JP2005344706A - 可搬式電動工具の点火システム - Google Patents

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Abstract

【課題】可搬式電動工具の点火スイッチ、チョーク機構及びエアフィルタユニットの協働関係が向上するようにそれらを統合した構成を提供する。
【解決手段】点火スイッチ及びチョーク機構は協働関係にあり、点火スイッチ及びチョーク機構のチョークレバーは、キャブレタへの空気流を減少させる位置へとチョークレバーを動かした時、点火スイッチがチョークレバーによって「オン」位置へと動かされるように係合する部材を有する。点火スイッチに係合するばねは、点火スイッチが取り付けられている取り付け部材の方向に向かって、且つチョークレバーから離れる方向に向かって、点火スイッチに力がかかるようにバイアスされている。特別な実施態様では、点火スイッチは、エアフィルタユニットに取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般的には可搬式電動工具の点火システムに関し、詳細には点火スイッチ、チョーク機構及び空気フィルタユニットを有する点火システムに関する。
可搬式電動工具、例えばチェーンソー、ヘッジトリマ、縁刈り機及び送風機は、通常、ガソリンエンジンによって動力供給されており、その操作は点火スイッチによって制御されている。この点火スイッチは、エンジンが作動できる「オン」位置と、エンジンの作動を妨げる「オフ」位置との間で、手動で動かすことができる。通常、上記の電動工具には、ガソリンエンジンの始動及び運転を簡単にするための手動で制御されるチョーク機構も設けられている。エンジンが作動するには燃料と空気の両方が必要であり、チョーク機構を操作することによって、エンジンに送られる空気と燃料の相対量を変化させ、エンジンを簡単に始動させ、その後作動させることができる。例えば、エンジンが一定時間アイドリングしていて、且つ周囲温度が比較的低い場合、エンジンを始動させるためには、点火スイッチを「オン」位置にして、多燃料の空気−燃料混合物をエンジンに送る必要がある。多燃料の空気−燃料混合物を得るためには、チョーク機構を調節することによってエンジンへの空気の吸入を制限する。エンジンが始動した後は、エンジンが最適に作動できるような空気と燃料の比が達成されるまで、エンジンに送られる燃料量に対する空気量を増大させるように、チョーク機構を再び調節する。電動工具の作動を遮断することを望むときには、点火スイッチを「オフ」位置に動かす。
空気と燃料は、エンジンに送られる前にエンジンのキャブレタ内で混合され、通常、チョーク機構によってこのキャブレタへの空気の流路に設けられたバルブの位置が制御され、これによりキャブレタに流入する空気量が制御される。エンジンが効果的に作動するためには、空気ができるだけ粒子状物質を含んでいないことが重要であるので、キャブレタ内に導入される前に空気はエアフィルタユニットを通過する。
前述の説明により、点火スイッチ、チョーク機構及びフィルタユニットの間には、これらが可搬式電動工具に組み込まれて使用される場合に、作動上の協働関係があることが理解されるであろう。本発明は、このような作動上の関係に特定の改善を提供するものである。よって、本発明により、点火スイッチが取り付けられたエアフィルタユニットが提供される。さらに、点火スイッチ及びチョーク機構は協働関係を有するように配置されており、この場合、点火スイッチとチョーク機構のチョークレバーとは互いに隣接して配置されて係合部材を有し、これによりキャブレタへの空気流量を減少させ且つエンジンへ送られる空気−燃料混合物を多燃料にするような位置へチョークレバーを動かした時に、チョークレバーによって点火スイッチが「オン」位置に動かされる。また、本発明により、協働式点火スイッチ及びチョーク機構とフィルタユニットとの統合も達成される。
本発明の一実施態様によれば、フィルタユニットは、エアフィルタを保持するためのハウジングを備え、このハウジングは、ハウジングからキャブレタへ空気を通過させるため、キャブレタ内の吸入ポートと連通するポートを有している。ハウジングには、ハウジングを可搬式電動工具に固定できる手段が設けられている。また、このハウジングは、可搬式電動工具の点火スイッチをハウジングに取り付けるための取り付け部材も有する。
別の態様によれば、エアフィルタを保持するためのハウジングは、ハウジングベースと、このハウジングベースのためのハウジングカバーとを有している。ハウジングベースは、空気がキャブレタへと流入する際に通過するポートを有するハウジングベースフロアを含む。ハウジングベースフロアは、ハウジングベースを電動工具のキャブレタに取り付けることを可能にする手段も有している。ハウジングベースの周壁は、ハウジングベースフロアと一体になっており、ハウジングベースフロアの周縁からハウジングカバーの方向にほぼ垂直に延びている。ハウジングベースの周壁は、内面と外面とを有し、ハウジングベースの周壁の内面とハウジングベースフロアによりハウジングベース内部が画定されている。ハウジングベースの周壁は、前方部分、後方部分、前方部分の一方の末端と後方部分の一方の末端とを結合させる第1の側方部分、及び前方部分の他方の末端と後方部分の他方の末端とを結合させる第2の側方部分を有し、ハウジングが可搬式電動工具に取り付けられたとき、ハウジングベースの周壁の前方部分が電動工具の前面に最も近い位置に、後方部分が電動工具の後方に最も近い位置に、第1の側方部分及び第2の側方部分が電動工具の対向する側面に向かって配置される。ハウジングベースの周壁の第1の側方部分と一体になっている拡張部が設けられており、この拡張部はハウジングベースフロアからハウジングカバーとは反対の方向にほぼ垂直に延びている。さらに、ハウジングベースを可搬式電動工具のシャーシに固定するため、一対の対向支持脚部が設けられている。第1の対向支持脚部は拡張部と一体になっており、第2の対向支持脚部はハウジングベースの周壁の第2の側方部分と一体になっている。ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体になっている取り付け部材は、可搬式電動工具の点火スイッチをハウジングベースの周壁に取り付けるために設けられている。
さらに別の態様によれば、キャブレタ及び点火回路を備えた可搬式電動工具の点火アセンブリが提供される。このアセンブリは、キャブレタへ流入する空気流を制御するための空気バルブに接続されたチョークレバーを有している。このチョークレバーは、可搬式電動工具のキャブレタへの空気流が実質的に制限されていない第1の位置と、キャブレタへの空気流が実質的に制限されている第2の位置との間で往復運動可能となっている。このチョークレバーは、対応当接部を有している。点火スイッチは、電動工具を作動させることのできる「オン」位置、つまり運転位置と、電動工具を作動させることのできない「オフ」位置、つまり停止位置との間で可動であるように、可搬式電動工具の取り付け部材に配置されている。点火スイッチは、点火スイッチが停止位置にある場合にチョークレバーの対応当接部の往復運動の軸線上に位置する対応当接部を有し、チョークレバーが第1の位置から第2の位置へ往復運動すると、チョークレバーの対応当接部が点火スイッチの対応当接部に係合し、点火スイッチを停止位置から運転位置へと動かす。このアセンブリは、点火スイッチが停止位置にある場合に点火スイッチ上の第1の係合位置に係合し、点火スイッチが運転位置にある場合に点火スイッチ上の第2の係合位置に係合する重ね板ばねも有している。この重ね板ばねは、取り付け部材の方向に、且つチョークレバーから離れる方向に、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に対して交互に力をかけるようにバイアスされている。
さらに別の態様によれば、前述の点火アセンブリは、以下の特徴を単独で、又は組み合わせて有する。まず、点火スイッチは、運転位置と停止位置との間で旋回運動可能に取り付け部材に配置されている。通常、重ね板ばねは、S字形状であって、中間部分、重ね板ばねの中間部分の一方の端部に接続する第1の末端部分、及び重ね板ばねの中間部分の他方の端部に接続する第2の末端部分を有している。重ね板ばねは電動工具の中間部分に保持されており、点火スイッチが停止位置と運転位置との間を動くと、重ね板ばねの第1の末端部分が、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置のどちらかに係合する。重ね板ばねは点火回路の一部を形成し、重ね板ばねの第1の末端部分が点火スイッチの第1の係合位置に係合すると点火回路の連続性が確立され、重ね板ばねの第1の末端部分が点火スイッチの第2の係合位置に係合すると点火回路の連続性が遮断される。重ね板ばねの第2の末端部分は点火回路に接続されており、点火スイッチは、点火スイッチの第1の係合位置に点火回路にも接続された導電体を有している。重ね板ばねの第1の末端部分は丸みのある隆起部を有し、この隆起部は、点火スイッチの第1の係合位置及び第2の係合位置のいずれかに係合する。点火スイッチは、実質的に円形の開口を有し、導電体は、その実質的に円形の開口に押し嵌められる環状体を有する。点火スイッチの実質的に円形の開口に導電体を保持するために、位置決め部材は点火スイッチの実質的に円形の開口に隣接して配置されている。
さらに別の態様によれば、フィルタユニットのフィルタハウジングベースに配置された取り付け部材に点火アセンブリの点火スイッチを取り付けることによって、前述の点火アセンブリを合わせてフィルタユニットと一体化する。
さらに別の態様によれば、取り付け部材は、一般に円筒形の突出部を有し、この円筒形の突出部で、電動工具が「オフ」モード、つまり非作動モードとなっている位置と、電動工具が「オン」モード、つまり作動モードとなっている位置との間で点火スイッチが旋回運動するように取り付けられている。ハウジングは、電動工具が作動モードとなる位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための、円筒形の突出部に隣接する停止突起と、この停止突起に隣接し、チョークレバーのガイド面を提供するためのガイド突起とを有している。また、一対の位置決め部材が取り付け部材に隣接してフィルタハウジングに設けられており、これらの位置決め部材は、S字形状の重ね板ばねの中間部分が挿入される空間が形成されるように互いに隔置されている。各位置決め部材は、S字形状の重ね板ばねの中間部分がS字形状の重ね板ばねの末端部分に結合しているそれぞれの箇所で、S字状の重ね板ばねに係合する係合面を有している。
さらに別の態様によれば、エアフィルタハウジングカバーは、エアフィルタハウジングベース上に載置されており、さらに、ハウジングベースを越えて下方に延びる対応部分を有し、これにより重ね板ばねの末端部分に接続される電気配線部品が保護される。ハウジングベースは、ハウジングベースフロア、前方周壁部分、並びに第1及び第2側方周壁部分を有している場合、対応部分は、ハウジングベースの周壁の前方部分、つまり前方部分がハウジングベースの周壁の第1の側方部分に結合している場所を越えて下方に、ハウジングベースフロアを越えて延びている。
さらに別の態様によれば、エアフィルタハウジングの支持脚部を貫通する到達穴を設けることにより、キャブレタに設けられたピンが到達可能となる。
本発明の前述の及びさらに別の特徴は、図面を参照して行う以下の説明により明らかとなる。
図1は、符号1でその全体が示されているチェーンソーに組み込まれた、符号10で示されている本発明の一実施例の全体図である。本発明について、ここではチェーンソーを参照して詳述するが、例えばヘッジトリマ、縁刈り機及び送風機のような可搬式電動工具を含む、別のタイプの電動工具に適用することもできる。図1に示すように、本発明は、チェーンソーの外カバー2の区画内に配置されている。
一般に、本発明は、点火スイッチ、チョーク機構及びフィルタユニットを有する点火システムに関する。点火スイッチはレバー20を有し、チョーク機構はレバー30を有して、これら両レバーはチェーンソーの外カバー2の外部に延びている。レバー20及び30は、チェーンソーの操作者が点火スイッチ及びチョーク機構をそれぞれ簡単に操作することができるように設けられており、操作者がこれらに簡単に到達することができるようにチェーンソーのハンドル3の近傍に位置している。
本発明の点火システムのフィルタユニットを、図2及び図3を参照して詳細に説明する。これらの図面に例示されているように、フィルタユニットは、その全体が符号40で示されているフィルタハウジングと、このハウジング40内に配置されたフィルタ43とを有している。フィルタハウジング40は、その全体が符号41で示されているフィルタハウジングベースと、フィルタハウジングカバー42とを有している。フィルタハウジング40及びフィルタハウジングカバー42は、あらゆる種類の適切な材料、例えば金属、耐熱性の複合材料又はプラスチックから作製できる。ここに記載された実施態様では、フィルタハウジングベース41及びフィルタハウジングカバー42は、強化プラスチックからなっており、当業者に公知の方法で、ハウジングカバー42がハウジングベース41に堅くスナップ結合でき、且つスナップ結合を解除してハウジングカバー42がハウジングベース41を取り外すことができるように構成されている。
フィルタハウジングベース41は、フィルタハウジングベースフロア44及びフィルタハウジングベースの周壁45を有している。ベースフロア44は、ポート46及び47を有しており、これらのポートは、チェーンソーキャブレタの吸入ポート(図示せず)と流体連通しており、これにより、フィルタハウジングカバー42に設けられた開口42Aを介してフィルタハウジングに流入し、次いでフィルタ43を通った空気が、キャブレタ内へ吸い込まれる。ポート47を通ってキャブレタ内に流入した空気は、キャブレタ内に噴射される燃料と混合され、この空気−燃料混合物は、燃料の燃焼が行われるチェーンソーのエンジンへと送られる。ポート46を通ってキャブレタ内に流入した空気は、燃料とは混合されず、単にエンジンに送られ、そこでエンジンに送られた空気−燃料混合物の燃焼に寄与する。キャブレタとエンジンの配置、及びエンジン駆動シャフトがチェーンソーブレード4を駆動する方法は、本質的に、本発明とは無関係であるので、ここでは説明しない。これらの機能を実施させるための様々な方法及び設計は、当業者によく知られている。
フィルタハウジングベースフロア44には、締め具49のねじ山が切られた部分が通過するようになっている(締め具49のヘッドは通過しない)複数の開口48が設けられている。この締め具49は、これと相補的なねじ山が切られているキャブレタ内の穴にねじ込まれるもので、この構成がフィルタハウジングベース41をキャブレタに取り付ける手段となっている。
フィルタハウジングベースの周壁45は、ハウジングベースフロア44と一体になっており、ハウジングベースフロアの周縁からほぼ垂直にフィルタハウジングカバー42の方向に延びている。図3に最もよく示されているように、ハウジングベースの周壁45は、内面及び外面を有し、周壁の内面及びハウジングベースフロア44によってハウジングベース内部が画定されている。
ハウジングベースの周壁45は、前方部分50、後方部分51、第1の側方部分52及び第2の側方部分53を有している。第1の側方部分52は、前方部分50の一方の末端と後方部分51の一方の末端とを接続し、第2の側方部分53は、前方部分50の他方の末端と後方部分51の他方の末端とを接続する。したがって、チェーンソーに取り付けられたとき、前方部分がチェーンソーの前面5に最も近い位置に、後方部分がチェーンソーの後方6に最も近い位置に、第1の側方部分及び第2の側方部分がチェーンソーの対向する側面を向いて配置される。
図面に示した本発明の態様では、フィルタハウジングベースの周壁の第1の側方部分52の、周壁の後方部分51に隣接する部分54が、ハウジングベース内部に向かって凹んでいる。ハウジングベースの周壁の第1の側方部分52と一体に拡大部もしくは拡張部55が設けられており、フィルタハウジングベースフロア44からハウジングベースカバー42から離れる方向にほぼ垂直に延びている。さらに、図2及び3より明らかなように、フィルタハウジングベースフロアの第1の側方部分の拡張部55と陥没部分54は、実質的に同一面上に配置されている。図面に例示されている本発明の実施形態では、陥没部分54はハウジングベースの周壁の第1の側方部分52に設けられているが、必ずしも第1の側方部分が陥没していなくてもよい。
さらに、フィルタユニットは、ハウジングベース41に配置された対向する支持脚部の対を有している。図2及び3に示されているように、第1の支持脚部56は、拡張部55と一体になっている。第2の支持脚部の構造は本質的に第1の支持脚部と同じであり、ハウジングベースの周壁の第2の側方部分53と一体になっており、この第2の側方部分53の、第1の支持脚部56の真向かいに対向して配置されている。これらの対向する支持脚部は、図4ないし6に示されているように、適切な締め具との協働によりフィルタハウジングベースをチェーンソーのシャーシに固定する。このように、対向する支持脚部は、フィルタハウジングに設けられた、チェーンソーにハウジングを固定する手段を有している。
第1の対向する支持脚部56は、この脚部56及び脚部56と一体の拡張部55を貫通する一対の開口57を有している。これらの開口57は、キャブレタのピンと整列しているので、キャブレタを位置調節するためのピンへの到達穴を提供する。
フィルタハウジングベースは、チェーンソーの点火スイッチをハウジングベースに取り付けるための取り付け部材も有している。特に、取り付け部材58は、ハウジングベースの周壁の第1の側方部分52の外面と一体になっている。図の本発明の実施態様に示されているように、取り付け部材58は、ハウジングベースの周壁の第1の側方部分52の陥没部分54に配置されている。
取り付け部材58は、フィルタハウジングベースの周壁の第1の側方部分52からほぼ垂直にハウジングベース内部から外側に向かって延びるほぼ円筒形の突出部である。符号29でその全体が示されている点火スイッチは、スイッチを貫通するほぼ円筒形の開口21を有している。開口21は、円筒形の取り付け部材58と適合し、図5に示されているような、チェーンソーが非作動モードにある位置、つまり「オフ」位置と、図6に示されているような、チェーンソーが作動モードにある位置、つまり「オン」位置との間で旋回運動するように点火スイッチ29を取り付け部材58に取り付ける手段を提供する。点火スイッチ29は締め具61によって取り付け部材58に固定され、このときこの締め具61は取り付け部材58に設けられたねじ山が切られている軸線方向の穴59内にねじ込まれる。締め具61は、軸線方向の穴59内に、取り付け部材58上における点火スイッチ29の旋回運動を妨げるほど奥にはねじ込まれない。
図6に示されているような「オン」位置を越えて点火スイッチ29が旋回運動することを回避するための補助として、停止突起60が、円筒形に突出する取り付け部材58に隣接してフィルタハウジングに設けられている。図の実施態様に示されているように、この停止突起60は、フィルタハウジング周壁の第1の側方部分52の外面、特に第1の側方部分52の陥没部分54と一体になっており、円筒形の突出部58とハウジングベースの周壁の後方部分51との間に配置されている。図4及び6に最もよく示されているように、点火スイッチのアーム22が停止突起60と係合することにより、点火スイッチが「オン」位置を越えて運動することが防げられる。
フィルタハウジングは、停止突起60に隣接し、チョークレバー30に対してガイド面を提供するガイド突起62も有している。図の実施態様に示されているように、ガイド突起62は、フィルタハウジングベースの周壁の第1の側方部分52の外側部分、特に第1の側方部分52の陥没部分54と一体になっており、停止突起60とハウジングベースの周壁の後方部分51との間に配置されている。図5に示されている「オフ」位置から図6に示されている「オン」位置へとチョークレバー30をチェーンソーの外側に向かって引き出した時、チョークレバー30のレバーアーム31はガイド突起62に沿ってガイドされる。
取り付け部材58にほぼ隣接して配置された位置決め部材63の対も、フィルタハウジングに設けられている。本発明の図示の実施態様では、位置決め部材63は拡張部55と一体であり、取り付け部材58の前方に配置されている。位置決め部材63は互いに隔置されており、これにより、S字形状の重ね板ばねの中間部分65が配置される空間64が形成される。重ね板ばねの中間部分の各端部には、重ね板ばねの第1の末端部分66及び第2の末端部分66Aがそれぞれ接続している。各位置決め部材63は係合面67を有し、これらの係合面67は、S字形状の重ね板ばねの中間部分65がS字形状の重ね板ばねの末端部分66及び66Aに接続するそれぞれの箇所で、S字形状の重ね板ばねに係合している。
以上の説明は、主に、エアフィルタハウジングの構造、及びハウジングと点火スイッチとチョークレバーの関係に関するものであった。以下には、点火スイッチ及びチョークレバーについてのより詳細な説明、並びに点火スイッチとチョークレバーを含むチョーク機構の機能方法、特に本発明によるフィルタハウジングとの協働方法について述べる。
チョーク機構のチョークレバー及び点火スイッチは、チェーンソー点火回路とも関連して、チェーンソーのための点火アセンブリとして協働して機能する。チェーンソー等の電動工具の点火回路の動作は、当業者に周知である。一般に、点火回路は点火モジュールを有し、この点火モジュールが、点火モジュールを通過する永久磁石の回転に応じて電流パルスを増幅させる。通常、磁石はフライホイールに取り付けられており、このフライホイールは取り付けられたスタータロープを操作者が引くことによって作動せしめられる。電流パルスは、この電流パルスに応じてスパークを発生させるスパークプラグに伝搬される。すると、このスパークはキャブレタによってチェーンソーのエンジンに送られた空気−燃料混合物に点火する。点火モジュールは、アース線によってエンジンに、リード線によって点火スイッチにそれぞれ接続されており、これについては以下にさらに詳細に説明する。しかし、点火スイッチが「オフ」位置にある場合、点火モジュールは接地されており、スパークプラグに電流パルスを提供しないということに留意されたい。一方、点火スイッチが「オン」位置にある場合、点火スイッチは接地されておらず、スパークプラグに電流パルスを送ることができる。
図面を参照すると、チェーンソーには、チョークレバー30、及び符号68で全体が示されたバルブレバーを有するチョーク機構が設けられていることが分かる。バルブレバー68は、穴71及びロッド70が設けられているアーム69を有している。ロッド70は、バタフライバルブ(図示せず)に接続されており、このバタフライバルブは、ポート47とこれと連通しているキャブレタの吸入ポートとの間の空気通路に配置されている。当業者に理解されるように、ロッド70が一方の方向へ回転するとバタフライバルブが開き、ロッド70が他方の方向へ回転するとバタフライバルブが閉じる。チョークレバー30は、アーム69の穴71内に配置されたフック状の突出部32を有し、これによりチョークレバー30が長手方向に運動するとアーム69が図5に示された位置と図6に示された位置の間で運動する。アームのこの運動によってロッド70が回転し、この回転によってポート47とこれと連通しているキャブレタの吸入ポートとの間の通路に配置されたバタフライバルブが開閉する。図5は、チョークレバー30が前方の位置にあってバタフライバルブが開いているときの配置を示し、図6は、チョークレバーが外側に引き出された後方の位置にあって、バタフライバルブが閉じている場合のときを示している。チョークレバーと、フィルタハウジングを通ってキャブレタ内へ流入する空気流を制御するバルブとの間の機構的な接続形式には様々なものがあり、その種類を特に説明する必要はないということは、当業者に理解されるであろう。
前述の説明から、キャブレタ内への空気流を制御するためのエアバルブにチョークレバー30が接続されていること、及びレバーが、チェーンソーのキャブレタ内への空気流が実質的に制限されていない図5に示された第1の位置と、キャブレタ内への空気流が実質的に制限されている図6に示された第2の位置との間で、往復運動可能であることが明らかである。チョークレバー30は当接部33も有しており、その目的を後述する。
バタフライバルブは、フィルタベースに設けられたポート46と、これに対応するキャブレタに設けられた吸入ポートとの間の空気流通路にも配置されている。しかし、このバルブの作動はチョーク機構には依存しておらず、チェーンソーのスロットル機構によって当業者に知られた方法で制御される。チェーンソーが作動するためには、ポート46のような第2の空気吸入部及びこれに対応するキャブレタに設けられている吸入ポートは必要でないことに注意されたい。
前述のようにやはり本発明による点火アセンブリの一部を形成する点火スイッチ29が取り付け部材58に配置されており、これにより、チェーンソーを作動させることのできない「オフ」位置、つまり停止位置と、チェーンソーを作動させることのできる「オン」位置、つまり運転位置との間で運動可能になっている。一般的なものとして、停止位置にある点火スイッチの配置を図5に示し、運転位置にある点火スイッチの配置を図6に示す。これらの2つの図面から最もよく分かるように、点火スイッチは対応当接部23を有しており、この対応当接部23は、点火スイッチが停止位置にある時、チョークレバーの対応当接部33の往復運動の線上に位置しているので、キャブレタへの空気流が実質的に制限されていない第1の位置から、キャブレタへの空気流が実質的に制限されている第2の位置へとチョークレバーが往復運動すると、チョークレバーに設けられた対応当接部33が点火スイッチに設けられた対応当接部23に係合し、取り付け部材58に設けられている点火スイッチを停止位置から運転位置へと回転させる。点火スイッチが、エアフィルタハウジングと一体の取り付け部材上で旋回運動するように取り付けられている必要はなく、点火スイッチは、チェーンソー又はその他電動工具の取り付け部材に様々な形式で取り付けることができ、重要なのは、チョークレバーを第1の位置から第2の位置へと動かすと、チョークレバーが点火スイッチを「オフ」位置から「オン」位置へと運動させるということである。
点火アセンブリはまた、S字形状の重ね板ばねを有し、前述のように、この重ね板ばねの中間部分65がフィルタハウジングに保持されている。この重ね板ばねの第1の末端部分66は丸みのある隆起部72を有し、この隆起部72は、点火スイッチが「オフ」位置にある時、点火スイッチの第1の係合位置24で点火スイッチと係合し、点火スイッチが「オン」位置にある時、点火スイッチの第2の係合位置25で点火スイッチと係合する。特に図5及び6から明らかであるように、S字形状の重ね板ばねは、取り付け部材58の方向で且つチョークレバー30から離れる方向に、第1の係合位置又は第2の係合位置のどちらかで点火スイッチに力を加えるようにバイアスされている。この重ね板ばねがS字形状である必要はなく、また丸みのある隆起部を有している必要もなく、取り付け部材の方向に向かって点火スイッチにかかる力が提供され、その力による係合が、点火スイッチの2つの係合位置で形成されるような別の構成を用いることもできるということに注意されたい。
本発明の図示の実施態様に示されているように、重ね板ばねは、前述の点火回路の一部を形成しており、重ね板ばねの第1の末端部分66が第1の係合位置24で点火スイッチに係合する時、点火回路の連続性が確立され、重ね板ばねの第1の末端部分66が第2の係合位置25で点火スイッチに係合する時、点火回路の連続性が遮断される。これは、本発明の図示の実施態様では、重ね板ばねの第2の末端部分66Aと点火回路との間の接続と、点火スイッチ29の第1の係合位置24に配置されている環状の導電体26と点火回路との間の接続とによって達成される。点火スイッチ29は、点火スイッチを貫通する開口27を有し、環状導電体26は、この開口27内に押し嵌められる。点火スイッチは、導電体26を点火スイッチ29に保持するために、開口27に隣接して配置された位置決め手段28も有している。
上記の説明により、本発明が、可搬式チェーンソーに関して以下のように機能することが理解されるであろう。まず、点火スイッチ29は「オフ」位置に、チェーンソーは非作動モードになっている。この時、チョークレバー30は前方の位置にある。この状態は図5に最も明らかである。図5に示されているように、S字形状の重ね板ばねの丸みのある隆起部72は、点火スイッチの第1の係合位置24で点火スイッチに係合しており、導電体26と接触している。このような状態では、チェーンソーの点火回路の連続性が確立されており、点火回路の点火モジュールは接地されている。したがって、点火モジュールは、スパークプラグに電流パルスを提供しない。チェーンソーを始動し作動させようとして、多燃料の空気−燃料混合物を必要とする場合、チョークレバー30を図6の矢印の方向にチェーンソーの外側へ向かって引き出すことにより、図6の矢印の方向へアーム68が回転し、ロッド70が、エアフィルタハウジングベースのポート47とキャブレタのエア吸入部との間に配置されているバタフライバルブを作動させ、実質的にバルブを閉じる。このように作動した場合、チョークレバーの当接部33が点火スイッチの当接部23に係合することによって、取り付け部材58を中心として点火スイッチが図6の矢印の方向に旋回する。その結果、取り付け部材の方に向かって点火スイッチに上向きの力がかかるように重ね板ばねがバイアスされているので、S字形状の重ね板ばねの第1の末端部分66の丸みのある隆起部72が、点火スイッチの第2の係合位置25に係合する。この構成を図6に示す。この時点で、隆起部72、ひいてはS字形状の重ね板ばねは、導電体26とは接触しておらず、点火回路の連続性は遮断されている。したがって、点火モジュールはもはや接地されておらず、そのため点火モジュールは電流パルスをスパークプラグに提供することができ、これによりスパークプラグがスパークを放出してこのスパークによりエンジン内の空気−燃料混合物に点火し、チェーンソーを作動モードにする。エンジンが運転を開始すると、チョークレバーは、エンジンのために必要とされるあらゆる位置に調節することができ、最終的には点火スイッチの位置に影響されることなく最適の作動速度に到達することができる。通常チョークレバーは最も内方の位置へと戻され、この位置は、フィルタハウジングからキャブレタへの空気流を実質的に無制限に流入させるようなバタフライバルブの位置に対応する。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示し、説明したが、これによって本発明が制限されることはなく、本発明は、特許請求の範囲によって包含されるあらゆる、及び全ての変形及び変化を網羅し、含むものである。
本発明を組み込んでいるチェーンソーの側面図である。 フィルタを例示するためにフィルタカバーの部分を切開した本発明の斜視図である。 本発明の分解図である。 チェーンソーシャーシに取り付けられた本発明の側面図であり、シャーシ及びフィルタハウジングカバーの横断面を示す。 チェーンソーシャーシに取り付けられた本発明の側面図であって、シャーシ及びフィルタハウジングカバーの横断面を示し、点火システムが「オフ」位置にある時の本発明の所定の部材の配置を例示する点火スイッチの一部切開図である。 チェーンソーシャーシに取り付けられた本発明の側面図であって、シャーシ及びフィルタハウジングカバーの横断図を示し、点火システムが「オン」位置にある時の本発明の所定の部材の配置を例示する点火スイッチの一部切開図である。
符号の説明
1 チェーンソー
2 (チェーンソーの)外カバー
3 ハンドル
4 チェーンソーブレード
5 (チェーンソーの)前面
6 (チェーンソーの)後部
10 点火システム
20 点火スイッチレバー
22 (点火スイッチの)アーム
23 対応当接部
24 第1の係合位置
25 第2の係合位置
26 導電体
27 開口部
28 位置決め手段
30 チョークレバー
31 レバーアーム
32 フック状突出部
33 対応当接部
40 フィルタハウジング
41 フィルタハウジングベース
42 フィルタハウジングカバー
42A 開口
43 フィルタ
44 フィルタハウジングベースフロア
45 フィルタハウジングの周壁
46、47 ポート
48 開口
49 締め具
50 (フィルタハウジングベースの周壁の)前方部分
51 (フィルタハウジングベースの周壁の)後方部分
52 (フィルタハウジングベースの周壁の)第1の側方部分
53 (フィルタハウジングベースの周壁の)第2の側方部分
54 陥没部分
55 拡張部
56 第1の支持脚部
58 取り付け部材
59 穴
60 停止突起
61 締め具
62 ガイド突起
63 位置決め部材
66 第1の末端部分
68 バルブレバー
69 (バルブレバー)のアーム
70 ロッド
71 穴
72 隆起部

Claims (71)

  1. キャブレタを備えた可搬式電動工具のエアフィルタユニットであって、
    エアフィルタを保持するためのハウジングであり、キャブレタへ空気を通過させるための、該キャブレタのポートと連通するポートを有するハウジング、
    前記ハウジングに設けられた、前記ハウジングを前記可搬式電動工具に固定する手段、及び
    前記ハウジングに設けられた、前記可搬式電動工具の点火スイッチを前記ハウジングに取り付ける取り付け部材
    を有しているエアフィルタユニット。
  2. 前記取り付け部材が、電動工具を非作動モードにする位置と電動工具を作動モードにする位置との間で旋回運動するように前記点火スイッチをユニットに取り付けるための、ほぼ円筒形の突出部を有する、請求項1に記載のユニット。
  3. 前記ハウジング上に前記円筒形の突出部に隣接して設けられた、電動工具を作動モードにする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有する、請求項2に記載のユニット。
  4. 前記ハウジング上に前記停止突起に隣接して設けられた、電動工具キャブレタのチョークレバーに対するガイド面を提供するガイド突起を有する、請求項3に記載のユニット。
  5. 前記ハウジング上に前記取り付け部材に隣接して位置決め部材の対を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項4に記載のユニット。
  6. 前記ハウジングが、ハウジングベース及びハウジングベースに載置されるハウジングカバーを有し、該ハウジングカバーが当該ハウジングベースを越えて下方に延びる対応部分を有し、これにより、重ね板ばねの末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項5に記載のユニット。
  7. 前記ハウジングに設けられてハウジングを前記可搬式電動工具に固定する手段が一対の対向する支持脚部を有し、各支持脚部は一方の端部で前記ハウジングに取り付けられ、他方の端部でそれぞれ前記電動工具に締め付け固定される、請求項1に記載のユニット。
  8. 前記取り付け部材が、電動工具を非作動モードにする位置と電動工具を作動モードにする位置との間で旋回運動するように前記点火スイッチをユニットに取り付けるための、ほぼ円筒形の突出部を有する、請求項7に記載のユニット。
  9. 前記ハウジング上に前記円筒形の突出部に隣接して設けられた、電動工具を作動モードにする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有する、請求項8に記載のユニット。
  10. 前記ハウジング上に前記停止突起に隣接して設けられた、電動工具キャブレタのチョークレバーに対するガイド面を提供するガイド突起を有する、請求項9に記載のユニット。
  11. 前記ハウジング上に前記取り付け部材に隣接して位置決め部材の対を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項10に記載のユニット。
  12. 前記ハウジングが、ハウジングベース及びハウジングカバーを有し、該ハウジングカバーが該ハウジングベースに載置され、当該ハウジングベースを越えて下方に延びる対応部分を有し、これにより、重ね板ばねの末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項11に記載のユニット。
  13. キャブレタに設けられたピンへの到達を提供するための、前記対向する支持脚部の1つを貫通する到達穴を有する、請求項12に記載のユニット。
  14. キャブレタ及び点火回路を備えた可搬式電動工具の点火アセンブリであって、
    キャブレタへ流入する空気流を制御するためのエアバルブに接続されたチョークレバーであり、可搬式電動工具のキャブレタへの空気流が実質的に制限されていない第1の位置と、キャブレタへの空気流が実質的に制限されている第2の位置との間で往復運動可能で、対応当接部を有するチョークレバー、
    可搬式電動工具の取り付け部材に、電動工具を作動できる運転位置と電動工具を作動できない停止位置との間で可動であるように配置されている点火スイッチであって、前記点火スイッチが停止位置にある時に前記チョークレバーの対応当接部の往復運動の軸線上に位置する対応当接部を有しており、これによりチョークレバーが第1の位置から第2の位置へ往復運動すると、チョークレバーの対応当接部が点火スイッチの対応当接部に係合して点火スイッチを停止位置から運転位置へと動かす点火スイッチ、及び
    前記点火スイッチが停止位置にある時に該点火スイッチの第1の係合位置に係合し、該点火スイッチが運転位置にある時に当該点火スイッチの第2の係合位置に係合する重ね板ばねであって、前記取り付け部材の方向に向かって、且つ前記チョークレバーから離れる方向に向かって、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に力がかかるようにバイアスされている重ね板ばね
    を備えた点火アセンブリ。
  15. 前記点火スイッチが、運転位置と停止位置の間で旋回運動するように前記取り付け部材に配置されている、請求項14に記載の点火アセンブリ。
  16. 前記重ね板ばねがほぼS字形状であって、中間部分、該中間部分の一方の端部に接続する第1の末端部分、及び該中間部分の他方の端部に接続する第2の末端部分を有し、該中間部分で電動工具に保持されており、点火スイッチが運転位置と停止位置の間を動く時、前記重ね板ばねの第1の末端部分が点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置と係合する、請求項15に記載の点火アセンブリ。
  17. 前記重ね板ばねが、点火回路の一部を形成しており、該重ね板ばねの第1の末端部分が第1の位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が形成され、当該重ね板ばねの第1の末端部分が第2の係合位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が妨げられる、請求項16に記載の点火アセンブリ。
  18. 前記重ね板ばねの第2の末端部分が点火回路に接続されており、前記点火スイッチが、点火スイッチの第1の係合位置に配置されて点火回路に接続される導電体を有する、請求項17に記載の点火アセンブリ。
  19. 前記重ね板ばねの第1の末端部分が、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に係合する丸みのある隆起部を有する、請求項18に記載の点火アセンブリ。
  20. 前記点火スイッチが実質的に円形の開口を有し、前記導電体が、前記実質的に円形の開口に押し嵌められる環状体を有する、請求項19に記載の点火アセンブリ。
  21. 前記点火スイッチの前記実質的に円形の開口に隣接し、前記点火スイッチの該実質的に円形の開口内に前記導電体を保持するために配置されている位置決め手段を有する、請求項20に記載の点火アセンブリ。
  22. キャブレタ及び点火回路を備えた可搬式電動工具の点火システムであって、
    エアフィルタを保持するためのハウジングであり、キャブレタへ空気を通過させるための、該キャブレタのポートと連通するポートを有するハウジング、
    前記ハウジングに設けられた、前記ハウジングを前記可搬式電動工具に固定する手段、並びに前記ハウジングに設けられた、前記可搬式電動工具の点火スイッチを前記ハウジングに取り付ける取り付け部材、
    キャブレタへ流入する空気流を制御するためのエアバルブに接続されたチョークレバーであり、可搬式電動工具のキャブレタへの空気流が実質的に制限されていない第1の位置と、キャブレタへの空気流が実質的に制限されている第2の位置との間で往復運動可能で、対応当接部を有するチョークレバー、
    取り付け部材に、電動工具を作動できる運転位置と電動工具を作動できない停止位置との間で可動であるように配置されている点火スイッチであって、前記点火スイッチが停止位置にある時に前記チョークレバーの対応当接部の往復運動の軸線上に位置する対応当接部を有しており、これによりチョークレバーが第1の位置から第2の位置へ往復運動すると、チョークレバーの対応当接部が点火スイッチの対応当接部に係合して点火スイッチを停止位置から運転位置へと動かす点火スイッチ、及び
    前記点火スイッチが停止位置にある時に該点火スイッチの第1の係合位置に係合し、該点火スイッチが運転位置にある時に当該点火スイッチの第2の係合位置に係合する重ね板ばねであって、前記取り付け部材の方向に向かって、且つ前記チョークレバーから離れる方向に向かって、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に力がかかるようにバイアスされている重ね板ばね
    を備えた点火システム。
  23. 前記取り付け部材が、前記ハウジングからほぼ垂直に前記電動工具の側方に延びるほぼ円筒形の突出部を有し、該円筒形の突出部により、電動工具を非作動モードにする位置と作動モードにする位置の間で旋回運動するように、前記点火スイッチが前記ハウジングに取り付けられる、請求項22に記載の点火システム。
  24. 前記ハウジング上に前記取り付け部材に隣接して位置決め部材の対を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項23に記載の点火システム。
  25. 前記重ね板ばねが、点火回路の一部を形成しており、該重ね板ばねの第1の末端部分が第1の位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が形成され、当該重ね板ばねの第1の末端部分が第2の係合位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が妨げられる、請求項24に記載の点火システム。
  26. 前記重ね板ばねの第2の末端部分が点火回路に接続されており、前記点火スイッチが、点火スイッチの第1の係合位置に配置されて点火回路に接続される導電体を有する、請求項25に記載の点火システム。
  27. 前記重ね板ばねの第1の末端部分が、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に係合する丸みのある隆起部を有する、請求項26に記載の点火システム。
  28. 前記点火スイッチが実質的に円形の開口を有し、前記導電体が、前記実質的に円形の開口に押し嵌められる環状体を有する、請求項27に記載の点火システム。
  29. 前記点火スイッチの前記実質的に円形の開口に隣接し、前記点火スイッチの該実質的に円形の開口内に前記導電体を保持するために配置されている位置決め手段を有する、請求項28に記載の点火システム。
  30. 電動工具を運転位置にする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有し、該停止突起が前記ハウジングと一体であり且つ前記円筒形の突出部に隣接する、請求項29に記載の点火システム。
  31. キャブレタチョークレバーに対するガイド面を提供するためのガイド突起を有し、該ガイド突起が前記ハウジングと一体であり且つ前記停止突起に隣接する、請求項30に記載の点火システム。
  32. 前記ハウジングがハウジングベース及び該ハウジングベースに載置されるハウジングカバーを有し、該ハウジングカバーは当該ハウジングベースを越えて下方に延びる対応部分を有し、これにより、重ね板ばねの第1の末端部分及び第2の末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項31に記載の点火システム。
  33. 前記ハウジングに設けられてハウジングを前記可搬式電動工具に固定する手段が一対の対向する支持脚部を有し、各支持脚部は一方の端部で前記ハウジングに取り付けられ、他方の端部でそれぞれ前記電動工具に締め付け固定される、請求項22に記載の点火システム。
  34. 前記取り付け部材が、前記ハウジングからほぼ垂直に前記電動工具の側方に延びるほぼ円筒形の突出部を有し、該円筒形の突出部により、電動工具を非作動モードにする位置と作動モードにする位置の間で旋回運動するように、前記点火スイッチを前記ハウジングに取り付けられる、請求項33に記載の点火システム。
  35. 前記ハウジング上に前記取り付け部材に隣接して一対の位置決め部材を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項34に記載の点火システム。
  36. 前記重ね板ばねが、点火回路の一部を形成しており、該重ね板ばねの第1の末端部分が第1の位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が形成され、当該重ね板ばねの第1の末端部分が第2の係合位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が妨げられる、請求項35に記載の点火システム。
  37. 前記重ね板ばねの第2の末端部分が点火回路に接続されており、前記点火スイッチが、点火スイッチの第1の係合位置に配置されて点火回路に接続される導電体を有する、請求項36に記載の点火システム。
  38. 前記重ね板ばねの第1の末端部分が、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に係合する丸みのある隆起部を有する、請求項37に記載の点火システム。
  39. 前記点火スイッチが実質的に円形の開口を有し、前記導電体が、前記実質的に円形の開口に押し嵌められる環状体を有する、請求項38に記載の点火システム。
  40. 前記点火スイッチの前記実質的に円形の開口に隣接し、前記点火スイッチの該実質的に円形の開口内に前記導電体を保持するために配置されている位置決め手段を有する、請求項39に記載の点火システム。
  41. 電動工具を運転位置にする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有し、該停止突起が前記ハウジングと一体であり且つ前記円筒形の突出部に隣接する、請求項40に記載の点火システム。
  42. キャブレタチョークレバーに対するガイド面を提供するためのガイド突起を有し、該ガイド突起が前記ハウジングと一体であり且つ前記停止突起に隣接する、請求項41に記載の点火システム。
  43. 前記ハウジングがハウジングベース及び該ハウジングベースに載置されるハウジングカバーを有し、該ハウジングカバーは当該ハウジングベースを越えて下方に延びる対応部分を有し、これにより、重ね板ばねの第1の末端部分及び第2の末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項42に記載の点火システム。
  44. キャブレタを備えた可搬式電動工具のエアフィルタユニットであって、
    ハウジングベースと該ハウジングベースのためのハウジングカバーとを有する、エアフィルタを保持するためのハウジングを備え、前記ハウジングベースが、
    空気をキャブレタへ流入させるポートと、ハウジングベースをキャブレタへ取り付ける手段とを有するハウジングベースフロア、
    前記ハウジングベースフロアと一体であり、ハウジングベースフロアの周縁からハウジングカバーの方向へほぼ垂直に延びる、内面及び外面を持つハウジングベースの周壁であって、該ハウジングベースの周壁の内面とハウジングベースフロアとによりハウジングベース内部が画定され、当該ハウジングベースの周壁が、前方部分、後方部分、前方部分の一方の末端と後方部分の一方の末端とを接続する第1の側方部分、及び前方部分の他方の末端と後方部分の他方の末端とを接続する第2の側方部分を有し、これにより、ハウジングを可搬式電動工具に取り付けた時、前方部分が電動工具の前面に最も近い位置に、後方部分が電動工具の後部に最も近い位置に、第1及び第2の側方部分が電動工具の対向する側面を向いて配置されるハウジングベースの周壁、
    前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分と一体であって、ハウジングベースフロアから前記ハウジングカバーから離れる方向に向かってほぼ垂直に延びる拡張部、
    電動工具のシャーシにハウジングベースを固定するための一対の対向する支持脚部であって、第1の対向する支持脚部が前記拡張部と一体であり、第2の対向する支持脚部がハウジングベースの周壁の第2の側方部分と一体である一対の支持脚部、及び
    可搬式電動工具の点火スイッチをハウジングに取り付けるための、前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体の取り付け部材
    を有する、ユニット。
  45. 前記取り付け部材が、前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分からハウジングベース内部の外側へ向かってほぼ垂直に延びるほぼ円筒形の突出部を有し、該円筒形の突出部により、電動工具を非作動モードにする位置と作動モードにする位置の間で旋回運動するように、前記点火スイッチを前記ハウジングに取り付けられる、請求項44に記載のユニット。
  46. 電動工具を運転位置にする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有し、該停止突起が前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体であり、且つ前記円筒形の突出部とハウジングベースの周壁の後方部分との間に配置される、請求項45に記載のユニット。
  47. キャブレタチョークレバーに対するガイド面を提供するためのガイド突起を有し、該ガイド突起が前記ハウジングベースの周壁の第1の外面と一体であり且つ前記停止突起とハウジングベースの周壁の後方部分との間に配置されている、請求項46に記載のユニット。
  48. 前記拡張部と一体であり且つ前記取り付け部材とハウジングベースの周壁の前方部分との間に配置された位置決め部材の対を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該S字形状の重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項47に記載のユニット。
  49. 前記ハウジングカバーが前記ハウジングベースに載置され、対応部分を有し、該対応部分が、前記ハウジングベースの周壁の前方部分がハウジングベースの周壁の第1の側方部分に接続する位置の近傍で、前記ハウジングベースの周壁の前方部分を越えて、さらにはハウジングベースフロアを越えて延びており、これにより、重ね板ばねの末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項48に記載のユニット。
  50. キャブレタに設けられたピンへの到達を提供するための、前記拡張部、及び該拡張部と一体の前記対向する支持脚部を貫通する到達穴を有する、請求項49に記載のユニット。
  51. 前記拡張部と一体であり且つ前記取り付け部材とハウジングベースの周壁の前方部分との間に配置された一対の位置決め部材を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該S字形状の重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項44に記載のユニット。
  52. 前記取り付け部材が、前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分からほぼ垂直にハウジングベース内部の外側へ向かって延びるほぼ円筒形の突出部を有し、該円筒形の突出部により、電動工具を非作動モードにする位置と作動モードにする位置の間で旋回運動するように、点火スイッチがハウジングに取り付けられる、請求項51に記載のユニット。
  53. 電動工具を作動モードにする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有し、該停止突起が前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体であり且つ円筒形の突出部と前記ハウジングベースの周壁の後方部分の間に配置されている、請求項52に記載のユニット。
  54. キャブレタに設けられたピンへの到達を提供するための、前記拡張部及び該拡張部と一体となっている前記対向する支持脚部を貫通する到達穴を有する、請求項53に記載のユニット。
  55. 前記ハウジングベースの周壁の後方部分に隣接する、ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の一部が、ハウジングベーのス内部に向かって陥没しており、前記拡張部が、該ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の陥没している部分と実質的に同一面に配置されており、円筒形の突出部、停止突起及びガイド突起が全て、当該ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の陥没している部分に配置されている、請求項47に記載のユニット。
  56. 前記拡張部と一体であり且つ前記取り付け部材とハウジングベースの周壁の前方部分との間に配置されている一対の位置決め部材を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が配置される空間が形成され、該S字形状の重ね板ばねの中間部分の各端部が重ね板ばねの末端部分にそれぞれ接続し、当該各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分とS字形状の重ね板ばねの末端部分との各接続箇所でS字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項55に記載のユニット。
  57. 前記ハウジングカバーが前記ハウジングベースに載置され、対応部分を有し、該対応部分が、前記ハウジングベースの周壁の前方部分がハウジングベースの周壁の第1の側方部分に接続する位置の近傍で、前記ハウジングベースの周壁の前方部分を越えて、さらにはハウジングベースフロアを越えて延びており、これにより、重ね板ばねの末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項56に記載のユニット。
  58. キャブレタに設けられたピンへの到達を提供するための、前記拡張部及び該拡張部と一体となっている前記対向する支持脚部を貫通する到達穴を有する、請求項57に記載のユニット。
  59. キャブレタ及び点火回路を備えている可搬式電動工具のための点火システムであって、
    ハウジングベースと該ハウジングベースのためのハウジングカバーとを備えた、エアフィルタを保持するためのハウジングを有し、前記ハウジングベースが、
    空気をキャブレタへ流入させるポートと、ハウジングベースをキャブレタへ取り付ける手段とを有するハウジングベースフロア、
    前記ハウジングベースフロアと一体であり、ハウジングベースフロアの周縁からハウジングカバーの方向へほぼ垂直に延びる、内面及び外面を持つハウジングベースの周壁であって、該ハウジングベースの周壁の内面とハウジングベースフロアとによりハウジングベース内部が画定され、当該ハウジングベースの周壁が、前方部分、後方部分、前方部分の一方の末端と後方部分の一方の末端とを接続する第1の側方部分、及び前方部分の他方の末端と後方部分の他方の末端とを接続する第2の側方部分を有し、これにより、ハウジングを可搬式電動工具に取り付けた時、前方部分が電動工具の前面に最も近い位置に、後方部分が電動工具の後部に最も近い位置に、第1及び第2の側方部分が電動工具の対向する側面を向いて配置されるハウジングベースの周壁、
    前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分と一体であって、ハウジングベースフロアから前記ハウジングカバーから離れる方向に向かってほぼ垂直に延びる拡張部、
    電動工具のシャーシにハウジングベースを固定するための一対の対向する支持脚部であって、第1の対向する支持脚部が前記拡張部と一体であり、第2の対向する支持脚部がハウジングベースの周壁の第2の側方部分と一体である一対の支持脚部、
    可搬式電動工具の点火スイッチをハウジングに取り付けるための、前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体の取り付け部材、
    キャブレタへ流入する空気流を制御するためのエアバルブに接続されたチョークレバーであって、可搬式電動工具のキャブレタへの空気流が実質的に制限されていない第1の位置と、キャブレタへの空気流が実質的に制限されている第2の位置との間で往復運動可能であり、対応当接部を有するチョークレバー、
    前記取り付け部材に、電動工具を作動できる運転位置と電動工具を作動できない停止位置との間で可動であるように配置されている点火スイッチであって、該点火スイッチが停止位置にある時に前記チョークレバーの対応当接部の往復運動の軸線上に位置している対応当接部を有し、これにより、チョークレバーが第1の位置から第2の位置へと往復運動すると、チョークレバーの対応当接部が点火スイッチの対応当接部に係合し、点火スイッチが停止位置から運転位置へと動く点火スイッチ、及び
    前記点火スイッチが停止位置にあるとき、該点火スイッチの第1の係合位置に係合し、該点火スイッチが運転位置にあるとき、該点火スイッチの第2の係合位置に係合する重ね板ばねであって、前記取り付け部材の方向に向かって、且つ前記チョークレバーから離れる方向に向かって、該点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に力がかかるようにバイアスされている重ね板ばね
    を有する、点火システム。
  60. 前記取り付け部材が、前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分からほぼ垂直にハウジングベース内部の外側へ向かって延びるほぼ円筒形の突出部を有する、請求項59に記載の点火システム。
  61. 前記拡張部と一体の、前記取り付け部材とハウジングベースの周壁の前方部分との間に配置された一対の位置決め部材を有し、該位置決め部材が互いに隔置されていることによってS字形状の重ね板ばねの中間部分が位置する空間が形成され、前記各位置決め部材が、S字形状の重ね板ばねの中間部分と、S字形状の重ね板ばねの第1及び第2の末端部分との各接続箇所で、S字形状の重ね板ばねに係合する係合面を有する、請求項60に記載の点火システム。
  62. 前記重ね板ばねが、点火回路の一部を形成しており、該重ね板ばねの第1の末端部分が第1の位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が形成され、当該重ね板ばねの第1の末端部分が第2の係合位置で点火スイッチに係合する場合には点火回路の連続性が妨げられる、請求項61に記載の点火システム。
  63. 前記重ね板ばねの第2の末端部分が点火回路に接続されており、前記点火スイッチが、点火スイッチの第1の係合位置に配置されて点火回路に接続される導電体を有する、請求項62に記載の点火システム。
  64. 前記重ね板ばねの第1の末端部分が、点火スイッチの第1の係合位置又は第2の係合位置に係合する丸みのある隆起部を有する、請求項63に記載の点火システム。
  65. 前記点火スイッチが実質的に円形の開口を有し、前記導電体が、前記実質的に円形の開口に押し嵌められる環状体を有する、請求項64に記載の点火システム。
  66. 前記点火スイッチの前記実質的に円形の開口に隣接し、前記点火スイッチの該実質的に円形の開口内に前記導電体を保持するために配置されている位置決め手段を有する、請求項65に記載の点火システム。
  67. 電動工具を運転位置にする位置を越えて点火スイッチが旋回運動することを制限するための停止突起を有し、該停止突起が前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体であり且つ円筒形の突出部とハウジングベースの周壁の後方部分の間に配置されている、請求項66に記載の点火システム。
  68. キャブレタチョークレバーに対するガイド面を提供するためのガイド突起を有し、該ガイド突起が前記ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の外面と一体であり且つ前記停止突起とハウジングベースの周壁の後方部分の間に配置されている、請求項67に記載の点火システム。
  69. 前記ハウジングカバーが前記ハウジングベースに載置され、対応部分を有し、該対応部分が、前記ハウジングベースの周壁の前方部分がハウジングベースの周壁の第1の側方部分に接続する位置の近傍で、前記ハウジングベースの周壁の前方部分を越えて、さらにはハウジングベースフロアを越えて延びており、これにより、重ね板ばねの第1及び第2末端部分に接続される電気配線部品が保護される、請求項68に記載の点火システム。
  70. キャブレタに設けられたピンへの到達を提供するための、前記拡張部と該拡張部と一体となっている前記対向する支持脚部とを貫通する到達穴を有する、請求項69に記載の点火システム。
  71. 前記ハウジングベースの周壁の後方部分に隣接する、ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の一部が、ハウジングベース内部に向かって陥没しており、前記拡張部が、該ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の陥没している部分と実質的に同一面に配置されており、円筒形の突出部、停止突起およびガイド突起が全て、当該ハウジングベースの周壁の第1の側方部分の陥没している部分に配置されている、請求項70に記載の点火システム。
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