JP2005342682A - 有機性廃液の処理方法および処理装置 - Google Patents

有機性廃液の処理方法および処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】メタンガスへの変換効率を高めことができる有機性廃液の処理方法および処理装置を提供すること。
【解決手段】有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液及びこれらの混合有機性廃液からなる群から選択される少なくとも1つを物理化学的に処理して有機性廃液中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる工程と、前記固形成分の少なくとも一部が溶解された有機性廃液を、固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とに固液分離する工程と、前記固形成分を含む有機性廃液と前記溶解成分を含む有機性廃液とをそれぞれ嫌気性消化処理して消化ガスを生成させる工程とを含む有機性廃液の処理方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機性廃液の処理方法および処理装置に関する。
下水、食品排水、畜産排水等の処理過程で発生する有機性廃液の処理には、嫌気性微生物を用いた嫌気性消化と呼ばれる処理が行われている。この嫌気性消化では、有機性廃液中の有機物は嫌気性微生物の作用により固形成分の溶解、有機酸生成、メタン生成の過程を経て、最終的にはメタンガスに変換される。しかし、このような嫌気性消化では、処理に長い時間を要するわりに、有機性廃液中の固形成分の溶解率が40〜50%と低く、その結果、メタンガスへの変換効率も40〜50%程度に留まっている。そして、溶解されず残存する固形成分は、系外に引き抜かれ、焼却などの方法により処分されている。
そのため、メタンガスへの変換効率を高め、処分すべき固形成分の発生量を低減するためには、有機性廃液中の固形成分の溶解を促進することが重要となっている。
そこで、有機性廃液中の固形成分の溶解を促進させる方法として、嫌気性消化槽から引き抜いた消化有機性廃液をオゾン処理または高圧パルス放電処理により改質し、この改質有機性廃液を嫌気性消化槽に戻すことが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平9−206785号公報
しかしながら、上記従来の方法では、オゾン処理または高圧パルス放電処理した改質有機性廃液、即ち、溶解されずに残存する難溶解性成分と、オゾン処理または高圧パルス放電処理によって溶解された溶解成分とを含む有機性廃液を嫌気性消化槽に戻している。このような方法では、嫌気性消化槽中に存在する嫌気性微生物が溶解成分と優先的に反応してしまい、難溶解性成分との反応が十分に行われず、メタンガスへの変換効率が向上しないという問題点があった。
したがって、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、メタンガスへの変換効率を高めことができる有機性廃液の処理方法および処理装置を提供することを目的としている。
そこで本発明者らは、有機性廃液の処理方法について鋭意検討した結果、物理化学的に処理された有機性廃液を固液分離し、ここで分離された固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とをそれぞれ嫌気性消化して有機性廃液中の固形成分の溶解を促進することによって、メタンガスへの変換効率を飛躍的に高めることができることを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は、有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液及びこれらの混合有機性廃液からなる群から選択される少なくとも1つを物理化学的に処理して有機性廃液中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる工程と、前記固形成分の少なくとも一部が溶解された有機性廃液を、固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とに固液分離する工程と、前記固形成分を含む有機性廃液と前記溶解成分を含む有機性廃液とをそれぞれ嫌気性消化処理して消化ガスを生成させる工程とを含む有機性廃液の処理方法である。
また、本発明は、有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液及びこれらの混合有機性廃液からなる群から選択される少なくとも1つが供給され、前記有機性廃液を物理化学的に処理することによって有機性廃液中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる物理化学的処理槽と、前記固形成分の少なくとも一部が溶解された有機性廃液を、固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とに分離する第1の固液分離槽と、前記固形成分を含む有機性廃液を嫌気性消化処理することによって消化ガスを生成させる第1の嫌気性消化処理槽と、前記溶解成分を含む有機性廃液を嫌気性消化処理することによって消化ガスを生成させる第2の嫌気性消化処理槽とを備える有機性廃液処理装置である。
本発明によれば、物理化学的に処理された有機性廃液を、固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とに固液分離し、分離された固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とをそれぞれ嫌気性消化することによって、有機性廃液中の有機物のメタンガスへの変換効率を向上させることができると共に、処分すべき固形成分の発生量を低減することができる。
以下、本発明の有機性廃液の処理方法および処理装置を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る有機性廃液処理装置10の構成を示すブロック図である。
図1において、有機性廃液処理装置10には、第1の嫌気性消化槽11と有機性廃液導入路12との間に、物理化学的処理槽13および固液分離槽14aが設けられている。物理化学的処理槽13は、物理化学的処理液排出路15を介して固液分離槽14aに接続され、固液分離槽14aは、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に接続されており、固形成分含有廃液導入路16にはpH調整槽17aが設置されている。さらに、固液分離槽14aは溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に接続され、溶解成分含有廃液導入路18にはpH調整槽17bが設置されている。
また、第1の嫌気性消化槽11は、消化廃液排出路20を介して固液分離槽14bに接続され、固液分離槽14bには処理水排出路21aおよび濃縮廃液排出路22が接続されている。濃縮廃液排出路22は、濃縮廃液廃棄路23と濃縮廃液返送路24とに分岐し、濃縮廃液返送路24は第1の嫌気性消化槽11に接続されている。一方、第2の嫌気性消化槽19には処理水排出路21bが接続されている。また、第1の嫌気性消化槽11および第2の嫌気性消化槽19には、消化ガス排出路25a、25bがそれぞれ接続されている。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置10の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12から物理化学的処理槽13に導入し、微生物を用いない物理化学的処理、例えば、オゾン処理、アルカリ処理、超音波処理、加熱処理、機械的破砕処理等により有機汚泥中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる。
この物理化学的処理された有機汚泥は、物理化学的処理液排出路15から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む有機汚泥と溶解成分を含む有機汚泥とに分離される。分離後の固形成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、嫌気性微生物によって有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
次に、第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から排出され、固液分離槽14bにおいて溶解成分を含む消化汚泥と固形成分を含む消化汚泥(以下、濃縮汚泥という)とに分離され、溶解成分を含む消化汚泥は、処理水として処理水排出路21aから系外に排出され、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22から排出される。さらに、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送される。
一方、分離後の溶解成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、嫌気性微生物によって有機汚泥中の溶解成分のメタン発酵が行われる。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
このように本実施の形態1によれば、有機性廃液としての有機汚泥中の固形成分の少なくとも一部を物理化学的処理により溶解させ、固形成分の少なくとも一部が溶解された有機汚泥を、固形成分を含む有機性廃液としての固形成分を含む有機汚泥と、溶解成分を含む有機性廃液としての溶解成分を含む有機汚泥とに固液分離し、これらを別々の嫌気性消化槽11,19で嫌気性消化処理することによって、溶解成分による固形成分の溶解阻害を回避することができる。その結果、有機汚泥中の固形成分の溶解を促進させることができる。
この溶解促進に伴い、メタンガスの発生量を増大させることが可能となり、有機汚泥中の有機物のメタンガスへの変換効率を高めることができる。さらに、固形成分を含む消化廃液としての濃縮汚泥の一部を濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送しているので、固形成分が更に溶解され、メタンガスへの変換効率を高めることができるだけでなく、焼却処分すべき廃棄汚泥の発生量を大幅に低減することができる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2に係る有機性廃液処理装置30の構成を示すブロック図である。
図2において、有機性廃液処理装置30では、処理水排出路21aが第2の嫌気性消化槽19に接続されている。その他の構成については、図1に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置30の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12から物理化学的処理槽13に導入し、微生物を用いない物理化学的処理、例えば、オゾン処理、アルカリ処理、超音波処理、加熱処理、機械的破砕処理等により有機汚泥中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる。
この物理化学的処理された有機汚泥は、物理化学的処理液排出路15から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む有機汚泥と溶解成分を含む有機汚泥とに分離される。分離後の固形成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、嫌気性微生物によって有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から排出され、固液分離槽14bで溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離され、溶解成分を含む消化汚泥は、処理水排出路21aを介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22から排出される。さらに、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送される。
一方、分離後の溶解成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入される。そのため、第2の嫌気性消化槽19には、溶解成分を含む消化汚泥および溶解成分を含む有機汚泥が導入され、嫌気性微生物によって汚泥中の溶解成分のメタン発酵が行われる。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
このように本実施の形態2によれば、第1の嫌気性消化槽11では、物理化学的処理した固形成分を含む有機汚泥の溶解およびメタン発酵が行われ、ここで溶解された有機物の一部は酢酸やプロピオン酸などの有機酸に変換される(酸発酵)。そして、これら溶解成分を含む消化汚泥および固液分離槽14aで分離された溶解成分を含む有機汚泥を第2の嫌気性消化槽19に導入することによって、第1の嫌気性消化槽11でメタンガスへ変換し切れなかった有機物がさらに処理され、メタンガスへの変換をより確実、且つ効率的に行うことができる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3に係る有機性廃液処理装置40の構成を示すブロック図である。
図3において、有機性廃液処理装置40では、第1の嫌気性消化槽11と有機性廃液導入路12との間に、オゾン処理槽31、アルカリ処理槽32および固液分離槽14aが設けられている。オゾン処理槽31には、オゾン含有ガス注入路33を介してオゾン発生器34が接続されている。また、アルカリ処理槽32には、アルカリ液導入路35を介してアルカリ液貯留槽36が接続され、アルカリ液導入路35には、アルカリ液導入ポンプ37が設置されている。オゾン処理槽31は、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に接続され、アルカリ処理槽32は、アルカリ処理液排出路39を介して固液分離槽14aに接続されている。その他の構成については、図1に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の処理装置40の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12からオゾン処理槽31に導入し、オゾン発生器34で発生させたオゾン含有ガスをオゾン含有ガス注入路33を介してオゾン処理槽31に注入することにより有機汚泥中の固形成分を溶解させる。
ここで、オゾン含有ガスの供給量は、10〜500mg・O/g・SSが好ましく、20〜400mg・O/g・SSが更に好ましい。オゾン含有ガスの供給量が、10mg・O/g・SS未満であると、有機汚泥中の固形成分、中でも繊維質や細胞壁などの難溶解性物質を十分に溶解および改質することができない場合がある。オゾン含有ガスの供給量が、500mg・O/g・SSを超えると、オゾンが無駄に消費され、処理コストが高くなる場合がある。
また、オゾン処理槽31における有機汚泥の滞留時間は30分以下がよい。滞留時間が30分を越える場合には、オゾン処理槽31を大型化する必要があり、それによって有機性廃液処理装置40が大型化してしまう場合がある。
オゾン処理後の有機汚泥を、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に送ると共に、アルカリ液導入液ポンプ37を動作させ、アルカリ液貯留槽36に貯留された水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を、アルカリ液導入路35を介してアルカリ処理槽32に導入することにより有機汚泥中の固形成分を更に溶解させる。
ここで、アルカリ水溶液の供給量は、アルカリ処理槽32内の有機汚泥のpHが10以上となるようにすることが好ましく、13以上が更に好ましい。有機汚泥のpHが10未満であると、有機汚泥中の固形成分、中でも繊維質や細胞壁などの難溶解性物質を十分に溶解および改質することができない場合がある。有機汚泥のpHを上記値に調整するためには、例えば、有機汚泥のpHを測定するpHメータをアルカリ処理槽32内に設置し、ここで測定されたpHに応じて、アルカリ水溶液を供給する方法が挙げられる。また、有機汚泥のpHを調整する代わりに、有機汚泥量に対するアルカリ水溶液の添加量が一定となるようにしてもよく、この場合には、水酸化物イオン濃度が0.1mmol/1L(有機汚泥)以上とすることが好ましい。
オゾン処理後にアルカリ処理された有機汚泥は、アルカリ処理液排出路39から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む有機汚泥と溶解成分を含む有機汚泥とに分離される。
次に、分離後の固形成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、嫌気性微生物によって有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
一方、分離後の溶解成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、嫌気性微生物によって有機汚泥中の溶解成分のメタン発酵が行われる。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
このように本実施の形態3によれば、物理化学的処理として、オゾン処理を行い、次いでアルカリ処理を行うことで、オゾンの強い酸化力とアルカリの有機物分解力とが相乗作用し、種々の微生物や有機ポリマーなどが高度に密集して形成された汚泥フロックの内部にまでアルカリが浸透できる。その結果、有機汚泥中の固形成分、中でも繊維質や細胞壁などの難溶解性物質を溶解および改質することができる。そのため、オゾン処理、アルカリ処理、超音波処理、加熱処理、機械的破砕処理等を単独で行う場合に比べ、有機汚泥中の固形成分の溶解を更に促進することができる。また、この溶解促進にともない、メタンガスの発生量を増大させることが可能となり、有機汚泥中の有機物のメタンガスへの変換効率を高めることができる。また、メタンガスへの変換効率の向上により、焼却処分すべき廃棄汚泥の発生量が大幅に低減される。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4に係る有機性廃液処理装置50の構成を示すブロック図である。
図4において、有機性廃液処理装置50では、処理水排出路21aが第2の嫌気性消化槽19に接続されている。その他の構成については、図3に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置50の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12からオゾン処理槽31に導入し、オゾン発生器34で発生させたオゾン含有ガスをオゾン含有ガス注入路33を介してオゾン処理槽31に注入することにより有機汚泥中の固形成分を溶解させる。
オゾン処理後の有機汚泥を、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に送ると共に、アルカリ液導入液ポンプ37を動作させ、アルカリ液貯留槽36に貯留された水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を、アルカリ液導入路35を介してアルカリ処理槽32に導入することにより有機汚泥中の固形成分を更に溶解させる。
オゾン処理後にアルカリ処理された有機汚泥は、アルカリ処理液排出路39から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む有機汚泥と溶解成分を含む有機汚泥とに分離される。
次に、分離後の固形成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、嫌気性微生物によって有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から排出され、固液分離槽14bで溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離され、溶解成分を含む消化汚泥は、処理水排出路21aを介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22から排出される。さらに、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送される。
一方、分離後の溶解成分を含む有機汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入される。そのため、第2の嫌気性消化槽19には、溶解成分を含む消化汚泥および溶解成分を含む有機汚泥が導入され、嫌気性微生物によって汚泥中の溶解成分のメタン発酵が行われる。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
このように本実施の形態4によれば、第1の嫌気性消化槽11では、オゾン処理後にアルカリ処理した固形成分を含む有機汚泥の溶解およびメタン発酵が行われ、ここで溶解された有機物の一部は酢酸やプロピオン酸などの有機酸に変換される(酸発酵)。そして、これら溶解成分を含む消化汚泥および固液分離槽14aで分離された溶解成分を含む有機汚泥を第2の嫌気性消化槽19に導入することによって、第1の嫌気性消化槽11でメタンガスへ変換し切れなかった有機物がさらに処理され、メタンガスへの変換をより確実、且つ効率的に行うことができる。
実施の形態5.
図5は、本発明の実施の形態5に係る有機性廃液処理装置60の構成を示すブロック図である。
図5において、有機性廃液処理装置60では、有機性廃液導入路12が第1の嫌気性消化槽11に接続されている。さらに、第1の嫌気性消化槽11には消化廃液引き抜き路41が接続され、消化廃液引き抜き路41のもう一端はオゾン処理槽31に接続されている。その他の構成については、図3に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置60の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12から第1の嫌気性消化槽11に導入し、嫌気性微生物による嫌気性消化処理により有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。そして、第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入されると共に、一部の消化汚泥は消化廃液引き抜き路41から引き抜かれる。
消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入された消化汚泥は、溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離され、溶解成分を含む消化汚泥は、処理水として処理水排出路21aから系外に排出され、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22から排出される。そして、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送される。
一方、消化廃液引き抜き路41から引き抜かれた消化汚泥は、オゾン処理槽31に導入されると共に、オゾン発生器34で発生させたオゾン含有ガスがオゾン含有ガス注入路33を介してオゾン処理槽31に注入されて、消化汚泥中の固形成分が溶解される。
オゾン処理後の消化汚泥を、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に導入すると共に、アルカリ液導入液ポンプ37を動作させ、アルカリ液貯留槽36に貯留された水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を、アルカリ液導入路35を介してアルカリ処理槽32に導入することにより消化汚泥中の固形成分を更に溶解させる。
オゾン処理後にアルカリ処理された消化汚泥は、アルカリ処理液排出路39から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む消化汚泥と溶解成分を含む消化汚泥とに分離される。
次に、分離後の固形成分を含む消化汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
一方、分離後の溶解成分を含む消化汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
このように本実施の形態5によれば、第1の嫌気性消化槽11から消化汚泥の一部を引き抜き、この引き抜かれた消化汚泥をオゾン処理し、次いでアルカリ処理することによって、嫌気性微生物によって溶解し難い繊維質や細胞壁などの難溶解性物質が易溶解性物質へ変換されるので、メタンガスへの変換を効率よく進めることができる。
実施の形態6.
図6は、本発明の実施の形態6に係る有機性廃液処理装置70の構成を示すブロック図である。
図6において、有機性廃液処理装置70では、有機性廃液導入路12が第1の嫌気性消化槽11に接続されている。さらに、第1の嫌気性消化槽11には消化廃液引き抜き路41が接続され、消化廃液引き抜き路41のもう一端はオゾン処理槽31に接続されている。その他の構成については、図4に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置70の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12から第1の嫌気性消化槽11に導入し、嫌気性微生物による嫌気性消化処理により有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。そして、第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入されると共に、一部の消化汚泥は消化廃液引き抜き路41から引き抜かれる。
消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入された消化汚泥は、溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離される。溶解成分を含む消化汚泥は、処理水排出路21aを介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。また、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送される。
一方、消化廃液引き抜き路41から引き抜かれた消化汚泥は、オゾン処理槽31に導入されると共に、オゾン発生器34で発生させたオゾン含有ガスがオゾン含有ガス注入路33を介してオゾン処理槽31に注入されて、消化汚泥中の固形成分が溶解される。
オゾン処理後の消化汚泥を、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に導入すると共に、アルカリ液導入液ポンプ37を動作させ、アルカリ液貯留槽36に貯留された水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を、アルカリ液導入路35を介してアルカリ処理槽32に導入することにより消化汚泥中の固形成分を更に溶解させる。
オゾン処理後にアルカリ処理された消化汚泥は、アルカリ処理液排出路39から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む消化汚泥と溶解成分を含む消化汚泥とに分離される。
次に、分離後の固形成分を含む消化汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から排出され、固液分離槽14bで溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離され、溶解成分を含む消化汚泥は、処理水排出路21aを介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22から排出される。さらに、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介して第1の嫌気性消化槽11に返送される。
一方、分離後の溶解成分を含む消化汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
このように本実施の形態6によれば、第1の嫌気性消化槽11で嫌気性消化処理された消化汚泥を第2の嫌気性消化槽19に導入すると共に、一部の消化汚泥を引き抜き、オゾン処理し、次いでアルカリ処理することによって、第1の嫌気性消化槽11内の難溶解性物質が易溶解性物質へより確実に変換され、それにより有機汚泥のメタンガスへの変換効率を向上させることができる。
実施の形態7.
図7は、本発明の実施の形態7に係る有機性廃液処理装置80の構成を示すブロック図である。
図7において、有機性廃液処理装置80では、有機性廃液導入路12が第1の嫌気性消化槽11に接続されている。さらに、濃縮廃液排出路22は濃縮廃液廃棄路23と濃縮廃液返送路24に分岐し、濃縮廃液返送路24の一端はオゾン処理槽31に接続されている。その他の構成については、図3に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置80の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12から第1の嫌気性消化槽11に導入し、嫌気性微生物による嫌気性消化処理により有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。そして、第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入される。
消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入された消化汚泥は、溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離され、溶解成分を含む消化汚泥は、処理水として処理水排出路21aから系外に排出され、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22から排出される。そして、濃縮廃液排出路22から排出された濃縮汚泥は、濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介してオゾン処理槽31に導入される。
濃縮汚泥がオゾン処理槽31に導入されると共に、オゾン発生器34で発生させたオゾン含有ガスがオゾン含有ガス注入路33を介してオゾン処理槽31に注入されて、濃縮汚泥中の固形成分が溶解される。
オゾン処理後の濃縮汚泥を、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に導入すると共に、アルカリ液導入液ポンプ37を動作させ、アルカリ液貯留槽36に貯留された水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を、アルカリ液導入路35を介してアルカリ処理槽32に導入することにより濃縮汚泥中の固形成分を更に溶解させる。
オゾン処理後にアルカリ処理された濃縮汚泥は、アルカリ処理液排出路39から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む濃縮汚泥と溶解成分を含む濃縮汚泥とに分離される。
次に、分離後の固形成分を含む濃縮汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
一方、分離後の溶解成分を含む濃縮汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。
このように本実施の形態7によれば、消化汚泥を濃縮汚泥と溶解成分を含む消化汚泥とに固液分離し、濃縮汚泥をオゾン処理し、次いでアルカリ処理することによって、難溶解性物質の易溶解性物質への変換が確実に行われ、メタンガスへの変換を効率よく進めることができる。
実施の形態8.
図8は、本発明の実施の形態8に係る有機性廃液処理装置90の構成を示すブロック図である。
図8において、有機性廃液処理装置90では、有機性廃液導入路12が第1の嫌気性消化槽11に接続されている。さらに、濃縮廃液排出路22は濃縮廃液廃棄路23と濃縮廃液返送路24に分岐し、濃縮廃液返送路24の一端はオゾン処理槽31に接続されている。その他の構成については、図4に示す構成と同様であるので、本実施の形態では、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施の形態の有機性廃液処理装置90の動作について説明する。
有機性廃液として下水処理場の初沈汚泥と余剰汚泥とを混合した有機汚泥を、有機性廃液導入路12から第1の嫌気性消化槽11に導入し、嫌気性微生物による嫌気性消化処理により有機汚泥中の固形成分の溶解およびメタン発酵が行われる。そして、第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥は、消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入される。
消化廃液排出路20から固液分離槽14bに導入された消化汚泥は、溶解成分を含む消化汚泥と濃縮汚泥とに分離される。この溶解成分を含む消化汚泥は、処理水排出路21aを介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。そして、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥は、処理水として処理水排出路21bから排出される。
一方、濃縮汚泥は、濃縮廃液排出路22を介して濃縮廃液廃棄路23から系外に排出されると共に、その一部は濃縮廃液返送路24を介してオゾン処理槽31に導入される。
濃縮汚泥がオゾン処理槽31に導入されると共に、オゾン発生器34で発生させたオゾン含有ガスがオゾン含有ガス注入路33を介してオゾン処理槽31に注入されて、濃縮汚泥中の固形成分が溶解される。
オゾン処理後の濃縮汚泥を、オゾン処理液排出路38を介してアルカリ処理槽32に導入すると共に、アルカリ液導入液ポンプ37を動作させ、アルカリ液貯留槽36に貯留された水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を、アルカリ液導入路35を介してアルカリ処理槽32に導入することにより濃縮汚泥中の固形成分を更に溶解させる。
オゾン処理後にアルカリ処理された濃縮汚泥は、アルカリ処理液排出路39から固液分離槽14aに導入され、固液分離槽14aにおいて固形成分を含む濃縮汚泥と溶解成分を含む濃縮汚泥とに分離される。
次に、分離後の固形成分を含む濃縮汚泥は、pH調整槽17aでpH調整された後、固形成分含有廃液導入路16を介して第1の嫌気性消化槽11に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第1の嫌気性消化槽11で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25aから排出される。
一方、分離後の溶解成分を含む濃縮汚泥は、pH調整槽17bでpH調整された後、溶解成分含有廃液導入路18を介して第2の嫌気性消化槽19に導入され、更に嫌気性消化処理される。この第2の嫌気性消化槽19で発生する消化ガスは、消化ガス排出路25bから排出される。
このように本実施の形態8によれば、消化汚泥を濃縮汚泥と溶解成分を含む消化汚泥とに固液分離して、濃縮汚泥をオゾン処理し、次いでアルカリ処理することによって、難溶解性物質の易溶解性物質への変換が確実に行われ、メタンガスへの変換を効率よく進めることができる。さらに、溶解成分を含む消化汚泥および溶解成分を含む濃縮汚泥を第2の嫌気性消化槽19に導入しているので、第1の嫌気性消化槽11でメタンガスへ変換し切れなかった有機物がさらに処理され、メタンガスへの変換をより確実、且つ効率的に行うことができる。
なお、上記実施の形態1および2では、物理化学的処理槽に導入される有機汚泥の全てを物理化学的に処理したが、導入される有機汚泥の一部に物理化学的処理を行い、残りは処理を行わずに第1の嫌気性消化槽11へ導入してもよい。
上記実施の形態1および2では、物理化学的処理によるpH変動が小さい場合には、pH調整槽17a,17bを省略することができる。
上記実施の形態2、4、6および8では、第1の嫌気性消化槽11内の消化汚泥を固液分離してから第2の嫌気性消化槽19に導入したが、固液分離せずに、そのまま(固形成分と溶解成分が混在した状態で)第2の嫌気性消化槽19に導入してもよい。
上記実施の形態3および4では、オゾン処理槽に導入される有機汚泥の全てをオゾン処理およびアルカリ処理したが、導入される有機汚泥の一部にオゾン処理およびアルカリ処理を行い、残りはこれらの処理を行わずに第1の嫌気性消化槽11へ導入してもよい。
上記実施の形態7および8では、オゾン処理槽31に返送される濃縮汚泥の全てをオゾン処理およびアルカリ処理したが、返送される濃縮汚泥の一部にオゾン処理およびアルカリ処理を行い、残りはこれらの処理を行わずに第1の嫌気性消化槽11へ導入してもよい。
また、上記実施の形態1〜8では、有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液のそれぞれに物理化学的処理を行ったが、これら有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液を混合し、この混合有機性廃液に物理化学処理を行ってもよい。
上記実施の形態1〜8では、第2の嫌気性消化槽19内の消化汚泥を処理水として排出したが、第1の嫌気性消化槽11と同様に、前記消化汚泥を、濃縮汚泥と溶解成分を含む消化汚泥とに固液分離し、溶解成分を含む消化汚泥を処理水として排出し、濃縮汚泥を系外に排出すると共に、その一部を第2の嫌気性消化槽19に返送してもよい。
上記実施の形態1〜8では、下水処理の初沈汚泥と余剰汚泥との混合した有機汚泥を処理したが、生ごみ、食品残渣、畜産糞尿、し尿、工場廃液、またはこれらの混合物など有機物濃度が高い汚泥、廃棄物、廃液なども同様に処理することができる。
以下、本発明の有機性廃液の処理方法について、その効果を検証する実験を行った。
有効容積6.0Lの培養ビンを4本用意し、それぞれにVSS(Volatile Suspended Solid)濃度約20,000mg/Lの嫌気性消化汚泥を5.0L分注し、35℃で嫌気性消化を行い、Run1〜Run4とした。これらはいずれも、1日に1回、1.5Lの消化汚泥を引抜き、この引抜き汚泥を遠心分離し、沈殿した固形成分を遠心分離後の上澄み液で0.5Lに調整した後、再び嫌気性消化槽に戻した。この操作によって1日に1.0Lの上澄み液のみを培養ビンから引抜くことになる。その後、以下に示す基質汚泥を1.0Lずつ培養ビンに加えた。Run1〜4の実験のフローを図9に示す。
Run1の基質汚泥には、VSS濃度約20,000mg/Lの下水処理場の余剰汚泥を未処理のまま用いた。Run2の基質汚泥としては、Run1と同じ余剰汚泥に対して、まずオゾン処理を行い、次いでアルカリ処理を行った(以下、この処理をオゾンアルカリ処理という)。オゾン処理ではオゾン注入率を0.05g−O/g−SSとし、アルカリ処理では水酸化ナトリウムを添加しpH12で10分間保持した。その後、pHを中性付近に調整すると共に、VSS濃度を約20,000mg/Lに調整して基質汚泥とした。Run3及びRun4の基質汚泥には、Run2と同様にオゾンアルカリ処理、pH調整した汚泥に対し、遠心分離を行って、固形成分と溶解成分に分けたものを用いた。遠心分離で沈殿した固形成分をVSS濃度が約20,000mg/Lとなるように純水で調整し、この固形成分を含む汚泥をRun3の基質汚泥とし、遠心分離後の上澄み液、即ち、溶解成分を含む汚泥をRun4の基質汚泥とした。
このRun1〜Run4の嫌気性消化の連続実験を約3ヵ月継続し、オゾンアルカリ処理および嫌気性消化処理によって溶解されたVSS量を測定し、投入した余剰汚泥のVSS量に対するVSS溶解率を求めた。また、この間の、消化ガスの発生量を測定し、投入した余剰汚泥のVSSに対するガス発生率を求めた。
図10は、Run2及びRun3において、投入した余剰汚泥のVSS積算量とオゾンアルカリ処理後の汚泥のVSS積算量との関係を示すグラフである。図10における傾きは、オゾンアルカリ処理におけるVSS溶解率を表す。図10から明らかなように、オゾンアルカリ処理におけるVSS溶解率は51%であることが分かる。
図11は、Run1〜Run3における、投入した余剰汚泥のVSS積算量と処理後(Run1では嫌気性消化処理のみ、Run2ではオゾンアルカリ処理および嫌気性消化処理、Run3ではオゾンアルカリ処理、嫌気性消化処理した汚泥の固形成分を再度嫌気性消化処理)の汚泥のVSSの積算量との関係を示すグラフである。図11における傾きは、各RunでのVSS溶解率を表す。図11から明らかなように、Run1における溶解率は40%であるのに対し、Run2及びRun3における溶解率はそれぞれ75%、88%となり大幅に溶解率が増大した。これは図10に示したように、嫌気性消化処理前に行ったオゾンアルカリ処理によって51%のVSSが溶解されたことが大きく影響しており、この処理が汚泥溶解に大きな効果を持つことが分かる。また、Run2及びRun3ではRun3の方が溶解率は高く、溶解成分の有無が嫌気性消化処理における汚泥溶解に影響を及ぼしていることが示された。
そこで、嫌気性消化処理におけるVSS溶解特性を把握するため、嫌気性消化処理に投入した汚泥のVSS積算量と嫌気性消化処理によって溶解した汚泥のVSS積算量との関係を図12に示す。図12から明らかなように、Run2では嫌気性消化処理によるVSS溶解率が50%であるのに対し、Run3では溶解率が75%となり、Run3の方が嫌気性消化処理におけるVSS溶解が進んでいる。このことから、嫌気性消化処理において溶解成分を共存させないことにより、高いVSS溶解率が達成されることが分かる。
また、これら実験での投入した余剰汚泥のVSS積算量と発生した消化ガス量との関係を図13に示す。なお、Run3、Run4については、オゾンアルカリ処理を行った汚泥を固形成分を含む汚泥と溶液成分を含む汚泥とに分けて嫌気性消化処理したが、全体の消化ガス量を比較するため、それぞれのガス発生量の和をRun3+4としてプロットした。図13における傾きは、投入VSS当たりのガス発生率を表す。図13から明らかなように、Run1では、ガス発生率が0.31L/kg−VSSであるのに対し、Run2およびRun3+4ではガス発生率はそれぞれ0.57L/kg−VSS、0.69L/kg−VSSとなりVSS溶解と同様に高くなった。特に、Run2とRun3+4では後者の方が大きく、このことから、固形成分と溶解成分を分けて別々に嫌気性消化することにより、消化ガスの発生、即ちメタンガスへの変換効率が向上することが分かる。これは、上記したように、溶解成分を共存させずに固形成分の嫌気性消化を行うことによって、その溶解が進んだことに起因するものである。
本実験の結果から、余剰汚泥に対しオゾン処理を行い、次いでアルカリ処理を行った後、固形成分を含む汚泥と溶解成分を含む汚泥とに分離し、これらを別々に嫌気性消化処理することで、固形成分の溶解量およびメタンガス発生量をより増大できることが確認された。
本発明の実施の形態1に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態8に係る有機性廃液処理装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態における実験のフロー図である。 投入した余剰汚泥のVSS積算量とオゾンアルカリ処理後の汚泥のVSS積算量との関係を示すグラフである。 投入した余剰汚泥のVSS積算量と処理後の汚泥のVSSの積算量との関係を示すグラフである。 嫌気性消化処理に投入した汚泥のVSS積算量と嫌気性消化処理によって溶解した汚泥のVSS積算量との関係を示すグラフである 投入した余剰汚泥のVSS積算量と発生した消化ガス量との関係を示すグラフである。
符号の説明
10,30,40,50,60,70,80,90 有機性廃液処理装置、11 第1の嫌気性消化槽、12 有機性廃液導入路、13 物理化学的処理槽、14a,14b 固液分離槽、15 物理化学的処理液排出路、16 固形成分含有廃液導入路、17a,17b pH調整槽、18 溶解成分含有廃液導入路、19 第2の嫌気性消化槽、20 消化廃液排出路、21a,21b 処理水排出路、22 濃縮廃液排出路、23 濃縮廃液廃棄路、24 濃縮廃液返送路、25a,25b 消化ガス排出路、31 オゾン処理槽、32 アルカリ処理槽、33 オゾン含有ガス注入路、34 オゾン発生器、35 アルカリ液導入路、36 アルカリ液貯留槽、37 アルカリ液導入ポンプ、38 オゾン処理液排出路、39 アルカリ処理液排出路、41 消化廃液引き抜き路。

Claims (7)

  1. 有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液及びこれらの混合有機性廃液からなる群から選択される少なくとも1つを物理化学的に処理して有機性廃液中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる工程と、
    前記固形成分の少なくとも一部が溶解された有機性廃液を、固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とに固液分離する工程と、
    前記固形成分を含む有機性廃液と前記溶解成分を含む有機性廃液とをそれぞれ嫌気性消化処理して消化ガスを生成させる工程と
    を含むことを特徴とする有機性廃液の処理方法。
  2. 前記物理化学的処理として、オゾン処理を行い、次いでアルカリ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の有機性廃液の処理方法。
  3. 前記固形成分を含む有機性廃液を嫌気性消化処理して得られる消化廃液を、固形成分を含む消化廃液と溶解成分を含む消化廃液とに固液分離し、前記溶解成分を含む消化廃液を嫌気性消化処理して消化ガスを生成させる工程を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の有機性廃液の処理方法。
  4. 前記溶解成分を含む有機性廃液と、前記溶解成分を含む消化廃液とを同じ処理槽で嫌気性消化処理することを特徴とする請求項3に記載の有機性廃液の処理方法。
  5. 有機性廃液、嫌気性消化された有機性廃液、嫌気性消化され、固液分離された有機性廃液及びこれらの混合有機性廃液からなる群から選択される少なくとも1つが供給され、前記有機性廃液を物理化学的に処理することによって有機性廃液中の固形成分の少なくとも一部を溶解させる物理化学的処理槽と、
    前記固形成分の少なくとも一部が溶解された有機性廃液を、固形成分を含む有機性廃液と溶解成分を含む有機性廃液とに分離する第1の固液分離槽と、
    前記固形成分を含む有機性廃液を嫌気性消化処理することによって消化ガスを生成させる第1の嫌気性消化処理槽と、
    前記溶解成分を含む有機性廃液を嫌気性消化処理することによって消化ガスを生成させる第2の嫌気性消化処理槽と
    を備えることを特徴とする有機性廃液処理装置。
  6. 前記物理化学的処理槽が、オゾン処理槽と、その下流側に接続されたアルカリ処理槽とから構成されることを特徴とする請求項5に記載の有機性廃液処理装置。
  7. 前記第1の嫌気性消化処理槽において嫌気性消化処理された消化廃液を、固形成分を含む消化廃液と溶解成分を含む消化廃液とに分離する第2の固液分離槽を更に備え、
    前記溶解成分を含む消化廃液を前記第2の嫌気性消化処理槽に導入できるように、前記第2の固液分離槽が前記第2の嫌気性消化処理槽に接続されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の有機性廃液処理装置。
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