JP2005342162A - 薬剤用包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤の飲み忘れ、飲み過ぎおよび誤飲を防止する技術を提供すること。
【解決手段】複数の薬剤を個別に包装するPTP1の裏面1aには、PTP1のうち薬剤3を包装する各箇所に月曜から日曜までの曜日が一つずつ順に印刷されるとともに日曜の次には8、9、10の数字を印刷した。
【選択図】図1
【解決手段】複数の薬剤を個別に包装するPTP1の裏面1aには、PTP1のうち薬剤3を包装する各箇所に月曜から日曜までの曜日が一つずつ順に印刷されるとともに日曜の次には8、9、10の数字を印刷した。
【選択図】図1
Description
本発明は、サプリメントや錠剤を包装する薬剤用包装体に関する。
サプリメントや錠剤(以下、薬剤)は、処方箋に従って規定時間毎に規定量服用しなければ、十分な効果を得られない。ところが、飲み忘れたり、多めに服用したりすることが往々にしてある。
また、錠剤等は、これらが入るようにプラスチックフィルムをドーム状に成型し、ラミネートでヒートシールしたPTP(Press Through Package)と称するパッケージに入れられて提供される場合が多い。
PTPは、そのドーム状の側からラミネートがされている側に使用者が押圧するとラミネートが破けて薬剤の取り出しが容易にできるので、近年需要が高まっている。
ところで錠剤等の飲み忘れや誤飲を防止するために、これまで病院や薬局では、例えば紙製の薬袋の表面に服用量や服用時間等の情報を記入したり、これらの情報が印刷されたシールを貼り付けたり、または薬剤についての説明書を同封したりすることで対処していた。
また、人によってはPTPシートにいつどれだけ服用したらよいのか筆記する場合もあった。
しかし、このような注意を払っても錠剤の種類は極めて多く、また似たような名前や、色や形が類似しているものも少なくないため、間違いを排除することは難しかった。また病院や薬局で筆記したりシールを貼ったりすることは、面倒で手間が掛かった。
しかし、このような注意を払っても錠剤の種類は極めて多く、また似たような名前や、色や形が類似しているものも少なくないため、間違いを排除することは難しかった。また病院や薬局で筆記したりシールを貼ったりすることは、面倒で手間が掛かった。
本発明はこのような実情に鑑みて為されたものであり、その解決しようとする課題は、サプリメントや薬剤の飲み忘れや飲み過ぎおよび誤飲を防止することができる技術を提供することにある。
前記した課題を解決するために、本発明の薬剤包装体は以下の手段を採用した。
すなわち本発明によれば、薬剤用包装体それ自体に薬剤をいつ服用したらよいかを予め明示しておく。
具体的には次の通りである。
(1)複数の薬剤を個別に包装する薬剤用包装体であって、この包装体のうち薬剤を包装する各箇所または当該箇所を特定できる箇所には七曜のいずれか一つの曜日を表示し、かつこれらの曜日を包装体全体において順に表示する。
この場合、7日以内の服用に適用できる。
(1)複数の薬剤を個別に包装する薬剤用包装体であって、この包装体のうち薬剤を包装する各箇所または当該箇所を特定できる箇所には七曜のいずれか一つの曜日を表示し、かつこれらの曜日を包装体全体において順に表示する。
この場合、7日以内の服用に適用できる。
各箇所に順に表示される七曜は、月、月、火、火、水、水・・・というように同じ曜日のものが連続して表示されても、月、火、水・・・のように一つずつ表示しても、また月、水、金のように曜日と曜日の間を空けて表示してもよい。
(2)複数の薬剤を個別に包装する薬剤用包装体であって、この包装体のうち薬剤を包装する各箇所または当該箇所を特定できる箇所には七曜のいずれか一つを表示する。そして、これらの七曜を包装体全体において順に表示し、当該七曜の最終曜日の次には8から始まる正数を順に表示する。
この場合、8日以上服用する場合に適用できる。
この場合、8日以上服用する場合に適用できる。
(3)前記複数の薬剤を複数段でかつ複数列に配列し、各段または各列に服用時を表示する。服用時を各段に表示した場合は、各列に前記七曜または/および前記正数を表示し、服用時を各列に表示した場合は、各段に前記七曜または/および前記正数を表示する。
服用時とは、服用する性格な時間でも、朝・昼・晩のようにある程度の幅を持たせた時間帯であってもよい。
服用時とは、服用する性格な時間でも、朝・昼・晩のようにある程度の幅を持たせた時間帯であってもよい。
本発明ではこのような構成であるから、該当日時に服用する薬剤およびその量ならびに服用する時期を特定できる。よって、薬剤の飲み過ぎや誤飲を防止することができる。
また、本発明では、病院や薬局で、または服用者が、服用量や服用日時を包装体や薬袋に筆記したり、これらの情報が表示されたシールを薬袋等に貼ったりする必要がない。
したがって本発明によれば、薬剤の飲み忘れ、飲み過ぎおよび誤飲を防止することができる。また、これまでのように薬剤用包装体や薬袋に服用量や服用時期を筆記したり、シールを貼り付けたりする煩わしさから解放される。また病院や薬局では作業の効率化を図れるため、待ち時間の短縮が可能になる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態)を添付した図面を参照して説明する。
図1に本発明の薬剤用包装体であるPTP1の全体斜視図を示す。また図2はその平面図である。
PTP1には、縦2段および横7列(図2参照)に薬剤3が間隔を空けて個別に包装されて整列されている。これらの薬剤は1錠ずつ取り出し可能となっている。
そして、そのラミネート側である裏面1aの一側縁には、月曜〜日曜までの七曜の文字が、表示5aとして一方向から他方向に横並びに一つずつ順に列表示されている。月曜の文字のある列を月曜の列という具合に月曜から日曜までの列がある。
また、裏面1aの一端縁には、服用時、すなわち服用する時間帯として、朝および夜の文字が、表示5bとして図2の上下方向に表示されている。朝の文字のある段を朝の段ということにし、夜の文字のある段を夜の段ということにする。
表示の仕方としては各種あるが、例えば印刷・刻印・シール等が考えられる。なおPTP1の構成剤を透明体にし、当該透明体の表面だけでなく裏面に施工することで、服用時等の情報を消えにくくすることもできる。
朝・昼・夜の時間帯に服用する場合は、図3の応用例1に示すPTP1Aのように、表示5bに昼の文字を加えて表示すればよい。この場合、朝・昼・夜の縦三段、横7列になる。
さらに、服用日数が7の倍数日の場合は、本実施形態に掛かる薬剤3を包装するPTPを必要倍数分揃えれば足りる。
ただし服用日数が7日よりも多いが、7の倍数よりも少ない場合(例えば8日以上13日以下の場合)は、図4の応用例2に示すようなPTP1Bを用いる。
このPTP1BがPTP1と相違する点は、表示5aに8以上の正数が含まれている点である。8以上の正数は、前記七曜の最終曜日である日曜日の次に位置する。
図4に示す例で述べれば、数字8〜10は、それぞれ八日目、九日目および十日目に服用する薬剤3を特定する数字であることを意味する。よって、PTP1Bは、全部で十日分の薬剤を有するPTPであることがわかる。
上述したような構成のPTP1,1A,1Bによれば、薬剤3を朝と夜の2回、1錠ずつを1日に服用する場合は、朝は、上段における服用開始日の曜日に該当する特定箇所の薬剤3を、そして夕は、下段における服用開始日の曜日に該当する特定箇所の薬剤3を図5のように矢印方向に押し出して取り出す。なお、ここでいう特定箇所とは、段と列との交点のことである。
そして、翌日はその右隣の薬剤、翌々日はさらに右隣の薬剤・・・、というように平面図(図2〜図4)に正対した状態でその左方から右方向に飲み進む。そして開始日が月曜でない場合、例えば、水曜から服用する場合は、最初の曜日が水曜から始まり火曜で終わるように表示された表示5aにしてもよい。この場合水曜から飲み始めて日曜になると月曜で特定される薬剤へと移行し、同様に左方から右方の薬剤へ飲み進む。
PTP1Bにあっては、七曜分の薬剤3をすべて服用したら、次は8の数字で特定される薬剤3を服用し、その次は9の数字、さらにその次は10の数字の薬剤3をそれぞれの該当日に服用する。
薬剤3の飲み忘れがいつでどの時間帯のものかは、残っている薬剤3を見れば容易に確認できる。
また、服用日および服用する時間帯を特定できるので、誤飲および飲み過ぎの心配もない。
また、服用日および服用する時間帯を特定できるので、誤飲および飲み過ぎの心配もない。
なお、本発明は上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種種変更を加え得ることは勿論である。
例えば、七曜や時間帯の表示は、上述した実施例以外にも、英語その他の外国語で表示してもよい。
例えば、七曜や時間帯の表示は、上述した実施例以外にも、英語その他の外国語で表示してもよい。
また、薬剤の概念には通常用いる薬剤に限らず、カプセル剤、顆粒剤、粉末薬、使い捨てのコンタクトレンズ等、その形態を問わず常用品や所定期間定期的に利用するものにも適用できる。
さらに長期に亘って服用することで効果がでてくるサプリメントに適用できるように、月日数を示す例えば1〜31の数字を月別に表示して1年分のPTPとして提供してもよい。
さらにまた、この実施形態では、段に服用時を表示し、列に七曜日(正数を含む)を表示したが、段および列の表示を入れ替え、段に七曜日を表示し、列に服用時を表示しても実質同じである。
加えて、薬剤が包装されている各箇所に七曜や正数を逐一表示してもよい。
加えて、薬剤が包装されている各箇所に七曜や正数を逐一表示してもよい。
1 PTP
1A PTP
1B PTP
1a 裏面
3 薬剤
5a 表示
5b 表示
1A PTP
1B PTP
1a 裏面
3 薬剤
5a 表示
5b 表示
Claims (3)
- 複数の薬剤を個別に包装する薬剤用包装体であって、
この包装体のうち薬剤が包装されている各箇所または当該箇所を特定できる箇所には七曜のいずれか一つの曜日が表示され、かつこれらの曜日が順に表示されている薬剤用包装体。 - 複数の薬剤を個別に包装する薬剤用包装体であって、
この包装体のうち薬剤が包装される各箇所または当該箇所を特定できる箇所には七曜のいずれか一つの曜日が表示され、かつこれらの七曜が順に表示されるとともに、当該七曜の最終曜日の次には8から始まる正数が順に表示された薬剤用包装体。 - 前記複数の薬剤は、複数段かつ複数列に配列され、
各段または各列に服用時の表示がされ、
服用時を各段に表示した場合は、各列に前記曜日または/および前記正数が表示され、
服用時を各列に表示した場合は、各段に前記曜日または/および前記正数が表示されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬剤用包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004164506A JP2005342162A (ja) | 2004-06-02 | 2004-06-02 | 薬剤用包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004164506A JP2005342162A (ja) | 2004-06-02 | 2004-06-02 | 薬剤用包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005342162A true JP2005342162A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35495067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004164506A Pending JP2005342162A (ja) | 2004-06-02 | 2004-06-02 | 薬剤用包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005342162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012136256A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 包装シート |
-
2004
- 2004-06-02 JP JP2004164506A patent/JP2005342162A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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