JP2005342301A - 店頭デモモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 市販品であるとするときに基板に実装される回路部品を一部非実装とすることにより、店頭デモ用食器洗浄乾燥機のコストを低減しつつ、店頭デモ用専用の食器洗浄乾燥機を提供する。
【解決手段】 マイクロコンピュータ11は、食器洗浄乾燥機のシーケンスデータを記憶可能な不揮発性メモリー17が搭載されているか否かを判定するメモリー搭載判定手段18を備えており、メモリー搭載判定手段18が、不揮発性メモリー17が搭載されないと判定することに応答して、食器洗浄乾燥機を店頭用デモンストレーションモードで実行する。不揮発性メモリー17を搭載した食器洗浄乾燥機は、店頭用デモンストレーション用ではなく、市販用の食器洗浄乾燥機として扱われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、店頭デモンストレーションモード機能を備えたマイクロコンピュ−タを内蔵した食器洗浄乾燥機に関する。
食器洗浄乾燥機については、各種の機能をユーザーに説明しアピールするために、店頭デモンストレーション(以下、「店頭デモ」と略す場合がある)機能を持った店頭デモ用の食器洗浄乾燥機が専用に用意される。また、店頭には給排水設備が無いので、店頭デモモードで行われる動作としては、通常、噴射動作とキー操作及び表示動作が確認できる専用動作とが用意されている。
従来、店頭デモモード用プログラムをマイクロコンピュータに内蔵し、特殊なキー操作により店頭デモモード動作を実行可能にするものとして、加熱調理器における加熱停止制御の例が提案されている。即ち、キーボードからの入力信号によってマイクロコンピュータを制御し、マイクロコンピュータの出力信号によって加熱手段を制御する加熱調理器において、キーボードで特定の複数のファンクションキーを入力することに応答して、加熱停止手段が加熱手段のみを動作停止させることが提案されている(特許文献1)。複数の加熱調理器を並べて行う店頭デモの際に、電源容量が不足する時に加熱手段のみへの通電を遮断して、店頭デモの継続を可能にしている。この場合、セットの電源が切れると店頭デモモード動作が解除されるため、店頭デモモード動作を再開するには、上記の特殊なキー操作を再度行うことが求められる。
実公平3−17134号公報(第2頁第3欄第1行〜第4欄第13行、図3)
また、店頭において、一旦、特殊操作の下で特殊販売促進モードに移行した場合、電源を切って後、再度、電源投入したときに、特殊操作無しに特殊販売促進モードに移行することを可能にした調理器が提案されている(特許文献2)。店頭デモモードに移行したことを不揮発性メモリに記憶し、電源切断後の再電源投入時に、不揮発性メモリへの上記特殊操作の記憶に基づいて特殊操作無し(簡単操作にて)で直ちに店頭デモモードへ移行可能とすることにより、特殊販売モードへの移行の面倒さの解決を図っている。店頭デモ用の調理器と販売用の調理器とを区別して用意しないので、実際の販売に際しては、別の特殊操作に基づいて不揮発性メモリをクリアし、家庭で店頭デモモードへ移行することがないようにしている。
特開平5−33944号公報(段落[0014]〜[0018]、図4)
前記2つの方法を生産時に選択できるシステム、即ち、店頭デモモードを備えた調理器において、店頭デモモードに移行し電源切断後の再電源投入の際に、自動的に店頭デモモードに移行するシステムにするか、再び特殊操作を行う必要があるシステムにするかを、生産ラインにて選択可能とすることが提案されている(特許文献3)。即ち、電源投入時に、不揮発性メモリに店頭デモモードの設定操作が行われたとの第1のデータ及び第1のデータを使用するとの第2のデータが記憶されているならば特殊な操作無しで店頭デモモードに移行するように制御し、第1のデータを使用しないとの第2のデータが記憶されているならば店頭デモモードの設定操作が行われない限り店頭デモモードに移行しないように制御することが行われる。
特開平7−19488号公報(段落[0014]〜[0022]、図3)
また、従来の店頭デモモード機能を備える調理器においては、切換スイッチを用いる方式もあるが、この方式では切換スイッチ等の部品点数が増加するとともに製造コストの上昇を招くので、マイクロコンピュータに切換入力を設けることにより、電源投入後から自動的に店頭デモモードを動作させていた。
店頭デモ用の食器洗浄乾燥機は、調理器とは異なり、セット本体には、庫内の状態が常時見えるようにドアの代わりにアクリル板等の専用部品が使用されている。そのため、店頭デモ用の食器洗浄乾燥機は店頭デモ用専用機として扱われ、一般消費者への販売用としては扱われない。洗浄・乾燥の制御を行うマイクロコンピュータを備える回路を含めて店頭デモ用専用機を製造すれば、電源投入時に毎回特殊キー操作で設定を行う必要は無くなるが、上記回路を市販用と区別して製造することになり、全体としては製造コストが高くなる。上記回路を市販用と店頭デモ用専用機用とで区別しないとすると、市販用の食器洗浄乾燥機に店頭デモ用切換入力を追加することになるが、そうした対策では部品及び製造工程でのコストアップが避けられない。
店頭デモ用食器洗浄乾燥機については、店頭デモとして必要な動作が行われればよく市販用のためのすべての機能を備えていなくてもよい。そこで、制御用回路部品については、市販用食器洗浄乾燥機と比較して店頭デモ用食器洗浄乾燥機には備えるに及ばない機能があることに着目して、そうした機能に対応する回路の一部を実装されるハード上の相違とすることで、制御用回路部品に店頭デモ用食器洗浄乾燥機と市販用食器洗浄乾燥機とを自動的に区別して認識させる点で解決すべき課題がある。
本発明の目的は、上記問題点を考慮してなされたものであり、市販品と同じ制御用の基板製造工程を使用しながら、市販品であるとするときに基板に実装される回路部品を一部非実装とすることにより、店頭デモ用食器洗浄乾燥機のコストを低減しつつ、店頭デモ用専用の食器洗浄乾燥機を実現することである。
上記課題を解決するために、本発明による店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機は、少なくとも1つのマイクロコンピュータにより制御されて動作する食器洗浄乾燥機であり、マイクロコンピュータは、食器洗浄乾燥機のシーケンスデータを記憶可能な不揮発性メモリーが搭載されているか否かを判定するメモリー搭載判定手段を備えており、不揮発性メモリーが搭載されないとメモリー搭載判定手段が判定することに応答して食器洗浄乾燥機を店頭デモンストレーションモードで実行することを特徴としている。
この店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機によれば、マイクロコンピュータに備わるメモリー搭載判定手段が、例えば、電源投入時等に不揮発性メモリーが搭載されないと判定すると、マイクロコンピュータは食器洗浄乾燥機を店頭デモンストレーションモードで動作させる。不揮発性メモリーが搭載されているとメモリー搭載判定手段が判定するときには、マイクロコンピュータは食器洗浄乾燥機を市販用の食器洗浄乾燥機と認識し、市販用食器洗浄乾燥機としての通常のモードで動作させる。
また、本発明による店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機は、表示制御用の第1マイクロコンピュータと表示制御以外の食器洗浄乾燥動作制御用の第2マイクロコンピュータとを搭載可能な食器洗浄乾燥機であって、第1マイクロコンピュータは、第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定するマイクロコンピュータ搭載判定手段を備え、第2マイクロコンピュータが搭載されないとマイクロコンピュータ搭載判定手段が判定することに応答して食器洗浄乾燥機を表示デモンストレーションモードで実行することを特徴としている。
この店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機によれば、第1マイクロコンピュータは、第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定するマイクロコンピュータ搭載判定手段を備えている。例えば電源投入時に、マイクロコンピュータ間通信に基づくマイクロコンピュータ搭載判定手段の判定によって、表示制御以外の食器洗浄乾燥動作制御用の第2マイクロコンピュータが非搭載であること、即ち、表示制御用の第1マイクロコンピュータのみが搭載されると判定されるとき、食器洗浄乾燥機は表示デモモードで実行される。第2マイクロコンピュータが搭載されていると判定されるときは、通常動作が行われる。
食器洗浄水噴射制御用の第1マイクロコンピュータと前記食器洗浄水噴射制御以外の食器洗浄乾燥動作制御用の第2マイクロコンピュータとを搭載可能な食器洗浄乾燥機において、前記第1マイクロコンピュータは、前記第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定するマイクロコンピュータ搭載判定手段を備え、第2マイクロコンピュータが搭載されないとマイクロコンピュータ搭載判定手段が判定することに応答して食器洗浄乾燥機を食器洗浄水噴射デモモードで運転することを特徴としている。
この店頭デモモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機によれば、第1マイクロコンピュータは、第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定するマイクロコンピュータ搭載判定手段を備えている。例えば電源投入時に、マイクロコンピュータ間通信に基づくマイクロコンピュータ搭載判定手段の判定によって、食器洗浄水噴射制御以外の食器洗浄乾燥動作制御用の第2マイクロコンピュータが非搭載であること、即ち、食器洗浄水噴射制御用の第1マイクロコンピュータのみが搭載されると判定されるとき、食器洗浄乾燥機は食器洗浄水噴射デモモードで実行される。第2マイクロコンピュータが搭載されていると判定されるときは、通常動作が行われる。
メモリー搭載判定手段、又はマイクロコンピュ−タ搭載判定手段は、マイクロコンピュータ又は第1マイクロコンピュータの起動時に送信するデータ信号に応答する不揮発メモリー又は第2マイクロコンピュータからのアクノリッジ信号の有無によって、不揮発メモリー又は第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定することができる。マイクロコンピュ−タ起動時には、システムの正常な稼働を確認するために、他のマイクロコンピュ−タや周辺機器、搭載部品等の構成要素の存在を確認するデータ信号を発信する。データ信号に応答するアクノリッジ信号が有れば、その構成要素が搭載されていることが確認される。このアクノリッジ信号の有無を利用することで、店頭用デモンストレーション用のために一部の構成要素が不実装となっているか否かを確認することができる。
上記のように、本発明による食器洗浄乾燥機では、店頭デモンストレーション専用の食器洗浄乾燥機として用いる場合には、店頭デモンストレーション動作を実行させるに必要な最小限のマイクロコンピュータのみ実装することにより実現できる。食器洗浄乾燥機のシーケンスデータを記憶可能な不揮発性メモリーや、店頭デモンストレーション動作以外の食器の洗浄・乾燥に関する機能を実行するためのマイクロコンピュータについては、市販用食器洗浄乾燥機では必要であるので基板に実装されるが、店頭デモンストレーション用食器洗浄乾燥機では搭載不要であるため、その分、部品コスト及び製造コストを下げることができる。また、店頭においては、特殊なキー操作やスイッチ切換をせずに店頭デモンストレーション動作が行われるため、面倒な手間を要することがないとともに、誤って通常動作をして、ヒーター通電や排水動作などの店頭デモンストレーションとして危険な動作をすることもない。更に、本発明において、ユーザー宅において不揮発性メモリー又はマイクロコンピュータが故障した場合には、これらの部品が非実装であるのと同等の状態となり、その結果、想定不可能なセットの異常動作と判断され、安全な店頭デモンストレーション動作に単に変更されるだけであるので、安全性が向上する。
以下、図面を参照して、この発明による店頭デモモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機の実施例を説明する。図1は、この発明による店頭デモモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機の一実施例を示す概略ブロック図である。
図1に示すように、食器洗浄乾燥機は、食器の洗浄・乾燥に関する制御を司るマイクロコンピュータ11、マイクロコンピュータ11に電力を供給する電源回路12、マイクロコンピュータ11からの制御によって食器洗浄乾燥機の運転状態を表示する表示装置13、マイクロコンピュータ11への指令を入力するキー等の入力手段14、マイクロコンピュータ11からの制御によって食器洗浄乾燥機の運転状態を制御する各種リレー15、食器洗浄乾燥機の運転状態を検出してマイクロコンピュータ11に検出信号を送信する各種センサ16、食器洗浄乾燥機のシーケンスデータを記憶しておりマイクロコンピュータ11との間で信号の遣り取りをする不揮発性メモリーとしてのEEPROM17で構成されている。図1に示す例においては、店頭デモ用食器洗浄乾燥機は、EEPROM17が非実装とされる。マイクロコンピュータ11には、メモリー搭載判定手段18が設けられている。
図3は、図1に示す食器洗浄乾燥機の制御動作を示すフローチャートである。電源投入後、まず、マイクロコンピュータ11の初期化処理(ステップ1、「S1」と略す。以下同じ)が行われる。次に、EEPROM17に記録されているデータの読込動作が開始される(S2)。マイクロコンピュータ11は、EEPROM17の実装の有無について認識を行う(S3)。マイクロコンピュータ11は、EEPROM17が実装されていると認識したときには、通常の動作を行い(S4)、EEPROM17が非実装であると認識したときには、店頭デモの動作を行う(S5)。
図4は、2線式シリアル通信方式の信号例を示す信号線図である。図4には、SCL(シリアルクロック信号)とSDA(シリアルデータ信号)のタイミング例が示されている。図4に示すように2線式シリアル通信方式の場合であれば、EEPROM17(図1)が存在(又は正常に動作)していれば、マイクロコンピュータ11(図1)からの8ビットデータのスタートビット出力後、EEPROM17からアクノリッジ信号が出力される。したがって、EEPROM17が実装(又は正常に動作)されているか否かの認識については、マイクロコンピュータ11がある一定時間内にアクノリッジ信号を認識するか否かに応じて、EEPROM17が実装(又は正常に動作)されているかそうでないかを判断することができる。また、アクノリッジ信号を出力しないEEPROMであれば、ある特定のアドレスのデータを読み出し、データが異なっていればEEPROMが非実装であると判断することも可能である。
図2は、この発明による店頭デモモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機の別実施例を示す概略ブロック図である。図2に示す食器洗浄乾燥機は、食器洗浄乾燥機の表示・キー制御を司る表示制御用マイクロコンピュータ21と、シーケンス制御を司る噴射制御用マイクロコンピュータ22とを備えている。ここで、「噴射」とは、食器を洗浄するために、ノズルからの洗浄液や洗浄水の噴射を指す。噴射制御用マイクロコンピュータ22は、電源回路23から電力の供給を受け、各種センサ27から検出信号の入力を受けて食器の洗浄と乾燥のシーケンスのために各種リレー26に制御信号を出力する。表示制御用マイクロコンピュータ21は、電源回路23から電力の供給を受け、キー等の入力手段25からの入力信号を受けるとともに表示装置24に表示用の制御信号を出力する。
表示制御用マイクロコンピュータ21を非実装とするときには、噴射制御用マイクロコンピュータ22内のマイクロコンピュータ搭載判定手段29が、表示制御用マイクロコンピュータ21が非実装であると判定する。この判定に従って、噴射制御用マイクロコンピュータ22は噴射デモを実行するので、食器洗浄乾燥機は噴射デモ用の食器洗浄乾燥機として機能することになる。また、噴射制御用マイクロコンピュータ22を非実装とするときには、表示制御用マイクロコンピュータ21内のマイクロコンピュータ搭載判定手段28が、噴射制御用マイクロコンピュータ22が非実装であると判定する。こうした判定は、食器洗浄乾燥機の立ち上げ時において、マイクロコンピュ−タ間の専用ポート間の専用信号又は通常ポート間の常時通信データ信号で判断することができる。この判定に従って、表示制御用マイクロコンピュータ21は表示デモを実行するので、食器洗浄乾燥機は表示デモ用の食器洗浄乾燥機として機能することになる。
図5は、図2に示す食器洗浄乾燥機の制御動作を示すローチャートである。電源投入後、マイクロコンピュータの初期化処理(S11)の後、表示制御以外のマイクロコンピュータ22(図2)との通信処理を開始し(S12)、応答があるか否かを判定する(S13)。応答があれば通常動作を行い(S14)、応答が無ければ、表示制御以外のマイクロコンピュータ22が不実装であるので、キー操作に応答し、表示制御用マイクロコンピュータ21による表示のみが切り換わる表示デモ動作を行う(S15)。表示制御以外のマイクロコンピュータ22との応答の有無は、通信要求を示す信号線がある場合は、表示制御用マイクロコンピュータ21は一定時間その信号を監視することで判断できる。即ち、マイクロコンピュータ22からマイクロコンピュータ21への通信タイミング信号としてのRDY信号が入力される場合、マイクロコンピュータ22が受信可能状態にあるときをHiとしておけば、このHi信号を監視し、Hi信号の確認によって通信を開始する。一方、マイクロコンピュ−タ通信上の一定期間を超えてLo信号を継続して受信した場合、マイクロコンピュータ22が存在しない(又は作動不良)と判断することができる。
通信要求を示す信号線が無い場合やシリアル通信などで相手側の応答が不明な場合は、通信データの一部にある固定されたデータを通常通信に使用することにより、相手側マイクロコンピュータが無い場合は、この固定データを受信できないことを利用し判断できる。即ち、上記のRDY信号が用いられる通信要求信号線が無い場合には、マイクロコンピュ−タのハードウェアを使用するシリアル通信を利用することになるが、マスター側のマイクロコンピュ−タ21からのCLK信号に同期して、マスター側はTXD信号を送信し、スレーブ側はRXD信号を送信する。この場合、スレーブ側のマイクロコンピュ−タ22が存在しなくても通信は可能(RXD信号は変化せず、常に同じ信号)であるが、本来のデータと区別できないので、通常のデータとは別に固定データ(ノイズ等に起因したデータ化けチェックを兼ねる)を通信データに付加する。この固定データを通常通信に常時使用することにより、固定データ受信の場合にはスレーブ側のマイクロコンピュ−タ22が有りと判断でき、固定データ受信せずの場合にはスレーブ側のマイクロコンピュ−タ22が無いと判断することができる。
図6は、食器洗浄乾燥機の噴射制御マイクロコンピュータの動作を示すフローチャートであり、電源投入後、マイクロコンピュータの初期化処理(S21)の後、噴射制御以外のマイクロコンピュータ21との通信処理を開始し(S22)、応答があるか否かを判定する(S23)。応答があれば通常動作を行う(S24)。応答が無ければ、噴射制御以外のマイクロコンピュータ21が不実装であるので、噴射のみを定期的行う噴射デモ動作を行う(S25)。噴射制御以外のマイクロコンピュータ21との応答の有無は、前述の判断で同様に行うことができる。
この発明による市販用の食器洗浄乾燥機の一実施例を示す概略ブロック図。 この発明による市販用の食器洗浄乾燥機の別の実施例を示す概略ブロック図。 図1に示す食器洗浄乾燥機に関して動作を示すフローチャート。 2線式シリアル通信方式の信号例。 図2に示す食器洗浄乾燥機に関して表示制御用マイクロコンピュータ動作を示すフローチャート。 図2に示す食器洗浄乾燥機に関して噴射制御用マイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。
符号の説明
11 マイクロコンピュータ
12,23 電源回路
13,24 表示装置
14,25 入力手段
15,26 各種リレー
16,27 各種センサ
17 EEPROM(不揮発性メモリー)
18 メモリー搭載判定手段
21 表示制御用マイクロコンピュータ
22 噴射制御用マイクロコンピュータ
23 電源回路
24 表示装置
25 入力手段
26 各種リレー
27 各種センサー
28 マイクロコンピュ−タ搭載判定手段
29 マイクロコンピュ−タ搭載判定手段

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのマイクロコンピュータにより制御されて動作する食器洗浄乾燥機において、前記マイクロコンピュータは、前記食器洗浄乾燥機のシーケンスデータを記憶可能な不揮発性メモリーが搭載されているか否かを判定するメモリー搭載判定手段を備え、前記不揮発性メモリーが搭載されないと前記メモリー搭載判定手段が判定することに応答して前記食器洗浄乾燥機を店頭用デモンストレーションモードで実行することを特徴とする店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機。
  2. 前記メモリー搭載判定手段は、前記マイクロコンピュータの起動時に送信するデータ信号に応答する前記不揮発性メモリーからのアクノリッジ信号の有無によって、前記不揮発性メモリーが搭載されているか否かを判定することから成る請求項1に記載の店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機。
  3. 表示制御用の第1マイクロコンピュータと前記表示制御以外の食器洗浄乾燥動作制御用の第2マイクロコンピュータとを搭載可能な食器洗浄乾燥機において、前記第1マイクロコンピュータは、前記第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定するマイクロコンピュ−タ搭載判定手段を備え、前記第2マイクロコンピュータが搭載されないと前記マイクロコンピュ−タ搭載判定手段が判定することに応答して前記食器洗浄乾燥機を表示デモンストレーションモードで実行することを特徴とする店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機。
  4. 前記マイクロコンピュ−タ搭載判定手段は、前記第1マイクロコンピュータの起動時に送信するデータ信号に応答する前記第2マイクロコンピュータからのアクノリッジ信号の有無によって、前記第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定することから成る請求項3に記載の店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機。
  5. 食器洗浄水噴射制御用の第1マイクロコンピュータと前記食器洗浄水噴射制御以外の食器洗浄乾燥動作制御用の第2マイクロコンピュータとを搭載可能な食器洗浄乾燥機において、前記第1マイクロコンピュータは、前記第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定するマイクロコンピュータ搭載判定手段を備え、前記第2マイクロコンピュータが搭載されないと前記マイクロコンピュ−タ搭載判定手段が判定することに応答して前記食器洗浄乾燥機を食器洗浄水噴射デモンストレーションモードで実行することを特徴とする店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機。
  6. 前記マイクロコンピュ−タ搭載判定手段は、前記第1マイクロコンピュータの起動時に送信するデータ信号に応答する前記第2マイクロコンピュータからのアクノリッジ信号の有無によって、前記第2マイクロコンピュータが搭載されているか否かを判定することから成る請求項3に記載の店頭デモンストレーションモード機能内蔵の食器洗浄乾燥機。
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