JP2005348124A - デジタル信号入力回路 - Google Patents

デジタル信号入力回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2005348124A
JP2005348124A JP2004165833A JP2004165833A JP2005348124A JP 2005348124 A JP2005348124 A JP 2005348124A JP 2004165833 A JP2004165833 A JP 2004165833A JP 2004165833 A JP2004165833 A JP 2004165833A JP 2005348124 A JP2005348124 A JP 2005348124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
digital signal
signal
pass
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004165833A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nishi
芳典 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Microelectronics Inc
Original Assignee
Kawasaki Microelectronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Microelectronics Inc filed Critical Kawasaki Microelectronics Inc
Priority to JP2004165833A priority Critical patent/JP2005348124A/ja
Publication of JP2005348124A publication Critical patent/JP2005348124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

【課題】 回路構成が簡素化され且つ動作の高速化が図られたデジタル信号入力回路を提供する。
【解決手段】 コンデンサ素子12と抵抗素子13からなる高域通過フィルタ10で入力デジタル信号Inの高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号Aを生成し、増幅器20を構成する差動増幅部23に高域通過入力信号Aおよび入力識別電圧信号Bを入力してフィードバック用ネットワーク24で正帰還を行なって、入力デジタル信号Inに対応するデジタル信号Outを復元する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル信号を入力するデジタル信号入力回路に関する。
従来より、結合容量素子を介してデジタル信号を入力する容量結合型のデジタル信号入力回路が提案されている。例えば、入力されたデジタル信号から論理が反転した相補デジタル信号を生成し、これらデジタル信号および相補デジタル信号の、結合容量素子を介して取り出された立上りエッジ情報および立下りエッジ情報をフリップフロップに入力することにより、入力されたデジタル信号に対応するデジタル信号を復元するデジタル信号入力回路が提案されている(特許文献1参照)。
また、送信源から送出された送信パルス信号の立上りエッジ情報および立下りエッジ情報を示すエッジパルス信号を結合容量素子を介して生成して所定の伝送路に伝送し、伝送されたエッジパルス信号を検出して復元エッジパルス信号を発生し、この復元エッジパルス信号をフリップフロップに入力することにより、送信パルス信号を復元するデジタル信号入力回路が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、容量結合による信号の過渡的な減衰レートに対して補償するようなレートで変化する、いわゆる量子化されたフィードバック回路により、入力されたデジタル信号を復元するデジタル信号入力回路が提案されている(特許文献3参照)。
特開平11−136293号公報 特開平1−279621号公報 特開平10−22811号公報
しかし、特許文献1に提案された技術では、相補デジタル信号を生成する回路、結合容量駆動用のドライブ回路、結合容量素子、エッジ情報検出器、フリップフロップ、および出力バッファが必要とされる。また、特許文献2に提案された技術では、エッジパルス信号を生成して伝送路に伝送する手段、伝送されたエッジパルス信号を検出して復元エッジパルス信号を発生する手段、およびフリップフロップが必要とされる。従って、これら特許文献1,2に提案された技術では、構成が複雑であるという問題がある。また、これら特許文献1,2に提案された技術では、入力されるデジタル信号のデータ・レートが仮に1Gbps(ギガビット/秒)である場合、立上がりエッジ情報および立下りエッジ情報を表わす波形(微分波形)信号のデータ・レートは2Gbps相当となり、このためデジタル信号入力回路に要求される速度性能は2Gbpsとなる。従って、デジタル信号入力回路における動作速度の高速化が困難であるという問題がある。
また、特許文献3に提案された技術では、エッジ情報検出回路、容量結合における時定数と同じ時定数を有する低域通過フィルタ、およびフィードバック用の信号量子化回路が必要であり、回路構成が複雑である。また、通常は、量子化フィードバック回路を動作させるためのクロック入力回路が別途必要とされる。その結果、回路規模が大きくなりこれに伴い発生する遅延時間も大きく、従ってデジタル信号入力回路における高速動作が困難であるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、回路構成が簡素化され且つ動作の高速化が図られたデジタル信号入力回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のデジタル信号入力回路は、
入力デジタル信号を入力してその入力デジタル信号の高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号を生成する高域通過フィルタと、
上記高域通過入力信号を入力して上記入力デジタル信号に対応するデジタル信号を復元する、正帰還を有する増幅器とを備えたことを特徴とする。
本発明のデジタル信号入力回路は、高域通過フィルタで生成された高域通過入力信号を、正帰還を有する増幅器に入力して、入力デジタル信号に対応するデジタル信号を復元するものであるため、従来の、高域通過入力信号からエッジパルス信号を生成する回路やフリップフロップを備えて入力デジタル信号のデータ・レートの2倍のデータ・レートを有するエッジパルス信号を取り扱う技術と比較し、回路構成が簡素化され且つ動作の高速化が図られる。
ここで、上記増幅器は差動増幅器であって、その差動増幅器の一方の入力端子は上記高域通過入力信号を入力するものであり、その差動増幅器の他方の入力端子は上記高域通過入力信号の変化幅内の所定の閾値電圧に固定されたものであることが好ましい。
このように、差動増幅器の一方の入力端子に高域通過入力信号を入力するとともに、他方の入力端子に上記所定の閾値電圧を入力する構成にすると、動作の高速化を維持したまま、さらに簡単な構成で入力デジタル信号に対応するデジタル信号を復元することができる。
また、上記高域通過フィルタが、上記入力デジタル信号の高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号を生成するとともに、その入力デジタル信号の論理が反転した相補デジタル信号の高周波成分を通過させることにより高域通過相補信号を生成するものであり、
上記増幅器は差動増幅器であって、その差動増幅器の一方の入力端子は上記高域通過入力信号を入力し、その差動増幅器の他方の入力端子は上記高域通過相補信号を入力するものであってもよい。
このように、差動増幅器の一方の入力端子,他方の入力端子に、高域通過入力信号,高域通過相補信号を入力して、入力デジタル信号を復元してもよい。
本発明のデジタル信号入力回路によれば、回路構成が簡素化され且つ動作の高速化が図られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。
図1に示すデジタル信号入力回路1には、高域通過フィルタ10と増幅器20が備えられている。
高域通過フィルタ10には、入力デジタル信号Inが入力される入力端子11と、一端が入力端子11に接続されたコンデンサ素子12と、一端がそのコンデンサ素子12の他端に接続されるとともに他端がグラウンドGNDに接続された抵抗素子13とが備えられている。この高域通過フィルタ10は、入力デジタル信号Inを入力してその入力デジタル信号Inの高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号Aを生成する。
増幅器20には、高域通過入力信号Aが入力される入力端子21と、入力識別電圧信号Bが入力される入力端子22と、差動増幅部23と、差動増幅部23からの出力信号Outをこの差動増幅部23にフィードバックするフィードバック用ネットワーク24とが備えられている。ここで、フィードバック用のネットワーク24の構成としては、抵抗素子のみでもよく、また入力識別電圧信号Bとしては、入力デジタル信号Inの論理が反転した相補デジタル信号の高周波成分を通過させることにより生成された高域通過相補信号や、所定の閾値に固定された電圧信号が挙げられる。
この増幅器20は、高域通過入力信号Aおよび入力識別電圧信号Bを入力して上記入力デジタル信号Inに対応するデジタル信号Outを復元する、正帰還を有する増幅器である。以下、デジタル信号入力回路1の動作について図1および図2を参照して説明する。
図2は、図1に示すデジタル信号入力回路における信号波形を示す図である。
図1に示すデジタル信号入力回路1を構成する高域通過フィルタ10の入力端子11に、図2に示す入力デジタル信号Inが入力される。この入力デジタル信号Inは、高域通過フィルタ10を構成するコンデンサ素子12,抵抗素子13からなる微分回路により、図2に示す微分波形を有する高域通過入力信号Aに変換されて、差動増幅部23の+端子に入力される。一方、差動増幅部23の−端子には、入力識別電圧信号Bが入力される。
ここで、図2に示すように、差動増幅部23の+端子に入力される高域通過入力信号Aは、上記コンデンサ素子12,抵抗素子13の値により定まる時定数に応じた時間で減衰を始めるが、差動増幅部23から出力されるデジタル信号Outがフィードバック用ネットワーク24を介して+端子に戻されるため、差動増幅部23は、減衰前の状態を維持するように動作する。従って、デジタル信号Outは、高域通過入力信号Aが中心レベルに収束した後も、前の状態を維持し続けることとなる。
図3は、比較例1における信号波形を示す図である。
この比較例1における信号波形は、特許文献1,2に提案された技術における信号波形であり、入力デジタル信号Inがコンデンサ素子および抵抗素子からなる微分回路により高域通過入力信号Aに変換される。さらに、この高域通過入力信号Aの立上り部分および立下り部分に基づいてエッジパルス信号Pが生成され、そのエッジパルス信号Pの立上りエッジが入力される度にデジタル信号Outの論理を反転する処理がフリップフロップで行なわれることにより、入力デジタル信号Inの復元が行なわれる。このように比較例1では、高域通過入力信号Aからエッジパルス信号Pを生成するための回路やフリップフロップが必要であり、従って構成が複雑であり、また入力デジタル信号Inのデータ・レートの2倍のデータ・レートを有するエッジパルス信号Pを取り扱うため、デジタル信号入力回路における動作速度の高速化が困難である。
一方、第1実施形態のデジタル信号入力回路1では、高域通過入力信号Aからエッジパルス信号Pを生成する必要はなく、前述したようにして増幅器20に高域通過入力信号Aが入力され、その増幅器20から出力されるデジタル信号Outが、フィードバック用ネットワーク24を介して正帰還されることにより、入力デジタル信号Inが復元されるため、回路構成が簡素化され且つ動作の高速化が図られる。
図4は、比較例2における信号波形を示す図である。
この比較例2における信号波形は、特許文献3に提案された技術における信号波形であり、入力デジタル信号Inがコンデンサ素子および抵抗素子からなる微分回路により高域通過入力信号Aに変換される。さらに、この高域通過入力信号Aの立上りおよび立下りの過渡的な減衰レートに対して補償するようなレートで変化するフィードバック用の信号Fが生成され、高域通過入力信号Aに信号Fが加算されることにより、入力デジタル信号Inの復元が行なわれる。この比較例2では、フィードバック用の回路規模は大きく且つ遅延時間も大きい。
図5は、本発明の第2実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。
図5に示すデジタル信号入力回路2には、第1の高域通過フィルタ30と、第2の高域通過フィルタ40と、増幅器50とが備えられている。
第1の高域通過フィルタ30は、一端に信号源101からの入力デジタル信号Inが入力されるコンデンサ素子31、および一端がそのコンデンサ素子31の他端に接続されるとともに他端がDC電源102に接続された抵抗素子32から構成されている。この第1の高域通過フィルタ30は、入力デジタル信号Inの高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号Dを生成する。
また、第2の高域通過フィルタ40は、一端に信号源103からの、上記入力デジタル信号Inの論理が反転した相補デジタル信号である入力デジタル信号Inbが入力されるコンデンサ素子41、および一端がそのコンデンサ素子41の他端に接続されるとともに他端がDC電源102に接続された抵抗素子42から構成されている。この第2の高域通過フィルタ40は、入力デジタル信号Inbの高周波成分を通過させることにより高域通過相補信号Dbを生成する。
増幅器50は、正帰還を有する差動増幅器であって、この増幅器50には、電源VDDと定電流源55との間に直列接続されたPMOSトランジスタ51およびNMOSトランジスタ52が備えられている。また、電源VDDと定電流源55との間に直列接続されたPMOSトランジスタ53およびNMOSトランジスタ54が備えられている。PMOSトランジスタ51,53の各ゲートは共通接続されており、所定のバイアス電圧VBが入力される。また、NMOSトランジスタ52のゲートには高域通過入力信号Dが入力されるとともに、NMOSトランジスタ54のゲートには高域通過相補信号Dbが入力される。
また、増幅器50には、PMOSトランジスタ51,NMOSトランジスタ52の接続点であるノードN1と定電流源58との間に配備されたNMOSトランジスタ56、およびPMOSトランジスタ53,NMOSトランジスタ54の接続点であるノードN2と定電流源58との間に配備されたNMOSトランジスタ57が備えられている。NMOSトランジスタ56のゲートはノードN2に接続されるとともに、NMOSトランジスタ57のゲートはノードN1に接続されている。尚、定電流源55,58には所定の電流i1,i2が流れる。このように構成されたデジタル信号入力回路2の動作について図5および図6を参照して説明する。
図6は、図5に示すデジタル信号入力回路における信号波形を示す図である。
図5に示すデジタル信号入力回路2を構成する第1,第2の高域通過フィルタ30,40に、図6に示す入力デジタル信号Inおよびその入力デジタル信号Inの論理が反転した相補デジタル信号である入力デジタル信号Inbが入力される。
これら入力デジタル信号In,Inbは、第1,第2の高域通過フィルタ30,40により、図6に示す微分波形を有する高域通過入力信号D,高域通過相補信号Dbに変換されて、増幅器50のNMOSトランジスタ52,54に入力される。
NMOSトランジスタ52には、入力された高域通過入力信号Dの微分波形のうちの+極性の部分波形の大きさに応じた電流Iが流れる。ここで、PMOSトランジスタ51,53には、所定のバイアス電圧VBが印加されており、これらPMOSトランジスタ51,53はオン状態にある。このため、ノードN1の電位は、PMOSトランジスタ51のオン抵抗Rd×電流I(Rd×I)の電圧降下分だけ変動(低下)する。一方、ノードN2の電位は、その逆の原理によってPMOSトランジスタ53のオン抵抗Rd×電流I(Rd×I)の電圧降下分だけ変動(上昇)する。
次いで、ノードN2における変動はNMOSトランジスタ56に入力され、これによりノードN1において電流I’を誘起し、さらにRd×I’分の電圧降下が発生する。この電圧降下は、NMOSトランジスタ56にさらに多くの電流変化を引き起こし、最終的にNMOSトランジスタ56に電流i2の全てが流れるようになる。このようにして、NMOSトランジスタ56,57が正帰還差動対(ラッチ)として振る舞うこととなる。ここで、NMOSトランジスタ52に入力される高域通過入力信号Dは微分波形となっているため、次第に減衰し、最終的に図6に示す中間電位へと収束するが、上記正帰還差動対は前の状態を保持しようとするため、増幅器50の出力信号Outが中間電位に収束することはない。
次に、高域通過入力信号Dの微分波形のうちの立下り部分、即ち高域通過相補信号Dbの微分波形のうちの立上がり部分が入力される。すると、今度はNMOSトランジスタ54に電流Iが流れ、ノードN2の電位がRd×Iの電圧降下分だけ低下する。同時に、ノードN1の電位はRd×Iの電圧降下分だけ上昇する。これらノードN1,N2の電位の変動幅が、上記正帰還差動対に保持されている電位の幅よりも大きい場合は、出力信号Outの論理が反転するとともに、その出力信号Outの論理が反転した信号である出力相補信号Outbの論理が反転する。その後、NMOSトランジスタ56,57の正帰還によって増幅され、最終的にNMOSトランジスタ57に電流i2の全てが流れるようになり、出力信号Out,出力相補信号Outbは論理が反転された状態で落ち着くこととなる。このようにして、入力デジタル信号Inを復元してもよい。
図7は、図5に示すデジタル信号入力回路における入力デジタル信号Inのシミュレーション波形を示す図、図8は、図5に示すデジタル信号入力回路における高域通過入力信号Dのシミュレーション波形を示す図、図9は、図5に示すデジタル信号入力回路における出力信号Outのシミュレーション波形を示す図である。
ここでは、数Gbps以上のデジタル信号伝送において、一般的なプロセスである0.13μmのCMOSプロセスのパラメータが用いられる。また、コンデンサ素子31,41の容量(結合容量)は0.2pFであり、抵抗素子32,42の値(入力抵抗値)は50Ωである。
図5に示すデジタル信号入力回路2に、図7に示す入力デジタル信号Inのシミュレーション波形が入力される。このような波形を有する入力デジタル信号Inは、コンデンサ素子31と抵抗素子32からなる高域通過フィルタ30が有する高域通過特性により、図8に示すように低い周波数成分が失われて減衰するが、正帰還を有する増幅器50により、その減衰が補正されて図9に示すような出力信号Outとして現れる。
図10は、本発明の第3実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。
尚、図5に示すデジタル信号入力回路2の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、重複説明は省く。
図10に示すデジタル信号入力回路3は、図5に示すデジタル信号入力回路2と比較し、第2の高域通過フィルタ40が削除されている。また、増幅器50を構成するNMOSトランジスタ54のゲートに、DC電源102からの電圧Dbが抵抗素子42を経由して入力されている。この電圧Dbは、本発明にいう高域通過入力信号の変化幅内の所定の閾値電圧に固定されてなる電圧に相当する電圧である。
増幅器50は、NMOSトランジスタ52,54のゲートに入力された入力信号の電流差に応じた正帰還を行なって増幅すればよく、従って入力信号は互いに論理が反転した高域通過入力信号D,高域通過相補信号Dbである必要はなく、この図10に示すようにNMOSトランジスタ54のゲートに、所定の閾値電圧に固定された電圧Dbを入力してもよい。このようにすることにより、高域通過相補信号Dbを生成するための第2の高域通過フィルタ30を不要にすることができ、構成がさらに簡素化される。
図11は、本発明の第4実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。
尚、図10に示すデジタル信号入力回路3の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、重複説明は省く。
図10に示すデジタル信号入力回路3は、電流による正帰還を行なって入力デジタル信号Inを復元する回路であるが、図11に示すデジタル信号入力回路3は、電圧による正帰還を行なって入力デジタル信号Inを復元する回路である。
図11に示す増幅器60には、NMOSトランジスタ52のゲートと、PMOSトランジスタ53とNMOSトランジスタ54の接続点との間に、抵抗素子61が配備されている。また、NMOSトランジスタ54のゲートと、PMOSトランジスタ51とNMOSトランジスタ52の接続点との間に、抵抗素子62が配備されている。NMOSトランジスタ52,54のゲートには、高域通過入力信号D,所定の閾値電圧に固定された電圧Dbが入力される。
増幅器60では、NMOSトランジスタ52,54のゲートに入力された高域通過入力信号Dが有する電圧と電圧Dbとの差分に応じた正帰還による増幅が行なわれる。このようにして、簡単な回路構成で入力デジタル信号Inを復元してもよい。
現在のCMOS技術では、デジタル信号の伝送レートは2Gbpsを超えるものが主流になりつつあり、また入力インターフェースとして、入力信号に対して低域にまで十分な通過特性を持った容量結合をボード上で行なうことが一般化している。その際に必要とされる容量値は通常0.1μF程度であるが、上述した本実施形態では、高速動作を維持しながら、容量値は1pF以下に下げることができる。従って、モノリシック化が十分に可能となる。ここで、1pFの容量を有するコンデンサ素子を形成するために必要な面積は、一般的なCMOS技術では30μm×30μm程度である。また、本実施形態では高速動作が実現されるため、デジタル信号の高速伝送における効果は大きい。
本発明の第1実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。 図1に示すデジタル信号入力回路における信号波形を示す図である。 比較例1における信号波形を示す図である。 比較例2における信号波形を示す図である。 本発明の第2実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。 図5に示すデジタル信号入力回路における信号波形を示す図である。 図5に示すデジタル信号入力回路における入力デジタル信号Inのシミュレーション波形を示す図である。 図5に示すデジタル信号入力回路における高域通過入力信号Dのシミュレーション波形を示す図である。 図5に示すデジタル信号入力回路における出力信号Outのシミュレーション波形を示す図である。 本発明の第3実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態のデジタル信号入力回路の構成を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 デジタル信号入力回路
10 高域通過フィルタ
11,21,22 入力端子
12,31,41 コンデンサ素子
13,32,42,61,62 抵抗素子
20,50,60 増幅器
23 差動増幅部
24 フィードバック用ネットワーク
30 第1の高域通過フィルタ
40 第2の高域通過フィルタ
51,53 PMOSトランジスタ
52,54,56,57 NMOSトランジスタ
55,58 定電流源
101,103 信号源
102 DC電源

Claims (3)

  1. 入力デジタル信号を入力して該入力デジタル信号の高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号を生成する高域通過フィルタと、
    前記高域通過入力信号を入力して前記入力デジタル信号に対応するデジタル信号を復元する、正帰還を有する増幅器とを備えたことを特徴とするデジタル信号入力回路。
  2. 前記増幅器は差動増幅器であって、該差動増幅器の一方の入力端子は前記高域通過入力信号を入力するものであり、該差動増幅器の他方の入力端子は前記高域通過入力信号の変化幅内の所定の閾値電圧に固定されたものであることを特徴とする請求項1記載のデジタル信号入力回路。
  3. 前記高域通過フィルタが、前記入力デジタル信号の高周波成分を通過させることにより高域通過入力信号を生成するとともに、該入力デジタル信号の論理が反転した相補デジタル信号の高周波成分を通過させることにより高域通過相補信号を生成するものであり、
    前記増幅器は差動増幅器であって、該差動増幅器の一方の入力端子は前記高域通過入力信号を入力し、該差動増幅器の他方の入力端子は前記高域通過相補信号を入力するものであることを特徴とする請求項1記載のデジタル信号入力回路。
JP2004165833A 2004-06-03 2004-06-03 デジタル信号入力回路 Pending JP2005348124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004165833A JP2005348124A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 デジタル信号入力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004165833A JP2005348124A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 デジタル信号入力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005348124A true JP2005348124A (ja) 2005-12-15

Family

ID=35500079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004165833A Pending JP2005348124A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 デジタル信号入力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005348124A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56157145A (en) * 1980-05-08 1981-12-04 Nec Corp Optical receiver
JPS58161333U (ja) * 1982-04-21 1983-10-27 日本電気株式会社 単一パルス発生回路
JPH0714307A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Sharp Corp 記録情報再生回路
JPH08163181A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Sharp Corp 情報再生回路
JP2004350028A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Oki Electric Ind Co Ltd 復調回路および光受信回路

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56157145A (en) * 1980-05-08 1981-12-04 Nec Corp Optical receiver
JPS58161333U (ja) * 1982-04-21 1983-10-27 日本電気株式会社 単一パルス発生回路
JPH0714307A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Sharp Corp 記録情報再生回路
JPH08163181A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Sharp Corp 情報再生回路
JP2004350028A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Oki Electric Ind Co Ltd 復調回路および光受信回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10447427B2 (en) Baseline wander correction
EP3251311B1 (en) Dual path double zero continuous time linear equalizer
JP4473885B2 (ja) 光受信回路
EP2696511B1 (en) High Bandwidth equalizer and limiting amplifier
JP5313771B2 (ja) プリエンファシス機能を含む出力回路
US7109759B2 (en) Voltage mode current-assisted pre-emphasis driver
US8841970B2 (en) Low GM transconductor
JP2008029004A (ja) チャンネルの相互シンボル干渉を減らし、信号利得損失を補償する受信端
JP2006222748A (ja) コンパレータ回路
US10228464B2 (en) Implementing enhanced CMOS inverter based optical transimpedance amplifier
US7863958B2 (en) High speed clock signal duty cycle adjustment
JP4957405B2 (ja) 信号波形等化回路及び受信回路
US7929241B1 (en) Signal conversion system and method
JP2008301083A (ja) 差動信号生成回路
JP2005348124A (ja) デジタル信号入力回路
US8680927B2 (en) System and method for effectively implementing a front end for a transimpedance amplifier
CN114696771A (zh) 一种共模瞬态干扰抑制电路、隔离器
DE10245719B4 (de) Datenempfänger und Datenempfangsverfahren
US20210091738A1 (en) Input circuit with wide range input voltage compatibility
JP2007306086A (ja) 入力バッファ
JP2002314399A (ja) 半導体集積回路
JP2012205041A (ja) インターフェース回路
JP2921299B2 (ja) 論理レベル変換回路
Aghababa et al. A High Speed and Power Controlled CMOS Edge Detector for 2.5 Gb/s Clock Recovery Circuit
JP2008124735A (ja) 差動比較器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608