JP2005346799A - 複合情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コピーガード情報が記録されていないDVDであってもダビングを不可能にする複合情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】 複合情報記録再生装置は、光ディスクに記録されている情報を再生する光ディスク再生部2と、磁気テープに情報を記録するVCR記録再生部3と、光ディスク再生部2の映像信号、音声信号出力部と、VCR記録再生部3の映像信号、音声信号入力部との間に直列接続されたスイッチ回路4と、これらを制御するマイコン1とを備える。マイコン1は、光ディスク再生部2に装着された光ディスクがDVDであると識別すると、スイッチ回路4にスイッチOFF制御信号を出力する。スイッチ回路4は、このスイッチOFF制御信号に基づいて、光ディスク再生部2の映像信号、音声信号出力部と、VCR記録再生部3の映像信号、音声信号入力部との間を電気的に切断する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、DVD等の光ディスクの再生機能と、VCR等の磁気テープの記録再生機能とを単一の筐体内に備える複合情報記録再生装置に関するものである。
従来、DVD等の光ディスクの情報を再生する光ディスク装置と、VCR等の磁気テープへの情報記録や情報再生を行う磁気テープ記録再生装置と、単一の筐体に一体に配置した複合情報記録再生装置が各種考案されている。
このような複合情報記録再生装置では、光ディスクに記録されている情報を再生して磁気テープに記録する操作を容易にできる機能が設けられており、これにより、ユーザは光ディスクに記録されている映像や音声を磁気テープにダビングする。しかしながら、このようなダビング処理は、個人の趣味範囲で行うことは問題ないが、商用で用いる場合には、著作権法に違反することであり、現在の光ディスク特にDVDにはコピーガード機能が設けられている。そして、このようなコピーガードを行う方法として、従来各種の方法が考案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)
特開2000−215460公報 特開2003−249010公報
ところが、殆どのDVDにはコピーガード情報が記録されているが、中には、このコピーガード情報が記録されていないものも存在する。このようなDVDは、従来の複合情報記録再生装置でダビングすることが可能であり、このDVDに関する著作権を保護することができなかった。
この発明の目的は、コピーガード情報が記録されていないDVDであってもダビングを不可能にする複合情報記録再生装置を提供することにある。
この発明は、光ディスクの再生を行う光ディスク再生手段と、磁気テープの記録再生を行う磁気テープ記録再生手段とを備え、光ディスクに記録されている情報を再生して磁気テープに記録することが可能な複合情報記録再生装置において、光ディスク再生手段から磁気テープ記録再生手段への映像信号の伝送経路と光ディスク再生手段から磁気テープ記録再生手段への音声信号の伝送経路とに形成されたスイッチ回路と、光ディスクがDVDと識別された場合にスイッチ回路に記録不能制御を行う制御手段とを備えたことを特徴としている。
この構成では、光ディスク再生手段に光ディスクが装着されて、TOC情報が読み出される際に、該光ディスクの種別が検出される。この検出された光ディスクの種別情報は、制御手段に入力される。制御手段は、入力された光ディスクの種別情報から装着された光ディスクがDVDであれば、スイッチ回路に光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とを導通する回路を切断する制御信号を出力する。スイッチ回路は、光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とを導通する回路を切断するスイッチングを行う。これにより、光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とが電気的に切断されて、光ディスクに記録されている情報が磁気テープ記録再生手段に伝送されない。
また、この発明の複合情報記録再生装置の制御手段は、記録不能制御を行う際に、光ディスク再生手段の再生動作を停止する制御を行うことを特徴としている。
この構成では、スイッチ回路で光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とを導通する回路を切断するとともに、光ディスク再生手段で再生動作が停止するので、ダビングのみを目的とした再生状態での不必要な再生動作が防止される。
また、この発明の複合情報記録再生装置の制御手段は、記録不能制御を行う際に、記録不能であることを示す表示制御を行うことを特徴としている。
この構成では、スイッチ回路で光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とを導通する回路を切断するとともに、記録不能であることが表示されるので、ユーザに光ディスクの情報を記録することができないことを認識させる。
この発明によれば、光ディスクがDVDであった場合に、光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とが電気的に切断されて、光ディスクに記録されている情報が磁気テープ記録再生手段に伝送されないので、DVDにコピーガードが備えられているかのどうかに関わらず、当該DVDに記録されている映像や音声を保護することができる。
また、この発明によれば、スイッチ回路で光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とを導通する回路を切断するとともに、光ディスク再生手段で再生動作が停止するので、ダビングのみを目的とした再生状態での不必要な再生動作を防止することができる。
また、この発明によれば、スイッチ回路で光ディスク再生手段と磁気テープ記録再生手段とを導通する回路を切断するとともに、記録不能であることを表示するので、ユーザは光ディスクの情報を記録することができないことを認識することができる。
本発明の実施形態に係る複合情報記録再生装置について図を参照して説明する。
図1は、本実施形態の複合情報記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、複合情報記録再生装置として、光ディスク−VCR複合機を例に説明する。
また、図2は、図1に示したスイッチ回路の内部ブロックを示した図であり、(a)はスイッチON状態を示し、(b)はスイッチOFF状態を示す。
図1に示すように、光ディスク−VCR複合機は、DVDやCD−ROM等に記録されている映像や音声を再生する光ディスク再生部2と、ビデオカセットの磁気テープに映像や音声記録するとともに、記録されいてる映像や音声を再生するVCR記録再生部3(本発明の「磁気テープ記録再生手段」に相当。)と、これらの部分を含む装置全体の制御を行うマイコン1(本発明の「制御手段」に相当。)とを備える。また、光ディスク−VCR複合機は、光ディスク再生部2とVCR記録再生部3との間に接続されたスイッチ回路4を備える。
光ディスク再生部2は、光ディスクから情報を読み取る光ディスク情報読取部21と、該光ディスク情報読取部21で読み取った情報を所定形式のディジタルデータに変換し、さらに映像信号および音声信号に変換する光ディスクデータ処理部22とを備える。
光ディスク情報読取部21は、光ディスクにレーザ光を照射して、光ディスクからの反射光を受光することで、光ディスクに記録されている情報を読み取り電気信号に変換する光ピックアップと、読み取った電気信号を増幅するアンプと、ステッピングモータを駆動させて光ピックアップを光ディスクの径方向に移動させるトラバース機構と、光ディスクを保持するターンテーブルを回転させるスピンドルモータと、これらモータを制御するモータドライバおよびサーボ回路とを備える。
光ディスクデータ処理部22は、光ディスク情報読取部21で読み取られた情報信号を所定のディジタルデータにデコードするデコーダと、デコードされたディジタルデータを映像信号および音声信号にエンコードするエンコーダとを備える。
VCR記録再生部3は、ビデオテープから情報を読み出すとともに、ビデオテープに情報を書き込む情報読取書込部31と、該情報読取書込部31から読み出された信号を映像信号および音声信号に変換する情報処理部32とを備える。
情報読取書込部31は、ビデオテープ11から読み取った映像および音声を読み取る再生磁気ヘッドや、ビデオテープ11への映像および音声の記録を行う記録磁気ヘッドと、ビデオテープの搬送等に用いるローディングモータ、ドラムモータ3、およびキャプスタンモータとを備える。
情報処理部32は、前記再生磁気ヘッドで読み取った映像および音声を映像信号および音声信号に変換し、入力された映像信号および音声信号を所定形式の信号に変換して前記記録磁気ヘッドに出力する映像処理部(YCA IC)33と、前記音声信号のうちHIFI音声信号のみを変換して出力するとともに、入力されたHIFI信号を所定形式の信号に変換して出力する音声処理部(HIFI IC)34とを備える。
マイコン1は、光ディスク−VCR複合機全体の制御を行うとともに、光ディスク際せ部2から出力される光ディスクの種別を識別する信号に応じて、スイッチ回路4にスイッチ制御信号を出力する。
スイッチ回路4は、光ディスク再生部2の光ディスクデータ処理部22とVCR記録再生部3の映像処理部33とを導通する回路に直列接続された映像用スイッチ回路41と、光ディスク再生部2の光ディスクデータ処理部22とVCR記録再生部3の音声処理部34とを導通する回路に直列接続された音声用スイッチ回路42とを備える。これら映像用スイッチ回路41、音声用スイッチ回路42には、スイッチ制御信号入力端子が備えられており、マイコン1から入力されるスイッチ制御信号に応じてON/OFF制御される。このようなスイッチ回路としては、例えば、FETやトランジスタを用いた回路があり、図示したように、それぞれのスイッチ回路を別体で形成してもよいし、一つのスイッチ回路ICで形成してもよい。
ここで、映像用スイッチ回路41、音声用スイッチ回路42のON状態とは、光ディスクデータ処理部22と、映像処理部33および音声処理部34とを導通させる状態を示し、OFF状態とは、光ディスクデータ処理部22と、映像処理部33および音声処理部34とを切断する状態を示す。
このような光ディスク−VCR複合機において、光ディスクに記録されている情報をビデオテープにダビングする方法について、次に説明する。
図3はダビング制御のマイコンの制御フローを示すフローチャートである。
光ディスク情報読取部21は、光ディスクが装着されると、光ディスクに記録されているTOC情報を読み取り、光ディスクデータ処理部22に出力する。光ディスクデータ処理部22は、このTOC情報から、装着されている光ディスクの種別を識別して、種別識別信号をマイコン1に出力する。
マイコン1は、入力された種別識別信号から光ディスク情報読取部21に装着されている光ディスクの種別を識別する(S1)。そして、光ディスクがDVDであれば、スイッチOFF制御信号をスイッチ回路4に出力する(S2→S3)。
スイッチ回路4はマイコン1からスイッチOFF制御信号が入力されると、映像用スイッチ回路41と音声用スイッチ回路42とをOFF状態にする。この一連の制御が本発明の「記録不能制御」に相当する。これにより、光ディスク再生部2の光ディスクデータ処理部22とVCR記録再生部3の映像処理部33と音声処理部34との間が電気的に切断される。
このような状態で、図示していないリモコン等の操作手段からダビング処理の入力がされて、マイコン1がこれを検知すると、装着された光ディスクがDVDであるためのダビングすることができない旨を示す表示データを生成して、図示しない表示部に表示する(S4)。また、マイコン1は、装着された光ディスクがDVDであると検知すると、光ディスク再生部2に再生を行わない制御を行う。光ディスク再生部2は、この制御信号に従い、光ディスク情報読取部21に装着されている光ディスクの再生を停止する。また、マイコン1は、装着された光ディスクがDVDであると検知すると、VCR記録再生部3には制御信号を出力しない。これにより、VCR記録再生部3は動作しない。
一方、マイコン1は、入力された種別識別信号から光ディスク情報読取部21に装着されている光ディスクの種別を識別して、光ディスクがDVDでなければ、すなわち、ビデオCD等であれば、スイッチON制御信号をスイッチ回路4に出力する(S2→S4)。
スイッチ回路4はマイコン1からスイッチON制御信号が入力されると、映像用スイッチ回路41と音声用スイッチ回路42とをON状態にする。これにより、光ディスク再生部2の光ディスクデータ処理部22とVCR記録再生部3の映像処理部33と音声処理部34との間が導通される。
このような状態で、図示していないリモコン等の操作手段からダビング処理の入力がされて、マイコン1がこれを検知すると、以下に示す記録制御(ダビング制御)を行う(S6)。
具体的には、マイコン1は、装着されている光ディスクの情報を再生する制御を光ディスク再生部2に行うとともに、ビデオテープへ情報を記録する制御をVCR記録再生部3に行う。
光ディスク再生部2は、この光ディスク再生制御信号が入力されると、光ディスク情報読取部21を駆動して、光ディスクに記録されている情報を読み取り、光ディスクデータ処理部22で、映像信号と音声信号と生成して出力する。
光ディスクデータ処理部22から出力された映像信号および音声信号は、それぞれスイッチ回路4の映像用スイッチ回路41および音声用スイッチ回路42を介してVCR記録再生部3の映像処理部33および音声処理部34に入力される。
VCR記録再生部3は、マイコン1から記録制御信号が入力されると、映像処理部33で入力された映像信号を所定形式の書込用映像信号に変換するとともに、音声処理部34で音声信号をHIFI形式に準じた所定形式の書込用音声信号に変換する。映像処理部33は、自身が変換した書込用映像信号と音声処理部34から入力された書込用音声信号との同期をとり、情報読取書込部31に出力する。情報読取書込部31は、装着されたビデオテープを所定速度で搬送するとともに、記録用磁気ヘッドを用いて入力された書込用映像信号と書込用音声信号とをビデオテープの所定の記録層に記録する。
以上のような構成とすることで、コピーガードが備えられたいるかどうかに関係なくDVDのダビングを防止することができるので、DVDに記録された映像および音声の著作権を確実に保護することができる。
本発明の実施形態の複合情報記録再生装置の概略構成を示すブロック図 図1に示したスイッチ回路の内部ブロックを示した図 ダビング制御のフローチャート
符号の説明
1−マイコン
2−光ディスク再生部
21−光ディスク情報読取部
22−光ディスクデータ処理部
3−VCR記録再生部
31−情報読取書込部
32−情報処理部
33−映像処理部(YCA IC)
34−音声処理部(HIFI IC)
4−スイッチ回路
41−映像用スイッチ回路
42−音声用スイッチ回路

Claims (4)

  1. 光ディスクの再生を行う光ディスク再生手段と、磁気テープの記録再生を行う磁気テープ記録再生手段とを備え、光ディスクに記録されている情報を再生して前記磁気テープに記録することが可能な複合情報記録再生装置において、
    前記光ディスク再生手段から前記磁気テープ記録再生手段への映像信号の伝送経路と、前記光ディスク再生手段から前記磁気テープ記録再生手段への音声信号の伝送経路とに形成されたスイッチ回路と、
    前記光ディスクがDVDと識別された場合に前記スイッチ回路に記録不能制御を行うとともに、前記光ディスク再生手段の再生動作を停止する制御を行い、且つ、記録不能であることを示す表示制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする複合情報記録再生装置。
  2. 光ディスクの再生を行う光ディスク再生手段と、磁気テープの記録再生を行う磁気テープ記録再生手段とを備え、光ディスクに記録されている情報を再生して前記磁気テープに記録することが可能な複合情報記録再生装置において、
    前記光ディスク再生手段から前記磁気テープ記録再生手段への映像信号の伝送経路と、前記光ディスク再生手段から前記磁気テープ記録再生手段への音声信号の伝送経路とに形成されたスイッチ回路と、
    前記光ディスクがDVDと識別された場合に前記スイッチ回路に記録不能制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする複合情報記録再生装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録不能制御を行う際に、前記光ディスク再生手段の再生動作を停止する制御を行う請求項2に記載の複合情報記録再生装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録不能制御を行う際に、記録不能であることを示す表示制御を行う請求項2または請求項3のいずれかに記載の複合情報記録再生装置。
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