JP2005348883A - 便座便蓋装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動機構の小型化、省エネルギ、節電に有利な便座便蓋装置を提供することを課題とする。
【解決手段】便座便蓋装置は、基部12と、基部12に回動可能に枢支された便蓋14と、基部12に回動可能に枢支された便座16とを具備する。便蓋14が開放位置P1から閉鎖位置P4に向けて回動するとき便蓋14の自重に基づく重力により閉鎖位置P4に向かう回動を開始する自重閉鎖・開始位置P2が存在している。便蓋14が閉鎖位置P4に向けて回動するとき便蓋14の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、便蓋14を閉鎖位置P4に向けて回動させる駆動力を発生させるアクチェエータ等の駆動手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は便器に取付けられる便座便蓋装置に関する。
従来、便座便蓋装置は、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座とを備えている。特許文献1には、使用者がトイレに入ると、集電センサがこれを検知し、駆動モータが便蓋を開放方向に自動的に回動させるとともに、使用者がトイレから退出すると、集電センサがこれを検知し、駆動モータが便蓋を自動的に閉鎖させる便座便蓋装置が開示されている。
特開平06−133895号公報
上記した装置によれば、便蓋が閉鎖されているとき、駆動モータが便蓋を開放方向に自動的に回動させる。また便蓋が開放しているとき、駆動モータが便蓋を自動的に閉鎖させるため、便利である。使用者がトイレ室に存在しないとき、便蓋が閉鎖していれば、衛生上好ましい。更に、暖房便座の場合には、使用者がトイレ室に存在しないとき、便蓋が閉鎖されていれば、暖房便座の放熱性を低減できるため、暖房便座の消費エネルギを低減させ、節電を図るのに有利となる。しかしながら閉鎖位置にある便蓋を開放方向に回動させるには、便蓋の全回動軌跡について、便蓋をこれの重力に抗して回動させる必要がある。便蓋が閉鎖位置に接近している状態のときには、便蓋を回動させるトルクが大きいため、大きなトルクを発生させる駆動モータ等のアクチェエータが必要となり、駆動機構が大型化し、コスト低減には好ましくない。更に、開放している便蓋を閉鎖するときをみても、便蓋の開放位置から閉鎖位置までの全回動軌跡にわたり、アクチュエータの動力で便蓋を回動させる必要があり、アクチュエータの駆動量が大きくなり、省エネルギ化、節電の観点から改善の余地がある。殊に、コスト低減、省エネルギ化、節電の要求が強くなりつつある近年では、更なるコスト低減、省エネルギ化、節電を図り得る便座便蓋装置が要望されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、便蓋の自重による重力を有効に利用することにより、駆動機構の小型化、省エネルギ化、節電に有利な便座便蓋装置を提供することを課題とする。
(1)第1発明に係る便座便蓋装置は、基部と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座と、便蓋を閉鎖方向に回動させる便蓋回動部とを具備する便座便蓋装置において、便蓋回動部は、便蓋が閉鎖方向に回動するとき前記便蓋の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、開放位置にある便蓋を閉鎖方向に向けて回動させる駆動力を所定時間発生させ、以後は便蓋の自重に基づく重力により閉鎖方向に回動させる駆動手段とを具備することを特徴とするものである。
駆動力を所定時間(ΔT)発生させるとは、便蓋の自重に基づく重力により便蓋が閉鎖方向に自動的に回動できる位置まで、便蓋をこれの開放位置から閉鎖方向に向けて移動させる時間、駆動手段の駆動力を発生させるという意味である。駆動力を発生させる所定時間を示す時間(ΔT)は、一般的には、便蓋の開放位置から、便蓋の回動中心となる軸芯を通る鉛直線をΔθ(一般的には5〜15度)越えるように便蓋を回動させる時間である。また、駆動力を発生させる所定時間を示す時間(ΔT)としては、便蓋の開放位置から便蓋の閉鎖位置までの全回動距離を100と相対表示するとき、例えば、便蓋の開放位置から1〜60、1〜30、1〜20、1〜10の回動させる時間に相当させることができる。
第1発明に係る便座便蓋装置によれば、ダンパ部が設けられているため、便蓋が閉鎖方向に回動するとき、ダンパ部は便蓋の回動に抵抗を与えて便蓋の回動速度を低下させる。このため、便蓋がこれの閉鎖位置に衝撃的に到達することが抑制され、衝突音が低減または回避される。このように便蓋の全回動軌跡について、便蓋をこれの重力に抗して回動させる操作が廃止される。即ち、開放している便蓋を閉鎖するとき、便蓋の開放位置から閉鎖位置までの全回動軌跡にわたり便蓋を回動させる必要がなく、省エネルギ化、節電が図られる。更に、大きなトルクが要請される便蓋の閉鎖位置付近における回動は、便蓋の自重に基づく重力により行われるため、大きなトルクを発生させる駆動モータ等の駆動手段が必要とされず、駆動機構の大型化が抑えられる。上記したように便蓋が閉鎖されているときには、便座を覆うため、便座が暖房便座であるとき、暖房便座の放熱性が抑制され、省エネルギ、節電に有利となる。なお、ダンパ部は、便蓋が閉鎖方向に回動するとき便蓋の回動動作に抵抗を与えて、重力により回動するときよりも回動速度を低下させる機能をするものであり、その構造、方式は特に限定されない。
(2)第2発明に係る便座便蓋装置は、基部と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座と、便蓋を閉鎖方向に回動させる便蓋回動部とを具備する便座便蓋装置において、便蓋が開放位置から閉鎖位置に向けて回動するとき便蓋の自重に基づく重力により閉鎖位置に向かう回動を開始する自重閉鎖・開始位置が存在しており、便蓋回動部は、便蓋が閉鎖方向に回動するとき便蓋の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、便蓋を閉鎖位置から自重閉鎖・開始位置まで、または、自重閉鎖・開始位置と閉鎖位置との間の中間の位置まで閉鎖方向に回動させる駆動力を発生させる駆動手段とを具備することを特徴とするものである。
第2発明に係る便座便蓋装置によれば、開放位置にある便蓋を閉鎖させるときには、便蓋を開放位置から自重閉鎖・開始位置まで、または、自重閉鎖・開始位置と閉鎖位置との間の中間の位置まで駆動手段を駆動させる。ここで、便蓋は自重閉鎖・開始位置を超えてからは、便蓋の自重に基づく重力により閉鎖位置まで自動的に回動することができる。さらにダンパ部が設けられているため、便蓋が閉鎖方向に回動するとき、ダンパ部は便蓋の回動に抵抗を与えて便蓋の回動速度を低下させる。このため、便蓋がこれの閉鎖位置に衝撃的に到達することが抑制され、衝突音が低減または回避される。
このように便蓋の全回動軌跡について、便蓋をこれの重力に抗して回動させる操作が廃止される。即ち、開放している便蓋を閉鎖するとき、便蓋の開放位置から閉鎖位置までの全回動軌跡にわたり便蓋を回動させる必要がなく、省エネルギ化、節電が図られる。更に、大きなトルクが要請される便蓋の閉鎖位置付近における回動は、便蓋の自重に基づく重力により行われるため、大きなトルクを発生させる駆動モータ等の駆動手段が必要とされず、駆動機構の大型化が抑えられる。上記したように便蓋が閉鎖されているときには、便座を覆うため、便座が暖房便座であるとき、暖房便座の放熱性が抑制され、省エネルギ、節電に有利となる。
第2発明に係る便座便蓋装置によれば、駆動手段がアクチェエータであり、便蓋が開放位置にあり且つ使用者がトイレ室に存在していないとき、便蓋をこれの開放位置から自重閉鎖・開始位置まで、または、自重閉鎖・開始位置と閉鎖位置との間の中間の位置までアクチェエータを駆動させた後に、アクチェエータをオフとする指令を出力する制御部が設けられている態様を採用できる。アクチュエータの駆動力を使用することなく、便蓋を自重により閉鎖位置まで回動できるためである。
(3)第3発明に係る便座便蓋装置は、基部と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座と、便蓋を閉鎖方向に回動させる便蓋回動部とを具備する便座便蓋装置において、便蓋回動部は、便蓋が閉鎖方向に回動するとき便蓋の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、便蓋を閉鎖方向に付勢する付勢手段と、便蓋が開放位置のとき便蓋の開放位置をロックする第1形態とロック解除する第2形態とに切替可能な駆動手段とを有することを特徴とするものである。
第3発明に係る便座便蓋装置によれば、便蓋が開放位置にあるとき、駆動手段により便蓋はロックされている。従って便器を使用しているとき、便蓋が不用意に閉鎖することが防止されている。また、開放位置にある便蓋を閉鎖させるときには、駆動手段はロック解除の形態とされる。すると、付勢手段により便蓋は閉鎖方向に付勢されているため、駆動手段の駆動力に依存することなく、付勢手段の付勢力により便蓋は自動的に閉鎖位置まで回動する。さらにダンパ部が設けられているため、開放している便蓋が閉鎖位置に向けて回動するとき、ダンパ部は便蓋の回動に抵抗を与え、便蓋の回動速度を低下させる。このため便蓋がこれの閉鎖位置に衝撃的に到達することが抑制され、衝突音は低減または回避される。
第3発明に係る便座便蓋装置によれば、駆動手段はアクチェエータであり、便蓋が開放している状態で、使用者がトイレ室から退出しているとき、アクチュエータのロック解除を指令する制御部が設けられている態様を採用できる。従って、使用者が便差に着座していないときには、制御部がアクチュエータのロック解除を指令するため、付勢手段により便蓋は閉鎖方向に付勢されて、便蓋は自動的に閉鎖位置まで回動する。
このように便蓋の全回動軌跡について、便蓋をこれの重力に抗して回動させる操作が廃止される。即ち、開放している便蓋を閉鎖するとき、便蓋の開放位置から閉鎖位置までの全回動軌跡にわたり便蓋をアクチェエータ等の駆動手段の駆動力で回動させる必要がなく、省エネルギ化が図られる。更に、大きなトルクが要請される便蓋の閉鎖位置付近における回動は、便蓋の自重に基づく重力と付勢手段の付勢力により行われるため、大きなトルクを発生させる駆動モータ等の駆動手段が必要とされず、駆動機構の大型化が抑えられる。
上記したように便蓋が閉鎖されているときには、第1発明の場合と同様に、便座を覆うため、便座が暖房便座であるとき、暖房便座の放熱性が抑制され、省エネルギ、節電に有利となる。駆動手段は、便蓋が開放位置のとき便蓋の開放位置をロックする第1形態と、ロック解除する第2形態とに切替可能なものである。駆動手段は、例えば電磁石、圧電体等を用いたアクチェエータで構成することができる。付勢手段は、便蓋を閉鎖位置に向けて付勢するものであるが、バネ部材を採用することができる。付勢手段は、便蓋を開放位置から自重閉鎖・開始位置または自重閉鎖・開始位置を超える位置まで回動させ得る付勢力を有すればよいが、便蓋を開放位置から閉鎖位置まで回動させる付勢力を有していても良い。バネ部材としてはねじりコイルバネ、板バネ等の公知のバネを採用することができる。
本発明に係る便座便蓋装置によれば、便蓋を開放位置から閉鎖位置に回動させるにあたり、便蓋の開放位置から閉鎖位置までの全回動軌跡にわたり便蓋を回動させる必要がなく、アクチェエータ等の駆動手段の駆動量を小さくでき、省エネルギ化、節電に有利である。更に、便蓋の閉鎖位置付近は駆動手段の駆動力で回動させないため、大きなトルクを発生させる駆動モータ等の駆動手段があまり必要とされず、駆動機構の大型化が抑えられる。
(実施形態1)
本発明に係る実施形態1について図1〜図4を参照して説明する。本実施形態に係る便座便蓋装置は、便器10の取付部に取り付けられ電気部品等の部品を収容する収容室12aをもつ基部12と、基部12に上下方向に回動可能に枢支された便蓋14と、基部12に上下方向に回動可能に枢支された便座16とを備える。便座16および便蓋16は軸芯Eを中心として回動する。軸芯Eを通る鉛直線はPEとして示される。図1において便蓋14の全回動軌跡はMとして示される。
便座16はヒータ16hを内蔵しており、暖房便座とされている。ここで、P1は便蓋14の開放位置、P4は便蓋14の閉鎖位置を示す。P2は便蓋14の自重閉鎖・開始位置を示す。自重閉鎖・開始位置P2は、便蓋14が開放位置P1から閉鎖位置P4に向けて回動軌跡M1(便蓋14の先端の回動軌跡)に沿って回動するとき、特に動力を加えずとも、便蓋14の自重に基づく重力により閉鎖位置P4に向かう回動を開始する位置である。従って便蓋14をこれの開放位置P1から自重閉鎖・開始位置P2を超える程度に回動軌跡M1に沿って閉鎖方向(矢印S1方向)に回動させれば、あとは便蓋14は便蓋14の自重に基づく重力により、特に動力を加えずとも、便蓋14の閉鎖位置P4まで自動的に回動する。便蓋14は開放位置P1から閉鎖方向(矢印S1方向)に回動したとしても、便蓋14の回動角度が小さくて便蓋14が自重閉鎖・開始位置P2に到達していないと、便蓋14はこれの自重に基づく重力により便蓋14の閉鎖位置P4まで自動的に回動することができず、後方つまり矢印S3方向に移動して開放位置P1に復帰してしまう。なお、トイレ室に使用者が存在するか否かを検知する使用者センサ150が基部12、便器10またはトイレ室のいずれかに設けられている。使用者センサ150の信号S1は制御部200に入力される。使用者センサ150は人体による遮光などを利用した光センサ、人体の熱を感じる熱センサ等を例示できる。
図2は便蓋回動部の構造を示す。図2に示すように、便蓋回動部は、基部12と一体的をなす筒形状の支持部2と、支持部2に回動可能に保持され中空室3aを有する中空状の便座軸3と、便座軸3の中空室3aに同軸的に嵌合された便蓋軸4と、軸芯Eの回りで回転可能な回転式の駆動軸50をもつ駆動モータで形成された駆動手段としてのアクチュエータ5とを有する。アクチェエータ5は支持部2に保持されている。便蓋軸4及び便座軸3の軸芯E、駆動軸50の軸芯は基本的には水平方向に沿っており、同軸的とされている。便座軸3は、便座16と一体回動できるように便座16と係合する係合部3bをもつ。便蓋軸4は、便蓋14と一体回動できるように便蓋14と係合する係合部4bをもつ第1便蓋軸4fと、第1便蓋軸4fの他端側の第1係合部43に一体回動できるように係合する第2係合部44をもつ第2便蓋軸4sとで形成されている。第2便蓋軸4sはその他端部に中空状の係合孔4cをもつ。係合孔4cは便蓋軸4の軸芯E上に設けられており、アクチェエータ5の駆動軸50と便蓋軸4とを同軸的に接続させる接続部として機能する。
便蓋軸4には、便蓋14の閉鎖速度を低下させる緩衝機能を有する便蓋用ダンパ部6が設けられている。便蓋用ダンパ部6は、閉鎖方向に回動する便蓋14に流体の流動により回動抵抗を与える流体ダンパ方式とされている。流体ダンパ方式の構造は適宜採用することができる。
図3(A)は便蓋用ダンパ部6の概念図を例示して示す。便蓋用ダンパ部6は、図3(A)に例示しているように、支持部2の内周壁面20と便蓋軸4の外周壁面40との間に設けられオイル等の粘性をもつ流体で形成された流体が封入されている流体室60(液体室)と、流体室60を便蓋軸4の周方向において第1流体室60f(第1液体室)及び第2流体室60s(第2液体室)に仕切る仕切部62と、第1流体室60f及び第2流体室60sを連通する連通路64と、連通路64を開閉可能な弁体66とをもつ。弁体66は第1弁部66a及び第2弁部66bをもつ。便蓋14を閉鎖すべく、便蓋軸4が便蓋14の閉鎖位置P4に向けて閉鎖方向(矢印S1方向)に回動すると、第1流体室60fの流体圧が相対的に増加して弁体66の第1弁部66aが連通路64を閉鎖すると共に第2流体室60sの流体圧が相対的に低下するため、第1流体室60fと第2流体室60sとの差圧に応じて、第1流体室60fの流体が便蓋軸4の外周壁面40と支持部2の内周壁面20との間の微小隙間23を介して第2流体室60sに流れる。このとき流体の流動抵抗により、便蓋14を閉鎖させる方向に回動する便蓋軸4の回動動作に抵抗が与えられ、便蓋14の閉鎖方向への回動が低速化し、便蓋14の閉鎖に対するダンパ機能が実現される。同様に便座軸3にも、便座16の閉鎖速度を低下させる緩衝機能を有する流体室70をもつ便座用ダンパ部7が設けられている。便座用ダンパ部7は便蓋用ダンパ部6と同様の構造を有しており、便座16が閉鎖方向に回動するとき便座16の回動に抵抗を与えて便座16の閉鎖速度を低下させるダンパ機能が実現される。
図3(B)は別の便蓋用ダンパ部6Bの概念図を示す。便蓋用ダンパ部6Bは、図3(B)に模式的に示すように、支持部2の内周壁面20と便蓋軸4の外周壁面40との間に設けられオイル等の粘性をもつ流体で形成された流体が封入されている流体室60(液体室)と、流体室60を便蓋軸4の周方向において第1流体室60f(第1液体室)及び第2流体室60s(第2液体室)に仕切る仕切部62と、第1流体室60f及び第2流体室60sを連通する絞り孔状の連通路64とをもつ。即ち、便蓋軸4が便蓋14の閉鎖位置P4に向けて閉鎖方向(矢印S1方向)に回動すると、第1流体室60fの流体圧が相対的に増加して第2流体室60sの流体圧が相対的に低下するため、第1流体室60fと第2流体室60sとの差圧に応じて、第1流体圧60fの流体が連通路64を介して第2流体室60sに流れる。このとき流体の流動抵抗により、便蓋14を閉鎖させる方向に回動する便蓋軸4の回動動作に抵抗が与えられる。故に、便蓋14の閉鎖方向への回動が低速化し、便蓋14の閉鎖に対するダンパ機能が実現される。便座用ダンパ部7Bを図3(B)に示す構造としても良い。便座用ダンパ部7Bは便蓋用ダンパ部6Bと同様の作用効果を有する。
本実施形態によれば、開放位置P1にある便蓋14を閉鎖方向(矢印S1方向)に閉鎖させるときには、制御部200は、便蓋14を開放位置P1から角度θ1回動させ、便蓋14が自重閉鎖・開始位置P2を超える位置P3まで移動させるように、アクチェエータ5を駆動させる指令を出力する。これによりアクチェエータ5が所定時間ΔT駆動し、便蓋14はこれの開放位置P1から自重閉鎖・開始位置P2を超える位置P3まで回動される。そして、便蓋14が開放位置P1から位置P3に到達すると、つまり、便蓋14が開放位置P1から角度θ1回動すると、アクチェエータ5はオフとされる。そして便蓋14は位置P3を超えてからは、アクチェエータ5の駆動力によることなく、便蓋14の自重による重力に基づいて閉鎖方向(矢印S1方向)にそって自動的に回動し、閉鎖位置P4に至る。なお、自重閉鎖・開始位置P2から位置P3までの回動角度Δθ(軸芯Eの回りの回動角度、図1参照)は、寸法公差、アクチェエータ5のタイムラグ等を考慮して設定するが、例えば約1〜40度、約1〜30度、更には約1〜20度、殊に約5〜10度とすることができる。但しこれらに限定されるものではない。位置P3は、軸芯Eを通る鉛直線PEよりも閉鎖位置P4側に位置している。
本実施形態によれば、便蓋用ダンパ部6が設けられているため、便蓋14が閉鎖位置P4に向けて閉鎖方向(矢印S1方向)に重力により回動するとき、便蓋用ダンパ部6は便蓋14の回動に抵抗を与えて便蓋14の回動速度を低下させる。このため便蓋14が重力によってこれの閉鎖位置P4に回動するときであっても、便蓋14が衝撃的に閉鎖位置P4に衝撃的に到達することが防止され、便蓋14の衝突音は低減または回避される。
また、便座16が便蓋14と共に開放しているときであっても、前述したように便蓋14を閉鎖方向(矢印S1方向)に回動させれば、便蓋14と共に便座16も自動的に閉鎖される。このとき便座用ダンパ部7が設けられているため、便座16が閉鎖方向(矢印S1方向)に重力により回動するとき、便座用ダンパ部7は便座16の回動に抵抗を与えて便座16の回動速度を低下させる。このため便座16が重力によってこれの閉鎖位置P4に回動するときであっても、便座16が衝撃的に閉鎖位置P4に衝撃的に到達することが防止され、便座16の衝突音は低減または回避される。
以上説明したように本実施形態によれば、開放位置P1に位置する便蓋14を閉鎖させるにあたり、アクチェエータ5によりトリガー的動作として便蓋14を角度θ1回動させるだけで足りる。つまり、全回動軌跡Mのうち便蓋14を回動させるのは、便蓋14の開放位置P1から位置P3までの短い回動距離(角度θ1)である。故に、便蓋14の全回動軌跡Mのうちほとんどの部分について、便蓋14をこれの重力に抗して回動させる操作が廃止される。換言すると、開放している便蓋14を閉鎖するとき、便蓋14の開放位置P1から閉鎖位置P4までの全回動軌跡Mにわたり便蓋14を回動させる必要がなく、便蓋14をこれの開放位置P1から自重閉鎖・開始位置P2を超える位置P3までアクチェエータ5で便蓋14を回動すれば良く、便蓋14は自重閉鎖・開始位置P2を超えてからは、アクチェエータ5の駆動力を必要としないため、アクチュエータ5の駆動時間が所定時間で済み、省エネルギ化、節電が図られる。更に、使用者が便器10を使用した後に便蓋14を閉鎖することを忘れたときであっても、便蓋14が自動的に閉鎖されるため、確実に便蓋14で便座16を覆うことができ、暖房機能を有する便座16が長時間にわたり露出したまま放熱することが防止され、この意味においても省エネルギ化、節電が図られる。
図1において便蓋14の重心をGとすると、便蓋14が閉鎖位置P4付近にあるときには、回動中心である軸芯Eと重心Gとの間の距離L1は大きく、便蓋14を動作させる回転モーメントは大きくなる。このため閉鎖位置P4付近の便蓋14を、便蓋14の重力に抗して回動させるトルクは大きくなる。これに対して便蓋14が開放位置P1付近にあるときには、回動中心である軸芯Eと重心Gとの間の距離L2は小さく、便蓋14に動作させる回転モーメントは小さくなる。このため開放位置P1付近の便蓋14を回動させるトルクは小さくなる。このように本実施形態によれば、アクチェエータ5により便蓋14を開放位置P1から位置P3まで角度θ1回動させる方式であるため、アクチュエータ5のトルクは小さくて済む利点が得られる。故に、大きなトルクを発生させる駆動モータ等のアクチュエータが必要とされず、駆動機構の大型化が抑えられる。
本実施形態によれば、図2に示すように、駆動モータで形成されているアクチェエータ5の駆動軸50は便蓋軸4の第2便蓋軸4sに直接的に連結されている。つまり、アクチェエータ5の駆動軸50と便蓋軸4の第2便蓋軸4sとの間には、トルク増加用の減速ギヤが設けられていない。これは、便蓋14を閉鎖方向に回動させるときに、前述したように駆動モータであるアクチェエータ5の駆動力があまり必要とされないため、減速比が大きい減速ギヤを用いてトルクを大きくするまでもないためである。このように減速ギアが廃止され、駆動軸50が便蓋軸4の第2便蓋軸4sに直接的に連結されているため、この意味においても駆動機構の小型化に有利である。
本実施形態によれば、便蓋14を閉鎖するときには、制御部200は、便蓋14を開放位置P1から自重閉鎖・開始位置P2を超える位置P3までアクチェエータ5を駆動させた後に、アクチェエータ5をオフとする指令を出力する。図4は制御部200が実行するフローチャートの一例を示す。フローチャートはこれに限定されるものではない。先ず、図4に示すように使用者センサ150の信号を読み込む(ステップS102)。使用者センサ150の信号に基づいて使用者がトイレ室から退出しており、使用者はトイレ室に不在であると判定されるときには(ステップS104)、便蓋14が開放している場合には、衛生上の観点等から便蓋14を閉鎖することが好ましい。そこでアクチェエータ5をオンする(ステップS106)。これにより便蓋14が開放位置P1から閉鎖方向に向けて回動する。オンから設定時間ΔT時間待機する(ステップS108)。故にアクチェエータ5のオンはΔT時間継続される。ΔT時間は、便蓋14を開放位置P1から自重閉鎖・開始位置P2を越える位置P3に到達させる時間に相当する。このためΔT時間は、アクチュエータ5の速度等を考慮して予め設定することができる。便蓋14は開放位置P1から角度θ1回動して位置P3を通過すると、アクチェエータ5はオフとされる(ステップS110)。アクチェエータ5をオフとしても、前述したように、あとは便蓋14の自重による重力により自動的に閉鎖方向に回動され、便蓋14は閉鎖位置P4に至る。このように本実施形態によれば、便蓋14を閉鎖させる操作を忘れたときであっても、便蓋14が自動的に閉鎖され、便器10の開口が閉鎖されるため、衛生上好ましい。更に、便座16が暖房便座である場合には、便蓋14を閉鎖して便座16を上側から覆えば、暖房便座の放熱性を低減できるため、暖房便座の消費エネルギ化、節電に有利となる。なお、閉鎖している便座16及び便蓋14を開放させるには、便座16及び便蓋14を個別にまたはまとめて従来の便座便蓋装置と同様に使用者の指先等で開放位置P1に向けて開放方向(矢印S2方向)に回動させると良い。ここで、便蓋14と便座16とを同時に開放させても良いし、個別的に開放させても良い。
(実施形態2)
図5および図6は実施形態2を示す。本実施形態は前記した実施形態1と基本的には同様の構成、作用効果を有するため、図1および図3を準用することができる。実施形態1と共通する機能を奏する部位には、基本的には共通の符号を付する。以下、実施形態1と相違する部分を中心として説明する。便蓋14が閉鎖方向(矢印S1方向)に向けて回動するとき便蓋14の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させる緩衝機能を有する便蓋用ダンパ部6と、便座16が閉鎖方向に向けて回動するとき便座16の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させる緩衝機能を有する便座用ダンパ部7とが設けられている。更に、支持部2には付勢手段としてのバネ部材8が配置されている。バネ部材8は外部から視認できないように支持部2に内蔵されている。バネ部材8は金属または硬質樹脂で形成されている。バネ部材8は捻りコイルバネであり、一端部8aが第2便蓋軸4sに係合していると共に、他端部8bが支持部2に係合している。この結果、バネ部材8は便蓋軸4を閉鎖位置P4に向けて常に付勢しており、便蓋14を便蓋14の閉鎖位置P4に向けて常に付勢している。
ロック機能を有する直動式の駆動手段としてのアクチュエータ9が支持部2に保持されている。アクチュエータ9は、便蓋14が開放位置P1のとき便蓋14の回動位置をロックする第1形態と、ロック解除する第2形態とに切替可能とされている。アクチュエータ9は、便蓋軸4の軸長方向(矢印X1,X2方向)に沿って移動可能な直動式のロック軸90と、ロック軸90を便蓋軸4の軸長方向に沿って直線的に移動させる駆動力を発生させる駆動部91とを備えている。駆動部91は電磁石方式とされており、ロック軸90を退避方向(矢印X1方向)に直動させて退避させる励磁コイル93と、ロック軸90を突出させて係合孔4cと係合させる方向(矢印X2方向)に常に付勢する付勢部94とをもつ。付勢部94はコイルバネ、板バネ等のバネで形成されている。
図6に示すようにロック軸90は断面異形状とされていると共に、第2便蓋軸4sの連結部として機能する係合孔4cもロック軸90と係合し得るように断面異形状とされている。便蓋14がこれの開放位置P1に回動すると、アクチュエータ9のロック軸90は第2便蓋軸4の係合孔4cに嵌まるようにされているため、便蓋14は開放位置P1にロックされ、便蓋14が自然落下することが防止される。
便蓋14が開放位置P1にあるとき、付勢部94で付勢されたロック軸90は突出する方向(矢印X2方向)に移動し、第2便蓋軸4sの係合孔4cに嵌まるため、第1形態となり、便蓋14は開放位置P1にロックされる。しかし駆動部91の励磁コイル93に通電されると、励磁力によりロック軸90は退避方向(ロック解除方向、矢印X1方向)に直動しつつ吸引されるため、ロック軸90は第2便蓋軸4sの係合孔4cから離脱し、第2形態となる。このようにロック軸90が第2便蓋軸4sから離脱すれば、付勢部94の付勢力により便蓋軸4は閉鎖方向(矢印S1方向)に自動的に回動し、便蓋14を閉鎖方向に自動的に回動させ、故に便蓋14はこれの閉鎖位置P4に自動的に至る。
本実施形態によれば、開放位置P1にある便蓋14を閉鎖させるときには、アクチュエータ9をロック解除の形態とする。すると、バネ部材8により便蓋14は閉鎖方向(矢印S1方向)に常に付勢されているため、バネ部材8の付勢力により便蓋14は自動的に閉鎖位置P4まで回動する。さらに本実施形態によれば、便蓋用ダンパ部6が設けられているため、便蓋14が閉鎖位置P4に向けて回動するとき、前述したように便蓋用ダンパ部6は便蓋14の回動に抵抗を与えて便蓋14の回動速度を低下させる。このため便蓋14がこれの閉鎖位置P4に衝撃的に到達することが抑制され、衝突音は低減または回避される。
本実施形態によれば、便蓋14が開放位置P1にある状態において、使用者がトイレ室に存在しないことが使用者センサ150の信号に基づいて検出されるとき、制御部200はアクチュエータ9のロック解除を指令する。このように使用者がトイレ室から退出しているときには、制御部200がアクチュエータ9のロック解除を指令するため、バネ部材8の付勢力により、便蓋14は開放位置P1から閉鎖位置P4まで自動的に回動する。このため本実施形態においても、実施形態1と同様に、便蓋14の全回動軌跡Mのうちほとんどの部分についてバネ部材8の付勢力および重力を利用して達成されるため、便蓋14をこれの重力に抗して閉鎖方向に回動させる操作が廃止される。
更にアクチュエータ9はロック軸90を矢印X1,X2方向に移動させる動力を有すれば良い。このため、大きなトルクを発生させる駆動モータ等のアクチェエータが必要とされず、駆動機構の大型化が抑えられる。更に便蓋14を閉鎖するときをみても、便蓋14の開放位置P1から閉鎖位置P4までの全軌跡にわたり便蓋14を回動させる必要がなく、省エネルギ化、節電が図られる。
更に、使用者が便蓋14を閉鎖することを忘れたときであっても、便蓋14が自動的に閉鎖されるため、確実に便蓋14で便座16を覆うことができ、暖房機能を有する便座16が長時間にわたり露出したまま放熱することが防止され、この意味においても省エネルギ化、節電が図られる。
本実施形態によれば、バネ部材8は、これの付勢力を利用して便蓋14を開放位置P1から位置P3付近までトリガー動作的に回動させる方式であるため、バネ部材8の付勢力は小さくて済む利点が得られる。故にバネ部材8の小型化に有利となり、この意味においても駆動機構の小型化に有利となる。
(他の実施形態)
上記した実施形態1によれば、駆動モータで形成されているアクチェエータ5の駆動軸50は、減速ギヤを用いることなく、便蓋軸4の第2便蓋軸4sに直接的に連結されているが、場合によっては、減速比が小さな減速ギヤをアクチェエータ5の駆動軸50と便蓋軸4の第2便蓋軸4sとの間に介在させることにしても良い。この場合においても、駆動モータであるアクチェエータ5の駆動力があまり必要とされないため、減速比が小さな減速ギヤで済み、駆動機構の小型化に有利である。上記した実施形態1,2によれば、便座16はヒータ16hを有するものであるが、ヒータを有しないものでも良い。また、便蓋用ダンパ部6、便座用ダンパ部7は液体方式を採用しているが、これに限らず、空気圧を利用した方式でもよく、ゴム等の有機系高分子材料の摩擦摺動を用いた方式としても良く、要するに、便蓋や便座の閉鎖速度を減速させ得る機能をもつものであれば良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
本発明はトイレに使用される便座便蓋装置に利用することができる。
実施形態1に係り、便座便蓋装置が便器に取り付けられている状態を示す側面図である。 実施形態1に係り、便座便蓋装置の駆動部分の断面図である。 実施形態1に係り、便蓋用ダンパ部を示す断面図である。 実施形態1に係り、制御部が実行するフローチャートである。 実施形態2に係り、便座便蓋装置の駆動部分の断面図である。 実施形態2に係り、便座便蓋装置のアクチュエータのロック軸付近を示す断面図である。
符号の説明
10は便器、12は基部、14は便蓋、16は便座、2は支持部、3は便座軸、4は便蓋軸、5はアクチェエータ(駆動手段)、50は駆動軸、6は便蓋用ダンパ部、7は便材用ダンパ部、8はバネ部材(付勢手段)、9はアクチュエータ(駆動手段)、90はロック軸を示す。

Claims (5)

  1. 基部と、前記基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、前記基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座と、前記便蓋を閉鎖方向に回動させる便蓋回動部とを具備する便座便蓋装置において、
    前記便蓋回動部は、前記便蓋が閉鎖方向に回動するとき前記便蓋の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、開放位置にある前記便蓋を閉鎖方向に向けて回動させる駆動力を所定時間発生させ、以後は前記便蓋の自重に基づく重力により閉鎖方向に回動させる駆動手段とを具備することを特徴とする便座便蓋装置。
  2. 基部と、前記基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、前記基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座と、前記便蓋を閉鎖方向に回動させる便蓋回動部とを具備する便座便蓋装置において、
    前記便蓋がこれの開放位置から閉鎖位置に向けて回動するとき前記便蓋の自重に基づく重力により閉鎖位置に向かう回動を開始する自重閉鎖・開始位置が存在しており、
    前記便蓋回動部は、前記便蓋が閉鎖方向に回動するとき前記便蓋の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、前記便蓋を開放位置から自重閉鎖・開始位置まで、または、自重閉鎖・開始位置と閉鎖位置との間の中間の位置まで閉鎖方向に回動させる駆動力を発生させる駆動手段とを具備することを特徴とする便座便蓋装置。
  3. 請求項1または2において、前記駆動手段はアクチェエータであり、前記便蓋が開放位置にあり且つ使用者がトイレ室に存在していないとき、前記便蓋を開放位置から自重閉鎖・開始位置、または、自重閉鎖・開始位置と閉鎖位置との間の中間の位置まで前記アクチェエータを駆動させた後に、前記アクチェエータをオフとする指令を出力する制御部が設けられていることを特徴とする便座便蓋装置。
  4. 基部と、前記基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便蓋と、前記基部に上下方向に沿って回動可能に枢支された便座と、前記便蓋を閉鎖方向に回動させる便蓋回動部とを具備する便座便蓋装置において、
    前記便蓋回動部は、前記蓋が閉鎖方向に回動するとき前記便蓋の回動に抵抗を与えて回動速度を低下させるダンパ部と、前記便蓋を閉鎖方向に付勢する付勢手段と、前記便蓋が開放位置のとき前記便蓋の開放位置をロックする第1形態とロック解除する第2形態とに切替可能な駆動手段とを有することを特徴とする便座便蓋装置。
  5. 請求項4において、前記駆動手段はアクチェエータであり、前記便蓋が開放位置にあり且つ使用者がトイレ室に存在していないとき、前記アクチュエータのロック解除を指令する制御部が設けられていることを特徴とする便座便蓋装置。
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