JP2005341345A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低解像度のディスプレイと接続される画像表示装置であっても、受信したコンテンツが持つ本来の解像度で表示させることができ、比較的安価な画像表示装置であっても、高解像度の画像が鑑賞できる画像表示装置を提供する。
【解決手段】 画像データが記憶されるフレームバッファメモリ(15)と、このフレームバッファメモリ(15)に記憶された画像データを読出し、所望の解像度に変換して表示データを生成する解像度変換部(16)とを具備した画像表示装置(1a、1b)において、フレームバッファメモリ(15)に記憶された画像データから、所望の指定領域を切り出して拡大表示データを生成するための領域切り出し部(17)と、前記解像度変換部(16)で生成された表示データ、又は領域切り出し部(17)で生成された拡大表示データのいずれかを選択して表示出力するための切替部(18)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル放送受信機を備える画像表示装置に関する。
近年ディジタル放送が開始されたことに伴い、ディジタル放送受信機を備えるテレビ機器などの画像表示装置は高解像度の表示に対応する必要が生じている。このような状況の中で、ディジタル放送信号としてHDTVの画像を受信する画像表示装置は、高能率符合化圧縮されて送信された高品位テレビ(HDTV(High Definition Television))や標準品位テレビ(SDTV(Standard Definition Television))の映像を受信して、その中からユーザに指定されたチャンネルの映像をディスプレイ装置に表示する。
しかしながら、HDTVの画像を表示する画像表示装置は、SDTVを表示する画像表示装置と比較して未だ高価である。そのため、HDTVの映像を表示できる画像表示装置の中には、SDTVの画像を表示するディスプレイを備える画像表示装置の処理過程で解像度変換を行ない、解像度変換されたSDTVの画像を表示する安価なものが使用されていることも多い。
SDTVの画像を表示するディスプレイを備える画像表示装置では、HDTVの画像を受信した場合、受信したデータを単に復号化したHDTVの画像データでは、ディスプレイに表示できない。そのため、受信したHDTVの画像をSDTVの映像に変換して表示する方法が一般的である(例えば特許文献1)。
例えば、図7に示すように、従来の画像表示装置100において、アンテナ101を介して入力されたコンテンツに含まれるHDTVの映像データは、映像デコーダ104で復号される。復号された映像データは、フレームバッファメモリ105に順次記憶され、フレームバッファメモリ105で1フレーム分の映像データが蓄積されると、これを画像データとして解像度変換部106で画像表示部108に接続されるディスプレイ装置で表示が可能な解像度に合わせて変換されるとともに、無画像領域を付加して表示データが生成される。すなわち、HDTVの画像からSDTVの画像に変換され、その後、無画像領域を付加して縦横比9:16の画像を縦横比3:4の画像に変換された表示データは、画像表示部108で表示される。
ここで、ディスプレイ装置に表示された画像の一部の領域を拡大して表示する機能を有する画像表示装置もある。このような機能を有する画像表示装置100では、画像を表示する際に、拡大して表示する指示がされて画像の一部の領域が選択された場合、領域切り出し部107で解像度変換された表示データにおいて、拡大する領域を切り出して拡大表示データが生成され、生成された拡大表示データが画像表示部108で表示される。
画像を切り出す技術として、画像メモリに蓄積した原画像信号のフレームの中から、符合化する画像信号のフォーマットに一致する範囲を切り出す技術がある(例えば特許文献2)。また、解像度を変換する技術として、走査線変換をする技術がある(例えば特許文献3)。さらに、中間画像を利用する技術として、原画像を符合化する際に生じる中間画像を保存し、画像処理の効率を改善する画像処理方法がある(例えば特許文献4)。
特開平7−107464号公報 特開平11−122611号公報 特開平8−98105号公報 特開2002−247580号公報
このように、従来の解像度変換した画像である表示データから拡大表示データを生成する場合、選択された領域の表示データよりも、切り出される領域の拡大表示データの方が大きくなる。その為、拡大表示データを生成する方法として、同じ画素の画像データを複数の画素にわたって同じ濃度値を複写して拡大表示データを生成する方法がある。更に、このように複数の画素にわたって表示する場合に画像の濃度値の変化を滑らかにする補正処理を施して拡大表示データを生成する方法もある。
図8を用いて、図7に示す画像表示装置100に入力される画像データD21に基づいて出力される表示データD22と拡大表示データD26について説明する。例えば、図7に示す画像表示装置100に、1920画素×1080ラインの画像データD21がコンテンツに含まれて入力されると、解像度変換部106で画像データD21の解像度が変換された表示データD22が生成される。生成される表示データD22は、図8(a)で示す720画素×480ラインの画像である。
ここで、画像表示部108で表示された画像の一部の指定領域D25が選択されて拡大して表示することが操作された場合、図8(b)で示す解像度が変換された720画素×360ラインの表示データD22から、選択された領域の表示データD22が領域切り出し部107で切り出される。選択された領域の表示データD22が切り出されると、この領域の表示データD22について拡大表示データD26が生成されて画像表示部108に表示される。
例えば、選択された領域が図8(b)に示すように、表示データD22が360画素×240ラインである場合、この360画素×240ラインの画像を利用して画像表示部108に接続されるディスプレイ装置で表示できる画像サイズである720画素×480ラインの拡大表示データD26を生成する。生成された拡大表示データD26を図8(c)に示すが、元の画像よりも高解像度の画像を生成するため、領域切り出し部107で生成される拡大表示データD26は間延びした、粗い画像となる欠点がある。
また、HDTVの画像データに限らず、画像表示部と接続されるディスプレイで表示可能な画像サイズよりも大きな画像データが画像表示装置に入力された場合について図9に示すが、図8の例と同様の問題が生じる。例えば、1920画素×1080ラインの画像を表示することが可能な画像表示装置に、図9(a)で示されるような3840画素×2160ラインの画像データD31が入力された場合、入力された画像データD31が解像度変換されて、図9(b)に示すような表示データD32が生成される。また、拡大する際には、この表示データD32から切り出された指定領域D33の部分の表示データD32から、図9(c)に示すように拡大表示データD34が生成される。
したがって、このように拡大する場合、HDTVの映像データは本来持つ解像度よりも粗い解像度でディスプレイに表示され、その映像データが本来持つ解像度で見ることができない。
上記課題に鑑み、本発明では、受信した高解像度のコンテンツの映像を、本来の解像度で見ることができない問題を解決し、低い解像度の画像表示装置であっても、本来の解像度で表示することのできる画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため本発明に係る画像表示装置は、画像データが記憶されるフレームバッファメモリ(15)と、このフレームバッファメモリ(15)に記憶された画像データを読出し、所望の解像度に変換して表示データを生成する解像度変換部(16)とを具備した画像表示装置(1a、1b)において、前記フレームバッファメモリ(15)に記憶された前記画像データから、所望の指定領域を切り出して拡大表示データを生成するための領域切り出し部(17)と、前記解像度変換部(16)で生成された前記表示データ、又は前記領域切り出し部(17)で生成された前記拡大表示データのいずれかを選択して表示出力するための切替部(18)とを有する構成としたことを特徴としている。
上述した本発明によれば、解像度を変換した画像について拡大して表示する操作がされた場合、解像度が変換された画像を利用して拡大表示データを生成するのではなく、解像度が変換される前の高解像度の画像データを用いて拡大表示データを生成するため、画質を劣化させることなく高解像度の画像データで拡大表示データを生成することができる。
本発明の画像表示装置の部分表示機能によって、低解像度のディスプレイと接続される画像表示装置であっても、受信したコンテンツが持つ本来の解像度で表示させることができる。また、これにより比較的安価な画像表示装置であっても、高解像度の画像を鑑賞することが可能になる。
[実施例1]
<画像表示装置>
以下に、本発明に係る画像表示装置の好ましい実施例1について説明する。実施例1の画像表示装置1aは、SDTVの画像を表示するディスプレイ装置と接続されるものである。
図1に示すように、本発明の実施例1に係る画像表示装置1aでは、アンテナ11a、復調処理部12a、多重分離処理部13、映像デコーダ14、フレームバッファメモリ15、解像度変換部16、領域切り出し部17、切替部18、SDTV画像表示部19a、付加データ処理部20、音声デコーダ21、増幅処理部22、スピーカ23、リモコン受信部24、操作パネル25及び制御部26を有している。
アンテナ11aは、図示しない放送局から送信されるコンテンツを受信する。
復調処理部12aは、アンテナ11aを介して入力された送信用に変調されたコンテンツを受信して復調する。
多重分離処理部13は、復調されたコンテンツを分離して、映像データ、音声データ及び付加データの各種データを生成する。ここで、映像データ及び音声データは、圧縮符合化されているストリーム形式のデータである。また、付加データはデータ放送用のデータや番組関連情報のデータ等である。
映像デコーダ14は、多重分離処理部13で生成された圧縮符合化されている映像データを復号する。
フレームバッファメモリ15は、映像デコーダ14で復号化された映像データがフレームごとに映像デコーダ14から順次抽出されて蓄積される記憶装置である。具体的には、1フレーム分の映像データが、画像データD01としてフレームバッファメモリ15に記憶される。
解像度変換部16は、フレームバッファメモリ15で記憶されている画像データD01をSDTV画像表示部19aと接続されるディスプレイ装置で表示可能な解像度に変換する。変換の方法としては、例えば画素を間引くなどの操作により変換する。
領域切り出し部17は、ユーザなどの外部から拡大する領域が表示されている画像から選択された場合、フレームバッファメモリ15で記憶されている画像データD01から該当する部分を切り出す。さらに、外部からの指示に基づいて表示する画像サイズに変換した拡大表示データD07を生成する。
切替部18は、外部からの入力により、解像度変換部16で生成された表示データD03または領域切り出し部17で生成された拡大表示データD07のうち、表示するデータを切り替えて出力する。
付加データ処理部20は、画像データに付随する番組表や番組情報等を復号し、ディスプレイ装置に表示可能に処理された付加データを生成する。
SDTV画像表示部19aは、切替部18により出力される表示データD03又は拡大表示データD07と、付加データ処理部20から出力される付加データをディスプレイ装置に表示させる。
音声デコーダ21は、多重分離処理部13で分離された音声データをスピーカ23で出力可能に復号する。
増幅処理部22は、復号された音声データを出力可能に増幅する。スピーカ23は、増幅された音声データを出力する。
リモコン受信部24は、外部の図示しないリモコンから操作信号が送信されると、この操作信号を入力する。操作パネル25は、画像表示装置の一部に設けられ、ユーザが操作信号を入力する。リモコン受信部24及び操作パネル25で入力される操作信号は、チャンネル変更や音量変更などの操作信号の他に、本発明の実施例1に係る画像表示装置1aで必要な拡大する指定領域や拡大率の選択や実行させる操作信号等がある。
制御部26は、復調処理部12a、多重分離処理部13、映像デコーダ14、解像度変換部16、領域切り出し部17、切替部18、SDTV画像表示部19a、付加データ処理部20、音声デコーダ21、増幅処理部22、スピーカ23をリモコン受信部24及び操作パネル25を介して入力された操作信号に基づいて制御する。
ここで、制御部26はCPUインターフェース26a、CPU26b、RAM26c及びROM26dを備える。
次に、図2乃至図4を用いて本発明の画像表示装置において画像表示が行われる際の動作を説明する。図2は、入力されたコンテンツから表示データが生成されて表示される際の処理の流れを説明するフローチャートである。図3は、映像の表示の際に切り出し処理の流れを説明するフローチャートである。図4は本発明の画像表示装置において処理がされる各段階の画像の一例である。なお、ここでは音声データや他の付加データについての処理に関する具体的な説明は省略する。
<画像表示の処理>
アンテナ11aを介して復調処理部12aにコンテンツが入力されたことが確認されると(S001)、制御部26からの制御により復調処理部12aでは、コンテンツが復調される(S002)。復調されたコンテンツは画像情報、音声情報またこれらに付随する付加情報により構成されているため、制御部26からの制御により多重分離処理部13において各メディアデータが分離されて、映像データ、音声データ及び付加データが生成される(S003)。
多重分離処理部13で生成された映像データは、映像デコーダ14に入力されて制御部26からの制御により復号化される(S004)。復号化された映像データは、順次フレームバッファメモリ15に書込まれる(S005)。フレームバッファメモリ15に書込まれる1フレーム分の画像データD01の一例を、図4(a)に示す。
フレームバッファメモリ15に1フレーム分の画像データD01が書込まれると、画像データD01は解像度変換部16に入力されて、制御部26の制御により解像度変換されて表示データD03が生成される(S006)。具体的には、解像度変換部16は、入力された画像データD01を間引き処理等を行なうことでSDTV画像表示部19aに接続されるディスプレイ装置により表示画可能な解像度にまで減少させて解像度を変換して有効画像データD04を生成するとともに、無画像領域D05を付加することによって、入力された画像データD01の解像度から、SDTV画像表示部19aに接続されるディスプレイ装置に表示可能な表示データD03を生成する。
図4(a)に示す例のように、画像表示装置1aに入力された高解像度の画像データD01は1920画素×1080ラインの画像である場合、実施例1に係るSDTVの解像度を画像表示装置1aでは、そのまま表示することができない。そのため、入力された画像データD01を表示するディスプレイ装置の画像サイズに合わせるために解像度が変換される。
ここで、入力された画像は縦横比が16:9の画像であるとする。これに対して、出力するSDTV画像表示部19aと接続されるディスプレイ装置は縦横比が4:3であるとする。このとき、入力された画像を表示するディスプレイ装置に合わせるために、解像度を変換して有効画像データD04を生成するとともに、図4(b)に示すように画像の上下に無画像領域D05を付加して縦横比4:3の画像を表示データD03として生成する。
解像度変換部16で生成された表示データD03は、SDTV画像表示部19aに入力されてディスプレイ装置に表示される(S007)。
その後、制御部26では、拡大表示の操作があったか否かが確認される(S008)。ここで、操作がない場合に、表示の終了が指示されると(S009)、操作を終了させ、表示終了の操作がされなかった場合には、ステップS002〜S008の処理が繰り返される。一方、ステップS008において、制御部26において、拡大表示の操作がされたことが確認されると、切り出し処理が開始される。
<切り出し処理>
以下に、表示データD03上で選択された指定領域D06に相当するデータを画像データD01から切り出して、一部の領域の拡大表示データD07を生成する切り出し処理について、図3を参照して説明する。
図2のステップS008において、拡大表示の操作があったことが確認された場合、ユーザによって切り出す指定領域D06の選択がされる(S101)。具体的には、領域の拡大は、ユーザがリモコン受信部24あるいは操作パネル25から外部インターフェースを介してある領域を拡大指示することで行われる。実施例1では、ユーザに指示された指定領域D06を左上の270画素×160ラインの部分とする。
ここで、選択された部分は、縦横比4:3のSDTV画面であるディスプレイ装置に表示したときに画面全面に表示されるような比率になるように、720画素×360ラインのうち左上から360画素×240ラインの領域を指定領域D06とする。この領域をそのまま拡大すると360画素×240ラインの領域を間延びさせた形になり、粗い映像となってしまう。
そこで、ユーザが拡大する指定領域D06を決定したことが制御部26に判断されると、領域切り出し部17によってフレームバッファメモリ15に記憶されている画像データD01から選択された指定領域S06に相当する領域として切り出し領域D02として左上720画素×480ラインの領域を読み出す(S103)。読み出された指定領域D06に相当する画像データD01内の切り出し領域D02はSDTV画像表示部19aに拡大表示データD07として表示する(S104)。
具体的には、制御部26においてCPU26bが、領域切り出しの指示内容に従って、フレームバッファメモリ15から拡大を指示された指定領域D06に相当するアドレスを算出して画像データD01から算出されたアドレスのデータを切り出し領域D02として読み出すとともに、切替部18を領域切り出し部17からの入力を選択するように切り替える。これにより、切り出した切り出し領域D02の画像データD01を拡大表示データD07として、解像度変換部16を経由せずに、SDTV画像表示部19aに転送する。
その後、ユーザからの操作の待機状態となり、操作を受けると上述した図2のステップS001〜S008の処理が繰り返される。
従来は、図7で説明したように、解像度変換部106で画像データD21の解像度を下げて生成された表示データD22から、選択された領域が領域切り出し部107によって切り出されて、この切り出された表示データD22の一部の領域を拡大することにより拡大表示データD26を生成していた。このような従来の方法では、切り出された解像度の低い表示データD22の一部からその表示データD22の一部の画像サイズよりも大きな画像サイズの拡大表示データD26を生成するために、生成される拡大表示データD26の画質が劣化してしまう問題が生じていた。
これに対して、本発明の実施例1に係る画像表示装置1aでは、上述したように、ユーザは画面に表示された低解像度の画像である表示データD03上で拡大する任意の指定領域D06を選択する。更に、画像表示装置1aは、画面上で選択された指定領域D06に対応する切り出し領域D02を算出し、フレームバッファメモリ15で記憶されている高解像度の画像データD01から切り出し領域D02を切り出す。このように、本発明の画像表示装置1aによれば、高解像度の画像データD01から切り出された切り出し領域D02が拡大表示データD07が生成されてディスプレイ装置に表示される。高解像度の画像データD01から切り出し領域D02を切り出してこれを拡大表示データD07として表示することにより、従来の画像表示装置100よりも高い解像度で拡大して表示することができる。
具体的には、本発明の実施例1に係る画像表示装置1aは、SDTV画面に表示されている映像である表示データD03から拡大画像である拡大表示データD07を生成するのではなく、フレームバッファメモリ15に記憶されるHDTVの画像データD01に基づいて拡大画像である拡大表示データD07を生成して、SDTV画面上に表示することにより、ユーザは拡大した場合には解像度変換で画質を落とすことなく映像を鑑賞することができる。
[実施例2]
以下に本発明の実施例2に係る画像表示装置1bについて図5を用いて説明する。図5において、図1に示す画像表示装置1aと同様の構成については同じ符号をつけ、説明を省略する。図5に示すように、本発明の実施例2に係る画像表示装置1bは、図1に示した本発明の実施例1に係る画像表示装置1aに比べて、SDTV画像表示部19aを備えず、画像表示部19bを備えている点が異なる。
具体的には、実施例1の画像表示装置1aはSDTVの画像を表示するSDTV画像表示部19aを有し、HDTVの画像を入力するとこの画像を解像度変換して表示するものであった。一方、実施例2に係る画像表示部19bは、SDTVの画像を表示するものに限られない。このように、本発明の実施例2に係る画像表示装置1bは、受信した映像を拡大する際には画質を劣化させることなく、解像度変換していない画像データD11から切り出して拡大表示データD15が生成されることで、画質を保って画像を表示することが可能である。
例えば、画像表示部19bで表示が可能な画像サイズが1920画素×1080ラインの画像表示装置1bに、3840画素×2160ラインの画像データD11が入力された例を図6を用いて説明する。入力端子11bを介して入力バッファメモリ12bに入力され、フレームバッファメモリ15に蓄積された画像データD11の例が図6(a)に示すものである。
解像度変換部16によって、この画像データD11が画像表示部19bで表示画可能な解像度である1920画素×1080ラインの画像サイズに変換され、図6(b)で示すような表示データD13が生成されて表示される。
また、図6(b)で示すように、画像表示部19bと接続されるディスプレイ装置で表示された画像の一部の指定領域D14が選択されて、ユーザにより指定領域の拡大表示の指示がされると、この部分が領域切り出し部17によって切り出して拡大表示データD15が生成される。領域切り出し部17の処理は実施例1の場合と同様に行われるので詳述しないが、解像度変換された表示データD13から切り出して生成されるのではなく、図6(a)で示すフレームバッファメモリ15で記憶されている画像データを用いて切り出し処理がされる。この切り出し処理により生成された拡大表示データD15が画像表示部19bと接続されるディスプレイ装置に表示されることにより、従来と比較して高画質の画像が拡大表示データD07として表示される。
[変形例]
画面に表示されている映像から、入力された画像データの解像度をできるだけ変換せずにSDTV画像表示部19a又は画像表示部19bに表示するために、拡大する部分の領域を入力された画像データD01,11の中から表示画像サイズで切り出されるように予め設定しておくことも可能である。
ここで、横方向と縦方向のパラメータについて、例えば以下のように設定する。
1:有効画素数
2:横方向解像度
3:横方向画素数
1:有効ライン数
2:縦方向解像度
3:ライン数
上述の各パラメータについて本発明の実施例1に係るSDTV画像表示部19aを用いて以下に具体的に説明する。
有効画素数H1は、現在SDTV画像表示部19aと接続されるディスプレイ装置で表示される表示データD03を構成する有効画像データD04上の1ライン当たりの画素数である。図4(b)に示すように、画像表示装置1aの場合には、有効画素数H1=720となる。ここで、1ラインとは、画像が表示されるディスプレイでいう1走査線に相当する。
また、横方向解像度H2は、SDTV画像表示部19aと接続されるディスプレイ装置で表示される表示データD03の横方向の画素数であり、図4(b)に示すようにH2=720である。
なお、実施例1の場合には、有効画像データD04は横方向の画素数に合わせて生成されており、この有効画像データD04の上下には無画像領域D05が付加されているが、横側には無画像領域D05は付加されておらず、有効画素数H1と横方向解像度H2とは同じ値となる。
横方向画素数H3は、フレームバッファメモリ15に記憶される1フレーム分の画像データD01の横方向の画素数である。すなわち、アンテナ11aを介して入力されたコンテンツに含まれる1フレーム分の映像データの横方向の画素数であり、実施例1の場合には、図4(a)で示すように、横方向画素数H3=1920である。
また、有効ライン数L1は、現在SDTV画像表示部19aと接続されるディスプレイ装置に表示される有効画像データD04として有効なライン数であって、実施例1では、図4(b)に示すように、有効ライン数L1=360である。
さらに、縦方向解像度L2は、SDTV画像表示部19aと接続されるディスプレイ装置に表示される表示データD03の縦方向の解像度であり、図4(b)に示すように、縦方向解像度L2=480である。
ライン数L3は、フレームバッファメモリ15に記憶される1フレーム分の画像データD01の縦方向のライン数である。すなわち、アンテナ11aを介して入力されたコンテンツに含まれる1フレーム分の映像データのライン数であり、図4(a)に示すように、ライン数L3=1080である。
この場合、切り出す画像サイズを
M:部分領域の横幅
N:部分領域の縦幅
とすると、部分領域の横幅M及び部分領域の縦幅Nはそれぞれ
M=H1×H2/H3 ・・・(式1)
N=L1×L2/L3 ・・・(式2)
として表される。
このときの画像サイズは、以下に示すようになる。
例えば、実施例1の例では、SDTV画像表示部19aに表示する720画素×480ラインの領域の映像を入力されたコンテンツに含まれる図4(a)で示す画像データD01から切り出すため、現在表示されている図4(b)に示す720画素×480ラインの映像から、拡大する領域として選択する最適な画像サイズを式1及び式2を用いて算出する。
ここで、実施例1の各パラメータの値を式1及び式2に代入すると、画像サイズの横幅及び縦幅は以下のように求められる。
M=720×720/1920=270(画素) ・・・(式3)
N=360×480/1080=160(ライン) ・・・(式4)
したがって、本発明の実施例1に係る画像表示装置1aによると、ユーザから見た表示画面上の切り出しの領域のサイズは960画素×540ラインとなり、その領域の画像サイズを維持しながら所望の位置を拡大する部分として選ぶようにすると、拡大表示データD07を生成する際に解像度変換を要さずに最適な拡大表示データD07を生成することができる。
また、実施例2の例でも同様に、3840画素×2160ラインの画像データD11から、1920画素×1080ラインの領域の切り出し領域D12の画像データを切り出すため、式1及び式2に各値を代入して算出すると、切り出す指定領域D14の画像サイズの横幅及び縦幅の最適な値は以下のように求められる。
M=1920×1920/3840=960(画素) ・・・(式5)
N=1080×1080/2160=540(ライン) ・・・(式6)
したがって、実施例2に係る画像表示装置1bによると、ユーザから見た表示画面上の切り出す指定領域D14の画像サイズは960画素×540ラインとなり、その画像サイズを維持しながら所望の位置を拡大する部分として選ぶようにすると最適な拡大表示データD15を生成することができる。
なお、上述した各実施例では、動画像である映像データについて説明しているが、動画像に限られず、静止画像でも同様に実施することは明らかである。
本発明の画像表示装置を簡単に説明するブロック図である。 本発明の画像表示装置における解像度変換の処理について簡単に説明するフローチャートである。 本発明の画像表示装置における切り出し処理について簡単に説明するフローチャートである。 本発明の画像表示装置において処理される画像を説明する図である。 本発明の変形例に係る画像表示装置を簡単に説明するブロック図である。 本発明の変形例に係る画像表示装置において処理される画像を説明する図である。 従来の画像表示装置を簡単に説明するブロック図である。 従来の画像表示装置において処理される画像を説明する図である。 従来の画像表示装置において処理される画像を説明する図である。
符号の説明
1a,1b…画像表示装置
11a…アンテナ
11b…入力端子
12a…復調処理部
12b…入力バッファメモリ
13…多重分離処理部
14…映像デコーダ
15…フレームバッファメモリ
16…解像度変換部
18…切替部
19a…SDTV画像表示部
19b…画像表示部
20…付加データ処理部
21…音声デコーダ
22…増幅処理部
23…スピーカ
24…リモコン受信部
25…操作パネル
26…制御部
26a…CPUインターフェース
26b…CPU
26c…RAM
26d…ROM
100…画像表示装置
101…アンテナ
104…映像デコーダ
105…フレームバッファメモリ
106…解像度変換部
107…領域切り出し部
108…画像表示部
D01,D11,D21,D31…画像データ
D02,D12…切り出し領域
D03,D13,D22,D32…表示データ
D04…有効画像データ
D05…無画像領域
D06,D14,D25,D33…指定領域
D07,D15,D26,D34…拡大表示データ

Claims (1)

  1. 画像データが記憶されるフレームバッファメモリと、このフレームバッファメモリに記憶された画像データを読出し、所望の解像度に変換して表示データを生成する解像度変換部とを具備した画像表示装置において、
    前記フレームバッファメモリに記憶された前記画像データから、所望の指定領域を切り出して拡大表示データを生成するための領域切り出し部と、
    前記解像度変換部で生成された前記表示データ、又は前記領域切り出し部で生成された前記拡大表示データのいずれかを選択して表示出力するための切替部と、
    を有する構成としたことを特徴とする画像表示装置。


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