JP2005344498A - マンホールの浮き上がり防止ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のマンホールは地震時における液状化現象による浮き上がり現象が起きやすいという問題があった。これは、マンホール底面が平面であり、さらにマンホール縦管側面が底面に対して垂直形状をとっているために、液状化現象による水圧及び水流の影響を受けやすいためであった。
【解決手段】 液状化現象によるマンホールへの水圧及び水流の分散をはかるために、マンホール底面に円錐形状ブロックを設置する構成にした。これによりブロックの傾斜角度のある側面にて水圧及び水流の分散を実現し浮力を軽減することができる。さらにブロックの外径がマンホール外径より突出しているためマンホール縦管側面が受ける水圧及び水流の影響を軽減でき、その突出面が土砂等による圧力により水圧及び水流に対しての反発作用が生じるためマンホールの浮き上がり現象を防止することができる。
【選択図】 図4
【解決手段】 液状化現象によるマンホールへの水圧及び水流の分散をはかるために、マンホール底面に円錐形状ブロックを設置する構成にした。これによりブロックの傾斜角度のある側面にて水圧及び水流の分散を実現し浮力を軽減することができる。さらにブロックの外径がマンホール外径より突出しているためマンホール縦管側面が受ける水圧及び水流の影響を軽減でき、その突出面が土砂等による圧力により水圧及び水流に対しての反発作用が生じるためマンホールの浮き上がり現象を防止することができる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、地震時の液状化現象によるマンホール浮き上がりを防止するブロックに関する。
従来のマンホールの浮き上がり防止対策には、埋設されたマンホールの開口部端側の側面周囲にアンカーを設け地上部に固定して浮き上がり対策を施したものがある。(例えば、特許公開平8−165671)
また、マンホール本体側面に開口部を設け地盤液状化による水流を本体に流入させ浮き上がり対策を施したものもある。
(例えば、特許公開平8−165667)
また、マンホール本体側面に開口部を設け地盤液状化による水流を本体に流入させ浮き上がり対策を施したものもある。
(例えば、特許公開平8−165667)
以下、図5により従来の浮き上がり防止未対策のマンホールについて説明する。図において12はマンホール底面で、マンホール縦管側面8、管路9を有している。そして、底面は平面形状をとっており接地面に対して水平である。また、マンホール底面に対してマンホール縦管側面は垂直になる形状となっている。
以上に述べた従来のマンホールでは、マンホール底面が平面のために水圧及び水流に対する圧力抵抗がおおきく、また、マンホール縦管側面がマンホール底面に対し垂直形状であるため地震時の液状化現象による水圧及び水流による影響を受けやすい構造となっているものであった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、液状化現象によるマンホール底面及びマンホール縦管側面が受けていた水圧及び水流による影響を軽減し、地震時のマンホールの浮き上がり防止を実現することを目的としたものである。
そして、本発明は上記目的を達成するためにマンホール底面に円錐形状ブロックを設置する構成にしたものである。
また、第2の課題解決手段は、マンホール本体がブロック内面に設置される構成にしたものである。
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、地震時の液状化現象によるマンホール底面が受ける水圧及び水流をマンホール底面を平面ではなく円錐形状にすることにより水圧及び水流の分散を実現しマンホール底面が受ける浮力を軽減することができる。
また、第2の課題解決手段による作用は、ブロック上面がマンホール縦管側面より突出しているため、マンホール縦管側面が受ける水圧及び水流を直接受けず、さらに浮き上がり現象を防止するという効果を発揮する。
上述したように本発明のマンホールの浮き上がり防止ブロックは、マンホール底面が平面だったために起きた水圧及び水流への抵抗を効率よく分散しマンホールの浮き上がりを防止する効果を発揮するものである。
さらに、マンホール縦管側面への水圧及び水流を防止するとともに周囲土砂による浮き上がりに対する抵抗を生じさせる効果も発揮するものである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図において、1はマンホールとブロックの接続部でブロック内面部でマンホールを固定する部位としている。
2a.bはマンホール外径より大きな外径とし、マンホール縦管側面への水圧及び水流を回避する部位で図4のマンホール縦管側面8より突出している形状としている。
3はブロック内部底面でマンホールを設置した時にブロックの重量軽減を図るため空間をもうけた構造としている。
4はブロック側面で円錐側面の形状としている。
5はブロック底面で平面としている。
以下、上記構成による水圧及び水流の動作を説明する。地震時に起きる水圧及び水流11は、浮き上がり防止ブロック底面5、側面4にぶつかり浮き上がり防止ブロックに対する水圧及び水流となるが、浮き上がり防止ブロック底面5の面積が少ないため浮き上がり防止ブロック及びマンホールの浮き上がり現象を起こす直接の要因とはならずに側面4へと導かれる。
さらに、浮き上がり防止ブロック側面4への水圧及び水流11は、側面4の傾斜角度に沿い底面5への水圧及び水流とともに浮き上がり防止ブロック外径部側面2bへと導かれてゆき、ブロック外径部側面2bを通り土中に分散される。また、浮き上がり防止ブロック外径部2a.bがマンホール縦管側面8より突出しているためにマンホール縦管側面8への水圧及び水流による直接的影響も軽減される。また、浮き上がり防止ブロック外径部上面2aに埋め戻し土砂等の抵抗13も加わるために、さらにマンホールの浮き上がりを防止できるものである。
さらに、浮き上がり防止ブロック側面4への水圧及び水流11は、側面4の傾斜角度に沿い底面5への水圧及び水流とともに浮き上がり防止ブロック外径部側面2bへと導かれてゆき、ブロック外径部側面2bを通り土中に分散される。また、浮き上がり防止ブロック外径部2a.bがマンホール縦管側面8より突出しているためにマンホール縦管側面8への水圧及び水流による直接的影響も軽減される。また、浮き上がり防止ブロック外径部上面2aに埋め戻し土砂等の抵抗13も加わるために、さらにマンホールの浮き上がりを防止できるものである。
本発明のマンホールの浮き上がり防止ブロックは、従来のマンホールの形状を変えることなく浮き上がり防止ブロックに設置できるため、あらゆるマンホールに使用できることを提供するものである。
1 浮き上がり防止ブロックとマンホールの接地面
2a 浮き上がり防止ブロック外径部上面
2b 浮き上がり防止ブロック外径部側面
3 浮き上がり防止ブロック内部底面
4 浮き上がり防止ブロック側面
5 浮き上がり防止ブロック底面
6 地表面
7 マンホール
8 マンホール縦管側面
9 管路(配管)
10 埋め戻し土砂等
11 水圧及び水流
12 マンホール底面
13 土砂等の圧力
2a 浮き上がり防止ブロック外径部上面
2b 浮き上がり防止ブロック外径部側面
3 浮き上がり防止ブロック内部底面
4 浮き上がり防止ブロック側面
5 浮き上がり防止ブロック底面
6 地表面
7 マンホール
8 マンホール縦管側面
9 管路(配管)
10 埋め戻し土砂等
11 水圧及び水流
12 マンホール底面
13 土砂等の圧力
Claims (1)
- マンホール底面に円錐形状ブロックを設け、液状化現象によるマンホールへの水圧及び水流を分散して、マンホールの浮き上がりを防止するマンホール用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198664A JP2005344498A (ja) | 2004-06-07 | 2004-06-07 | マンホールの浮き上がり防止ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198664A JP2005344498A (ja) | 2004-06-07 | 2004-06-07 | マンホールの浮き上がり防止ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005344498A true JP2005344498A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35497132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004198664A Pending JP2005344498A (ja) | 2004-06-07 | 2004-06-07 | マンホールの浮き上がり防止ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005344498A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008291563A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Hanex Co Ltd | 浮上防止マンホール用底版及び浮上防止マンホール用底版で構成した組立式マンホール |
JP2014062443A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-10 | Fujika:Kk | マンホールの突き上げ浮上防止方法 |
-
2004
- 2004-06-07 JP JP2004198664A patent/JP2005344498A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008291563A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Hanex Co Ltd | 浮上防止マンホール用底版及び浮上防止マンホール用底版で構成した組立式マンホール |
JP2014062443A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-10 | Fujika:Kk | マンホールの突き上げ浮上防止方法 |
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