JP2005345014A - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents

空気調和機の運転制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005345014A
JP2005345014A JP2004165763A JP2004165763A JP2005345014A JP 2005345014 A JP2005345014 A JP 2005345014A JP 2004165763 A JP2004165763 A JP 2004165763A JP 2004165763 A JP2004165763 A JP 2004165763A JP 2005345014 A JP2005345014 A JP 2005345014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
operation control
outdoor unit
unit
flag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004165763A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
Tetsuaki Tsuji
徹朗 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004165763A priority Critical patent/JP2005345014A/ja
Publication of JP2005345014A publication Critical patent/JP2005345014A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】 非常に簡単な構成及び簡便な演算処理によって、各圧縮機の運転時間を均一化することにより、故障等の発生率を低減し、信頼性の向上が図れる空気調和機の運転制御方法を提供する。
【解決手段】 複数の圧縮機A1〜B2を搭載した室外ユニット1、2を備え、運転中である圧縮機を停止する場合に、先に起動した圧縮機から順に停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数台の圧縮機を備える空気調和機の運転制御方法に関するものである。
従来、複数の圧縮機を搭載した室外ユニットを複数台連結してなるマルチ形空気調和機が知られている。このマルチ形空気調和機では、運転負荷に応じて運転させる室外ユニットの数を調節することにより、快適な空調環境を提供することが可能である。
このようなマルチ形空気調和機の運転制御方法として、たとえば、特開平5−10607号公報(特許文献1)に示されるものがある。
上記特許文献1には、複数の圧縮機を搭載する室外ユニットを備えた空気調和機において、各圧縮機の運転時間を個別に積算し、この積算時間の少ない順に運転を開始させる運転制御方法が開示されている。
特開平5−10607号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に開示されている運転制御方法では、各圧縮機の運転時間を積算し、積算した運転時間に基づいて、各圧縮機の運転制御を行う必要があるため、演算処理が煩雑となり、また、構成も複雑化するという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、簡素な構成、及び簡便な演算処理によって、各圧縮機の運転時間を均一化することにより、故障等の発生率を低減し、信頼性の向上が図れる空気調和機の運転制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、複数の圧縮機を搭載した室外ユニットを備える空気調和機の運転制御方法であって、運転中である前記圧縮機を停止する場合に、先に起動した前記圧縮機から順に停止することを特徴とする空気調和機の運転制御方法を提供する。
本発明によれば、先に起動した圧縮機から順に停止するので、各圧縮機の運転時間を簡単に均一化させることが可能となる。
また、上記記載の運転制御方法において、各圧縮機の起動順序及び停止順序を決定するための圧縮機フラグを設け、前記圧縮機のいずれかを停止した場合に、前記圧縮機フラグを切り替える圧縮機フラグ切替過程と、前記圧縮機フラグに基づいて、前記圧縮機の起動及び停止を制御する運転制御過程とを具備することが好ましい。
本発明によれば、いずれかの圧縮機が停止されたことを受けて、圧縮機フラグを切り替えるので、停止すべき、或いは起動すべき圧縮機を簡単に認識することが可能となる。これにより、煩雑な処理や複雑な構成を要することなく、圧縮機の起動及び停止制御を行うことが可能となる。
また、本発明は、室外ユニットを複数台備えるマルチ形空気調和機の運転制御方法であって、運転中である前記室外ユニットを停止する場合に、先に起動した前記室外ユニットから順に停止することを特徴とするマルチ形空気調和機の運転制御方法を提供する。
本発明によれば、各室外ユニットの運転時間を均一化させることが可能となるので、運転時間の偏りによる室外ユニットの故障発生率を低減させ、信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、上記記載のマルチ形空気調和機の運転制御方法において、前記室外ユニットの起動順序及び停止順序を決定するための室外ユニットフラグを設け、前記室外ユニットのいずれかが停止した場合に、前記室外ユニットフラグを切り替える室外ユニットフラグ切替過程と、前記室外ユニットフラグに基づいて、前記室外ユニットの起動及び停止を制御する運転制御過程とを具備することが好ましい。
本発明によれば、いずれかの室外ユニットが停止したことを受けて、室外ユニットフラグを切り替えるので、停止すべき室外ユニット等を簡単に認識することが可能となる。これにより、煩雑な処理や複雑な構成を要することなく、室外ユニットの起動及び停止制御を行うことが可能となる。
また、上記記載のマルチ形空気調和機の運転制御方法において、前記室外ユニットは、複数の圧縮機を搭載しており、前記室外ユニットにおいて、前記圧縮機を停止する場合には、先に起動した前記圧縮機から順に停止することが好ましい。
本発明によれば、各室外ユニットが備える複数の圧縮機においても、先に起動したものから順に停止することにより、各圧縮機の運転時間を均一化させることが可能となる。これにより、室外ユニットの故障発生率を大幅に低減させることが可能となり、さらなる信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、上記記載のマルチ形空気調和機の運転制御方法において、前記室外ユニット内の前記圧縮機の起動順序及び停止順序を決定するための圧縮機フラグを前記室外ユニット毎にそれぞれ設け、前記圧縮機のいずれかが停止した場合に、その圧縮機を備える前記室外ユニットの前記圧縮機フラグを切り替える圧縮機フラグ切替過程と、前記圧縮機フラグに基づいて、それぞれ対応する前記室外ユニットの前記圧縮機の起動及び停止を制御する圧縮機運転制御過程とを具備することが好ましい。
本発明によれば、室外ユニット毎に、その室外ユニットが備える圧縮機の起動及び停止の順序を決定するための圧縮機フラグを設け、この圧縮機フラグに基づいて、各室外ユニット毎に、その室外ユニットが搭載する各圧縮機の起動及び停止制御を行う。
また、圧縮機フラグは、いずれかの圧縮機が停止されたことを受けて、切り替えられるので、次に停止すべき、或いは次に起動すべき圧縮機を簡単に認識することが可能となる。これにより、煩雑な処理や複雑な構成を要することなく、簡便な方法により、圧縮機の起動及び停止制御を行うことが可能となる。
また、本発明は、複数の圧縮機を搭載した室外ユニットを備える空気調和機であって、運転中である前記圧縮機を停止させる場合に、先に起動された前記圧縮機から順に停止する圧縮機運転制御手段を具備することを特徴とする空気調和機を提供する。
また、本発明は、室外ユニットを複数台備えるマルチ形空気調和機であって、運転中である前記室外ユニットを停止させる場合に、先に起動された前記室外ユニットから順に停止させる室外ユニット運転制御手段を具備することを特徴とするマルチ形空気調和機を提供する。
また、上記記載のマルチ形空気調和機において、複数の前記室外ユニットのうちの1台を親機として定め、前記親機が前記室外ユニット運転手段を具備することが好ましい。
これにより、親機からその他の室外ユニットへ制御信号等が配信されることとなり、室外ユニットの運転制御を効率よく行うことが可能となる。
また、親機が外部から空調負荷に関する情報を受信し、この空調負荷に関する情報に基づいて前記室外ユニットの運転制御を行うようにしても良い。このように、親機を介して全ての情報が授受されるような構成とすることにより、通信トラフィックの増大を抑制することが可能となる。
本発明によれば、各圧縮機の運転時間を均一化させることが可能となるので、運転時間の偏りによる圧縮機の故障発生率を低減させ、信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる空気調和機の運転制御方法が適用されるマルチ形空気調和機の一実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係るマルチ型空気調和機の冷媒の流れについて、図1を参照して簡単に説明する。図1は、本実施形態に係るマルチ型空気調和機の冷媒流路を示したブロック図である。
図1に示されるように、本実施形態に係るマルチ型空気調和機は、複数台の室外ユニット1、2と複数台の室内ユニット3、4とを備えている。
各室外ユニット1、2は、2台の圧縮機7、8と、四方弁9と、室外熱交換器10と、アキュムレータ11とを主な構成要素として、それぞれ備えている。また、各室内ユニット3、4は、室内用熱交換器21をそれぞれ備えている。
室外ユニット1、2内の室外熱交換器10と、室内ユニット3、4内の室内熱交換器21は、それぞれガス管5及び液管6により、並列に接続されている。
室外ユニット1、2において、圧縮機7、8の吐出側は、ガス管5の途中に介装された四方弁9に接続されており、圧縮機7、8の吸入側は、アキュムレータ11を介して四方弁9に接続されている。ここで、圧縮機7、8は、全てインバータ駆動の能力可変圧縮機である。
四方弁9がオフである場合、圧縮機7、8、室外用熱交換器10、室内用熱交換器21(室内ユニット内)及びアキュムレータ11が順次連結されるようになっている。また、四方弁9がオンである場合、圧縮機7、8、室内用熱交換器21(室内ユニット内)、室外用熱交換器10、及びアキュムレータ11が順次連結されるようになっている。
このマルチ形空気調和機の冷房運転時には、各室外ユニット1、2の圧縮機7、8から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、実線矢印で示すように、逆止弁12、13、四方弁9を経て室外熱交換器10に送られ、ここで外気と熱交換することによって凝縮液化する。この液冷媒は、逆止弁14、レシーバ15、液側操作弁16を経て、液管6に送られ、ここで合流した後、液側操作弁23を経て各室内ユニット3、4に流入する。そして、その冷房用膨張弁24を通過する過程で、断熱膨張され、室内熱交換器21へ送られ、ここで室内空気を冷却することによって蒸発気化する。室内熱交換器21において吸熱してガスになった冷媒は、ガス側操作弁25を経て、ガス管5に流入し、ここで合流した後、ガス側操作弁17を経て、各室外ユニット1、2に流入し、四方切換弁9、アキュムレータ11を経て、圧縮機7、8に送られる。
また、暖房運転時には、四方弁9が冷房運転時と逆に切り換えられるので、圧縮機7、8から吐出された冷媒は、破線矢印で示すように、逆止弁12、13、四方弁9、ガス側操作弁17、ガス管5、ガス側操作弁25を経て、各室内ユニット3、4の室内熱交換器21に入り、ここで室内空気に放熱することによって凝縮液化する。この液冷媒は、逆止弁22、液側操作弁23、液管6、液側操作弁16を経て、各室外ユニット1、2に入り、レシーバ15を経て、暖房用膨張弁18を通過する過程で、断熱膨張した後、室外熱交換器10に流入し、ここで外気から吸熱することによって蒸発気化する。次いで、このガス冷媒は四方弁9、アキュムレータ11を経て、圧縮機7、8に送られる。
次に、上述したマルチ形空気調和機の制御系の構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係るマルチ形空気調和機の制御系の概略構成を示したブロック図である。
この図に示されるように、各室内ユニット3、4は、室内制御部41、42を備えている。この室内制御部41、42は、図示しないリモートコントロール式の操作器(以下「リモコン」という。)及び室内温度情報取得部と接続されている。室内制御部41、42は、リモコン(図示略)からの操作に基づいて運転開始指令、運転モード設定指令及び運転停止指令や室内温度情報等を空調負荷決定制御部50に対して送信する機能を備える。
空調負荷決定制御部50は、通信回線を介して各室内ユニット3、4と接続されている。空調負荷決定制御部50は、室内制御部41、42からの上記指令及び室内温度情報を受信し、受信したこれらの各種情報に基づいて、マルチ形空気調和機全体としての空調負荷を決定し、決定した空調負荷を室外ユニット2へ送信する機能を備える。
室外ユニット1、2は、いずれか一台が親機と定められ、親機以外のユニットは子機と定められる。本実施形態では、室外ユニット2を親機と定めている。
親機である室外ユニット2は、親機制御部60を備えている。親機制御部60は、上述の空調負荷決定制御部50から送信される空調負荷を受信するとともに、子機である室外ユニット1と各種情報を授受するための通信部61と、受信した空調負荷と所定の規則に従って、各室外ユニット(本実施形態では、室外ユニット1)に対する運転制御指令を生成する室外ユニット運転制御部(室外ユニット運転制御手段)62と、上記空調負荷と所定の規則とに従って、自己が備える圧縮機A1、A2(図1に示した室外ユニット2内の圧縮機7、8に対応)を運転制御する圧縮機運転制御部(圧縮機運転制御手段)63とを備える。
子機である室外ユニット1は、子機制御部70を備えている。子機制御部70は、親機制御部60と情報を授受するための通信部71と、親機から受信した運転制御指令に基づいて、自己が備える圧縮機B1、B2(図1に示した室外ユニット1内の圧縮機7、8に対応)を所定の規則に従って運転制御する圧縮機運転制御部(圧縮機運転制御手段)72とを備える。
ここで、本実施形態では、上述の空調負荷決定制御部50と通信が行える室外ユニットを親機である室外ユニット2に限定する。これにより、通信トラフィックを低減させることが可能となる。
上記室内制御部31、41、空調負荷決定制御部50、親機制御部60、及び子機制御部70は、それぞれ中央演算装置、ROM、RAM等の主記憶装置等を備えている。そして、これらの各制御部により行われる上述の処理内容については、プログラムの形式で上述のROM或いは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、このプログラムを中央演算装置がRAM等に展開し、情報の加工、演算処理を実行することにより、実現されるものである。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは半導体メモリ等をいう。
次に、上述した親機制御部60及び子機制御部70により実行される運転制御について具体的に説明する。
まず、親機制御部60及び子機制御部70がそれぞれ備える圧縮機運転制御部63、72の動作について、図3を参照して説明する。なお、圧縮機運転制御部63、72は、同じ動作を行うため、ここでは、圧縮機運転制御部63による動作について説明する。
圧縮機運転制御部63は、圧縮機A1、A2の起動順序及び停止順序を決定するための圧縮機フラグAを有しており、この圧縮機フラグAに基づいて、次に起動すべき或いは次に停止すべき圧縮機を決定する。圧縮機フラグAは、圧縮機運転制御部63の制御対象とされる圧縮機の台数の値(目盛り)を有し、常に、いずれか1つの値を指し示すような構成となっている。例えば、本実施形態では、室外ユニット2が備える圧縮機は、A1及びA2の2台なので、圧縮機フラグAは、A1及びA2の2つの値を有し、常に、いずれかの値を指し示していることとなる。
この圧縮機フラグAは、圧縮機A1、A2のうちの一台を起動させる場合、及び、運転中である2台の圧縮機A1、A2のうちの一台を停止させる場合に、参照されるものである。また、この圧縮機フラグAは、運転中であった圧縮機が停止した場合に、予め登録されている一定の順序に従って、切り替えられる。
以下、図3を参照して、具体的に説明する。
まず、空調負荷が「0」から「1」に変化すると、圧縮機運転制御部63は、圧縮機フラグAを参照し、対応する圧縮機を起動させる。ここでは、圧縮機フラグAは参照圧縮機A1を示しているため、圧縮機A1を起動させる。
続いて、空調負荷が「1」から「2」に変化すると、現在停止している圧縮機A2を起動させる。これにより、2台とも運転中となる。
続いて、空調負荷が「2」から「1」に変化すると、圧縮機運転制御部63は、圧縮機フラグAを参照し、圧縮機フラグAが示している値に対応する圧縮機A1を停止させ、次いで、圧縮機フラグAの値を切り替える。これにより、圧縮機フラグAの値は、圧縮機A2に対応する値となる。
続いて、空調負荷が「1」から「0」に変化すると、圧縮機運転制御部63は、圧縮機フラグAが指している値に対応する圧縮機A2を停止させ、その後、圧縮機フラグAを切り替える。これにより、圧縮機フラグAの値は、圧縮機A2に対応する値から圧縮機A1に対応する値に切り替わる。
そして、再度、空調負荷が「0」から「1」に変化することにより、圧縮機を起動させる必要がある場合には、上述と同様に圧縮機フラグを参照して、対応する圧縮機を起動させる。
このように、圧縮機フラグAに基づいて圧縮機を起動、停止することにより、先に起動した圧縮機から順に停止することが可能となり、また、先に停止した圧縮機から順に起動することが可能となる。
なお、本実施形態においては、2台同時に停止した場合には、圧縮機フラグAの切り替えを1回行うようにしているが、これに代わって、圧縮機フラグAの切り替えを行わないようにすることも可能である。
次に、図2に示したマルチ形空気調和機が備える4台の圧縮機A1〜B2の運転制御方法について、図4を参照して説明する。
この場合、各室外ユニット1、2がそれぞれ備える圧縮機A1〜B2の運転制御については、上述した圧縮機運転制御部63、72により個別に行われる。
一方、各室外ユニット間の圧縮機の運転制御、つまり、どちらの室外ユニットの圧縮機を先に起動させるか、或いは、先に停止させるかという制御については、親機である室外ユニット2が備える室外ユニット運転制御部62によって行われることとなる。
この室外ユニット運転制御部62は、室外ユニットの起動順序及び停止順序を決定するための室外ユニットフラグを備えており、この室外ユニットフラグに基づいて、先に起動すべき或いは先に停止すべき室外ユニットを決定する。なお、この室外ユニットフラグは、マルチ形空気調和機が備える室外ユニットの台数の値(目盛り)を有し、常に、いずれか1つの値を指し示すような構成となっている。例えば、本実施形態では、2台の室外ユニット1(子機)、2(親機)を備えているので、室外ユニットフラグは、1(子機)及び2(親機)の2つの値を有し、常に、いずれかの値を指し示していることとなる。
また、この室外ユニットフラグは、各室外ユニットが備える圧縮機が全て停止された場合に、予め登録されている一定の順序に従って、切り替えられる。
以下、図4を参照して、マルチ形空気調和機の運転制御方法について、具体的に説明する。なお、以下の例においては、空調負荷「1」の場合には、圧縮機を「1台」、空調負荷「2」の場合には、圧縮機を「2台」、空調負荷「3」の場合には、圧縮機を「4台」運転させるものとする。
まず、空調負荷が「0」から「1」に変化すると、室外ユニット2内の室外ユニット運転制御部62は、室外ユニットフラグが示している値に対応する圧縮機運転制御部に対して、1台の圧縮機を起動させる旨の運転制御指令を出力する。ここでは、室外ユニットフラグは「親機」を示しているため、室外ユニット2内の圧縮機運転制御部63に対して圧縮機を1台運転させる旨の指令を出力する。この指令を受けた圧縮機運転制御部63は、自己が備える圧縮機フラグAを参照し、対応する圧縮機である圧縮機A1を起動させる。
続いて、空調負荷が「1」から「2」に変化すると、室外ユニット運転制御部62は、未だ1台も圧縮機が起動されていない室外ユニット1(子機)の圧縮機運転制御部72に対して、圧縮機を1台起動させる旨の運転制御指令を通信部61を介して出力する。当該運転制御指令を通信部70を介して受信した圧縮機運転制御部72は、自己が備える圧縮機フラグBを参照し、対応する圧縮機B1を起動させる。
このように、圧縮機を2台運転させる場合には、各室外ユニットが備える圧縮機を1台ずつ起動させることにより、室外ユニット間における運転時間の偏りを解消させることが可能となる。
続いて、空調負荷が「2」から「3」に変化すると、室外ユニット運転制御部62は、全ての圧縮機を起動させるべく、圧縮機運転制御部63、72に対して、全ての圧縮機を起動させる旨の運転制御指令を出力する。当該運転制御指令を受信した圧縮機運転制御部63、72は、停止中であった圧縮機A2及びB2を起動させる。
続いて、空調負荷が「3」から「2」に変化すると、室外ユニット運転制御部62は、室外ユニットフラグを参照し、対応する親機の圧縮機運転制御部63に対して、1台の圧縮機を停止させる旨の運転制御指令を出力する。この指令を受けた圧縮機運転制御部63は、自己が備える圧縮機フラグAを参照し、対応する圧縮機A1を停止させ、次いで、自己が備える圧縮機フラグAを切り替える。これにより、圧縮機フラグの値は「A1」から「A2」へ切り替わることとなる。
続いて、空調負荷が「3」から「2」に変化すると、室外ユニット運転制御部62は、2台の圧縮機を停止するべく、圧縮機運転制御部63、72に対して、それぞれ個別に1台の圧縮機を停止させる旨の運転制御指令を出力する。当該運転制御指令を受信した圧縮機運転制御部63、72は、自己が備える圧縮機フラグA、Bをそれぞれ参照し、対応する圧縮機を停止させる。これにより、圧縮機運転制御部63により圧縮機A1が停止され、圧縮機運転制御部72により圧縮機B1が停止される。そして、これらの圧縮機を停止すると、圧縮機運転制御部63、72は、自己が備える圧縮機フラグの切り替えを行う。これにより、圧縮機フラグAの値は「A1」から「A2」へ切り替わり、圧縮機フラグBの値は「B1」から「B2」へ切り替わることとなる。
続いて、空調負荷が「2」から「1」に変化すると、室外ユニット運転制御部62は、1台の圧縮機を停止するべく、室外ユニットフラグを参照し、対応する親機の圧縮機運転制御部63に対して、1台の圧縮機を停止させる旨の運転制御指令を出力する。この指令を受けた圧縮機運転制御部63は、自己が備える圧縮機フラグAを参照し、対応する圧縮機A2を停止させ、次いで、自己が備える圧縮機フラグAを切り替える。これにより、圧縮機フラグAの値は「A2」から「A1」へ切り替わることとなる。
また、圧縮機運転制御部63は、運転制御の対象である圧縮機A1、A2が全て停止した場合には、室外ユニット運転制御部61に対して、全ての圧縮機A1、A2が停止した旨を通知する。当該通知を受けた室外ユニット運転制御部62は、自己が備える室外ユニットフラグを切り替える。これにより、室外ユニットフラグの値は、「親機」から「子機」へ切り替わることとなる。
続いて、空調負荷が「1」から「0」に変化すると、室外ユニット運転制御部62は、1台の圧縮機を停止するべく、室外ユニットフラグを参照し、対応する子機の圧縮機運転制御部72に対して、1台の圧縮機を停止させる旨の運転制御指令を出力する。この指令を受けた圧縮機運転制御部72は、自己が備える圧縮機フラグBを参照し、対応する圧縮機B2を停止させ、次いで、自己が備える圧縮機フラグBを切り替える。これにより、圧縮機フラグBの値は「B2」から「B1」へ切り替わることとなる。
また、圧縮機運転制御部72は、運転制御の対象である圧縮機B1及びB2が、全て停止した場合には、室外ユニット運転制御部61に対して、全ての圧縮機が停止した旨を通知する。当該通知を受けた室外ユニット運転制御部62は、自己が備える室外ユニットフラグを切り替える。これにより、室外ユニットフラグの値は、「子機」から「親機」へ切り替わることとなる。
そして、上述の処理が繰り返し行われることにより、先に起動された圧縮機から、順次停止されるような圧縮機の運転制御を実現することができる。
次に、図1に示したマルチ形空気調和機に、2台の圧縮機C1、C2を搭載する室外ユニット(子機2)を1台追加し、親機1台、子機2台の構成とした場合におけるマルチ形空気調和機の運転制御ついて、図5を参照して説明する。
この場合、各室外ユニットに搭載されている圧縮機運転制御部の動作については、上述の動作と同様であるが、親機に設けられている室外ユニット運転制御部62による制御が異なる。具体的には、室外ユニットが3台になったことに伴い、室外ユニットフラグの値が親、子機1、子機2の3つの値に変更される。
そして、室外ユニット運転制御部62は、この室外ユニットフラグを参照することにより、対応する室外ユニットが備える圧縮機運転制御部63、72等に対して圧縮機の起動及び停止指令を出す。このとき、室外ユニットフラグの切替については、上述の場合と同様、各室外ユニットが備える圧縮機が全て停止された場合に、所定の順序に従って、切り替えが行われる。例えば、室外ユニットのフラグを、親機、子機1、子機2の順序で循環するように繰り返し切り替える。
このように、室外ユニットが増加した場合であっても、室外ユニットフラグの値を室外ユニットの台数に応じて設定し、一定の順序で切り替えを行うことにより、台数の変更に対応することが可能となる。
また、同様に、各室外ユニットに搭載される圧縮機が増加する場合にも、圧縮機フラグの値を圧縮機の台数に応じて増加させ、一定の順序で切り替えを行うことにより、同様の効果を得ることが可能となる。
すなわち、空気調和機の冷媒回路を構成する要素単位としての圧縮機をフラグ対象とすると共に、圧縮機を含む構成単位である室外ユニットをフラグ対象とする階層フラグを設定し、運転に応じてトグル式または循環式など所定の順序でフラグを切り換えて運転対象を特定することにより、運転時間の均一化や長期間の運転停止継続状態の回避を図ることができる。
以上述べたように、本実施形態に係るマルチ形空気調和機によれば、運転中である圧縮機を停止する場合に、圧縮機運転制御部63、72が、先に起動した圧縮機から順に停止するので、各圧縮機の運転時間を簡単に均一化させることが可能となり、運転時間の偏りによる圧縮機の故障発生率を低減させ、信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、圧縮機運転制御部63、72は、各自フラグを備え、このフラグを参照したり、切り替えたりする処理を行うことにより、先に起動させた圧縮機及び先に停止させた圧縮機を簡単に認識することが可能となるので、非常に簡単な処理及び簡素な構成によって、運転時間を均一化させることが可能となる。
また、室外ユニット間の運転制御においては、室外ユニット運転制御部62を設け、この室外ユニット運転制御部62が、先に圧縮機を起動させた室外ユニットから順次停止するように、各室外ユニットが備える圧縮機運転制御部63、72に対して指令を出力するので、各圧縮機の運転時間の均一化の精度を更に向上させることが可能となる。これにより、運転時間の偏りによる圧縮機の故障発生率を大幅に低減させ、さらなる信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、複数ある室外ユニットの内の1台を親機と定め、空調負荷決定制御部50と通信が行える室外ユニットを親機に限定するので、通信トラフィックを低減させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の一実施形態に係るマルチ型空気調和機の冷媒流路を示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係るマルチ形空気調和機の制御系の概略構成を示したブロック図である。 図2に示した圧縮機運転制御部の動作について説明するための動作説明図である。 図2に示した室外ユニット運転制御部及び圧縮機運転制御部の動作を説明するための動作説明図である。 図1に示したマルチ形空気調和機が備える室外ユニットを3台にした場合の運転制御について説明するための動作説明図である。
符号の説明
1、2 室外ユニット
3、4 室内ユニット
7、8、A1〜B2 圧縮機
31、41 室内制御部
50 空調負荷決定制御部
60 親機制御部
70 子機制御部
61、71 通信部
62 室外ユニット運転制御部
63、72 圧縮機運転制御部

Claims (7)

  1. 複数の圧縮機を搭載した室外ユニットを備える空気調和機の運転制御方法であって、
    運転中である前記圧縮機を停止する場合に、先に起動した前記圧縮機から順に停止することを特徴とする空気調和機の運転制御方法。
  2. 各圧縮機の起動順序及び停止順序を決定するための圧縮機フラグを設け、
    前記圧縮機のいずれかを停止した場合に、前記圧縮機フラグを切り替える圧縮機フラグ切替過程と、
    前記圧縮機フラグに基づいて、前記圧縮機の起動及び停止を制御する運転制御過程と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の運転制御方法。
  3. 室外ユニットを複数台備えるマルチ形空気調和機の運転制御方法であって、
    運転中である前記室外ユニットを停止する場合に、先に起動した前記室外ユニットから順に停止することを特徴とするマルチ形空気調和機の運転制御方法。
  4. 前記室外ユニットの起動順序及び停止順序を決定するための室外ユニットフラグを設け、
    前記室外ユニットのいずれかが停止した場合に、前記室外ユニットフラグを切り替える室外ユニットフラグ切替過程と、
    前記室外ユニットフラグに基づいて、前記室外ユニットの起動及び停止を制御する運転制御過程と
    を具備することを特徴とする請求項3に記載のマルチ形空気調和機の運転制御方法。
  5. 複数の圧縮機を搭載した室外ユニットを備える空気調和機であって、
    運転中である前記圧縮機を停止させる場合に、先に起動された前記圧縮機から順に停止する圧縮機運転制御手段を具備することを特徴とする空気調和機。
  6. 室外ユニットを複数台備えるマルチ形空気調和機であって、
    運転中である前記室外ユニットを停止させる場合に、先に起動された前記室外ユニットから順に停止させる室外ユニット運転制御手段を具備することを特徴とするマルチ形空気調和機。
  7. 複数の前記室外ユニットのうちの1台を親機として定め、
    前記親機が前記室外ユニット運転手段を具備することを特徴とする請求項6に記載のマルチ形空気調和機。
JP2004165763A 2004-06-03 2004-06-03 空気調和機の運転制御方法 Withdrawn JP2005345014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004165763A JP2005345014A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 空気調和機の運転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004165763A JP2005345014A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 空気調和機の運転制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005345014A true JP2005345014A (ja) 2005-12-15

Family

ID=35497566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004165763A Withdrawn JP2005345014A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 空気調和機の運転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005345014A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184876A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd マルチ形空気調和機
JP2013015281A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Daikin Industries Ltd コンデンシングユニットセット、及びこのユニットセットを備えた冷凍装置
WO2018180774A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍システムおよび冷凍システムの制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184876A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd マルチ形空気調和機
JP2013015281A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Daikin Industries Ltd コンデンシングユニットセット、及びこのユニットセットを備えた冷凍装置
WO2018180774A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍システムおよび冷凍システムの制御方法
JP2018162930A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍システムおよび冷凍システムの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2919327T3 (es) Sistema multiconectado y procedimiento de control para el mismo
US10871301B2 (en) Air conditioner and control method thereof
US20180340700A1 (en) Variable refrigerant flow system
WO2018216127A1 (ja) 空調システム
JP2008249233A (ja) 空気調和システム
WO2016016918A1 (ja) 空気調和装置
JP4214198B2 (ja) 空気調和機
KR101995583B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP5900463B2 (ja) 空気調和システム
JP6570748B2 (ja) 空気調和機
JP2006234295A (ja) マルチ型空気調和装置
US20150159935A1 (en) Apparatus with dehumidification and defrosting abilities and controlling method thereof
JP2005345014A (ja) 空気調和機の運転制御方法
JP7057531B2 (ja) 空調システム
CN111623548A (zh) 空调系统和控制方法
JP5308040B2 (ja) マルチ型空気調和装置
JP2007322037A (ja) 空気調和機
JP6047390B2 (ja) 空調機
JP2014119154A (ja) 空気調和機
JP6047381B2 (ja) 空調機
WO2015125305A1 (ja) 熱源システム
JP2005345101A (ja) 空気調和装置
JP2002054831A (ja) 空気調和装置
JP5871040B2 (ja) 空気調和システム
JP2007139369A (ja) 空気調和装置、及び空気調和装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807