JP2005343494A - 包装材 - Google Patents

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Takashi Matsuda
尊 松田
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Abstract

【課題】 本発明は、熱収縮性フィルムに印刷し、溶断シールにて製袋し、カップ麺等の容器をオーバーラップ包装する包装材において、溶断シール部分に意匠が印刷され、且つ十分な光沢及び溶断シール強度を有する、表刷り印刷された包装材を提供することを課題とする。
【解決手段】 片面にコロナ放電処理を施された熱収縮性合成樹脂フィルムに、
(a)ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系であり、且つ架橋剤として金属キレート化合物を含有するインキにてコロナ処理された面に印刷し、
(b)且つその印刷面に、ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち、少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系からなるオーバーコートニスを重ね印刷する、
という構成の包装材。
【選択図】 なし



Description

本発明は、カップ麺等の物品を包装するのに用いられる、熱収縮性のフィルム等に絵柄や文字等の意匠を印刷した包装材に関する。
ポリプロピレン等のフィルムに意匠性の絵柄や文字等を印刷し、発泡ポリスチレンカップ等にオーバーラップし、熱によりフィルムを収縮させて、カップ麺等のオーバーラップ包装が作られる。この印刷には、未処理ポリプロピレン等のフィルムに、ポリオレフィン系、ポリアミド/硝化綿系、ポリウレタン系等のグラビアインキが一般に用いられる。
収縮オーバーラップ包装においては、従前は意匠が印刷された発泡ポリスチレンや紙等で製造された容器を、無地の収縮フィルムにて被覆していた。近年、容器形態の多様化に伴う意匠性の観点やコストダウン等の理由により、容器には直接意匠等を印刷せずに、グラビア印刷等で意匠を施した収縮フィルムにて無地の容器を被覆する方法が採用されている。
意匠を施した収縮フィルムで包装する場合は、該フィルムの裏面(包装した場合の内側の面)に意匠を印刷することが一般に行われる。その理由はインキ皮膜が表面(外側)にあると、周囲とこすれてインキ皮膜がキズつくことがあり、また、収縮後の意匠部の光沢が著しく低下することがあり、意匠性を著しく損なうためである。該フィルムの裏面に印刷するためのインキは一般に裏刷りインキと呼ばれる。
このカップ麺等の容器を被覆する際、収縮フィルムを袋状に製袋する必要があるが、その方法としては、フィルムの未処理面同士を線状或いは面状の細いヒーターで断ち切りシールする、溶断シールと呼ばれる方式が広く採用されている。
しかしながらこの溶断シールは、シール面に印刷インキが介在するとそのシール強度が著しく低下し、収縮加工時の熱や或いは常温でもシール部が破れやすくなり、包装加工が出来ないというトラブルが発生する。裏刷りインキはシール面にインキ皮膜が存在するので特にシール不良を起こしやすい。フィルムの表面に印刷するインキ(表刷りインキと呼ばれる)の場合でも、インキ皮膜の厚みが大きすぎるとやはりシール不良を起こすことがある。
そこで現在は、裏刷りインキで印刷する場合は溶断シールを施す箇所は意匠を印刷しないでおき、フィルムの未処理面同士を直接接触させてシールする方式が広く採用されているが、この方式ではシール部分に意匠がないため、直接内側の容器が見え、スーパー等に商品を陳列した場合、その外観が著しく損なわれ、商品として好ましくない。
即ち、意匠が溶断シール部分にも印刷され、且つ十分な溶断シール強度を持つ包装材が求められている。
特許文献1には、カップ状容器にオーバーラップ包装を施した包装体が記載されている。この包装体ではオーバーラップする収縮フィルムの溶断シール部には印刷を行わず、その透明な部分の意匠性をカップ状容器に着色を施すことにより保っているが、カップ状容器に着色するという手間がかかる問題がある。
特開2003−312723号公報
本発明の課題は、熱収縮性フィルムに印刷し、溶断シールにて製袋し、カップ麺等の容器をオーバーラップ包装する包装材において、溶断シール部分に意匠が印刷され、且つ十分な光沢及び溶断シール強度を有する、表刷り印刷された包装材を提供することである。
本発明者らは、鋭意検討の結果、片面にコロナ放電処理を施された熱収縮性合成樹脂フィルムに、
(a)ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系であり、且つ架橋剤として金属キレート化合物を含有するインキにてコロナ処理された面に印刷し、
(b)且つその印刷面に、ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち、少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系からなるオーバーコートニスを重ね印刷する、
という構成の包装材が前記の課題を解決することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の包装材は、熱収縮性合成樹脂フィルムに文字、絵柄等の意匠を印刷した収縮オーバーラップ包装材であって、該包装材の基材フィルムの表面となる側にコロナ放電処理が施されており、下記の(A)ないし(C)の構成を有する。
(A)ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち、少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系であり、且つ架橋剤として金属キレート化合物を含有する印刷インキによりコロナ放電処理された面に印刷されていること。
(B)上記(A)のインキ皮膜に、ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち、少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系からなるオーバーコートニスが印刷されていること。
(C)包装材の裏面(包装したときの内側の面)はインキによって印刷されていないこと。
さらに本発明の包装材は、光沢や耐摩擦性が特に必要とされない場合には、シール部分となるコロナ放電処理には上記(B)のオーバーコートニスを施さない構成とすることができる。また本発明の包装材は、シール方式として溶断シールを行うものに好適である。
本発明の包装材は、熱収縮フィルム等における意匠が印刷された部分を溶断シールすることが可能である。また該フィルムに表刷り印刷した時における光沢が良好である。そしてカップ麺等の容器に被覆させた際、シール部分にも意匠が印刷されているので中の容器が直接見えず、優れた意匠性が得られるという効果を有する。また表刷りであるので、内容物である容器等と接する裏面にはインキ皮膜が無く、インキが容器等とこすれて容器に色が付くなどの問題が起きない。
本発明に使用する熱収縮性合成樹脂フィルムとしては、コロナ放電処理を片面に施したポリオレフィン系フィルムが好ましく、更に好ましいのはポリプロピレンフィルムである。また、施されるコロナ放電処理の処理度は36〜40ダインが好ましく、更に好ましくは37〜38ダインである。
コロナ放電処理面に印刷されるインキは、金属キレート化合物を含有するポリアミド系、繊維素系樹脂のうち少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系のインキであり、好ましくは、ポリアミド/硝化綿系インキである。
金属キレート化合物とは、金属イオンが電子受容体となって、電子供与体と配位結合して環状構造を形成する化合物である。金属キレート化合物の金属成分としては、チタン、アルミニウム、鉄等が用いられるが、チタンが好ましい。
金属としてチタンが使用されたチタンキレートとしては、チタンアセチルアセトネート、チタンアシレート、チタンアルコキシド等が挙げられるが、特に、チタンアセチルアセトネートが好ましい。チタンキレートの添加量は0.5〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜5.0%である。
印刷インキ上に重ね印刷されるオーバーコートニスは、ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち、少なくとも1種類以上から選ばれた樹脂系のインキが好ましい。更に好ましくは、ポリアミド/硝化綿系インキが好ましく、架橋剤として金属キレート化合物を適宜添加しても良い。
インキを印刷する際に使用する溶剤としては、トルエン等の芳香族系炭化水素、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素、酢酸エチル等のエステル類、イソプロピルアルコール、変性アルコール等のアルコール系溶剤やこれらの混合溶剤等を用いる。また、添加剤として、必要に応じて、耐摩耗性向上のためのポリエチレンワックス、ブロッキング防止のための二酸化珪素等を添加しても良い。
インキの印刷・塗布方法は、一般的なグラビアコート、シルクスクリーン、フレキソ等の任意の方式が用いられるが、中でもグラビアコートが好ましく用いられる。
印刷されたインキ皮膜の乾燥膜厚は、0.3〜5μmが好ましく、より好ましくは0.8〜2μmである。乾燥皮膜が厚すぎるとブロッキング(インキ皮膜面同士がくっつく)のトラブルを起こしやすい。
以下に、実施例によって、本発明を具体的に説明する。
実施例1(包装材A−1)
収縮ポリプロピレンフィルム(興人社製「ポリセット」)に38ダインのコロナ放電処理を施し、その処理面に架橋剤入りポリアミド/硝化綿系インキ(大日本インキ化学工業株式会社製「XOP−1426型インキ」)を白、赤の順に印刷し、更にその上に、ポリアミド/硝化綿系オーバーコートニス(大日本インキ化学工業株式会社製「XOP−1426グロスOPニス(SF))を、溶断シール部を除いた部分に印刷し、包装材A−1を得た。
比較例1(包装材B−1)
収縮ポリプロピレンフィルム(興人社製「ポリセット」)に38ダインのコロナ放電処理を施し、その処理面に架橋剤なしのポリアミド/硝化綿系インキ(大日本インキ化学工業株式会社製「XOX−1424型インキ」)を白、赤の順に印刷し、比較包装材B−1を得た。
比較例2(包装材C−1)
収縮ポリプロピレンフィルム(興人社製「ポリセット」)に38ダインのコロナ放電処理を施したフィルムを、溶断シール強度確認用標準品である包装材C−1とした。
[評価試験1:溶断シール強度の確認]
上記で得た包装材A−1、B−1及びC−1を用い、溶断シール試験を実施した。各構成において、非印刷面(未処理面)同士がシールされる様に溶断シール機(トキワ工業社製)にセットし、ショット数180個/分、シーラー温度上刃215℃、下刃80℃の条件にて各々1分間連続で溶断シールし、シールバーへのインキのつもり具合を目視で確認した。また、シール部を10mm幅に断裁し、テンシロン万能試験機 MODEL RTM−100(株式会社オリエンテック社製)を用いて溶断シール強度を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2005343494
表1の備考・・・シール強度の単位:g/10mm、○:インキ堆積なし、×:インキ堆積著しい。
表1に示すように、処理面に架橋剤入りポリアミド/硝化綿系インキを印刷した包装材A−1の溶断シール強度は、一般的に実用強度とされる1,000g/10mmを越えており、十分な強度を有することがわかる。またシールバーへのインキの堆積度合いもほとんど無く、良好であることが確認された。
[評価試験2:光沢値の測定]
上記A−1及びB−1を用い、その光沢値を測定した。
測定には、ビックケミー社製「マイクロ−トリ−グロス光沢計」を使用し、入射角度60°の条件で、収縮前及び収縮後の光沢を測定した。収縮条件は、市販の丸形カップ麺容器を印刷物で適度に被覆し、150℃に加温したオーブン(佐竹化学機械工業株式会社製「セーフベンドライヤN50−S4」型)にて5秒間収縮させた。結果を表2に示す。
Figure 2005343494
表2より本発明の実施例の包装材であるA−1は、比較包材B−1に比べて収縮前及び収縮後の光沢が高く、また、収縮後の光沢低下が少ないことがわかる。

Claims (3)

  1. 熱収縮性合成樹脂フィルムに文字、絵柄等の意匠を印刷した収縮オーバーラップ包装材であって、前記包装材の表面となる側にコロナ放電処理が施されており、その面に印刷されるインキが、ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち少なくとも1種類以上から選ばれる樹脂系であり、且つ架橋剤として金属キレート化合物を含有し、前記包装材の裏面となる側には印刷インキによる印刷がされていない包装材。
  2. 前記の包装材の表面に印刷されたインキ皮膜に、ポリアミド系、繊維素系樹脂のうち少なくとも1種類以上から選ばれる樹脂系からなるオーバーコートニスが印刷されている、請求項1に記載の包装材。
  3. シール方式に溶断シールを用いる請求項1または請求項2のいずれかに記載の包装材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048105A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 東洋インキScホールディングス株式会社 物品の表面と外装体の裏面に印刷層を有する包装体
JP2016079306A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 サカタインクス株式会社 表刷り用オーバープリントニス組成物

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