JP2005347305A - 位置ずれ検出用マークおよび位置ずれ検出方法 - Google Patents

位置ずれ検出用マークおよび位置ずれ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 位置ずれ検出の際に結像光学系の歪曲収差の影響を低減できる位置ずれ検出用マークおよび位置ずれ検出方法を提供する。
【解決手段】 第1マーク10Aは線状パターン11,12が十字形状に配置され、第2マーク10Bは線状パターン13,14が十字形状に配置されたものである。第1マークと第2マークは、2つのパターンの位置ずれが無いときに、線状パターン11,13の直線方向、線状パターン12,14の直線方向がそれぞれ一致する。長さの長い線状パターン11は、長さの短い線状パターン13と重ならないように、直線方向の一端側と他端側とに分割された部分パターン11(1),11(2)からなる。長さの長い線状パターン12は、長さの短い線状パターン14と重ならないように、直線方向の一端側と他端側とに分割された部分パターン12(1),12(2)からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体素子や液晶表示素子の製造工程におけるパターンの位置ずれ検出に用いられる位置ずれ検出用マークおよび位置ずれ検出方法に関し、特に、基板の異なる層に形成されたパターンの重ね合わせ検査に好適な位置ずれ検出用マークおよび位置ずれ検出方法に関する。
半導体素子や液晶表示素子などの製造工程では、周知の露光工程と現像工程とを経てレジスト層に回路パターンが転写され、このレジストパターンを介してエッチングなどの加工処理を行うことにより、所定の材料膜に回路パターンが転写される(パターン形成工程)。そして、上記のパターン形成工程を何回も繰り返し実行することにより、様々な材料膜の回路パターンが基板(半導体ウエハや液晶基板)の上に積層され、半導体素子や液晶表示素子の回路が形成される。
さらに、上記の製造工程では、様々な材料膜の回路パターンを精度よく重ね合わせるため(製品の歩留まり向上を図るため)、各々のパターン形成工程のうち、現像工程の後でかつ加工工程の前に、基板上のレジストパターンの位置ずれ検出を行っている。これは、1つ前のパターン形成工程で形成された下地層の回路パターン(以下「下地パターン」という)に対するレジストパターンの重ね合わせ検査である。
重ね合わせ検査(位置ずれ検出)においては、通常、下地パターンの基準位置を示す下地マークと、レジストパターンの基準位置を示すレジストマークが用いられる。下地マーク,レジストマークは、各々、上記のパターン形成工程で下地パターン,レジストパターンと同時に形成され、図9のような正方形状の2重マーク80を構成する(例えば特許文献1を参照)。図9は2重マーク80の平面図である。一般的には、2重マーク80のうち外側が下地マーク81、内側がレジストマーク82である。下地マーク81のサイズD1は例えば約30μm、レジストマーク82のサイズD2は例えば約15μmである。下地マーク81とレジストマーク82は、下地パターンとレジストパターンとの位置ずれが無いとき、各々の中心が一致するようになっている。
そして、下地マーク81とレジストマーク82を用いた重ね合わせ検査時、装置の視野領域内には、2つのマーク(81,82)を含む測定点が位置決めされ、この測定点の画像がCCDカメラなどの撮像素子を用いて取り込まれる。さらに、取り込んだ画像から下地マーク81とレジストマーク82の各辺ごとにエッジ部分の画像を切り出し、得られた部分画像に対して所定の画像処理を施すことにより、下地マーク81の中心とレジストマーク82の中心との位置ずれ量が算出される。算出結果の位置ずれ量は、下地パターンに対するレジストパターンの位置ずれ状態を表している。
特開平7−151514号公報
ところで、半導体素子などの高集積化に伴う回路パターンの微細化に対応するため、上記した位置ずれ検出(重ね合わせ検査)の精度を向上させることが望まれるようになってきた。しかしながら、上記した正方形状の2重マーク80を用いて位置ずれ検出を行う場合、撮像素子の撮像面に2重マーク80の像を形成する結像光学系の歪曲収差(ディストーション)の影響を受けて、下地マーク81とレジストマーク82との位置ずれ量を正確に検出できないことがあった。なお、このような問題は、基板の異なる層に形成された2つのマーク(81,82)に限らず、基板の同じ層に形成された2つのマークにも同様に起こり得る。
本発明の目的は、位置ずれ検出の際に結像光学系の歪曲収差の影響を低減できる位置ずれ検出用マークおよび位置ずれ検出方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、2つのパターンの位置ずれ検出に用いられるマークであって、前記2つのパターンのうち一方の基準位置を示す第1マークと、前記2つのパターンのうち他方の基準位置を示す第2マークとを含み、前記第1マークは、第1の線状パターンと該線状パターンに垂直な第2の線状パターンとが十字形状に配置され、前記第2マークは、第3の線状パターンと前記第3の線状パターンに垂直な第4の線状パターンとが十字形状に配置され、前記第1マークと前記第2マークは、前記2つのパターンの位置ずれが無いときに、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンの直線方向が一致し、かつ、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンの直線方向が一致し、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンは、長手方向の両端間の長さが互いに異なり、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち、前記長さの長い方の線状パターンは、前記長さの短い方の線状パターンと重ならないように、直線方向の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターンからなり、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンは、長手方向の両端間の長さが互いに異なり、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち、前記長さの長い方の線状パターンは、前記長さの短い方の線状パターンと重ならないように、直線方向の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターンからなるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの短い方の線状パターンと、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの短い方の線状パターンは、互いに交差しないように、それぞれ直線方向の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターンからなるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、前記第1の線状パターンと前記第2の線状パターンと前記第3の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち、少なくとも1つの線状パターンは、幅方向に分割された複数本の微細な線状パターンからなるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接する矩形領域の内側で、前記第1マークと前記第2マークにより仕切られた4つの領域のうち、少なくとも1つの領域には、前記2つのパターンのうち少なくとも一方の他の基準位置を示す第3マークが含まれるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接する矩形領域の内側で、前記第1マークと前記第2マークにより仕切られた4つの領域のうち、少なくとも1つの領域には、前記2つのパターンのうち少なくとも一方の形成に関わるプロセス情報が含まれるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接する矩形領域の内側で、前記第1マークと前記第2マークにより仕切られた4つの領域のうち、少なくとも1つの領域には、前記2つのパターンのうち少なくとも一方の形成に関わる露光条件の検査用マークが含まれるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークを用いて、前記2つのパターンの位置ずれ検出を行う方法であって、前記第1マークと前記第2マークの画像を取り込む第1工程と、取り込まれた前記画像から前記第1マークの前記第1の線状パターンと前記第2の線状パターンに関わる部分画像を切り出すと共に、前記第2マークの前記第3の線状パターンと前記第4の線状パターンに関わる部分画像を切り出す第2工程と、切り出された前記部分画像に基づいて、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンの直線方向の位置ずれ量を算出すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンの直線方向の位置ずれ量を算出する第3工程とを備え、前記第2工程では、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに関わる部分画像を切り出す際、および、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに関わる部分画像を切り出す際、それぞれの前記部分パターンごとに個別に前記部分画像を切り出すものである。
本発明によれば、位置ずれ検出の際に結像光学系の歪曲収差の影響を低減することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
ここでは、半導体素子や液晶表示素子の製造工程における重ね合わせ検査を例に説明する。重ね合わせ検査の対象となる基板(半導体ウエハや液晶基板)は、1つ前のパターン形成工程で形成された下地パターンの上に別の回路パターンを形成する工程の途中(つまりレジスト膜に対する露光・現像後で且つレジスト膜の直下の材料膜に対する加工前)の状態にある。基板の異なる層に形成された複数のパターンの重ね合わせ検査(つまり下地パターンに対するレジストパターンの重ね合わせ検査)は、下地パターンとレジストパターンとの位置ずれ検出により行われる。
第1実施形態の位置ずれ検出用マーク10は、上記の重ね合わせ検査に用いられるマークであり、図1(a)〜(c)に示すように、下地マーク10Aとレジストマーク10Bとで構成されている。下地マーク10Aは、下地パターンと同時に形成された下地層のマークであり、サイズDAが例えば約30μmである。レジストマーク10Bは、レジストパターンと同時に形成されたレジスト層のマークであり、サイズDBが例えば約15μmである。
また、下地マーク10Aは、線状パターン11と、この線状パターン11に垂直な線状パターン12とが、十字形状に配置されたものである。下地マーク10Aの中心CAは、線状パターン11の直線方向S11と線状パターン12の直線方向S12との交点に相当する。レジストマーク10Bは、線状パターン11に平行な線状パターン13と、線状パターン12に平行な線状パターン14とが、十字形状に配置されたものである。レジストマーク10Bの中心CBは、線状パターン13と線状パターン14との交点に相当し、線状パターン13の直線方向S13と線状パターン14の直線方向S14との交点に相当する。
図において、線状パターン11,12は、線状パターン13,14より太く描かれているが、太さの関係は図と異なってもよい。
これらの下地マーク10Aとレジストマーク10Bは、下地パターンとレジストパターンの位置ずれが無いときに、線状パターン11,13の直線方向S11,S13が互いに一致し、かつ、線状パターン12,14の直線方向S12,S14が互いに一致する。このとき、下地マーク10Aの中心CAとレジストマーク10Bの中心CBも一致する。以下の説明では、線状パターン11,13の直線方向S11,S13に平行な方向をX方向とし、線状パターン12,14の直線方向S12,S14に平行な方向をY方向とする。
さらに、位置ずれ検出用マーク10のX方向に関して、下地マーク10Aの線状パターン11とレジストマーク10Bの線状パターン13は、両端間の長さ(図1(a)のサイズDA,DBに相当)が互いに異なる。そして、両端間の長さの長い方の線状パターン11は、両端間の長さの短い方の線状パターン13と重ならないように、直線方向S11の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターン11(1),11(2)からなる。2つの部分パターン11(1),11(2)の内側の間隔DEは、線状パターン13の両端の間隔(サイズDB)より広い。
また同様に、位置ずれ検出用マーク10のY方向に関して、下地マーク10Aの線状パターン12とレジストマーク10Bの線状パターン14は、両端間の長さが互いに異なる。そして、両端間の長さの長い方の線状パターン12は、両端間の長さの短い方の線状パターン14と重ならないように、直線方向S12の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターン12(1),12(2)からなる。2つの部分パターン12(1),12(2)の内側の間隔は、線状パターン14の両端の間隔より広い。
なお、上記した位置ずれ検出用マーク10において、下地マーク10Aの線状パターン11(2つの部分パターン11(1),11(2))の内側の間隔DE、線状パターン12(2つの部分パターン12(1),12(2))の内側の間隔、レジストマーク10Bの線状パターン13の両端の間隔(サイズDB)、線状パターン14の両端の間隔は、下地パターンとレジストパターンとの位置ずれ検出に適切なレンジを有するように最適化されている。
また、上記した位置ずれ検出用マーク10において、線状パターン11の部分パターン11(1),11(2)、線状パターン12の部分パターン12(1),12(2)、線状パターン13、および線状パターン14は、各々、単独のパターン(幅方向に関してエッジの数が2つであるパターン)により構成されている。
次に、第1実施形態の位置ずれ検出用マーク10(下地マーク10Aとレジストマーク10B)を用いて、下地パターンとレジストパターンの位置ずれ検出(重ね合わせ検査)を行う方法について説明する。また、その方法を説明する前に、図2に示す重ね合わせ測定装置20の説明を行う。
重ね合わせ測定装置20は、図2(a)に示す通り、基板21を支持するステージ22と、基板21に照明光L1を照射する照明系(23〜26)と、基板21の光学像を形成する結像系(25〜28)と、オートフォーカス用の受光系(28〜30)と、撮像素子31と、画像処理部32と、システム制御部33と、ステージ制御部34とで構成されている。なお、第1実施形態の位置ずれ検出用マーク10は、基板21の表面(被検査面)の予め指定された多数の箇所に形成されている。
ステージ22は、基板21を水平状態に保って支持するホルダと、このホルダをステージ制御部34からの指示に応じて水平方向(XY方向)および鉛直方向(Z方向)に移動させる駆動部とで構成される。ステージ22のホルダをXY方向に移動させることで、基板21の被検査面のうち何れか1つの測定点(図1に示す位置ずれ検出用マーク10)を、結像系(25〜28)の対物レンズ26の直下(視野領域内)に位置決めすることができる。また、ステージ22のホルダをZ方向に移動させることで、基板21の測定点のフォーカス調整が行われる。Z方向は、結像系(25〜28)の対物レンズ26の光軸6Aと平行な方向に相当する。
照明系(23〜26)は、光源23と照明レンズ24とハーフプリズム25と対物レンズ26とで構成される。光源23からの光は、照明レンズ24とハーフプリズム25と対物レンズ26を介した後(照明光L1)、ステージ22上の基板21の被検査面に入射する(落射照明)。このとき、視野領域内に位置決めされた測定点(図1の位置ずれ検出用マーク10)は、照明光L1により略垂直に照明される。そして、照明光L1によって照明された位置ずれ検出用マーク10から反射光L2が発生する。反射光L2は、結像系(25〜28)とオートフォーカス用の受光系(28〜30)に導かれる。
結像系(25〜28)は、対物レンズ26と結像レンズ27とハーフプリズム25,28とで構成されている(光学顕微鏡部)。結像レンズ27は、第2対物レンズとして機能する。基板21からの反射光L2は、対物レンズ26とハーフプリズム25,28と結像レンズ27とを介した後、撮像素子31の撮像面に入射する。このとき、撮像素子31の撮像面上には、反射光L2に基づく拡大像(つまり位置ずれ検出用マーク10の拡大光学像)が形成される。
撮像素子31は、複数の画素が2次元配列された白黒のエリアセンサ(例えばCCDカメラ)であり、撮像面上の位置ずれ検出用マーク10の光学像を撮像して、画像信号を後段の画像処理部32に出力する。撮像素子31から出力される画像信号は、複数のサンプル点からなり、撮像面における各画素ごとの輝度値に関する分布を表す。輝度値は反射光L2の強弱に比例する。位置ずれ検出用マーク10の画像は、位置ずれ検出用マーク10のエッジ部分において輝度値が低くなる。
また、オートフォーカス用の受光系(28〜30)は、ハーフプリズム28と結像レンズ29と検出器30とで構成されている。基板21からの反射光L2は、対物レンズ26とハーフプリズム25,28と結像レンズ29とを介した後、検出器30に入射する。そして、検出器30からステージ制御部34には、基板21の被検査面(特に視野領域内の測定点)の合焦状態に応じたフォーカス信号が出力される。
ステージ制御部34は、ステージ22をXY方向に制御して基板21の被検査面の1つの測定点(図1に示す位置ずれ検出用マーク10)を視野領域内に位置決めした後、受光系(28〜30)の検出器30からのフォーカス信号に基づいてステージ22をZ方向に制御し、基板21の測定点のフォーカス調整を行う。そして、フォーカス調整後、装置全体の統括制御を行うシステム制御部33は、画像処理部32を制御して、基板21の測定点(図1に示す位置ずれ検出用マーク10)を用いた位置ずれ検出を実行させる。
ここで、ステージ制御部34がステージ22を制御して基板21上の位置ずれ検出用マーク10を視野領域内に位置決めする際、概ね、位置ずれ検出用マーク10の中心(つまり下地マーク10Aの中心CAやレジストマーク10Bの中心CB)が、視野領域の中心付近で停止するように位置決め制御が行われる。視野領域の中心は、結像系(25〜28)の対物レンズ26の光軸6A上の点に相当する。
位置ずれ検出用マーク10の中心を視野領域の中心(対物レンズ26の光軸6A)に略一致させることで、下地マーク10Aの線状パターン11,12の直線方向S11,S12と、レジストマーク10Bの線状パターン13,14の直線方向S13,S14は、それぞれ視野領域の中心付近で交差することになる。
また、下地マーク10Aの線状パターン11の直線方向S11と、レジストマーク10Bの線状パターン13の直線方向S13は、共に、光軸6Aを原点とする直交座標系の2軸(図2(b)に示すX軸とY軸)のうち、一方の軸(以下「X軸」)に平行で、X軸の近傍に位置することになる。同様に、下地マーク10Aの線状パターン12の直線方向S12と、レジストマーク10Bの線状パターン14の直線方向S14は、共に、他方の軸(以下「Y軸」)に平行で、Y軸の近傍に位置することになる。なお、図2(b)に示す視野領域は、撮像素子31の撮像面の大きさと結像系(25〜28)の倍率により規定される。
そして、上記のように位置決めされた図1の位置ずれ検出用マーク10の拡大光学像は、結像系(25〜28)を介して撮像素子31の撮像面上に形成される。結像系(25〜28)の歪曲収差の影響は、一般に、視野領域の中心(対物レンズ26の光軸6A)に近いほど小さく、周辺に離れるほど大きくなり、半径方向には回転対称に生じる。さらに、本発明者は、長年の研究の結果、歪曲収差が“円周方向には生じ難い”と言う事実に気づいた。円周方向とは、光軸6Aを原点とする直交座標系(図2(b)参照)において、X軸上ではY軸に平行な方向に相当し、Y軸上ではX軸に平行な方向に相当する。
さらに、歪曲収差が円周方向に生じ難いとは、光軸6Aを原点とする直交座標系のX軸上においてY軸方向の歪曲収差が無く、X軸から外れていてもX軸の近傍ではY軸方向の歪曲収差が小さいことを意味する。したがって、X軸の近傍に位置決めされた下地マーク10Aの線状パターン11とレジストマーク10Bの線状パターン13(何れもX軸に平行)の拡大光学像には、Y軸方向の歪曲収差の影響が殆ど現れないと言える。これらの線状パターン11,13の拡大光学像は、下地マーク10Aとレジストマーク10BのY軸方向の位置ずれ検出に用いられる。
同様に、光軸6Aを原点とする直交座標系のY軸上においてはX軸方向の歪曲収差が無く、Y軸から外れていてもY軸の近傍ではX軸方向の歪曲収差が小さい。したがって、Y軸の近傍に位置決めされた下地マーク10Aの線状パターン12とレジストマーク10Bの線状パターン14(何れもY軸に平行)の拡大光学像には、X軸方向の歪曲収差の影響が殆ど現れないと言える。これらの線状パターン12,14の拡大光学像は、下地マーク10Aとレジストマーク10BのX軸方向の位置ずれ検出に用いられる。
撮像素子31の撮像面上に位置ずれ検出用マーク10の拡大光学像(つまり線状パターン11〜14の拡大光学像)が形成された状態で、画像処理部32は、その拡大光学像を撮像素子31から画像として取り込み、この画像に対して所定の画像処理を施すことにより、下地マーク10Aとレジストマーク10BのX軸方向の位置ずれ検出とY軸方向の位置ずれ検出をそれぞれ行う。位置ずれ検出用マーク10の画像には、線状パターン11〜14のエッジ部分に応じた輝度情報が独立に現れる。
線状パターン11〜14のエッジ部分のうち、X軸方向の位置ずれ検出には、Y軸に平行でY軸の近傍に位置する線状パターン12,14のエッジ部分が用いられる。これらの線状パターン12,14は、Y軸の近傍に位置し、X軸方向の歪曲収差の影響を殆ど受けないため、線状パターン12,14のエッジ部分を用いることで、X軸方向の位置ずれ検出を正確に行うことができる。
また、線状パターン11〜14のエッジ部分のうち、Y軸方向の位置ずれ検出には、X軸に平行でX軸の近傍に位置する線状パターン11,13のエッジ部分が用いられる。これらの線状パターン11,13は、X軸の近傍に位置し、Y軸方向の歪曲収差の影響を殆ど受けないため、線状パターン11,13のエッジ部分を用いることで、Y軸方向の位置ずれ検出を正確に行うことができる。
次に、画像処理部32における位置ずれ検出の処理について説明する。
下地マーク10Aとレジストマーク10BのX軸方向の位置ずれ検出を行う場合、画像処理部32は、位置ずれ検出用マーク10の画像35(図3(a),(b))から、Y軸に平行な線状パターン12(図1(b)に示す下地マーク10Aの一部)に関わる2つの部分画像36(1),36(2)を切り出すと共に、Y軸に平行な線状パターン14(図1(c)に示すレジストマーク10Bの一部)に関わる2つの部分画像37(1),37(2)を切り出す。
図3(a)の部分画像36(1),36(2)は、線状パターン12のそれぞれの部分パターン12(1),12(2)ごとに個別に切り出されたものである。図3(b)の部分画像37(1),37(2)は、線状パターン14の中で線状パターン13との交点部分を含まないように、切り出されたものである。
このようにして部分画像36(1),36(2),37(1),37(2)の切り出しが終了すると、画像処理部32は、図3(a)の部分画像36(1),36(2)において、各画素の輝度値をY軸方向(E方向)に積算し、図3(c)に示すような波形信号を生成する(プロジェクション処理)。図3(c)の横軸は画素の位置を表し、縦軸は信号レベル(明るさ)を表す。なお、図3(a)の部分画像36(1),36(2)は中抜きの分離した状態となっているが、一続きの部分画像としてプロジェクション処理を行う。プロジェクション処理の積算方向(図3(a)のE方向)は、位置ずれ検出の方向(ここではX軸方向)と垂直な方向に相当する。また、図3(b)の部分画像37(1),37(2)においても同様のプロジェクション処理を行う。
その後、図3(a)の部分画像36(1),36(2)から生成した波形信号(図3(c)参照)を用いて、例えば周知の相関法(折り返し相関法など)により、その波形信号の自己相関演算を行い、線状パターン12のX軸方向の中心位置C12(図1(b)に示す直線方向S12のX軸方向の位置に相当)を算出する。同様に、図3(b)の部分画像37(1),37(2)から生成した波形信号の自己相関演算を行い、線状パターン14のX軸方向の中心位置C14(図1(c)に示す直線方向S14のX軸方向の位置に相当)を算出する。
そして、中心位置C12,C14の差分を、線状パターン12の直線方向S12と線状パターン14の直線方向S14とのX軸方向の位置ずれ量、つまり、下地マーク10Aとレジストマーク10BのX軸方向の位置ずれ量として算出する。これでX軸方向の位置ずれ検出の処理は終了となる。
Y軸方向の位置ずれ検出も、上記したX軸方向の位置ずれ検出と同様の手順により行われる。この場合、画像処理部32は、位置ずれ検出用マーク10の画像から、X軸に平行な線状パターン11(下地マーク10Aの一部)の部分パターン11(1),11(2)ごとに個別に部分画像を切り出す(図3(a)の部分画像36(1),36(2)参照)と共に、X軸に平行な線状パターン13(レジストマーク10Bの一部)の中で線状パターン14との交点部分を含まないように部分画像を切り出す(図3(b)の部分画像37(1),37(2)参照)。
そして、線状パターン11に関わる2つの部分画像において、各画素の輝度値をX軸方向に積算するプロジェクション処理を行い、得られた波形信号の自己相関演算により、線状パターン11のY軸方向の中心位置C11(図1(b)に示す直線方向S11のY軸方向の位置に相当)を算出する。なお、この場合も2つの部分画像が中抜きの分離した状態となっているが、一続きの部分画像としてプロジェクション処理を行う。また、線状パターン13に関わる2つの部分画像においても同様のプロジェクション処理を行い、得られた波形信号の自己相関演算により、線状パターン13のY軸方向の中心位置C13(図1(c)に示す直線方向S13のY軸方向の位置に相当)を算出する。
そして、中心位置C11,C13の差分を、線状パターン11の直線方向S11と線状パターン13の直線方向S13とのY軸方向の位置ずれ量、つまり、下地マーク10Aとレジストマーク10BのY軸方向の位置ずれ量として算出する。これでY軸方向の位置ずれ検出の処理も終了となる。
上記したように、第1実施形態の位置ずれ検出用マーク10では、図1(b)の線状パターン11,12からなる十字形状の下地マーク10Aと、図1(c)の線状パターン13,14からなる十字形状のレジストマーク10Bとを含むため、位置ずれ検出の際に、その中心(つまり下地マーク10Aの中心CAやレジストマーク10Bの中心CB)を、視野領域の中心(光軸6A)に略一致させることで、次の効果を奏する。
つまり、X軸方向の位置ずれ検出用の線状パターン12,14(何れもY軸に平行)が、光軸6Aを原点とする直交座標系のY軸の近傍に位置するため、結像系(25〜28)のX軸方向の歪曲収差の影響を低減することができる。さらに、Y軸方向の位置ずれ検出用の線状パターン11,13(何れもX軸に平行)が、光軸6Aを原点とする直交座標系のX軸の近傍に位置するため、結像系(25〜28)のY軸方向の歪曲収差の影響を低減することができる。
したがって、位置ずれ検出の際に取り込んだ位置ずれ検出用マーク10の画像のうち、Y軸の近傍に位置する線状パターン12,14のエッジ部分を用いることで、線状パターン12,14の直線方向S11,S13のX軸方向の位置ずれ量(つまり下地マーク10Aとレジストマーク10BのX軸方向の位置ずれ量)を正確に算出することができる。また、X軸の近傍に位置する線状パターン11,13のエッジ部分を用いることで、線状パターン11,13の直線方向S11,S13のY軸方向の位置ずれ量(つまり下地マーク10Aとレジストマーク10BのY軸方向の位置ずれ量)を正確に算出することができる。
さらに、位置ずれ検出用マーク10の画像のうち、線状パターン12,14のエッジ部分がY軸の近傍でY軸に沿って延在するため、X軸方向の位置ずれ検出の際に多くの有意な画像情報を確保することができ、位置ずれ検出用の波形信号のSN比が向上する。このため、X軸方向の位置ずれ検出を再現性よく行える。同様に、線状パターン11,13のエッジ部分がX軸の近傍でX軸に沿って延在するため、Y軸方向の位置ずれ検出の際に多くの有意な画像情報を確保することができ、位置ずれ検出用の波形信号のSN比が向上する。このため、Y軸方向の位置ずれ検出を再現性よく行える。
また、第1実施形態によれば、下地マーク10Aとレジストマーク10BのX軸方向とY軸方向の位置ずれ検出を正確に再現性よく行えるため、基板21の下地パターン対するレジストパターンの高精度な重ね合わせ検査が可能となる。具体的には、3nm程度の精度での重ね合わせ検査が可能となる。したがって、半導体素子などの製造工程における将来のプロセスルール(回路パターンの最小線幅:100nm以下,重ね合わせ精度:約30nm以下)にも対応できる。
さらに、位置ずれ検出用マーク10の1枚の画像からX軸方向とY軸方向の位置ずれ検出用に多くの有意な画像情報を抽出できるため、撮像素子31からの画像の取り込み回数を増やす必要がなく、位置ずれ検出のスループットが向上する。
また、位置ずれ検出用マーク10の画像から線状パターン11,12に関わる位置ずれ検出用の部分画像(図3(a)の部分画像36(1),36(2)参照)を切り出す際、線状パターン11では、それぞれの部分パターン11(1),11(2)ごとに個別に部分画像を切り出し、線状パターン12では、それぞれの部分パターン12(1),12(2)ごとに個別に部分画像を切り出すため、その他の線状パターンのエッジ部分に影響されることなく良好に位置ずれ検出を行うことができる。
さらに、位置ずれ検出用マーク10の画像から線状パターン13,14に関わる位置ずれ検出用の部分画像(図3(b)の部分画像37(1),37(2)参照)を切り出す際、線状パターン13では、線状パターン14との交点部分を含まないように部分画像を切り出し、線状パターン14では、線状パターン13との交点部分を含まないように部分画像を切り出すため、その他の線状パターンのエッジ部分に影響されることなく良好に位置ずれ検出を行うことができる。
また、第1実施形態によれば、視野領域の中心(光軸6A)に、位置ずれ検出用マーク10の中心(つまり下地マーク10Aの中心CAやレジストマーク10Bの中心CB)を厳密に一致させなくても、光軸6Aを原点とする直交座標系のX軸とY軸の近傍に線状パターン11〜14を位置決めすることができ、結像系(25〜28)の歪曲収差の影響を低減できる。したがって、ステージ22として非常に高価なもの(例えば位置決め精度が約1μm以下のもの)を用いる必要はなく、比較的安価に構成できる。
さらに、第1実施形態では、周知の相関法(折り返し相関法など)を用い、プロジェクション処理後の波形信号の全体を使って自己相関演算を行うため、信号ノイズの影響を受け難く、下地マーク10Aとレジストマーク10Bの位置ずれ量を再現性よく算出することができる。ただし、相関法ではなく、波形信号のボトム位置に基づいて位置ずれ量を算出しても構わない。
(第2実施形態)
第2実施形態の位置ずれ検出用マークは、図4に示す通り、線状パターン11,13を「幅方向に分割された複数本の微細な線状パターン38,39の集合体(サブマーク群)」により構成し、線状パターン12,14を同様のサブマーク群により構成したものである。なお、サブマーク群による構成は、線状パターン11〜14の全てに限らず、少なくとも1つの線状パターンに適用してもよい。
第2実施形態の位置ずれ検出用マークのように、線状パターン11〜14のうち少なくとも1つをサブマーク群により構成することで、CMP研磨の際に均一性のよい研磨が可能となる。CMP研磨によってマークが崩れ難い利点もある。
また、サブマーク群の微細な線状パターン38,39の幅を対物レンズ26の解像力内にすると、線状パターン38,39の集合体である線状パターン13,11の幅方向(位置ずれ検出方向)に関して多数のエッジが存在することになり、平均化効果で位置ずれ検出の再現性が向上する。さらに、微細な線状パターン38,39の幅を回路パターンの線幅と同程度にすることで、位置ずれ検出の精度が向上する。
(第3実施形態)
第3実施形態の位置ずれ検出用マークは、図5に示す通り、線状パターン11と線状パターン12に外接する矩形領域40の内側で、下地マーク10Aとレジストマーク10B(つまり線状パターン11〜14)により仕切られた4つの領域a〜dに、下地パターンの他の基準位置を示す下地マーク(41〜44)と、レジストパターンの他の基準位置を示すレジストマーク(44〜48)とを、重ならないように配置したものである。新たな下地マーク(41〜44)とレジストマーク(44〜48)は、ライン・アンド・スペースのパターンからなる(グレーティング構造)。
上記のように構成された第3実施形態の位置ずれ検出用マークでは、矩形領域40の内側で4つの領域a〜dに分けて効率よく他の下地マーク(41〜44)とレジストマーク(44〜48)を配置するため、占有面積を大きくせずに2種類のマークを含むことができる。
さらに、第3実施形態の位置ずれ検出用マークによれば、線状パターン11,12からなる下地マーク10Aの中心CA(図1(b))と線状パターン13,14からなるレジストマーク10Bの中心CB(図1(c))を視野領域の中心(光軸6A)に略一致させた状態で、下地マーク10Aとレジストマーク10Bとの位置ずれ検出、および、下地マーク(41〜44)とレジストマーク(44〜48)との位置ずれ検出を行うことができる。
実際の位置ずれ検出は、十字形状のマーク(線状パターン11〜14)とライン・アンド・スペースのマーク(41〜48)との両方で行っても良いし、2種類のうち最適な方を検査時に選択しても良い。十字形状のマークによる利点は、光軸付近を利用しているため、結像系(25〜28)の歪曲収差の影響を殆ど受けることなく高精度に位置ずれ検出を行えるという点にある。ライン・アンド・スペースのマークによる利点は、平均的な検出結果を得ることができるという点にある。2種類のうち最適な方を選択することで、位置ずれ検出の精度が向上する。
上記した第3実施形態では、矩形領域40の内側で4つの領域a〜dに分けて他の下地マーク(41〜44)とレジストマーク(44〜48)を配置したが、本発明はこれに限定されない。4つの領域a〜dのうち少なくとも1つに、他の基準位置を示すマーク(下地マークとレジストマークのうち少なくとも一方)を配置してもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態の位置ずれ検出用マークは、図6に示す通り、線状パターン11と線状パターン12に外接する矩形領域50の内側で、下地マーク10Aとレジストマーク10B(つまり線状パターン11〜14)により仕切られた4つの領域a〜dに、下地パターンの形成に関わるプロセス情報51と、下地パターンと同時に形成されたダミーパターン52,53と、レジストパターンの形成に関わるプロセス情報54と、レジストパターンと同時に形成されたダミーパターン55,56を配置したものである。プロセス情報51,54とは、レチクルナンバーなどである。
上記のように構成された第4実施形態の位置ずれ検出用マークでは、線状パターン11,12からなる下地マーク10Aの中心CA(図1(b))と線状パターン13,14からなるレジストマーク10Bの中心CB(図1(c))を視野領域の中心(光軸6A)に略一致させた状態で、下地マーク10Aとレジストマーク10Bとの位置ずれ検出を行うことができる他、プロセス情報51,54を読み取って照合することで、露光レチクルの間違いなどを認識できる。また、ダミーパターン52,53,55,56を設けたことにより、CMP研磨を他の部分と同様の均一な条件で行うことができる。
上記した第4実施形態では、矩形領域50の内側の4つの領域a〜dのうち、領域a,bに下地パターンとレジストパターンの形成に関わる各々のプロセス情報51,54を配置したが、本発明はこれに限定されない。下地パターンとレジストパターンのうち一方の形成に関わるプロセス情報を、4つの領域a〜dのうち少なくとも1つに配置してもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態の位置ずれ検出用マークは、図7に示す通り、線状パターン11と線状パターン12に外接する矩形領域60の内側で、下地マーク10Aとレジストマーク10B(つまり線状パターン11〜14)により仕切られた4つの領域a〜dに、下地パターンとレジストパターンのうち少なくとも一方の形成に関わる露光条件の検査用マーク61〜64を配置したものである。マーク61〜64は、楔形のSMP(Self Measurement Program)マークであり、その長さが露光条件(ドーズ量やフォーカスずれ量など)に応じて変化する。
上記のように構成された第5実施形態の位置ずれ検出用マークでは、線状パターン11,12からなる下地マーク10Aの中心CA(図1(b))と線状パターン13,14からなるレジストマーク10Bの中心CB(図1(c))を視野領域の中心(光軸6A)に略一致させた状態で、下地マーク10Aとレジストマーク10Bとの位置ずれ検出を行うことができる他、マーク61〜64の長さの変化量に応じて露光条件(ドーズ量やフォーカスずれ量など)を検査することもできる。
上記した第5実施形態では、矩形領域60の内側の4つの領域a〜dにマーク61〜64を配置したが、本発明はこれに限定されない。同様のSMPマークを4つの領域a〜dのうち少なくとも1つに配置してもよい。
(第6実施形態)
第6実施形態の位置ずれ検出用マーク70は、図8に示す通り、図1の位置ずれ検出用マーク10のレジストマーク10Bに代えて、レジストマーク70Bを設けたものである。レジストマーク70Bは、線状パターン11に平行な線状パターン71と、線状パターン12に平行な線状パターン72とが、十字形状に配置されたものである。また、線状パターン71,72は、線状パターン11,12よりも両端間の長さが短く、互いに交差しないように、それぞれ直線方向S71,S72の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターン71(1),71(2),72(1),72(2)からなる。
上記した位置ずれ検出用マーク70によれば、位置ずれ検出の際に、図8(c)に示す位置ずれ検出用マーク70の画像から、レジストマーク70Bの線状パターン71,72の部分画像を簡単に切り出すことができる。例えば線状パターン71の場合には、部分パターン72(1)から部分パターン72(2)にわたって連続した1つの部分画像73を切り出せばよい。線状パターン72の場合も同様であり、部分パターン71(1)から部分パターン71(2)にわたって連続した1つの部分画像を切り出せばよい。
線状パターン71,72は互いに交差しないため、連続した1つの部分画像を切り出しても、他の線状パターンのエッジ部分に影響されることなく良好に位置ずれ検出を行うことができる。
(変形例)
なお、上記した実施形態では、基板21の異なる層に形成された下地パターンに対するレジストパターンの重ね合わせ検査(位置ずれ検出)を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。基板21の同じ層に形成された2つのパターンの位置ずれ検出を行う場合にも、本発明を適用できる。
さらに、重ね合わせ測定装置20の画像処理部32により位置ずれ検出の処理を行う例を説明したが、本発明はこれに限定されない。重ね合わせ測定装置に接続された外部のコンピュータを用いた場合でも、同様の効果を得ることができる。
第1実施形態の位置ずれ検出用マーク10の構成を説明する図である。 重ね合わせ測定装置20の構成図である。 位置ずれ検出用の部分画像36(1),36(2),37(1),37(2)とプロジェクション処理後の波形信号について説明する図である。 第2実施形態の位置ずれ検出用マークの構成を説明する図である。 第3実施形態の位置ずれ検出用マークの構成を説明する図である。 第4実施形態の位置ずれ検出用マークの構成を説明する図である。 第5実施形態の位置ずれ検出用マークの構成を説明する図である。 第6実施形態の位置ずれ検出用マークの構成を説明する図である。 従来の2重マーク80の構成図である。
符号の説明
10,70 位置ずれ検出用マーク
10A,41〜44 下地マーク
10B,45〜48,70B レジストマーク
11,12,13,14,71,72 線状パターン
11(1),11(2),12(1),12(2),71(1),71(2),72(1),72(2) 部分パターン
20 重ね合わせ測定装置
21 基板
22 ステージ
23 光源
24 照明レンズ
26 対物レンズ
6A 光軸
27,29 結像レンズ
30 検出器
31 撮像素子
32 画像処理部
33 システム制御部
34 ステージ制御部
35 画像
36(1),36(2),37(1),37(2),73 部分画像
38,39 微細な線状パターン
40,50,60 矩形領域
51,54 プロセス情報
52,53,55,56 ダミーパターン
61〜64 露光条件の検査用マーク

Claims (7)

  1. 2つのパターンの位置ずれ検出に用いられるマークであって、
    前記2つのパターンのうち一方の基準位置を示す第1マークと、前記2つのパターンのうち他方の基準位置を示す第2マークとを含み、
    前記第1マークは、第1の線状パターンと該線状パターンに垂直な第2の線状パターンとが十字形状に配置され、
    前記第2マークは、第3の線状パターンと前記第3の線状パターンに垂直な第4の線状パターンとが十字形状に配置され、
    前記第1マークと前記第2マークは、前記2つのパターンの位置ずれが無いときに、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンの直線方向が一致し、かつ、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンの直線方向が一致し、
    前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンは、長手方向の両端間の長さが互いに異なり、
    前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち、前記長さの長い方の線状パターンは、前記長さの短い方の線状パターンと重ならないように、直線方向の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターンからなり、
    前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンは、長手方向の両端間の長さが互いに異なり、
    前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち、前記長さの長い方の線状パターンは、前記長さの短い方の線状パターンと重ならないように、直線方向の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターンからなる
    ことを特徴とする位置ずれ検出用マーク。
  2. 請求項1に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、
    前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの短い方の線状パターンと、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの短い方の線状パターンは、互いに交差しないように、それぞれ直線方向の一端側と他端側とに分割された2つの部分パターンからなる
    ことを特徴とする位置ずれ検出用マーク。
  3. 請求項1または請求項2に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、
    前記第1の線状パターンと前記第2の線状パターンと前記第3の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち、少なくとも1つの線状パターンは、幅方向に分割された複数本の微細な線状パターンからなる
    ことを特徴とする位置ずれ検出用マーク。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、
    前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接する矩形領域の内側で、前記第1マークと前記第2マークにより仕切られた4つの領域のうち、少なくとも1つの領域には、前記2つのパターンのうち少なくとも一方の他の基準位置を示す第3マークが含まれる
    ことを特徴とする位置ずれ検出用マーク。
  5. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、
    前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接する矩形領域の内側で、前記第1マークと前記第2マークにより仕切られた4つの領域のうち、少なくとも1つの領域には、前記2つのパターンのうち少なくとも一方の形成に関わるプロセス情報が含まれる
    ことを特徴とする位置ずれ検出用マーク。
  6. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークにおいて、
    前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに外接する矩形領域の内側で、前記第1マークと前記第2マークにより仕切られた4つの領域のうち、少なくとも1つの領域には、前記2つのパターンのうち少なくとも一方の形成に関わる露光条件の検査用マークが含まれる
    ことを特徴とする位置ずれ検出用マーク。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の位置ずれ検出用マークを用いて、前記2つのパターンの位置ずれ検出を行う方法であって、
    前記第1マークと前記第2マークの画像を取り込む第1工程と、
    取り込まれた前記画像から前記第1マークの前記第1の線状パターンと前記第2の線状パターンに関わる部分画像を切り出すと共に、前記第2マークの前記第3の線状パターンと前記第4の線状パターンに関わる部分画像を切り出す第2工程と、
    切り出された前記部分画像に基づいて、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンの直線方向の位置ずれ量を算出すると共に、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンの直線方向の位置ずれ量を算出する第3工程とを備え、
    前記第2工程では、前記第1の線状パターンと前記第3の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに関わる部分画像を切り出す際、および、前記第2の線状パターンと前記第4の線状パターンのうち前記長さの長い方の線状パターンに関わる部分画像を切り出す際、それぞれの前記部分パターンごとに個別に前記部分画像を切り出す
    ことを特徴とする位置ずれ検出方法。
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