JP2005348091A - 著作権保護情報の管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保存用記録媒体に記録した著作権管理されるコピーワンスのコンテンツを端末用記録媒体にムーブした後に、保存用記録媒体にコンテンツの連続性を保ったまま書き戻すことのできる著作権保護情報の管理方法を実現することにある。
【解決手段】音声や動画像を含み保存用記録媒体15に記録されるコンテンツを端末用記録媒体21にムーブした後に、保存用記録媒体15に書き戻す著作権保護情報の管理方法を、コンテンツを端末用記録媒体にムーブするときは、コンテンツよりも大きな仮想ファイルを保存用記録媒体15に形成しておき、書き戻し時にはコンテンツを記録領域に上書き記録するようにして、書き戻されたコンテンツの連続性が保たれるようにした著作権保護情報の管理方法を実現した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、再コピー禁止(移動のみ許可)される映像や音声などの著作権保護されるコンテンツ情報を保存用記録媒体から端末用記録媒体にムーブ(移動)し、さらにムーブされたコンテンツを保存用記録媒体に映像や音声などの連続性を保って書き戻す著作権保護情報の管理方法に関する。
近年、BSディジタル放送、地上波ディジタル放送が開始され高画質の映像信号を受信できる様になってきた。そして、高画質の映像信号をそのまま記録できる家庭用ディジタルVTR、ハードディスクを記録媒体として用いるハードディスクレコーダも商品化されている。ハードディスクレコーダは放送中の番組を現在から過去に連続的にタイムシフトしながら視聴できるキャッシュ再生や過去に記録を開始した映像信号を、現在記録中の映像信号に追いつくようにして再生できる追っかけ再生などの便利な機能を有しており、従来のタイムシフトマシンとして利用されている。大容量のハードディスクを用いる場合では多数の映像をライブラリーとしての保存も行うホームサーバーとしての利用もなされる。さらには、ハードディスクレコーダにDVD記録機能を搭載する応用商品も出現している。
一方、信号の劣化が少なく放送され、高画質で記録されるディジタルコンテンツに対する著作権保護も必要であり、コピー数を限定して放送する運用もなされている。そして、今後は1回だけのコピーを許可するコピーワンスの制限付きでなされる放送も増加傾向にある。即ち、コピーワンス制限付き番組を他の記録媒体に記録するときは、記録と同時に元の記録媒体に記録された信号を消去することにより記録数を1つに保つ方法である。いわゆる、記録された番組の「ムーブ」がそれに該当する。ホームサーバに記録したディジタル放送を取外し可能な携帯型の媒体にムーブし、外出先で視聴し、その後保存用ライブラリーとしてホームサーバにムーブするなどの用途も多くなるものと考えられる。
特許文献1には、コピー権利数が制限されているコンテンツを他の記録媒体に記録するに際し、予めコピー制限数と同じ数のコピー管理用ファイルをコピ−元の記録媒体に準備しておき、コンテンツを他の媒体にコピーするときにはコピー管理用ファイルをムーブすることにより他の媒体にコンテンツをコピーする。コンテンツを他の記録媒体にコピーする毎にコピー管理用ファイルも転送されるため、コピ−元の記録媒体はコピー回数が制限数以下に管理できる。他の媒体がコピーされたコンテンツを消去するときには、他の媒体に記録されているコピー管理用ファイルを元の記録媒体に転送するようにするため、コピー数を減じる管理も出来るコピーコンテンツの管理方法が開示されている。
特開2002−358241号公報
しかしながら、家庭内の据置型記録装置に記録したコピーワンス制限の付されるコンテンツを携帯型の記録媒体にムーブし、そのコンテンツの視聴後に再び据置型記録装置に再ムーブするときには、元の記録位置とは異なる位置に記録されることになる。そして、再ムーブされるまでの間に他の番組が記録される場合には、他の番組を挟んで分割されて再ムーブ記録されることもある。分割されて記録されたコンテンツであるAV(Audio visual)ビットストリームは、ランダムアクセスにより順番に読み出すことは可能であるものの分割された個所のアクセスには所定のアクセス時間が必要であり、その間にビットストリームが断続されることになる。即ち、断続されるビットストリームは転送レートの高い例えばHDTV(High Definition TV)の場合は映像の連続性が失われて動きが不自然な映像として再生される。また、SDTV(standard definition television)の映像の場合であっても早送り、早戻し再生時にはビットストリームが断続され、そこではスムーズな高速再生映像が得られない。音声も雑音が混入される。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、記録媒体に記録した媒体記録数の制限されるコンテンツを他の記録媒体にムーブ(移動)し、その後の再ムーブによりコンテンツを再記録する際に、再記録されるコンテンツは連続的に記録媒体に記録される様にし、転送レートの高いビットストリームに対して、及び記録したコンテンツの早送り、早戻しなどの特殊再生を行う場合であっても復号して得られる映像信号はスムーズな高速再生映像として得ると共に、データ量を変更してムーブするときには、記録媒体の記録領域を有効に活用するように改善する著作権保護情報の管理方法を提供することを目的とする。
本願発明における第1の発明は、音声や動画像を含み1回のみコピーの許可される著作権保護がされているコンテンツ情報をダウンロードして保存用記録媒体に記録し、前記コンテンツ情報を前記保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻す際に、前記コンテンツ情報の音声や動画像が途切れることなく、前記保存用記録媒体に前記コンテンツ情報を戻す際の著作権保護情報の管理方法において、前記保存用記録媒体から前記端末用記録媒体に移動するときには、前記保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を前記端末用記録媒体に送ると共に前記コンテンツ情報を消去し、前記コンテンツ情報が記録されていた元の領域を前記保存用記録媒体に確保した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻すときには、前記端末用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を前記保存用記録媒体の前記元の記録領域に送ることを特徴とする著作権保護情報の管理方法を提供する。
第2の発明は、音声や動画像を含み1回のみコピーの許可される著作権保護がされているコンテンツ情報をダウンロードして保存用記録媒体に記録し、前記コンテンツ情報を前記保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻す際に、前記コンテンツ情報の音声や動画像が途切れることなく、前記保存用記録媒体に前記コンテンツ情報を戻す際の著作権保護情報の管理方法において、前記保存用記録媒体から前記端末用記録媒体に移動するときには、前記保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を圧縮して縮小されたデータサイズの圧縮変換情報を前記端末用記録媒体に送ると共に前記コンテンツ情報を消去し、前記データサイズの記録領域を前記保存用記録媒体に確保した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻すときには、前記端末用記録媒体に記録されている前記圧縮変換情報を前記保存用記録媒体の前記記録領域に送ると共に消去し、前記記録領域は、前記圧縮変換情報の容量を確保する十分な領域であることを特徴とする著作権保護情報の管理方法を提供する。
本発明によれば、保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動するときには、保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を端末用記録媒体に送ると共にコンテンツ情報を消去し、コンテンツ情報が記録されていた元の領域を保存用記録媒体に確保した後、コンテンツ情報を消去し、端末用記録媒体から保存用記録媒体に戻すときには、端末用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を保存用記録媒体の記録領域に送る格別なステップを有しているので、再記録されるコンテンツは連続的に保存用記録媒体に記録され、転送レートの高いビットストリームに対して、及び記録したコンテンツの早送り、早戻し再生などの特種再生(特殊再生)を行う場合であっても復号して得られる映像はスムーズな高速再生映像として得られる。
また、保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を圧縮して縮小されたデータサイズの圧縮変換情報を端末用記録媒体に送ると共にコンテンツ情報を消去し、データサイズの記録領域を保存用記録媒体に確保した後、コンテンツ情報を消去し、端末用記録媒体から保存用記録媒体に戻すときには、端末用記録媒体に記録されている圧縮変換情報を保存用記録媒体の記録領域に送ると共に消去し、記録領域は、圧縮変換情報の容量を確保する十分な領域であるようにしているため、保存用記録媒体の記録領域を有効に活用するように改善できる。
以下に本発明の実施例に係る著作権保護情報の管理方法について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施に係る受信番組記録再生装置の概略構成を示した図である。
図2は、著作権管理に係るコンテンツデータの構造を示した図である。
図3は、本発明の実施に係り記録媒体に記録される番組の記録領域を例示した図である。
図4は、本発明の実施に係る再コピー禁止コンテンツのムーブに係る動作を示すフローチャートである。
図5は、本発明の実施に係る再コピー禁止コンテンツの書き戻しに係る動作を示すフローチャートである。
本発明の著作権保護情報の管理方法は、音声や動画像を含み1回のみコピーの許可される著作権保護がされているコンテンツ情報をダウンロードして保存用記録媒体に記録し、コンテンツ情報を保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動した後、端末用記録媒体から保存用記録媒体に戻す際に、コンテンツ情報の音声や動画像が途切れることなく、保存用記録媒体にコンテンツ情報を再記録するという目的の著作権保護情報の管理方法を、保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動するときには、保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を端末用記録媒体に送ると共にコンテンツ情報を消去し、コンテンツ情報が記録されていた元の領域を保存用記録媒体に確保した後、コンテンツ情報を消去し、端末用記録媒体から保存用記録媒体に戻すときには、端末用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を保存用記録媒体の記録領域に送ると共に消去するようにしたものである。
以下具体的に、著作権保護情報の管理方法につき、図1を参照して説明する。
同図に示す受信番組記録再生装置は、チューナ11、データデコーダ12、信号処理部A13、メモリインタフェースA14、記録メディアA15、信号処理部B16、機器ID(Identification)メモリ17、システムコントローラ18、メモリインタフェースB19、記録メディアB21、映像出力部22、音声出力部23、操作キー部24、及び操作表示部25より構成される。
まず、空中線から入力されるコピーワンス(第1世代のコピーのみ許可)として著作権管理される放送番組をチューナ11で復調し、MPEG(moving picture experts group)などで圧縮符号化され、時分割多重化されて受信される映像、音声、データ等の信号のそれぞれディジタルコンテンツ形式の信号に変換する。変換して得られる映像及び音声のそれぞれの信号はメモリインタフェースA14に一時記憶され、所定の容量に蓄積された信号はハードディスクなどの記録メディアA15に供給され、そこに記録される。信号処理部B16ではデータに係るディジタルコンテンツ信号よりコピーワンスに係る著作権管理情報を得、システムコントローラ18に伝送する。システムコントローラ18は、記録メディアA15に記録された番組の読み出し、他のメディアに対してなされるムーブ動作などを管理する。
次に、操作キー部24が操作され、操作表示部25に表示される動作モードのうち記録メディアA15に記録されたディジタルコンテンツを着脱可能な記録メディアB21にムーブする、システムコントローラ18により管理されてなされる動作について述べる。
まず、記録メディアA15に記録されたディジタルコンテンツ信号は読み出され、メモリインタフェースA14に一時記憶された後信号処理部B16に供給される。そこでは、必要に応じてMPEGなどで圧縮される信号よりも圧縮率の高い信号に変換される。データ量が変換された信号はメモリインタフェースB19に一時記憶され、所定のデータ量の信号は記録メディアB21に記録されると共に、記録メディアA15に記録されるコンテンツのうち記録メディアB21に記録された部分のコンテンツ部分は消去される。即ち、記録メディアA15に記録されたコンテンツは記録メディアB21にムーブされる。その後、記録メディアB21にムーブされたと同じデータ量のコンテンツ用記録領域及び著作権管理情報などを有する仮想ファイルが作成され、記録メディアA15に記録される。
記録メディアB21は受信番組記録再生装置から外され、図示しない携帯端末に装着されて視聴される。視聴した結果、そのコンテンツをライブラリとしての保存が希望されるときには、記録メディアB21を受信番組記録再生装置に装着後、操作キー部24を操作してコンテンツの書き戻しを行う。記録メディアB21に記録されたコンテンツは記録メディアA15の仮想ファイルが記録される領域に上書き記録される。上書きされたコンテンツの再生は、操作キー部24が操作されて記録メディアA15に記録されたディジタルコンテンツ信号は読み出され、メモリインタフェースA14に一時記憶された後信号処理部B16で圧縮符号化された信号は復号化され、映像出力部22から映像信号が、音声出力部23から音声信号が得られるようにしてなされる。ここで、コンテンツの書き戻しが記録メディアA15上の離れた複数の領域になされるときには、その領域間をシークしてデータを再生するための検索時間が必要となり、得られるコンテンツのビットストリームが断続的となり、再生映像及び再生音声に不連続部分が生じ好ましくない。仮想ファイルを用いて書き戻し領域を連続的に確保する場合には、コンテンツが消去されてから書き戻しされる間に他の番組が録画される場合であっても、仮想ファイルの位置を避けて行われるため再生映像、再生音声を劣化させることはない。そのため、記録するコンテンツがHDTV映像のようにデータレートが大きな信号に対してもメモリインタフェースA14の一時記憶容量を増加させたり、また通常のSDTV(standard definition television)の場合であっても早送り再生、早戻し再生を含めて動きが滑らかな再生映像を得ることができる。
そのときの仮想ファイルは連続する1つのファイルであることが好ましいが、仮に分割されるファイルであっても配置される領域が近接しているときにはアクセスに要する時間は少なくて済む。そのときの短時間の不連続となるビットストリームはメモリIFA14が有するFIFO(first in first out)の機能により連続なビットストリームとされ、そのビットストリームを再生して得られる映像や音声は途切れることのない連続な信号として表示される。信号処理部B16が有するMPEGデコーダもメモリ機能を有している。要は、最初に記録されたコンテンツ情報よりも領域の分断数が増加することなくした、または記録領域の連続性が劣化することをなくしたコンテンツ情報として書き戻されることが重要である。
なお、機器IDメモリ17には受信番組記録再生装置を特定するための識別記号が記録されており、記録メディアA15に記録される番組を記録メディアB21にムーブするときに、その識別記号により特定される受信番組記録再生装置に記録されていたデータであることを識別することができるため、書き戻しが正しい組み合わせで正常になされる。
次に、図2を用いてコンテンツを記録メディアA15、ないしは記録メディアB21に記録する記録フォーマットについて説明する。
それらのメディアに記録される信号はヘッダ部、著作権管理情報部、補助データ部、及びAVデータである主データ部よりなっている。そのヘッダ部にはファイル名と、ヘッダ以下の各ブロックの先頭アドレス及びデータサイズなどが記述される。著作権管理情報部にはコンテンツ名、コンテンツID、コピー管理情報CCI(2ビット)、権利数N(1バイト)、チェックアウト・イン管理情報(100バイト)、仮想ファイルフラグ(1ビット)などが記述される。
その権利数は、コピー管理情報 (CCI: Copy Control Information)により、例えば2ビットで表せられる次の4つのモードにより指定される。
(1) コピーフリー : CCI=00 (Copy-free)
(2) コピー禁止 : CCI=11 (Copy-Never)
(3) 1世代コピー可 : CCI=10 (Copy-one-generation, Copy-once)
(4) 再コピー禁止 : CCI=01 (Copy-no-more, No-more-copies)
このコピー管理情報はデジタル放送コンテンツに付される情報と同一であり、このコピー管理情報に従って受信番組の録画数やコピー方法を制限する。信号処理部A13は著作権管理情報部に記述される権利数を認識し、管理数が1の場合には受信されるコンテンツは1つの媒体にのみ記録可能ないわゆるコピーワンスの著作権制限付コンテンツであると認識する。
チェックアウト・イン管理情報にはコンテンツの複製、移動の履歴等が記録される。仮想ファイルフラグは書き戻しのための仮想ファイルであれば「1」が、主データと補助データが有効な実ファイルであるときには「0」が記録される。仮想ファイルと実ファイルの違いは、コンテンツが実際に再生可能であるかどうかで異なっている。主データ、補助データ、及び仮想ファイルフラグの部分を除いた著作権管理情報、及びヘッダ部は同じデータである。そして、ムーブしたコンテンツのファイルを元のメディアに書き戻す(移動)す際にはコンテンツの著作権情報の一致する仮想ファイルの領域に上書きで書き戻すようにすることにより、着脱可能な記録メディアB21に複数のコンテンツが記録される場合、さらには複数の着脱可能な記録メディアが用いられる場合であっても、目的のコンテンツを該当する仮想ファイルの領域に書き戻すことができる。
次に、図3を用いて記録メディアA15に記録されるコンテンツの状態について述べる。
同図において、(1)は番組A〜Dを例えばハードディスクである記録メディアA15の内周から外周に向けて記録した状態である。ここで番組Bはコピーワンスの制限の付された番組である。その番組Bを記録メディアB21にコピーするときには、記録メディアA15の番組Bを消去しなければならない。(2)は番組Bが消去された状態である。次に消去された領域に仮想ファイルを(3)のように記録する。(4)は記録メディアB21にムーブされた番組Bを記録メディアA15にムーブするようにして書き戻した状態である。この場合は(1)で記録されたと同じ位置に書き戻される。
ここで、記録メディアA15の状態を、仮想ファイルを記録しない(2)の状態とするときには、その後に記録される番組は(5)に示す空き領域の個所である番組Eの位置などに記録される。その状態で番組Bの書き戻しを行うと(6)に示すように番組B1と番組B2に分割されて記録される。番組C及び番組Dは例えば2時間を超えるドラマや映画などの大容量のAVビットストリームであるため、それらの大容量ファイルをまたいで記録される番組B1の再生後に番組B2をアクセスして再生するためのアクセス時間が必要となり、その間再生されるビットストリームは不連続となる。その不連続な時間はメモリインタフェースA14による一時記憶の機能によっても連続なビットストリームに修復出来ない時間である。
(7)は仮想ファイルを記録する実施例の応用である。即ち、記録メディアA15に所定の圧縮率で符号化されて記録された番組Bを信号処理部B16によりトランスコーディング(符号変換)して、容量の限定されている記録メディアB21にムーブする。
受信されるデジタルコンテンツは、通常MPEG−2により圧縮符号化されている。その符号化されたデータ量を小さなデータ量の信号に変換する方法としては次がある。(a)コンテンツ圧縮フォーマットのままで冗長なスタフィングビットなどを削減する。(b)コンテンツ圧縮フォーマットと同じ形式で、さらに圧縮率の高い信号に再エンコードする。(c)コンテンツ圧縮フォーマットと異なる形式でさらに圧縮率の高い、例えばMPEG−4やH.264などによる符号化方式でトランスコーディングを行う。
トランスコーディングされてデータ量が小さくされた場合は、書き戻しにより記録メディアA15にムーブされる番組Bの容量も小さなデータ量でよい。従って、仮想ファイルのデータ量は符号化変換されて記録メディアB21に記録されたと同じ程度のデータ量を確保しておけば良い。その場合は番組Fとして示す領域に新たな番組を記録しても記録メディアB21に記録されるデータを分割することなく記録できるため、書き戻し動作前であっても空き領域に番組Fを記録することができる。記録メディアA15の記録領域を有効に活用して記録することのできる応用例である。
図4を用い、コピーワンス(再コピー禁止)コンテンツのムーブ動作の流れについて更に述べる。S(ステップ)51において、記録メディアA15に記録される番組(コンテンツ)のタイトル一覧を作成する。作成されたタイトル一覧は操作表示部25に表示される。S52において、操作キー部24を操作しムーブすべき番組を選択する。S53で、システムコントローラ18は記録メディアB21にムーブすべき、図2に示したと同様の形式のファイルを作成する。S54で符号化データを同一の符号化形式のデータでムーブするか、又はトランスコーディング(符号変換)により更に圧縮してムーブするかを選択する。S55で、上記を基にヘッダの記述内容を、また著作権管理情報を更新する。S56で記録メディアA15に記録される形式のデータを、選択されたファイル形式のデータに信号処理部B16で変換しながら記録メディアB21に記録する。S57では、記録メディアA15に記録されるコンテンツデータを消去する。コンテンツデータの消去は、例えば記録メディアA15に記録されるコンテンツのデータ領域の一部または全部に消去用データを再書込むなどにより行う。
S58では、記録メディアA15に書き戻しを行うために必要な記録領域を確保するための仮想ファイルを書きこむ。この仮想ファイルは記録メディアB21のコンテンツを記録メディアA15に書き戻すために必要かつ十分な容量のファイルである。仮想ファイルのファイル名等は書き戻すファイルと同一のヘッダ情報とする。著作権管理情報は、仮想ファイルフラグが「1」とされる他は書き戻すファイルと同一である。主データ及び補助データ領域には領域確保のためのデータ、ないしは意味のないデータが書き込まれていても良い。S59では記録メディアA15のファイルの再配置(デフラグメンテーション)を実行するか否かを操作表示部25に表示し、操作キー部24で「Yes」に係るキー操作がなされたときにはS60で仮想ファイルの再配置を行う。ファイルの再配置はデフラグメンテーションを実行してファイルの断片化を解消する。操作キー部24で「No」に係るキー操作がなされたとき、及びS60の再配置によりファイルの断片化が解消されたときにコピー禁止コンテンツのムーブ動作を終了する。
図5を用いて再コピー禁止コンテンツの書き戻し動作について説明する。
操作キー部24が操作されて記録メディアB21から記録メディアA15への書き戻し処理が開始されたときには、S71で記録メディアB21に記録されるコンテンツタイトルの一覧を操作表示部25に表示する。S72では書き戻されるコンテンツが操作キー部24の操作により選択される。S73では選択された記録メディアB21に記録されるコンテンツの著作権情報と一致する仮想ファイルが記録メディアA15に存在するか否かが検索される。S74で記録メディアA15に著作権情報などが一致する仮想ファイルが存在するとして検出された場合には、S75で記録メディアA15の仮想ファイルのヘッダ情報を書き戻しされる新たなファイルののヘッダ情報に更新すると共に、著作権管理情報のIDと、チェックアウト・イン管理情報の移動元、移動先、移動操作機器の各ID情報などを更新する。S76で記録メディアB21に記録されるコンテンツファイルを記録メディアA15の仮想ファイルの領域に上書き記録する。ここで、S74において著作権情報が一致する仮想ファイルが存在しないとして検出される場合には、記録メディアA15にコンテンツをムーブするための新たなファイルを記録するものとし、新たなコンテンツ記録のための領域を確保する。記録メディアB21に記録されるヘッダ、および著作権管理情報を記録メディアA15に記録するためのものに更新する。S78で記録メディアB21に記録されるコンテンツを記録メディアA15にコピーする。S76によるコピー又はS78によるコピーの終了後に、S79で記録メディアB21に記録されるファイルを消去し、再コピー禁止コンテンツの書き戻し動作を終了する。
以上、放送されて受信されるコピーワンスの著作権管理情報が付されるディジタルコンテンツのムーブ動作について述べた。そのディジタルコンテンツについては放送されるコンテンツの他にインターネットなどのネットワークを介して供給されるコンテンツについても同様に動作させることができる。
また、記録メディアA15及び記録メディアB21は再書込みが可能な媒体であれば、ハードディスク、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどで実現可能であり、記録形態は他のものであっても構わない。
そして、記録メディアB21を着脱可能な記録媒体として述べたが、受信番組記録再生装置に有線、又は無線などのデジタルインターフェイスを介して結合される機器についても同様の効果を得ることができる。それはホームサーバに記録されるコピーワンスのコンテンツを、家庭内の他の部屋に配置されるAV端末装置にムーブしてそれぞれの部屋で視聴した後に視聴し終えたコンテンツをホームサーバに書き戻す動作であっても良い。その場合は各部屋に配置される端末装置に設けられる操作部を操作し、より反応速度の早い特種再生を実行させることができる。
さらにまた、記録メディアA15に記録されるコンテンツはMPEG−2などにより圧縮符号化されたコンテンツとして述べたが、他の符号化形式により圧縮されたコンテンツ、又は非圧縮のコンテンツであっても構わない。
以上のように、本発明の実施例によれば、音声や動画像を含み1回のみコピーの許可される著作権保護がされているコンテンツ情報をダウンロードして保存用記録媒体に記録し、コンテンツ情報を保存用記録媒体15から端末用記録媒体21に移動した後、端末用記録媒体21から保存用記録媒体15に戻す際に、戻されて再生されるコンテンツ情報の音声や動画像が途切れることなく、保存用記録媒体15にコンテンツ情報を再記録する著作権保護情報の管理方法を、保存用記録媒体15から端末用記録媒体21に移動するときには、保存用記録媒体15に記録されているコンテンツ情報を端末用記録媒体21に送ると共にコンテンツ情報を消去し、コンテンツ情報が記録されていた元の領域を保存用記録媒体に確保した後、コンテンツ情報を消去し、端末用記録媒体21から保存用記録媒体15に戻すときには、端末用記録媒体21に記録されているコンテンツ情報を保存用記録媒体15の記録領域に送ると共に消去するようにしているため、書き戻しされるコンテンツは連続的に保存用記録媒体15に記録されるので、転送レートの高いビットストリームに対して、及び記録したコンテンツの早送り、早戻し等の特種再生(特殊再生)を行う場合であっても復号して得られる映像はスムーズな再生映像や雑音の含まれない音声信号を得ることのできる実施例の効果を有している。
また、保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を圧縮して縮小されたデータサイズの圧縮変換情報を端末用記録媒体に送った後に保存用記録媒体に戻すときには、縮小されたデータサイズの記録領域に送るようにしているため、保存用記録媒体の記録領域を有効に活用するように改善した実施例による著作権保護情報の管理方法を実現できるなどユーザに対して利便性が得られる。
著作権が一世代のみ記録可として管理される映像、音声などのストリームで形成されるコンテンツを第1の記録媒体に記録し、記録されたコンテンツを第2の記録媒体にムーブした後に第1の記録媒体に書き戻す機能を有する信号記録再生装置に適用できる。
本発明の実施に係る受信番組記録再生装置の概略構成を示した図である。 著作権管理に係るコンテンツデータの構造を示した図である。 本発明の実施に係り記録媒体に記録される番組の記録領域を例示した図である。 本発明の実施に係る再コピー禁止コンテンツのムーブに係る動作を示すフローチャートである。 本発明の実施に係る再コピー禁止コンテンツの書き戻しに係る動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 チューナ
12 データデコーダ
13 信号処理部A
14 メモリインタフェースA
15 記録メディアA
16 信号処理部B
17 機器IDメモリ
18 システムコントローラ
19 メモリインタフェースB
21 記録メディアB
22 映像出力部
23 音声出力部
24 操作キー部
25 操作表示部

Claims (2)

  1. 音声や動画像を含み1回のみコピーの許可される著作権保護がされているコンテンツ情報をダウンロードして保存用記録媒体に記録し、前記コンテンツ情報を前記保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻す際に、前記コンテンツ情報の音声や動画像が途切れることなく、前記保存用記録媒体に前記コンテンツ情報を戻す際の著作権保護情報の管理方法において、
    前記保存用記録媒体から前記端末用記録媒体に移動するときには、前記保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を前記端末用記録媒体に送ると共に前記コンテンツ情報を消去し、前記コンテンツ情報が記録されていた元の領域を前記保存用記録媒体に確保した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻すときには、前記端末用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を前記保存用記録媒体の前記元の記録領域に送ることを特徴とする著作権保護情報の管理方法。
  2. 音声や動画像を含み1回のみコピーの許可される著作権保護がされているコンテンツ情報をダウンロードして保存用記録媒体に記録し、前記コンテンツ情報を前記保存用記録媒体から端末用記録媒体に移動した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻す際に、前記コンテンツ情報の音声や動画像が途切れることなく、前記保存用記録媒体に前記コンテンツ情報を戻す際の著作権保護情報の管理方法において、
    前記保存用記録媒体から前記端末用記録媒体に移動するときには、前記保存用記録媒体に記録されているコンテンツ情報を圧縮して縮小されたデータサイズの圧縮変換情報を前記端末用記録媒体に送ると共に前記コンテンツ情報を消去し、前記データサイズの記録領域を前記保存用記録媒体に確保した後、前記端末用記録媒体から前記保存用記録媒体に戻すときには、前記端末用記録媒体に記録されている前記圧縮変換情報を前記保存用記録媒体の前記記録領域に送ると共に消去し、前記記録領域は、前記圧縮変換情報の容量を確保する十分な領域であることを特徴とする著作権保護情報の管理方法。
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