JP2005347023A - プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 アドレス駆動電圧を低減したPDP装置の実現。
【解決手段】 前面基板1に平行に配置された走査電極12及び維持電極11と、直交する方向で背面基板2に配置されたアドレス電極15と、アドレス電極を被覆する誘電体層16とを備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、背面基板2の誘電体層16の上に設けられ、アドレス電極15とは誘電体層16を挟んで電気的に絶縁されたフローティング電極18を備え、基板に平行な面に垂直に投影した時に、フローティング電極18は、少なくとも一部が走査電極12に重なり、アドレス電極15とは重ならない形状を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのディスプレイ装置、平面型テレビジョン、広告や情報などの表示用プラズマディスプレイに使用されるAC型プラズマディスプレイパネル(PDP)及びAC型プラズマディスプレイ装置(PDP装置)に関する。
従来のAC型カラーPDPは、前面基板に走査電極と維持電極を、背面基板側にアドレス電極を設ける3電極方式が多く使用されている。PDPの構造については、特許文献1などに記載され、広く知られているので、ここでは詳細な説明は省略する。
この方式のPDPにおいて、電極間の放電電圧は電極間の距離と放電ガスの組成及び圧力でなどで決まる。PDPにおいて放電電圧を下げることは回路負荷を少なくすると共に、電力を低減することができるため、大きな課題となっている。
この課題を解決するために様々な構造が提案されている。特許文献2は、アドレス電極の上の誘電体層に、アドレス電極に対向するように電極(フローティング電極)を設けることでアドレス放電の際の印加電圧を下げる構造を記載している。
図1は、特許文献2に記載されたPDPの背面基板側の構造の断面を示すと共に、アドレス動作時のアドレス電極近傍における壁電荷の蓄積の概念を説明する図である。図1に示すように、背面基板2の上には、複数本のアドレス電極15が互いに平行に配置され、更にアドレス電極15を覆うように誘電体層16が設けられる。更に、誘電体層16の上のアドレス電極15と対向する部分にフローティング電極20を設け、アドレス電極15の間の部分に隔壁17を設け、紫外線により励起されて赤(R)、緑(G)及び青(B)の可視光を発生する蛍光体19を、誘電体層16の上及び隔壁17の側面にフローティング電極20を覆うように塗布する。この構成により、維持電極と走査電極間の電界が歪んで局所的に電界が強くなり、アドレス期間にアドレス電極に印加する電圧を低下させることが可能になる。また、図示のように、背面基板側に壁電荷26が蓄積される場合、この構成では、フローティング電極20の近傍、すなわちセルの中央に集中的に蓄積されると考えられる。
特許文献2は、各種の形状のフローティング電極を記載しているが、記載されている例は、すべて誘電体層を挟んでアドレス電極に対向する部分を含む例である。
特開平9−160525号公報 特開2003−331731号公報
特許文献2は、リセット期間において高い電圧の矩形波パルスを印加し、すべてのセルにおいてパルスの立ち上がり、立下りで放電が発生し、セル内の壁電荷を調整する駆動方式を記載している。この駆動方式では、パルスの立下りの放電は電圧を印加せず、セル内に蓄積した壁電荷のみで放電を起こしており、壁電荷はこの放電の後ほぼ消去される。一方、リセット期間に各電極に壁電荷を形成し、この壁電荷を利用してアドレス期間に印加する電圧を低減する駆動方式がある。この駆動方式を行う場合、特にアドレス電極と走査電極の面積が大きくして蓄積する壁電荷量を大きくすることが必要になる。しかし、特許文献2に記載された構造は、壁電荷がセルの中央に集中するため、このような駆動方式を使用するのが難しく、アドレス期間に印加する電圧を十分に低減できないという問題がある。
また、図2に示すように、背面基板2側の誘電体層16は、不要に蓄積した電荷を逃がすために、導電体粒子25を加えて誘電体層16内に分散させている。しかし、特許文献2に記載された構造では、アドレス電極15対向してフローティング電極20が設けられるため、図2において円で示す部分のように、この導電体粒子25が連鎖してアドレス電極15とフローティング電極20を短絡する恐れがある。
本願発明は、このような問題を解決して、アドレス期間にアドレス電極と走査電極間に印加する電圧より一層低減すると共に、安定して信頼性の高い動作が可能なプラズマディスプレイパネル(PDP)及びそれを使用したプラズマディスプレイ装置(PDP装置)を実現することを目的とする。
上記目的を実現するため、本発明のプラズマディスプレイパネル(PDP)は、特許文献2と同様に背面基板の誘電体層上にフローティング電極を設けるが、その形状を、前面基板及び背面基板に垂直な方向から見た時に、少なくとも一部が走査電極に重なり、アドレス電極とは重ならない形状にすることを特徴とする。
すなわち、本発明のプラズマディスプレイパネル(PDP)は、前面基板に平行に配置された走査電極及び維持電極と、前記走査電極及び維持電極に直交する方向で背面基板に配置されたアドレス電極と、前記アドレス電極を被覆する誘電体層とを備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、前記背面基板の前記誘電体層の上に設けられ、前記アドレス電極とは前記誘電体層を挟んで電気的に絶縁されたフローティング電極を備え、前記前面基板及び背面基板に平行な面に垂直に投影した時に、前記フローティング電極は、少なくとも一部が前記走査電極に重なり、前記アドレス電極とは重ならない形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、フローティング電極はアドレス電極と誘電体層を挟んで対向しないので、導電体粒子によるフローティング電極とアドレス電極間の短絡(ショート)が防止できる。更に、本発明によれば、フローティング電極はアドレス電極に対向しない位置に設けられるので、背面基板側に壁電荷を蓄積する場合、セル内の広い面積に渡って蓄積される。そのため、リセット期間に多くの壁電荷を蓄積して、アドレス期間に印加する駆動電圧を低くできる。
リセット期間に壁電荷を蓄積するには、走査電極側を陽極、アドレス電極側を陰極として電荷を形成する工程と、走査電極側を陰極、アドレス電極側を陽極として前の工程で形成された電荷の量を調整する工程を有する駆動を行う。
本発明によれば、アドレス電極側(背面基板側)に蓄積する壁電荷を増やして、アドレス期間の駆動電圧を低減することができる上に、フローティング電極とアドレス電極の短絡を防止して、蓄積した壁電荷が減少することを防止することができる。
以下、図3から図11を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に述べる実施例は、本発明を特許文献1に記載されたALIS方式のPDP装置に適用した例である。ALIS方式のPDP装置の詳細な構成は特許文献1に記載されているので、ここではALIS方式についての説明は省略し、本発明に直接関係する部分のみを説明する。なお、本発明はこれに限定されず、通常の方式のPDP装置にも適用可能である。
図3は本発明の第1実施例のPDPのパネル構造の一例を示す分解斜視図である。前面板1には繰り返し放電を行なう維持電極11、走査電極12が平行に交互に配置されている。この電極群は誘電体層13で覆われており、さらに誘電体層13の表面はMgO等の保護層14で覆われている。背面板2には、維持電極11及び走査電極12に対してほぼ垂直方向に伸びるアドレス電極15が平行に配置されており、アドレス電極15はさらに誘電体層16で覆われている。誘電体層16の上のアドレス電極15の間には隔壁17が配置され、列方向のセルを区分けしている。さらに誘電体層16の上のアドレス電極15とは対向しない領域にフローティング電極18が設けられている。また、誘電体層16の表面及び隔壁17の側面には、紫外線により励起されて赤(R),緑(G),青(B)の可視光を発生する蛍光体19が、フローティング電極18を覆うように塗布されている。この前面板1と背面板2を保護層14と隔壁17が接するように貼り合わせて、Ne−Xe等の放電ガスを封入し、パネルを構成している。
この構造において、走査電極12は両側に位置する維持電極11との間で選択的に繰り返し放電を行なう。従って、維持電極11も両側に位置する走査電極12(一部図示せず)との間で選択的に繰り返し放電を行なうことになる。
次に、図4を参照して本発明のPDPのセル構造を説明する。図4はセルの平面図であり、セルにおける電極等の形状を示す。維持電極11と走査電極12にはそれぞれ、T字型の光透過性電極21、22が接続されている。ALIS方式では、維持電極11と走査電極12のすべての間で表示ラインが形成されるので、図示のように、維持電極11の両側に光透過性電極21が設けられ、走査電極12の両側に光透過性電極22が設けられる。フローティング電極18は、走査電極12の光透過性電極22と対向する領域を含み且つアドレス電極15とは対向しない領域に設けられている。なお、フローティング電極18は走査電極12の光透過性電極22と対向する領域のみに設けられており、維持電極11の光透過性電極21に対向する領域には設けられていない。
図5は、本実施例のパネルのフローティング電極18を含む横方向の断面図であり、図3及び図4と同じ構成要素については同じ番号を付しており、説明を省略する。図5から明らかなように、フローティング電極18は誘電体層16を挟んでアドレス電極15とは電気的に絶縁されており、且つ、対向しない領域に設置されている。
次に本発明のセル構造の特徴を説明する。前述のように、多くの場合、誘電体層16には背面基板側に蓄積する過剰な電荷を消去するため、導電体粒子25が入れられている。図2を参照して説明したように、特許文献2に記載されたセル構造では、アドレス電極15に対向する領域にフローティング電極20が設けられており、複数の導電体粒子25が重なって、アドレス電極15とフローティング電極20が短絡し、フローティング電極20近傍に蓄積した壁電荷を消滅させてしまう恐れがある。
図6は第1実施例のセル構造の断面図で、アドレス電極15側の状態を示す図である。第1実施例では、アドレス電極15に対向しない領域にフローティング電極18が設けられているので、図中、○内に示すように、複数の導電体粒子25が重なっても、アドレス電極15とフローティング電極18が短絡する恐れは少なく、フローティング電極18近傍に蓄積した壁電荷も保持される。
図7は第1実施例のセル構造でのアドレス電極近傍の壁電荷の蓄積を示す概念図である。図1で説明したように、特許文献1に記載されたセル構造では、壁電荷はアドレス電極の直ぐ上にあるフローティング電極近傍に集中して蓄積するため、壁電荷が蓄積される部分の面積が小さい。これに対して、第1実施例のセル構造ではフローティング電極はアドレス電極の直ぐ上でなく、その両側にあるので、アドレス電極及びフローティング電極の近傍に広く電荷が蓄積するため、蓄積電荷の分布は走査電極と対向する領域に広く広がり、壁電荷が蓄積される部分の面積が大きくなる。以上のように、第1実施例ではアドレス電極側に蓄積する壁電荷を増やして、アドレスの駆動電圧を低減することができる上に、フローティング電極とアドレス電極の短絡を防止して、蓄積した壁電荷が減少することを防止することができる。
本実施例のPDP装置の全体構成を説明する。図8は、第1実施例のPDP装置の全体構成を示す図であり、上記のPDPパネル30とその駆動回路を示す。図8においてPDPパネル30の維持電極11、走査電極12とアドレス電極15はそれぞれX駆動回路31、Y駆動回路32、アドレス駆動回路33に接続されている。X駆動回路31、Y駆動回路32及びアドレス駆動回路33は、制御回路34により制御され、各回路には電源回路35から電力が供給される。
次に、第1実施例における奇数フィールドの駆動波形を図9に示す。X1、Y1、X2、Y2及びAは、1サブフィールドにおいて、奇数番目の維持電極、奇数番目の走査電極、偶数番目の維持電極、偶数番目の走査電極及びアドレス電極に印加する駆動波形を示している。
まず、リセット期間においては、直前の維持放電でセル内に形成された電荷を消去するため、維持電極にX消去鈍波40、60が、走査電極にY消去電圧50、70が印加される。維持電極に印加されるX消去鈍波40お及び60は走査電極に印加されるY消去電圧50及び70とで直前の維持放電で放電が発生し、セル内に電荷が形成されたセルでのみ微弱な放電を繰返し発生させてセル内の電荷を消去する。この時、維持放電の最後で形成されている電荷の極性は維持電極の近傍が(−)の電荷、走査電極の近傍が(+)の電荷であり、印加される電圧に加算されて放電が発生する。従って、電荷がないセルではこの放電は発生しない。
続いて全セルに電荷を形成するため、走査電極にY書き込み鈍波51、71が、維持電極にX電圧41、61が印加される。走査電極に印加されるY書き込み鈍波51と71は維持電極に印加されるX電圧41、61とで微弱な放電を繰返し発生させてセル内に電荷を形成する。この際、維持電極と走査電極間の電位差は十分大きいため、全てのセルにおいてこの放電が発生し、走査電極の近傍には(−)の電荷、維持電極の近傍には(+)の電荷を形成する。
さらに続いてセル内に形成された電荷を必要量残して消去するため、走査電極にY補償鈍波52、72が、維持電極にX補償電圧42、62が印加される。走査電極に印加されるY補償鈍波52と72は維持電極に印加されるX補償電圧42、62とで微弱な放電を繰返し発生させて、セル内に形成された電荷を必要量残して消去する。以上のようにして、各セルに所定量の電荷が蓄積された状態になる。この際、Y補償鈍波52と72の到達電位は走査パルス53、74の電位よりも小さく、残った電荷はアドレス放電時の印加電圧に加算され、アドレス放電の確実な実行を補助する。
次のアドレス期間は、前半部と後半部に分かれる。前半部においては、偶数維持電極X2と偶数走査電極Y2に0Vを印加し、奇数維持電極X1にX電圧43を印加した状態で、奇数走査電極に位置を変えながら順次スキャンパルス53を印加し、スキャンパルス53の印加に同期してアドレス電極Aにアドレスパルス80を印加する。これにより、スキャンパルス53とアドレスパルス80が同時に印加されたセルでアドレス放電が発生し、表示するセルが選択される。選択されたセルでは、アドレス放電により次の維持放電を発生させるための壁電荷が蓄積される。後半部においては、奇数維持電極X1と奇数走査電極Y1に0Vを印加し、偶数維持電極X2にX電圧64を印加した状態で、偶数走査電極に位置を変えながら順次スキャンパルス74を印加し、スキャンパルス74の印加に同期してアドレス電極Aにアドレスパルス81を印加する。これにより、スキャンパルス74とアドレスパルス81が同時に印加されたセルでアドレス放電が発生し、表示するセルが選択される。選択されたセルでは、アドレス放電により次の維持放電を発生させるための壁電荷が蓄積される。
続いてサステイン期間には、奇数維持電極X1と奇数走査電極Y1に第1奇数サステインパルス45、55がそれぞれ印加され、X1電極とY1電極の間でアドレス放電の発生した奇数行セルで1回目の維持放電が発生する。次に、偶数維持電極X2と偶数走査電極Y2に第1偶数サステインパルス65、75がそれぞれ印加され、X2電極とY2電極の間でアドレス放電の発生した偶数行セルで1回目の維持放電が発生する。更に、X1とY1に電荷の極性合わせパルス46、56が印加され、奇数行と偶数行の放電セルの極性を同一にした後、X1、Y1、X2及びY2に繰り返しサステインパルス47、57、66、76、48、58、67、77が印加され、維持放電が発生する。これらのパルスは極性を変えながら交互に印加される。最後に、偶数維持電極X1と偶数Y電極Y2に放電回数の合わせパルス68、78が印加される。
以上、第1実施例における奇数フィールドの駆動波形を説明した。偶数フィールドの駆動波形は、奇数フィールドの駆動波形において、奇数維持電極X1と偶数維持電極X2の波形を入れ替えた波形を有し、詳細な説明は特許文献1などに記載されているので、ここでは説明を省略する。
図10は、本発明の第2実施例の電極形状を示す図である。図10は、第1実施例の図4に対応し、第2実施例のPDP装置の他の部分は、第1実施例と同じである。
図10に示すように、第2実施例の電極形状においては、フローティング電極18は2つの光透過性電極22と対向する領域だけではなく、それ以外のアドレス電極15と対向しない領域にも広がっており、隣接する2つのセルのフローティング電極がつながって1つになっている。
図11は、本発明の第3実施例の電極形状を示す図である。図11は、第1実施例の図4に対応し、第3実施例のPDP装置の他の部分は、第1実施例と同じである。
図11に示すように、第3実施例の電極形状においては、光透過性電極21、22を短冊型の電極とし、フローティング電極18はこの短冊型光透過性電極22と一部対向し、更にアドレス電極15と対向しない領域にも広がっている。
図12は、本発明の第4実施例の背面基板側の構造を示す断面図である。図12は、第1実施例の図5に対応し、第4実施例のPDP装置の他の部分は、第1実施例と同じである。
図12に示すように、第4実施例の背面基板においては、誘電体層16の上に設けられたフローティング電極18を被覆するように更に誘電体層20が設けられ、その上に隔壁17と蛍光体層19が設けられる。
なお、上記の実施例は一例であり、フローティング電極と、光透過性電極の形状は各種の変形例が可能であり、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明によれば、アドレス電極側に蓄積する壁電荷を増やすことができると共に、蓄積した壁電荷が減少しないので、アドレス動作の駆動電圧を低減することができ、回路コストを低減できる。これにより、表示品質の良好なPDP装置を、低コストで実現できる。
従来例の背面基板側の構造と動作中の電荷の蓄積状態を示す図である。 従来例の問題点を説明する図である。 第1実施例のPDPの構造を示す斜視図である。 第1実施例のPDPの電極形状を示す図である。 第1実施例の背面基板側の構造を示す図である。 第1実施例の背面基板側の状態を示す図である。 第1実施例のセル構造における動作中の電荷の蓄積状態を示す図である。 第1実施例のPDP装置の全体構成を示す図である。 第1実施例のPDP装置の駆動波形(奇数フィールド)を示す図である。 本発明の第2実施例のPDPの電極形状を示す図である。 本発明の第3実施例のPDPの電極形状を示す図である。 本発明の第4実施例のPDPの背面基板側の構造を示す図である。
符号の説明
1…前面基板
2…背面基板
11…維持(X)電極
12…走査(Y)電極
15…アドレス(A)電極
16…誘電体層
17…隔壁
18…フローティング電極
21、22…光透過性電極
25…導電性粒子

Claims (6)

  1. 前面基板に平行に配置された走査電極及び維持電極と、前記走査電極及び維持電極に直交する方向で背面基板に配置されたアドレス電極と、前記アドレス電極を被覆する誘電体層とを備えるプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記背面基板の前記誘電体層の上に設けられ、前記アドレス電極とは前記誘電体層を挟んで電気的に絶縁されたフローティング電極を備え、
    前記前面基板及び背面基板に平行な面に垂直に投影した時に、前記フローティング電極は、少なくとも一部が前記走査電極に重なり、前記アドレス電極とは重ならない形状を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記背面基板に設けた前記誘電体層は、大きさが当該誘電体層の厚さよりも小さい導電性粒子が分散されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネルを有し、
    前記アドレス電極と前記走査電極の間でのアドレス放電により発光セルを規定するアドレス期間と、前記走査電極及び維持電極で繰り返し放電を行ない、セルを発光させる表示期間と、セル内の電荷量を調整するリセット期間とを備えるAC型のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記リセット期間においては、前記アドレス期間に前記走査電極と前記アドレス電極間に印加する電圧の絶対値を増加させる極性の電荷が、前記走査電極、前記アドレス電極、及び前記フローティング電極近傍に形成される請求項3に記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記リセット期間では走査電極側を陽極、アドレス電極側を陰極として電荷を形成する工程と走査電極側を陰極、アドレス電極側を陽極として前記工程で形成された電荷の量を調整する工程を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記フローティング電極は、少なくとも一部が誘電体層で被覆されている請求項1から5のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
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