JP2005347752A - 化学機械的研磨装置、キャリアヘッド及び区画リング - Google Patents

化学機械的研磨装置、キャリアヘッド及び区画リング Download PDF

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Abstract

【課題】化学機械的研磨装置において加圧チャンバを複数の加圧ゾーンに分ける区画リングを有するキャリアヘッドを提供する。
【解決手段】化学機械的研磨装置のキャリアヘッド52は支持部と、環形固定部に固定されて支持部の底面と離隔されることによって、支持部の底面との間に加圧チャンバ520が形成される弾性メンブレン300と、支持部の底面から延長され、弾性材料からなる少なくとも一つの区画リング400と、を有する。各々の区画リングは、加圧チャンバ520を通じて延長され、加圧チャンバ520をそれの両側面に位置する加圧ゾーンに分ける環形隔壁部440と、区画リング400がメンブレン300と固定的に付着せずに接触するようにメンブレン300と接する環形接触部460と、を有する。環形接触部460は、環形隔壁部440の下端で互いに反対方向に向かって側方向に延長される一対の環形フランジを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体ウェーハのような基板を研磨するのに使用する化学機械的研磨CMP装備に関する。さらに詳細には、研磨パッドに対向して基板を固定するCMP装備のキャリアヘッドに関する。
集積回路は、一般的にシリコンウェーハ上に製造される。ウェーハには導体、半導体、そして/または絶縁体層が順次に形成される。一つまたは複数個の層が形成された後に、層は回路特性を持たせるためにエッチングされる。層が順次に形成されてエッチングされることによってウェーハの表面は非平坦化される。このような非平坦面は集積回路を製造するために行われる一連の工程、例えばフォトリソグラフィ(photo lithography)のような工程で多くの問題をもたらす。したがって、周期的にウェーハの表面を平坦化する必要がある。
化学機械的研磨CMPは、このような目的のために一般的に利用される工程である。CMP工程は、相対的に広い面積を平坦化する上で優れた均一性を示すため、大きな直径のウェーハ及び様々な大きさのウェーハを平坦化するのに適している。
CMP工程は、ウェーハの表面を微細に研磨するために機械的摩擦と化学的作用剤とを利用する。研磨(polishing)を機械的側面で見ると、ウェーハは一定に荷重が加えられながら回転する研磨パッド上に位置し、ウェーハの表面は研磨パッドとウェーハ表面との間の摩擦によって研磨される。研磨を化学的側面で見ると、ウェーハの表面は、研磨パッドとウェーハとの間に提供されるスラリ状態の研磨剤によって研磨される。
一般的なCMP装置は特許文献1、2および3に開示されている。このようなCMP装置では、ウェーハはキャリアヘッドによって固定される。研磨されるウェーハの表面(作業面または研磨面)は、キャリアヘッドによって研磨パッドと対向するように位置する。この際、キャリアヘッドは、ウェーハの裏に調節可能な圧力を付与する。
より詳細には、キャリアヘッドにはウェーハが吸着される装着面を提供するフレキシブルメンブレン(flexible membrane)と、ウェーハのキャリアヘッドからの離脱を防止するための維持リングとを有する。また、キャリアヘッドは加圧チャンバと加圧チャンバに通じる空気流入口(air inlet)を有し、流入口を通じて加圧チャンバに空気を注入することによって、メンブレンが膨脹する。したがって、ウェーハに加えられる荷重は、キャリアヘッドの加圧チャンバに注入される空気の量によって調節可能である。
しかし、頻繁にウェーハの領域に従って異なる大きさの圧力をかける必要がある。このような目的のために、キャリアの加圧チャンバを複数の個別的な加圧ゾーンで構成させることができる。
例えば、特許文献4および5には、加圧チャンバを複数の加圧ゾーンに分ける複数の環形のフラップを有するメンブレンを具備するキャリアヘッドが開示されている。フラップの上部はメンブレン支持体に固定され、メンブレンの底部分はフラップによってウェーハの多様な領域に対応する部分に分けられる。各々の加圧ゾーンに対応するメンブレンの部分は、空気が加圧ゾーンに注入される際に膨脹する。しかし、隣接領域の間にある境界に該当する各々のメンブレン部分(フラップ部分に該当するメンブレンの各部分)は膨脹しない。したがって、この部分は、CMP工程においてウェーハを高い均一度で研磨することを阻害する凹部を形成する。
特許文献6には、複数の環状リブ(annular ribs)で構成されたキャリアヘッドが開示されている。環状リブのフィート(feet)は、ウェーハと接してウェーハの多様な領域に対応する複数の分離された空間を形成する。空気供給ラインの一番目のセットは、空間と連結されて、ウェーハの多様な領域に加えられる圧力を調節可能にする。また、他の方法で、リプはウェーハが吸着されるメンブレンに取り付けられるか、または接触することができる。
しかし、特許文献6に開示されたキャリアヘッドでは、リプのフィートとウェーハまたはメンブレンの間に優れた密封(seal)がなされなければならない。このために、空気供給ラインの二番目のセットはリプの頭部に連結される。この空気ラインを通じて供給された空気は、ウェーハまたはメンブレンに対してリプの底を押圧する。一実施形態において、リプの底は環状体または象の足(elephant’s foot)と類似の円形の断面を有する。この特許では、空間(plunums)での空気圧力がリプの底を押して、空気供給ラインの二番目のセットを通じて供給された空気が、密封の形成を補助する。これだけでは不十分な場合、真空ラインがリプを通じて供給される。
米国特許第5,423,716号明細書 米国特許第6,210,255号明細書 米国特許第6,361,419号明細書 米国特許第5,964,653号明細書 米国特許第5,916,016号明細書 米国特許第6,390,905号明細書
本発明の目的は、ウェーハ上に加えられる圧力がウェーハの領域に従って調節され、隣接した領域の間で圧力勾配が緩和されるように加圧ゾーンを有するキャリアヘッドを具備する化学機械的研磨CMP装置を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、CMP装置の加圧チャンバを隣接した加圧ゾーンに分け、加圧ゾーンで圧力勾配が滑らかに移行するように区画リングを提供することにある。
本発明のまた他の目的は、ウェーハ上に加えられる圧力をウェーハの多様な領域にかけて調節できるようにする加圧ゾーンを提供し、加圧ゾーンの間で優れた密封を維持できるキャリアヘッドを具備するCMP装置を提供することにある。
本発明によれば、キャリアヘッドは、底面を有する支持部と、前記支持部の底面との間に加圧チャンバが提供されるように前記支持部に固定され、前記支持部の底面から離隔される弾性メンブレンと、前記支持部の底面から延長され、弾性材料からなる少なくとも一つの区画リングと、を具備している。各々の区画リングは、前記加圧チャンバを通じて延長され、前記加圧チャンバを前記区画リングの両側面に位置する別個の主加圧ゾーン(primary pressure zones)に分離する環形隔壁部と、前記環形隔壁部の下端から延長される環形接触部と、を有する。前記接触部は、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着せずに接触するように、前記メンブレンに接する底面を有する。
本発明の一例によれば、前記接触部は前記隔壁部の下端から反対方向に側方向に延長される一対の環形フランジを有する。各々のフランジは、三日月形の断面を有する。したがって、加圧ゾーン(pressure zones)での流体圧力が前記フランジを変形させることができ、前記接触部の全体底面は前記メンブレンと接するように維持されることができる。
本発明の他の例によれば、前記区画リングの隔壁部は前記区画リングの半径方向に互いに離隔された第1環形壁と第2環形壁とを有する。第1主加圧ゾーンは、前記第1環形壁と隣接する前記区画リングの一側に提供され、第2主加圧ゾーンは、前記第2環形壁と隣接する前記区画リングの他側に提供される。
前記区画リングの接触部は、前記第1環形壁と前記第2環形壁の下端との間で延長され、前記第1環形壁と前記第2環形壁を連結する中央部を有する。したがって、補助加圧ゾーン(secondary pressure zone)の一部を形成する溝部が前記隔壁部の環形壁の間に提供される。また前記隔壁部は、前記第1環形壁の下端から前記溝部から離れる側方向に延長される第1環形フランジと、前記第2環形壁の下端から前記溝部から離れる方向に向かって側方向に延長される第2環形フランジと、を有する。前記溝部内に流入された流体は、おもに前記接触部の中央部を通じて正確に調節することができる圧力を前記メンブレンに加えて、前記加圧ゾーンにおける圧力勾配を緩やかにする。また、前記接触部は、前記メンブレンと面同士の接触(surface−to−surface contact)で加圧されることができる比較的広い底面を有するため、前記メンブレンとの密封を形成するのに優れた効果を提供できる。
本発明のまた他の例によれば、少なくとも一つの区画リングが前記支持部の底面から延長され、前記各々の区画リングの環形隔壁部は、前記区画リングの半径方向に互いに離隔された第1環形壁と第2環形壁とを有する。各々の区画リングは、前記環形壁の間にある溝部を提供し、前記溝部は、キャリアヘッドの加圧チャンバに環形の補助加圧ゾーン(secondary pressure zone)を構成する。前記区画リングの半径方向に測定した場合に、前記補助加圧ゾーンは前記区画リングの両側に提供された各々の前記主加圧ゾーンより狭い。各々の前記区画リングの環形接触部は、第1環形フランジと第2環形フランジとを有する。前記第1環形フランジは、前記第1環形壁の下端から前記主加圧ゾーンのうちの一つに延長され、前記第2環形フランジは、前記第2環形壁の下端から他の主加圧ゾーンに延長される。
加えて、第1流体圧力供給ラインシステムは、前記支持部を通って延長される第1流体供給ラインを有する。前記第1流体供給ラインは、流体が前記主加圧ゾーンに注入されるように前記主加圧ゾーンと各々連結される。前記第1流体圧力供給ラインシステムと分離された第2流体圧力供給ラインシステムが、前記支持部を通って延長される少なくとも一つの第2流体圧力供給ラインを有する。前記第2流体供給ラインは、補助加圧ゾーンと連結される。
前記第2流体圧力供給ラインシステムを通じて前記溝部に流入された流体は、正確に調節可能な圧力を前記メンブレンに加え、これにより、前記主加圧ゾーンを横切る圧力勾配が緩やかである。
上述の本発明によれば、前記区画リングが弛緩状態であるとき、前記接触部の底面は凹形状であることが望ましい。これと異なり、前記区画リングが弛緩状態であるとき、前記接触部の底面は平坦であるか、凸形状とすることもできる。
本発明によると、研磨ヘッドはウェーハの領域に従ってウェーハ上に異なる圧力をかけることができるため、ウェーハの領域による研磨率を調節することができる。
また、本発明によると、ウェーハが領域に従って異なる圧力で加圧される際に、各領域の境界で研磨率が低くなることを防止することができる。
まず、化学機械的研磨CMP装置の一般的な構造を図1と図2を通じて説明する。
CMP装置1は、プラテン10、プラテン駆動軸14、プラテン駆動電動機16及びプラテン駆動電動軸14とプラテン駆動電動機16が配置されるベース12を有する。プラテン10はベース12の上部面に露出されてプラテン駆動軸14によって支持される。研磨パッド20はプラテン10の上部面に付着される。プラテン駆動電動機16はプラテン駆動電動軸14を回転させ、これによって、プラテン10と研磨パッド20が回転される。
CMP装置1はまた、スラリ供給アーム30、パッドコンディショナ40、キャリアアセンブリ50を含む。スラリ供給アーム30は研磨パッド20の上部面にスラリを供給する。パッドコンディショナ40は摩擦ディスクまたはこれと類似のものを有する。摩擦ディスクは研磨パッド20の表面を押し、研磨パッド20を擦り、このような過程を通じて研磨パッド20の上部面の状態を工程に適する状態に維持させる。キャリアアセンブリ50は、一般的にボディー16の上部で、プラテン10と研磨パッド20上に位置する。
キャリアアセンブリ50は、キャリアヘッド52、キャリアヘッド52を支持する駆動軸54、及び駆動軸54と連結される電動機56を含む。キャリアヘッド52は、ウェーハ、特に露出されたウェーハの前面を固定し、駆動軸54を通じて駆動されてウェーハの前面を研磨パッド20に対して押し付ける。
研磨工程を通じて研磨パッド20は回転し、スラリ供給アームを通じて研磨パッドの上部面にスラリが供給される。キャリアヘッド52は、研磨パッド20の頂上に位置する摩擦面と略平行な研磨位置に、ウェーハを維持する。特に、研磨工程の間、キャリアヘッド52は調節された圧力をウェーハの裏に与える。キャリアヘッド52は、プラテン10の回転方向と反対方向に回転することもでき、そして/または、研磨パッド20を横切って動くこともできる。スラリは、研磨パッドの上部面とウェーハの前面の間を流れる。したがって、ウェーハの前面は摩擦によって機械的に、そしてスラリに含まれる化学的作用剤によって化学的に研磨される。
本発明によるCMP装置のキャリアヘッド52を。図3を参照してより詳細に説明する。キャリアヘッド52は、上部構造物を含み、剛体の円筒状のキャリアベース100と、ベース100の下面の大部分でキャリアボディーに固定された支持部200と、支持部200に固定され、支持部200の底面から離隔されて加圧チャンバ520をその間に規定する弾性メンブレン300と、加圧チャンバ520を各々の主加圧ゾーン520a、520b、及び520cに分割し、同心円を有する複数の区画リング400と、空気を加圧ゾーンに注入する流体圧力供給ラインシステム660と、ウェーハWがキャリアヘッドの下から側面に離脱することを防止するために研磨工程の間ウェーハWを囲む維持リング700と、を含む。
ベース100の主上部面は、キャリアアセンブリの一つまたはその以上の駆動軸54と連結されるようにする。駆動軸は、ウェーハをキャリアヘッド52に装着するローディングステーションから、図1及び図2に示した研磨位置へキャリアヘッド52を移動させ、研磨位置から、研磨されたウェーハをキャリアヘッド52からアンローディングするアンローディングステーションへ、キャリアヘッド52を移動させる。駆動軸は、研磨工程の間キャリアヘッド52を回転させる。
支持部200は、円板形態の上部板220を有し、上部板220に固定された複数個の環形板で構成された下部板240を有する。メンブレン300は、上部板220と支持部200の下部板240のうちの最外郭の環形板との間に固定される。各々の区画リング400は、上部板220と、支持部の下部板240のうちの隣接する環形板との間に固定される。
各々の区画リング400は、望ましくはゴムまたは合成樹脂のような弾性物質からなる。区画リング400は、支持部200からメンブレン300と接触するように下方に延長され、それによって、加圧チャンバ520を区画リングの両側に位置する複数の分離された加圧ゾーンに分ける。例えば、第1区画リング400a、第2区画リング400b、第3区画リング400cは加圧チャンバ520を中央円板加圧ゾーン520a、最外郭環形加圧ゾーン520b、および中間環形加圧ゾーン522c、524cに分ける。
区画リング400の第1実施形態を、図4と図5を参照してより詳細に説明する。区画リング400は、環形固定部420、環形隔壁部440、および環形接触部460を有する。環形固定部は環形隔壁部440の上部端から延長され、環形接触部460は環形隔壁部440の下部端から延長される。
より詳細には、環形隔壁部440は区画リングの半径方向に互いに離隔された第1環形壁と第2環形壁で構成される。
環形接触部460は、環形隔壁部440の第1環形壁の下部と第2環形壁の下部との間で延長され、これらと連結されるように延長された中央部482を有し、これにより、環形隔壁部440と環形接触部の中央部482との間に、環形溝部480が形成される。環形接触部460はまた、第1環形フランジと第2環形フランジとを有する。第1環形フランジは、環形隔壁部440の第1環形壁の下部で中央部482から離れる方向に側方向に延長される。第2環形フランジは、環形隔壁部440の第2環形壁の下部で中央部482から離れる方向に側方向に延長される。概して、環形接触部460は図5に示したように、底面が凹形状であり、上部面が凸形状の三日月(crescent)形の断面を有する。
環形固定部420は、第1環形部と第2環形部で構成される。第1環形部は、環形隔壁部440の第1環形壁の上端から側方向に延長される。第2環形部は、環形隔壁部440の第2環形壁の上端から側方向に延長される。
図6に示したように、区画リング400のうちの環形固定部420の環形部の各々は、支持部の上部板220と支持部の下部板240のうちの各々の環形板の間に固定される。溝部480に発生する圧力により、区画リング400の環形接触部460がメンブレン300を下方に押すようにする。隣接する加圧ゾーン520b、524cでの圧力は、メンブレン300に直接作用してメンブレン300を膨脹させ、加圧ゾーン520b、524cに相応するウェーハの多様な領域に圧力をかける。
溝部480の幅は、隣接する加圧ゾーン520b、524cよりも非常に小さく、望ましくは区画リングの半径方向で見て、20mmより小さい。本発明によれば、溝部480の圧力を高い精度で調節することができ、加圧ゾーン520b、524cの間の境界にあるメンブレンに圧力をかける。したがって、加圧ゾーン520b、524cを横切る圧力勾配は特に滑らかである。すなわち、圧力が急変することを避けることができ、研磨工程での均一性が高くなる。
図7は、溝部480で構成される補助加圧ゾーンと境界400の反対側に位置する主加圧ゾーンに流体が注入される際の、境界400とメンブレン300との間になされる優れた密封を説明する図である。第1流体供給ライン装置は、支持部の上部板220と下部板240とを通じて主加圧ゾーン520まで延長される流体供給ライン622a、622bで構成される。矢印に示すように、供給ライン622a、622bを通じて流入された流体は、メンブレン300を膨脹させるだけではなく、環形接触部460の環形フランジに作用してフランジがメンブレン300と面接触するようにフランジを曲げる。同様に、補助加圧ゾーンに至る流体供給ライン、すなわち溝部480を通じて供給された空気は、環形接触部460の中央部がメンブレン300と面同士で接触するようにする。
図8と図9は、流体を補助加圧ゾーンに流入させる第2流体圧力供給ラインシステムを示す。図8に示すシステム660において、流体供給ライン624は流入口624b、流入口624bと連結された一般的な伝達通路624a、及び伝達通路624aを各々の補助加圧ゾーンと連結する複数の流出口を有する。したがって、同一の圧力が補助加圧ゾーンの各々に分布される。一方、図9に示すシステム660では、流体供給ライン624’が互いに分離されている。個別的に調節可能なポンプまたは流体供給調節装置を各々の流体供給ライン624’に連結させることができ、補助加圧ゾーンの各々で圧力を独立的に調節できる。このように、ウェーハの領域を横切る圧力分布が最も緩やかで適切になるように、補助加圧ゾーンの各々の圧力を主加圧ゾーン520の圧力に従って設定することができる。
図10と図11の各々は、本発明によるキャリアヘッドに使用することができる区画リング400の他の形態を示す。図10に示す区画リング400において、区画リングが弛緩状態にあるとき、環形接触部460の底面は平坦である。一方、図11に示す境界400では、境界が弛緩状態にあるとき、環形接触部460の底面は凸形状である。
それにもかかわらず、本発明による各々の境界で、環形接触部460の環形フランジの各々は三日月形(falcate)の断面を有する。したがって、主加圧ゾーンでの流体圧力はフランジを容易に曲げることができ、フランジが容易にメンブレン300に固定される。したがって、環形接触部460の全体底面はメンブレン300に接触し、これによって、区画リング400とメンブレン300との間で優れた密封がなされる。
図12〜図14は類似の長所を有している他の実施形態を示す。
図12の実施形態において、区画リング400’は、環形固定部420’、環形隔壁部440’、および環形接触部460’を有する。図4と図5の実施形態と同様に、固定部420’は環形隔壁部440’の上端から延長され、一方、環形接触部460’は環形隔壁部420’の下端から延長される。また、環形隔壁部440’は第1環形壁と第2環形壁とを具備し、これらの間に溝部480’が提供されるように区画リングの半径方向に互いに離隔される。環形固定部420’は、第1環形部と第2環形部とを有する。第1環形部は環形隔壁部440’の第1環形壁の上端から側方向に延長され、第2環形部は環形隔壁部440’の第2環形壁の上端から側方向に延長される。
しかし、このような実施形態において、環形接触部460’は第1環形フランジと第2環形フランジとを具備する。第1環形フランジは環形隔壁部440’のうちの第1環形壁の下端から側方向へ向かって外方へ(すなわち、区画リングの半径外方向に)延長され、第2環形フランジは環形隔壁部440’のうちの第2環形壁の下端から側方向へ向かって外方へ(区画リングの半径内側方向に)延長される。したがって、溝部480’で生成された圧力は、溝部の底に位置するメンブレン300部分に作用する。したがって、この際、区画リング400’は互いに離れた第1環形分離部材と第2環形分離部材とを有する。分離部材の各々は、環形隔壁部440’のうちの各々の環形壁と、これから延長される環形固定部460’のフランジと、環形接触部420’の環形部と、によって構成される。
また、前の実施形態に示したように、環形接触部460’のフランジの各々は図面に示したように、凹形状の底面を有する三日月状の断面を有している。これと異なって、図10と図11に示したように底面は平坦とすることもでき、凸形状とすることもできる。
図13と図14の実施形態において、区画リング400”は、環形固定部420”、環形隔壁部440”、及び環形接触部460”を有する。環形固定部420”は環形隔壁部440”の上端から延長され、一方で、環形接触部460”は環形隔壁部420”の下端から延長される。しかし、上述の実施形態と異なって環形隔壁部440”は一つの環形壁からなっている。したがって、補助加圧ゾーンは支持部200のうちの区画リング400”の先端に提供される。補助加圧ゾーンで生成された圧力は、環形固定部420”の中央部と環形隔壁部440”の壁を通じて環形接触部460”に伝達される。
また、環形接触部460”は、環形隔壁部440”の下端から反対方向に延長される第1環形フランジと、第2環形フランジと、を有する。フランジの各々は、図に示すように、凹形状の底面を有する三日月形の断面を有する。これと異なって、図10と図11に示したように、底面は平坦または凸形状であることもできる。
図15は、図5または図12に示した形態の区画リングが使用された際の、主加圧ゾーン520と補助加圧ゾーン480に相応してウェーハWに生成される圧力の領域を説明する図である。図中のWaは、主加圧ゾーン(520a、図3参照)に相応する圧力の中央円形部を示し、Wcは、主加圧ゾーン520c(Wc1、Wc2は522c、524cに各々対応する)に相応する一つまたはその以上の環形中間圧力領域を示し、Wbは、主加圧ゾーン520bに相応する圧力の外郭環形領域を示す。一方、Wdは、溝部480または480’によって構成される補助加圧ゾーンに相応する圧力領域を示す。
図16は図13と図14に示した区画リングが使用された際に、主加圧ゾーン520と補助加圧ゾーンに相応してウェーハWに生成される圧力の領域を説明する図である。図面において、Waは主加圧ゾーン520a(図3参照)に相応する圧力の中央円形部を示し、Wcは補助加圧ゾーン520c(Wc1、Wc2は522c、524cに各々対応する)に相応する一つまたはその以上の環形中間圧力領域を示し、Wbは主加圧ゾーン520bに相応する圧力の外郭環形領域を示す。補助加圧ゾーンに相応してウェーハに示される圧力の領域は、図15に示したものよりも非常に狭く示されている。なぜなら、補助加圧ゾーンの各々にかけられる圧力は、溝部480または480’に分布されるのに代えて、区画リング400”のうちの環形隔壁部440”の単一壁に沿って集中するためである。したがって、図5と図12に示した実施形態は、ウェーハの裏に示す力の分布面に関して、図14の実施形態よりも効果的である。
上に示した本実施形態によれば、キャリアヘッドの加圧チャンバを分離された加圧ゾーンに分ける区画リングは、環形接触部を有する。環形接触部の底面は、区画リングがメンブレンと固定的に付着されずに接触するように、メンブレンと接する。環形接触部は、第1加圧ゾーンに各々延長される環形フランジを具備し、環形フランジの各々は、三日月形の断面を有する。したがって、第1圧力ゾーンに流入された流体は、メンブレンに圧力をかけてメンブレンに固定されたウェーハの領域を加圧するだけではなく、メンブレンにフランジを固定するようにフランジを押圧する。このため、非常に高い効果的な密封が、区画リングとメンブレンとの間(すなわち、主加圧ゾーンの間)で維持される。したがって、主加圧ゾーンでの圧力を、ウェーハの研磨を改善するために独立的に調節することができる。
また、補助加圧ゾーンが各々の区画リングに生成されることにより、隣接する主加圧ゾーンの境界でメンブレンに圧力が及ぼされる。区画リングは、補助加圧ゾーンの少なくとも一部に連結される環形溝部を有する。この場合に、ゾーンの間の境界位置を含む主加圧ゾーンにかかる圧力勾配を、非常に滑らかにすることができる。したがって、これに相応して、ウェーハを非常に平坦に研磨することができる。
望ましい実施形態と関連して上述の本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。さらに、当該技術の属する分野における通常の知識を有する者により、望ましい実施形態の多様な変化及び修正が行われることができる。したがって、本発明は上述の望ましい実施形態に限られず、特許請求の範囲に記載の内容及び範囲により規定される。
本発明による化学機械的研磨CMP装置の一般的な構造を示す斜視図である。 化学機械的研磨装置の側面図である。 本発明による化学機械的研磨装置のうちのキャリアヘッドの一部分に対する側面図である。 本発明によるキャリアヘッドに使用される区画リングの一実施形態に対する斜視図である。 図4のI−I線に沿って切断した区画リングの断面図である。 図3に示したキャリアヘッドの‘A’部分の拡大断面図である。 区画リング、区画リングの両側面に隣接した加圧ゾーン、区画リングの環形壁の間に提供される補助加圧ゾーンで構成されたキャリアヘッド部分の拡大断面図である。 図3に示したキャリアヘッドのうちのB部分に対する拡大断面図である。 区画リングによって規定された各々の加圧領域にかけられる圧力を、個別的に調節可能にする第2流体加圧ラインの他の形態を示す、図8と類似の拡大断面図である。 本発明による区画リングの他の形態に対する部分断面図である。 本発明による区画リングの他の形態に対する部分断面図である。 本発明によるキャリアヘッドに使用される画リングの他の実施形態に対する部分断面図である。 本発明によるキャリアヘッドに使用される区画リングの他の実施形態に対する斜視図である。 図13のII−II線に沿って切断した区画リングに対する断面図である。 本発明によって図5または図12のような区画リングがキャリアヘッドに使用される際の、ウェーハにかけられる圧力の領域を示す概念図である。 本発明によって図13または図14のような区画リングがキャリアヘッドに使用される際の、ウェーハにかけられる圧力の領域を示す概念図である。
符号の説明
10 プラテン、
20 研磨パッド、
30 スラリ供給アーム、
52 キャリアヘッド、
54 駆動軸、
56 電動機、
200 支持部、
300 弾性メンブレン、
400 区画リング、
440 環形隔壁部、
460 環形接触部、
520 加圧チャンバ、
660 流体圧力供給ラインシステム。

Claims (33)

  1. 化学機械的研磨装置のキャリアヘッドにおいて、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記支持部との間に加圧チャンバが提供されるように前記支持部から離隔された弾性メンブレンと、
    前記支持部の底面から延長され、弾性材料からなり、前記加圧チャンバを通じて延長され、前記加圧チャンバを互いに反対側に位置する各々の加圧ゾーンに分ける環形隔壁部と、前記隔壁部の下端から延長される環形接触部とを有する区画リングと、を含み、
    前記接触部は、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着せずに接触するように、前記メンブレンと接する底面を有し、前記接触部は、前記隔壁部の下端から反対方向へ向かって側方向に延長される一対の環形のフランジを具備し、前記フランジの各々は、三日月形の断面を有し、前記加圧ゾーンでの流体圧力は、前記接触部の底面の全体が前記メンブレンに接触した状態を維持するように前記フランジを変形させることを特徴とするキャリアヘッド。
  2. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記接触部の底面は凹形状であることを特徴とする請求項1に記載のキャリアヘッド。
  3. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記接触部の底面は平坦であることを特徴とする請求項1に記載のキャリアヘッド。
  4. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記環形接触部の前記底面は凸形状であることを特徴とする請求項1に記載のキャリアヘッド。
  5. 化学機械的研磨装置において、
    回転するプラテンと、
    前記プラテンの上に置かれ、前記プラテンに固定されて前記プラテンとともに回転する研磨パッドと、
    前記研磨パッドにスラリを供給するスラリ供給アームと、
    前記研磨パッドに研磨される基板を固定するキャリアヘッド、前記キャリアヘッドが装着される駆動軸、及び前記駆動軸に連結される電動機を含み、前記研磨パッドの上部に配置されるキャリアアセンブリと、を具備し、
    前記キャリアヘッドは、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記支持部との間に加圧チャンバが提供されるように前記支持部から離隔された弾性メンブレンと、
    前記支持部の底面から延長され、弾性材料からなり、前記加圧チャンバを通って延長され、前記加圧チャンバを互いに反対側に位置する各々の加圧ゾーンに分ける環形隔壁部及び前記隔壁部の下端から延長される環形接触部を有する区画リングと、を含み、
    前記接触部は、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着せずに接触するように、前記メンブレンと接する底面を有し、前記接触部は、前記隔壁部の下端から反対方向へ向かって側方向に延長される一対の環形のフランジを具備し、前記フランジの各々は、三日月形の断面を有し、前記加圧ゾーンでの流体圧力は前記接触部の底面の全体が前記メンブレンに接触した状態を維持するように前記フランジを変形させることを特徴とする化学機械的研磨装置。
  6. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記区画リングの接触部の底面は凹形状であることを特徴とする請求項5に記載の化学機械的研磨装置。
  7. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記区画リングの接触部の底面は平坦であることを特徴とする請求項5に記載の化学機械的研磨装置。
  8. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記区画リングの接触部の底面は凸形状であることを特徴とする請求項5に記載の化学機械的研磨装置。
  9. 化学機械的研磨装置のキャリアヘッドにおいて、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記支持部との間に加圧チャンバが提供されるように前記支持部から離隔された弾性メンブレンと、
    前記支持部の底面から延長され、前記加圧チャンバを第1主加圧ゾーン、補助加圧ゾーン及び第2主加圧ゾーンに分けるように形付ける環形の区画リングと、を具備し、
    前記区画リングは、前記加圧チャンバを通って延長される環形隔壁部と、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着せずに接触するように、前記メンブレンと接する底面を有する環形接触部と、を含み、
    前記環形隔壁部は、前記区画リングの半径方向に互いに離隔された第1環形壁と第2環形壁とを含み、前記補助加圧ゾーンは、前記環形壁の間に提供され、前記第1主加圧ゾーンは、前記第1環形壁に隣接して前記区画リングの一側に提供され、第2主加圧ゾーンは、前記第2環形壁に隣接して前記区画リングの他側面に提供され、
    前記環形接触部は、前記補助加圧ゾーンを横切って前記第1環形壁と前記第2環形壁の下端との間で延長され、前記第1環形壁と前記第2環形壁を連結する中央部と、前記第1環形壁から前記第1主加圧ゾーンに延長される第1環形フランジと、前記第2環形壁の下端から前記第2主加圧ゾーンに延長される第2環形フランジと、を含むことを特徴とするキャリアヘッド。
  10. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記環形接触部の底面は凹形状であることを特徴とする請求項9に記載のキャリアヘッド。
  11. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記環形接触部の前記底面は平坦であることを特徴とする請求項9に記載のキャリアヘッド。
  12. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記環形接触部の前記底面は凸形状であることを特徴とする請求項9に記載のキャリアヘッド。
  13. 化学機械的研磨装置において、
    回転するプラテンと、
    前記プラテンの上に置かれ、前記プラテンに固定されて前記プラテンとともに回転する研磨パッドと、
    前記研磨パッドにスラリを供給するスラリ供給アームと、
    前記研磨パッドに研磨される基板を固定するキャリアヘッド、前記キャリアヘッドが装着される駆動軸、及び前記駆動軸に連結される電動機を含み、前記研磨パッドの上部に配置されるキャリアアセンブリと、を具備し、
    前記キャリアヘッドは、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記支持部との間に加圧チャンバが提供されるように前記支持部から離隔された弾性メンブレンと、
    前記支持部の底面から延長され、前記加圧チャンバを第1主加圧ゾーン、補助加圧ゾーン及び第2主加圧ゾーンに分けるように形付ける環形の区画リングと、を具備し、
    前記区画リングは、前記加圧チャンバを通って延長される環形隔壁部と、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着せずに接触するように、前記メンブレンと接する底面を有する環形接触部と、を含み、
    前記環形隔壁部は、前記区画リングの半径方向に互いに離隔された第1環形壁と第2環形壁とを含み、前記補助加圧ゾーンは、前記環形壁の間に提供され、前記第1主加圧ゾーンは、前記第1環形壁に隣接して前記区画リングの一側に提供され、第2主加圧ゾーンは、前記第2環形壁に隣接して前記区画リングの他側面に提供され、
    前記環形接触部は、前記補助加圧ゾーンを横切って前記第1環形壁と前記第2環形壁の下端との間で延長され、前記第1環形壁と前記第2環形壁を連結する中央部と、前記第1環形壁から前記第1主加圧ゾーンに延長される第1環形フランジと、前記第2環形壁の下端から前記第2主加圧ゾーンに延長される第2環形フランジと、を含むことを特徴とする化学機械的研磨装置。
  14. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記区画リングの環形接触部の底面は凹形状であることを特徴とする請求項13に記載の化学機械的研磨装置。
  15. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記区画リングのうちの前記環形接触部の底面は平坦であることを特徴とする請求項13に記載の化学的機械的研磨装置。
  16. 前記区画リングが弛緩状態にあるとき、前記区画リングのうちの前記環形接触部の底面は凸形状であることを特徴とする請求項13に記載の化学機械的研磨装置。
  17. 化学機械的研磨装置のキャリアヘッドの加圧チャンバを、分離された加圧領域に分けるため使用される環形の区画リングにおいて、
    前記区画リングの半径方向に互いに離隔された第1環形壁及び第2環形壁を有する隔壁部と、前記隔壁部の下端から延長される環形接触部と、前記隔壁部の上端から延長される固定部と、を具備し、
    前記環形接触部は、前記隔壁部の第1環形壁及び第2環形壁の下端の間に延長されて、これらを連結し、前記隔壁部の前記第1環形壁及び前記第2環形壁とともに環形溝部を区切って形成させる中央部と、前記第1環形壁の下端から、前記中央部から離れる方向に向かって側方向に延長される第1環形フランジと、前記第2環形壁の下端から、前記中央部から離れる方向に向かって側方向に延長される第2環形フランジと、を具備することを特徴とする区画リング。
  18. 前記固定部は、前記加圧領域から離れる方向に向かって側方向に、前記隔壁部の第1環形壁の上端から延長される第1環形固定部と、前記加圧領域から離れる方向に向かって側方向に、前記環形隔壁部の第2環形壁の上端から延長される第2環形固定部と、を有することを特徴とする請求項17に記載の区画リング。
  19. 前記区画リングは、弾性材料であることを特徴とする請求項18に記載の化学機械的研磨装置。
  20. 前記接触部は、凹形状の底面を有することを特徴とする請求項18に記載の区画リング。
  21. 前記接触部は、平坦な底面を有することを特徴とする請求項18に記載の区画リング
  22. 前記接触部は、凸形状の底面を有することを特徴とする請求項18に記載の区画リング。
  23. 化学機械的研磨装置のキャリアヘッドにおいて、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記支持部の底面から離隔されて前記支持部の底面との間に加圧チャンバを形成させる弾性メンブレンと、
    前記支持部の底面から延長される少なくとも一つの区画リングであり、当該区画リングは、前記加圧チャンバを前記区画リングの両側に隣接する複数の主加圧ゾーンに分けるために、前記加圧チャンバを通って延長される環形隔壁部と、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着されずに接触するように前記メンブレンに接する底面を有する環形接触部とを含み、
    前記環形隔壁部は、前記区画リングの半径方向に離隔された第1環形壁と第2環形壁とを有し、当該第1環形壁と第2環形壁の間に補助加圧ゾーンを形成するための環形溝部が設けられ、各々の前記区画リングによって提供された前記環形溝部は、前記区画リングの半径方向に測定した際に、前記区画リングの両側面に隣接する主加圧ゾーンより狭く、
    前記環形接触部は、前記第1環形壁の下端から前記加圧ゾーンの一つに延長される前記第1環形フランジと、前記第2環形壁の下端から前記加圧ゾーンの他の一つに延長される前記第2環形フランジとを含んでなる、少なくとも一つの区画リングと、
    前記支持部を通って延長され、前記主加圧ゾーンと各々連結される第1流体供給ラインを含む第1流体圧力供給ラインシステムと、
    前記第1流体圧力供給ラインシステムと分離し、前記支持部を通って延長され、各々の前記補助加圧ゾーンと連結される少なくとも一つの流体圧力供給ラインを含む第2流体圧力供給ラインシステムと、を具備することを特徴とするキャリアヘッド。
  24. 前記区画リングの各々の接触部は、前記第1環形壁と前記第2環形壁との間に延長され、当該下端の間を連結する中央部を含むことを特徴とする請求項23に記載のキャリアヘッド。
  25. 前記区画リングの各々は、互いに離隔された第1環形分離部材と第2環形分離部材とを含み、
    前記第1環形分離部材は、前記第1環形壁と前記第1フランジによって構成され、前記第2環形分離部材は、前記第2環形壁と前記第2フランジによって構成されることを特徴とする請求項23に記載のキャリアヘッド。
  26. 前記接触部の前記底面は、前記区画リングが弛緩状態であるとき、凹形状であることを特徴とする請求項23に記載のキャリアヘッド。
  27. 前記環形接触部の前記底面は、前記区画リングが弛緩状態であるとき、平坦であることを特徴とする請求項23に記載のキャリアヘッド。
  28. 前記環形接触部の前記底面は、前記区画リングが弛緩状態であるとき、凸形状であることを特徴とする請求項23に記載のキャリアヘッド。
  29. 化学機械的研磨装置において、
    回転するプラテンと、
    前記プラテンの上に置かれ、前記プラテンに固定されて前記プラテンとともに回転する研磨パッドと、
    前記研磨パッドにスラリを供給するスラリ供給アームと、
    前記研磨パッドに研磨される基板を固定するキャリアヘッド、前記キャリアヘッドが装着される駆動軸、及び前記駆動軸に連結される電動機を含み、前記研磨パッドの上部に配置されるキャリアアセンブリと、を具備し、
    前記キャリアヘッドは、
    底面を有する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記支持部の底面から離隔されて前記支持部の底面との間に加圧チャンバを形成させる弾性メンブレンと、
    前記支持部の底面から延長される少なくとも一つの区画リングであり、当該区画リングは、前記加圧チャンバを前記区画リングの量側に隣接する複数の主加圧ゾーンに分けるために、前記加圧チャンバを通って延長される環形隔壁部と、前記区画リングが前記メンブレンと固定的に付着されずに接触するように前記メンブレンに接する底面を有する環形接触部を含み、
    前記環形隔壁部は、前記区画リングの半径方向に離隔された第1環形壁と第2環形壁とを有し、当該第1環形壁と第2環形壁の間に補助加圧ゾーンを形成するための環形溝部が設けられ、各々の前記区画リングによって提供された前記環形溝部は、前記区画リングの半径方向に測定した際に、前記区画リングの両側面に隣接する主加圧ゾーンより狭く、
    前記環形接触部は、前記第1環形壁の下端から前記加圧ゾーンの一つに延長される前記第1環形フランジと、前記第2環形壁の下端から前記加圧ゾーンの一つに延長される前記第2環形フランジとを含んでなる、少なくとも一つの区画リングと、
    前記支持部を通って延長され、前記主加圧ゾーンと各々連結される第1流体供給ラインを含む第1流体圧力供給ラインシステムと、
    前記第1流体圧力供給ラインシステムと分離し、前記支持部を通って延長され、各々の前記補助加圧ゾーンと連結される少なくとも一つの流体圧力供給ラインを含む第2流体圧力供給ラインシステムと、を具備することを特徴とする化学機械的研磨装置。
  30. 前記区画リングの接触部は、第1環形壁と第2環形壁の下端との間で延長され、当該下端の間を連結する中央部を含むことを特徴とする請求項29に記載の化学機械的研磨装置。
  31. 前記区画リングの各々は、互いに離隔された第1環形分離部材と第2環形分離部材とを含み、
    前記第1環形分離部材は、前記第1環形壁と前記第1フランジによって構成され、前記第2環形分離部材は、前記第2環形壁と前記第2フランジによって構成されることを特徴とする請求項29に記載の化学機械的研磨装置。
  32. 前記区画リングが弛緩状態であるとき、前記区画リングのうちの前記接触部の前記底面は凹形状であることを特徴とする請求項29に記載の化学機械的研磨装置。
  33. 前記区画リングが弛緩状態であるとき、前記区画リングのうちの前記接触部の前記底面は平坦であることを特徴とする請求項29に記載の化学機械的研磨装置。
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