JP2005342116A - 遊技機の遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストを低減し、遮蔽部材に不均等な撓みが生じても表示領域の遮蔽動作及び開放動作に影響がない遊技機を提供する。
【解決手段】 図柄表示部24に沿って間隔をおいて並立する少なくとも1対のガイド部材42と、ガイド部材42に少なくとも1対架設されると共に、ガイド部材42の立設方向に位置する遮蔽部材41の両端部にそれぞれ接続される接続部材43と、1つ以上の前記接続部材43をガイド部材42の立設方向に移動させる駆動手段44とを具備し、駆動手段44が接続部材43を移動させることで遮蔽部材41を変形させ、図柄表示部24の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機に配設された図柄表示装置の図柄が変動表示される図柄表示部を必要に応じて遮蔽し得る遮蔽装置に関するものである。
従来より、パチンコ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシン等の遊技機では、遊技中に発生する毎回の始動及び停止を含む変動制御条件に基づいて図柄組み合わせゲームを展開すると共に、特別遊技状態に係る権利とされる図柄組み合わせ条件を成立表示することのできる遊技装置として、ドラム式図柄表示装置、ベルト式図柄表示装置、液晶式図柄表示装置等の各種形態の図柄表示装置が好適に採用されている。
前記図柄表示装置において、図柄組み合わせゲームの演出として、図柄を高速・低速で変動させたり、液晶表示装置であればキャラクターを表示させたりと、遊技者の趣向を高める演出が数々行われている。また近年は、図柄表示装置の近傍に補助装置を設け、その補助装置での補助演出を行うパチンコ機も開発されている。そして、前記補助装置としては、シャッター装置を採用し、図柄表示装置における図柄表示部を遮蔽板により遮蔽し、図柄を一旦隠すという演出を行うものが提案されている(例えば、特許文献1)。
また、前記補助演出を行うパチンコ機として、図柄表示装置を遮蔽するための可撓性の遮蔽フィルム及び、その遮蔽フィルムを巻き取る巻き取りローラを上端部及び下端部に備えた補助装置を図柄表示装置の近傍に設け、前記巻き取りローラを回動させることによって前記遮蔽フィルムの巻き取り及び巻き戻しを行うものも提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2001−129185号公報(段落〔0036〕−〔0042〕、第5図) 特開2003−117129号公報(段落〔0024〕−〔0045〕、第4図)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、図柄表示装置における図柄の図柄表示部を1枚の遮蔽板で遮蔽するように構成しているため、図柄表示部における全ての表示領域を遮蔽し得る仕様とするには、前記図柄表示部の大きさに見合う寸法の遮蔽板が必要となる。この場合において、近年のパチンコ機は、迫力のある演出を行うために図柄表示装置が大型化される傾向にあるが、この図柄表示装置の大型化に伴ってその前面を遮蔽する遮蔽板も大型化してしまい、図柄表示部における全ての表示領域を開放する際に前記遮蔽板を収容するのに大きなスペースが必要となる。しかるに、遊技盤裏面には制御基盤等、数多くの部材が配設されていることから、大型の遮蔽板を収容するための大きなスペースを確保するのは困難であり、特許文献1に記載のシャッター装置では、図柄表示装置の大型化に充分に対応し得ないのが現状である。すなわち、図柄表示装置の大型化に対応し得る小型化が可能なシャッター装置が望まれている。
また、特許文献2に記載の技術では、上端部及び下端部に設けられた巻き取りローラによって前記遮蔽フィルムの巻き取り及び巻き戻しを行う構成を採用しているため、前記遮蔽フィルムの長さは、巻き取り及び巻き戻しするために表示領域の遮蔽距離以上に確保する必要があった。従って、その分だけ遮蔽フィルムを長尺としなければならず、製造コストが増大する。
また、特許文献2に記載の技術では、遮蔽フィルムが左右方向に不均等に撓んだ状態で巻き取られた場合、巻き取られた遮蔽フィルムの左右方向の長さが異なってしまい、その後の遮蔽フィルムの巻き戻しに不具合が生じる原因となり得る。そのため、特許文献2に記載されているような、上端部と下端部との間における遮蔽フィルムの張架を確実にするための渦巻きバネが必要であった。
さらに、特許文献2に記載の技術では、常に遮蔽フィルムが図柄表示部を覆うことになるため、図柄表示部を常に注視している遊技者に遮蔽図柄の出現を容易に予想させてしまうので、遮蔽図柄の出現のインパクトを低減させてしまっていた。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、遮蔽部材の製造コストを低減し、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を確実かつスムーズに行うことができる遊技機の遮蔽装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保する遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明に係る遊技機の遮蔽装置は、図柄を変動表示する図柄表示装置の図柄表示部を、可撓性を有する遮蔽部材により遮蔽する遊技機の遮蔽装置であって、前記図柄表示部に沿って間隔をおいて並立する少なくとも1対のガイド部材と、係るガイド部材に少なくとも1対架設されると共に、前記ガイド部材の立設方向に位置する前記遮蔽部材の両端部にそれぞれ接続される接続部材と、1つ以上の前記接続部材を前記ガイド部材の立設方向に移動させる駆動手段とを具備し、前記駆動手段が前記接続部材を移動させることで前記遮蔽部材を変形させ、前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とすることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作を、巻き取りローラ等の部材を使用せずに、接続部材によって動作させているため、遮蔽部材の製造コストを低減させることができる。
また、前記ガイド部材に対して少なくとも1対架設された少なくとも1対の接続部材を、前記ガイド部材の立設方向における前記遮蔽部材の両端部に連結させる構成としたので、前記接続部材の移動によって前記遮蔽部材の張架が確実になされ、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作をスムーズに行うことができる。また、遮蔽部材の張架を確実にする前記渦巻きバネ等を用いる必要がないので、遊技機の製造コストを低減させることができる。
さらに、補助演出を行う遮蔽部材が、常に図柄表示部を覆う構成を採用せずに図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を行うので、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保することができる。
ここで、本発明の構成は、前記駆動部によって前記ガイド部材に係合しながら移動可能とされた作動用の接続部材と、その作動用の接続部材に接続された遮蔽部材を介して前記ガイド部材に沿って移動可能とされた接続部材(以下、被作動用の接続部材とする。)とを有するものである。すなわち、遮蔽部材の他方端部に接続された被作動用の接続部材は、前記ガイド部材に係合されているだけで、前記作動用の接続部材が移動することによってのみ動作するものである。
従って、前記作動用の接続部材が前記ガイド部材に沿って移動することによって伸張した遮蔽部材を介して前記被作動用の接続部材に牽引力が伝達されない限り、前記被作動用の接続部材は前記ガイド部材に係合したまま動かないので、このときは実質上、被作動用の横軸部は前記固定部材と同様の機能をなすこととなる。一方、被作動用の横軸部に対して作動用の横軸部の移動変位が、前記縦軸部の立設方向における遮蔽部材の長さを超える場合には、前記作動用の横軸部が前記縦軸部に沿って移動することによって伸張された遮蔽部材を介して前記被作動用の横軸部に牽引力が伝達されるので、前記作動用の横軸部及び前記被作動用の横軸部によって張られた前記遮蔽部材が前記図柄表示部の一部を遮蔽しながら移動することとなる。
上記課題を解決するための、請求項2記載の発明に係る遊技機の遮蔽装置は、図柄を変動表示する図柄表示装置の図柄表示部を、可撓性を有する遮蔽部材により遮蔽する遊技機の遮蔽装置であって、前記図柄表示部に沿って間隔をおいて並立する少なくとも1対のガイド部材と、係るガイド部材に架設されると共に、前記ガイド部材の立設方向に位置する前記遮蔽部材の一方端部に接続される接続部材と、前記図柄表示部に対して、前記ガイド部材の立設方向に位置する前記遮蔽部材の他方端部を固定する固定部材と、係る固定部材に対して前記接続部材を前記ガイド部材の立設方向に移動させる駆動手段と、を具備し、前記駆動手段が前記接続部材を移動させることで前記遮蔽部材を変形させ、前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とすることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作を、巻き取りローラなどの部材を使用せずに、前記作動用の接続部材によって動作させているため、遮蔽部材の製造コストを低減させることができる。
また、前記ガイド部材に対して架設された作動用の接続部材及び前記固定部材を、前記ガイド部材の立設方向における両端部に接続された構成としたので、前記接続部材の移動によって前記遮蔽部材の張架が確実になされ、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作をスムーズに行うことができる。また、遮蔽部材の張架を確実にする前記渦巻きバネ等を用いる必要がないので、遊技機の製造コストを低減させることができる。
さらに、補助演出を行う遮蔽部材が、常に図柄表示部を覆う構成を採用せずに図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を行うので、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保することができる。
ここで、本発明の構成は、前記駆動部によって前記ガイド部材に係合しながら移動可能とされた作動用の接続部材と、その作動用の接続部材に一方端部が連結された遮蔽部材の他方端部に連結された固定部材とを有するものである。すなわち、前記固定部材によって他方端部が固定された遮蔽部材は、前記作動用の接続部材が移動することによって前記他方端部を前記固定部材に保持されながら伸張される。
上記課題を解決するための、請求項3記載の発明に係る遊技機の遮蔽装置は、請求項1又は2に記載の遊技機の遮蔽装置において、前記遮蔽部材の撓みを規制する規制部が前記遮蔽部材に設けられたことを特徴とする。
かかる構成とすることにより、前記図柄表示部を開放する際に前記遮蔽部材の撓みを規則正しくすることができるので、次回の遮蔽時及び開放時の前記遮蔽部材の挙動をスムーズに行うことができる。
上記課題を解決するための、請求項4記載の発明に係る遊技機の遮蔽装置は、請求項3に記載の遊技機の遮蔽装置において、前記規制部は、前記ガイド部材が離間する方向に亘って前記遮蔽部材に設けられた襞部と、係る襞部に内挿され、対をなす前記接続部材又は、前記接続部材と前記固定部材との間に位置する軸部材とからなり、係る軸部材が前記ガイド部材の立設方向に移動可能とされたことを特徴とする。
このように、対をなす前記接続部材の間に位置するか又は、前記接続部材と前記固定部材との間に位置する軸部材と、その軸部材を内挿する前記襞部とから構成される前記規制部を設け、前記軸部材を、前記接続部材や前記固定部材と同様に、前記ガイド部材の立設方向に移動可能としたことにより、前記遮蔽部材が前記ガイド部材の立設方向に分割されるので、遮蔽時及び開放時の前記遮蔽部材の挙動をさらにスムーズに行うことができる。また、前記規制部として用いる部品は、前記被作動用の接続部材と同様の部品を転用できるので、部品点数増加による製造コストを減じることができる。なお、前記軸部材が、対をなす前記接続部材の間に位置するか又は、前記接続部材と前記固定部材との間に位置し、かつ前記ガイド部材の立設方向に移動可能とされる構成としては、当該軸部材の両端部が前記ガイド部材や、前記ガイド部材に並立する第2のガイド部材に対して摺動可能に接続される構成が採用される。
上記課題を解決するための、請求項5記載の発明に係る遊技機の遮蔽装置は、請求項1〜4の何れかに記載の遊技機の遮蔽装置において、前記遮蔽部材には、前記ガイド部材が離間する方向に亘って折癖が形成されたことを特徴とする。
係る構成とすることにより、前記図柄表示部を開放する際に、前記遮蔽部材を効率よく折り畳むことができる。
上記課題を解決するための、請求項6記載の発明に係る遊技機の遮蔽装置は、請求項3〜5の何れかに記載の遊技機の遮蔽装置において、前記規制部が複数設けられたことを特徴とする。
係る構成とすることにより、前記遮蔽部材を折り畳む箇所が前記規制部によって多くなるので、前記図柄表示部外における前記遮蔽部材の収納スペースを小さくすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作を、巻き取りローラなどの部材を使用せずに、作動用の接続部材によって動作させているため、遮蔽部材の製造コストを低減することができる。
また、前記ガイド部材に対して架設された作動用の接続部材と被作動用の接続部材又は固定部材とを前記遮蔽部材の一方端部と他方端部とに連結させる構成としたので、前記接続部材の移動によって前記遮蔽部材の張架が確実になされ、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作をスムーズに行うことができる。また、遮蔽部材の張架を確実にする前記渦巻きバネ等を用いる必要がないので、遊技機の製造コストを低減させることができる。
さらに、遮蔽部材の不均等な撓みを規制する規制部を設けたので、遮蔽部材に不均等な撓みが生じても図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作に影響を及ぼすことがない。
加えて、補助演出を行う遮蔽部材が、常に図柄表示部を覆う構成を採用せずに図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を行うので、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保することができる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の遊技機の遮蔽装置は、図柄組合わせ遊技機としてのパチンコ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシン等に好適に実施可能とされるものであるが、本実施形態では、主にパチンコ機を例に挙げて説明する。
図1は、本発明に係る遮蔽装置の構成を示す斜視図である。また、図2は、本発明に係る遮蔽装置が採用される遊技機1の概略構成図である。図1に示す本実施形態の遮蔽装置が採用される遊技機1は、図2に示すように、機前側から着脱交換可能に装着セットされた遊技盤2の遊技領域において、アウト口21が形成される一方、セーフ球検出用のスイッチ(図示せず)を組込んだ始動入賞具22と、「大当り」の成立時に開成条件が付与される電動入賞装置23及び図柄表示部24を構成する図柄表示装置3等が夫々配設されている。なお、電動入賞装置23では、遊技球用の入賞領域に対する開閉部材が電磁ソレノイドの設定駆動条件に基づいて開閉変化されるようになっており、また、入賞領域に入ったセーフ球をカウント用スイッチと特別スイッチとにより検出し得、特別スイッチのセーフ球検出に基づいて電動入賞装置23自体の開成作動継続条件が成立可能とされている。
前述のパチンコ機1に実施される、例えば液晶式の図柄表示装置3は、図3に示す如く、遊技盤2の前面側に装着セットされる大型装飾部材25の裏側に整合するように、後述する本体ケースに配設されて、大型装飾部材25に開口された透視窓部251を介して図柄表示装置3の図柄表示部24が正面側から視認し得るよう構成される。そして、この図柄表示装置3では、始動入賞具22のスイッチからの始動信号入力条件により、図示しない制御回路装置から発生される制御出力に基づいて、図柄表示部24に複数列・複数段、具体的には3列×3段で合計9個の図柄を停止表示するよう構成されている。なお、本発明にいう図柄表示部24とは、遊技盤2に設置された図柄表示装置3において遊技者が図柄を視認し得る表示領域を指すものである。
(遮蔽装置)
前述の遊技機1に実装される本実施形態の遮蔽装置4は、図4に示すように、遊技盤2の裏面側に装着セットされる箱形状の本体ケース40に、大型装飾部材25の透視窓部251に対応する透視窓部401が形成され、本体ケース40の裏面側に、図柄表示装置3が、図柄表示部24を透視窓部251(図示せず)に臨む状態で着脱可能に配設される。すなわち、図柄表示装置3の図柄表示部24は、大型装飾部材25の透視窓部251及び本体ケース40の透視窓部401を介して遊技機1の正面側から視認し得るよう構成されている。ここで、透視窓部401は、本体ケース40を開口させた構造ではなく、透視窓部401として透明な部材を採用した構造を有するものである。例えば、箱形状をなす本体ケース40における遊技盤2側の面と図柄表示装置3側の面とに、アクリル樹脂やABS樹脂等、透明な部材からなる透視窓部401を形成して、遊技者が図柄表示装置3による表示を視認するための透過空間を形成するのである。従って、本発明に係る遮蔽装置4は、本体ケース40の少なくとも一部を透明とした部材によって構成されてもよく、透視窓部401が形成される領域を予め定めないで本体ケース40全体を透明な部材で構成してもよい。なお、ここでいう一部とは、遊技者が図柄表示装置3による表示を視認するための透視窓部401に該当する領域である。
本体ケース40の内部には、図1に示すように、透視窓部401,401によって形成される前記透過空間を挟む左右両側に、1対のガイド部材42,42が対向して配設されている。また、1対のガイド部材42,42を挟むようにして位置決め部材46がガイド部材42に並行に立設されている。そして、これら1対の位置決め部材46に対して複数の接続部材43が架設されている。ガイド部材42には、例えば、表面に螺旋状の溝が刻設されたスパイラルシャフトが採用される。
各接続部材43は、棒形状の芯材431とその端部に設けられた位置決め部材接続部433とから構成され、位置決め部材接続部433が位置決め部材46に遊嵌されることによって架設されている。
位置決め部材46に架設された複数の接続部材のうち、1つの接続部材43には、ガイド部材接続部432が設けられ、そのガイド部材接続部432がガイド部材42に刻設された溝に螺合することによって架設されている。以下、本実施形態では、ガイド部材接続部432が接続された接続部材43を作動用接続部材43aと称し、ガイド部材接続部432が接続されていない接続部材43を被作動用接続部材43bと称することにする。
そして、ガイド部材接続部432が設けられた作動用接続部材43aを、ガイド部材42の立設方向(図中の上下方向)に移動させるための駆動手段44が駆動モータ441及び駆動伝達シャフト442によって構成されている。駆動モータ441には、正逆回転が可能なステッピングモータを採用し、その駆動モータ441による回転駆動が駆動伝達シャフト442を介して1対のガイド部材42,42に伝達されることによって、当該1対のガイド部材42,42が、その立設方向を軸として回転し、ガイド部材接続部432、すなわち作動用接続部材43aが、ガイド部材42の立設方向に移動可能となる。ここで、作動用接続部材43aには、作動用接続部材43aの上下移動を制動するためのフォトセンサ等の位置検出器47が設けられている。
一方、1対のガイド部材42,42及び1対の位置決め部材46,46に架設された複数の接続部材43の芯材431には、シート状の遮蔽部材41が接続される。
図5(a),(b)は、本実施形態における遮蔽部材の構成を示す図である。図5(a),(b)に示すように、遮蔽部材41の裏側(図柄表示装置3側)には、接続部材(図示せず)の架設方向に沿って貫通する袋状の襞部411が複数形成されている。これら襞部411は、遮蔽部材41の所定部位を接着、縫合されるなどして形成される。
芯材431に対する遮蔽部材41の接続態様としては、遮蔽部材41の裏側に複数形成された襞部411に各接続部材43の芯材431を内挿することによってなされる(図1参照)。そして、各襞部411間が撓み範囲を形成する。また、襞部411及び芯材431が後述する規制部45を構成する。
ここで、遮蔽部材41の材質は、ポリエステル、アクリル等の化学繊維や、レーヨン等の再生繊維や、綿等の布材、ビニール、ゴム等、それ自体が可撓性の材質であることが好ましい。また、前記撓み範囲内には、遮蔽部材41の左右端部に亘って折癖が設けられることが好ましい。
次に、本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における動作について図面を参照して以下に説明する。なお、本実施形態における動作の説明については、作動用接続部材43aの動作と遮蔽部材41の動作とに分けて説明する。
また、本実施形態の動作を説明するための遊技機の構成について図6を参照して説明する。遊技機1は、図6に示すように、図柄表示装置3及び遮蔽装置4を制御する表示制御基板と、スピーカを制御する音声制御基板と、大型装飾部材等を構成する発光装置を制御するランプ制御基板とから構成される副制御基板と、演出実行指示等を出力して、前記副制御基板を統括的に制御する主制御基板とを有している。
駆動手段44は、表示制御基板に設けられたモータ回路を介して前記副制御基板のサブCPUに接続され、そのサブCPUは、前記主制御基板のメインCPUから入力された演出実行指示(変動パターン指定コマンド)に応じてROMに格納された所定のプログラムを読出し、駆動モータ441のパルス制御を行う。また、サブCPUは、位置検出器47に接続されており、位置検出器47から入力された信号に基づいて駆動モータ441の停止制御を行う。このようにして、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作が行われる。
図7(a)、(b)は、本実施形態における作動用接続部材43aの動作を示す斜視図である。なお、本図では、遮蔽部材41及び被接続部材43bは省略してある。図7(a)に示すように、まず、駆動モータ441の回転駆動が停止している状態において、駆動モータ441の回転駆動が開始されると、その回転駆動が駆動伝達シャフト442を介して1対のガイド部材42,42に伝達される。そうすると、当該1対のガイド部材42,42が、その立設方向を軸として回転し、ガイド部材接続部432、すなわち作動用接続部材43aが、ガイド部材42の立設方向に移動して図7(b)に示すように位置される。
図8(a)〜(c)は、本実施形態における遮蔽部材41の動作を示す斜視図である。なお、図8においては、位置決め部材46に架設された各接続部材43の動作によって変形する遮蔽部材41について説明する。従って、各接続部材43のうち、作動用接続部材43aに接続されたガイド部材接続部432及びガイド部材42並びにガイド部材42を回転させる駆動手段44については図示しない。
まず、図8(a)に示すように、位置決め部材46に4つの接続部材43が架設され、そのうちの1つとして作動用接続部材43aが最下に位置する場合、初期状態では、作動用接続部材43aが、図示しないガイド部材接続部432を介してガイド部材42,42に係止されているので、3つの非作動用接続部材43b,43b,43bは、作動用接続部材43aに載りかかっている。このとき、各芯材431が襞部411に内挿されることによって各接続部材43に接続された遮蔽部材41は、襞部411間で折り畳まれている。折り畳まれた状態の遮蔽部材41は、図柄表示部24の上方に位置しており、遊技者からは視認困難となる位置に収納されることになる。
ここで、被作動用接続部材43b,43b,43bに接続された各位置決め部材接続部433は、位置決め部材46に対して、それぞれ摩擦抵抗を異ならせるように摺接しているものとする。そして、位置決め部材46に対する各位置決め部材接続部433の摩擦抵抗は、作動用接続部材43aに近づくにつれて小さくなるように設定することが望ましい。位置決め部材46に対して各位置決め部材接続部433の摩擦抵抗を異ならせる構造としては、例えば、位置決め部材46に接する各位置決め部材接続部433の内面に摩擦抵抗値の異なるゴム等からなるシール材を施す構造や、各位置決め部材接続部433の内径を異ならせる、すなわち、作動用接続部材43aに近づくにつれて位置決め部材接続部433の内径を大きくした構造が採用され得る。
その後、図示しない駆動モータ441が駆動伝達シャフト442を介して1対のガイド部材42,42に回転駆動を伝達させると、ガイド部材42,42の回転駆動に伴い、図8(b)に示すように、作動用接続部材43aが直上の被作動用接続部材43bを載せたまま降下した後、前記摩擦抵抗により保持された被作動用接続部材43bと被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架され、次いで、被作動用接続部材43bと被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架され、最後に、図8(c)に示すように、作動用接続部材43aと被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架される。
本実施形態では、図柄表示部24の全体を遮蔽する大きさの遮蔽部材41を用いた例を示したが、ガイド部材42又は位置決め部材46の立設方向における遮蔽部材41の幅寸法を図柄表示部24のそれより小さくした場合には、作動用接続部材43aが下方に移動するのに伴って、最上の被作動用接続部材43bも下方へ移動するので、図柄表示部24の一部を移動させながら遮蔽することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作を、巻き取りローラなどの部材を使用せずに、作動用接続部材によって動作させているため、遮蔽部材の製造コストを低減することができる。
また、前記ガイド部材に対して架設された作動用の接続部材と被作動用の接続部材又は固定部材とを前記遮蔽部材の一方端部と他方端部とに連結させる構成としたので、前記接続部材の移動によって前記遮蔽部材の張架が確実になされ、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作をスムーズに行うことができる。また、遮蔽部材の張架を確実にする前記渦巻きバネ等を用いる必要がないので、遊技機の製造コストを低減させることができる。
さらに、襞部とその襞部に内挿された芯材とによって遮蔽部材の撓み範囲を規制する規制部を設けたので、遮蔽部材に不均等な撓みが生じても図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作に影響を及ぼすことがない。
加えて、補助演出を行う遮蔽部材が、常に図柄表示部を覆う構成を採用せずに図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を行うので、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保することができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明に係る遮蔽装置の第2の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、前述の第1の実施形態と重複する構成及び動作については説明を省略する。
本発明に係る遮蔽装置の第2の実施形態が、前述の第1の実施形態に対して異なる点は、最上に位置する被作動用接続部材43bの代わりに、本体ケース40に接続される固定部材を設けたことである。
図9(a)は、本実施形態の遮蔽装置の構成を示す斜視図である。図9(a)に示すように、透視窓部401,401によって形成される前記透過空間を挟む左右両側に、1対のガイド部材42,42が対向して配設されている。また、1対のガイド部材42,42を挟むようにして位置決め部材46がガイド部材42に並行に立設されている。そして、これら1対の位置決め部材46に対して複数の接続部材43が架設されている。ガイド部材42には、第1の実施形態と同様、例えば、表面に螺旋状の溝が刻設されたスパイラルシャフトが採用される。
各接続部材43は、棒形状の芯材431とその端部に設けられた位置決め部材接続部433とから構成され、位置決め部材接続部433が位置決め部材46に遊嵌されることによって架設されている。
位置決め部材46に架設された複数の接続部材43のうち、最下に位置する接続部材43(作動用接続部材43a)には、ガイド部材接続部432が設けられ、そのガイド部材接続部432がガイド部材42に刻設された溝に螺合することによって架設されている。
そして、作動用接続部材43aを、ガイド部材42の立設方向(図中の上下方向)に移動させるための駆動手段44が駆動モータ441及び駆動伝達シャフト442によって構成されている。駆動モータ441には、正逆回転が可能なステッピングモータを採用し、その駆動モータ441による回転駆動が駆動伝達シャフト442を介して1対のガイド部材42,42に伝達されることによって、当該1対のガイド部材42,42が、その立設方向を軸として回転し、ガイド部材接続部432、すなわち作動用接続部材43aが、ガイド部材42の立設方向に移動可能となる。
一方、1対のガイド部材42,42及び1対の位置決め部材46,46に架設された各接続部材43の芯材431及び図9(b)に示すような断面L字形状をなす固定部材48には、シート状の遮蔽部材41が接続される。固定部材48は、ガイド部材42又は位置決め部材46の立設方向における遮蔽部材41の端部を前記本体ケース(図示せず)に接続固定するように設置される。
図10(a),(b)は、本実施形態における遮蔽部材の構成を示す図である。図10(a),(b)に示すように、遮蔽部材41の裏側(図柄表示装置3側)には、接続部材(図示せず)の架設方向に沿って貫通する袋状の襞部411が複数形成されている。これら襞部411は、遮蔽部材41の所定部位を接着、縫合されるなどして形成される。また、ガイド部材42又は位置決め部材46の立設方向における遮蔽部材41の端部は、固定部材48によって前記本体ケース(図示せず)に接続されている。
芯材431に対する遮蔽部材41の接続態様としては、遮蔽部材41の裏側に複数形成された襞部411に各接続部材43の芯材431を内挿することによってなされる(図9参照)。そして、各襞部411間が撓み範囲を形成する。また、襞部411及び芯材431が後述する規制部45を構成する。
ここで、遮蔽部材41の材質は、前述の第1の実施形態と同様の材質が採用されることが好ましく、前記撓み範囲内には、遮蔽部材41の左右端部に亘って折癖が設けられることが好ましい。
次に、本発明に係る遮蔽装置の第2の実施形態における動作について図面を参照して以下に説明する。なお、本実施形態における動作の説明については、作動用接続部材43aの動作が前述の第1の実施形態と同様の動作であるので、遮蔽部材41の動作について説明する。
図11(a)〜(c)は、本実施形態における遮蔽部材41の動作を示す斜視図である。なお、図11においては、位置決め部材46に架設された各接続部材43の動作によって変形する遮蔽部材41について説明する。従って、各接続部材43のうち、作動用接続部材43aに接続されたガイド部材接続部432及びガイド部材42並びにガイド部材42を回転させる駆動手段44については図示しない。
まず、図11(a)に示すように、位置決め部材46に3つの接続部材43が架設され、そのうちの1つとして作動用接続部材43aが最下に位置する場合、初期状態では、作動用接続部材43aが、図示しないガイド部材接続部432を介してガイド部材42,42に係止されているので、3つの非作動用接続部材43b,43bは、作動用接続部材43aに載りかかっている。このとき、各芯材431が襞部411に内挿されることによって各接続部材43に接続された遮蔽部材41は、襞部411間で折り畳まれている。折り畳まれた状態の遮蔽部材41は、図柄表示部24の上方に位置しており、遊技者からは視認困難となる位置に収納されることになる。
その後、図示しない駆動モータ441が駆動伝達シャフト442を介して1対のガイド部材42,42に回転駆動を伝達させると、ガイド部材42,42の回転駆動に伴い、作動用接続部材43aが被作動用接続部材,43b,43bを載せたまま降下した後、図11(b)に示すように、被作動用接続部材43bと被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架され、固定部材48と被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架される。
次いで作動用接続部材43aが降下すると、被作動用接続部材43bと被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架され、最後に、図11(c)に示すように、作動用接続部材43aと被作動用接続部材43bとの間で遮蔽部材41が張架される。
本実施形態では、図柄表示部24の全体を遮蔽する大きさの遮蔽部材41を用いた例を示したが、ガイド部材42又は位置決め部材46の立設方向における遮蔽部材41の幅寸法を図柄表示部24のそれより小さくした場合には、遮蔽部材41の一端が固定部材48によって本体ケース(図示せず)に固定接続された状態で作動用接続部材43aが下方に移動するのに伴って、固定部材48が設置された一辺を含む図柄表示部の一部を遮蔽することができる。
以上に説明した実施形態では、図柄表示部を上から下に遮蔽することを前提としたので、被作動用接続部材43bより作動用接続部材43aが下方にある構成で説明したが、図柄表示部を下から上に遮蔽する場合には、被作動用接続部材43bより作動用接続部材1aを上方に位置させることとなる。
また、以上の実施形態では、作動用接続部材43aが架設される1対のガイド部材42と、全ての接続部材43bが架設される1対の位置決め部材とを有する構成としたが、ガイド部材42に対して、所定の摩擦抵抗で摺接又は遊嵌する第2のガイド部材接続部を位置決め部材接続部433の代わりに適用して芯材431と共に被作動用接続部材43bを構成することも可能である。このようにすれば、位置決め部材46が不要となるので、部品点数が少なくなり、コスト低減を実現できる。
さらに、以上の実施形態では、作動用接続部材43aが架設される1対のガイド部材42と、全ての接続部材43bが架設される1対の位置決め部材とを有する構成としたが、作動用接続部材43aを上下方向に移動させる手段は、作動用接続部材43aと被作動用接続部材43bとが略同じ移動軌跡を呈するのであれば、ガイド部材42及び駆動手段44に限られない。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ) 図柄を変動表示する図柄表示装置の図柄表示部を、可撓性を有する遮蔽部材により遮蔽する遊技機の遮蔽装置であって、上下方向に延在し、前記図柄表示部に沿って間隔をおいて並設された縦軸部と、前記各縦軸部に対して少なくとも1対架設されると共に、前記縦軸部の立設方向に位置する前記遮蔽部材の両端部にそれぞれ接続される横軸部と、1つ以上の前記横軸部を前記縦軸部の立設方向に移動させる駆動手段とを具備し、前記駆動手段が前記横軸部を移動させることで前記遮蔽部材を変形させ、前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とすることを特徴とする遊技機の遮蔽装置。
かかる構成は、前記ガイド部材を縦軸部とし、前記接続部材を横軸部として適用し、遊技機の上下方向に立設された縦軸部に沿って前記遮蔽部材が上下方向に移動して前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽する構成を示したものである。
従って、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作を、巻き取りローラ等の部材を使用せずに、横軸部によって動作させているため、遮蔽部材の製造コストを低減させることができる。
また、前記縦軸部に対して架設された少なくとも1対の横軸部を、前記縦軸部の立設方向における前記遮蔽部材の両端部に連結させる構成としたので、前記横軸部の移動によって前記遮蔽部材の張架が確実になされ、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作をスムーズに行うことができる。また、遮蔽部材の張架を確実にする前記渦巻きバネ等を用いる必要がないので、遊技機の製造コストを低減させることができる。
さらに、補助演出を行う遮蔽部材が、常に図柄表示部を覆う構成を採用せずに図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を行うので、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保することができる。
ここで、本発明の構成は、前記駆動部によって前記縦軸部に係合しながら移動可能とされた作動用の横軸部と、その作動用の横軸部に接続された遮蔽部材を介して前記縦軸部に沿って移動可能とされた横軸部(以下、被作動用の横軸部とする。)とを有するものである。すなわち、前記遮蔽部材の他方端部に接続された被作動用の横軸部は、前記縦軸部に係合されているだけで、前記作動用の横軸部が移動することによってのみ動作するものである。
従って、前記作動用の横軸部が前記縦軸部に沿って移動することによって伸張した遮蔽部材を介して前記被作動用の横軸部に牽引力が伝達されない限り、前記被作動用の横軸部は前記縦軸部に係合したまま動かないので、このときは実質上、被作動用の横軸部は前記固定部材と同様の機能をなすこととなる。一方、被作動用の横軸部に対して作動用の横軸部の移動変位が、前記縦軸部の立設方向における遮蔽部材の長さを超える場合には、前記作動用の横軸部が前記縦軸部に沿って移動することによって伸張された遮蔽部材を介して前記被作動用の横軸部に牽引力が伝達されるので、前記作動用の横軸部及び前記被作動用の横軸部によって張られた前記遮蔽部材が前記図柄表示部の一部を遮蔽しながら移動することとなる。
(ロ) 図柄を変動表示する図柄表示装置の図柄表示部を、可撓性を有する遮蔽部材により遮蔽する遊技機の遮蔽装置であって、上下方向に延在し、前記図柄表示部に沿って間隔をおいて並設された縦軸部と、前記各縦軸部に対して架設されると共に、前記縦軸部の立設方向に位置する前記遮蔽部材の一方端部に接続される横軸部と、前記図柄表示部に対して、前記縦軸部の立設方向に位置する前記遮蔽部材の他方端部を固定する固定された固定部材と、係る固定部材に対して前記横軸部を前記縦軸部の立設方向に移動させる駆動手段とを具備し、前記駆動手段が前記横軸部を移動させることで前記遮蔽部材を変形させ、前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とすることを特徴とする遊技機の遮蔽装置。
かかる構成は、前記ガイド部材を縦軸部とし、前記接続部材を横軸部として適用し、遊技機の上下方向に立設された縦軸部に沿って前記遮蔽部材が上下方向に移動して前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽する構成を示したものである。
従って、遮蔽部材による図柄表示部の遮蔽動作を、巻き取りローラなどの部材を使用せずに、前記作動用の横軸部によって動作させているため、遮蔽部材の製造コストを低減させることができる。
また、前記縦軸部に対して架設された作動用の横軸部及び前記固定部材を、前記縦軸部の立設方向における両端部に接続された構成としたので、前記横軸部の移動によって前記遮蔽部材の張架が確実になされ、図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作をスムーズに行うことができる。また、遮蔽部材の張架を確実にする前記渦巻きバネ等を用いる必要がないので、遊技機の製造コストを低減させることができる。
さらに、補助演出を行う遮蔽部材が、常に図柄表示部を覆う構成を採用せずに図柄表示部の遮蔽動作及び開放動作を行うので、図柄表示部の遮蔽演出に対するインパクトを確保することができる。
ここで、本発明の構成は、前記駆動部によって前記縦軸部に係合しながら移動可能とされた作動用の横軸部と、その作動用の横軸部に一方端部が連結された遮蔽部材の他方端部に連結された固定部材とを有するものである。すなわち、前記固定部材によって他方端部が固定された遮蔽部材は、前記作動用の横軸部が移動することによって前記他方端部を前記固定部材に保持されながら伸張される。
(ハ) 請求項1〜6の何れかに記載の遊技機の遮蔽装置において、前記遮蔽部材は、可撓性の材料よりなることを特徴とする遊技機の遮蔽装置。
ここでいう遮蔽部材は、前記閉鎖状態と前記開放状態とにおいて変形されるべく可撓性を有していればよいので、前記ガイド部材(縦軸部)の立設方向に相互に連結された複数の小板によって構成された遮蔽部材(例えば、簾形状の遮蔽部材)を採用することもできる。かかる構成は、遮蔽部材の形状自体が可撓性を有しているので、前記開放状態時に、遮蔽部材を効率的に撓ませることができるだけでなく、遮蔽部材自体のコストも低減できる。
本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における構成を示す斜視図。 本発明に係る遮蔽装置を採用する遊技機の構成を示す正面図。 本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における遊技盤への設置態様を説明するための側面図。 本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における構成を示す図。 本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における遮蔽部材の構成を示す図。 本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における遊技機の構成を示すブロック図。 本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における接続部材の動作を示す斜視図。 本発明に係る遮蔽装置の第1の実施形態における各接続部材及び遮蔽部材の動作を示す斜視図。 本発明に係る遮蔽装置の第2の実施形態における構成を示す斜視図。 本発明に係る遮蔽装置の第2の実施形態における遮蔽部材の構成を示す図。 本発明に係る遮蔽装置の第2の実施形態における各接続部材及び遮蔽部材の動作を示す斜視図。
符号の説明
1 遊技機
2 遊技盤
21 アウト口
22 始動入賞具
23 電動入賞装置
24 図柄表示部
25 大型装飾部材
251 透視窓部
3 図柄表示装置
4 遮蔽装置
40 本体ケース
401 透視窓部
41 遮蔽部材
411 襞部
42 ガイド部材
43 接続部材
43a 作動用接続部材
43b 被作動用接続部材
431 芯材
432 ガイド部材接続部
433 位置決め部材接続部
44 駆動手段
441 駆動モータ
442 駆動伝達シャフト
45 規制部
46 位置決め部材
47 位置検出器
48 固定部材(固定部材)

Claims (6)

  1. 図柄を変動表示する図柄表示装置の図柄表示部を、可撓性を有する遮蔽部材により遮蔽する遊技機の遮蔽装置であって、
    前記図柄表示部に沿って間隔をおいて並立する少なくとも1対のガイド部材と、
    係るガイド部材に少なくとも1対架設されると共に、前記ガイド部材の立設方向に位置する前記遮蔽部材の両端部にそれぞれ接続される接続部材と、
    1つ以上の前記接続部材を前記ガイド部材の立設方向に移動させる駆動手段と、を具備し、
    前記駆動手段が前記接続部材を移動させることで前記遮蔽部材を変形させ、前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とすることを特徴とする遊技機の遮蔽装置。
  2. 図柄を変動表示する図柄表示装置の図柄表示部を、可撓性を有する遮蔽部材により遮蔽する遊技機の遮蔽装置であって、
    前記図柄表示部に沿って間隔をおいて並立する少なくとも1対のガイド部材と、
    係るガイド部材に架設されると共に、前記ガイド部材の立設方向に位置する前記遮蔽部材の一方端部に接続される接続部材と、
    前記図柄表示部に対して、前記ガイド部材の立設方向に位置する前記遮蔽部材の他方端部を固定する固定部材と、
    係る固定部材に対して前記接続部材を前記ガイド部材の立設方向に移動させる駆動手段と、を具備し、
    前記駆動手段が前記接続部材を移動させることで前記遮蔽部材を変形させ、前記図柄表示部の少なくとも一部を遮蔽状態又は開放状態とすることを特徴とする遊技機の遮蔽装置。
  3. 前記遮蔽部材の撓みを規制する規制部が前記遮蔽部材に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の遮蔽装置。
  4. 前記規制部は、前記ガイド部材が離間する方向に亘って前記遮蔽部材に設けられた襞部と、係る襞部に内挿され、対をなす前記接続部材又は、前記接続部材と前記固定部材との間に位置する軸部材とからなり、係る軸部材が前記ガイド部材の立設方向に移動可能とされたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機の遮蔽装置。
  5. 前記遮蔽部材には、前記ガイド部材が離間する方向に亘って折癖が形成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機の遮蔽装置。
  6. 前記規制部が複数設けられたことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の遊技機の遮蔽装置。
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