JP2005348061A - 電子カメラ - Google Patents

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JP2005348061A JP2004164848A JP2004164848A JP2005348061A JP 2005348061 A JP2005348061 A JP 2005348061A JP 2004164848 A JP2004164848 A JP 2004164848A JP 2004164848 A JP2004164848 A JP 2004164848A JP 2005348061 A JP2005348061 A JP 2005348061A
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永弘 川口
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Abstract

【構成】 NR撮影モードが選択されたとき、被写界像に対応する電荷は、CCDイメージャ16への光の入射が許容された本露光期間に受光素子で生成される。また、黒画像(遮光画像)に対応する電荷は、CCDイメージャ16への光の入射が禁止された本露光期間に受光素子で生成される。固定パターンノイズが除去された1フレームの画像データは、被写界像に対応する電荷および黒画像に対応する電荷に基づいて作成される。ここで、CPU30は、1回目の本露光期間にCCDイメージャ16を暗電流が発生し難い状態に設定し、2回目の本露光期間にCCDイメージャ16を暗電流が発生し易い状態に設定する。そして、2回目の本露光期間は、1回目の本露光期間よりも短くされる。
【効果】 ノイズが低減された画像信号を短時間で作成でき、かつノイズを正確の除去することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にたとえば、撮像面に入射された被写界の光学像に対応する電荷を生成する、電子カメラに関する。
従来のこの種の電子カメラの一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、メカシャッタが開かれた状態でCCDイメージャで生成された本画像信号と、メカシャッタが閉じられた状態でCCDイメージャで生成された黒画像信号とに基づいて、固定パターンノイズが除去された撮影画像が得られる。
ここで、黒画像信号のための露光期間は本画像信号のための露光期間の1/N倍とされ、黒画像信号に付与されるゲインは本画像信号に付与されるゲインのN倍とされる。これによって、撮影画像の作成に要する時間を短縮することができる。
特開2003−51991号公報[H04N 5/335]
しかし、従来技術では、黒画像信号のための露光期間が短く、かつ黒画像信号に付与されるゲインが大きいため、固定パターンノイズを正確に除去することができない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ノイズが低減された画像信号を短時間で作成でき、かつノイズを正確の除去することができる、電子カメラを提供することである。
請求項1の発明に従う電子カメラは、イメージセンサへの光の入射が許容された第1期間にイメージセンサで生成された第1電荷とイメージセンサへの光の入射が禁止された第2期間にイメージセンサで生成された第2電荷とに基づいて1画面の画像信号を作成する電子カメラにおいて、第1期間に前記イメージセンサを暗電流が発生し難い第1状態に設定する第1設定手段、および第2期間に前記イメージセンサを暗電流が発生し易い第2状態に設定する第2設定手段を備え、第2期間を第1期間よりも短くするようにしたことを特徴とする。
第1電荷は、イメージセンサへの光の入射が許容された第1期間にイメージセンサで生成される。また、第2電荷は、イメージセンサへの光の入射が禁止された第2期間にイメージセンサで生成される。1画面の画像信号は、かかる第1電荷および第2電荷に基づいて作成される。第1設定手段は、第1期間にイメージセンサを暗電流が発生し難い第1状態に設定する。また、第2設定手段は、第2期間にイメージセンサを暗電流が発生し易い第2状態に設定する。ここで、第2期間は、第1期間よりも短くされる。
第2期間を第1期間よりも短くすることで、ノイズが除去された画像信号の作成に要する時間の短縮化が図られる。また、イメージセンサを第1期間に暗電流が発生し難い第1状態に設定し、第2期間に暗電流が発生し易い第2状態に設定することによって、ノイズの正確な除去が可能となる。
請求項2の発明に従う電子カメラは、請求項1に従属し、イメージセンサは、光電変換によって電荷を生成する複数の受光素子、および複数のメタルによって形成され、複数の受光素子から読み出された電荷を転送する転送レジスタを有し、第1設定手段は複数のメタルのうち複数の受光素子と接続される特定メタルに第1電圧を印加し、第2設定手段は特定メタルに第1電圧よりも高い第2電圧を印加する。
請求項3の発明に従う電子カメラは、請求項2に従属し、転送レジスタに読み出された電荷を転送するために特定メタルに印加されるパルスを発生する発生手段をさらに備え、第1設定手段および第2設定手段の各々は発生手段によって発生されるパルスの極性を制御する。これによって、第1状態および第2状態を容易に設定することができる。
請求項4の発明に従う電子カメラは、請求項2または3に従属し、第1期間および第2期間の比率は第1電圧および第2電圧の比率に相関する。
請求項5の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし4のいずれかに従属し、第1電荷に基づく第1画像信号から第2電荷に基づく第2画像信号を減算する減算手段をさらに備える。
この発明によれば、第2期間を第1期間よりも短くすることで、画像信号の作成に要する時間の短縮化が図られる。また、イメージセンサを第1期間に暗電流が発生し難い第1状態に設定し、第2期間に暗電流が発生し難い第2状態に設定することによって、ノイズの正確な除去が可能となる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、光学レンズ12およびメカニカルシャッタ14を含む。被写界の光学像は、これらの部材を通して、上下逆向きの状態でCCDイメージャ16の受光面に照射される。図2から分かるように、受光面(撮像面)はベイヤ配列の原色フィルタによって覆われる。なお、CCDイメージャとしては、松下電器産業株式会社製のイメージセンサ“MN39483”が採用される。
電源が投入されると、CPU30は、スルー画像処理を実行するべく、間引き読み出しモードをTG22に設定する。TG(Timing Generator)22は、SG(Signal Generator)24から出力される垂直同期信号Vsyncおよび水平同期信号Hsyncに基づいてCCDイメージャ16に周期的にプリ露光を施し、各々のプリ露光によって生成された電荷を間引き態様でCCDイメージャ16から読み出す。
読み出された電荷つまり低解像度の生画像信号は、CDS/AGC/AD回路18によって、ノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施される。CDS/AGC/AD回路18からは、ディジタル信号である生画像データが出力される。信号処理回路26は、かかる生画像データに白バランス調整,YUV変換などの信号処理を施し、YUV形式の画像データをメモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込む。
ビデオエンコーダ38はメモリ制御回路34を通してSDRAM36から各フレームの画像データを読み出し、読み出された画像データをNTSC方式に従うコンポジットビデオ信号に変換する。変換されたコンポジットビデオ信号はLCDモニタ40に与えられ、この結果、被写界のリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
信号処理回路26によって生成された画像データのうちYデータは、輝度評価回路28にも与えられる。輝度評価回路28は、与えられたYデータを1フレーム期間毎に積算して、各フレームの輝度評価値を算出する。
算出された輝度評価値は、CPU30のスルー画像用AE処理に利用される。CPU30は、輝度評価値を垂直同期信号Vsyncに応答して輝度評価回路28から取り込み、取り込まれた輝度評価値に基づいて最適露光期間Tpreを算出し、そして算出された最適露光時間Tpreに従うプリ露光をTG22に命令する。TG22は、命令に従ってプリ露光を実行する。この結果、LCDモニタ40に表示されるスルー画像の明るさが適度に調整される。
シャッタボタン32が半押しされると、記録用AE処理がCPU30によって実行される。CPU30は、上述と同様に輝度評価回路28から輝度評価値を取り込み、取り込まれた輝度評価値に基づいて最適露光時間Tmainを算出する。
撮影モードは、モードスイッチ50によって通常撮影モードとNR撮影モード(NR: Noise Reduction)との間で切り換えられる。通常撮影モードが選択された状態でシャッタボタン32が全押しされると通常撮影処理が実行され、NR撮影モードが選択された状態でシャッタボタン32が全押しされるとNR撮影処理が実行される。
通常撮影処理を実行するとき、CPU30は、全画素読み出しモードをTG22に設定し、最適露光時間Tmainに従う本露光をTG22に命令し、そして本露光の開始から最適露光期間Tmainが経過した時点でドライバ20にメカニカルシャッタ14の駆動を命令する。
TG22はCCDイメージャ16に本露光を施し、メカニカルシャッタ14は所望のタイミングでCCDイメージャ16への光の入射を遮断する。TG22は、本露光によって生成された全ての電荷をメカニカルシャッタ14の駆動後に読み出す。電荷は、3フィールド期間をかけてCCDイメージャ16から読み出される。読み出された電荷つまり高解像度の生画像信号は、CDS/AGC/AD回路18および信号処理回路26で一連の処理を施され、この結果、高解像度の画像データがSDRAM36に書き込まれる。
NR撮影処理を実行するとき、CPU30は、上述と同様に、全画素読み出しモードをTG22に設定し、最適露光期間Tmainに従う本露光をTG22に命令し、そして本露光の開始から最適露光期間Tmainが経過した時点でドライバ20にメカニカルシャッタ14の駆動を命令する。
CPU30はさらに、メカニカルシャッタ14が閉じられてから3フィールド期間が経過したときに、露光期間Tmain/r(r:定数)に従う2回目の本露光をTG22に命令する。この結果、被写界像に対応する高解像度の画像データと、黒画像に対応する高解像度の画像データとが、SDRAM36に書き込まれる。
CPU30は、その後、被写界像に対応する画像データから黒画像に対応する画像データを減算し、暗電流に基づく固定パターンノイズが低減された1フレームの画像データを作成する。
こうして通常撮影処理またはNR撮影処理が完了すると、記録処理が実行される。CPU30は、JPEG圧縮をJPEGコーデック42に命令する。JPEGコーデック42は、SDRAM36に格納された高解像度の画像データをメモリ制御回路34を通して読み出し、読み出された画像データをJPEG方式で圧縮し、そして圧縮画像データつまりJPEGデータをメモリ制御回路34を通してSDRAM36に書き込む。CPU30は続いて、JPEGデータをメモリ制御回路34を通してSDRAM36から読み出し、読み出されたJPEGデータを含むJPEGファイルをI/F44を通して記録媒体46に記録する。
図2および図3を参照して、CCDイメージャ16は、インターライン転送方式のイメージセンサである。受光面に形成された複数の受光素子(画素)16a,16a,…は、原色フィルタを形成する複数の色要素にそれぞれ対応する。したがって、R,GおよびBのいずれか1つの色情報を有する電荷が、各々の受光素子16aで光電変換によって生成される。生成された電荷は、垂直転送レジスタ16bに読み出され、垂直方向に転送される。垂直転送レジスタ16bの終端まで転送された電荷は、水平転送レジスタ16cによって水平方向に転送され、CCDイメージャ16から出力される。このような電荷の読み出し処理および転送処理は、TG22から出力される複数の駆動パルスに応答して行なわれる。
図3に示すように、垂直転送レジスタ16bは複数のメタルM,M,…によって形成され、2つのメタルMが各々の受光素子16aに割り当てられる。各々のメタルMには、TG22から出力された駆動パルスV1,V2,V3A,V3B,V4,V5A,V5BおよびV6のいずれか1つが印加される。
垂直方向に連続する18個の画素に注目したとき、下から3ライン目(第3ライン)のG/B画素,下から6ライン目(第6ライン)のR/G画素,下から9ライン目(第9ライン)のG/B画素,下から12ライン目(第12ライン)のR/G画素,下から15ライン目(第15ライン)のG/B画素または下から18ライン目(第18ライン)のR/G画素に割り当てられた2つのメタルMには、駆動パルスV1およびV2がそれぞれ印加される。
また、下から2ライン目(第2ライン)のR/G画素,下から5ライン目(第5ライン)のG/B画素,下から11ライン目(第11ライン)のG/B画素,または下から14ライン目(第14ライン)のR/G画素に割り当てられた2つのメタルMには、駆動パルスV3BおよびV4がそれぞれ印加される。下から8ライン目(第8ライン)のR/G画素または下から17ライン目(第17ライン)のG/B画素に割り当てられた2つのメタルMには、駆動パルスV3AおよびV4がそれぞれ印加される。
さらに、下から1ライン目(第1ライン)のG/B画素,下から7ライン目(第7ライン)のG/B画素,下から10ライン目(第10ライン)のR/G画素,または下から16ライン目(第16ライン)のR/G画素に割り当てられた2つのメタルMには、駆動パルスV5BおよびV6がそれぞれ印加される。下から4ライン目(第4ライン)のR/G画素または下から13ライン目(第13ライン)のG/B画素に割り当てられた2つのメタルMには、駆動パルスV5AおよびV6がそれぞれ印加される。
垂直方向に連続する複数の画素をかかる18画素の集合と考えたとき、駆動パルスV1,V2,V3A,V3B,V4,V5A,V5BおよびV6は、上述の要領で各々の18画素に与えられる。
TG22は、具体的には図4に示すように構成される。Hカウンタ22aのカウント値(水平カウント値)は、画素クロックに応答してインクリメントされ、かつ水平同期信号Hsyncに応答してリセットされる。また、Vカウンタ22bのカウント値(垂直カウント値)は、水平同期信号Hsyncに応答してインクリメントされ、かつ垂直同期信号Vsyncに応答してリセットされる。水平カウント値および垂直カウント値のいずれも、デコーダ22c〜22qのパルス生成に利用される。
デコーダ22cおよび22dはそれぞれ、タイミングパルスXV1およびXSG1を発生する。ドライバ22rは、かかるタイミングパルスXV1およびXSG1に基づいて、駆動パルスV1を発生する。デコーダ22eはタイミングパルスXV2を発生し、ドライバ22sはこのタイミングパルスXV2に基づいて駆動パルスV2を発生する。
デコーダ22f,22gおよび22hはそれぞれ、タイミングパルスXV3,XSG3AおよびXSG3Bを発生する。ドライバ22tは、タイミングパルスXV3およびXSG3Aに基づいて駆動パルスV3Aを発生し、ドライバ22uは、タイミングパルスXV3およびXSG3Bに基づいて駆動パルスV3Bを発生する。デコーダ22iはタイミングパルスXV4を発生し、ドライバ22vはこのタイミングパルスXV4に基づいて駆動パルスV4を発生する。
デコーダ22j,22kおよび22lはそれぞれ、タイミングパルスXV5,XSG5AおよびXSG5Bを発生する。ドライバ22wは、タイミングパルスXV5およびXSG5Aに基づいて駆動パルスV5Aを発生し、ドライバ22xは、タイミングパルスXV5およびXSG5Bに基づいて駆動パルスV5Bを発生する。デコーダ22mはタイミングパルスXV6を発生し、ドライバ22yはこのタイミングパルスXV6に基づいて駆動パルスV6を発生する。
デコーダ22nはタイミングパルスXSUBを発生し、ドライバ22zは、デコーダ22nからのタイミングパルスXSUBならびにCPU30からの露光期間データに基づいて電荷掃き捨てパルスSUBを発生する。
デコーダ22oおよび22pは、タイミングパルスXH1およびXH2をそれぞれ発生する。ドライバ22αおよび22βはそれぞれ、タイミングパルスXH1およびXH2に基づいて駆動パルスH1およびH2を出力する。デコーダ22qはタイミングパルスXRGを発生し、ドライバ22γはこのタイミングパルスXRGに基づいてリセットゲートクロックRGを出力する。
各々の受光素子16aで生成された電荷は、タイミングパルスXSG1,XSG3A,XSG3B,XSG5AまたはXSG5Bによって垂直転送レジスタ16bに読み出される。垂直転送レジスタ16b上の電荷は、タイミングパルスXV1〜XV6によって垂直方向に転送される。水平転送レジスタ16cに達した電荷は、駆動パルスH1およびH2によって水平方向に転送される。電荷量によって定義される信号レベルは、リセットゲートクロックRGによってリセットされる。
通常撮影処理を行うとき、駆動パルスV1,V2,V3A,V3B,V4,V5A,V5BおよびV6は、図5(A)〜図5(H)に示す要領で発生する。また、電荷掃き捨てパルスSUBは図5(I)に示す要領で発生し、メカニカルシャッタ14は図5(J)に示すタイミングで開状態から閉状態に遷移する。
電荷掃き捨てパルスSUBは、本露光が開始されるまで繰り返し発生する。各々の受光素子16aで生成された電荷は、この電荷掃き捨てパルスSUBによってドレイン(図示せず)に掃き捨てられる。本露光が開始されると、電荷掃き捨てパルスSUBの出力が中断される。これによって、電荷が各々の受光素子16aに蓄積される。
本露光は、メカニカルシャッタ14の駆動によって終了する。本露光が終了すると、垂直転送レジスタ16b上に発生したスミア成分を除去するべく、所定期間にわたって高速転送が実行される。所定期間が経過すると駆動パルスV3AおよびV3BにXSG3A成分およびXSG3B成分がそれぞれ現れる。1フィールド目の電荷は、図3に示す第2ライン,第5ライン,第8ライン,第11ライン,第14ラインおよび第18ラインの受光素子16aから、垂直転送レジスタ16bに読み出される。読み出された電荷は、駆動パルスV1〜V6による垂直転送と駆動パルスH1およびH2による水平転送とを経て、CCDイメージャ16から出力される。
1フィールド目の読み出し動作が完了すると、高速転送が再度実行され、その後、駆動パルスV1にXSG1成分が現れる。2フィールド目の電荷は、第3ライン,第6ライン,第9ライン,第12ライン,第15ラインおよび第18ラインの受光素子16aから読み出される。読み出された電荷は、上述と同様、垂直転送および水平転送を経てCCDイメージャ16から出力される。
2フィールド目の読み出し動作が完了すると、高速転送がさらに実行され、その後、駆動パルスV5AおよびV5BにXSG5A成分およびXSG5B成分がそれぞれ現れる。3フィールド目の電荷は、第1ライン,第4ライン,第7ライン,第10ライン,第13ラインおよび第16ラインの受光素子16aから読み出される。読み出された電荷は、垂直転送および水平転送を経てCCDイメージャ16から出力される。
NR撮影処理を行うとき、駆動パルスV1,V2,V3A,V3B,V4,V5A,V5BおよびV6は、図6(A)〜図6(H)および図7(A)〜図7(H)に示す要領で発生する。また、電荷掃き捨てパルスSUBは図6(I)および図7(I)に示す要領で発生し、メカニカルシャッタ14は図6(J)および図7(J)に示すタイミングで開状態から閉状態に遷移する。
1回目の本露光は、上述と同様、電荷掃き捨てパルスSUBの出力の中断によって開始される。これによって、各々の受光素子16aに電荷が蓄積される。ただし、駆動パルスV1に含まれるXV1成分、ならびに駆動パルスV3AおよびV3Bの各々に含まれるXV3成分の極性は、本露光期間(=Tmain)にわたって反転する。かかる極性反転によって、受光素子16aと接続されたメタルに印加される駆動パルスV1,V3A,V3B,V5AおよびV5Bは主にLレベル(=−7V〜−8V)を示し、受光素子16aは暗電流が発生し難い状態となる。
メカニカルシャッタ14の駆動によって本露光が終了すると、XV1成分およびXV3成分の極性は元に戻される。これ以降は、上述と同様の電荷読み出し動作が実行される。3フィールド目の読み出し動作が完了すると、電荷掃き捨てパルスSUBの出力が再開される。ただし、メカニカルシャッタ14は、閉状態を維持する。
図7を参照して、2回目の本露光もまた、電荷掃き捨てパルスSUBの出力の中断によって開始される。駆動パルスV5AおよびV5Bに含まれるXV5成分の極性は、本露光期間(=Tmain/r)にわたって反転する。この極性反転によって、受光素子16aと直結されたメタルに印加される駆動パルスV1,V3A,V3B,V5AおよびV5Bは主にMレベル(=0V)を示し、受光素子16aは暗電流が発生し易い状態となる。
高速転送の開始タイミングになると、XV5成分の極性は、元に戻される。これ以降は、上述と同様の電荷読み出し動作が実行される。3フィールド目の読み出し動作が完了すると、電荷掃き捨てパルスSUBの出力が再開され、メカニカルシャッタ14が開かれる。
上述のように、受光素子16aは、1回目の本露光期間において暗電流が発生し難い状態に設定され、2回目の本露光期間において暗電流が発生し易い状態に設定される。このため、2回目の本露光期間を1回目の本露光期間よりも短くすれば、各々の本露光時に発生する暗電流量を互いに一致させることができ、暗電流に基づく固定パターンノイズの正確な除去が可能となる。したがって、上述の定数“r”は、暗電流量が互いに一致する値に決定される。
CPU30は、具体的には、図8〜図10に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ48に記憶される。
図8に示すステップS1では、スルー画像処理を実行する。これによって、被写界のスルー画像がLCDモニタ40に表示される。ステップS3ではシャッタボタン32が半押しされたか否か判別し、NOであればステップS5のスルー画像用AE処理を経てステップS3に戻る。ステップS3でNOと判断される限り、スルー画像用AE処理が繰り返され、プリ露光のための最適露光期間Tpreが繰り返し更新される。これによって、スルー画像の明るさが適度に調整される。ステップS3でYESと判断されると、ステップS7で記録用AE処理を実行する。これによって、最適露光期間Tmainが正確に求められる。
ステップS9ではシャッタボタン32が全押しされたか否か判別し、ステップS11ではシャッタボタン32の操作が解除されたか否か判別する。シャッタボタン32の操作が解除されたときはステップS3に戻り、シャッタボタン32が全押しされたときはステップS13で現時点の撮影モードを判別する。
現時点の撮影モードが通常撮影モードであればステップS15で通常撮影処理を実行し、現時点の撮影モードがNR撮影モードであればステップS17でNR撮影処理を実行する。これによって、1フレームの高解像度画像データがSDRAM36に確保される。ステップS15またはS17の処理が完了すると、ステップS19では記録処理を行う。これによって、撮影された被写界の画像データが圧縮状態で記録媒体46に記録される。ステップS19の処理が完了すると、ステップS1に戻る。
ステップS17のNR撮影処理は、図9に示すフロー図に従って実行される。まず、ステップS21で全画素読み出しをTG22に設定する。垂直同期信号Vsyncが発生すると、ステップS23でYESと判断し、ステップS25で最適露光時間Tmainを図4に示すデコーダ22nに設定する。
ステップS27では、現時点のタイミングが露光開始タイミングであるか否かを判別する。ここでYESであればステップS29に進み、タイミングパルスXV1およびXV3の極性の反転を図4に示すデコーダ22cおよび22fに命令する。
ステップS31では現時点のタイミングが露光終了タイミングであるか否か判別し、YESであればステップS33でメカニカルシャッタ14の駆動をドライバ20に命令する。ステップS35では、タイミングパルスXV1およびXV3の極性の反転をデコーダ22cおよび22fに命令する。
ステップS37では垂直同期信号Vsyncが3回発生するまで待機し、その後ステップS39で露光時間Tmain/rをデコーダ22nに設定する。
ステップS41では、現時点のタイミングが露光開始タイミングであるか否かを判別する。ここでYESであればステップS43に進み、タイミングパルスXV5の極性の反転を図4に示すデコーダ22jに命令する。
ステップS45では現時点のタイミングが露光終了タイミングであるか否か判別し、YESであればステップS47でタイミングパルスXV5の極性の反転をデコーダ22jに命令する。
ステップS49では所定期間待機し、その後ステップS51に進む。ステップS51の処理が開始される時点では、1回目の本露光に基づく被写界の画像データと、2回目の本露光に基づく黒画像データとが、SDRAM36に確保される。ステップS51では、被写界の画像データに重畳されたノイズを低減するべく、被写界の画像データから黒画像データを減算する。かかるノイズ低減処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
以上の説明から分かるように、NR撮影モードが選択されたとき、被写界像に対応する電荷は、CCDイメージャ16への光の入射が許容された本露光期間に受光素子16aで生成される。また、黒画像(遮光画像)に対応する電荷は、CCDイメージャ16への光の入射が禁止された本露光期間に受光素子16aで生成される。固定パターンノイズが除去された1フレームの画像データは、被写界像に対応する電荷および黒画像に対応する電荷に基づいて作成される。
ここで、CPU30は、1回目の本露光期間にCCDイメージャ16を暗電流が発生し難い状態に設定し、2回目の本露光期間にCCDイメージャ16を暗電流が発生し易い状態に設定する。そして、2回目の本露光期間は、1回目の本露光期間よりも短くされる。
2回目の本露光期間を1回目の本露光期間よりも短くすることで、固定パターンノイズが除去された画像データの作成に要する時間の短縮化が図られる。また、CCDイメージャ16を1回目の本露光期間に暗電流が発生し難い状態に設定し、2回目の本露光期間に暗電流が発生し易い状態に設定することによって、ノイズの正確な除去が可能となる。
なお、CCDイメージャとしては、ソニー株式会社製のイメージセンサ“ICX432”または“ICX451”を採用するようにしてもよい。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例に適用されるCCDイメージャの構成の一例を示す図解図である。 図2に示すCCDイメージャの構成の一部を示す図解図である。 図1実施例に適用されるTGの構成の一部を示すブロック図である。 (A)は駆動パルスV1の発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(B)は駆動パルスV2の発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(C)は駆動パルスV3Aの発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(D)は駆動パルスV3Bの発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(E)は駆動パルスV4の発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(F)は駆動パルスV5Aの発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(G)は駆動パルスV5Bの発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(H)は駆動パルスV6の発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、(I)は電荷掃き捨てパルスSUBの発生タイミングの一例を示すタイミング図であり、そして(J)はメカニカルシャッタの動作タイミングの一例を示すタイミング図である。 (A)は駆動パルスV1の発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(B)は駆動パルスV2の発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(C)は駆動パルスV3Aの発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(D)は駆動パルスV3Bの発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(E)は駆動パルスV4の発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(F)は駆動パルスV5Aの発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(G)は駆動パルスV5Bの発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(H)は駆動パルスV6の発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、(I)は電荷掃き捨てパルスSUBの発生タイミングの他の一例を示すタイミング図であり、そして(J)はメカニカルシャッタの動作タイミングの他の一例を示すタイミング図である。 (A)は駆動パルスV1の発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(B)は駆動パルスV2の発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(C)は駆動パルスV3Aの発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(D)は駆動パルスV3Bの発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(E)は駆動パルスV4の発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(F)は駆動パルスV5Aの発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(G)は駆動パルスV5Bの発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(H)は駆動パルスV6の発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、(I)は電荷掃き捨てパルスSUBの発生タイミングのその他の一例を示すタイミング図であり、そして(J)はメカニカルシャッタの動作タイミングのその他の一例を示すタイミング図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10… ディジタルカメラ
16… CCDイメージャ
22… TG
26… 信号処理回路
28… 輝度評価回路
30… CPU

Claims (5)

  1. イメージセンサへの光の入射が許容された第1期間に前記イメージセンサで生成された第1電荷と前記イメージセンサへの光の入射が禁止された第2期間に前記イメージセンサで生成された第2電荷とに基づいて1画面の画像信号を作成する電子カメラにおいて、
    前記第1期間に前記イメージセンサを暗電流が発生し難い第1状態に設定する第1設定手段、および
    前記第2期間に前記イメージセンサを前記暗電流が発生し易い第2状態に設定する第2設定手段を備え、
    前記第2期間を前記第1期間よりも短くするようにしたことを特徴とする、電子カメラ。
  2. 前記イメージセンサは、光電変換によって電荷を生成する複数の受光素子、および複数のメタルによって形成され、前記複数の受光素子から読み出された電荷を転送する転送レジスタを有し、
    前記第1設定手段は前記複数のメタルのうち前記複数の受光素子と接続される特定メタルに第1電圧を印加し、
    前記第2設定手段は前記特定メタルに前記第1電圧よりも高い第2電圧を印加する、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記転送レジスタに読み出された電荷を転送するために前記特定メタルに印加されるパルスを発生する発生手段をさらに備え、
    前記第1設定手段および前記第2設定手段の各々は前記発生手段によって発生されるパルスの極性を制御する、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 前記第1期間および前記第2期間の比率は前記第1電圧および前記第2電圧の比率に相関する、請求項2または3記載の電子カメラ。
  5. 前記第1電荷に基づく第1画像信号から前記第2電荷に基づく第2画像信号を減算する減算手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
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