JP2005349246A - バグフィルタ及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガス量や排ガス中のダスト濃度が急激に変化しても、バグフィルタに損傷を与えることなく堆積したダストを効率よく払い落とすことができるバグフィルタの払い落とし方法及び装置を提供する。
【解決手段】集塵装置10の上部には、圧縮エアタンク34と連結したパルス配管32が設置される。パルス配管32には、ろ布22,22…の上方から圧縮エアを噴射するノズル42,42…が配置されるとともに、圧縮エアを調整する圧力調整器36及びダイヤフラムバルブ38が設けられる。ダスト濃度計46は、入口煙道14で排ガス中のダスト濃度を測定する。差圧計48は、入口煙道側及び出口煙道側ケーシング12a,12b内の差圧を測定する。制御部40は、ダスト濃度計46及び差圧計48から送信された各測定値を基にして、圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明はバグフィルタ及びその運転方法に係り、特にごみ焼却炉や産業廃棄物焼却炉、発電プラントから発生する排ガス中に含有されるダストなどの粒子をろ布で捕集するバグフィルタ及びその運転方法に関する。
ごみ焼却炉や産業廃棄物焼却炉、発電プラントなどには、発生した排ガス中のダストを除去するために集塵装置が設置される。
集塵装置としては、静電気を発生させてダストを捕集する電気集塵機や、排ガスをろ布に通過させてダストを捕集するバグフィルタがあり、これらは処理する排ガスの種類や規模によって選定される。電気集塵機は、排ガスの圧損が少なくメンテナンスが容易なため、発電プラントなどの大容量の排ガス処理に用いられる。一方、バグフィルタは、集塵効率が高く微粒子除去に適しているため、焼却炉の排ガス処理に用いられることが多い。また、最近では、特に海外のプラントにおいて、コストの優位性から大容量向けの排ガス処理にもバグフィルタが適用されるケースが増えてきている。
従来、バグフィルタは、複数のろ布を平行に配設し、これらのろ布に燃焼排ガスを通過させる。燃焼排ガス中に含まれるダストは、複数のろ布によって捕集され、ろ布に堆積する。堆積したダストは、逆洗装置から供給される圧縮エアによって定期的に払い落される。
逆洗装置として知られているパルスジェット式の装置は、ろ布の端部にベンチュリ管とノズルとを配設し、このノズルから一定時間毎にバグフィルタの内部に圧縮エアを噴射することにより、バグフィルタが変形し、その変形による剪断力で堆積したダストを払い落とす。
従来、パルスジェット式の逆洗装置は、タイマ制御によって一定時間間隔で圧縮エアを噴射するタイマ制御式のものや、特許文献1のように、入口煙道の圧力と出口煙道の圧力との差圧を実測し、その差圧に対応した条件で圧縮エアによる払落力を制御する逆洗装置が提案されている。
特開2001−17813号公報
しかしながら、一定時間間隔で圧縮エアを噴射するタイマ制御の逆洗装置では、バグフィルタの負荷に関係なく一定時間に払い落としが生じるため、ダスト濃度が高い場合には、ダストの払い落としを効率よく行なうことができないという問題があった。したがって、タイマ制御の逆洗装置では、焼却炉など前工程の運転を制御しなければならないという問題があった。
また、特許文献1のように差圧で制御する逆洗装置では、急激なダスト濃度の変化に対応することができないため、効果的にダストを払い落とすことができないばかりでなく、そのダスト濃度に対応した払落力(衝撃)によってバグフィルタが損傷するという問題があった。更にまた、排ガス量の変動によって集塵装置の負荷が増大し、差圧が一度上昇すると、ダストがろ布に癒着するため、圧縮エアの噴射回数を増やしても効率よくダストを払い落とすことが困難になり、且つ、バグフィルタの各装置にかかる負担が増加するため、安定した集塵を行なうことができないという欠点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、処理ガス量の変動による負荷に対応し、急激な差圧上昇を抑えることができ、適切な払い落とし条件にて逆洗運転を行なうことができるバグフィルタ及びその運転方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、入口煙道からの排ガスをろ布に通過させることにより排ガス中のダストをろ布によって捕集するとともにダストが捕集された排ガスを出口煙道から排気するバグフィルタであって、前記ろ布に付着したダストを圧縮エアによって払い落とす逆洗手段を備えたバグフィルタにおいて、前記煙道内の排ガス中のダスト濃度を所定時間間隔で測定する濃度測定手段と、該濃度測定手段によって測定したダスト濃度に基づき前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は前記目的を達成するために、入口煙道からの排ガスをろ布に通過させることにより排ガス中のダストをろ布によって捕集するとともにダストが捕集された排ガスを出口煙道から排気するバグフィルタであって、逆洗手段から供給される圧縮エアによって前記ろ布に付着したダストを払い落とすバグフィルタの運転方法において、前記入口煙道内の排ガス中のダスト濃度を濃度測定手段によって所定時間間隔で測定し、測定したダスト濃度に基づき前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御手段により制御してダストを払い落とすことを特徴とする。
本発明によれば、バグフィルタでは、入口煙道からの排ガスをろ布に通過させて、排ガス中のダストをろ布によって捕集するとともに、ダストが捕集された排ガスを出口煙道から排気することにより、排ガス中のダストが除去される。このバグフィルタによる排ガスの集塵を連続して行なうと、ろ布の表面上にダストが堆積して集塵能力が低下するため、バグフィルタに逆洗手段を設置して、逆洗手段において圧縮エアによりろ布の表面に堆積したダストを払い落とす逆洗を定期的に行なう必要がある。
本発明のバグフィルタの逆洗は、バグフィルタの入口煙道に設けられた濃度測定手段で通過する排ガス中のダスト濃度を所定時間間隔で測定し、測定されたダスト濃度を基にして、逆洗手段における圧縮エアのエア圧力や噴射間隔を制御手段で制御するようにした。これにより、バグフィルタ内へ流入する排ガス中のダスト濃度の変化に応じて、常に適切なエア圧及び/又は噴射間隔で圧縮エアによる逆洗を前もって行なうことができるので、バグフィルタに堆積したダストを効率よく払い落とすことができる。これにより、バグフィルタにおいて安定した集塵能力を保持することができるとともに、逆洗における過度な回数や圧力によってバグフィルタの寿命が低下することを防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御手段は、前記濃度測定手段によって測定されたダスト濃度に基づき、前記入口煙道側の圧力と前記出口煙道側の圧力との差圧を予測する予測手段を有し、該予測手段によって予測した差圧に基づいて前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の制御手段は、前記濃度測定手段によって測定された複数のダスト濃度に基づき、前記入口煙道側の圧力と前記出口煙道側の圧力との差圧を予測し、予測した差圧に基づいて前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御することを特徴とする。
請求項2及び4によれば、バグフィルタにおいて、制御手段では、濃度測定手段で複数回測定された排ガス中の各ダスト濃度から予測手段によって入口煙道側と出口煙道側との差圧を予測して、予測された差圧に基づいて圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御するようにした。すなわち、制御手段において測定された複数のダスト濃度から今後発生する差圧を予測して、実際の差圧が予測手段で予測した差圧にならないように逆洗手段を制御して、前もってろ布に堆積したダストを払い落とすようにした。これにより、必要最小限の圧力及び噴射間隔で圧縮エアによる逆洗が行なわれて、バグフィルタに対して安定した差圧を保持することができるので、バグフィルタにおける安定した集塵を効率よく行なうことができるとともに、ろ布の寿命の低下を防止することができる。
以上説明したように本発明に係るバグフィルタ及びその運転方法によれば、測定された排ガス中のダスト濃度に基づいて、圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御しているため、処理ガス量の変動による負荷に対応し、かつ急激な差圧上昇を抑えることができる逆洗を行なうことができる。これにより、バグフィルタにおいて、安定した排ガスの集塵を効率よく行なうことができるとともに、ろ布の寿命が低下することを防止できる。
以下添付図面に従って本発明に係るバグフィルタ及びその運転方法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明のバグフィルタ及びその運転方法を好適に用いた実施の形態であるバグフィルタ10の構成図である。
同図の如く、バグフィルタ10は、主にホッパー状に形成されたケーシング12と、ケーシング12の下部側面に設置された入口煙道14と、ケーシング12の上部側面に設置された出口煙道16と、から構成される。出口煙道16には、不図示のファンが設けられており、このファンの駆動により排ガスが入口煙道14からケーシング12内に導入されて、出口煙道16から排出される。
ケーシング12の内部には、仕切り板18が水平に配置され、この仕切り板18によってケーシング12の内部が入口煙道側ケーシング12aと出口煙道側ケーシング12bとに仕切られている。仕切り板18には多数の穴20,20…が縦横に整列された状態に形成されており、各穴20,20…にはろ布22,22…が吊り下げられている。
ろ布22は、多孔質の布やフェルトなどを筒状に形成したものであり、その下端が閉塞されている。ろ布22は、開口した上端が仕切り板18に形成された穴20を臨むようにして取り付けられている。これにより、入口煙道14から入口煙道側ケーシング12aに導入された排ガスは、ろ布22の外部から内部に入り込んだ後、穴20を通って出口煙道側ケーシング12bを介して出口煙道16から排気される。その際、排ガス中に浮遊するダストはろ布22によって捕集されるため、出口煙道16からは清浄ガスが排気される。
バグフィルタ10の上方には、逆洗装置30が設けられている。逆洗装置30は、主に逆洗手段であるパルス配管32と、圧縮エアタンク34と、調整手段である圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38と、制御手段である制御部40と、から構成される。
パルス配管32は、出口煙道側ケーシング12b内に設置され、各穴20,20…の上方にはノズル42,42…が配置されるとともに圧縮エアを貯留して供給する圧縮エアタンク34と連結している。また、パルス配管32には、圧縮エアのエア圧を調整する圧縮調整機36と、圧縮エアの噴射間隔を調整するダイヤフラムバルブ38とが設けられている。したがって、圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38を調整することにより、圧縮エアタンク34からパルス配管32に供給された圧縮エアが、エア圧及び噴射間隔が調整された状態で各ノズル42,42…からろ布22の内面へ噴射される。
図2は、バグフィルタ10におけるろ布22とノズル42との位置関係を示した模式図である。
ろ布22は、仕切り板18に形成された穴20に臨むように取り付けられるとともに、ろ布22の開口する内側にはベンチュリ管44が設置されている。ベンチュリ管44は、図2に示すように、下部を絞った形状を有しており、下部の内径は例えばろ布22の内径に対して略半分に形成される。したがって、パルス配管32を介してノズル42から噴射された圧縮エアは、ろ布22の開口へ吹き付けられる。このとき、圧縮エアは、ベンチュリ管44を介してろ布22の内部へ効率よく供給されるため、ろ布22の形状が変形して、変形によって生じた剪断力でろ布22の外面に堆積したダストが払い落とされる。
また、図1に示すように、バグフィルタ10は、入口煙道14の近傍にダスト濃度測定手段であるダスト濃度計46が配置されるとともに、ケーシング12の近傍に差圧測定手段である差圧計48が配置される。ダスト濃度計46では、入口煙道14を通過する排ガス中のダスト濃度が測定され、差圧計48では、入口煙道側ケーシング12a内の圧力と出口煙道側ケーシング12b内の圧力とを測定する。ダスト濃度計46及び差圧計48は制御手段及び予測手段である制御部40と接続しており、ダスト濃度計46及び差圧計48で測定された測定値が制御部40へ送信される。
制御部40は、受信した各測定値を基に、設定された所定の値と比較して、接続する圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38による圧縮エアの調整を制御する。
次に、上述した実施の形態であるバグフィルタ10を用いて、本発明のバグフィルタ及びその運転方法の作用について説明する。
バグフィルタ10へ供給される排ガスは、前工程の状況によってその量やダスト濃度が変化する。したがって、処理する排ガスの量やダスト濃度が急激に上昇してバグフィルタ10への負荷が急激に増大すると、ろ布22,22…に急激に堆積したダストを圧縮エアの噴射によって効率よく払い落とすことができない上、ろ布22,22…に堆積したダストが癒着して集塵能力の低下が生じるという問題があった。
その対策として、噴射する圧縮エアの回数や圧力を増加させれば、ろ布22,22…に堆積したダストを確実に振り落とすことができる。しかしながら、逆洗装置30において過度な噴射間隔やエア圧で圧縮エアの噴射を行なうと、その衝撃によってろ布22,22…が損傷して、ろ布22,22…の寿命が低下するという新たな問題が発生する。
そこで、本発明では、入口煙道14に設置されたダスト濃度計46で測定された排ガス中のダスト濃度や、差圧計48で測定された入口煙道側ケーシング12aと出口煙道側ケーシング12bとの差圧に基づいて、ろ布22,22…に対してパルス配管32の各ノズル42,42…から噴射される圧縮エアの回数や圧力を制御部40で制御するようにした。
図3は、バグフィルタ10の運転時間に対するろ布22,22…で生じる差圧を示した第1のグラフである。
差圧計48で測定された現時点の差圧が点Aである場合に、排ガスの量やダスト濃度が一定であるときには、ろ布22,22…に生じる差圧は実線Bで示した傾きで上昇する。
制御部40は、ダスト濃度計46で測定されたダスト濃度の値から、ろ布22,22…で生じる予測される差圧を算出し、その結果が破線Cで示した傾きで差圧が変化すると予測される場合、制御部40は実線Aの傾きと同じになるように圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38における圧縮エアの調整を制御して、ろ布22,22…に対して噴射される圧縮エアの圧力や時間を増加させる。一方、ダスト濃度計46で測定された排ガスのダスト濃度から破線C’で示した傾きで差圧が変化すると制御部40で予測される場合、制御部40は、ろ布22,22…に対して噴射される圧縮エアの圧力や時間を減少させて、実線Aの傾きと同じになるように、圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38における圧縮エアの調整を制御する。例えば、実線Bで示した時に噴射される圧縮エアが0.5MPaの圧力で30分の間隔で噴射されるとして、ダスト濃度から予測される差圧が破線Cの傾きを示す場合には、圧縮エアは0.6MPaの圧力で20分の間隔で噴射される。
図4は、バグフィルタ10のある運転時間に対するろ布22,22…で生じる差圧と、その差圧における各基準線とを示した第2のグラフである。
差圧計48で測定された現時点の差圧が点Xであるとき、制御部40によってダスト濃度計46で測定されたダスト濃度から予測される差圧を算出する。そして、予測される差圧が破線で示した各許容線Y,Yの範囲を越える場合、制御部40は圧縮調整機36及びダイヤフラムバルブ38における圧縮エアの調整を制御して、予め設定された圧力及び時間で圧縮エアを噴射させる。例えば、通常の払い落としで噴射される圧縮エアが0.5MPaの圧力で30分の間隔で噴射されるとともに、許容線Yの差圧が2KPaで設定される場合、ダスト濃度から予測される差圧がYを超えると圧縮エアは0.6MPaの圧力で20分の間隔で噴射され、Yを下回ると圧縮エアは0.4MPaの圧力で40分の間隔で噴射される。
このように、現時点での入口煙道側ケーシング12aと出口煙道側ケーシング12bとの差圧に基づいて、バグフィルタ10に導入された排ガス中のダスト濃度からろ布22,22…の予測される差圧を算出し、前もって圧縮エアの圧力や噴射間隔を調整した払い落としを行なっているので、処理する排ガス量やダスト濃度が急激に変化しても、前もってろ布22,22…に堆積したダストを必要最低限のエア圧や噴射間隔で逆洗が行なわれているため、逆洗時の過度な衝撃によってろ布22,22…を損傷させることなく、ろ布22,22…に堆積したダストを効率よく払い落とすことができる。これにより、前工程の条件で変動し易い排ガスに対して常に安定して集塵を行なうことができるとともに、ろ布22,22…の寿命を延長させることができるバグフィルタ10を提供することができる。
なお、上述したバグフィルタ10において、使用される各装置又は部材の個数、形状、材質などは特に限定するものではない。
バグフィルタ10において、固定式のベンチュリ管44,44…をろ布22,22…の開口内部に設置したが、特に限定するものではない。移動式のベンチュリ管44,44…を設けて、払い落としが必要なときにだけ設置するようにすれば、より効率よく圧縮エアをろ布22,22…に吹き付けることができる。
また、バグフィルタ10では、ろ布22,22…の外面で排ガス中のダストを分離するよう構成されているが、特に限定するものではない。ろ布22,22…の内面でダストを排ガスから分離する構成のバグフィルタでも、本発明を好適に用いることができる。
本発明の実施の形態であるバグフィルタの構成図 本発明の実施の形態であるバグフィルタにおけるろ布とノズルとの配置を示した模式図 本発明のバグフィルタにおける運転時間に対する入口煙道と出口煙道との差圧を示した第1のグラフ 本発明のバグフィルタにおける運転時間に対する入口煙道と出口煙道との差圧を示した第2のグラフ
符号の説明
10…バグフィルタ、12…ケーシング、12a…入口煙道側ケーシング、12b…出口煙道側ケーシング、14…入口煙道、16…出口煙道、18…仕切り板、20…穴、22…ろ布、30…逆洗装置、32…パルス配管、34…圧縮エアタンク、36…圧縮調整機、38…ダイヤフラムバルブ、40…制御部、42…ノズル、44…ベンチュリ管、46…ダスト濃度計、48…差圧計

Claims (4)

  1. 入口煙道からの排ガスをろ布に通過させることにより排ガス中のダストをろ布によって捕集するとともにダストが捕集された排ガスを出口煙道から排気するバグフィルタであって、前記ろ布に付着したダストを圧縮エアによって払い落とす逆洗手段を備えたバグフィルタにおいて、
    前記煙道内の排ガス中のダスト濃度を所定時間間隔で測定する濃度測定手段と、該濃度測定手段によって測定したダスト濃度に基づき前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするバグフィルタ。
  2. 前記制御手段は、前記濃度測定手段によって測定されたダスト濃度に基づき、前記入口煙道側の圧力と前記出口煙道側の圧力との差圧を予測する予測手段を有し、該予測手段によって予測した差圧に基づいて前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御することを特徴とする請求項1に記載のバグフィルタ。
  3. 入口煙道からの排ガスをろ布に通過させることにより排ガス中のダストをろ布によって捕集するとともにダストが捕集された排ガスを出口煙道から排気するバグフィルタであって、逆洗手段から供給される圧縮エアによって前記ろ布に付着したダストを払い落とすバグフィルタの運転方法において、
    前記入口煙道内の排ガス中のダスト濃度を濃度測定手段によって所定時間間隔で測定し、測定したダスト濃度に基づき前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御手段により制御してダストを払い落とすことを特徴とするバグフィルタの運転方法。
  4. 前記制御手段は、前記濃度測定手段によって測定された複数のダスト濃度に基づき、前記入口煙道側の圧力と前記出口煙道側の圧力との差圧を予測し、予測した差圧に基づいて前記逆洗手段による圧縮エアのエア圧及び/又は噴射間隔を制御することを特徴とする請求項3に記載のバグフィルタの運転方法。
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