JP2005347277A - 高周波熱プラズマ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラズマトーチの失火のおそれなしに温度の低い均一温度領域の広いプラズマフレームが得られる高周波熱プラズマ装置。
【解決手段】 第1プラズマ1を発生する第1トーチ11と第2プラズマ2を発生する第2トーチ21の2段トーチ(石英管)10を備える。ガス放出によりプラズマフレームを拡散する拡散ガス放出部33と、フレームを衝突させて拡散する緩衝ブロック34を備えたプラズマフレーム拡散手段31をプラズマフレーム中に設けて、プラズマフレームを拡散してプラズマフレームの温度を低下させ均一温度の範囲を広くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱プラズマ加熱により物質の熱化学合成をしたり、粒体を加熱溶融して球状化処理したり、あるいは表面物質を溶融化してコーティングするなどの材料、物質を加熱処理する高周波熱プラズマ装置に関するものである。
1200Kを超える高温が必要な化学物質の熱合成や、化学物質を溶融球状化して球状粉末を得るためなどに熱プラズマによる加熱処理装置が使用される。このような高周波熱プラズマによる加熱は、高温度が容易に得られて、物質の汚染がない点で有利であり、物質の熱合成や粉末の球状化の加熱方法として望ましい。
上記の熱合成の際に温度が低すぎると反応速度が低下し、あまり温度が高すぎると再分解して所要の組成の生成物が得られない。また、前記原料粒体を熱プラズマにより加熱溶融して球体とする場合には、加熱温度が物質の融点より低いと溶解しないために球状化せず、加熱温度が沸点より高すぎると成分が蒸発して原料粒体と異なる構造または組成になってしまうという問題点がある。したがって、熱プラズマにより加熱処理する場合には熱プラズマにおける加熱部の温度を一定に保持する必要がある。とくに融点温度が高く融点と沸点の温度差が少ない物質の場合には高温でかつ狭い温度範囲で管理することが要求される。
そのために、特許文献1のような2段プラズマなどが使用されている。
特開平6−287012号公報
しかしながら、高周波熱プラズマの温度はプラズマフレームの渦流中心の温度が10,000Kにも達し、高周波熱プラズマによる直接加熱方式ではプラズマフレームが超高温で温度均一領域が狭いために、融点の低い複合材料や金属間化合物では温度が高すぎて分解を生じ、原料粒体と同じ特性が得られなくなるという問題点がある。また、低融点物質の球状化の場合にはプラズマの温度が高すぎて超微粒子が多量に発生し、所要の粒度の球状粒子の収率が低下するほか、超微粒子の分級を要しコスト増となるのみでなく分級が不可能な場合も生ずる。
一方、プラズマの渦流中心の温度を下げればプラズマフレーム中の所要温度領域が広くなるが、プラズマの温度を下げすぎると失火するなどプラズマフレームが不安定になるという問題点がある。そのためプラズマ加熱には、必要な処理温度を得るための温度コントロールが難しく局部加熱されて均一な加熱が困難であるという問題点がある。
そこで本発明は、プラズマトーチにおいてプラズマの失火を防止しながら反応に必要な加熱温度までフレームの温度を下げて均一な温度領域を拡大し、物質熱合成や球状化などに使用する場合に安定したプラズマフレームが得られる高周波熱プラズマ装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために本発明の高周波熱プラズマ装置は、被処理物質を加熱処理する高周波熱プラズマ装置において、ガス放出によりプラズマフレームを拡散する拡散ガス放出部又は/及び該フレームを衝突させて拡散する緩衝ブロックを備えたプラズマフレーム拡散手段がプラズマフレーム中に設けられたことを特徴とするものである。
前記拡散手段は前記拡散ガス放出部と緩衝ブロックとが一体に形成され、プラズマ加熱部に原料を投入する原料投入管に設けられることが望ましい。
このように、プラズマフレーム中を貫通する原料投入管に拡散ガス放出部を設けて、フレーム中心の拡散ガス放出部から拡散ガスを放出することにより、プラズマフレームの温度が下がり、かつフレームが拡散されて均一温度の領域が広くなり物質の加熱が容易になる。また、緩衝ブロックを設けることにより、流出するプラズマフレームが緩衝ブロックに衝突してフレームの流れが拡散されてフレームの温度が均一になる。この緩衝ブロックはプラズマフレームが衝突して流れが乱れる形状であれば、どのようなものでも良いが、拡散ガス放出部と一体にすることが簡易である。また、拡散ガス放出部と緩衝ブロックはいずれか一方の設置でも効果があるが、両者を併用すれば一層効果が向上する。
また、本発明の高周波熱プラズマ装置は、プラズマフレームの流れを分散させる複数のフレーム通過孔が設けられた孔付部材からなる拡散手段がプラズマフレームの流路の途中に配設されたことを特徴とするものである。このようにすると、孔付部材に衝突したプラズマフレームは、複数のフレーム通過孔を分散して通過し、フレームが拡散されるのでフレーム温度を均一にすることができる。
また、前記プラズマフレームを発生するトーチは、プラズマフレーム径の小さい第1プラズマを発生する第1トーチとフレーム径の大きい第2プラズマを発生する第2トーチとからなり、前記拡散手段は前記第2トーチに設けられることが望ましく、前記第1トーチのフレームと第2トーチのフレームが繋がっていることが望ましい。
従来の高周波熱プラズマ装置は、図4に示すように石英管5の内部にプラズマガスを流しながら外周に巻かれた誘導加熱コイル6に高周波電流を付加して熱プラズマ4を発生させる1段トーチの装置が使用されている。このような装置の熱プラズマにより被処理物質を直接加熱する場合には、熱プラズマの温度が局部的に非常に高いため、被処理物質が所定温度より過温度に加熱されるおそれがある。また、これを避けるために熱プラズマの温度を下げると失火するという使い難さがあった。
そこで本発明らは、プラズマトーチをプラズマフレーム径の小さい第1トーチとフレーム径の大きい第2トーチとの2段トーチにして、第1トーチの高温フレームを第2トーチにより拡散してプラズマフレームの均一温度の領域を広くした。また、第1トーチと第2トーチの誘導加熱コイルを直列に接続して1電源により電力を付加することにより、第1トーチのプラズマフレームと第2トーチのフレームが切れないで繋がることを見出だした。これによりフレームの拡大効果を増すことができ、プラズマトーチの失火のおそれなしに温度の低い均一温度領域の広いプラズマフレームを得ることができた。
本発明の拡散手段は、第1トーチに設けてもよいが、第2トーチに設けると一層効果が大きい。また、上記の拡散手段は、2段トーチの熱プラズマのみでなく、従来の1段トーチの熱プラズマ装置に使用しても効果があり、また、上記の拡散手段の各要素を組み合わせて採用することにより、一層プラズマフレームの拡散効果が増進される。
本発明の高周波熱プラズマ装置は、プラズマトーチの失火のおそれなしに、温度の低い均一温度領域の広いプラズマフレームを得ることができるので、従来のプラズマ装置ではできなかった組成などに変質が生じない物質のプラズマ加熱による熱合成や、収率の高い粉末の溶融球状化などのプラズマ加熱の用途が拡大される。
以下、本発明を図示の実施形態について具体的に説明する。図1は本発明第1実施形態の高周波熱プラズマ装置の断面図、図2はその拡散手段の詳細図である。図3は本発明第2実施形態の拡散手段の詳細図である。
まず図1に基づき本発明実施例1の高周波熱プラズマ装置の構成について説明する。本発明実施例1の熱プラズマによる加熱処理装置は、第1トーチ11、第1トーチ21からなる2段プラズマトーチと拡散手段31及び原料供給手段41により構成されている。
2段プラズマトーチになる水冷される二重管構造の石英管(図には一重に図示)10は、小径管12と大径管22とが連結された2段円筒になっている。小径管12と大径管22の外周には、それぞれ高周波誘導コイル(以下単にコイルという)17、18が巻かれ、コイル17、18に同方向の電流が流れるように接続部17aにより接続されている。そして、図示しない高周波電源に接続されてコイル17、18に高周波電流が付加されるようになっている。こうして小径管12が第1トーチ11を、大径管22が第2トーチ21を構成している。
小径管12の上部は水冷の(水冷は図示しない)トーチヘッド16に固定され、大径管22の下部は水冷ジャケット(水冷は図示しない)19に固定され、トーチヘッド16と水冷ジャケット19はタイバー20により締結されて、石英管10を保持している。そして水冷ジャケット19が図示しない加熱処理装置のタンクなどに装着されるようになっている。
トーチヘッド16の中心に原料供給管41を挿通した拡散手段保持管32が装着されている。拡散手段保持管32の外側に円筒状のシース管45が小径管12の内周との間に隙間を持たせて設けられトーチヘッド16に固定されている。
トーチヘッド16にコアガス供給管13、クーリングガス供給管14、拡散ガス供給管15が設けられ、コアガス供給管13から拡散手段保持管32とトーチヘッド16の中心孔との隙間を通してコアガスが供給され、クーリングガス供給管14からシース管45と小径管12との隙間を通してクーリングガスが供給され、拡散ガス供給管15から拡散手段保持管32の内部に拡散ガスが供給される。これらのガスは、目的に応じて適切な種類のガスが選択される。
上記構成の石英管(プラズマトーチ)10に、コアガス、クーリングガス供給管13、14からガスを流入しながらコイル17、18に高周波電力を掛けると図の鎖線で示すように小径管12の第1プラズマ1と大径管22の第2プラズマ2の2段プラズマが発生し、大径管22の下部側から噴出する。
この際に、小径管12と大径管22のコイル17、18は連結されて1電源により加熱され、図の鎖線で示すような形の第1プラズマと第2プラズマが切れることなく繋がることに本発明の特徴がある。
次に図1及び2により拡散手段31について詳細説明する。拡散手段31は、第2トーチのプラズマフレーム2中に配設され、拡散手段保持管32と拡散ガス放出部33とにより構成され、拡散ガス放出部33の外形が緩衝ブロック34を構成している。拡散手段保持管32の内部に原料供給管41が挿通され、拡散手段保持管32の一端がトーチヘッド16に支持されている。
拡散ガス放出部33は拡散手段保持管32の他端が膨らんだ形状をなし外周に複数の放射状ガス孔33aが設けられ、拡散手段保持管32の内周と原料供給管41との隙間から拡散ガス供給管を通じて供給される拡散ガスを放射方向に放出するようになっている。これによって、プラズマフレームは温度が低下するとともに拡散されて均一温度領域が広くなる。
拡散ガス放出部33の形状の詳細を図2に示す。拡散ガス放出部33の外形は肩を張った円筒状をなし、プラズマフレームをこの肩部に衝突させて拡散する緩衝ブロックを構成している。これにより、図2に示すようにプラズマフレームが拡がって拡散され、前述の拡散ガス放出部33の効果を一層助長する。
拡散手段保持管32の内部に挿通された原料供給管41は中空パイプをなし、図示しないホッパーに装入された原料粉末を一端41aからキャリヤガスにより第2プラズマフレーム2中に供給する。
上記実施例1の構成の高周波熱プラズマ装置の動作について説明する。まずコアガス、クーリングガス供給管13、14からAr,H2 などのガスを供給しながらコイル17、18に高周波電流を付加すると図1の鎖線で示すように第1、第2プラズマが発生する。このとき、第1プラズマの中心部は10,000Kもの超高温になり中心と外周の温度差が大きい。本発明の装置では、この第1プラズマが第2プラズマと繋がり、第2プラズマはコイル18の位置で拡大されるので、第2プラズマでは温度がやや低下し均一温度領域も広くなる。
第2プラズマフレームは、緩衝ブロック34に衝突して拡散されるので、フレーム温度の均一領域がさらに広くなる。また、拡散ガス供給管15から拡散ガスが供給され、拡散手段31の拡散ガス放出部33から第2プラズマ2のフレーム中にガスを放出されるので、プラズマフレームの温度が低下するとともに、均一温度領域が一層が広くなる。
この状態で原料供給管41からキャリヤガスとともに原料粉末をプラズマフレーム中に供給することにより、物質の熱合成や粉末の溶融球状化が行われる。本発明の高周波熱プラズマ装置は、所要の温度の均一温度領域の広いプラズマフレームが得られるので、加熱温度が高すぎて物質が再分解したり、温度が沸点より高すぎて異なる組成になったりすることなく、熱合成や溶融球状化を行うことができる。
上記構成の本発明の高周波熱プラズマ装置と図4に示す従来の高周波熱プラズマ装置を用いてAlPO4 材料の溶融球状化を行った。その結果を図5〜10に示す。図5はプラズマ条件を示す図、図6は原料のAlPO4 のX線回折パターン、図7は従来装置で球状化した球状粉末のX線回折パターン、図8は本発明装置で球状化した球状粉末のX線回折パターンを示す。また、図9及び図10は、それぞれ従来装置と本発明装置で球状化した球状粉末のSEM写真である。
図5に示すようにプラズマ条件は従来装置、本発明装置ともほぼ同一であるが、入力電力は従来装置は10kWに対し本発明装置は20kWと2倍の入力をかけて加熱処理能力を増加させた。
図9及び図10のSEM写真に見られるように従来装置、本発明装置ともに良好な球状体が得られた。しかし、X線回折パターンを見ると、図7の原料のパターンはAlPO4 の回折線を示しているが、図7の従来装置で球状化した粉末のパターンはAl2 3 のパターンを示している。すなわち、従来装置ではプラズマ温度が高温過ぎてAlPO4 がAl2 3 に分解してしまったことを示す。これに対し、図8の本発明の装置により球状化した粉末のパターンは原料と同じAlPO4 のパターンを示している。これは、本発明の装置では、従来装置より2倍の電力を入力して加熱能力を増したにもかかわらず、プラズマ温度は低下して均一温度領域が広くなったため、粒子の組成の変化を生じない適正な温度で球状化されたことを示すものである。
このように本発明の高周波熱プラズマ装置によれば、従来のプラズマ装置では組成の変化なしに球状化できなかった物質の球状化が能率良く可能になる。
また、Nb・Al系金属材料について、上記構成の本発明の高周波熱プラズマ装置と図4に示す従来の高周波熱プラズマ装置を用いて溶融球状化を行った。その結果は、従来の高周波熱プラズマ装置によって球状化した場合は球状粉末の収率が30%であったが、本発明の装置を使用した場合は85%の収率が得られた。
次に実施例2の拡散手段について説明する。図3は実施例2の拡散手段の概念図である。実施例2の拡散手段はプラズマフレームの流路に孔付部材35を設けたものである。孔付部材35は、図のようにプラズマフレームが通過する多数の貫通孔35aが設けられた円板からなる。これをプラズマフレームの流路に配設すると、プラズマフレームが貫通孔を通過する際に拡散されて渦流が生ずるのでフレーム断面の温度が均一になる。貫通孔35aは、図に示すように螺旋状に設けることが拡散効果を増すために望ましい。
上記実施例1、2の拡散手段は、2段プラズマのみでなく従来の1段プラズマに使用しても効果が得られる。
以上述べたように、本発明実施形態の高周波熱プラズマ装置は、プラズマフレームを拡散させる拡散手段が設けられているので、プラズマフレームの温度が下がり、かつフレームの均一温度領域が広くなって物質加熱の取り扱いが容易になる。
この拡散手段として、緩衝ブロックを設けてプラズマフレームを衝突させて拡散し、拡散ガス放出部を設けてプラズマフレームをガスにより拡散するので、フレームの温度を低下させるとともに均一温度領域を拡大する。
また、拡散手段には、フレーム通過孔を設けた孔付部材をプラズマフレームの流路の途中に配設してプラズマフレームの流れを分散させても良い。
また、本発明実施形態の高周波熱プラズマ装置は第1プラズマを発生する第1トーチと第2プラズマを発生する第2トーチの2段トーチを備えて、第1プラズマと第2プラズマのフレームが繋がっているので、第2プラズマの拡大効果を増し、プラズマフレームの十分な拡大効果が得られる。そして、プラズマフレームの局部の超高温部の温度を低下し、プラズマトーチの失火のおそれなしに温度の低い均一温度領域の広いプラズマフレームを得ることができる。これにより、プラズマフレームで直接物質を加熱する場合に熱プラズマの温度が局部的に高すぎて過温度に加熱されることが防止される。
以上説明したように、本発明の高周波熱プラズマ装置によれば、プラズマトーチの失火のおそれなしに、温度の低い均一温度領域の広いプラズマフレームを得ることができるので、従来のプラズマ装置ではできなかった組成などに変質が生じない物質のプラズマ加熱による熱合成や、収率の高い粉末の溶融球状化などのプラズマ加熱の産業上の用途が拡大される。
本発明実施例1の高周波熱プラズマ装置の断面図 図1の拡散手段の詳細を示す詳細図 本発明実施例2の拡散手段の1例を示す詳細図 従来の1段プラズマの説明図 本発明の高周波熱プラズマ装置と従来のプラズマ装置とによる球状化実験のプラズマ条件を示す図 本発明実施形態の原料のX線回折パターンを示す図 従来のプラズマ装置により球状化した粉末のX線回折パターンを示す図 本発明の高周波熱プラズマ装置により球状化した粉末のX線回折パターンを示す図 従来のプラズマ装置により球状化した粉末のSEM写真 本発明の高周波熱プラズマ装置により球状化した粉末のSEM写真
符号の説明
1 第1プラズマフレーム、2 第2プラズマフレーム、4 熱プラズマ、5 石英管、6 誘導加熱コイル、10 石英管(プラズマトーチ)、11 第1トーチ、12 小径管、13 コアガス供給管、14 クーリングガス供給管、15 拡散ガス供給管、16 トーチヘッド、17 高周波誘導コイル、18 高周波誘導コイル、19 水冷ジャケット、20 タイバー、21 第2トーチ、22 大径管、31 拡散手段、32 拡散手段保持管、33 拡散ガス放出部、34 緩衝ブロック、35 孔付部材、41 原料供給管

Claims (5)

  1. 被処理物質を加熱処理する高周波熱プラズマ装置において、ガス放出によりプラズマフレームを拡散する拡散ガス放出部又は/及びプラズマフレームを衝突させて拡散する緩衝ブロックを備えたプラズマフレーム拡散手段がプラズマフレーム中に設けられたことを特徴とする高周波熱プラズマ装置。
  2. 前記拡散ガス放出部と緩衝ブロックとが一体に形成された拡散手段がプラズマ加熱部に原料を投入する原料投入管に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の高周波熱プラズマ装置。
  3. プラズマフレームの流れを分散させる複数のフレーム通過孔が設けられた孔付部材からなる拡散手段がプラズマフレームの流路の途中に配設されたことを特徴とする高周波熱プラズマ装置。
  4. 前記プラズマフレームを発生するトーチは、プラズマフレーム径の小さい第1プラズマを発生する第1トーチとフレーム径の大きい第2プラズマを発生する第2トーチとからなり、前記拡散手段は前記第2トーチに設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の高周波熱プラズマ装置。
  5. 前記第1トーチのフレームと第2トーチのフレームが繋がっていることを特徴とする請求項4に記載の高周波熱プラズマ装置。
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