JP2005342099A - 医療用キャリア及びそれに用いる医療用装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気的接続部が露出せず、係合部の構造が簡単で、かつ、着脱操作が容易かつ安全、確実で、メンテナンスも容易な医療用キャリアおよびそれに用いる医療用ポンプの提供。
【解決手段】本発明の医療用キャリア装置は、複数の医療用装置を機械的に保持し、電源ユニットおよび通信ユニットを備えた医療用キャリアであって、医療用装置とキャリア側台座は第一の係合部と第二の係合部の2つの係合部によって保持され、第一の係合部は、台座側フック部に医療用装置側ピン部が係合した後医療用装置はピン部を中心とした回動をすることによって、第二の係合部が係合する構造を有し、第一の係合部が、第二の係合部に対して操作者からみて高い位置に存在し、かつキャリア側台座上面が操作者からみて前面側に所定角傾斜していることを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明の医療用キャリア装置は、複数の医療用装置を機械的に保持し、電源ユニットおよび通信ユニットを備えた医療用キャリアであって、医療用装置とキャリア側台座は第一の係合部と第二の係合部の2つの係合部によって保持され、第一の係合部は、台座側フック部に医療用装置側ピン部が係合した後医療用装置はピン部を中心とした回動をすることによって、第二の係合部が係合する構造を有し、第一の係合部が、第二の係合部に対して操作者からみて高い位置に存在し、かつキャリア側台座上面が操作者からみて前面側に所定角傾斜していることを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、輸液ポンプ,シリンジポンプ等の医療用装置を保持し、電源ユニットを備えた医療用キャリアに関する。
輸液ポンプ,シリンジポンプ等の医療用装置を保持し、電源ユニットおよび通信ユニットを備えた医療用キャリアは、例えば、プッシュ・オンタイプ(特許文献1)、レールに嵌着するタイプ(特許文献2,3)等が提案されている。
欧州特許第477551号公報
米国特許第5625537号公報
米国特許第6593528号公報
しかしながら、これらの提案されている医療用キャリアはいずれも電気的接続部が露出していることにより、一定方向に対してのみの防滴性しか確保できないという問題がある。例えば、手術中等において不意の出血や、薬液の漏れ等で防滴性を有していない方向からの水滴がある際に最悪の場合において電気的接続部が短絡し、医療業務に支障をきたすことが考えられる。また、これらの提案されている医療用キャリアは、医療用装置を縦並びに装着することで、医療用キャリアの占有面積を減らし、医療用キャリアの高安定性を図っているが、医療用装置を操作する際には操作者が身をかがめたり、覗き込んだりする必要があるなど操作者に負担をかける構成となっている。また、医療用装置の着脱構造は、医療用キャリアに対して水平方向に着脱する構造になっているために不意に手から医療用装置が離れた場合に医療用装置が落下する可能性が高いという問題がある。さらに米国特許第6593528号に提案されている医療用装置と医療用キャリアの固定構造は、医療用装置の背面に設けられた回転運動するカムが、医療用キャリアに設けられているレールに篏着することで固定する構造となっているが、回転運動するカムの露出部分が多くかつ摺動面積が大きく、さらに医療用キャリアについてもレール部の形状が複雑であるために粘性のある薬液が固着した場合の清掃性が悪く、また頻繁なメンテナンスが必要であるという問題がある。
本発明は、電気的接続部が露出せず、係合部の構造が簡単で、かつ、着脱操作が容易かつ安全、確実で、メンテナンスも容易な医療用キャリアおよびそれに用いる医療用ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の医療用キャリア装置は、複数の医療用装置を機械的に保持し、電源ユニットを備えた医療用キャリアであって、医療用装置とキャリア側台座は第一の係合部と第二の係合部の2つの係合部によって保持され、第一の係合部において、台座側フック部に医療用装置側ピン部が係合した後に、医療用装置はピン部を中心とした回動をすることによって、第二の係合部が係合する構造を有し、第一の係合部が、第二の係合部に対して操作者からみて高い位置に存在し、かつキャリア側台座上面が操作者からみて前面側に所定角傾斜していることを特徴とする。また、電源ユニットは、非接触式の電源ユニットであることを特徴とする。また、電源ユニットは、電磁伝送可能にしたことを特徴とする。また、通信ユニットとして、非接触式の通信ユニットを設けたことを特徴とする。また、通信ユニットは、赤外線通信可能にしたことを特徴とする。また、検知ユニットとして非接触式の検知ユニットを設けたことを特徴とする。また、検知ユニットはマグネットの磁界検知を可能としたことを特徴とする。また、医療用装置がキャリア側台座と第一の係合部及び第二の係合部に正しく装着された場合にのみ、検知ユニットによって医療用装置の装着の有無を非接触式に検知し、非接触式に電源供給および/または通信接続を行うことを特徴とする。また、医療用キャリアに用いる医療用装置は、押下操作もしくはスライド操作可能な装着固定解除操作部を有し、装着固定解除操作部を押下操作もしくはスライド操作することにより、医療用装置の内部に設けられた一つもしくは複数の装着固定解除機構が連動し、ラッチを該医療用装置に収納される方向に平行移動もしくは回転移動することにより、ラッチがラッチ孔から外れることにより、医療用装置が取外し可能な構造を有することを特徴とする。また、医療用装置の第二の係合部は、医療用キャリアの第二の係合部に設けられているラッチ孔に対して平行移動もしくは回転移動可能であり、かつ医療用装置より突出する方向に常に付勢力が加わっているラッチを有し、ラッチが医療用キャリアの第二の係合部に設けられているラッチ孔に係合されることにより、医療用装置が装着固定可能な構造を有することを特徴とする。また、シリンジポンプ及び/または輸液ポンプであることを特徴とする。
本発明の医療用キャリアおよびそれに用いる医療用装置は、電気的接続部を有しない給電ユニットおよび通信接続ユニットにより医療用装置への電源供給をおこなうため電気的接続部が露出せず、医療用装置と係合構造が簡単で、かつ、着脱操作が容易で、メンテナンスも容易にすることができる。
以下、本発明の医療用キャリア(医療用キャリア装置)およびこの医療用キャリアに着脱可能なものとして用いる医療用装置を添付図面に示す好適構成例に基づいて詳細に説明する。 図1は、本発明の医療用キャリア100の実施例の一例を示す全体図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は斜視図である。また、図2は、図1に示す医療用装置取付台(台座)101を示しており、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図、図3(d)はA−A断面図、図4(e)および図4(f)は斜視図である。図1において103は複数、例えば、少なくとも3個以上、より好ましくは安定を図るために5個のキャスタ106を有する可動基台である。可動基台103の略中央位置より支柱102が上方に垂直に立ち上がるように固定されている。また、支柱102天面の略中央位置よりポール104が上方に垂直に立ち上がるように固定されている。
薬液収納容器(薬液バッグ及び/または薬液ビン)に形成された係止孔(不図示)に対して係止するU字状係止部を端部に形成したフック105が適宜伸縮可能なポール104の上端からほぼ水平方向になるように固定されており、薬液バッグ及び/または薬液ビンを着脱自在に固定できるようになっている。また、支柱102には複数の医療用装置取付部209(図2(a)参照)を有する医療用装置取付台101がアーム107を介し手前側が下になるように所定角、例えば、30度程度傾斜して固定されている。このため、医療従事者による医療用装置の設定、操作などの取り扱いが容易となり、医療用装置300(図3参照)の表示部(不図示)の視認性が向上する。
医療装置取付台101には両側を仕切り凸部208により仕切られた医療用装置取付部209がほぼ平行に複数設けられており、1つの医療装置取付部209に対して第二の係合部としてのラッチガード203、第一の係合部としてのフック204、周知の電磁誘導の原理を利用した医療用装置への非接触式給電ユニットである給電ユニット205、医療用装置との通信接続を目的とした赤外線を利用した周知の非接触式通信ユニットである通信ユニット206および医療用装置の装着位置を検出することを目的とした周知の磁界によるホール効果を利用した医療用装置装着位置検知ユニット211が各々1つずつ設けられている。
また、給電ユニット205および通信ユニット206のような金属端子の物理的接触を介さない給電/通信接続ユニットにより給電/通信接続を実施し、且つそれらの電装部品を取付台上ケース201と取付台下ケース202とで形成され、シールゴム(不図示)により密閉(防滴構造)された空間内に設置することで医療装置取付台101は外部に露出した電気的接続部がなく高い防滴性を実現している。
図3は、医療用キャリア100に跨着される医療用装置(シリンジポンプタイプの医療用装置)300を示しており、図(a)は側面図、(b)は外観斜視図、(c)は平常時の断面図、(d)は解除釦押下時の断面図である。尚、本実施例においては医療用装置300は、患者に対して栄養補給、あるいは薬液注入を自動的に、かつ高い精度にて行うための医療用装置であるシリンジポンプ及び/または輸液ポンプであり、医療用装置300の上面には装置情報を表示する表示部(不図示)があり、また、薬液が封入されたシリンジあるいは薬液を送液する薬液ラインが装着可能となっている。医療用装置300の幅寸法は、医療用装置取付台101に設けられた仕切り凸部208により仕切られた医療用装置取付部209の幅寸法より小さく設定されており、かつ医療用装置取付部101を覆うように跨着可能に寸法設定された跨着用凹部301を有している。また、医療用装置300は、第一の係合部としてのピン302、第二の係合部としてのラッチ303、解除釦304、第1のグリップ(把持部)305、第2のグリップ(把持部)305aおよび受電ユニットとして周知の電磁誘導の原理を利用した非接触式受電ユニットである受電ユニット306、周知の赤外線を利用した通信ユニットである赤外線通信ユニット307およびマグネット311を有している。なお、受電ユニット306および通信ユニット307は医療用装置取付台101に設けられている給電ユニット205および通信ユニットと対応する位置に設けられている。また、物理的接触を介さない受電ユニット306および赤外線通信ユニット307をポンプ上ケース308とポンプ下ケース309とで形成され、シールゴム(不図示)により密閉(防滴構造)された空間内に設置することで医療用装置300は外部に露出した電気的接続部がなく高い防滴性を実現している。なお、320は医療用装置300の動作状態が容易に視認できるように、筐体から若干突出して設けられた動作インジケータであり、通常の作動状態では、注入速度に応じて緑色に点滅するようになっている。また、321は、シリンジ外筒載置部、322はシリンジ外筒を把持するためのクランプ、323はシリンジ押子を把持するためのクランプ(把持部)である。医療用装置300の内部には、装置全体を制御するため、制御基板を含めた制御部、駆動モータ等が内蔵されている。
ラッチ303は医療用装置300内に収納される方向に平行移動可能となっており、ラッチ303に対して外力が加わっていない状態では、バネ等の付勢部材による付勢力により図3(c)に示すように医療用装置300から飛び出している状態に維持されている。解除釦304は、グリップ305を握った手によって操作可能な位置に設けられており、解除釦304を押下することにより、解除釦304、解除リンク310が連係動作し解除リンク310によってラッチ303が図3(d)に示すように医療用装置内に収納される。
次に医療用装置300と医療用キャリア100との跨着構造について図4を用いて説明する。なお、図4は医療用キャリア100に医療用装置300が跨着された状態の断面図であり、(a)医療用装置を跨着する手順、(b)は跨着状態、(c)は固定解除状態を示している。医療用装置300を医療用キャリア100に跨着する手順は、まず、図4(a)に示すように第一の係合部である医療用装置300のピン302を医療用キャリア100に設けられているフック204に引掛ける。次にピン302がフック204に引掛っている状態でピン302を回転中心として医療用装置300をポンプ跨着方向401に回転させる。回転途中においてラッチガード203にラッチ303が接触するが、ラッチガード203およびラッチ303の互いが接触する面はR形状に加工されており、かつラッチ303は医療用装置300に収納される方向に平行移動可能であるために、ラッチ303がラッチガード203に接触しながらも医療用装置300をポンプ跨着方向401に回転させることでラッチ303はラッチガード302に押されるように医療用装置300内に収納され、医療用装置300は図4(b)に示す位置まで回転可能となる。このとき、第ニの係合部であるラッチ303は付勢力によりラッチガード204と取付台上ケース201とで形成されるラッチ孔210に係合されることにより医療用装置300はポンプ取付台101に固定される。
次に医療用装置300の医療用装置取付台101からの取外し手順および固定解除構造について説明する。前述したようにラッチ303は、解除釦304の押下操作により医療用装置300内に収納される。これにより医療用装置300は医療用装置取付台101から取外し可能となり、ピン302を回転中心として解除釦304を押下した状態でポンプ取外し方向402に医療用装置300を回転させることにより医療用装置取付台101から取り外される。
上記のように医療用装置300は、医療用キャリア100の医療用装置取付台101に対して上方から第一の係合部を係合しながら第ニの係合部を係合することにより跨着する構造となっており、かつ取り外し時は最後に第一の係合部が離れるために、医療用装置300を跨着する際に、不意に手が医療用装置300から離れた場合においても、第一の係合部が係合していて、かつ医療用装置取付台101に上方から跨るような構造になっていることにより医療用装置300が落下する危険性を軽減することが可能である。
複数台の医療用装置300は該医療用装置取付台101に同じ高さで横並びに跨着されることにより、縦並びに装着されている場合のように操作する際に身をかがめる必要もなく、操作部もしくは装置状態表示部を覗き込む動作をする必要がない。また、本実施例のようにシリンジポンプあるいは輸液ポンプの場合は、医療用装置300の上面に装着されている薬液を封入したシリンジの確認が容易であり、さらに薬液を送液する薬液ラインは、医療用装置300が縦並びに装着されている場合のように垂れて重なるということが起こり難くなるため、薬液ラインと医療用装置300との同定が容易となる。
医療用装置取付台101は医療用キャリア100の支柱102に対して手前側が下になるように傾斜して固定されていることにより、ピン302をフック204に引掛け容易であり、かつ医療用装置300を取り外し操作時においてはピン302をフック204から開放容易である。さらに、医療用装置300を跨着する医療用装置取付台101が、水平に取り付けられている場合のようにフック204が医療用装置取付台101自体によって操作者の視界から隠れることがなく、医療用キャリア100が占有する占有面積が水平に取り付けられている場合に比べ少なくなるという利点があり、加えて医療用装置取付台101の重心座標が医療用キャリア100の支柱102に近づくために医療用キャリア100の安定性が向上し、医療用装置300の良好な跨着操作性の実現、および医療用キャリア100の転倒等のリスクを軽減することが可能となる。また、医療用装置取付台101が垂直に取り付けられている場合のように、ピン302とフック204との係合ミスにより医療用装置300が落下する危険性も大幅に軽減することが可能となる。また、複数台の医療用装置が医療用キャリアに跨着した状態における医療用装置300の上面に装着される薬液を封入したシリンジあるいは薬液を送液する薬液ラインおよび医療用装置300の状態を表す表示物の操作者からの認知性は、医療用装置取付台が水平もしくは垂直に取り付けられている場合のように操作者の身長の違いに大きく影響されることが無く、高い認知性を確保することが可能となることから、薬液ラインの取り違えや医療用装置の状態誤認などによる医療過誤を軽減することが可能となる。
次に医療用装置300への電源供給および通信接続の方法について説明する。本発明の医療用キャリア100は、周知の電磁誘導の原理を用いた給電ユニット205により、医療用装置300に給電するが、該給電ユニットは、物理的な電源コネクタと異なり、受電側装置の有無に関わらず給電ユニット205に電気が供給されている限り電力を消費する。また、医療用装置300との通信接続は、周知の赤外線通信を用いているが、この赤外線通信は、その性質上、外乱光あるいは他の赤外線通信機器によって誤ったデータを受信し誤動作する可能性が皆無とは言えない。そこで本発明の医療用キャリア100においては、医療用装置取付部101に設けられている周知の磁界によるホール効果を利用した装着位置検知ユニット211によって、医療装置300に設けられているマグネット311が検知された場合にのみ給電ユニットおよび通信ユニットに電気を供給し、医療用装置300に給電および通信接続することにより、消費電力の軽減および確実な通信接続を可能としている。
上記の装着位置検知ユニット211とマグネット311は、医療用装置300が医療用装置取付台101に正しく跨着した状態において対応する位置に夫々設けられている。また、装着位置検知ユニット211およびマグネット311は、高い指向性かつ短い検知距離となるように調整されており、医療用装置300が医療用装置取付台101に対して正しく装着されている場合のみ、医療用装置300を検知可能となる。つまり、医療用装置300を医療用装置取付台101に跨着する際は、第二の係合部が係合しない限り、装着位置検知ユニット211は医療用装置300を検知せず、また、取外しの際は第二の係合部の係合が外れ医療用装置300を少しでも持上げた時点で装着位置検知ユニット211は医療用装置300を検知できなくなり給電および通信接続を停止する。
医療用キャリア100の医療用装置取付部101および医療用装置300は、外部に露出した電気的接点を有しないため、電気的接点部の接触不良およびショートの問題は解消され、さらに医療用キャリア100と医療用装置300の着脱耐久性は、電気的接点部の着脱耐久性に依存しないために高い耐久性を確保可能である。また、電気的接点を有しないことにより清掃、メンテナンスが容易となる。
また、装着された医療用装置300に対して給電をおこなう医療用キャリア100への電源供給は、外部AC100V電源と接続するためのAC電源コードのみで可能であり、医療用キャリア100内部に各医療用装置300への通信信号を割り振るマルチプレクサ,ボード,コンピュータ
等を設け、医療用装置300は医療用キャリア100を介してコンピュータ等の外部装置を通信接続されるため、装着可能な全ての医療用装置300と外部装置との通信接続は医療用キャリア100から出る共通の通信ケーブルは1本のみである。これにより患者周りの省配線化が可能となる。
等を設け、医療用装置300は医療用キャリア100を介してコンピュータ等の外部装置を通信接続されるため、装着可能な全ての医療用装置300と外部装置との通信接続は医療用キャリア100から出る共通の通信ケーブルは1本のみである。これにより患者周りの省配線化が可能となる。
尚、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれることは言うまでもなく、医療用装置300に設けられている解除釦304を押下操作ではなくスライド操作にすることもできる。また、医療用装置300に設けられているラッチ303が平行移動ではなく回転移動にすることで医療用キャリアと跨着固定もしくは跨着固定解除することもできる。また、医療用装置300側にピンを引掛けるフックを設け、医療用装置取付台101側をピンをすることもできる。さらに本実施例は患者に薬液等を注入するシリンジポンプあるいは輸液ポンプを想定しているが、これらとは異なる医療用装置について実施することも当然可能である。
100…医療用キャリア
101…医療用装置取付台
102…支柱
103…可動基台
104…ポール
105…フック
106…キャスタ
107…アーム
201…取付台上ケース
202…取付台下ケース
203…ラッチガード
204…フック
205…給電ユニット
206…通信ユニット
207…通信ユニット用窓部
208…仕切り凸部
209…医療用装置取付部
210…ラッチ孔
211…装着位置検知ユニット
300…医療用装置
301…跨着用凹部
302…ピン
303…ラッチ
304…解除釦
305…グリップ
306…受電ユニット
307…通信ユニット
308…ポンプ上ケース
309…ポンプ下ケース
310…解除リンク
311…マグネット
401…ポンプ跨着方向
402…ポンプ取外し方向
101…医療用装置取付台
102…支柱
103…可動基台
104…ポール
105…フック
106…キャスタ
107…アーム
201…取付台上ケース
202…取付台下ケース
203…ラッチガード
204…フック
205…給電ユニット
206…通信ユニット
207…通信ユニット用窓部
208…仕切り凸部
209…医療用装置取付部
210…ラッチ孔
211…装着位置検知ユニット
300…医療用装置
301…跨着用凹部
302…ピン
303…ラッチ
304…解除釦
305…グリップ
306…受電ユニット
307…通信ユニット
308…ポンプ上ケース
309…ポンプ下ケース
310…解除リンク
311…マグネット
401…ポンプ跨着方向
402…ポンプ取外し方向
Claims (9)
- 複数の医療用装置を機械的に保持し、電源ユニットを備えた医療用キャリアであって、
前記医療用装置と前記キャリア側台座は第一の係合部と第二の係合部の2つの係合部によって保持され、前記第一の係合部において、前記台座側フック部に前記医療用装置側ピン部が係合した後に、前記医療用装置は前記ピン部を中心とした回動をすることによって、前記第二の係合部が係合する構造を有し、前記第一の係合部が、前記第二の係合部に対して操作者からみて高い位置に存在し、かつ前記キャリア側台座上面が前記操作者からみて前面側に所定角傾斜していることを特徴とした医療用キャリア。 - 前記電源ユニットは、非接触式の電源ユニットであることを特徴とする請求請項1記載の医療用キャリア。
- 前記電源ユニットは、電磁伝送可能にしたことを特徴とする請求請項2記載の医療用キャリア。
- 通信ユニットとして、非接触式の通信ユニットをさらに設けたことを特徴とする請求請項1記載の医療用キャリア。
- 前記通信ユニットは、赤外線通信可能にしたことを特徴とする請求請項4記載の医療用キャリア。
- 前記医療用装置が前記キャリア側台座と第一の係合部及び第二の係合部に正しく装着された場合にのみ非接触式に電源供給および通信接続を行うことを特徴とした請求項1〜5のいずれかに記載の医療用キャリア。
- 前記医療用装置は、押下操作もしくはスライド操作可能な装着固定解除操作部を有し、該装着固定解除操作部を押下操作もしくはスライド操作することにより、該医療用装置の内部に設けられた一つもしくは複数の装着固定解除機構が連動し、前記ラッチを該医療用装置に収納される方向に平行移動もしくは回転移動することにより、該ラッチが前記ラッチ孔から外れることにより、該医療用装置が取外し可能な構造を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の医療用キャリアに用いる医療用装置。
- 前記医療用装置の第二の係合部は、前記医療用キャリアの第二の係合部に設けられているラッチ孔に対して平行移動もしくは回転移動可能であり、かつ前記医療用装置より突出する方向に常に付勢力が加わっているラッチを有し、前記ラッチが前記医療用キャリアの第二の係合部に設けられているラッチ孔に係合されることにより、前記医療用装置が装着固定可能な構造を有することを特徴とする請求項6記載の医療用装置。
- 前記医療用装置は、シリンジポンプ及び/または輸液ポンプであることを特徴とする請求項1、請求項5〜7のいずれかに記載の医療用装置。
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JP2008301918A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Nemoto Kyorindo:Kk | 電動医療システム、その受電医療ユニットおよび電力送信ユニット |
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