JP2007052630A - デバイスドライバ適用方法及びこれを用いたホスト装置 - Google Patents

デバイスドライバ適用方法及びこれを用いたホスト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ホスト装置が周辺装置のクラス仕様に対応したデバイスドライバを実装していない場合であっても、周辺装置の備える機能を利用できるようにすること。
【解決手段】ホスト装置(カーナビゲーション)1は、周辺装置(携帯電話)2の備える機能(モデム機能)を使用するためのデバイスドライバを有していない場合に、周辺装置2からクラス仕様に記述された論理インタフェースの情報を取得する。取得した各論理インタフェースに対して、上記機能(モデム機能)で扱う所定のコマンド(ATコマンド)を送出し、所定の応答が得られる論理インタフェースを検索する。そして、検索された論理インタフェースを経由して周辺装置2が備える機能を使用する。
【選択図】図3

Description

本発明は、周辺装置を接続したホスト装置において、周辺装置の備える機能を使用するためのデバイスドライバを適用するデバイスドライバ適用方法及びこれを用いたホスト装置に関するものである。
パーソナルコンピュータでは、周辺機器接続用インタフェースの1つとしてUSB(Universal Serial Bus)が広く用いられている。また、カーナビゲーションのような組込み機器においてもUSBインタフェースを搭載したものがあり、携帯電話等を接続するのに用いられている。通常のUSB接続では、上記パーソナルコンピュータやカーナビゲーションはホスト装置、接続される周辺機器は周辺装置となる。
ホスト装置には、周辺装置との電気的、物理的なインタフェースとなるホストコントローラが搭載され、これを駆動制御するためのソフトウェアであるホストドライバが実装されている。ホスト装置が周辺装置の備える機能を利用するためには、加えて、ホストコントローラ及びホストドライバを介して周辺装置を制御するデバイスドライバが必要で、これをインストールして用いることになる。
USBでは、代表的な周辺装置に関して、その機能及びインタフェースを定義したクラス仕様を公開している。周辺装置がこの公開されたクラス仕様を満たし、ホスト装置があらかじめ公開されたクラス仕様に対応するデバイスドライバを実装している場合には、利用者は、周辺装置を単にホスト装置に接続するだけで使用することができ、ホスト装置にデバイスドライバをインストールする作業は不要となる。
しかしながら、周辺装置に、公開されたクラス仕様にない独自機能を設けた場合、例えば通信デバイスに周辺装置製造業者(ベンダ)独自のモニタ機能を設けた場合等においては、ベンダが独自にクラス仕様を定義し、ベンダ固有のクラス仕様(ベンダ固有クラス)とすることも可能である。このような場合、ベンダは、これを利用するためのデバイスドライバを格納したCD−ROM等のメディアを提供し、使用者はこれからホスト装置にインストールするのが一般的である。
ベンダ固有クラスを有する周辺装置のように、ホスト装置側で事前にデバイスドライバをインストールする必要がある場合、使用者はインストールの作業だけでなく、ベンダから提供されるデバイスドライバを格納したメディアのドライブ装置を準備することも必要となり、接続する周辺装置を買い換えた場合等において、逐次インストール作業が必要になってしまい、煩わしい。
この点に関し特許文献1に記載の技術は、ホスト装置にインストールするデバイスドライバプログラムを周辺装置側に格納し、ホスト装置がこれを読み出すことで、インストールを自動的に実行し、デバイスドライバを格納したメディアを不要とするものである。
特開2003−150530公報
上記特許文献1によれば、周辺装置がホスト装置ヘインストールするデバイスドライバを搭載するものであるが、そのためには、各周辺装置はこれに対応していなければならず、デバイス製造業者の負担は増大する。また、ホスト装置が実装するOSやホストドライバの種別は様々であり、それぞれに対応したデバイスドライバを搭載するとなると、これを格納するメモリ容量も増大し、装置コストが高騰する原因にもなる。
また、カーナビゲーションに利用者所有の携帯電話を接続して通信するような場合、様々なベンダの携帯電話が接続されることになる。従って、各携帯電話のベンダ間でクラス仕様が統一されていない場合、例えば、カーナビゲーションが公開されたクラス仕様のデバイスドライバしか対応していなければ、ベンダ固有クラスの携帯電話を所持している利用者は使用できず、カーナビゲーションが対応している携帯電話に買い換える等の対応が必要になってしまう。よって、利用者に不便をかけることになる。
本発明は上記課題を解決するものであり、周辺装置側でインストールするデバイスドライバを搭載することなく、またホスト装置が周辺装置のクラス仕様に対応したデバイスドライバを実装していない場合であっても、周辺装置の備える機能を利用できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるデバイスドライバ適用方法では、ホスト装置が、周辺装置の備える機能を使用するためのデバイスドライバを有していない場合に、周辺装置からクラス仕様記述データに記述された論理インタフェースの情報を取得する。取得した各論理インタフェースに対して、所望の機能で扱う所定のコマンドを送出し、所定の応答が得られる論理インタフェースを検索し、検索された論理インタフェースを経由して周辺装置が備える機能を使用する。
また、本発明によるホスト装置では、周辺装置からクラス仕様記述データに記述された論理インタフェースの情報を取得するクラス仕様取得手段と、取得した各論理インタフェースに対して所望の機能で扱う所定のコマンドを送出し、所定の応答が得られる論理インタフェースを検索するインタフェース検索ドライバを備える。ホスト装置が、周辺装置の備える機能を使用するためのデバイスドライバを有していない場合に、インタフェース検索ドライバにより検索された論理インタフェースを経由して周辺装置が備える機能を使用する。
本発明によれば、ホスト装置において、接続される周辺装置のクラス仕様に対応したデバイスドライバがない場合であっても、機能的に使用可能であれば新たにデバイスドライバをインストールする等の作業をすることなく、周辺装置を使用することができる。また、ホスト装置側におけるデバイスドライバでの対応のみで実施できるので、周辺装置は既存のままでよく、メモリに要するコストが増大する等の周辺装置側に係る課題は発生させることがないという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明によるデバイスドライバ適用方法を用いたUSB通信システムの一実施例を示す構成図である。本実施例は、ホスト装置としてカーナビゲーション(以下、カーナビ)1、周辺装置として携帯電話2を用いて、これらをUSBケーブル10にて接続した構成の通信システムである。
まず、カーナビ1の内部構成を説明する。カーナビ全体制御部11は、CPU12、メモリ13、ナビ周辺I/F部14、USBホストコントローラ15を有する。CPU12は、メモリ13内に格納される後述する各種プログラム131〜134に従ってシステム制御し、カーナビ機能を実現する。USBホストコントローラ15は、携帯電話2との電気的、物理的なインタフェース整合を取るものである。
ナビ周辺I/F部14には、次の要素が接続される。表示部16は地図情報等の各種情報を表示する。操作部17は、利用者が経路検索等の各種操作設定を行うためのものであり、操作部17から携帯電話2に対するデータ発信等の指示も行う。GPSアンテナ18は、自車の位置情報を検出するためにGPS衛星から送られる電波を受信する。地図情報記憶部19は、地図情報を記憶するCD−ROM等の記録メディア及びデータ読み出しのドライブ装置である。
メモリ13内に格納される各種プログラム及びデータ131〜134について説明する。カーナビ全体制御処理部131は、例えば、以下のようなカーナビ機能処理を行う。まず、電源投入を検出し、GPSアンテナ18から受信される情報から自車位置を検出する。そして、検出した自車位置周辺の地図データを地図情報記憶部19から読み出して、表示部16に出力する。また、利用者が操作部17を操作して、目的地を設定したことを検出したら、現在位置と設定目的地までの経路を検索し、地図情報に検索経路を表示する。操作部17の操作指示により、携帯電話2を使ったデータ通信であることを検出したら、USBデバイスドライバ133、USBホストドライバ134を使って携帯電話2とのUSB通信制御を行い、携帯電話2を使ったデータ通信を行う等の処理も行う。
USBデバイスドライバ133は、後述する携帯電話2におけるUSBデバイス機能処理部233と通信を行うためのソフトウェアであり、USBホストドライバ134を起動制御しながら、操作部17指定の携帯電話2内のUSBデバイス機能を使用可能とする。USBデバイスドライバ133には、使用するUSBデバイス機能毎に対応するドライバが実装され、本実施例では、モデム機能対応ドライバ1331と、モデム以外のその他機能対応ドライバ1332(ハンズフリー音声通話用のオーディオ機能等)が実装されているものとする。さらに本実施例では、USBデバイスドライバ133内に、使用機能対応インタフェース検索ドライバ1333を設けた点に特徴がある。
USBデバイスドライバ識別データ部132は、USBデバイスドライバ133に実装されているドライバをUSBデバイス機能毎に識別するための情報として、クラス仕様定義のクラスIDやベンダID等の識別データを格納している。
図4(a)はUSBデバイスドライバ識別データ部132に格納されている情報の一例である。
図4(a)において、401はデバイスクラスID、402はデバイスサブクラスIDを示しており、これらはUSBデバイス全体の特徴を示すデバイスディスクリプタが有するIDである。図示した設定値は通信デバイスのクラス仕様に定義される値を示しており、デバイスクラスIDは通信デバイスクラスIDを、デバイスサブクラスIDは通信デバイスサブクラスIDを示している。
そして、403はインタフェースクラスID、404はインタフェースサブクラスIDを示しており、USBデバイスにおける機能を示すインタフェースディスクリプタが有するIDである。図示した各ID値も通信デバイスのクラス仕様で定義される値を示しており、インタフェースクラスIDは通信インタフェースクラス、インタフェースサブクラスIDはモデム機能に相当する「Abstract Control Model」の設定を示している。
USBホストドライバ134は、USBホストコントローラ15へのアクセスを可能とするソフトウェアであり、USBデバイスドライバ133からの起動制御に従って、USBホストコントローラ15を制御し、USB通信を行う。
次に携帯電話2の構成例について説明する。本実施例では、USB周辺装置となる携帯電話2には既存の装置を使用することを前提としており、本実施例の動作に関連する主な構成要素を示している。
携帯電話2の携帯全体制御部21には、CPU22、メモリ23、USBファンクションコントローラ24を備えている。CPU22はメモリ23に格納される各種プログラム231〜234を読み出し、実行することで携帯電話機能を実現する。
USBファンクションコントローラ24は、USB周辺装置側におけるUSBインタフェースであり、USBファンクションドライバ234及びこれを起動制御して各種機能処理を行うUSBデバイス機能処理部233からの命令にしたがって、カーナビ1側のUSBホストコントローラ15とUSB通信を行う。
メモリ23には、携帯電話全体制御処理部231、クラス仕様記述データ部232、USBデバイス機能処理部233、USBファンクションドライバ234を格納している。USBデバイス機能処理部233には、本実施例では、電話帳交換機能(携帯電話に記憶された電話帳データを外部から書き込み読み出しする機能)、データ通信用のモデム機能、その他の機能(ハンズフリー音声通話用のオーディオ機能など)があるものとし、図示したように、電話帳交換機能処理部2331、モデム機能処理部2332、その他機能処理部2333を備えている。
ここでUSB通信では、USBホストコントローラ15及びUSBファンクションコントローラ24間の通信路上に、ソフトウェアで論理的なパイプを確立して通信を行う。USB周辺装置である携帯電話2は、パイプをグループ化してインタフェースを構成し、USBデバイス機能処理部233の電話帳交換機能処理部2331、モデム機能処理部2332、その他機能処理部2333は、それぞれ対応するインタフェースを使用するようになっている。USBデバイスドライバ133は、使用するデバイス機能で使われるインタフェースをUSBホストドライバ134に指定して起動することでパイプ確立等の操作を行う。
クラス仕様記述データ部232には、USBホスト装置であるカーナビ1が携帯電話2のUSBデバイス機能処理部233の各機能と通信するのに必要な情報が格納されている。ここに格納されるデータは、USBで規定される各種ディスクリプタであり、デバイス全体に関する情報を記述したデバイスディスクリプタ、上記インタフェースに関する情報を記述したインタフェースディスクリプタ等がある。
デバイスディスクリプタには、デバイス全体の機能を表すデバイスクラスID、ベンダID、製品ID等の情報を含んでおり、インタフェースディスクリプタは、USBデバイス機能処理部233の各機能が使用するインタフェースに関して、インタフェースの機能を表すインタフェースクラスID、インタフェース番号、使用パイプ数等の情報を含んでいる。
図4(b)はクラス仕様記述データ部232に格納されている情報の一例である。
図4(b)において、405〜410はデバイスディスクリプタ、411〜414はUSBデバイス内の論理構成を示すコンフィグレーションディスクリプタ、415〜420はインタフェースディスクリプタ、421〜422はインタフェース内で使われるエンドポイントの特性を示すエンドポイントディスクリプタを示している。423〜428は次のインタフェースディスクリプタを示している。
各ディスクリプタにはそのディスクリプタのデータサイズを示す「bLength」405,411,415,421,423、及びUSB仕様で定義されるディスクリプタ種別を示す「bDescriptorType」406,412,416,422,424を含んでいる。
デバイスディスクリプタにおける「bDeviceClass」407及び「bDeviceSubClass」408は、それぞれデバイスクラスID及びデバイスサブクラスIDを示すものであり、図示した値はベンダ固有を示す値である。他に、デバイスディスクリプタには製造メーカであるベンダIDが設定される「idVendor」409、製品IDが設定される「idProduct」410等がある。
コンフィグレーションディスクリプタにおける「wTotalLength」412はコンフィグレーション内全データ数を示すものであり、コンフィグレーションディスクリプタ以降の全ディスクリプタのデータサイズが設定される。そして、「bNumInterfaces」414はコンフィグレーション内で定義されるインタフェースの数であり、図示の場合インタフェース#0、#1の2つあることを示している。
インタフェースディスクリプタにおける「bInterfaceNumber」417及び425はインタフェース番号を示すものである。インタフェース番号はコンフィグレーション内のインタフェースにシーケンシャルに付けられるものであり、「bInterfaceNumber」417は「00h」、同425は「01h」としている。「bNumEndpoints」418及び426はインタフェース内で使われるエンドポイントの数を示している。「bInterfaceClass」419及び427、「bInterfaceSubClass」420及び428は、インタフェースクラスID及びインタフェースサブクラスIDを設定するものであり、図ではベンダ固有クラスの設定を記述している。
421、422以降423の前までにはエンドポイントディスクリプタが設けられ、図示していないが、エンドポイントで転送される最大パケットサイズ、対応するUSB転送タイプ(バルク転送、インタラプト転送等)が記述される。
上記構成において、カーナビ1は、携帯電話2におけるUSBデバイス機能処理部233内の所望の機能を使用するにあたり、使用機能に対応するUSBデバイスドライバ133を使う必要がある。そのため、USBデバイスドライバ133から対応するUSBデバイスドライバを検索して割り当てる処理(デバイスドライバ適用方法)について、以下説明する。
図2は、本発明によるデバイスドライバ適用方法の一実施例を示すフローチャート図である。本実施例では、ホスト装置であるカーナビの実行する処理に沿って説明する。
S301では、USB接続検出をチェックする処理であり、携帯電話2がカーナビ1に接続されたことをUSBホストコントローラ15が検出し、USBホストドライバ134へ通知することによって接続有りと判断する。S302では、ディスクリプタ取得要求を送出し、携帯電話2内のクラス仕様記述データ部232から格納されている情報を読み出す。ディスクリプタ取得要求は、USB規格にて標準デバイスリクエストとして定義されているコマンドの一つである。S303では、クラス仕様記述データ部232から読み出したディスクリプタを携帯電話2から受信し、内部に記憶する。ここでは、格納されている全てのディスクリプタを受信する。
S304では、受信記憶したディスクリプタに記述されているデバイスクラスID、インタフェースクラスID等の各種IDと、カーナビ1が実装しているUSBデバイスドライバ識別データ部132に格納されている設定IDとを比較する。
例えば図4の例では、(a)のデバイスクラスID401と(b)の「bDeviceClass」407、(a)のデバイスサブクラスID402と(b)の「bDeviceSubClass」408、(a)のインタフェースクラスID403と(b)の「bInterfaceClass」419、及び(a)のインタフェースサブクラスID404と(b)の「bInterfaceSubClass」420の全てを比較し、全て一致するか否かの判断を行う。この例では、クラス仕様記述データ部232に記述されているクラスIDはベンダ固有であるため、一致しないことになる。
S305では、IDの比較結果、一致するIDが見つかった場合は対応USBデバイスドライバ有りと判断する。そして、S306にて、一致したIDに対応付けられるUSBデバイスドライバ133内の機能対応ドライバを、デバイス制御用API(Application Programing Interface)として登録して、処理を終了する。ここで、デバイス制御用APIとは、カーナビ全体制御処理部131がUSBデバイスドライバをアクセスする時に起動する関数インタフェースであり、S306では、上記処理にて見つかった該当機能ドライバが起動されるよう関数インタフェースを設定する処理を行う。
S305において、一致するIDが見つからなかった場合は、対応USBデバイスドライバなしと判断し、次のS307以下の処理に進む。
S307以降の処理では、使用機能対応インタフェース検索ドライバ1333を用いて、携帯電話の所望の機能(例えばモデム機能)に対応したインタフェースを検索するものである。携帯電話2側では、USBデバイス機能処理部233に格納する各機能についてそれぞれインタフェースを割り当てているが、クラスIDがベンダ固有IDの場合には、どの機能にどのインタフェース番号が割り当てられているかを、カーナビ1側では分からない。
そこで、使用機能対応インタフェース検索ドライバ1333は、S303処理で記憶したディスクリプタ情報に含まれる各インタフェース番号毎にパイプを確立し、モデム制御用コマンドを送出しその応答の有無で、モデム機能が割り当てられているインタフェース番号を検索するものである。
S307では、受信したディスクリプタの情報から、携帯電話2に設定されているインタフェース数、すなわち最大インタフェース番号mを検出する。S308では、検索するインタフェース番号の初期値を例えばn=0に設定する。
S309では、インタフェース番号n(初期値=0)のパイプを確立する。S310では、モデム制御コマンド(具体的には、ATコマンド等)を送出する。S311では、送出したモデム制御コマンドに対する応答待ちタイマを設定する。
S312では、設定した時間内に正常なコマンド応答コード(例えば、“OK”)があるかどうか判定する。ここで正常なコマンド応答が得られた場合には、S313にて、インタフェース番号nをモデム機能用インタフェースとしてメモリ13内に記憶する。すなわち、モデム制御コマンドを送出して、所定の応答があったことをもって、インタフェース番号nはモデム機能で使用できるインタフェースであると判断する。
一方正常なコマンド応答が得られない場合(タイムアウト)には、モデム機能として使えるインタフェースではないと判断し、S314にてインタフェース番号nのパイプを削除する。そしてS315では、インタフェース番号nをn+1に更新する。更新したインタフェース番号について、再度S309に戻り、パイプの確立とコマンド応答を繰り返す。S316でインタフェース番号nが最大値mを越えたら、処理を終了する。
図3は、上記図2のフローチャートにおけるコマンドシーケンスを示す図である。カーナビ1と携帯電話2との間で、モデム機能の割り当てられたインタフェースを検索するものである。ここでは、携帯電話2において、例えば電話帳交換機能処理部2331にはインタフェース番号0(IF#0)を、モデム機能処理部2332にはインタフェース番号1(IF#1)を、その他機能処理部2333にはインタフェース番号2(IF#2)を割り当てているものとする。
使用機能対応インタフェース検索ドライバ1333は、最初にインタフェース番号0のパイプを確立しモデム制御用コマンド(AT)を送出する。しかしインタフェース番号0は、電話帳交換機能処理部2331に割り当てているので、このコマンドに対する応答は得られない。次に、インタフェース番号1のパイプを確立しモデム制御用コマンドを送出する。インタフェース番号1は、モデム機能処理部2332に割り当てているので、パイプはモデム機能処理部2332との間に確立され、コマンドに対する応答コード(OK)が返る。これにより、インタフェース番号1がモデム機能用インタフェースであると判断する。このようにして、モデム機能用として使用可能なインタフェース番号1をメモリ13に記憶する(S313)。
その後、カーナビ全体制御処理部131が、モデム機能を指定してUSBデバイスドライバ133を操作した場合、USBデバイスドライバ133はモデム機能用としてメモリ13内に記憶されたインタフェース番号を読み出す。USBホストドライバ134はこれを経由して操作することで、携帯電話2内のモデム機能処理部2332との間にパイプが確立され、通信が可能となる。
使用機能対応インタフェース検索ドライバ1333は、モデム機能に限らず、携帯電話が備える他の機能に適用することが可能である。
以上説明したように、カーナビに接続した携帯電話に対し、携帯電話のクラスID等の識別情報に対応するデバイスドライバが見つからない場合がある。そのような場合、本実施例によれば、カーナビから携帯電話に所定のコマンドを送信することで通信可能なインタフェースを検索することができる。そして、検索したインタフェースを経由して携帯電話の所望の機能を利用できるようになるので、カーナビで利用できる携帯電話の機能を拡大することができる。
従って、カーナビに携帯電話を接続してデータ通信を行うような場合、接続される携帯電話のクラス仕様がベンダ毎に異なっていたとしても、より多くのベンダの携帯電話のモデム機能を利用できるようになり、カーナビの利便性の向上が図れる。
本実施例では、携帯電話側における新たな対応は不要であるので、カーナビで使用できる携帯電話が拡大でき、また、カーナビ側に後からデバイスドライバをインストールする必要もないので、特にカーナビのような組込みシステムにおいて効果的である。
上記実施例では、ホスト装置としてカーナビゲーション、周辺装置として携帯電話の場合を例に述べたが、本発明はこれに限らず、ホスト装置と周辺装置をUSB接続して通信するシステムおよび装置に適用できることは言うまでもない。
すなわち本発明によれば、ホスト装置において、接続される周辺装置のクラス仕様に対応したデバイスドライバがない場合であっても、機能的に使用可能であれば新たにデバイスドライバをインストールする等の作業をすることなく、周辺装置を使用することができる。
また、ホスト装置側におけるデバイスドライバでの対応のみで実施できるので、周辺装置は既存のままでよく、メモリに要するコストが増大する等の周辺装置側への負担を増加させることがない。
本発明によるデバイスドライバ適用方法を用いたUSB通信システムの一実施例を示す構成図。 本発明によるデバイスドライバ適用方法の一実施例を示すフローチャート図。 図2のフローチャートにおけるコマンドシーケンスを示す図。 USBデバイスドライバ識別データ部132およびクラス仕様記述データ部232に格納されている情報の一例を示す図。
符号の説明
1…カーナビゲーション(ホスト装置)、2…携帯電話(周辺装置)、10…USBケーブル、11…カーナビ全体制御部、12…カーナビ側CPU、13…カーナビ側メモリ、131…カーナビ全体制御処理部、132…USBデバイスドライバ識別データ部、133…USBデバイスドライバ、1331…モデム機能対応ドライバ、1332…その他機能対応ドライバ、1333…使用機能対応インタフェース検索ドライバ、134…USBホストドライバ、14…ナビ周辺I/F部、15…USBホストコントローラ、21…携帯全体制御部、22…携帯電話側CPU、23…携帯電話側メモリ、231…携帯電話全体制御部、232…クラス仕様記述データ部、233…USBデバイス機能処理部、2331…電話帳交換機能処理部、2332…モデム機能処理部、2333…その他機能処理部、234…USBファンクションドライバ、24…USBファンクションコントローラ。

Claims (5)

  1. 周辺装置を接続したホスト装置において、該周辺装置の備える機能を使用するためのデバイスドライバを適用するデバイスドライバ適用方法であって、
    上記周辺装置は、備える機能の種別と各機能に割り当てられる論理インタフェースの情報を記述したクラス仕様記述データを有し、
    上記ホスト装置が、上記周辺装置の備える機能を使用するためのデバイスドライバを有していない場合に、
    上記周辺装置から上記クラス仕様記述データに記述された各論理インタフェースの情報を取得し、
    上記周辺装置から取得した各論理インタフェースに対して、所望の機能で扱う所定のコマンドを送出し、
    該コマンドに対して上記周辺装置から所定の応答が得られる論理インタフェースを検索し、
    該検索された論理インタフェースを経由して上記周辺装置が備える機能を使用することを特徴とするデバイスドライバ適用方法。
  2. 請求項1記載のデバイスドライバ適用方法において、
    前記周辺装置はモデム機能を備え、前記所定のコマンドとしてモデム制御用のATコマンドを送出し、該コマンドに対して所定の応答コードが得られることによりモデム機能に用いる論理インタフェースを検索することを特徴とするデバイスドライバ適用方法。
  3. 請求項1または2記載のデバイスドライバ適用方法において、
    前記ホスト装置はカーナビゲーションであり、前記周辺装置は携帯電話であることを特徴とするデバイスドライバ適用方法。
  4. 周辺装置を接続し、該周辺装置の備える機能を使用するホスト装置において、
    上記周辺装置は、備える機能の種別と各機能に割り当てられる論理インタフェースの情報を記述したクラス仕様記述データを有し、
    上記周辺装置から上記クラス仕様記述データに記述された各論理インタフェースの情報を取得するクラス仕様取得手段と、
    取得した各論理インタフェースに対して、所望の機能で扱う所定のコマンドを送出し、所定の応答が得られる論理インタフェースを検索するインタフェース検索ドライバを備え、
    当該ホスト装置が、上記周辺装置の備える機能を使用するためのデバイスドライバを有していない場合に、上記インタフェース検索ドライバにより検索された論理インタフェースを経由して上記周辺装置が備える機能を使用することを特徴とするホスト装置。
  5. 請求項4記載のホスト装置において、
    前記周辺装置はモデム機能を備え、前記インタフェース検索ドライバは所定のコマンドとしてモデム制御用のATコマンドを送出し、該コマンドに対して所定の応答コードが得られることによりモデム機能に用いる論理インタフェースを検索することを特徴とするホスト装置。
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