JP2005348234A - テレビジョンチューナ - Google Patents

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    • HELECTRICITY
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    • H03B2201/00Aspects of oscillators relating to varying the frequency of the oscillations
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Abstract

【課題】 テレビジョンチューナでFM放送信号を受信しても受信感度が十分に得られるようにする。
【解決手段】 同調回路22、24に同調周波数を変えるための第1のバラクタダイオード22a、24aを設けると共に、発振器26に発振周波数を変えるための第2のバラクタダイオード26aを設け、テレビジョン信号を受信するときには第1のバラクタダイオード22a、24aの両端間の同調電圧と第2のバラクタダイオード28aの両端間の同調電圧を等しくし、FM放送信号を受信するときには第1のバラクタダイオード22a、24aの両端間の同調電圧よりも第2のバラクタダイオード28aの両端間の同調電圧を相対的に低くした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョンチューナに関する。
テレビジョン受信機等に使用される従来のチューナを図4参照して説明する。アンテナ10と第1周波数変換回路6の混合回路1との間に高周波同調回路11を接続してあり、可変電源9の第1同調電圧VT1が第1局部発振回路2を形成する可変容量ダイオードの同調電圧として供給され、第1同調電圧VT1の可変範囲を伸長した第2同調電圧VT2が高周波同調回路11を形成する可変容量ダイオードの同調電圧として供給される。高周波同調回路11と第1局部発振回路2は、容量素子としてそれぞれ可変容量ダイオードを含んで構成される。
第2同調電圧VT2は第1同調電圧VT1を伸長回路12に加えることにより得られるが、第2同調電圧VT2は第1同調電圧VT1の可変範囲を7倍に伸長してある。これは、高周波同調回路11の全体の容量の可変比が第1局部発振回路2の全体の容量の可変比の7.34倍であることから、第2同調電圧VT2の可変範囲を第1同調電圧VT1の可変範囲の7.34倍に近い7倍にすることにより、高周波同調回路11の全体の容量の可変比が1.21になり、トラッキングエラーを生じない条件が満たされるものと仮定して設定されたものである。
そして、受信された高周波信号は第1局部発振回路2の発振信号と混合されて第1中間周波信号が得られ、第1中間周波信号は第1中間周波増幅回路3で増幅されてから、第2周波数変換回路5の発振信号と混合されて第2中間周波信号が得られる。第2中間周波信号は端子8を経て図示されていない検波回路に加えられる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平07−283693号公報(図1)
高周波同調回路11及び第1局部発振回路2に使用されている可変容量ダイオードは、通常そのアノードが接地され、カソードに同調電圧が印加されるが、トラッキングエラーが生じないようになっている。そして、このような構成でテレビジョン信号を受信する際には、高周波同調回路11の同調特性を図5のAに示すように、映像搬送波周波数Pの位置がピークとなり音声搬送波周波数Sの位置はそれよりも数dB低くなるように設定して中間周波信号に周波数変換している。その理由は、復調後の映像信号の周波数特性をフラットにする必要があるためである。
しかし、このままの状態で受信バンドを広げてFM放送を受信し、これをテレビジョンの音声中間周波数に周波数変換しようとすると、高周波同調回路での同調特性は、図5のBに示すように、受信すべきFM放送信号の周波数Fよりも4.5MHz低い周波数P′の位置がピークとなり、受信すべきFM放送信号のレベルが低下して受信感度が低下するという問題が生じる。
本発明は、テレビジョンチューナでFM放送信号を受信しても受信感度が十分に得られるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、受信すべきテレビジョン信号に同調する同調回路と、前記テレビジョン信号を中間周波信号に周波数変換するミキサと、前記同調回路の同調周波数に連動して周波数が変化する局部発振信号を前記ミキサに供給する発振器とを備え、前記同調回路に前記同調周波数を変えるための第1のバラクタダイオードを設けると共に、前記発振器に発振周波数を変えるための第2のバラクタダイオードを設け、テレビジョン信号を受信するときには前記第1のバラクタダイオードの両端間の同調電圧と前記第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を等しくし、FM放送信号を受信するときには前記第1のバラクタダイオードの両端間の同調電圧よりも前記第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を相対的に低くした。
また、前記第1及び第2のバラクタダイオードの各アノードを直流的に接地すると共に、前記第1のバラクタダイオードのカソードに同調電圧を印加し、前記第2のバラクタダイオードのカソードには、前記テレビジョン信号を受信するときには前記同調電圧を印加し、前記FM放送信号を受信するときには前記同調電圧を分圧して印加した。
また、前記発振器は、前記第2のバラクタダイオードと、前記第2のバラクタダイオードのアノードに一端が接続されると共に他端が接地されたインダクタンス素子とからなる共振回路を有し、エミッタが接地されたスイッチトランジスタを設け、前記スイッチトランジスタのコレクタと前記第2のバラクタダイオードのカソードとの間を第1の抵抗でに接続し、前記第2のバラクタダイオードのカソードに第2の抵抗を介して前記同調電圧を印加した。
また、前記第1及び第2のバラクタダイオードの各カソードに同調電圧を印加すると共に、前記第1のバラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、前記テレビジョン信号を受信するときには前記第2のバラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、前記FM放送信号を受信するときには前記第2のバラクタダイオードのアノードに前記同調電圧よりも低い電圧を印加した。
また、前記発振器は、前記第2のバラクタダイオードと、前記第2のバラクタダイオードのアノードに一端が接続されると共に他端がコンデンサを介して接地されたインダクタンス素子とからなる共振回路を有し、エミッタが接地されたスイッチトランジスタと前記スイッチトランジスタのコレクタとグランドとの間に接続された分圧回路とを設け、前記スイッチトランジスタのコレクタを電源にプルアップすると共に、前記インダクタンス素子の他端を前記分圧回路の分圧点に接続した。
請求項1の発明によれば、同調回路に同調周波数を変えるための第1のバラクタダイオードを設けると共に、発振器に発振周波数を変えるための第2のバラクタダイオードを設け、テレビジョン信号を受信するときには第1のバラクタダイオードの両端間の同調電圧と第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を等しくし、FM放送信号を受信するときには第1のバラクタダイオードの両端間の同調電圧よりも第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を相対的に低くしたので、受信すべきFM放送信号に同調回路を同調させることができる。従ってFM放送の受信感度を高められる。
また、請求項2の発明によれば、第1及び第2のバラクタダイオードの各アノードを直流的に接地すると共に、第1のバラクタダイオードのカソードに同調電圧を印加し、第2のバラクタダイオードのカソードには、テレビジョン信号を受信するときには同調電圧を印加し、FM放送信号を受信するときには同調電圧を分圧して印加したので、FM放送信号の受信時に第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を第1のバラクタダイオードのそれよりも相対的に低くすることができる。
また、請求項3の発明によれば、発振器は、第2のバラクタダイオードと、第2のバラクタダイオードのアノードに一端が接続されると共に他端が接地されたインダクタンス素子とからなる共振回路を有し、エミッタが接地されたスイッチトランジスタを設け、スイッチトランジスタのコレクタと第2のバラクタダイオードのカソードとの間を第1の抵抗でに接続し、第2のバラクタダイオードのカソードに第2の抵抗を介して同調電圧を印加したので、FM放送信号の受信時にはスイッチトランジスタをオンにすることで、第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を第1のバラクタダイオードのそれよりも相対的に低くすることができる。
また、請求項4の発明によれば、第1及び第2のバラクタダイオードの各カソードに同調電圧を印加すると共に、第1のバラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、テレビジョン信号を受信するときには第2のバラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、FM放送信号を受信するときには第2のバラクタダイオードのアノードに同調電圧よりも低い電圧を印加したので、FM放送信号の受信時に第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を第1のバラクタダイオードのそれよりも相対的に低くすることができる。
また、請求項5の発明によれば、発振器は、第2のバラクタダイオードと、第2のバラクタダイオードのアノードに一端が接続されると共に他端がコンデンサを介して接地されたインダクタンス素子とからなる共振回路を有し、エミッタが接地されたスイッチトランジスタとスイッチトランジスタのコレクタとグランドとの間に接続された分圧回路とを設け、スイッチトランジスタのコレクタを電源にプルアップすると共に、インダクタンス素子の他端を分圧回路の分圧点に接続したので、FM放送信号の受信時にはスイッチトランジスタをオフにすることで、第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を第1のバラクタダイオードのそれよりも相対的に低くすることができる。
以下、図1乃至図3によって本発明のテレビジョンチューナを説明する。図1は第1の実施形態、図2は同調回路の同調特性、図3は第2の実施携帯を示す。
先ず、図1において、入力端21にはテレビジョン信号及びFM放送信号が入力される。入力端21に結合された入力同調回路22は、同調用のバラクタダイオード22aを有する。入力同調回路22に次段には高周波増幅器23が接続され、その次段には段間同調回路24が接続される。段間同調回路24にも同調用のバラクタダイオード24aが設けられる。ここで、入力同調回路22のバラクタダイオード22a及び段間同調回路24のバラクタダイオード24aを共に第1のバラクタダイオードと呼ぶ。第1のバラクタダイオード22a、24aのアノードは共に直流的に接地され、各カソードには同調電圧Vtが印加される。
段間同調回路24の次段にはミキサ25が接続される。ミキサ25には発振器26から局部発振信号が供給される。発振器26は発振用のトランジスタ27と、発振トランジスタ27に結合された共振回路28とを有する。共振回路28は第2のバラクタダイオード28aと、そのアノードに一端が接続され、他端が接地されたインダクタンス素子28bと、第2のバラクタダイオード28aのカソードとグランドとの間に接続されたコンデンサ28cとを有する。
また、発振器26とは別に、エミッタが接地されたスイッチトランジスタ29が設けられる。スイッチトランジスタ29のコレクタは第1の抵抗30を介して第2のバラクタダイオード28aのカソードに接続される。スイッチトランジスタ29はベースに印加される切替電圧によってオン又はオフに切り替えられる。
そして、第1のバラクタダイオード28aのカソードには第2の抵抗31を介して同調電圧Vtが印加される。第1のバラクタダイオード22a、24aのカソードにも同調電圧Vtが印加される。
以上の構成において、入力されたテレビジョン信号及びFM放送信号は2つの同調回路22、24を経てミキサに入力され、局部発振信号と混合されて中間周波信号に周波数変換されるが、テレビジョン信号を受信する場合にはスイッチトランジスタがオフとされる。
この結果、第2のバラクタダイオード28aのカソードには第1のバラクタダイオード22a、24aのカソードに印加される同調電圧と同じ値電圧が印加され、同調回路22、24の同調周波数と発振器26の発振周波数との間にはトラッキングエラーが生じることがなく、各チャンネルのテレビジョン信号は所定の中間周波信号に変換される。この場合の同調回路22、24の総合の同調特性は図2のAにように、映像搬送波周波数Pの位置がピークとなり、音声搬送波周波数の位置Sがそれよりも数dB低くなっている。そして、映像搬送波が映像中間周波に変換され、音声搬送波が音声中間周波に変換される。
一方、FM放送信号を受信する場合には、スイッチトランジスタ29がオンとされる。その結果、第2のバラクタダイオード28aのカソードには第1の抵抗30と第2の抵抗31とによって分圧された同調電圧が印加される。つまり、FM放送信号の受信では、第1のバラクタダイオード22a、24aのアノード−カソード間の同調電圧よりも第2のバラクタダイオード28aのアノード−カソード間の同調電が相対的に小さくなる。この結果、発振周波数は受信すべきFM放送信号に対する周波数を外れて低い方にシフトする。この時の総合の同調特性は図5のBに示すものとなる。
しかし、発振周波数を本来必要とする周波数に一致させるために、同調電圧Vtを高くすると、同調回路22、24の同調周波数も高い方にシフトして、図2のBに示すように受信すべき周波数Fに同調させることができる。
図3は第2の実施形態を示すが、発振器26における共振回路28の構成と、第2のバラクタダイオード28aに同調電圧を印加する構成が図1と異なる。それ以外の構成は図1と同じであるのでその説明を省略する。
共振回路28は、第2のバラクタダイオード28aと、そのアノードに一端が接続されると共に、他端がコンデンサ28dを介して接地されたインダクタンス素子28bと第2のバラクタダイオードのカソードとグランドとの間に接続されたコンデンサ28cとを有する。スイッチトランジスタ27はエミッタが接地され、コレクタは電源Bにプルアップされる。また、コレクタとグランドとの間には、抵抗332aと32bとからなる分圧回路32が接続される。そして、インダクタンス素子28bの他端が分圧点(抵抗32aと32bとの接続点)に接続される。また、第2のバラクタダイオード28aのカソードには同調電圧が印加される。
図2の構成においては、スイッチトランジスタ29は、テレビジョン信号を受信する場合にはオンされ、FM放送信号を受信する場合にはオフされる。従って、テレビジョン信号を受信する場合には第2のバラクタダイオード28aのアノードは直流的に接地され、図1の構成と同じとなる。また、FM放送信号を受信する場合には分圧回路32によって分圧された電圧が第2のバラクタダイオード28のアノードに印加される。よって、図1の動作と同様に、第2のバラクタダイオード28aの両端間の同調電圧は、FM放送信号を受信する場合には第1のバラクタダイオード22a24aの両端間の電圧よりも相対的に小さくなる。従って、図1と同様な作用によって、FM放送信号を受信する場合には、同調回路22、24を受信すべき信号の信号に同調させることができる。
本発明のテレビジョンチューナの第1の実施形態の回路図である。 本発明のテレビジョンチューナにおける同調特性図である。 本発明のテレビジョンチューナの第2の実施形態の回路図である 従来のテレビジョンチューナの回路図である。 従来のテレビジョンチューナにおける同調特性図である。
符号の説明
21:入力端
22:入力同調回路
22a:第1のバラクタダイオード
23:高周波増幅器
24:段間同調回路
24a:第1のバラクタダイオード
25:ミキサ
26:発振器
27:発振トランジスタ
28:共振回路
28a:第2のバラクタダイオード
28b:インダクタンス素子
28c、28d:コンデンサ
29:スイッチトランジスタ
30:第1の抵抗
31:第2の抵抗
32:分圧回路
32a、32b:抵抗

Claims (5)

  1. 受信すべきテレビジョン信号に同調する同調回路と、前記テレビジョン信号を中間周波信号に周波数変換するミキサと、前記同調回路の同調周波数に連動して周波数が変化する局部発振信号を前記ミキサに供給する発振器とを備え、前記同調回路に前記同調周波数を変えるための第1のバラクタダイオードを設けると共に、前記発振器に発振周波数を変えるための第2のバラクタダイオードを設け、テレビジョン信号を受信するときには前記第1のバラクタダイオードの両端間の同調電圧と前記第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を等しくし、FM放送信号を受信するときには前記第1のバラクタダイオードの両端間の同調電圧よりも前記第2のバラクタダイオードの両端間の同調電圧を相対的に低くしたことを特徴とするテレビジョンチューナ。
  2. 前記第1及び第2のバラクタダイオードの各アノードを直流的に接地すると共に、前記第1のバラクタダイオードのカソードに同調電圧を印加し、前記第2のバラクタダイオードのカソードには、前記テレビジョン信号を受信するときには前記同調電圧を印加し、前記FM放送信号を受信するときには前記同調電圧を分圧して印加したことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョンチューナ。
  3. 前記発振器は、前記第2のバラクタダイオードと、前記第2のバラクタダイオードのアノードに一端が接続されると共に他端が接地されたインダクタンス素子とからなる共振回路を有し、エミッタが接地されたスイッチトランジスタを設け、前記スイッチトランジスタのコレクタと前記第2のバラクタダイオードのカソードとの間を第1の抵抗でに接続し、前記第2のバラクタダイオードのカソードに第2の抵抗を介して前記同調電圧を印加したことを特徴とする請求項2に記載のテレビジョンチューナ。
  4. 前記第1及び第2のバラクタダイオードの各カソードに同調電圧を印加すると共に、前記第1のバラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、前記テレビジョン信号を受信するときには前記第2のバラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、前記FM放送信号を受信するときには前記第2のバラクタダイオードのアノードに前記同調電圧よりも低い電圧を印加したことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョンチューナ。
  5. 前記発振器は、前記第2のバラクタダイオードと、前記第2のバラクタダイオードのアノードに一端が接続されると共に他端がコンデンサを介して接地されたインダクタンス素子とからなる共振回路を有し、エミッタが接地されたスイッチトランジスタと前記スイッチトランジスタのコレクタとグランドとの間に接続された分圧回路とを設け、前記スイッチトランジスタのコレクタを電源にプルアップすると共に、前記インダクタンス素子の他端を前記分圧回路の分圧点に接続したことを特徴とする請求項4に記載のテレビジョンチューナ。
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