JP2005345654A - 光学ユニット及び光学部材の固定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】保持部材に対する光学部材の抜け強度の優れた固定を可能とし、光学部材を保持部材に強固に固定することを可能にする。
【解決手段】
外周部に凹部1aが形成された光学部材1と、該光学部材を保持する保持部材2と、前記光学部材の凹部に嵌入する係合部3とを有する光学ユニットであって、前記係合部がレーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成り、前記光学部材が前記保持部材に組み込まれた状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにしている。
【選択図】図2
【解決手段】
外周部に凹部1aが形成された光学部材1と、該光学部材を保持する保持部材2と、前記光学部材の凹部に嵌入する係合部3とを有する光学ユニットであって、前記係合部がレーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成り、前記光学部材が前記保持部材に組み込まれた状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにしている。
【選択図】図2
Description
本発明は、レーザ光を利用して、撮影レンズなどの光学部材と保持部材をレーザ溶着してこれらを固定している光学ユニット及び光学部材の固定方法に関するものである。
従来、レンズの固定に関する技術として、
(1)レンズをレンズ保持部材に組み込んだ後、樹脂で構成されたレンズ保持部材の外周先端部分を公知の熱カシメ等により固定する
(2)レンズ外周部とレンズ保持部材を紫外線硬化型接着剤等により固定する
といったものが知られている。
(1)レンズをレンズ保持部材に組み込んだ後、樹脂で構成されたレンズ保持部材の外周先端部分を公知の熱カシメ等により固定する
(2)レンズ外周部とレンズ保持部材を紫外線硬化型接着剤等により固定する
といったものが知られている。
しかし、上記(1)の従来例では、レンズ保持部材の外周先端部を、カシメ用治具により熱で溶かし、レンズ外周先端部を覆うように構成する。このため、カシメに要する時間が長くなり、組み立て工数が増大し、コストアップを招く問題が生ずる。また、カシメ治具によりレンズ保持部材外周部を熱により溶かし、レンズ外周先端部を固定する必要上、必然的にレンズ保持部材及びレンズに対して押圧する力がかかるため、組み立て後のレンズ位置精度が保証し難いという問題があった。
また、レンズ保持部材の外周先端部とレンズ外周部を紫外線硬化型接着剤により固定する、上記(2)の従来例では、紫外線硬化型接着剤を塗布した後、紫外線を照射するまでの間に液状の接着剤がレンズ保持部材の外周面に流れ出し、これが紫外線照射により固化すると、組み立て後に周囲の部品との干渉を生じ、作動不良の原因、特に光学性能の悪化を招くと言う問題があった。また液状接着剤が、レンズ保持部材とレンズ外周部との隙間からレンズ内部に流れ込み、レンズ光学性能を保証出来なくなる等の問題があった。
上記の種々の問題を改善できるものとして、レーザ溶着による樹脂同士の固定を行うものが開示されている(特許文献1)。これは、透明な熱可塑性樹脂で構成されたアウターレンズと、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂で構成されたハウジングとから成り、ハウジング外周とアウターレンズの側壁を当接させた状態で側壁側からレーザ光を照射する事で、これらを溶着固定するというものである。
特開2003−123512号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来例では、アウターレンズとハウジングをレーザ溶着により確実に溶着する事は出来るが、ハウジングの外周とアウターレンズの側壁をレーザ溶着により固定しているので、アウターレンズをハウジングに押し込むような方向に外力が掛かると、溶着面にせん断力が発生し、溶着が破壊され易いという課題を有していた。
(発明の目的)
本発明の目的は、保持部材に対する光学部材の抜け強度の優れた固定を可能とし、光学部材を保持部材に強固に固定することのできる光学ユニット及び光学部材の固定方法を提供しようとするものである。
本発明の目的は、保持部材に対する光学部材の抜け強度の優れた固定を可能とし、光学部材を保持部材に強固に固定することのできる光学ユニット及び光学部材の固定方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光学部材と、該光学部材を保持する保持部材と、前記光学部材の外周部もしくは前記保持部材の内周部に形成される凹部に嵌入する係合部とを有する光学ユニットであって、前記係合部がレーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成り、前記光学部材が前記保持部材に組み込まれた状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにした光学ユニットとするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、光学部材と、該光学部材を保持する保持部材とを有し、前記光学部材と前記保持部材の一方の周囲に凹部が形成され、他方に前記凹部に嵌入する係合部が形成されている光学ユニットであって、前記係合部がレーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成り、前記光学部材が前記保持部材に組み込まれた状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにした光学ユニットとするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、光学部材の外周部もしくは前記光学部材を保持する保持部材の内周部に形成された凹部に、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成る係合部を嵌入し、その後、前記光学部材を前記保持部材に組み込み、この状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにした光学部材の固定方法を提供するものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、光学部材と保持部材の一方の周囲に凹部が形成され、他方に前記凹部に嵌入する係合部が形成されたものにおいて、前記光学部材を前記保持部材に組み込んだ状態において、前記凹部に嵌入している、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成る係合部に、レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにした光学部材の固定方法を提供するものである。
上記の各構成においては、係合部にレーザ光を照射して、該係合部を溶解させて光学部材と保持部材を溶着させ、光学部材に保持部材を固定するようにしているので、レーザ溶着後、前記光学部材と前記保持部材は凹部を介してレーザ溶着により固定されるため、いわゆるアンダーカット部での固定が可能となり、抜け強度に優れた固定とすることができ、前記光学部材を前記保持部材に強固に固定できるものとなる。
本発明によれば、保持部材に対する光学部材の抜け強度の優れた固定を可能とし、光学部材を保持部材に強固に固定することができる光学ユニット又は光学部材の固定方法を提供できるものである。
以下の実施例1及び実施例2に示す通りである。
図1及び図2は本発明の実施例1に係わるカメラの光学ユニットを示す図であり、詳しくは、図1は光学ユニットの要部を示す断面斜視図、図2は光学ユニットの組み込み完了時の状態を示す要部断面図である。
これらの図において、1は被写体からの撮影光を不図示の撮像素子に結像させる光学部材の一つであるレンズであり、該レンズ1の外周面には、断面略V字状の凹部1aが形成されている。2はレンズ1を保持する為のレンズ保持部材であり、レンズ受け部2aを有している。3は、図2に示すように、組み込み完了時にレンズ1の凹部1aとレンズ保持部材2のレンズ受け部2aとの間に位置するリング状部材であり、熱可塑性を有すると共に近赤外光を吸収する機能を備えており、さらには、組み込みに先駆けて、レンズ1のレンズ外周部1bを乗り越えて凹部1aに嵌入出来るよう、適度な弾性を有する部材により構成されている。
4はレーザ照射装置であり、レーザ光(近赤外光)5を後述のように照射し、前述のようにレンズ1の凹部1aとレンズ保持部材2のレンズ受け部2aとの間に介在しているリング状部材3を溶解させて、レンズ1をレンズ保持部材2に固定する為のものである。
次に、レーザ溶着により、レンズ1とレンズ保持部材2を固定する際の手順について説明する。
先ず、図2に示すように、リング状部材3を断面略V字状の凹部1aに保持したレンズ1を保持部材2に組み込む。次に、レーザ照射装置4によりスポット状のレーザ光5をレンズ1の端部の複数個所を照射する。これにより、前記レーザ光5はレンズ1を透過し、リング状部材3の複数の個所をほぼ同時に照射することになる。このようにレーザ光5が照射されるリング状部材3は、上述のように近赤外光を吸収するような材料で構成されているので、前記レーザ光5を吸収することで発熱し、熱膨張を起こし、溶解して、レンズ保持部材2のレンズ受け部2aと溶着されるとともにレンズ1の外周部の凹部1aに充填され、レンズ1と密着固定される。
レーザ照射を終え、照射部が冷却されると、リング状部材3とレンズ保持部材2のレンズ受け部2aは溶着により一体化された状態となり、リング状部材3はレンズ1の凹部1aに充填された形で密着固定される事となる。この結果、レンズ1はレンズ保持部材2に対して凹部1aを介して溶着固定される。よって、レンズ1に対して抜け方向の力が作用したとしても、該溶着部がいわゆるアンダーカットとなっている為、抜け強度に優れたレンズ固定が可能となる。
上記実施例1によれば、レンズ1の外周部に凹部1aを設けるとともに、組み込み時、該凹部11aに嵌入する係合部であるリング状部材3を、リング保持部材2とは別の部材により形成し、レーザ光5をリング状部材3の複数の個所に照射することで、レンズ1とレンズ保持部材2とをレーザ溶着により固定するようにしている。よって、レーザ溶着後、レンズ1とレンズ保持部材2は凹部1aを介してレーザ溶着により固定される為、いわゆるアンダーカット部での固定が可能となるため、抜け強度に優れた固定が可能となり、レンズ1をレンズ保持部材2へ強固に固定できるようになった。
尚、上述実施例1においては、レンズ1の外周部に凹部1aを形成しているが、これに限定されるものではなく、レンズ保持部材1の内周部に、リング状部材3が嵌入する凹部が形成されていても、同様の効果を得ることができるものである。また、レーザ照射を複数個所で行うように構成したが、照射個所はこれに限定されるものではなく、上述のリング状部材3の全周に渡って照射しても良い。
また、上述のレンズ1に関しては、硝材から構成されたレンズであっても、また樹脂材料で構成されたレンズであっても良いことは云うまでもない。樹脂材料で構成されたレンズであった場合、レーザ照射が行われると、溶解したリング状部材3により樹脂レンズも一部溶解する事で、リング状部材3を介して、レンズ1とレンズ保持部材2のレーザ溶着が行われる。しかし上述のようにレンズ1の凹部1aを介してレーザ溶着が行われるので、上述と同じく抜け強度に優れたレンズ固定が可能となることは同様である。
さらに、上述実施例1において、レンズ1の凹部1aの表面状態に関する説明は行わなかったが、該表面は表面粗さの粗い、粗面として構成しても良い。該構成にする事で、レンズ1が硝材ガラスで構成されている時など、前述中間部材が該粗面の凸凹面に充填される事で、密着固定性を高めるように成すことが出来る。
更に、上述実施例1において、レンズ1は単に組み込まれた状態においてレーザ溶着を行うような構成での説明を行ったが、例えばレンズ1を真空吸引工具などにより保持した状態とし、偏芯及び傾き調整を行いその状態を保ったまま調整後にレーザ照射を行うような構成にする事も出来る事は言うまでもない。この時、レーザ照射によりリング状部材3は熱膨張をおこす事で、レンズ保持部材2のレンズ受け部2a及びレンズ1の外周の凹部1aとレーザ溶着が行われるので、上述と同様に抜け強度に優れたレンズ固定が可能となる。
図3及び図4は本発明の実施例2に係わるカメラの光学ユニットを示す図であり、詳しくは、図3は光学ユニットの要部を示す断面斜視図、図4は光学ユニットの組立完了時の状態を示す要部断面図である。
これらの図において、11は被写体からの撮影光を不図示の撮像素子に結像させる光学部材の一つであるレンズあり、外周面には断面略V字状の凹部11aが形成されている。12は、後述のレーザ光(近赤外光)14を吸収する熱可塑性を有した材料により構成され、レンズ11を保持する為のレンズ保持部材であり、円周方向に略等分に光軸方向に突出した複数のレンズ受け部12aが形成され、さらにその先端部には図4に示すようにレンズ11の外周凹部11aに嵌入可能なように内径方向に突出した凸部12bが形成されている。また、この凸部12bは、レンズ11の外周11b(図3参照)を乗り越えて組み込みが出来るよう、弾性変形出来るように構成され、いわゆる軽圧入による組み込みが可能となっている。
13はレーザ照射装置であり、近赤外光14を後述のように照射するものである。
次に、レーザ溶着により、レンズ11とレンズ保持部材12の固定の手順について説明する。
先ず、図4に示されるように、レンズ11をレンズ保持部材12に組み込む。次に、レーザ照射装置13よりレンズ11の端部の複数個所よりスポット状のレーザ光14を照射する。これにより、前記レーザ光14はレンズ11を透過し、レンズ保持部材12の複数の凸部12bをほぼ同時に照射することになる。このようにレーザ光14が照射されるレンズ保持部材12の凸部12bは、上述のように近赤外光を吸収するような材料で構成されているので、前記レーザ光14を吸収することで発熱し、熱膨張を起こし、溶解して、レンズ11の凹部11aに充填されると共に密着固定される。
レーザ照射を終え、照射部が冷却されると、溶解していたレンズ保持部材12の凸部12bはレンズ11の凹部11aに密着固定された状態で固化する。この結果、レンズ11はレンズ保持部材12に対して凹部11aを介して溶着固定されるので、レンズ11に対して抜け方向の力が作用したとしても、該溶着部がいわゆるアンダーカットとなっている為、抜け強度に優れたレンズ固定が可能となる。
上記実施例2によれば、レンズ11の外周部に凹部11aを設けるとともに、組み込み時、該凹部11aに嵌入する係合部である凸部12bを、リング保持部材2と一体に形成し、レーザ光14を複数の凸部12bに照射することで、レンズ11とレンズ保持部材12とをレーザ溶着により固定するようにしている。よって、レーザ溶着後、レンズ11とレンズ保持部材12は凹部11aを介してレーザ溶着により固定される為、いわゆるアンダーカット部での固定が可能となるため、抜け強度に優れた固定が可能となり、レンズ11をレンズ保持部材12へ強固に固定できるようになった。
尚、上述したレンズ11に関して、硝材から構成されたレンズであっても、また樹脂材料で構成されたレンズであっても良いことは云うまでもない。樹脂材料で構成されたレンズであった場合、レーザ照射が行われると、溶解した凸部12bにより樹脂レンズも一部溶解する事で、レンズ11とレンズ保持部材12のレーザ溶着が行われる。しかし上述のようにレンズ11の凹部11aを介してレーザ溶着が行われるので、上述と同じく抜け強度に優れたレンズ固定が可能となることは同様である。
また、上述実施例2においては、レンズ11の外周部に凹部11aを形成し、レンズ保持部材12に前記凹部11aに嵌入する係合部であるところの凸部12bを形成しているが、これに限定されるものではなく、レンズ11の外周部に凸部を形成し、レンズ保持部材12に前記凸部が嵌入する凸部を形成しても同様の効果を得ることができるものである。
また、レンズ11の凹部11aの表面状態に関する説明は行わなかったが、該表面は表面粗さの粗い、粗面として構成しても良い。該構成にする事で、レンズ1が硝材ガラスで構成されている時など、前述中間部材が該粗面の凸凹面に充填される事で、密着固定性を高めるように成すことが出来る。
更に、上述実施例2において、レンズ11は単に組み込まれた状態においてレーザ溶着を行うような構成での説明を行ったが、例えばレンズ11を真空吸引工具などにより保持した状態とし、偏芯及び傾き調整を行いその状態を保ったまま調整後にレーザ照射を行うような構成にする事も出来る事は言うまでもない。この時、レーザ照射により凸部12bは熱膨張をおこす事で、レンズ11の外周の凹部11aとレーザ溶着が行われるので、上述実施例1と同様に抜け強度に優れたレンズ固定が可能となる。
また、上記の実施例1及び2では、撮影光学系に関するレンズとレンズ保持部材を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば光学部材としてのフィルターを保持部材に固定するようなものや、光量調節部材としてのNDフィルターなどを、保持部材に固定するようなものにも適用できる。更に、上記の各実施例や上記光学部材の固定方法とは異なる実施例としても、請求項1や4の内容に沿ったものであれば、どのような形態であっても良いことは云うまでもない。
1,11 レンズ(光学部材)
1a,11a 凹部
2,12 レンズ保持部材(保持部材)
3 リング状部材(係合部)
4,13 レーザ照射装置
5,14 レーザ光
12a レンズ受け部12a(光学部材受け部)
12b 凸部(係合部)
1a,11a 凹部
2,12 レンズ保持部材(保持部材)
3 リング状部材(係合部)
4,13 レーザ照射装置
5,14 レーザ光
12a レンズ受け部12a(光学部材受け部)
12b 凸部(係合部)
Claims (6)
- 光学部材と、該光学部材を保持する保持部材と、前記光学部材の外周部もしくは前記保持部材の内周部に形成される凹部に嵌入する係合部とを有する光学ユニットであって、
前記係合部は、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成り、
前記光学部材が前記保持部材に組み込まれた状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにしたことを特徴とする光学ユニット。 - 光学部材と、該光学部材を保持する保持部材とを有し、前記光学部材と前記保持部材の一方の周囲に凹部が形成され、他方に前記凹部に嵌入する係合部が形成されている光学ユニットであって、
前記係合部は、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成り、
前記光学部材が前記保持部材に組み込まれた状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにしたことを特徴とする光学ユニット。 - 前記係合部は、弾性を有するリング状部材であり、前記光学部材が前記保持部材に組み込まれる前に、前記凹部に嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
- 前記係合部は、前記保持部材の複数の光学部材受け部の先端に形成される内径方向に突出した凸形状をしており、前記保持部材に組み込まれた際に、前記光学部材の凹部に嵌入することを特徴とする請求項2に記載の光学ユニット。
- 光学部材の外周部もしくは前記光学部材を保持する保持部材の内周部に形成された凹部に、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成る係合部を嵌入し、その後、前記光学部材を前記保持部材に組み込み、この状態において、前記凹部に嵌入している前記係合部に前記レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにしたことを特徴とする光学部材の固定方法。
- 光学部材と保持部材の一方の周囲に凹部が形成され、他方に前記凹部に嵌入する係合部が形成されたものにおいて、前記光学部材を前記保持部材に組み込んだ状態において、前記凹部に嵌入している、レーザ光に対して吸収性のある熱可塑性樹脂より成る係合部に、レーザ光を照射して、該係合部を溶解させて前記光学部材と前記保持部材を溶着させ、前記光学部材を前記保持部材に固定するようにしたことを特徴とする光学部材の固定方法。
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