JP2005349215A - 超音波画像診断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像を回転させる断層像回転手段を設け、表示手段が前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像以外の断層像を、前記断層像回転手段によるこの特定の該断層像の回転に連動して変更して表示する。
【選択図】図1
Description
(1)生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、該3次元エコーデータ内において、スキャンライン開始点よりスキャンライン上を遠方にスキャンし、或るしきい値より輝度値の大きい点が所定の距離以上連続したランのうち、該スキャンライン開始点に最も近いランを抽出するラン抽出手段を設けたことを特徴とする。
表面位置抽出手段は、ラン抽出手段が3次元エコーデータ内において、スキャンライン開始点よりスキャンライン上を遠方にスキャンし、或るしきい値より輝度値の大きい点が所定の距離以上連続したランのうち、スキャンライン開始点に最も近いランを抽出することで、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。表示手段は、3次元画像を表示する。
(2)生体へ超音波を送受波し、3次元領域内の連続した複数の超音波断層像を得る超音波プローブと、
前記超音波プローブにより得られた連続した複数の該超音波断層像からなる3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、連続した複数の該超音波断層像の全て、もしくは特定の超音波断層像に、抽出した該物体表面位置を境界として重畳する境界重畳手段を設けたことを特徴とする。
表面位置抽出手段は、境界重畳手段が、連続した複数の超音波断層像の全て、もしくは特定の超音波断層像に、抽出した物体表面位置を境界として重畳し、抽出位置を使用者が確認しながら、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。 陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。表示手段は、3次元画像を表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築される該断層像に、抽出した該物体表面位置を境界として重畳する境界重畳手段とを設けたことを特徴とする。
表面位置抽出手段は、断層像構築手段が、3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築し、境界重畳手段が断層像構築手段により構築される断層像に、抽出した物体表面位置を境界として重畳し、抽出位置を使用者が確認しながら、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。 陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。表示手段は3次元画像を表示する。
(4)(2)又は(3)の超音波画像診断装置において、前記表面位置抽出手段が、前記境界重畳手段が重畳した該境界を修正する境界修正手段を設け、前記境界修正手段により修正された該境界により抽出する該物体表面位置を修正することを特徴とする。
上記構成によれば、断面位置設定手段は、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する。
表面位置抽出手段は、境界修正手段が、前記境界重畳手段が重畳した該境界を修正し、境界修正手段により修正された境界により抽出する物体表面位置を修正することで、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を適切に抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。表示手段は、3次元画像を表示する。
前記表面位置抽出手段が、該3次元エコーデータ内において、スキャンライン開始点よりスキャンライン上を遠方にスキャンし、或るしきい値より輝度値の大きい点が所定の距離以上連続したランのうち、該スキャンライン開始点に最も近いランを抽出するラン抽出手段を設け、
前記境界修正手段が、修正すべき境界が存在するスキャンラインを指定する修正スキャンライン指定手段を設け、
前記修正スキャンライン指定手段により指定された該スキャンライン上で、前記ラン抽出手段が抽出したランの次に、該スキャンライン開始点に近いランを抽出することを特徴とする。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を構築する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記断面位置設定手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像内で、断面位置を示す切断線を移動する切断線移動手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の断層像を回転させる断層像回転手段と、
を設け、前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像以外の断層像を、前記断層像回転手段によるこの特定の該断層像の回転に連動して変更することを特徴とする。
切断線移動手段が、断層像構築手段により構築された複数の断層像内で、断面超音波を示す切断線を移動し、断層像回転手段が、断層像構築手段により構築された複数の断層像のうち、特定の断層像を回転させ、断層像構築手段により構築された複数の断層像のうち、特定の断層像以外の断層像を、断層像回転手段によるこの特定の断層像の回転に連動して変更することで、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する。
合成手段は、断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を構築する。表示手段は、3次元画像を表示する。
(7)生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を構築する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記断面位置設定手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像内で、断面位置を示す切断線を移動する切断線移動手段と、
を設け、前記断層像構築手段が、前記合成手段により該3次元画像として合成されるエコーデータと、それ以外のエコーデータを異なる態様の表示にするマスク手段を設けたことを特徴とする。
合成手段は、断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を構築する。
表示手段は、3次元画像を表示する。
上記構成によれば、表示態様指定手段が、合成手段が3次元画像として合成するためのエコーデータと、それ以外のエコーデータを異なる態様の表示にするか同様の表示にするかを指定する。
(9)生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けたことを超音波画像診断装置において、
前記陰影付加手段が、陰影付加のための光線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定する光線角度設定手段を設け、前記表示手段が、該生体管腔軸、もしくは該超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での該光線角度を表示したことを特徴とする。
表面位置抽出手段は、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、光線角度設定手段が、陰影付加のための光線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定し、表示手段が、3次元画像を表示し、生体管腔軸、もしくは該超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での光線角度を表示することで、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。表示手段は、3次元画像を表示する。
上記構成によれば、表示手段は、光線角度を立体的に表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記表面位置抽出手段により位置を抽出された表面エコーデータの座標を変換する座標変換手段と、
前記座標変換手段が、該3次元画像を表示する際の視線方向がなす視線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定する視線角度設定手段と、
を設け、前記表示手段が、該生体管腔軸、もしくは該超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での該視線角度を表示したことを特徴とする。
表面位置抽出手段は、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
座標変換手段は、視線角度設定手段が、3次元画像を表示する際の視線方向がなす視線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定し、表示手段が、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での視線角度を表示することで、断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、表面位置抽出手段により位置を抽出された表面エコーデータの座標を変換する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。表示手段は、3次元画像を表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記合成手段が、該3次元画像に該断面エコーデータと該表面エコーデータの境界線を断面表面境界線として重畳する断面表面境界重畳手段を設け、
前記表示手段が、前記断面表面境界重畳手段が該断面表面境界線を重畳した該3次元画像を表示することを特徴とする。
表面位置抽出手段は、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成し、断面表面境界重畳手段が、3次元画像に断面エコーデータと表面エコーデータの境界線を断面表面境界線として重畳する。
表示手段は、断面表面境重畳手段が断面表面境界線を重畳した3次元画像を表示する。
該スキャンライン開始点の位置を指定するスキャンライン開始点指定手段を設けたことを特徴とする。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。
表示手段は、3次元画像を表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記陰影付加手段が、臓器表面色にて、該表面エコーデータに陰影を付加すること、を特徴とする。
表面位置抽出手段は、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに、臓器表面色にて陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。
表示手段は、3次元画像を表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記陰影付加手段が、
該表面エコーデータの表示色を指定する表示色指定手段を設け、
前記表示色指定手段が指定した該表示色にて、該表面エコーデータに陰影を付加することを特徴とする。
表面位置抽出手段は、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表示色指定手段が、表面エコーデータの表示色を指定し、表示色指定手段が指定した表示色にて、表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。
表示手段は、3次元画像を表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、
複数の該超音波断層像のうち特定の断層像上で、所望の物体表面位置を指定する表面位置指定手段と、
前記表面位置指定手段により指定された、表面位置の輝度値の勾配値を算出する第1の勾配値算出手段と、
複数の該超音波断層像のうち、該特定の断層像以外の断層像上の、該第1の勾配値が算出された点から特定の範囲内で、輝度値の勾配値を算出する第2の勾配値算出手段と、
前記第1の勾配値算出手段と前記第2の勾配値算出手段により算出された該勾配値を比較することにより、前記表面位置指定手段が該物体表面位置を指定した断層像とは異なる断層像上で物体表面位置を特定する表面位置特定手段と、
を有することを特徴とする。
表面位置抽出手段は、この表面位置抽出手段を構成する表面位置指定手段が、複数の超音波断層像のうち特定の断層像上で、所望の物体表面位置を指定し、
第1の勾配値算出手段が、表面位置指定手段により指定された、表面位置の輝度値の勾配値を算出し、
第2の勾配値算出手段が、複数の超音波断層像のうち、この特定の断層像以外の断層像上の、第1の勾配値が算出された点から特定の範囲内で、輝度値の勾配値を算出し、
表面位置特定手段が、第1の勾配値算出手段と第2の勾配値算出手段により算出された勾配値を比較することにより、表面位置指定手段が物体表面位置を指定した断層像とは異なる断層像上で物体表面位置を特定することで、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。
表示手段は、3次元画像を表示する。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、
連続した複数の該超音波断層像上で、順次、所望の物体表面位置を自動的にトレースする表面トレース手段を設けたことを特徴とする。
表面位置抽出手段は、表面トレース手段が、連続した複数の該超音波断層像上で、順次、所望の物体表面位置を自動的にトレースすることで、
3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
陰影付加手段は、表面位置抽出手段により抽出された表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する。
合成手段は、断面エコーデータと表面エコーデータより3次元画像を合成する。
表示手段は、3次元画像を表示する。
前記表面トレース手段が、所望の物体表面位置を探索するための円弧上で、該表面位置を輝度値の変化点として探索する輝度変化点探索手段を設け、該変化点を、改めて該円弧の中心として置き直すことで、順次、所望の物体表面位置をトレースすることを特徴とする。
上記構成によれば、表面トレース手段は、輝度値変化点探索手段が、表面位置を探索するための円弧上で、表面位置を輝度値の変化点として探索し、該変化点を、改めて該円弧の中心として置き直すことで、順次、表面位置をトレースする。
前記表面位置抽出手段が、該超音波断層像上でトレースするトレース開始点を指定するトレース開始点指定手段を設けたことを特徴とする。
上記構成によれば、表面位置抽出手段は、トレース開始点指定手段が、超音波断層像上でトレースするトレース開始点を指定し、表面トレース手段が、連続した複数の該超音波断層像上で、順次、所望の物体表面位置を自動的にトレースすることで、3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面を抽出する。
前記表面位置抽出手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段を設け、
前記トレース開始点指定手段が、前記断層像構築手段が構築する連続した複数の該超音波断層像とは向きの異なる該断層像上で、該トレース開始点を指定することを特徴とする。
トレース開始点指定手段は、断層像構築手段が構築する連続した複数の超音波断層像とは向きの異なる断層像上で、トレース開始点を指定し、
トレースを行うことで3次元エコーデータ記憶手段に記憶された3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する。
(第1の実施の形態)
図1から図16は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の超音波画像診断装置の構成を示すブロック図、図2はCPUと画像処理プロセッサが行う画像処理の内容を示すフローチャート図、図3は図2における断面位置の設定の詳細な内容を示すフローチャート図、図4は4つの断面位置での超音波画像の具体例を示す図、図5は表面位置の抽出を行わない簡易3次元画像を示す図、図6は図4において、図5の断面として現れない部分をハッチングで示した図、図7は視線方向の設定用の子画面を示す図、図8は図7の角度の空間的な説明図、図9は図2における表面の位置の抽出の処理内容の詳細を示すフローチャート図、図10は表面の位置を抽出するスキャン開始点からのスキャンの様子を示す説明図、図11は陰影付加の処理内容の詳細を示すフローチャート図、図12は陰影付加の処理の説明図、図13は光線方向の設定値を示す設定用子画面を示す図、図14は図13の角度の空間的な説明図、図15は3次元画像における4枚の断面の非表示部分をハッチングで示した図、図16は最終的に構築される3次元画像を示す図である。
超音波観測を行う際には、超音波プローブ4を体腔内に挿入し、システムコントローラ12の制御に基づき、送受信部6及び駆動部5によって、超音波プローブ4内の超音波振動子をスパイラル状に駆動して生体内へ超音波を送受波することによって、体腔内の3次元領域のエコーデータが取り込まれるようになっている。
超音波プローブ4の体腔内でのスパイラルスキャンにより得られ、超音波観測部2から画像処理部3へ送られた音線データは、極座標変換部16により、画像データに変換される。そして、画像データ記憶装置17は、画像データを付帯データと併せて、連続した複数の2次元画像として取り込まれた順に書き込む。
以下、CPU13と画像処理プロセッサ18が行う画像処理の詳細を図2のフローチャート及び図3から図16が示す処理過程の説明図を参照しながら説明する。
図3は、ステップS2の具体例の詳細な内容を示すフローチャートである。図4は3次元画像処理用モニタ24に3次元表示されるときの断層像構築手段により構築される複数、具体的には4枚の断面(断面エコーデータ)を示しており、梨地模様で示す部分が病変部等の関心領域31である。
このように、断層像構築手段或いは断層像構築機能は断面位置を示す切断線を移動する切断線移動手段或いは切断線移動機能を備えている。
図3に示すステップS24では、関心領域31が切断線△と□の間に含まれるよう、切断線△、□を移動する。
上述のように断層像構築手段(機能)が構築した向きの異なる複数の断層像のうち特定の断層像上で、切断線移動手段が断面位置を示す切断線を移動し、断層像回転手段が断層像を回転し、特定の断層像以外の断層像が連動して変更されるので、断層像上で、いかなる位置に病変部が存在しても病変部を通るように断面を設定でき、病変の深達度等を診断できるようにしている。
以下、このステップS3の詳細を説明する。
このように本実施の形態では、座標変換手段が、断面エコーデータと表面エコーデータの座標を変換し、視線角度設定手段が、3次元画像を表示する際の視線方向がなす視線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定し、表示手段が、生体管腔軸、もしくは該超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での視線角度を表示するようにして、3次元画像の視線角度をより簡単に設定できるようにしている。また、直感的、解剖学的に理解しやすくなるようにしている。
以下に自動抽出ルーチンについて、その詳細な内容を説明する。この自動抽出ルーチンはノイズ等による表面の誤抽出を防止して、表面位置に対応するランを抽出するラン抽出手段を有する。
0≦i≦49
とする。なお、全ての画像に対して処理を行うものに限定されるものでなく、特定の画像のみに対して行うような場合も含む。
0≦s≦35
とする。なお、この間隔の場合には抽出される境界は点状となるが、この間隔を小さくするなどすれば抽出される境界は殆ど線状となり、本実施の形態はこのような場合も含む。
図9に示すステップS418では、処理点アドレスをスキャンラインs上の次の点のアドレスに移す。
図9に示すステップS421では、変数runに1を加算する。
図9に示すステップS425では、変数sに1を加算する。即ち、処理を行うスキャンラインを隣のスキャンラインへ移す。
従って、境界修正機能で物体表面位置を修正するので、物体表面の抽出が適切でない箇所を修正してノイズ等の誤抽出をさらに軽減して正確な3次元画像を表示することができるようにしている。
図9に示すステップS429では、0≦i≦49、0≦s≦35となる全ての整数i、sについて、X(s,i)、Y(s,i)を読み出す。即ち、画像データ記憶装置17から境界と認識された点の座標を読み出す。
図9に示すステップS432では、修正するべき2次元画像i0と、修正するべきスキャンラインs0を指定する。
図9に示すステップS434からステップS439までは、ステップS417からステップS422までと基本的に処理が同じなので、説明を省略する。
図2に示すステップS5では、ステップS4で抽出された表面に陰影を付加する。
以下、このステップS5の詳細な処理内容を説明する。
Ms + 1 (X(s+1,i),Y(s+1,i))
M′s (X(s,i+1),Y(s,i+1))
M′s + 1 (X(s+1,i+1),Y(s+1,i+1))
このステップS511では、頂点の座標値より各ポリゴンの法線ベクトルを算出する。図12では、各ポリゴンの法線ベクトルをVs 、V′s として示している。
図11に示すステップS514では、光線方向の設定を行う。つまり、光線方向(光線角度)を設定する光線角度設定手段或いは光線角度設定機能を備えている。
こうして、表面の陰影を付加する。
つまり、本実施の形態では断面と表面の境界線を3次元画像に重畳する断面表面境界重畳手段を有し、この断面表面境界重畳手段は3次元画像に断面エコーデータと表面エコーデータ境界線を断面表面境界線として重畳し、表示手段が、断面表面境界線を重畳した3次元画像を表示するようにして、エコーデータと表面画像データの区別がつき易いようにしている。
なお、上述のように、CPU13及び画像処理プロセッサ18は、表面位置抽出手段、陰影付加手段、合成手段、ラン抽出手段、境界重畳手段、断層像構築手段、座標変換手段、断面表面境界重畳手段として機能する。
また、画像データ記憶装置17は、3次元エコーデータ記憶手段として機能する。
また、3次元画像処理用モニタ24は表示手段として機能する。
本実施の形態では、ラン抽出手段が、スキャンライン上を遠方にスキャンし、或るしきい値より輝度値の大きい点が所定の距離以上連続したランのうち、スキャンライン開始点に最も近いランを抽出するので、この所定の距離以下のランはノイズとして殆ど除去できる。このため、ノイズ等に殆ど邪魔されることなく、所望の物体表面を正確に表現することができる。
また、仮にノイズ等により誤抽出した部分が存在しても、境界修正機能により、抽出された境界を修正できるので、よりノイズ等の影響の少ない物体表面の抽出を行うことができる。
また、本実施の形態では、図10で示す画像を参照することができるので、修正が適正か否かを確認しながら境界を修正できる。
また、断層像構築手段が構築した向きの異なる複数の断層像のうち特定の断層像上で、切断線移動手段が断面位置を示す切断線を移動し、断層像回転手段が断層像を回転し、特定の断層像以外の断層像が連動して変更されるので、断層像上で、いかなる位置に病変部が存在しても病変部を通るように断面を設定でき、病変の深達度等を診断できる。
また、本実施の形態では、表示手段が、光線角度を立体的に表示するので、光線角度を感覚的に把握しやすい。
本実施の形態では、タッチパネル25を用いているが、タッチパネル25ではなくとも、画面にカーソルを表示させてマウス、ライトペン、トラックボールなどの他のポインティングデバイスを用いても良い。
また、本実施の形態では、視線方向、光線方向の設定は、タッチパネル25を用い、それぞれ図7、図13で示す表示に対して設定できるようにしているが、図8、図14で示す表示に対して設定できるようにしても良い。
本実施の形態では、マスク切り換えキー21aを押すと図6に示す表示に切り換えるが、順序を逆にしたときには、マスク切り換えキー21aを押すことにより図15に示す表示に切り換えるようにしても良い。
また、本実施の形態では、ステップS431で境界点を重畳された2次元画像を一覧表示しているが、隣合う2次元画像を順次表示させても構わない。
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。構成は第1の実施の形態と共通であり、CPU13と画像処理プロセッサ18の処理が異なる。このため、異なる部分のみを説明する。図17は第2実施の形態における超音波による4枚の断面を示す。
本実施の形態は、第1の実施の形態における表面位置抽出での一覧表示(図9のステップS431)に代えて、図17に示す複数の断面の表示を3次元画像処理用モニタ24上に表示させる。この画面の中で、抽出された境界が境界線として各断面に重畳されており、図17では断面Cにノイズで誤抽出された境界を参照することができる。
本実施の形態では、図17に示す複数の断面の表示を3次元画像処理用モニタ24上に表示し、抽出された境界が境界線として各断面に重畳するので、連続する複数の2次元画像に渡り、表面位置抽出が適切か否か一目で判断できる。
このように向きの異なる複数の断層像に、抽出した物体表面位置を境界として重畳するので、境界抽出の誤りの著しい部分が一目で発見できる。
また、断面を変更することにより、誤抽出された部分を探すことができる。
次に本発明の第3の実施の形態を図18ないし図20を参照して説明する。図18は第3の実施の形態における処理内容の一部を示すフローチャート、図19はその作用及び効果の説明図、図20は本実施の形態における超音波プローブ4によるスキャンの変形例の説明図である。
例えば、スキャンライン開始点が図19で示されている点Od に、あらかじめ設定されている場合、抽出される境界に死角ができる。この死角部分を図19中ではハッチングで示している。
その他の効果は、第1の実施の形態と同じである。
本変形例での超音波プローブ4は、被検体外より超音波を照射する。この超音波プローブ4の図示しない超音波振動子は、セクタスキャンを行いながら直線上を移動する。すなわち、超音波プローブ4が体外よりセクタスキャンとリニアスキャンとを組み合わせたセクタ&リニアスキャンを行うことで、連続した複数の2次元画像が、3次元エコーデータとして、画像データ記憶装置17に書き込まれる。この複数の2次元画像を図20に示す。図20では取り込まれた順に画像1,画像2,…と画像番号が付されている。
このように、本実施の形態による表面抽出手段或いは方法を用いると、スパイラルスキャンやセクタ&リニアスキャンなどスキャン方法を変えても正確に表面を抽出できる。
次に本発明の第4の実施の形態を図21を参照して説明する。図21は本実施の形態における陰影付加の処理内容を示すフローチャートであり、ポリゴンを表示する際の表示色を操作用端末21から入力する過程を含む。
なお、上述のように、操作用端末21は表示色指定手段として機能する。
本実施の形態は、以下の効果を有する。
その他の効果は、第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態では、ステップS2115で操作用端末21を通じて表示色を入力したが、内視鏡画像などの光学像を第1の外部記憶装置19などの記憶装置に貯え、ここにから代表的な色調をコピーしても良い。また、この貯えられた光学像は食道、胃上部、十二指腸という具合に別々に貯え、これらの表示色を用いても良い。
次に本発明の第5の実施の形態を図22ないし図24を参照して説明する。図22は第5の実施の形態における表面位置の抽出処理のフローチャート、図23、図24はその作用及び効果を説明する図である。
図22に示すステップS2211では、画像データ記憶装置17に格納されている連続した50枚の2次元画像にうち第1番目の画像を、3次元画像処理用モニタ24に表示する。この画像を図23に示す。
勾配値=ΔI/Δx
と表される。
この処理を全ての点Zi に対応する範囲内の点について繰り返す。
こうして、表面位置が抽出される。
また、タッチパネル25は、表面位置指定手段として機能する。
本実施の形態によれば、以下の効果を有する。
その他の効果は、第1の実施の形態と同じである。
次に本発明の第6の実施の形態を図25ないし図30を参照して説明する。図25は第6の実施の形態における表面位置抽出処理の詳細を示すフローチャートである。図26、図27、図28、図29は、表面の位置を抽出する開始点Pからのトレースの様子を説明する図である。なお、図27は図26の右側の拡大図、図29は図26の左側の拡大図であり、図28は図27に示す円弧上の輝度値を示す。
以下、CPU13と画像処理プロセッサ18が行う画像処理の詳細を図25ないし図30を参照しながら説明する。
図25に示すステップS2511からステップS2531までは、表面位置の自動抽出を行う自動抽出ルーチン、ステップS2532からステップS2539までは、自動抽出された境界を表示、修正する表示/修正ルーチンである。
以下に自動抽出ルーチンのうちのトレース開始点抽出ルーチンについて詳細を説明する。
0≦i≦49
とする。
図25に示すステップS2519では、変数runに0を代入する。変数runは、ランの長さを計るために用いる。
図25に示すステップS2521では、処理点アドレスで示される点の輝度値が、ステップS2512で行われた2値化処理のしきい値より大きいか小さいかを判断する。大きければステップS2522へ移り、小さければステップS2519へジャンプする。
図25に示すステップS2523では、変数runに1を加算する。
次に自動抽出ルーチンのうちのトレースルーチンについて詳細を説明する。
図25に示すステップS2528では、変数sに1を加算する。以下、点P′を改めて点Pと置き直すことにする。
図25に示すステップS2531では、iが49+1と一致するか否かを判断する。即ち、画像データ記憶装置17へ書き込まれた2次元画像の中で最後の2次元画像の処理が終わったか否か判断する。一致すればステップS2532へ移り、一致しなければステップS2515へジャンプする。
図25に示すステップS2532では、画像データ記憶装置17に書き込まれた全ての画像、全ての境界点について、X(s,i)、Y(s,i)を読み出す。
このとき、∠R1 GR2 の範囲内で、使用者がトレースした軌跡上の等距離の区間毎に改めて真の境界点P(s,i)を設定する。
なお、上述のように、CPU13及び画像処理プロセッサ18は、表面トレース手段、輝度変化点探索手段として機能する。
また、タッチパネル25は、トレース開始点指定手段として機能する。
本実施の形態では、連続した複数の超音波断層像上で、順次、所望の物体表面位置を自動的にトレースするので、例えば、図26に示されているノイズを臓器表面と誤って抽出することはない。すなわち、ノイズ等に邪魔されることなく、所望の物体表面を正確に抽出及び表現することができる。
また、本実施の形態では、ステップS2513で、これ以下の長さのランはノイズと判定すべきだという長さを入力するので、トレース開始点を指定する際に、様々な大きさのノイズを除去することができる。
その他の効果は、第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態では、タッチパネル25を用いているが、タッチパネル25ではなくとも、画面にカーソルを表示させてマウス、ライトペン、トラックボールなどの他のポインティングデバイスを用いても良い。
また、本実施の形態では、ステップS2512で2値化を行ったが、他のしきい値処理を用いても良い。
また、本実施の形態では、図26に示す例えば胃のような管腔状臓器を仮定して適用しているが、肝臓や膵臓のように非管腔形状の臓器にも適用できる。
次に本発明の第7の実施の形態を図31及び図32を参照して説明する。図31は第7の実施の形態における表面位置の抽出処理の一部を示すフローチャート、図32はその作用及び効果を説明する図である。
こうして、トレース開始点が指定される。
なお、上述のように、タッチパネル25は、トレース開始点指定手段として機能する。
本実施の形態では、ステップS3112で、3次元画像処理用モニタ24上に表示された画像を参照しながら、50枚の画像に対し1度にトレース開始点を指定するので、50枚の画像に対し順次トレース開始点を指定する第6の実施の形態に比べ操作が簡便である。
その他の効果は、第6の実施の形態と同じである。
1.生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、該3次元エコーデータ内において、スキャンライン開始点よりスキャンライン上を遠方にスキャンし、或るしきい値より輝度値の大きい点が所定の距離以上連続したランのうち、該スキャンライン開始点に最も近いランを抽出するラン抽出手段と、を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記超音波プローブにより得られた連続した複数の該超音波断層像からなる3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、連続した複数の該超音波断層像の全て、もしくは特定の超音波断層像に、抽出した該物体表面位置を境界として重畳する境界重畳手段を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築される該断層像に、抽出した該物体表面位置を境界として重畳する境界重畳手段とを設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記境界修正手段が、修正すべき境界が存在するスキャンラインを指定する修正スキャンライン指定手段を設け、
前記修正スキャンライン指定手段により指定された該スキャンライン上で、前記ラン抽出手段が抽出したランの次に、該スキャンライン開始点に近いランを抽出することを特徴とする付記4記載の超音波画像診断装置。
(付記4、5の効果)境界修正手段が物体表面位置を修正するので、物体表面の抽出が適切できない箇所を修正することができる。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を構築する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記断面位置設定手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像内で、断面位置を示す切断線を移動する切断線移動手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像を回転させる断層像回転手段と、
を設け、前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像以外の断層像を、前記断層像回転手段によるこの特定の該断層像の回転に連動して変更することを特徴とする超音波画像診断装置。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記断面位置設定手段が、該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像内で、断面位置を示す切断線を移動する切断線移動手段と、
を設け、前記断層像構築手段が、前記合成手段により該3次元画像として合成されるエコーデータと、それ以外のエコーデータを異なる態様の表示によるマスク手段を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記陰影付加手段が、陰影付加のための光線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定する光線角度設定手段を設け、
前記表示手段が、該生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での該光線角度を表示したことを特徴とする超音波画像診断装置。
(付記10の効果)表示手段が、光線角度を立体的に表示したので、光線角度を感覚的に把握しやすい。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けたこと超音波画像診断装置において、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記表面位置抽出手段により位置を抽出された表面エコーデータの座標を変換する座標変換手段と、
前記座標変換手段が、該3次元画像を表示する際の視線方向がなす視線角度を、生体管腔軸、もしくは超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での角度として設定する視線角度設定手段と、
を設け、前記表示手段が、該生体管腔軸、もしくは該超音波プローブ挿入軸を座標軸とする座標系での該視線角度を表示したことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記合成手段が、該3次元画像に該断面エコーデータと該表面エコーデータの境界線を断面表面境界線として重畳する断面表面境界重畳手段を設け、
前記表示手段が、前記断面表面境界重畳手段が該断面表面境界線を重畳した該3次元画像を表示することを特徴とする超音波画像診断装置。
(付記12の効果)断面表面境界重畳手段が、3次元画像に断面エコーデータと表面エコーデータの境界線を断面表面境界線として重畳し、表示手段が、断面表面境界線を重畳した3次元画像を表示するので、エコーデータと表面画像データの区別がつき易い。
該スキャンライン開始点の位置を指定するスキャンライン開始点指定手段と、 を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
(付記13の目的)付記1の目的と同じ。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記陰影付加手段が、
臓器表面色にて、該表面エコーデータに陰影を付加すること、
を特徴とする超音波画像診断装置。
(付記14の目的)表面画像データの表示色を光学像で見える臓器本来の色と関連付け、より実物らしい3次元画像を観察できる超音波画像診断装置を提供すること。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記陰影付加手段が、
該表面エコーデータの表示色を指定する表示色指定手段と、
を設け、
前記表示色指定手段が指定した該表示色にて、該表面エコーデータに陰影を付加すること、
を特徴とする超音波画像診断装置。
(付記15の目的)付記12の目的と同じ。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、
複数の該超音波断層像のうち特定の断層像上で、所望の物体表面位置を指定する表面位置指定手段と、
前記表面位置指定手段により指定された、表面位置の輝度値の勾配値を算出する第1の勾配値算出手段と、
複数の該超音波断層像のうち、該特定の断層像以外の断層像上の、該第1の勾配値が算出された点から特定の範囲内で、輝度値の勾配値を算出する第2の勾配値算出手段と、
前記第1の勾配値算出手段と前記第2の勾配値算出手段により算出された該勾配値を比較することにより、前記表面位置指定手段が該物体表面位置を指定した断層像とは異なる断層像上で物体表面位置を特定する表面位置特定手段と、
を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
(付記16、17、18、19、20の目的)付記1の目的と同じ。
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の物体表面位置を抽出する表面位置抽出手段と、
前記表面位置抽出手段により抽出された該表面位置が示す表面エコーデータに陰影を付加する陰影付加手段と、
前記断面位置設定手段により位置を設定された断面エコーデータと、前記陰影付加手段により陰影を付加された該表面エコーデータより3次元画像を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された該3次元画像を表示する表示手段と、
を設けた超音波画像診断装置において、
前記表面位置抽出手段が、
連続した複数の該超音波断層像上で、順次、所望の物体表面位置を自動的にトレースする表面トレース手段を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記表面トレース手段が、所望の物体表面位置を探索するための円弧上で、該表面位置を輝度値の変化点として探索する輝度変化点探索手段を設け、該変化点を、改めて該円弧の中心として置き直すことで、順次、所望の物体表面位置をトレースすることを特徴とする超音波画像診断装置。
前記表面位置抽出手段が、該超音波断層像上でトレースするトレース開始点を指定するトレース開始点指定手段を設けたことを特徴とする超音波画像診断装置。
前記表面位置抽出手段が、
該3次元エコーデータ内のエコーデータから生成される向きの異なる複数の断面像を構築する断層像構築手段と、
を設け、
前記トレース開始点指定手段が、
前記断層像構築手段が構築する連続した複数の該超音波断層像とは向きの異なる該断層像上で、該トレース開始点を指定すること、
を特徴とする超音波画像診断装置。
2…超音波観測部
3…画像処理部
4…超音波プローブ
5…駆動部
6…送受信部
7…A/Dコンバータ
8…フレームメモリ
9…DSC
11…モニタ
12…システムコントローラ
13…CPU
14…主記憶装置
15…制御部
16…極座標変換部
17…画像データ記憶装置
18…画像処理プロセッサ
19…第1の外部記憶装置
20…第2の外部記憶装置
21…操作用端末
22…フレームバッファ
24…3次元画像処理用モニタ
25…タッチパネル
Claims (6)
- 生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段が設定した該断面位置に基いて、該3次元エコーデータ内のエコーデータから向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像を表示する表示手段と、
を具備し、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像を回転させる断層像回転手段を設け、前記表示手段が前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像のうち、特定の該断層像以外の断層像を、前記断層像回転手段によるこの特定の該断層像の回転に連動して変更して表示することを特徴とする超音波画像診断装置。 - 生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域内の連続した複数の超音波断層像からなるエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段が設定した該断面位置に基いて該3次元エコーデータ内のエコーデータから前記超音波断層像とは向きの異なる断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された該断層像を前記超音波断層像と共に表示する表示手段と、
を具備し、
前記超音波断層像を回転させる断層像回転手段を設け、前記表示手段が前記断層像構築手段により構築された該断層像を、前記断層像回転手段による前記超音波断層像の回転に連動して変更して表示することを特徴とする超音波画像診断装置。 - 生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域内の連続した複数の前記超音波断層像は、スパイラル走査を行う超音波プローブから得られた像であることを特徴とする請求項2に記載の超音波画像診断装置。
- 前記断層像構築手段により構築され、前記断層像回転手段による回転に連動して変更された前記断層像を含んで3次元画像を合成する合成手段を設け、前記表示手段が前記合成手段により合成された該3次元画像を表示することを特徴とする請求項1乃至3に記載の超音波画像診断装置。
- 生体へ超音波を送受波し、得られた3次元領域のエコーデータを格納する3次元エコーデータ記憶手段と、
前記3次元エコーデータ記憶手段に記憶された該3次元エコーデータ内における所望の断面位置を設定する断面位置設定手段と、
前記断面位置設定手段が設定した該断面位置に基いて該3次元エコーデータ内のエコーデータから向きの異なる複数の断層像を構築する断層像構築手段と、
前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像を表示する表示手段と、
を具備し、
前記断面位置設定手段により位置が設定された断面エコーデータを用いて3次元画像を構築する合成手段を設け、前記表示手段が前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像を表示する際に、前記合成手段により該3次元画像として合成される該断層像の部分と、当該断層像以外の部分とを異なる態様で表示することを特徴とする超音波画像診断装置。 - 前記表示手段が、前記断層像構築手段により構築された複数の該断層像を表示する際に、前記合成手段により該3次元画像として合成される該断層像の部分と、当該断層像以外の部分とを異なる態様で表示するか、もしくは同じ態様で表示するかを指定する表示態様指定手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の超音波画像診断装置。
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