JP2005348901A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リンパ走行やセンチネルリンパ節等をより簡単に観察できる内視鏡装置を提供する。
【解決手段】 光学式内視鏡2に装着されたテレビカメラ3内のCCD32の前に配置されたフィルタ取り付け板34には、可視光用フィルタと吸収光用フィルタとが切り替え可能に取り付けられている。吸収光フィルタは、640nmが吸収ピークとなる色素の吸収波長のみ狭帯域で通す特性を有し、腫瘍部等に局注された色素による吸収光を吸収光フィルタを通して観察することにより、蛍光の場合よりも簡単にリンパ走行やセンチネルリンパ節等を観察できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可視光による観察と共に色素による吸収波長を利用してセンチネルリンパ節等を観察する内視鏡装置に関する。
近年、内視鏡は、医療用分野及び工業用分野で広く用いられる。この内視鏡は、細長の挿入部を有し、この挿入部を体腔内に挿入することで、切開を必要とせずに体腔内の患部等の被検対象部位を診断したり、必要に応じて処置具を挿入して治療処置を行うことができる。
上記内視鏡は、挿入部の先端部に対物レンズを有し、対物レンズにより結像される光学像をイメージガイド等の像伝達手段により手元側の接眼部に伝達し、伝達された光学像を接眼レンズにより拡大観察できるようになっている。
このような光学式の内視鏡の接眼部に、固体撮像素子を内蔵したテレビカメラを装着したテレビカメラ装着式内視鏡は、挿入部の先端部の対物レンズの結像位置に固体撮像素子を配置した電子内視鏡と共に、広く使用される。
このように固体撮像素子を備えた内視鏡の場合には、固体撮像素子により撮像された信号は、カメラコントロールユニット(以下、CCU)により信号処理され、モニタに内視鏡画像が表示される。
また、近年、内視鏡装置は、可視光を用いた通常の内視鏡観察に加えて赤外光や励起光を用いた蛍光観察などの特殊光観察を行えるようにしたものがある。
この場合、特殊光により、リンパ節に腫瘍細胞が転移しているかの検査を行うことが行われる。
例えば、特開2001−299676号公報には、近赤外蛍光色素を主要周囲に局注し、所定時間後に励起光を照射して色素が蓄積されているセンチネルリンパ節を蛍光観察する装置が開示されている。
特開2001−299676号公報
上記従来例は、その強度が非常に弱い蛍光観察を行う構成のため、吸収特性を利用する場合に比べて暗い画像になったり、S/Nが低くなるなる等の欠点がある。
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、リンパ走行やセンチネルリンパ節等を簡単に観察できる内視鏡装置を提供することを目的とする。
光源装置から供給される照明光に基づき、内視鏡に設けた撮像手段を用いて、可視光による観察と特殊光とによる観察とを行う内視鏡装置において、
前記撮像手段又は光源装置に設けられ、吸収のピーク波長が640nmとなる所定の色素の吸収波長のみのを透過する特殊光観察用フィルタと、前記可視光用フィルタとを切替可能に備えたことを特徴とする。
上記構成により、色素を注入した腫瘍部などの観察対象部位に対して特殊光観察用フィルタを用いることによってリンパ走行やセンチネルリンパ節等を簡単に観察できるようにしている。
本発明によれば、色素を注入した腫瘍部などの観察対象部位に対して特殊光観察用フィルタを用いることによってリンパ走行やセンチネルリンパ節等を簡単に観察できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図4は本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1の内視鏡装置の全体構成を示し、図2はテレビカメラ内のフィルタ取り付け板の構成を示し、図3はパテントブルーの透過率特性を示し、図4は胃の腫瘍部周辺を観察する様子を示す。
図1に示すように本発明の実施例1を備えた特殊光観察用の内視鏡装置1は、体腔内に挿入される例えば光学式内視鏡2に撮像手段を内蔵したテレビカメラ(カメラヘッド)3を装着したテレビカメラ外付け内視鏡4と、光学式内視鏡2に照明光を供給する光源装置5と、テレビカメラ3に内蔵された撮像手段に対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(CCUと略記)6と、このCCU6から出力される標準的な映像信号が入力されることにより、撮像手段で撮像された内視鏡画像を表示するモニタ7とから構成される。
光学式内視鏡2は、例えば硬性の挿入部11と、この挿入部11の後端に設けられた把持部12と、この把持部12の後端に設けられた接眼部13と、を有し、把持部12の口金にはライトガイドケーブル14が接続される。
挿入部11内には照明光を伝送するライトガイド15が挿通され、このライトガイド15は把持部12の側部の口金に接続されるライトガイドケーブル14を介してその端部に設けたライトガイドコネクタ16が光源装置5に着脱自在に接続される。
光源装置5内には図示しないランプ点灯回路から供給されるランプ点灯電源により点灯するキセノンランプ等のランプ21が設けてあり、このランプ21は照明光として赤外域から可視域の青の波長域での光を発生する。
このランプ21の光は、照明光路上に配置された集光レンズ24で集光されてライトガイドコネクタ16部分のライトガイド15の入射端面には可視領域の照明光が入射され、このライトガイド15により挿入部11の先端面(出射端面)に伝送される。
そして、上記ライトガイド15の先端面から出射され、患部等の被写体側に可視光を出射し、被写体を照明する。
挿入部11の先端部には照明窓に隣接して設けられた観察窓には対物レンズ27が取り付けてあり、照明された患部等の被写体の光学像を結ぶ。その結像された光学像はイメージガイドとなるリレーレンズ系28により後端面側に伝送される。
この光学像は接眼部13に設けた接眼レンズ29により、拡大観察することができる。この接眼部13にテレビカメラ3が装着された場合には、テレビカメラ3内の撮像レンズ31を介して伝送された光学像が撮像素子に結像されるようにした撮像部が形成されている。
つまり、光学像が結像される結像位置には撮像素子として、例えば電荷結合素子(CCDと略記)32が配置されている。このCCD32の撮像面にはモザイクフィルタ等の色分離フィルタ33が配置され、色分離フィルタ33で色分離された像がCCD32の撮像面に結像される。
なお、色分離フィルタ33は、CCD32の各画素単位にR,G,Bに色分離する色透過フィルタにより構成されている。
また、撮像レンズ31とCCD32との間の撮像光路上には、フィルタ取り付け板34が軸の周りで回転可能に配置されている。
このフィルタ取り付け板34は例えば図2に示すように略扇形状であり、その周方向に2つのフィルタ35A、35Bが取り付けてある。
つまり、フィルタ取り付け板34に取り付けられた可視光を透過する可視光用フィルタ(通常光用フィルタ)35Aと、吸収光用フィルタ35Bとは、撮像光路上に選択的に配置可能に設定されており、可視観察モード(光通常観察モード)或いは吸収観察モードに選択設定できるようにしている。
可視光用フィルタ35Aは略380nm〜700nmの可視光の波長域を透過するフィルタである。
また、吸収光用フィルタ35Bは、パテントブルー(パテントブルーバイオレットともいう)の吸収波長、約640nm±10nmを透過する特性のフィルタである。
図3はパテントブルーバイオレット0.001%の場合の吸収特性例を示し、このパテントブルーバイオレットは、640nmで吸収のピーク波長を示す。
そして、この吸収光用フィルタ35Bは、斜線で示すようにこのパテントブルーバイオレットの吸収ピークの波長、つまり640nmを中心波長として、±10nmの狭帯域を透過するように設定されている。
また、このフィルタ取り付け板34は、テレビカメラ3の外部に設けた切り替えレバー36の操作により、撮像光路上に配置されるフィルタを可視光用フィルタ35A及び吸収光用フィルタ35Bとから1つを選択設定して、観察モード(撮像モード)を、可視観察モードと、吸収観察モード(特殊光観察モード)とから選択できるようにしている。 また、このフィルタ取り付け板34には図2に示すように撮像光路上に配置されたフィルタを識別するための孔が設けてある。
また、前記孔を挟むようにして発光素子と受光素子を配置した2つのフォトインタラプタ38による受光素子の出力で撮像光路上に配置されたフィルタを識別する信号をCCU6のCPU46に送信するようにしている。
テレビカメラ3のカメラケーブルの端部のコネクタ39はCCU6に着脱自在に接続される。
CCU6内にはCCD32を駆動するCCDドライバ41が設けてあり、このCCDドライバからのCCDドライブ信号がCCD32に印加されることにより、CCD32で光電変換された撮像信号がCCU6内のプリプロセス回路42に入力される。
そして、増幅された後、相関二重サンプリング処理などが行われ、撮像信号からベースバンドの信号成分が抽出され、さらにA/D変換回路43によりデジタルの信号に変換される。
この信号は色分離回路44に入力され、Y/Cに色分離されると共にその内部のカラーマトリックス回路によりR,G,B信号に変換された後、メモリ45に色成分の画像データが一時格納される。色分離回路44及びメモリ45の動作は、CPU46により、制御される。
この場合、可視光用フィルタ35Aを選択して可視光での撮像状態となった場合には、メモリ45にはR、G、Bの画像データが色成分に分けて格納されるようにCPU46により制御される。そして、メモリ45に格納されたR、G、Bの画像データは同時に読み出され、輪郭強調やγ補正等の後処理を行うポストプロセス回路47を経てモニタ7に出力され、モニタ7の表示面にカラー画像を表示する。
一方、吸収光モードの場合には、波長640nmを通す画素により生成されるRの色信号をメモリ45におけるR用プレーンに記憶すると共に、他のG,Bプレーンにも同時に記憶し、これらを同時に読み出して、白黒の映像信号を出力する。
そして、メモリ45から読み出された信号は、ポストプロセス回路47を経てモニタ7に出力され、モニタ7の表示面にモノクロの吸収画像を表示する。
このような構成による本実施例の作用を説明する。
例えば、図4を参照して胃51の腫瘍部52の腫瘍がセンチネルリンパ節53に転移しているか否かを同定する例で説明する。
この場合には、例えば軟性内視鏡を経口的に挿入し、この軟性内視鏡のチャンネルを挿通した注入用処置具を利用して、粘膜側から腫瘍部52にパテントブルーの色素を局注する。
パテントブルーの色素を局注した後、リンパ走行を経皮的に胃しょう膜側から、本実施例のテレビカメラ外付け内視鏡4の挿入部11を挿入して観察する。
腫瘍部52付近にアプローチするまでは、可視観察モードに設定して、カラー画像を観察しながら腫瘍部52を観察できる状態に設定する。
但し、可視観察モードの場合には、様々な色情報が入るため、パテントブルーによる吸収波長の光が他の色情報に隠れ、確認しにくい。
そのような場合、術者は、切り替えレバー36を操作して、撮像光路上に吸収光用フィルタ35Bを配置して吸収観察モードに設定する。
この状態では、テレビカメラ3内のCCD32の前にパテントブルー吸収波長、約640nm±10nmを透過する吸収光用フィルタ35Bが撮像光路上に挿入される。
するとパテントブルーが注入された腫瘍部52の細胞がリンパ管54を介してリンパ節或いはセンチネルリンパ節53側に転移していると、図4に示すようにこのパテントブルーによる光吸収特性により、その部分は、他の部分よりも暗くなって観察されることにより、転移の状態等をより鮮明に観察或いは同定することができる内視鏡観察画像を得ることができる。
従って、本実施例は、以下の効果を有する。
本実施例によれば、パテントブルーの吸収波長のみを透過する狭帯域の吸収光用フィルタ35Bを、可視光用フィルタ35Aと切り替え可能に備えているので可視光での観察を行えると共に、リンパ管54側に入ったパテントブルーをより鮮明に観察することができ、リンパ節或いはセンチネルリンパ節53の同定を行い易くなる。
また、吸収光を利用しているので、蛍光の場合に比べて光強度が大きいので、簡単にS/Nの良い状態の内視鏡画像が得られる。
なお、上述の説明では、CCD32の直前に吸収光用フィルタ35Bを配置した場合で説明したが、このCCD32よりも前であれば良く、例えば撮像レンズ31よりも前側に配置しても良い。
なお、本実施例では、光学式内視鏡2にテレビカメラ3を装着した内視鏡4の場合で説明したが、挿入部11における対物レンズ27の結像位置にCCD32を配置した電子内視鏡の場合にも適用できる。
次に本発明の実施例2を図5及び図6を参照して説明する。図5は本発明の実施例2の内視鏡装置の全体構成を示し、図6は光源装置内の回転板に設けられたフィルタの構成を示す。
図5に示すように本発明の実施例2を備えた特殊光観察用の内視鏡装置1Bは、光学式内視鏡2に撮像手段を内蔵したテレビカメラ3Bを装着したテレビカメラ外付け内視鏡4Bと、光学式内視鏡2に照明光を供給する光源装置5Bと、テレビカメラ3Bに内蔵された撮像手段に対する信号処理を行うCCU6と、このCCU6から出力される標準的な映像信号が入力されることにより、撮像手段で撮像された内視鏡画像を表示するモニタ7とから構成される。
実施例1の内視鏡装置1においては、可視光を透過する可視光用フィルタ35Aとパテントブルーの吸収波長を透過する吸収光用フィルタ35Bとを内視鏡4側のテレビカメラ3内に設けていたが、本実施例では光源装置5B内に設けた構成にしている。
つまり、図5に示すように光源装置5B内のランプ21から発せられた光は、回転板22を介して集光レンズ24により光源装置5Bに接続されるライトガイドコネクタ16に集光される。
回転板22には、例えば図6に示すように可視光を透過する可視光用フィルタ61Aと、パテントブルーの吸収ピーク付近の狭帯域の波長のみ、つまり約640nm±10nmの波長帯域のみを透過する吸収光用フィルタ61Bが設けてある。
この回転板22はその中心が図5に示すようにモータ25の回転軸に回転自在に取り付けてあり、照明光路中に両フィルタ61A、61Bの一方を選択的に配置可能にしている。
このモータ25は、回転板制御回路26に接続され、この回転板制御回路26によりモータ25の回転角を制御することにより、両フィルタ61A、61Bにおける照明光路中に配置される一方を選択したり、切り替えたりできるようにしている。
また、この回転板制御回路26は、CCU6内のCPU46と制御信号線を介して接続されており、CPU46を介して回転板22の回転を制御し、照明光路中に配置されるフィルタを選択設定できるようにしている。
また、本実施例においては、テレビカメラ3B内には、図1のテレビカメラ3において内蔵していた切り替え板34を有しない構成にしている。つまり、撮像レンズ31を経た光は、モザイクフィルタ等の色分離フィルタ33を設けたCCD32の撮像面に結像されるようになっている。
なお、このテレビカメラ3Bには、切り替えレバー36の代わりに観察モード切り替えのための切り替えスイッチ36′が設けてあり、ユーザは、この切り替えスイッチ36′を操作することにより、その操作信号は、CPU46に入力されるようにしている。
そしてCPU46は、操作信号に対応して回転板制御回路26に制御信号を送り、回転板制御回路26は、照明光路中に配置されているフィルタと照明光路から外れている状態のフィルタとを入れ替えるようにモータ25の回転量を制御する。
また、CPU46は、観察モード切り替えに応じて、実施例1と同様に信号処理を変更する。
その他の構成は、実施例1と同様の構成である。次に本実施例による作用を説明する。 本実施例による作用は、実施例1と類似している。
つまり、実施例1では、観察モードの切り替えにより、内視鏡4側に配置した撮像側の可視光用フィルタ35Aと吸収光用フィルタ35Bとを切り替えるようにしていたが、本実施例では照明側となる光源装置5B側において切り替えるようにしている。
従って、腫瘍部52等の被写体側に照射される照明光は、実施例1と実施例2とでは異なるが、CCD32に入射される光成分は両実施例において殆ど同様となる。
従って、CCD32により光電変換された信号以降の動作は、実施例1と殆ど同様となる。
従って、本実施例は、実施例1と殆ど同様の効果を有する。
次に変形例を説明する。
本変形例は、パテントブルー以外の色素、例えばリンファズリン(LIMPHAZURIN)を使用した場合にも同様に使用できるようにしたものである。なお、LIMPHAZURINは、ISOSULFAN BLUEとも呼ばれる。
このLIMPHAZURINは、その吸収特性を示すと図3の点線で示すようになり、パテントブルーの場合と同等な吸収波長を示す。
つまり、その吸収のピーク波長は、640nmとなり、このピーク波長640nm付近の波長以外ではその透過率を大きくなっている。
従って本変形例では、上記のピーク波長640nm付近の波長のみ、つまり640nm±10nmの波長のみを選択的に透過する吸収光用フィルタ61Bを採用する。また、図示しないがNDフィルタも照明光路中に着脱自在に配置できるようにしている。
そして、NDフィルタにより吸収強度を変更できるようにしている。
本変形例によれば、LIMPHAZURINを用いた場合にも、パテントブルーの場合と殆ど同様の内視鏡画像が得られる。
従って、本変形例は実施例2とほぼ同様の効果を有する。
なお、実施例1においても、パテントブルーの代わりにLIMPHAZURINを用いた場合にも、パテントブルーの場合と殆ど同様の内視鏡画像が得られる。
なお、本実施例ではランプ21と集光レンズ24との間に吸収光用フィルタ61Bを配置しているが、変形例として、集光レンズ24とライトガイドコネクタ16が装着される部分の間に配置しても良い。
つまり、光源装置5B内のランプ21から集光位置までの間にパテントブルー等の吸収光用色素の吸収ピークの波長域のみを透過する吸収光用フィルタ61Bと可視光を透過するフィルタ61Aとを切り替え可能に配置しても良い。
また、図示しないが、内視鏡の先端部に発光ダイオード等の発光素子を設けて、照明する場合には、可視光用照明を行う発光素子(符号Aとする)と、パテントブルー等の吸収光用色素の吸収ピークの波長域のみを透過する吸収光用フィルタ61Bを赤で発光する発光素子の前に配置したフィルタ付き発光素子(符号Bとする)とを設け、発光素子AとBとの駆動を切り替えるようにしても良い。
[付記]
1.内視鏡に照明光を供給する光源装置において、
吸収のピーク波長が640nmとなる所定の色素の吸収波長のみのを透過する特殊光観察用フィルタと、前記可視光用フィルタとを切替可能に備えたことを特徴とする光源装置。
2.撮像手段を備えた内視鏡において、
吸収のピーク波長が640nmとなる所定の色素の吸収波長のみのを透過する特殊光観察用フィルタと、前記可視光用フィルタとを切替可能に備えたことを特徴とする内視鏡。3.付記1又は2において、前記所定の色素は、前記吸収のピーク波長が640nmとなるパテントブルー又はリンファズリンである。
4.付記3において、前記特殊光観察用フィルタは、前記640nmを中心波長の値としてその値の±10nmを透過帯域としたものである。
体腔内における腫瘍部等の観察対象部位に、パテントブルー又はリンファズリンの色素を局注して、特殊光用フィルタを透過させた照明光のもとで、或いは撮像側に設けた特殊光用フィルタを透過させた特殊光により観察を行うことにより、リンパ節或いはセンチネルリンパ節やリンパ管の走行状態を観察することができる。
本発明の実施例1の内視鏡装置の全体構成図。 テレビカメラ内のフィルタ取り付け板の構成を示す正面図。 パテントブルーの透過率特性を示す図。 胃の腫瘍部周辺を観察する様子を示す図。 本発明の実施例1の内視鏡装置の全体構成図。 回転板に取り付けられたフィルタを示す正面図。
符号の説明
1…内視鏡システム
2…光学式内視鏡
3…テレビカメラ(カメラヘッド)
4…テレビカメラ外付け内視鏡
5…光源装置
6…CCU
7…モニタ
11…挿入部
14…ライトガイドケーブル
15…ライトガイド
21…ランプ
22…フィルタ回転板
32…CCD
33…色分離フィルタ
34…フィルタ取り付け板
35A…可視光用フィルタ
35B…吸収光用フィルタ
36…切り替えレバー
41…CCDドライバ
44…色分離回路
45…メモリ
46…CPU
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (3)

  1. 光源装置から供給される照明光に基づき、内視鏡に設けた撮像手段を用いて、可視光による観察と特殊光とによる観察とを行う内視鏡装置において、
    前記撮像手段又は光源装置に設けられ、吸収のピーク波長が640nmとなる所定の色素の吸収波長のみのを透過する特殊光観察用フィルタと、前記可視光用フィルタとを切替可能に備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記所定の色素は、前記吸収のピーク波長が640nmとなるパテントブルー又はリンファズリンであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記特殊光観察用フィルタは、前記640nmを中心波長の値としてその値の±10nmを透過帯域とすることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
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