JP2005351080A - 隙間閉鎖装置 - Google Patents

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Akio Naka
章夫 仲
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Abstract

【課題】スライド式ドアにおける、簡単な構造で、気密性が高く、同じ構造で床面、壁面、ガイドレールにも対応出来る隙間閉鎖装置を提供する。
【解決手段】シール材と戸車を備えたドアボトム部を、押しバネにより対象面に押し付けるように設置し、閉寒時の戸車位置に合わせて設置された凹部に落とし込むことにより、ドアボトム部に備えられたシール材を対象面に強く弾性接触させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スライド式ドアと壁面、床面との間の気密性を確保するためのスライド式ドアの隙間閉鎖装置に関するものである
従来の技術としては、シール材を組み合わせたものや、シール材を備えたドアボトム形式の気密装置が最も多く見られ、その中には引きバネをともなうロッドを使ったもの、永久磁石を使ったもの、カム機構を備えたものなどがある。
特開2002−121978号公報 特開平10−121831号公報 特開昭60−97890号公報
従来の技術のものは複雑な構造を持つものが多く、また床面に対して押圧する機構が無いために気密性に欠けるものも多く、建物開口部における多様な状況においては、それぞれに異なる構造にしなくてはならないなどの問題点があった。
本発明の目的は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
本発明の請求項1の隙間閉鎖装置は、押しバネによって床面、壁面、あるいはガイドレール方向に均等に押圧された状態としたドアボトム部と、このときドアボトム部はシール材を備え、さらに、ドアボトム部中央に固定され、床面、壁面、あるいはガイドレールに沿って走行していく戸車部を備え、このとき戸車部は押しバネの強弱によって固定位置を変更する事が可能であり、その戸車の走行経路上の床面、壁面、ガイドレールそれぞれの閉寒時における戸車停止位置に凹部を備えることによって構成される。
前記の構成をもって、スライド式ドアを開閉することにより走行する戸車部は、閉寒時には、その位置に合わせて設置された床面、壁面あるいはガイドレールの凹部に落とし込まれる。そのときドアボトム部も下がり、そこに備えられたシール材によって隙間は閉鎖される。このとき凹部の深さを閉鎖すべき隙間より深くすることで、押しバネの作用によりシール部を強く弾性接触させることができる。
以上説明したとおり、本発明の隙間閉鎖装置は、シンプルな構造を持ち、押圧機構を備え、床面にも壁面にもガイドレールにも対応が出来る。
本発明の一実施形態である、ガイドレールを必要とする上吊り式スライドドアにおける実施の形態を、図面を参考にして以下に述べる。図1は隙間閉鎖装置を説明する概略構成図であり(a)はスライド式ドアの下部に設置された隙間閉鎖装置のガイドレールに対応した形態での正面図である。また図2の(a)はスライドドアの走行時における隙間閉鎖装置の部分断面図であり、(b)はスライドドアの閉寒時における隙間閉鎖装置の部分断面図である。
本装置は基本的にはスライドドアに内設される。ドアボトム部6にシール材4を取り付け、押しバネ3に挿通されたボルト7によってドアボトム部はスライドドア本体に吊設されるが、このときボルト7にはスライドドア下面と床面との隙間よりも大き目の遊びをとっておく。また、ドアボトム部6は、スライドドアのドアボトム設置部の内壁と習接状態とする。このことによりドアボトム部の下部に設けられた戸車5は、押しバネ3により、常にガイドレール2の床面に押し付けられた状態で走行することが可能となる。
以上の状態、図2(a)、においてガイドレール内を走行し、ガイドレールの閉寒時における戸車の停止位置に設けられた凹部8に戸車は落としこまれ、図2(b)、ドアボトム部に取り付けられたシール材によって隙間は閉鎖される。
このとき、ガイドレール内の戸車走行経路を甲丸レール状とし丸戸車を使用すれば、ガイドレール内に若干のゴミがたまっても走行に支障をきたすことはない。また閉寒時には、ドアボトム部がガイドレール内にのみこまれた状態になるので、バール等を使ってこじ開ける犯罪にも有効である。
ガイドレールには、凹部を設けるのであるが、このとき凹部の形を浅く滑らかなU字型とし、深さをスライドドア下面と床面との隙間より深くしておく。このことにより、戸車の上下運動が滑らかになり、また押しバネの効果によるシール材の床面との密着度を高めることができる。
以上、ガイドレールを必要とするスライド式ドアについて説明してきたが、ガイドレールを必要としないスライド式ドア、図1の(b)、図3(a)でも、スライド式ドアの走行経路上の閉寒時における戸車の停止位置に凹部を設けることによって上記目的は達成できる。平面状の走行部であれば、戸車の代わりにボールキャスターも有効である。
また、図3の(b)(c)に示すごとく、横向きや上向きにすることにより、壁面や上面にも対応することが出来、本装置の周囲にカバーを付けて箱型とすれば、別装置としてスライド式ドアに外設することも出来る。
本発明の正面図であり(a)はガイドレールに対応したものの正面図であり、(b)は平面床に対応したものの正面図である。 (a)はガイドレールに対応したものの走行状態時の部分断面図であり、(b)は閉寒時の状態の部分断面図である。 (a)は平面床に対応したものの走行状態時の部分断面図であり、(b)は上面に対応したものの部分断面図であり、(c)は壁面に対応したものの部分断面図である。
符号の説明
1:スライド式ドア
2:ガイドレール
3:押しバネ
4:シール材
5:戸車
6:ドアボトム部
7:支えボルト
8:凹部

Claims (1)

  1. 出入口を開閉するスライド式ドアと床面、壁面、上面との間の気密性を確保するための隙間閉鎖装置において、押しバネによって対象面方向に押圧された状態としたドアボトム部と、このときドアボトム部はシール材を備え、さらにドアボトム部に固定され対象面に沿って走行していく戸車部を備え、このとき戸車部は押しバネの強弱によって固定される位置を変更する事が可能であり、その戸車の走行経路上におけるスライド式ドアの閉寒時の戸車停止位置に凹部を設けることにより構成され、スライド式ドアの開閉により走行する戸車を、スライド式ドアの閉寒時にあわせて設けられた戸車走行面の凹部に落とし込むことによりドアボトム部を下げ、ドアボトム部に備えられたシール材をもって隙間をふさぐ隙間閉鎖装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009084950A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Yamaha Livingtec Corp 浴室ドア
CN109162611A (zh) * 2018-08-22 2019-01-08 汪洋 一种可用于旅社和酒店房间的防塞卡片装置

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