券であると鑑別されても、取り扱っていない金種の紙幣であれば受入可能紙幣でないと鑑別する。受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間(この発明で言う第1の紙幣収納空間)は、入金取引時における紙幣の投入空間として使用される。第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間の紙幣収納空間(この発明で言う第2の紙幣収納空間)は、入金取引時におけるリジェクト紙幣(鑑別部6で受入可能紙幣でないと鑑別された紙幣)の収納空間として使用される。さらに、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間(この発明で言う第3の紙幣収納空間)は、入金取引時に受入紙幣(鑑別部6で受入可能紙幣であると鑑別された紙幣)を一時的に保留する一時保留空間、および出金取引時に出金紙幣(紙幣カートリッジ7a〜7cから繰り出した紙幣)を収納する収納空間として使用される。第1〜第3のプッシャプレート12〜14を移動し、これらのプッシャプレート12〜14の位置を調整することで、これらの紙幣収納空間のサイズ(対向する2枚のプレート間の距離)や、位置を調整することができる。
紙幣処理装置1には、受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間から繰り出した紙幣を鑑別部6を経由して、第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間の紙幣収納空間、または第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間に搬送したり、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間から繰り出した紙幣を鑑別部6を経由して紙幣カートリッジ7a〜7cや回収カートリッジ8に搬送したり、さらには紙幣カートリッジ7a〜7cから繰り出した紙幣を鑑別部6経由して第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間に搬送する紙幣搬送路が形成されている。この紙幣搬送路には、搬送している紙幣の送り先に応じて、紙幣の搬送経路を切り替えるフラッパが設けられている。この紙幣搬送路の構成については、公知であるのでここでは説明を省略する。
図2は、受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの取り付け状態を示す概略図である。図2は、第1〜第3のプッシャプレートが初期位置にあるときを示している。受けプレート11は、一方の端部が入出金口2の下端の辺に沿うように立設している。この受けプレート11は、上述したように固定されており、移動しない。第1のプッシャプレート12は、受けプレート11に当接する位置と一方の端部が略入出金口2の上端の辺に沿う位置との間で移動自在に取り付けられている。第1のプッシャプレート12は、第1のアクチュエータ21により、受けプレート11に対して接離する方向に移動される。受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間の幅は、第1のプッシャプレート12が初期位置にあるときが最大であり、入出金口2の幅と略同じである。反対に、第1のプッシャプレート12が受けプレート11に当接する位置にあるときが最小であり、その幅が略0である。第1のプッシャプレート12が初期位置にあるとき、受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間が入出金口2に対向している。
第2のプッシャプレート13は、第1のバネ22を介して駆動プレート23に連結されている。駆動プレート23は、第2のアクチュエータ24により上下方向(受けプレート11に対して接離する方向)に移動される。第2のプッシャプレート13は、この駆動プレート23を第1のプッシャプレート12側に移動させることにより、第1のプッシャプレート12側に移動できる。第2のプッシャプレート13は第1のプッシャプレート12に当接する位置より下方に移動することはない。第1のプッシャプレート12が受けプレート11に当接する位置にあり、且つ第2のプッシャプレート13が初期位置にあるとき、第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13との間の紙幣収納空間が入出金口2に対向している。
さらに、第3のプッシャプレート14は、第2のバネ25により第2のプッシャプレート13から離れる方向に付勢されている。第3のプッシャプレート14は、長穴26aを形成した連結プレート26により第2のプッシャプレート13に連結している。具体的には、図2に示すように、第3のプッシャプレート14の側面に連結プレート26を取り付け、第2のプッシャプレート13の側面に設けた凸部27を連結プレート26の長穴に挿入することで、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14とを連結している。第3のプッシャプレート14は図2に示す位置が最も上方に移動している状態であり、この状態であるとき図示していないストッパに当接しており、これより上方に移動することはない。このとき、凸部27は長穴26aの下側の端部に当接している。
第2のプッシャプレート13は、図示していないストッパに当接して停止している第3のプッシャプレート14に当接する位置まで上方に移動できる。また、第2のプッシャプレート13の側面に設けた凸部27が連結プレート26の長穴26aの下端に当接している状態において、さらに第2のアクチュエータ24により駆動プレート23を下方に移動すると、第2のプッシャプレート13の下方への移動にともなって、第3のプッシャプレート14が下方に移動する。第1のプッシャプレート12が受けプレート11に当接する位置にあり、且つ第2のプッシャプレート13が第1のプッシャプレート12に当接する位置にあるとき、第3のプッシャプレート14の位置は一方の端部が入出金口2の上端の辺に沿う位置である。このとき、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間が入出金口2に対向している。
このように、第1のアクチュエータ21、および第2のアクチュエータ24の2つの駆動部により、第1〜第3のプッシャプレート12〜14を移動し、これらのプッシャプレート12〜14の位置を調整することで、3つの紙幣収納空間のいずれかを入出金口2に対向させることができる。
以下、この実施形態の紙幣処理装置1における入金取引時の動作、および出金取引時の動作について説明する。まず、入金取引時の動作について説明する。
なお、紙幣処理装置1における通帳やカードに対する処理については公知であるので、ここでは説明を省略する。
図3、4は、この実施形態の紙幣処理装置における入金取引時の処理を示すフローチャートである。紙幣処理装置1は、入金取引が選択されると、この処理を開始する。紙幣処理装置1は、第1〜第3のプッシャプレート12〜14を初期位置に移動する(s1)。上述したように、第1〜第3のプッシャプレート12〜14が初期位置にあるとき、受けプレート11と第1のプッシャプレート12との間の紙幣収納空間(以下、紙幣投入空間と言う。)が入出金口2に対向している。紙幣処理装置1は、シャッタ2aを開し(s2)、紙幣投入空間に紙幣が投入されるのを待つ(s3)。紙幣処理装置1は、紙幣投入空間に紙幣が投入されると、シャッタ2aを閉し(s4)、第1のプッシャプレート12を受けプレート11側に移動し、紙幣投入空間に投入された紙幣を分離繰出機構3の繰出ローラに押圧する(s5)(図5参照)。このように、紙幣投入空間に投入されている紙幣を第1のプッシャプレート12で分離繰出機構3の繰出ローラに適当な押圧力で押圧することができる。
紙幣処理装置1は、分離繰出機構3の繰出ローラを回転させて、紙幣投入空間に投入されている紙幣を1枚ずつ繰り出し(s6)、繰り出した紙幣を鑑別部6に搬送する。そして、鑑別部6で、受入可能紙幣であるかどうかの鑑別を行う(s7)。紙幣処理装置1は、鑑別部6において受入可能紙幣であると鑑別した紙幣を第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14との間の紙幣収納空間(以下、一時保留空間と言う。)に搬送し、収納する(s8、s9)。反対に、鑑別部6で受入可能紙幣でないと鑑別された紙幣(リジェクト紙幣)については、第1のプッシャプレート12と第2のプッシャ13との間の紙幣収納空間(以下、リジェクト紙幣収納空間と言う。)に搬送し、収納する(s8、s10)。紙幣処理装置1は、s6〜s9の処理を、紙幣投入空間に投入された全ての紙幣について繰り返し行う(s11)。言い換えれば、紙幣処理装置1は紙幣投入空間に投入された全ての紙幣について鑑別を行う。このとき、第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14とは初期位置にあるので、分離繰出/スタック機構5の送りローラにより一時保留空間内に送られた紙幣(受入紙幣)は第2のプッシャプレート13の上面に積み重なる。また、第1のプッシャプレート12は紙幣投入空間に投入された紙幣を繰り出すために受けプレート11側に移動しているので、スタック機構4の送りローラによりリジェクト紙幣収納空間内に送られた紙幣(リジェクト紙幣)は第1のプッシャプレート12の上面に積み重なる。
紙幣処理装置1は、紙幣投入空間に投入された全ての紙幣について鑑別を完了し、この鑑別結果に基づいて一時保留空間、またはリジェクト紙幣収納空間に収納すると、リジェクト紙幣収納空間にリジェクト紙幣が収納されているかどうかを判定し(s12)、リジェクト紙幣収納空間にリジェクト紙幣が収納されていればシャッタ2aを開する(s13)。このとき、第1のプッシャプレート12は受けプレート11に当接しており、その一方の端部が略入出金口2の下端の辺に沿う位置にあり、また第2のプッシャプレート13は一方の端部が略入出金口2の上端の辺に沿う位置にある(図6参照)。したがって、s12でシャッタ2aが開されたことにより、利用者は入出金口2に対向しているリジェクト紙幣収納空間に収納されている紙幣を取り出すことができる。言い換えれば、紙幣処理装置1は、シャッタ2aを開することにより、リジェクト紙幣を利用者に返却することができる。
紙幣処理装置1は、リジェクト紙幣収納空間に収納しているリジェクト紙幣が利用者により取り出されると(s14)、シャッタ2aを閉する(s15)。紙幣処理装置1は、s11でリジェクト紙幣収納空間にリジェクト紙幣が収納されていないと判定した場合、またはs15でシャッタ2aを閉すると、投入金額の確認、追加投入の要求、または入金取引の中止の要求のいずれかにかかる入力が行われるのを待つ(s16〜s18)。紙幣処理装置1は、紙幣の追加投入にかかる入力が行われると、第1のプッシャプレート12を初期位置に戻し(s19)、s2に戻って上記処理を繰り返す。このとき、第2のプッシャプレート13、および第3のプッシャプレート14も初期位置にある。
また、紙幣処理装置1は、投入金額の確認にかかる入力が行われると、第2のプッシャプレート13を第3のプッシャプレート14側に移動し、一時保留空間に収納されている受入紙幣を繰出/送りローラ5に押圧する(s20)(図7参照)。このように、一時保留空間に収納されている紙幣を第2のプッシャプレート12で分離繰出/スタック機構5の繰出ローラに適当な押圧力で押圧することができる。紙幣処理装置1は、分離繰出/スタック機構5の繰出ローラを回転させて、一時保留空間に収納している受入紙幣を1枚ずつ繰り出し(s21)、繰り出した紙幣を鑑別部6に搬送し、再度受入可能紙幣であるかどうかの鑑別を行う(s22)。紙幣処理装置1は、鑑別部6における再鑑別で受入可能紙幣であると鑑別した紙幣については、その金種に応じた紙幣カートリッジ7a〜7cへ搬送し、収納する(s23、s24)。また、この紙幣の再鑑別で受入可能紙幣でないと鑑別された紙幣については、回収カートリッジ8へ搬送し、収納する(s23、s25)。紙幣処理装置1は、一時保留空間に収納している全ての受入紙幣を紙幣カートリッジ7a〜7cまたは回収カートリッジ8に収納するまで、s21〜s25の処理を繰り返す(s26)。紙幣処理装置1は、、一時保留空間に収納している全ての受入紙幣を紙幣カートリッジ7a〜7cまたは回収カートリッジ8に収納すると、今回の入金金額に応じた入金処理を行い(s27)、本処理を終了する。
また、紙幣処理装置1は、入金取引の中止にかかる入力があると、第2のアクチュエータ24により第2のプッシャプレート13を受けプレート11に移動する(s28)。このとき、第1のプッシャプレート12は受けプレート11に当接している。したがって、第2のプッシャプレート13は、受けプレート11に当接している第1のプッシャプレートに当接する位置まで移動させることができる。紙幣処理装置1は、第2のプッシャプレート13を受けプレート11に当接している第1のプッシャプレート12に当接する位置まで移動する。これにより、この第2のプッシャプレート13に連結プレート26で連結されている第3のプッシャプレート14は、その一方の端部が略入出金口2の上端の辺に沿う位置に移動し(図8参照)、一時保留空間が入出金口2に対向する。その後、紙幣処理装置1は、シャッタ2aを開し(s29)、一時保留空間に収納されている紙幣が利用者により取り出されると(s30)、シャッタ2aを閉し(s31)、本処理を終了する。この場合には、入金処理は行われない。
また、紙幣処理装置1は、この入金取引後に、紙幣投入空間、リジェクト紙幣収納空間、または一時保留空間のいずれかに、利用者が取り忘れた紙幣が残っていると、その紙幣を繰り出して回収カートリッジ8に収納する。紙幣投入空間に収納されている紙幣は、図5に示したように第1のプッシャプレート12で分離繰出機構3の繰出ローラに押圧し、繰り出す。また、一時保留空間に収納されている紙幣は、図7に示したように第2のプッシャプレート13で分離繰出/スタック機構5の繰出ローラに押圧し、繰り出す。さらに、リジェクト紙幣収納空間に収納されている紙幣は、図9に示すように、第1のアクチュエータ21により第1のプッシャプレート12を受けプレート11に当接する位置まで移動し、さらに第2のアクチュエータ24により第2のプッシャプレート13を受けプレート11に当接している第1のプッシャプレートに当接する位置まで移動させることで、分離繰出機構3の繰出ローラに押圧し、繰り出す。
なお、第1のプッシャプレート12、および第2のプッシャプレート13は、上述したように分離繰出機構3の繰出ローラに対向する位置に切欠を形成しており、リジェクト紙幣収納空間に収納されている紙幣を分離繰出機構3の繰出ローラに押圧することができる。
このように、この実施形態の紙幣処理装置1は、受けプレート11と第1〜第3のプッシャプレート12〜14との4枚のプレートで分割した3つの空間のいずれかを、入出金口2に対向させることができる。具体的に言うと、紙幣の投入時には受けプレート11と第1のプッシャプレート12とで区切られた紙幣投入空間を入出金口2に対向させ、またリジェクト紙幣の返却時には第1のプッシャプレート12と第2のプッシャプレート13とで区切られたリジェクト紙幣収納空間を入出金口2に対向させ、さらに入金取引が途中で中止されたときには、受入紙幣を収納している第2のプッシャプレート13と第3のプッシャプレート14とで区切られた一時保留空間を入出金口2に対向させることができる。したがって、入金紙幣の投入、リジェクト紙幣の返却、入金取引が途中で中止されたときの受入紙幣の返却が、第1〜第3のプッシャプレート12〜14の移動により行え、装置本体を小型にできる。また、2つのアクチュエータ(第1のアクチュエータ21、第2のアクチュエータ24)で3枚のプッシャプレート(第1〜第3のプッシャプレート12〜14)を移動する構成であるので、装置本体を一層小型にできるとともに、装置本体のコストアップも十分に抑えられ、安価にできる。
次に、出金取引時の動作について説明する。図10は、この実施形態の紙幣処理装置における出金取引時の処理を示すフローチャートである。紙幣処理装置1は、出金取引が選択されると、この処理を開始する。紙幣処理装置1は、第1〜第3のプッシャプレート12〜14を初期位置に移動し(s41)、出金金額の入力を受け付ける(s42)。紙幣処理装置1は、入力された出金金額に基づいて、金種毎に紙幣の放出枚数を決定する(s43)。紙幣処理装置1は、紙幣カートリッジ7a〜7cから金種毎にs43で決定した放出枚数の紙幣を繰り出し、鑑別部6に搬送する。鑑別部6において、受入可能紙幣であるかどうの鑑別を行う(s45)。紙幣処理装置1は、s45で受入可能紙幣であると鑑別された紙幣を一時保留空間に搬送し、収納する(s46、s47)。反対に受入可能紙幣でないと鑑別された紙幣については、回収カートリッジ8に搬送し、収納する(s46、s48)。
紙幣処理装置1は、s42で入力された出金金額に相当する紙幣を、一時保留空間に収納すると、第1のアクチュエータ21により第1のプッシャプレート12を受けプレート1に当接する位置まで移動する(s50)。さらに、紙幣処理装置1は、第2のアクチュエータ24により第2のプッシャプレート13を受けプレート11に当接している第1のプッシャプレート12に当接する位置まで移動する(s51)。これにより、図8に示したように、入出金口2には、一時保留空間が対向する。紙幣処理装置1は、この状態でシャッタ2aを開し(s52)、一時保留空間に収納されている紙幣が利用者により取り出されると(s53)、シャッタ2aを閉する(s54)。また、紙幣処理装置1は今回の出金取引における出金金額に応じた出金処理を行って(s55)、本処理を終了する。
なお、紙幣処理装置1は、利用者が取り忘れた紙幣が一時保留空間に残っていると、その紙幣を繰り出して回収カートリッジ8に収納する。
このように、出金取引においても何らの問題もなく、出金紙幣を一時保留部に収納し、利用者に出金することができる。
この発明の実施形態である紙幣処理装置の主要部の構成を示す図である。 受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの取り付けを示す概略図である。 この実施形態の紙幣処理装置における入金取引時の処理を示すフローチャートである。 この実施形態の紙幣処理装置における入金取引時の処理を示すフローチャートである。 受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの位置を示す図である。 受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの位置を示す図である。 受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの位置を示す図である。 受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの位置を示す図である。 受けプレート、および第1〜第3のプッシャプレートの位置を示す図である。 この実施形態の紙幣処理装置における出金取引時の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−紙幣処理装置
2−入出金口
2a−シャッタ
11−受けプレート
12−第1のプレート
13−第2のプレート
14−第3のプレート
21−第1のアクチュエータ
23−駆動プレート
24−第2のアクチュエータ
26−連結プレート
26a−長穴
27−凸部

Claims (6)

  1. 装置本体に対して紙幣を出し入れする入出金口の内側に、その一方の端部がこの入出金口の1つの辺に沿うように立設した受けプレートと、この受けプレートに対して、第1のプッシャプレート、第2のプッシャプレート、および第3のプッシャプレートをこの順に移動自在に積層し、これらのプレートで区切った3つの紙幣収納空間を有する紙幣収納部と、
    入金取引時に、前記受けプレートと前記第1のプッシャプレートとで区切られた第1の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させ、この第1の紙幣収納空間に対する紙幣の投入を受け付ける入金紙幣受付手段と、
    前記第1の紙幣収納空間に投入された紙幣を1枚ずつ繰り出す入金紙幣繰出手段と、
    前記入金紙幣繰出手段が繰り出した紙幣毎に、受入可能紙幣であるかどうかを鑑別する鑑別手段と、
    前記鑑別手段により受入可能紙幣でないと鑑別されたリジェクト紙幣を前記第1のプッシャプレートと前記第2のプッシャプレートとで区切られた第2の紙幣収納空間に搬送し、収納するリジェクト手段と、
    前記鑑別手段により受入可能紙幣であると鑑別された受入紙幣を前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間に搬送し、収納する一時保留手段と、
    前記第1のプッシャプレートと前記第2のプッシャプレートとで区切られた第2の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させて、この第2の紙幣収納空間に収納されているリジェクト紙幣の取出を許可するリジェクト手段と、
    入金取引の確定後に、前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出し、該当する金種のカートリッジへ搬送し収納する受入紙幣収納手段と、を備えた紙幣処理装置。
  2. 入金取引の中止にかかる入力があったとき、前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させて、この第3の紙幣収納空間に収納されている受入紙幣の取出を許可する返却手段を備えた請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 出金取引時に、入力された出金金額に応じて前記カートリッジから繰り出した出金紙幣を、前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間に搬送し収納する出金紙幣収納手段と、
    前記第2のプッシャプレートと前記第3のプッシャプレートとで区切られた第3の紙幣収納空間を前記入出金口に対向させて、この第3の紙幣収納空間に収納されている出金紙幣の取出を許可する出金手段と、を備えた請求項1または2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記入金紙幣繰出手段は、前記第1のプッシャプレートを前記受けプレート側に移動し、前記第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣を前記受けプレート側に設けた第1の繰出ローラに押圧し、この第1の繰出ローラを回転させて前記第1の紙幣収納空間に収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出す請求項1〜3のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  5. 前記受入紙幣収納手段は、前記第2のプッシャプレートを前記第3のプッシャプレート側に移動し、前記第3の紙幣収納空間に収納されている紙幣を前記第3のプッシャプレート側に設けた第2の繰出ローラに押圧し、この第2の繰出ローラを回転させて前記第3の紙幣収納空間に収納されている受入紙幣を1枚ずつ繰り出す請求項1〜4のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  6. 前記第1のプッシャプレートを前記受けプレートに対して接離する方向に移動する第1の駆動手段と、
    前記第2のプッシャプレートを前記受けプレートに対して接離する方向に移動する第2の駆動手段と、を備え、
    前記第3のプッシャプレートは、前記第2のプッシャプレートに接離する方向に延びる長穴で、この第2のプッシャプレートに連結され、且つ前記第2のプッシャプレートから離れる方向に付勢されている請求項1〜5のいずれかに記載の紙幣処理装置。
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