JP2006178534A - 情報処理装置及びドライバソフトのインストール制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デバイスのドライバソフトのインストールを行うユーザの手順を簡素化する。
【解決手段】 本来の機能に加えUSBメモリ機能が切替可能に追加実装されたデバイスを接続可能なUSBホストにおいて、接続されたデバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトがインストールされているか否かを判断し(S4)、ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、デバイスにおけるUSBメモリ機能を有効にして(S5〜S8)、USBメモリからドライバソフトをインストールする(S9〜S13)。インストール後、デバイス本来の機能を有効にして(S14〜S17)、当該ドライバソフトを用いてデバイス本来の機能を動作させる(S18〜S20)。
【選択図】 図2
【解決手段】 本来の機能に加えUSBメモリ機能が切替可能に追加実装されたデバイスを接続可能なUSBホストにおいて、接続されたデバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトがインストールされているか否かを判断し(S4)、ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、デバイスにおけるUSBメモリ機能を有効にして(S5〜S8)、USBメモリからドライバソフトをインストールする(S9〜S13)。インストール後、デバイス本来の機能を有効にして(S14〜S17)、当該ドライバソフトを用いてデバイス本来の機能を動作させる(S18〜S20)。
【選択図】 図2
Description
本発明は、本来の機能に加えメモリの機能が切替可能に追加実装されたデバイスを接続可能な情報処理装置、及び当該情報処理装置におけるドライバソフトのインストール制御方法に関する。
携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に設けられた端子に、デバイス(例えば、ブルートゥースのアダプタ、USBカードのリーダ・ライタ、ディスプレイ等)を接続して、情報処理装置からの制御によりデバイスを動作させる技術が知られている。その際、情報処理装置には、当該デバイスを動作させるためのドライバソフトがインストールされていることが必要とされる。
ここで、情報処理装置に、当該デバイスのドライバソフトがインストールされていない場合は、ドライバソフトを記憶した記憶媒体から情報処理装置へ当該ドライバソフトをインストールする必要がある。このように、記憶媒体から情報処理装置へドライバソフトをインストールする技術は下記の特許文献1に開示されている。
特開2003−316711号公報
しかしながら、上記のように記憶媒体から情報処理装置へドライバソフトをインストールする方法では、ドライバソフトを記憶した記憶媒体が必要となる上、当該記憶媒体を情報処理装置に着脱する作業を要し、非常に煩雑である。特に、情報処理装置の操作に慣れていないユーザにとっては大きな負担となる。
一方、近年、デバイスには、本来の機能に加え、メモリの機能が切替可能に追加実装されたものが提案されている。このようなデバイスにおける切替可能なメモリの機能を有効活用することが待望される。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、デバイスを情報処理装置に接続するだけで当該デバイス本来の機能を使用できるようにすることで、当該デバイスのドライバソフトのインストールを行うユーザの手順を簡素化することができる情報処理装置及びドライバソフトのインストール制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、本来の機能に加えメモリの機能が切替可能に追加実装されたデバイスを接続可能な情報処理装置であって、接続されたデバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトが自装置にインストールされているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、前記デバイスにおけるメモリの機能を有効にし、メモリに記憶された前記ドライバソフトを自装置にインストールするよう制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段により前記ドライバソフトがインストールされた後、前記デバイスにおける前記本来の機能を有効にし、前記ドライバソフトを用いて前記デバイスの本来の機能を動作させるよう制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るドライバソフトのインストール制御方法は、本来の機能に加えメモリの機能が切替可能に追加実装されたデバイス、が接続された情報処理装置が、前記デバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトが自装置にインストールされているか否かを判断する判断工程と、前記判断工程にて前記ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、前記情報処理装置が、前記デバイスにおけるメモリの機能を有効にし、メモリに記憶された前記ドライバソフトを自装置にインストールする第1の制御工程と、前記第1の制御工程にて前記ドライバソフトがインストールされた後、前記情報処理装置が、前記デバイスにおける前記本来の機能を有効にし、前記ドライバソフトを用いて前記デバイスの本来の機能を動作させる第2の制御工程とを有することを特徴とする。
上記のような本発明によれば、本来の機能に加えメモリの機能が切替可能に追加実装されたデバイス、が接続された情報処理装置において、当該デバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトが自装置にインストールされているか否かが判断され、ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、デバイスにおけるメモリの機能が有効とされ、メモリに記憶された当該ドライバソフトが情報処理装置にインストールされる。そして、インストール完了後、情報処理装置は、デバイスにおける本来の機能を有効にし、ドライバソフトを用いて当該デバイスの本来の機能を動作させる。
このように、情報処理装置にドライバソフトがインストールされていない場合でも、デバイスを情報処理装置に接続するだけで、ドライバソフトがデバイスのメモリから情報処理装置へ自動的にインストールされ、当該デバイス本来の機能が使用可能となる。これにより、ドライバソフトを記憶した記憶媒体は不要となり、当該記憶媒体を情報処理装置に着脱する作業も不要となるため、デバイスのドライバソフトのインストールを行うユーザの手順を、従来よりも大幅に簡素化することができる。
一般的に携帯端末(例えば、携帯電話、PHS、PDA等)には、構造の簡易化及び小型軽量化を図るために、記憶媒体からのドライバソフトのインストールが可能な構造になっていないものが多い。そこで、本発明に係る情報処理装置として、携帯端末を適用することで、デバイスから携帯端末へのドライバソフトの自動的なインストールを実現することができ、携帯端末ユーザの利便性を飛躍的に向上させることができる。即ち、本発明に係る情報処理装置として携帯端末を適用する利点は大きい。
本発明によれば、情報処理装置にドライバソフトがインストールされていない場合でも、デバイスを情報処理装置に接続するだけで、ドライバソフトがデバイスのメモリから情報処理装置へ自動的にインストールされ、当該デバイス本来の機能が使用可能となるため、ドライバソフトを記憶した記憶媒体は不要となり、当該記憶媒体を情報処理装置に着脱する作業も不要となる。このようにして、デバイスのドライバソフトのインストールを行うユーザの手順を、従来よりも大幅に簡素化することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置及びドライバソフトのインストール制御方法の実施形態を説明する。なお、以下では、本発明に係る情報処理装置としてUSBホスト(より具体的には携帯電話)を用いた実施形態を説明する。
図1には、USBデバイスを接続可能な携帯電話10の構成例を示す。ここでは、USBデバイスとしてブルートュースのアダプタ(以下単に「アダプタ」と称する)20を用いた例を説明する。
アダプタ20には、本来のブルートュースのアダプタとしての機能に加え、USBメモリの機能がいわゆるマルチコンフィギュレーションで追加実装されている。即ち、アダプタ20は、本来の機能を実行するためのブルートュースアダプタ部23と、USBメモリ22と、USBケーブルが接続され外部からの制御信号に基づいてブルートュースアダプタ部23とUSBメモリ22のうち一方を排他的に有効とするUSBインタフェース部21とを備えている。USBメモリ22には、外部のUSBホスト10から、本来の機能(ここではブルートュースのアダプタ機能)を動作させるためのドライバソフト40が予め記憶されている。また、アダプタ20には、USBメモリ22自体を動作させるためのドライバソフトは既にインストールされている。
上記のようなアダプタ20がUSBケーブル30を介して接続される携帯電話10は、判断部11、第1の制御部12、メモリ13、第2の制御部14、及びインタフェース部15を含んで構成されている。勿論、携帯電話10は、携帯電話としての機能を果たすための送受信部などを備えているが、本発明とは特に関係がないため、図示を省略している。
上記の判断部11は、携帯電話10に接続されたUSBデバイス(ここではアダプタ20)の本来の機能を動作させるためのドライバソフトが自装置(携帯電話10)にインストールされているか否かを判断する。具体的には、判断部11は、携帯電話10にインストール済みのドライバソフトに関する情報を記憶したテーブル16を有し、判断対象のドライバソフトに関する情報がテーブル16に記憶されているか否かを判断することで、当該ドライバソフトが自装置にインストールされているか否かを判断する。この判断手法は、上記に限定されるものではなく、例えば、判断部11はメモリ13のディレクトリを探索することで、判断対象のドライバソフトがインストールされているか否かを判断してもよい。
第1の制御部12は、上記ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、接続されたUSBデバイスにおけるUSBメモリの機能を有効にし当該USBメモリに記憶された上記ドライバソフトを自装置にインストールするよう制御する。当該インストールにより、上記ドライバソフトはメモリ13に記憶される。
第2の制御部14は、上記ドライバソフトがインストールされた後、接続されたUSBデバイスにおける本来の機能を有効にし、上記ドライバソフトを用いて当該本来の機能を動作させるよう制御する。
次に、図2に基づき、図1の構成におけるドライバソフトのインストール制御方法を説明する。
まず、アダプタ20がUSBケーブル30を介して携帯電話10に接続されると(図2のS1)、携帯電話10は、相手デバイスのデバイスID及び相手デバイスが備えた機能情報を要求するコマンド(GET Descriptor)をアダプタ20のUSBインタフェース部21に送信する(S2)。GET Descriptorを受信したUSBインタフェース部21は、自デバイスのデバイスID及び自デバイスが備えた機能情報を記述したDescriptorを携帯電話10に返信する(S3)。
そして、携帯電話10の判断部11は、Descriptorの記述よりUSBデバイス(アダプタ20)の本来の機能を判別し、当該本来の機能がテーブル16に記述されているか否かを判断することで、当該本来の機能に関するドライバソフトが携帯電話10にインストールされているか否かを判断する(S4)。
S4で、判断部11は、ドライバソフトが携帯電話10にインストールされていないと判断した場合、第1の制御部12へ判断結果を送信し、当該判断結果を受けた第1の制御部12は、インタフェース部15経由でアダプタ20のUSBインタフェース部21に対し、USBメモリ22を有効とするためのコマンド(SET Configuration)を送信する(S5)。このSET Configurationを受信したUSBインタフェース部21は、USBメモリ22を有効とするべく、USBメモリ22に、有効化のための制御信号を送信する(S6)。そして、USBメモリ22が有効になると、有効化完了を示す信号がUSBメモリ22からUSBインタフェース部21へ送信され(S7)、この信号を受信したUSBインタフェース部21は、有効化完了を示す信号を携帯電話10へ送信する(S8)。
有効化完了を示す信号の受信を検知した第1の制御部12は、インタフェース部15経由でUSBインタフェース部21に対し、ドライバソフト40のコピーを要求する(S9)。このコピー要求を受信したUSBインタフェース部21は、USBメモリ22に対しコピー要求を転送する(S10)。そして、当該コピー要求に応じて、ドライバソフト40は、USBメモリ22からUSBインタフェース部21へ送信され(S11)、さらにUSBインタフェース部21から携帯電話10へ送信される(S12)。ドライバソフト40の受信を検知した第1の制御部12は、受信されたドライバソフト40をメモリ13に格納することでドライバソフト40を携帯電話10にインストールする(S13)。また、このとき第1の制御部12は、インストール済みのドライバソフトに関する情報を記憶したテーブル16に、上記ドライバソフト40に関する情報を追加するよう判断部11に指示し、判断部11はテーブル16に上記ドライバソフト40に関する情報を追加する。これにより、上記ドライバソフト40は、今後、インストール済みであると判断される。
上記のようにインストールが完了すると、第1の制御部12は第2の制御部14へ、インストール完了を示す信号を送信し、当該信号を受けた第2の制御部14は、インタフェース部15経由でアダプタ20のUSBインタフェース部21に対し、USBメモリ22を無効としブルートュースアダプタ部23を有効とするためのコマンド(SET Configuration)を送信する(S14)。このSET Configurationを受信したUSBインタフェース部21は、ブルートュースアダプタ部23を有効とするべく、ブルートュースアダプタ部23に、有効化のための制御信号を送信する(S15)。そして、ブルートュースアダプタ部23が有効になると、有効化完了を示す信号がブルートュースアダプタ部23からUSBインタフェース部21へ送信され(S16)、この信号を受信したUSBインタフェース部21は、有効化完了を示す信号を携帯電話10へ送信する(S17)。
有効化完了を示す信号の受信を検知した第2の制御部14は、インタフェース部15及びUSBインタフェース部21経由で、ブルートュースアダプタ部23に対し動作制御信号を送信し(S18、S19)、動作制御信号を受けたブルートュースアダプタ部23は本来の機能を動作させる(S20)。
なお、S4で判断部11が、ドライバソフトが携帯電話10にインストールされていると判断した場合は、当該ドライバソフトのインストールは不要なので、S5〜S13の処理はスキップし、S14のSET Configuration送信以降の処理を実行すればよい。
また、本発明に係るインストール制御方法における判断工程は、携帯電話10による処理S2、S4に相当し、第1の制御工程は携帯電話10による処理S5、S9、S13に相当し、第2の制御工程は携帯電話10による処理S14、S18に相当する。
以上説明したドライバソフトのインストール制御方法によれば、USBホスト(携帯電話)にドライバソフトがインストールされていない場合でも、USBデバイスを携帯電話に接続するだけで、ドライバソフトがUSBデバイスのメモリから携帯電話へ自動的にインストールされ、当該USBデバイス本来の機能が使用可能となる。これにより、ドライバソフトを記憶した記憶媒体は不要となり、当該記憶媒体を携帯電話に着脱する作業も不要となるため、USBデバイスのドライバソフトのインストールを行うユーザの手順を、従来よりも大幅に簡素化することができる。
なお、上記では、本発明に係る情報処理装置として携帯電話を適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ等であってよく、上記と同様に、ドライバソフトのインストールを行うユーザの手順を従来よりも大幅に簡素化できる、という効果を得ることができる。
ただ、一般的に、携帯電話、PHS、PDA等の携帯端末には、構造の簡易化及び小型軽量化を図るために、記憶媒体からのドライバソフトのインストールが可能な構造になっていないものが多い。そのため、本発明に係る情報処理装置として携帯端末を適用することで、デバイスから携帯端末へのドライバソフトの自動的なインストールを実現することができ、携帯端末ユーザの利便性を飛躍的に向上させることができる。即ち、本発明に係る情報処理装置として携帯端末を適用する利点は大きい。
10…携帯電話(情報処理装置)、11…判断部、12…第1の制御部、13…メモリ、14…第2の制御部、15…インタフェース部、16…テーブル、20…ブルートュースのアダプタ(デバイス)、21…USBインタフェース部、22…USBメモリ、23…ブルートュースアダプタ部、30…USBケーブル、40…ドライバソフト。
Claims (3)
- 本来の機能に加えメモリの機能が切替可能に追加実装されたデバイスを接続可能な情報処理装置であって、
接続されたデバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトが自装置にインストールされているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、前記デバイスにおけるメモリの機能を有効にし、メモリに記憶された前記ドライバソフトを自装置にインストールするよう制御する第1の制御手段と、
前記第1の制御手段により前記ドライバソフトがインストールされた後、前記デバイスにおける前記本来の機能を有効にし、前記ドライバソフトを用いて前記デバイスの本来の機能を動作させるよう制御する第2の制御手段と、
を備えた情報処理装置。 - 前記情報処理装置は携帯端末であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 本来の機能に加えメモリの機能が切替可能に追加実装されたデバイス、が接続された情報処理装置が、前記デバイスの本来の機能を動作させるためのドライバソフトが自装置にインストールされているか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程にて前記ドライバソフトがインストールされていないと判断された場合、前記情報処理装置が、前記デバイスにおけるメモリの機能を有効にし、メモリに記憶された前記ドライバソフトを自装置にインストールする第1の制御工程と、
前記第1の制御工程にて前記ドライバソフトがインストールされた後、前記情報処理装置が、前記デバイスにおける前記本来の機能を有効にし、前記ドライバソフトを用いて前記デバイスの本来の機能を動作させる第2の制御工程と、
を有するドライバソフトのインストール制御方法。
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