JP2005341315A - ネットワーク構築システム及び方法、並びにネットワーク構築プログラム - Google Patents

ネットワーク構築システム及び方法、並びにネットワーク構築プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザーの利便性の向上と、セキュリティの向上に寄与することができる無線LANインターフェース及び無線アクセスポイントを提供する。
【解決手段】 ドライバ・ソフトウェアをインストールする際に、USB無線アダプタ20をメモリ装置としてUSBホストコントローラ11に認識させ、自動実行プログラム26bによってドライバ・ソフトウェア26aを導入させる。この際、実行処理部13が、セキュリティの設定を要求し、ユーザーが認証譲歩を入力した場合には、認証情報保持部23と認証情報保持部31aに設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)接続のアダプタ装置を用いて、無線通信インターフェースのセキュリティの向上を図ることのできるネットワーク構築システム及び方法、並びにネットワーク構築プログラムに関する。
パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置の周辺機器の接続インターフェースとしてUSBが普及している。このようなUSB経由で情報処理装置に接続されるデバイス(USBデバイス)には、その種類に応じたドライバ・ソフトウェアを情報処理装置に導入する必要がある。
従来、ドライバ・ソフトウェアは、磁気ディスクあるいは光学ディスクによって提供していたが、ユーザーの利便性を考慮し、USBデバイス内にメモリを設け、このメモリ内にドライバ・ソフトウェアと自動実行プログラムを格納したUSBデバイスが知られている。このようなUSBデバイスでは、最初に情報処理装置に接続した際に、メモリカードとして認識させ、自動実行プログラムを実行させてドライバ・ソフトウェアを自動的に導入させる(例えば特許文献1参照。)。
特開2003−114859号
無線LANインターフェースを備えたモデム装置と情報処理装置に接続される無線LANインターフェースとの間で、ESSID等のセキュリティ情報としてデフォルトの値を設定しておき、接続を容易に行うことが考えられる。
このような情報処理装置側の無線LANインターフェースに、上述のようなUSBデバイス(無線LANインターフェース)を用いた場合、ドライバ・ソフトウェアの導入が容易になり、利便性が向上すると考えられる。
しかしながら、このようなデフォルトのセキュリティ情報を設定した状態では、意図しない情報処理装置からモデム装置を利用できてしまう場合がある。このため、セキュリティの向上の観点からはセキュリティ情報を変更し、意図しない情報処理装置から接続できないようにすることが望まれる。
ところが、デフォルトのセキュリティ情報を設定した状態で、無線LAN経由で新たなWEPキーを変更しようとすると、他のユーザーに見られてしまう可能性があり、セキュリティの向上の観点からは改善の余地があった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、ユーザーの利便性の向上と、セキュリティの向上に寄与することができるネットワーク構築システム及び方法、並びにネットワーク構築プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、情報処理装置に接続され、情報処理装置を無線通信を介して無線アクセスポイントに接続するための無線通信インターフェースを備えた無線アダプタ装置と、無線通信インターフェースのセキュリティについての情報の設定を行う設定処理手段と、無線アダプタ装置に保持され、無線アダプタ装置を情報処理装置に導入するためのドライバ・ソフトウェア、及び自動実行プログラムとを用いて、情報処理装置を無線アクセスポイントに接続する。
そして、本発明では、無線アダプタ装置が情報処理装置に挿入された際に、自動実行プログラムを無線アダプタ装置から自動的に読み出して実行し、自動実行プログラムにより、ドライバ・ソフトウェアを情報処理装置に導入し、ユーザーに対し、有線通信インターフェース経由による無線通信インターフェースのセキュリティの設定を求める選択を促し、この選択に応じて、設定処理手段にセキュリティの設定を行わせる。
なお、上記発明においては、情報処理装置を有線通信を介して無線アクセスポイントに接続するための有線通信インターフェースをさらに設け、設定処理手段は、この有線通信インターフェース経由で前記無線通信インターフェースのセキュリティの設定を行うようにしてもよい。
上記発明においては、無線アダプタ装置が、ドライバ・ソフトウェアが導入されていない情報処理装置に接続された際に、無線アダプタ装置に格納され、無線アダプタ装置がメモリ装置であることを示す識別情報を情報処理装置に供給し、識別情報の供給に基づいて、無線アダプタ装置に格納されている自動実行プログラムを実行させてドライバ・ソフトウェアを情報処理装置に導入させ、ドライバ・ソフトウェアの導入に応じて、無線アダプタ装置に格納され、無線アダプタ装置が無線LANインターフェースであることを示す識別情報を供給することが好ましい。
このような本発明では、ドライバ・ソフトウェアを導入する際に、メモリID保持手段に格納されている識別情報を情報処理装置に供給し、当該無線LANインターフェースをメモリ装置として認識させ、メモリに格納されている自動実行プログラムによってドライバ・ソフトウェアを導入させることにより、ユーザーの利便性の向上に寄与することができる。
また、本発明では、無線アクセスポイントが有線通信インターフェース経由で少なくとも無線通信インターフェースのセキュリティについての情報の設定を受け付ける設定処理手段を有している。さらに、自動実行プログラム又はドライバ・ソフトウェアに、有線通信インターフェース経由で無線通信インターフェースのセキュリティに関する情報の設定を求める表示を行う処理が含まれているため、ユーザーに有線通信インターフェース経由でセキュリティに関する情報の設定を促すことができ、セキュリティの向上に寄与することができる。
(ネットワーク構築システム)
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態に係るネットワーク構築システムの概略構成を示す説明図である。なお、本実施形態では、本発明を、ADSLモデムを備えた無線LANのアクセスポイントを有する通信システムを構築する場合を例に説明する。
本実施形態に係る通信システムは、図1に示すように、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置(PC)10と、このPC10に接続されるUSB無線アダプタ20と、USB無線アダプタ20との間で無線通信を行う無線アクセスポイント30とを備えている。USB無線アダプタ20と無線アクセスポイント30との間では、例えばIEEE802.11等により無線通信を行うようになっている。
PC10は、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB)の制御を行うUSBホストコントローラ11と、PC10のオペレーティングシステム(OS)側からのUSBホストコントローラ11の制御実現するUSBドライバ12と、ドライバ・ソフトウェアの導入等を制御する実行処理部13と、TCP/IPプロトコルによる通信を制御するTCP/IPプロトコル処理部14と、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サービスを利用するHTTPクライアント15と、USB無線アダプタ20の設定等を行う設定処理部16と、IEEE802.3等の有線LANインターフェース(有線LAN I/F)17と、ディスプレイ装置等の表示部18と、キーボード等の入力部19とを備えている。
USB無線アダプタ20は、例えばUSBの制御を行うUSBコントローラ21と、当該USB無線アダプタ20の状態を保持する状態保持部22と、無線通信におけるESS(Extended Service Set Identity)ID、WEP(Wired Equivalent Privacy)キー等の認証情報を保持する認証情報保持部23と、認証情報保持部23に格納されている認証情報に応じて暗号化処理を行う暗号化処理部24と、無線通信を行う無線通信インターフェースである無線系25と、メモリ等により実現される仮想ドライブ26と、当該USB無線アダプタ20の状態を設定するスイッチ(SW)27とを備えている。
仮想ドライブ26には、ドライバ・ソフトウェア26aと、このドライバ・ソフトウェア26aを導入させる自動実行プログラム26bが格納されている。この自動実行プログラム26bは、当該仮想ドライブ26がマウントされた際に自動的に実行されるようになっている。
状態保持部22は、USBの規格で定義されているデバイスの種類を示すID(デバイスID)を複数保持しており、このSW27の状態に応じてデバイスIDを切り替える。具体的には、SW27がメモリ側であるときには、状態保持部22はデバイスIDをメモリであることを示す値とし、SW27がUSB無線アダプタ側であるときには、状態保持部22はデバイスIDをUSB無線アダプタであることを示す値とする。
SW27は、状態保持部22がPC10に供給する識別情報を切り替える切替手段であり、USB無線アダプタ20が、ドライバ・ソフトウェア26aが導入されていないPC10に接続された際には、デバイスIDがメモリであることを示す値としてPC10に供給させ、これによって自動実行プログラム26bを実行させてドライバ・ソフトウェア26aをPC10に導入させる。また、SW27は、ドライバ・ソフトウェア26aが導入されているPC10に接続された際には、デバイスIDがUSB無線アダプタであることを示す値としてPCに供給させる。
このSW27は、本実施形態では図2に示すような、USB無線アダプタ20の側面に設けられた物理的なスイッチであり、その切替えは、ユーザーが手動で行う。すなわち、ドライバ・ソフトウェアを導入する際には、SW27をメモリ側とし、PC10に当該USB無線アダプタ20をメモリ装置と認識させ、自動実行プログラム26bによってドライバ・ソフトウェア26aを導入させる。また、ドライバ・ソフトウェアの導入が終了してUSB無線アダプタとして使用する際にはSW27をUSB無線アダプタ側とし、PC10に当該USB無線アダプタ20をUSB無線アダプタ20として認識させて、無線通信を行い得る状態にする。
無線アクセスポイント30は、スプリッタ40を介してアナログ公衆電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)50に接続されており、PSTN50に接続されているゲートウェイ装置等を介してインターネット等のネットワークに接続されている。
この無線アクセスポイント30は、例えばUSB無線アダプタ20と通信を行うUSB無線アダプタ31と、TCP/IPプロトコルによる通信を制御するTCP/IPプロトコル処理部32と、HTTPサービスを提供するHTTPサーバ33と、USB無線アダプタ31の認証情報の設定等を行う設定処理部34と、IEEE802.3等の有線LAN I/F35と、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)通信を行うADSLモデム36と、電話機、ファクシミリ装置等のアナログ端末に対するVoIP(Voice over IP)通信サービスの提供に用いるVoIP処理部37と、アナログ通信信号とADSL通信信号の重畳、分離を行うスプリッタ40とを備えている。
HTTPサーバ33は、例えばアドレス、ルーティング等のTCP/IPプロトコル処理部32の設定、ESSID、WEPキー等のUSB無線アダプタ31の設定等をPC10のHTTPクライアント15経由で行う際のフロントエンドとして用いることができるようになっている。
USB無線アダプタ20は、例えば図2に示すように、筐体20aと、コネクタ20bとを備えている。筐体20aには、上述のUSBコントローラ21〜仮想ドライブ26を構成する回路部品、無線系25が備えるアンテナ25aが収容されている。使用時には、PC10のUSBホストコントローラ11に設けられているコネクタにコネクタ20bを接続する。また、本実施形態では、SW27として物理的なSW27を、筐体20aの側面に設けている。なお、SW27をソフトウェア等で実現する場合には、物理的なスイッチを設ける必要はない。
(ネットワーク構築方法)
以上の構成を有するネットワーク構築システムを動作させることによって、本発明の方法を実施することができる。図3は、本実施形態に係るネットワーク構築システムの動作を示すフローチャート図である。
なお、本実施形態では、PC10にインストールされたネットワーク構築プログラムを、PC10のCPU上で実行することにより、本発明のネットワーク構築方法を実施する。このネットワーク構築プログラムは、例えばPC10にインストールされたOSの機能として実行してもよいし、プラグインアプリケーションや常駐プログラムとしてもよい。
そして、PC10の初期状態では、PC10にUSB無線アダプタ20としてのドライバ・ソフトウェアが導入されておらず、USBドライバ12にメモリ用ドライバ12aがインストールされている状態になっている。このような状態のPC10に、最初にUSB無線アダプタ20を接続する際には、例えば図3中のS1に示すように、SW27をメモリ側として接続する(S1)。
このような状態のUSB無線アダプタ20が挿入されると(S2)、予め実行されているネットワーク構築プログラムにより、PC10のUSBホストコントローラ11が、USB無線アダプタ20がメモリ装置であると認識し、実行処理部13が仮想ドライブ26をマウントする。さらに、実行処理部13は、仮想ドライブ26中の自動実行プログラム26bを実行し(S3)、ドライバ・ソフトウェア26aを導入させる(S4)。
この際、ESSIDとWEPキー等の認証情報は、ドライバ・ソフトウェアのデフォルトの値が設定されているが、セキュリティの向上の観点からは、ESSID及びWEPキー等の認証情報を変更することが望ましい。
このため、実行処理部13は、例えば図4に示すように、ユーザーにセキュリティの設定を推奨する確認表示を表示させ(S5)、ユーザーの指示を確認する(S6)。このように、セキュリティの設定の確認表示を行って、ユーザーにセキュリティの設定を促すことができ、セキュリティの向上に寄与することができる。
ユーザーがセキュリティの強化を選択すると、実行処理部13は、有線LAN I/F17と有線LAN I/F35の接続を要求する表示を表示部18に表示させる(S7)。接続が完了すると、TCP/IPプロトコル処理部14とTCP/IPプロトコル処理部32の間でIPアドレス等の設定が行われる(S8)。
この後、実行処理部13は、例えば図5に示すように、ESSIDとWEPキーの入力を行う画面を表示させる。この際、同図中に示すように、ESSIDにはデフォルト値(例えば「YBBUser」)が設定されている。これに応じてユーザーがESSIDとWEPキーあるいはWEPキーを入力すると(S9)、実行処理部13は、これらの認証情報を無線アクセスポイント30とUSB無線アダプタ20に設定する(S10)。
具体的には、実行処理部13からの認証情報は、TCP/IPプロトコル処理部14、有線LAN I/F17を介して無線アクセスポイント30宛に送信される。この認証情報は、HTTPサーバ33を介して設定処理部34に供給され、認証情報保持部31aに設定される。また、実行処理部13は、USBホストコントローラ11を介してUSB無線アダプタ20宛にも認証情報を送信する。この認証情報は、USBコントローラ21を介して認証情報保持部23に設定される。
また、上述のS6において、ユーザーがすぐに無線LANによって接続することを選択した場合には、実行処理部13は、例えば無線LAN用ドライバ12bにセキュリティの設定処理を要求するためのショートカット、アイコン等を生成する(S11)。これにより、後でセキュリティの設定をすることが容易になり、セキュリティの向上に寄与することができる。
ステップS10における認証情報の設定後、ユーザーはSW27をUSB無線アダプタ側に切り替える(図6中のS21)。このSW27の切替えにより、状態保持部22は、USB無線アダプタであることを示すデバイスIDをUSBコントローラ21経由でUSBホストコントローラ11に供給し、USBホストコントローラ11はUSB無線アダプタであると認識し(S22)、新たに設定された認証情報によって暗号化された無線通信を行うことができるようになる。
この後、TCP/IPプロトコル処理部14とTCP/IPプロトコル処理部32の間でIPアドレス等の設定が行われ(S23)、USB無線アダプタ20を介してPC10と無線アクセスポイント30の間でTCP/IPプロトコルの通信を行うことができるようになる。
(変更例)
上述した実施形態では、無線LANI/Fのセキュリティの設定を、有線LANI/Fを用いて行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、有線LANI/Fに替えて、既に接続され使用可能な他の方式の無線I/Fや、赤外線I/F、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリデバイス等のメディアを媒体に行うこともできる。この場合、図3中におけるステップS7では、これらの他の方式の無線I/Fに対して接続要求を行う。
また、他の変更例として、上述した実施形態に係るSW27を、ユーザーが手動で切り替える物理的な形態としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ソフトウェアで実現することもできる。この場合は、ドライバ・ソフトウェア26aの導入を検知し記憶する機能をUSB無線アダプタ20若しくはPC10のOSやミドルウェアに設け、セキュリティ設定操作の手順に応じたタイミングで、デバイスIDの値を切り替えるようにする。
図7に本変更例に係るUSB無線アダプタのドライバ・ソフトウェアの導入処理のフローチャート図を示す。
本変更例でも、PC10の初期状態では、PC10にUSB無線アダプタ20としてのドライバ・ソフトウェアが導入されておらず、USBドライバ12にメモリ用ドライバ12aがインストールされている状態になっている。このような状態のPC10に、最初にUSB無線アダプタ20を挿入すると(S31)、ドライバ・ソフトウェアが導入されているか否かについての検査が行われ、ソフトウェアであるSW27をメモリ側に切り替えられる(S32)。
次いで、予め実行されているネットワーク構築プログラムにより、PC10のUSBホストコントローラ11が、USB無線アダプタ20がメモリ装置であると認識し、実行処理部13が仮想ドライブ26をマウントする。さらに、実行処理部13は、仮想ドライブ26中の自動実行プログラム26bを実行し(S33)、ドライバ・ソフトウェア26aを導入させる(S34)。
続いて、自動実行プログラム26bにより、ソフトウェア的にSW27をUSB無線アダプタ側に自動的に切り替える(S35)。このSW27の切替えにより、状態保持部22は、USB無線アダプタであることを示すデバイスIDをUSBコントローラ21経由でUSBホストコントローラ11に供給し、USBホストコントローラ11はUSB無線アダプタであると認識し(S36)、後述するステップS41及びS42によって設定される認証情報によって暗号化された無線通信を行うことができるようになる。
次いで、実行処理部13は、ユーザーにセキュリティの設定を推奨する確認表示を表示させ(S37)、ユーザーの指示を確認する(S38)。ユーザーがセキュリティの強化を選択すると、実行処理部13は、有線LAN I/F17と有線LAN I/F35の接続を要求する表示を表示部18に表示させる(S39)。なお、このステップS39において、初期設定環境などで既に接続され使用可能となっている他の方式の無線I/Fや赤外線I/Fがあるときには、この他の方式の無線I/Fに対して接続要求を行う。そして、接続が完了すると、TCP/IPプロトコル処理部14とTCP/IPプロトコル処理部32の間でIPアドレス等の設定が行われる(S40)。
この後、実行処理部13は、ESSIDとWEPキーの入力を行う画面を表示させ、これに応じてユーザーがESSIDとWEPキーあるいはWEPキーを入力すると(S41)、実行処理部13は、これらの認証情報を無線アクセスポイント30とUSB無線アダプタ20に設定する(S42)。
一方、上述のS36において、ユーザーがすぐに無線LANによって接続することを選択した場合には、実行処理部13は、例えば無線LAN用ドライバ12bにセキュリティの設定処理を要求するためのショートカット、アイコン等を生成する(S44)。
ステップS42における認証情報の設定後、TCP/IPプロトコル処理部14とTCP/IPプロトコル処理部32の間でIPアドレス等の設定が行われ(S43)、上記ステップS36においてUSBホストコントローラ11により認識されたUSB無線アダプタ20を介して、PC10と無線アクセスポイント30の間でTCP/IPプロトコルの通信を行うことができるようになる。
(本実施形態による作用・効果)
以上説明した本実施形態及び変更例に係るネットワーク構築システムでは、上述のように、仮想ドライブ26にドライバ・ソフトウェアを格納しておき、ドライバ・ソフトウェアをインストールする際にUSB無線アダプタ20をメモリ装置として認識させることにより、磁気ディスク、光学ディスク等の媒体によってドライバ・ソフトウェアを供給する場合に比較して、ユーザーの利便性の向上に寄与することができる。
また、上述の図3中のS4においてドライバ・ソフトウェアを導入した状態では、ESSIDとWEPキーにデフォルトの値が設定されているために、新たに設定したESSIDとWEPキー等の認証情報を無線LAN経由で送信してしまうと、これらの認証情報が漏洩する可能性がある。このため、この通信システムでは、上述のようにセキュリティの設定を有線LAN経由で行うようにしている。これにより、認証情報が漏洩する可能性を低減させ、セキュリティの向上に寄与することができる。
また、従来の通信システムでは、認証情報は、USB無線アダプタ20と無線アクセスポイント30とで別個に設定する必要があったが、この通信システムでは、実行処理部13が、USB無線アダプタ20と無線アクセスポイント30に認証情報を供給するようになっているため、認証情報の設定を簡略化させて、ユーザーの利便性の向上に寄与することができる。
さらに、この通信システムでは、上述の図4に示すように、ESSIDとWEPキーの入力のみを要求する。従来の設定処理では、必ずしも必要でないパラメータをも入力し得る入力画面を表示するため、ユーザーの操作が煩雑になってしまう。これに対し、この通信システムでは上述のような処理により、ユーザーがESSIDとWEPキーを入力するだけでセキュリティの向上を実現することができ、操作の簡略化に寄与することができる。
実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 実施形態において、前記通信システムを構成するUSB無線アダプタの外観を示す斜視図である。 実施形態において、前記通信システムを構成するUSB無線アダプタのドライバ・ソフトウェアの導入処理を示すフローチャートである。 実施形態において、ドライバ・ソフトウェアの導入時の表示の例を示す図である。 実施形態において、ドライバ・ソフトウェアの導入時の表示の例を示す図である。 実施形態において、ドライバ・ソフトウェアの導入後の処理を示すフローチャートである。 変更例において、ドライバ・ソフトウェアの導入時及び導入後の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…PC
11…USBホストコントローラ
12…USBドライバ
12a…メモリ用ドライバ
12b…無線LAN用ドライバ
16…設定補助部
20…無線LAN I/F
21…USBコントローラ
22…状態保持部
23…認証情報保持部
24…暗号化処理部
25…無線系
26…仮想ドライブ
26a…ドライバ・ソフトウェア
26b…自動実行プログラム
27…スイッチ(SW)
30…無線アクセスポイント
31…無線LAN I/F
31a…認証情報保持部
34…設定処理部
35…有線LAN I/F
37…VoIP処理部
38…スプリッタ
50…PSTN

Claims (9)

  1. 無線通信インターフェースを備えた無線アダプタ装置を用いて、情報処理装置を無線アクセスポイントに接続するネットワーク構築システムであって、
    前記無線通信インターフェースのセキュリティの設定を行う設定処理手段と、
    前記無線アダプタ装置に備えられ、該無線アダプタ装置を前記情報処理装置に導入するためのドライバ・ソフトウェア、及び自動実行プログラムを保持するメモリ装置と
    を備え、
    前記無線アダプタ装置が前記情報処理装置に挿入された際に、前記自動実行プログラムは、
    前記無線アダプタ装置から自動的に読み出されて実行され、
    前記ドライバ・ソフトウェアを該情報処理装置に導入し、
    ユーザーに対し、有線通信インターフェース経由による無線通信インターフェースのセキュリティの設定を求める選択を促し、
    前記選択に応じて、前記設定処理手段にセキュリティの設定を行わせる
    ことを特徴とするネットワーク構築システム。
  2. 前記情報処理装置を有線通信を介して前記無線アクセスポイントに接続するための有線通信インターフェースをさらに備え、
    前記設定処理手段は、前記有線通信インターフェース経由で前記無線通信インターフェースのセキュリティの設定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク構築システム。
  3. 前記無線アダプタ装置に備えられ、メモリ装置であることを示す識別情報を保持するメモリID保持手段と、
    前記無線アダプタ装置に備えられ、無線LANインターフェースであることを示す識別情報を保持する無線ID保持手段と、
    前記ドライバ・ソフトウェアを導入する際に前記メモリID保持手段に格納されている識別情報を前記情報処理装置に供給し、前記無線アクセスポイントと通信を行う際に前記無線ID保持手段に格納されている識別情報を前記情報処理装置に供給する切替手段と
    を備え、前記切替手段は、
    前記無線アダプタ装置が、前記ドライバ・ソフトウェアが導入されていない情報処理装置に接続された際に、前記メモリID保持手段に格納されている識別情報を該情報処理装置に供給することによって前記メモリ装置に格納されている自動実行プログラムを実行させてドライバ・ソフトウェアを導入させ、
    前記ドライバ・ソフトウェアが導入されている情報処理装置に接続された際に、前記無線ID保持手段に格納されている識別情報を供給する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク構築システム。
  4. 情報処理装置に接続され、該無線処理装置を、無線通信を介して無線アクセスポイントに接続するための無線通信インターフェースを備えた無線アダプタ装置と、
    前記無線通信インターフェースのセキュリティについての情報の設定を行う設定処理手段と、
    前記無線アダプタ装置に保持され、該無線アダプタ装置を前記情報処理装置に導入するためのドライバ・ソフトウェア、及び自動実行プログラムと
    を用いて、該情報処理装置を前記無線アクセスポイントに接続するネットワーク構築方法であって、
    前記無線アダプタ装置が前記情報処理装置に挿入された際に、前記自動実行プログラムを該無線アダプタ装置から自動的に読み出して実行するステップ(1)と、
    前記自動実行プログラムにより、前記ドライバ・ソフトウェアを該情報処理装置に導入するステップ(2)と、
    ユーザーに対し、有線通信インターフェース経由による無線通信インターフェースのセキュリティの設定を求める選択を促し、この選択に応じて、前記設定処理手段にセキュリティの設定を行わせるステップ(3)と
    を有することを特徴とするネットワーク構築方法。
  5. 前記情報処理装置を有線通信を介して前記無線アクセスポイントに接続するための有線通信インターフェースをさらに備え、
    前記設定処理手段は、前記ステップ(3)において、前記有線通信インターフェース経由で前記無線通信インターフェースのセキュリティの設定を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク構築方法。
  6. 前記ステップ(2)において、
    前記無線アダプタ装置が、前記ドライバ・ソフトウェアが導入されていない情報処理装置に接続された際に、該無線アダプタ装置に格納され、該無線アダプタ装置がメモリ装置であることを示す識別情報を該情報処理装置に供給し、
    前記識別情報の供給に基づいて、前記無線アダプタ装置に格納されている自動実行プログラムを実行させて前記ドライバ・ソフトウェアを前記情報処理装置に導入させ、
    前記ドライバ・ソフトウェアの導入に応じて、前記無線アダプタ装置に格納され、該無線アダプタ装置が無線LANインターフェースであることを示す識別情報を供給する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のネットワーク構築方法。
  7. 無線通信インターフェースを介して無線アクセスポイントに接続可能な情報処理装置において、前記無線通信インターフェースのセキュリティの設定を行うネットワーク構築プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    無線アダプタ装置が前記情報処理装置に挿入された際に、前記無線アダプタ装置に格納された自動実行プログラムを自動的に読み出して実行するステップ(1)と、
    前記自動実行プログラムにより、前記無線アダプタ装置に格納されたドライバ・ソフトウェアを該情報処理装置に導入するステップ(2)と、
    ユーザーに対し、有線通信インターフェース経由による無線通信インターフェースのセキュリティの設定を求める選択を促し、この選択に応じて、前記設定処理手段にセキュリティの設定を行わせるステップ(3)と
    を有する処理を実行させることを特徴とするネットワーク構築プログラム。
  8. 前記情報処理装置を有線通信を介して前記無線アクセスポイントに接続するための有線通信インターフェースをさらに備え、
    前記設定処理手段は、前記ステップ(3)において、前記有線通信インターフェース経由で前記無線通信インターフェースのセキュリティの設定を行う
    ことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク構築プログラム。
  9. 前記ステップ(2)において、
    前記無線アダプタ装置が、前記ドライバ・ソフトウェアが導入されていない情報処理装置に接続された際に、該無線アダプタ装置に格納され、該無線アダプタ装置がメモリ装置であることを示す識別情報を該情報処理装置に供給し、
    前記識別情報の供給に基づいて、前記無線アダプタ装置に格納されている自動実行プログラムを実行させて前記ドライバ・ソフトウェアを前記情報処理装置に導入させ、
    前記ドライバ・ソフトウェアの導入に応じて、前記無線アダプタ装置に格納され、該無線アダプタ装置が無線LANインターフェースであることを示す識別情報を供給する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のネットワーク構築プログラム。
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