JP2004165824A - 通信接続先選択方法、携帯情報装置、通信接続先選択プログラム並びに通信接続先選択プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等の情報装置において、予め登録された複数の通信接続先を簡単に選択できるようにする。
【解決手段】カードスロットに挿入されたCFカードの種別を自動的に判別し、その判別されたCFカードの種別と通信設定データベース等に予め登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する。さらに、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続する。
【選択図】図7
【解決手段】カードスロットに挿入されたCFカードの種別を自動的に判別し、その判別されたCFカードの種別と通信設定データベース等に予め登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する。さらに、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続する。
【選択図】図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LAN通信、有線LAN通信及びPHS通信等が可能なPDAやPCなどの情報装置に用いられる通信接続先選択方法、携帯情報装置、通信接続先選択プログラム並びに通信接続先選択プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
PDAやPC等の情報装置にはカードスロットが設けられており、無線LANカード、有線LANカード、PHSカードなどのCF(コンパクトフラッシュ)カードを挿入することにより、PDAやPC等を通信装置として使用することができるようになっている。また、PDAやPC等には、CFカードスロットに加えて、SD(Secure Digital)カード挿入用のSDカードスロットが併設されている製品もある。
【0003】
このようなカードスロットを備えたPDAやPC等においては、通信を行なうアクセス場所によってカードスロットに挿入するCFカード(またはSDカード)の種類を使い分けることより、通信形態を使用場所の通信環境に合わせることができる。例えば、会社や自宅などで有線LANを利用して通信を行う場合は有線LANカードをカードスロットに挿入し、また、外出先で通信を行う場合には無線LANカードやPHSカードをカードスロットに挿入するというような使い分けにより、通信接続対象を選択することができる。
【0004】
ここで、CFカード等を用いて通信を行う技術に関して、例えば、PDA等のカードスロットにカードが挿入されたときに、そのカードに適した通信設定を自動的に設定する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、無線LANの接続に関する技術として、PHS等の通信端末の通信圏内に存在する接続機器を特定するための形状や名称に関する識別情報を表示する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−134271号公報
【特許文献2】
特開2001−144767号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等において、通信の接続先を選択する方法としては、例えば、無線LAN、有線LAN、PHSなどの各種通信の接続先をユーザーが予め機器に登録しておき、通信を行う際に、登録済みの複数の接続先のうち、使用する接続先をパネルタッチ操作等によりユーザーが選択するという方法が採られている。
【0008】
しかし、このような選択方法では、カードスロットに挿入されているカード種別に応じて、無線LAN、有線LAN、PHS等のうち、いずれか1つをプルダウンで選択する必要があり、さらに、無線LAN等に複数の接続先(例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」等)が登録されている場合、それら接続先のいずれか1つをプルダウンで選択する必要があるため、接続先の選択操作が非常に煩雑であるという問題がある。
【0009】
なお、前記した特許文献1(特開平11−134271号公報)に記載の技術では、カードスロットに挿入されたカードを自動認識して、そのカードに適した通信設定を行うようになっているが、ユーザーが使う接続先を複数登録して通信を行うことは想定されておらず、上記のような問題を解決することはできない。
【0010】
また、前記した特許文献2(特開2001−144767号公報)に記載の技術は、PHS等の通信端末の通信圏内に存在する接続機器を特定するための形状や名称に関する識別情報を表示する技術であり、復数種のCFカードをカードスロットに挿入して通信接続先を選択する技術ではない。
【0011】
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等の情報装置において、接続ボタンの操作等を行うだけで、予め登録された複数の通信接続先を容易に選択することが可能な通信接続先選択方法及びそのような通信接続先選択方法を適用した携帯情報装置、並びに、通信接続先選択プログラム及び通信接続先選択プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信接続先選択方法は、カードスロットを有し、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報が予め記憶部に登録される情報装置において、通信の接続先を選択する選択方法であって、カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別する工程と、その判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する工程を有することを特徴としている。
【0013】
本発明の通信接続先選択方法によれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に通信接続されるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHSなどの接続先のプルダウンで選択するという面倒な操作を行う必要がなくなる。
【0014】
本発明の通信接続先選択方法において、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するようにしてもよい。
【0015】
この発明によれば、例えば無線LANの接続先が複数登録されている場合であっても、予め設定された優先順位に従って接続先が選択されて自動接続されるので、例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」などの接続先をプルダウンで選択するという面倒な操作を省略することができる。
【0016】
本発明の通信接続先選択方法において、前記複数の接続先のリストを表示部に表示する処理と、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始する処理を行うようにしてもよい。
【0017】
この発明によれば、接続先リストが表示された時点から自動接続が開始されるまでの間(例えば5秒間)において手動接続が可能であるので、ユーザーが接続先を選び直したいときには、接続先を手動で選択することができる。
【0018】
本発明の通信接続先選択方法において、前記複数の接続先への接続の優先順位を、過去の接続回数に応じて順次変更するようにしてもよい。
【0019】
この発明によれば、ユーザーが予め想定していた各接続先(例えば無線LANの各接続先)の接続頻度が、実際の使用において異なる場合には、接続先の優先順位が自動的に変更されるので、ユーザーは優先順位の設定・登録をやり直す必要がなくなる。
【0020】
本発明の通信接続先選択方法において、通信接続されている接続先の通信状態を監視し、その通信状態が非通信状態となったときに、他の接続先が有るか否かを判別して、他の接続先がある場合には、その他の接続先に通信接続を切り換えるようにしてもよい。
【0021】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、無線LANの他の接続先への接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0022】
本発明の通信接続先選択方法において、前記カードスロットに挿入された通信カードによる通信状態を監視し、その通信状態が非通信となったときに他の通信手段が有るか否かを判別して、他の通信手段がある場合には、その他の通信手段による通信接続に切り換えるようにしてもよい。
【0023】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、他の接続装置による接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0024】
本発明の携帯情報装置は、カードスロットと、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報を登録する記憶部と、前記カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別する判別処理部と、前記判別処理部にて判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する通信処理部を備えていることによって特徴づけられる。
【0025】
本発明の携帯情報装置によれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に通信接続されるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHSなどの接続先をプルダウンで選択するという面倒な操作を行う必要がなくなる。
【0026】
本発明の携帯情報装置において、1つの通信カードについて複数の接続先が前記記憶部に登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するように構成してもよい。
【0027】
この発明によれば、例えば無線LANの接続先が複数登録されている場合であっても、予め設定された優先順位に従って接続先が選択されて自動接続されるので、例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」などの接続先をプルダウンで選択するという面倒な操作を省略することができる。
【0028】
本発明の携帯情報装置において、前記記憶部に登録されている複数の接続先のリストを表示する表示部を備え、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始するように構成してもよい。
【0029】
この発明によれば、接続先リストが表示された時点から自動接続が開始されるまでの間(例えば5秒間)において手動接続が可能であるので、ユーザーが接続先を選び直したいときには、接続先を手動で選択することができる。
【0030】
本発明の携帯情報装置において、前記複数の接続先への接続の優先順位を、過去の接続回数に応じて順次変更するように構成してもよい。
【0031】
この発明によれば、ユーザーが予め想定していた各接続先(例えば無線LANの各接続先)の接続頻度が、実際の使用において異なる場合には、接続先の優先順位が自動的に変更されるので、ユーザーは優先順位の設定・登録をやり直す必要がなくなる。
【0032】
本発明の携帯情報装置において、通信接続されている接続先の通信状態を監視し、その通信状態が非通信状態となったときに、他の接続先が有るか否かを判別して、他の接続先がある場合には、その他の接続先に通信接続を切り換える手段を設けておいてもよい。
【0033】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、無線LANの他の接続先への接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0034】
本発明の携帯情報装置において、前記カードスロットに挿入された通信カードによる通信状態を監視し、その通信状態が非通信となったときに他の通信手段が有るか否かを判別して、他の通信手段がある場合には、その他の通信手段による通信接続に切り換える手段を設けておいてもよい。
【0035】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、他の接続装置による接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0036】
本発明の通信接続先選択プログラムは、カードスロットを有し、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報が予め記憶部に登録された情報装置において、通信の接続先を選択する処理を実行させるプログラムであって、カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別するステップと、その判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続するステップを有することによって特徴づけられる。
【0037】
本発明の通信接続先選択プログラムによれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に接続するという処理をPDAやPC等の情報装置に実行させることができる。
【0038】
本発明の通信接続先選択プログラムにおいて、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するステップを備えていてもよい。
【0039】
この発明の通信接続先選択プログラムによれば、例えば無線LANの接続先が複数登録されている場合であっても、予め設定された優先順位に従って接続先を選択して自動接続するという処理をPDAやPC等の情報装置に実行させることができる。
【0040】
本発明の通信接続先選択プログラムにおいて、前記複数の接続先のリストを表示部に表示するステップと、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始するステップを備えていてもよい。
【0041】
この発明の通信接続先選択プログラムによれば、接続先リストが表示された時点から自動接続が開始されるまでの間(例えば5秒間)において手動接続を可能にする処理をPDAやPC等の情報装置に実行させることができる。
【0042】
本発明の記録媒体は、PADやPC等の情報装置で読み取り可能な記録媒体であって、前記した特徴をもつ通信接続先選択プログラムを記録していることを特徴としている。
【0043】
本発明の記録媒体によれば、CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等の情報装置において、予め登録された複数の通信接続先を容易に選択することが可能な通信接続先選択方法の汎用性を高めることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0045】
まず、本発明を適用する携帯情報装置の構成を図1〜図3を参照しながら説明する。
【0046】
この例の携帯情報装置100は装置本体101と表示部102からなり、その表示部102を装置本体101に対して、図3に示す要領で回転操作することにより、操作形態を図1に示す[PCスタイル]または図2に示す[PDAスタイル]の2つの形態のいずれか一方を自由に選択することができる。
【0047】
表示部102の一面には液晶ディスプレイ(タッチパネル付き)120が設けられている。この液晶ディスプレイ120の画面上には一般的なPCと同様にタスクバー121が表示される。
【0048】
図1に示す[PCスタイル]の操作形態は、表示部102を開いた形態であり、装置本体101に設けられたキーボード111の操作が可能であり、また、表示部102の液晶ディスプレイ120をキーボード111の斜め上方に配置できる。この[PCスタイル]の操作形態においては、キーボード111を操作しながら、文章作成やスケジュールやアドレス帳などの入力や、CFカードなどを使って電子メールやWEB閲覧などを行うことができる。
【0049】
一方、図1に示す[PCスタイル]の操作形態から、表示部102を図3のように回転(180度)させて装置本体101の操作側(キーボード111側)と表示部102の外面側(液晶ディスプレイ120の背面側)とを合わせることにより、図2に示す[PDAスタイル]の操作形態とすることができる。この[PDAスタイル]の操作形態では、表示部102の液晶ディスプレイ120のタッチパネルに表示したタブレットキー等をタッチペン(図示せず)でタッチ操作することにより、各種処理を実行させることができる。なお、[PDAスタイル]の操作形態から[PCスタイル]の操作形態への変更も、表示部102の回転操作により行うことができる。
【0050】
装置本体101の右側面(図1の右側面)には、CFカードスロット110及びイヤホンマイクジャック112が設けられている。また、装置本体101の左側面(図1の左側面)には、USBケーブルなどのインターフェースを接続するI/Oポート113が設けられている。
【0051】
装置本体101の背面側(図2(A)の左側面)には、図2(B)に示すように、電源をON/OFFする電源ボタン114、OKやキャンセル処理を指示するOK/Cancelキー(シーソーキー)115、カーソルを移動するカーソルキー116、光で無線通信を行うIrDAの送受信部117、SDカードスロット118、及び、ACアダプターの端子を挿入するACアダプター端子119がそれぞれ設けられている。なお、装置本体101の正面側(図2(A)の右側面)には、タッチペンを保持するペン収容部(図示せず)が設けられている。
【0052】
以上の携帯情報装置100においては、図4及び図5に示すように、携帯電話として使用する場合に無線通信を行なうPHSデータカード21、802.11bにて無線通信を行う無線LANカード22、あるいは有線LANカード(図示せず)などのCFカードをCFカードスロット110に挿入することにより、無線LAN通信、PHS通信、有線LAN通信などを行う通信装置として使用することができる。
【0053】
<実施形態1>
図6は本発明の携帯情報装置の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【0054】
図6に示す携帯情報装置10は、カード種別判断処理部1、接続先選択処理部2、通信実行処理部3、カードマネージャ(CF)4、CFカードスロット5、LCD/タッチパネル6、通信設定データベース7、及び、カードデータベース(CF)8などを備えている。
【0055】
カード種別判断処理部1は、カードマネージャ(CF)4を使用して、CFカードスロット5に挿入されているCFカード20から個別情報(タプル情報など)を読み出して、カードデータベース(CF)8のデータと照合を行い、CFカードスロット5に挿入されているCFカード20の種別を判別する。
【0056】
接続先選択処理部2は、カード種別判断処理部1によって判別されたカードの種別と通信設定データベース7に格納されている情報とから、使用可能な接続設定を選択する。なお、接続先選択処理部2は、後述するように、カード種別が無線LANカードであり、接続先が複数登録されている場合、LCD/タッチパネル6の画面上に接続先リスト(図10参照)を表示する。
【0057】
通信実行処理部3は、カード種別判断処理部1によって判別されたカードの種別と、接続先選択処理部2から送られる接続設定データ(接続先情報等)を用いて通信の接続処理を行なう。通信の接続処理はカードマネージャ(CF)4を使用して行なう。
【0058】
カードマネージャ(CF)4は、CFカードスロット5に挿入されているCFカード20の状態を把握して各種処理を行なう。
【0059】
CFカードスロット5は、CFカード20を挿入するデバイス(図1のCFカードスロット110に相当)である。CFカードスロット5には、無線LANカード、有線LANカード、PHSカードなどのCFカード20が挿入される。
【0060】
LCD/タッチパネル6は、表示と入力を行なうユーザインタフェースであって、画面上にタブレットキー、タスクバー(図1参照)、各種アイコンなどが表示される。なお、LCD/タッチパネル6は、図1、図2に示す携帯情報装置100の液晶ディスプレイ(タッチパネル付き)120に相当する。
【0061】
通信設定データベース7には、ネットワーク設定処理によって登録された接続先情報などが格納されている。接続先情報は、利用できる複数種のCFカード20について通信を行うのに必要な接続先情報であり、例えばプロバイダの電話番号、アカウント情報など各種設定情報である。この実施形態では、無線LANの複数の接続先(「会社」、「Hot spot」、「自宅」)、有線LANの接続先(会社)、PHSの接続先(電話番号)などが格納されている。また、無線LANの接続先については優先順位が予め設定されており、この実施形態では、優先順位を「会社」→「Hot spot」→「自宅」としている。
【0062】
カードデータベース(CF)8には、各種のCFカード20を識別するために必要な情報、例えばタプル情報が格納されている。タプル情報とは各PCカードを特徴づける個別情報である。
【0063】
次に、この実施形態の通信接続先選択処理を図7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0064】
なお、携帯情報装置10の通信設定データベース7には、ネットワーク設定処理によって、前記した無線LANの複数の接続先(「会社」、「Hot spot」、「自宅」)及びその優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)、並びに、有線LANの接続先(会社)、PHSの接続先(電話番号)などの接続先情報が予め設定・登録されているのもとする。
【0065】
図7のフローにおいて、まず、CFカードスロット5にCFカード20が挿入されると(ステップS1)、その挿入されたCFカード20の個別情報(タプル情報など)を読み出してCFカード20の種別を判別する(ステップS2)。
【0066】
次に、LCD/タッチパネル6のタスクバー121に接続アイコン122を表示し(ステップS3)、その接続アイコン122がタッチペンにて押されると(ステップS4)、ステップS5において、接続処理を行う通信が「無線LAN」であるのか、「有線LAN・PHS」であるのかを判定する。なお、この判定にはステップS2のカード判別結果を用いる。ステップS5での判定結果が「無線LAN」である場合はステップS6に移行し、「有線LAN・PHS」である場合はステップS14に移行する。
【0067】
ステップS6においては、無線LAN通信の接続先の登録箇所が1箇所であるか否かを判定し、登録個所が1箇所である場合、接続先の表示を行わずにステップS14に移行する。
【0068】
一方、登録個所が複数ある場合、図10に示すような接続先リスト200をLCD/タッチパネル6の画面上に表示する(ステップS7)。
【0069】
次に、接続先リストを表示した時点から5秒間待機状態を維持し(ステップS9)、この5秒間において、接続先リスト200内の接続先がタッチ操作されると(ステップS8)、そのタッチされた接続先の手動接続処理を開始する(ステップS10)。
【0070】
リスト表示から5秒が経過した後(接続先リストへのタッチ操作なし)、自動接続を開始し、まずはステップS11において、複数の接続先(無線LANの接続先)について、予め設定された優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)で接続の有無を順次確認し(ステップS12)、接続可能な接続先が無い場合は、ステップS13においてエラー処理を実行する。接続可能な接続先がある場合にはステップS14に移行する。なお、通信チェックの結果つまり各接続先の接続状況(無線LAN検出状況)は、図10に示す接続先リスト200に「○」、「×」で表示される。また、通信チェックにより未登録の接続先が検出された場合、その接続先リスト200の接続先名に「未登録」の項目が表示されるとともに、ESS−ID(Enhanced Service Set ID)が表示される。が表示される。
【0071】
そして、ステップS11及びステップS12の処理にて接続先(この例では「Hot spot」)が選択されると、ステップS14において無線LAN通信への接続に認証が必要であるか否かを判定し、認証の必要がない場合はステップS17に移行する。認証が必要である場合は、図11に示す認証入力画面300をLCD/タッチパネル6の画面上に表示し、ユーザーが入力したパスワードの認証を行い(ステップS15、ステップS16)、認証結果が「OK」であればステップS17に移行し、認証結果が「NG」であればステップS18に進んでエラー処理を実行する。
【0072】
ステップS17において接続設定が完了すると、ステップS19においてデータ通信処理を実行する。この後、ユーザーに入力操作などにより接続を中止する旨が指示されるまで通信処理を継続する(ステップS20)。
【0073】
一方、ステップS5での判定結果が「有線LAN・PHS」である場合、「無線LAN」の場合と同様に、ステップS14において認証が必要であるか否かを判定し、認証の必要がない場合はステップS17に移行する。認証が必要である場合は、図11に示す認証入力画面300をLCD/タッチパネル6の画面上に表示し、ユーザーが入力したパスワードの認証を行い(ステップS15、ステップS16)、認証結果が「OK」であればステップS17に移行し、認証結果が「NG」であればステップS18に進んでエラー処理を実行する。
【0074】
ステップS17において接続設定が完了すると、ステップS18においてデータ通信処理を実行する。この後、ユーザーに入力操作などにより接続を中止する旨が指示されるまで通信処理を継続する(ステップS20)。
【0075】
以上のように、この実施形態によれば、LCD/タッチパネル6の画面上に表示された接続アイコン122をタッチ操作するだけで、登録済みの接続先が自動選択されて通信接続が自動的に行われるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHS等のプルダウン選択及び無線LANの複数の接続先のプルダウン選択などの面倒な操作を一切行う必要はない。
【0076】
なお、以上の実施形態では、無線LAN通信に複数の接続先を設定する場合の例を示したが、有線LAN通信・PHS通信において複数の接続先を設定する場合にも、本発明を適用することができる。その場合、図7のフローのステップS6〜ステップS13と同様な処理を、有線LAN通信・PHS通信の各接続処理ルーチンに組み込めばよい。
【0077】
また、以上の実施形態では、無線LANの接続先の優先順位を、固定順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)としているが、本発明はこれに限定されず、接続先の優先順位を自動的に変更するようにしてもよい。
【0078】
この場合、例えば、設定・登録されている優先順位(初期の順位)が「会社」→「Hot spot」→「自宅」である場合、通信回数を重ねていくうちに、「会社」よりも「自宅」の接続を行う頻度が多くなり「Hot spot」が一番少ない回数となったときには、優先順位を「自宅」→「会社」→「Hot spot」に自動的に変更するように構成すればよい。
【0079】
<実施形態2>
図8は本発明の携帯情報装置の他の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【0080】
図8に示す携帯情報装置100は、前記した<実施形態1>で説明した、カード種別判断処理部1、接続先選択処理部2、通信実行処理部3、カードマネージャ(CF)4、CFカードスロット5、LCD/タッチパネル6、通信設定データベース7、カードデータベース(CF)8の各機能部に加えて、通信監視処理部9、カードマネージャ(SD)10、SDカードスロット11及びカードデータベース(SD)12などを備えている。
【0081】
通信監視処理部9は、通信実行処理部3が通信を開始した際の接続先情報を取得して、カードマネージャ(CF)4を利用し接続状態を監視する。
【0082】
通信実行処理部3は、前記した機能に加えて、通信監視処理部9の照会を行い、既に接続している状態のときに多重に処理(SDカードによる接続処理)をしないようにする機能、及び、通信監視処理部9の照会を行い、CFカード20による接続が切れたときに、後述する接続の切換処理を行う機能を備えている。
【0083】
通信設定データベース7には、前記したCFカード20についての接続先情報などに加えて、利用できるSDカード30の種別に対して、通信を行うために必要な情報が予め設定・格納されている。
【0084】
カードマネージャ(SD)10は、SDカードスロット11に挿入されているSDカード30の状態を把握して各種処理を行なう。
【0085】
SDカードスロット11は、SDカード30を挿入するデバイス(図1のSDカードスロット118に相当)である。
【0086】
カードデータベース(SD)12には、各種のSDカード30を識別するために必要な情報が格納されている。
【0087】
次に、この実施形態の通信接続先選択処理を図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0088】
なお、携帯情報装置100の通信設定データベース7には、ネットワーク設定処理によって、前記した無線LANの複数の接続先(「会社」、「Hot spot」、「自宅」及びその優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)、並びに、有線LANの接続先(会社)、PHSの接続先(電話番号)などの接続先情報が予め設定・登録されているのもとする。
【0089】
図9のフローにおいて、ステップS101〜ステップS120までの各処理は、図7のフローのステップS1〜ステップS20と同じである。
【0090】
図9のフローにおいては、ステップS119のデータ通信処理が継続されているときに(ステップS120の判断が「NO」であるとき)、そのデータ通信処理が無線LANである場合、カードマネージャ(CF)4の照会により、無線LANの接続状態の確認(電波チェック)を行い(ステップS121)、接続状態が良好であればデータ通信処理を継続する。
【0091】
一方、通信状態が不良で通信が切れた場合は、通信接続が切れた無線LANの接続先以外に、接続可能な無線LANの接続先があるか否かをチェックし(ステップS122)、接続可能な無線LANの接続先があれば、その接続先に自動接続(接続の自動切換)する(ステップS123)。接続可能な無線LANの接続先が検出されない場合はステップS124に進む。
【0092】
ステップS124においては、接続可能な他の接続装置(SDカードによる接続)があるか否かをチェックし、接続可能な他の接続装置がある場合(SDカードスロット11にSDカード30が挿入されている場合)は、その他の接続装置による通信接続に切り換える。接続可能な他の接続装置がない場合(SDカードスロット11にSDカード30が挿入されていない場合)は、ステップS126に進んでエラー処理を行う。
【0093】
以上のように、この実施形態によれば、LCD/タッチパネル6の画面上に表示された接続アイコン122をタッチ操作するだけで、登録済みの接続先が自動選択されて通信接続が自動的に行われるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHS等のプルダウン選択及び無線LANの複数の接続先のプルダウン選択などの面倒な操作を一切行う必要はない。
【0094】
しかも、無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れた場合には、無線LANの他の接続先への接続もしくは他の接続装置による接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行う必要がない。
【0095】
なお、この実施形態においても、前記した実施形態と同様に、有線LAN通信・PHS通信について複数の接続先を設定するようにしてもよく、その場合、図9のフローのステップS106〜ステップS113と同様な処理を、有線LAN通信・PHS通信の各接続処理ルーチンに組み込めばよい。
【0096】
また、この実施形態においても、前記した実施形態と同様に、設定・登録されている優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)を通信回数の頻度に応じて変更するようにしてもよい。
【0097】
以上の各実施形態で説明した通信接続先選択処理は、PDAやPCなどの情報装置に、通信接続先選択プログラムを実行させることにより実現するようにしてもよい。また、そのような通信接続先選択プログラムはPDAやPCなどの情報装置で読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。
【0098】
記録媒体としては、メモリ、例えばROMのように、そのもの自体がプログラムメディアであってもよいし、また、外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
【0099】
装置本体と分離可能に構成される記録媒体としては、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、FD(フレキシブルディスク)/HD(ハードディスク)等の磁気ディスク系、CD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいは、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0100】
また、記録媒体としては、インターネットを含む通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め装置本体に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0101】
さらに、本発明では、プログラム自体として、PADやPC等の情報装置において実行される処理そのものであってもよいし、あるいはインターネットを含む通信ネットワークとアクセスすることで取り込める、あるいは取り込んだものであってもよい。さらには、この取り込んだプログラムに基づいて、上記情報装置内で処理された結果、つまり生成されたものであってもよい。なお、これらのものはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に接続されるので、ユーザーは、接続アイコンのタッチ操作等を行うだけでよく、無線LAN、有線LAN、PHSなどの接続先をプルダウンで選択するというような面倒な操作を行う必要がなくなる。さらに、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するようにしているので、例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」などの無線LANの接続先をプルダウンで選択するというような面倒な処理も省略することができる。従って、PDAやPC等の情報装置において通信接続の操作性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する携帯情報装置をPCスタイルの状態で示す正面図である。
【図2】同じく携帯情報装置をPADスタイルの状態で示す正面図(A)及び側面図(B)である。
【図3】図1の携帯情報装置の操作部を回転させている状態を示す斜視図である。
【図4】図1の携帯情報装置のカードスロットに挿入可能なCFカードの例を示す図である。
【図5】図1の携帯情報装置のカードスロットにPHSカードを挿入した状態を示す図である。
【図6】本発明の携帯情報装置の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の実施形態において実行する通信接続先選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の携帯情報装置の他の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の実施形態において実行する通信接続先選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】LCD/タッチパネルに表示する接続先リストの表示例を示す図である。
【図11】LCD/タッチパネルに表示する認証入力画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10,100 携帯情報装置
1 カード種別判断処理部
2 接続先選択処理部
3 通信実行処理部
4 カードマネージャ(CF)
5 CFカードスロット
6 LCD/タッチパネル
7 通信設定データベース
8 カードデータベース(CF)
9 通信監視処理部
10 カードマネージャ(SD)
11 SDカードスロット
12 カードデータベース(SD)
20 CFカード
30 SDカード
101 装置本体
110 CFカードスロット
118 SDカードスロット
102 表示部
120 液晶ディスプレイ(タッチパネル付き)
121 タスクバー
122 接続アイコン
200 接続先リスト
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LAN通信、有線LAN通信及びPHS通信等が可能なPDAやPCなどの情報装置に用いられる通信接続先選択方法、携帯情報装置、通信接続先選択プログラム並びに通信接続先選択プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
PDAやPC等の情報装置にはカードスロットが設けられており、無線LANカード、有線LANカード、PHSカードなどのCF(コンパクトフラッシュ)カードを挿入することにより、PDAやPC等を通信装置として使用することができるようになっている。また、PDAやPC等には、CFカードスロットに加えて、SD(Secure Digital)カード挿入用のSDカードスロットが併設されている製品もある。
【0003】
このようなカードスロットを備えたPDAやPC等においては、通信を行なうアクセス場所によってカードスロットに挿入するCFカード(またはSDカード)の種類を使い分けることより、通信形態を使用場所の通信環境に合わせることができる。例えば、会社や自宅などで有線LANを利用して通信を行う場合は有線LANカードをカードスロットに挿入し、また、外出先で通信を行う場合には無線LANカードやPHSカードをカードスロットに挿入するというような使い分けにより、通信接続対象を選択することができる。
【0004】
ここで、CFカード等を用いて通信を行う技術に関して、例えば、PDA等のカードスロットにカードが挿入されたときに、そのカードに適した通信設定を自動的に設定する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、無線LANの接続に関する技術として、PHS等の通信端末の通信圏内に存在する接続機器を特定するための形状や名称に関する識別情報を表示する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−134271号公報
【特許文献2】
特開2001−144767号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等において、通信の接続先を選択する方法としては、例えば、無線LAN、有線LAN、PHSなどの各種通信の接続先をユーザーが予め機器に登録しておき、通信を行う際に、登録済みの複数の接続先のうち、使用する接続先をパネルタッチ操作等によりユーザーが選択するという方法が採られている。
【0008】
しかし、このような選択方法では、カードスロットに挿入されているカード種別に応じて、無線LAN、有線LAN、PHS等のうち、いずれか1つをプルダウンで選択する必要があり、さらに、無線LAN等に複数の接続先(例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」等)が登録されている場合、それら接続先のいずれか1つをプルダウンで選択する必要があるため、接続先の選択操作が非常に煩雑であるという問題がある。
【0009】
なお、前記した特許文献1(特開平11−134271号公報)に記載の技術では、カードスロットに挿入されたカードを自動認識して、そのカードに適した通信設定を行うようになっているが、ユーザーが使う接続先を複数登録して通信を行うことは想定されておらず、上記のような問題を解決することはできない。
【0010】
また、前記した特許文献2(特開2001−144767号公報)に記載の技術は、PHS等の通信端末の通信圏内に存在する接続機器を特定するための形状や名称に関する識別情報を表示する技術であり、復数種のCFカードをカードスロットに挿入して通信接続先を選択する技術ではない。
【0011】
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等の情報装置において、接続ボタンの操作等を行うだけで、予め登録された複数の通信接続先を容易に選択することが可能な通信接続先選択方法及びそのような通信接続先選択方法を適用した携帯情報装置、並びに、通信接続先選択プログラム及び通信接続先選択プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信接続先選択方法は、カードスロットを有し、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報が予め記憶部に登録される情報装置において、通信の接続先を選択する選択方法であって、カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別する工程と、その判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する工程を有することを特徴としている。
【0013】
本発明の通信接続先選択方法によれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に通信接続されるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHSなどの接続先のプルダウンで選択するという面倒な操作を行う必要がなくなる。
【0014】
本発明の通信接続先選択方法において、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するようにしてもよい。
【0015】
この発明によれば、例えば無線LANの接続先が複数登録されている場合であっても、予め設定された優先順位に従って接続先が選択されて自動接続されるので、例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」などの接続先をプルダウンで選択するという面倒な操作を省略することができる。
【0016】
本発明の通信接続先選択方法において、前記複数の接続先のリストを表示部に表示する処理と、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始する処理を行うようにしてもよい。
【0017】
この発明によれば、接続先リストが表示された時点から自動接続が開始されるまでの間(例えば5秒間)において手動接続が可能であるので、ユーザーが接続先を選び直したいときには、接続先を手動で選択することができる。
【0018】
本発明の通信接続先選択方法において、前記複数の接続先への接続の優先順位を、過去の接続回数に応じて順次変更するようにしてもよい。
【0019】
この発明によれば、ユーザーが予め想定していた各接続先(例えば無線LANの各接続先)の接続頻度が、実際の使用において異なる場合には、接続先の優先順位が自動的に変更されるので、ユーザーは優先順位の設定・登録をやり直す必要がなくなる。
【0020】
本発明の通信接続先選択方法において、通信接続されている接続先の通信状態を監視し、その通信状態が非通信状態となったときに、他の接続先が有るか否かを判別して、他の接続先がある場合には、その他の接続先に通信接続を切り換えるようにしてもよい。
【0021】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、無線LANの他の接続先への接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0022】
本発明の通信接続先選択方法において、前記カードスロットに挿入された通信カードによる通信状態を監視し、その通信状態が非通信となったときに他の通信手段が有るか否かを判別して、他の通信手段がある場合には、その他の通信手段による通信接続に切り換えるようにしてもよい。
【0023】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、他の接続装置による接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0024】
本発明の携帯情報装置は、カードスロットと、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報を登録する記憶部と、前記カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別する判別処理部と、前記判別処理部にて判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する通信処理部を備えていることによって特徴づけられる。
【0025】
本発明の携帯情報装置によれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に通信接続されるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHSなどの接続先をプルダウンで選択するという面倒な操作を行う必要がなくなる。
【0026】
本発明の携帯情報装置において、1つの通信カードについて複数の接続先が前記記憶部に登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するように構成してもよい。
【0027】
この発明によれば、例えば無線LANの接続先が複数登録されている場合であっても、予め設定された優先順位に従って接続先が選択されて自動接続されるので、例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」などの接続先をプルダウンで選択するという面倒な操作を省略することができる。
【0028】
本発明の携帯情報装置において、前記記憶部に登録されている複数の接続先のリストを表示する表示部を備え、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始するように構成してもよい。
【0029】
この発明によれば、接続先リストが表示された時点から自動接続が開始されるまでの間(例えば5秒間)において手動接続が可能であるので、ユーザーが接続先を選び直したいときには、接続先を手動で選択することができる。
【0030】
本発明の携帯情報装置において、前記複数の接続先への接続の優先順位を、過去の接続回数に応じて順次変更するように構成してもよい。
【0031】
この発明によれば、ユーザーが予め想定していた各接続先(例えば無線LANの各接続先)の接続頻度が、実際の使用において異なる場合には、接続先の優先順位が自動的に変更されるので、ユーザーは優先順位の設定・登録をやり直す必要がなくなる。
【0032】
本発明の携帯情報装置において、通信接続されている接続先の通信状態を監視し、その通信状態が非通信状態となったときに、他の接続先が有るか否かを判別して、他の接続先がある場合には、その他の接続先に通信接続を切り換える手段を設けておいてもよい。
【0033】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、無線LANの他の接続先への接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0034】
本発明の携帯情報装置において、前記カードスロットに挿入された通信カードによる通信状態を監視し、その通信状態が非通信となったときに他の通信手段が有るか否かを判別して、他の通信手段がある場合には、その他の通信手段による通信接続に切り換える手段を設けておいてもよい。
【0035】
この発明によれば、例えば無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れても、他の接続装置による接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行うことなく、通信を継続することができる。
【0036】
本発明の通信接続先選択プログラムは、カードスロットを有し、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報が予め記憶部に登録された情報装置において、通信の接続先を選択する処理を実行させるプログラムであって、カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別するステップと、その判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続するステップを有することによって特徴づけられる。
【0037】
本発明の通信接続先選択プログラムによれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に接続するという処理をPDAやPC等の情報装置に実行させることができる。
【0038】
本発明の通信接続先選択プログラムにおいて、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するステップを備えていてもよい。
【0039】
この発明の通信接続先選択プログラムによれば、例えば無線LANの接続先が複数登録されている場合であっても、予め設定された優先順位に従って接続先を選択して自動接続するという処理をPDAやPC等の情報装置に実行させることができる。
【0040】
本発明の通信接続先選択プログラムにおいて、前記複数の接続先のリストを表示部に表示するステップと、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始するステップを備えていてもよい。
【0041】
この発明の通信接続先選択プログラムによれば、接続先リストが表示された時点から自動接続が開始されるまでの間(例えば5秒間)において手動接続を可能にする処理をPDAやPC等の情報装置に実行させることができる。
【0042】
本発明の記録媒体は、PADやPC等の情報装置で読み取り可能な記録媒体であって、前記した特徴をもつ通信接続先選択プログラムを記録していることを特徴としている。
【0043】
本発明の記録媒体によれば、CFカード等を用いて通信を行うPDAやPC等の情報装置において、予め登録された複数の通信接続先を容易に選択することが可能な通信接続先選択方法の汎用性を高めることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0045】
まず、本発明を適用する携帯情報装置の構成を図1〜図3を参照しながら説明する。
【0046】
この例の携帯情報装置100は装置本体101と表示部102からなり、その表示部102を装置本体101に対して、図3に示す要領で回転操作することにより、操作形態を図1に示す[PCスタイル]または図2に示す[PDAスタイル]の2つの形態のいずれか一方を自由に選択することができる。
【0047】
表示部102の一面には液晶ディスプレイ(タッチパネル付き)120が設けられている。この液晶ディスプレイ120の画面上には一般的なPCと同様にタスクバー121が表示される。
【0048】
図1に示す[PCスタイル]の操作形態は、表示部102を開いた形態であり、装置本体101に設けられたキーボード111の操作が可能であり、また、表示部102の液晶ディスプレイ120をキーボード111の斜め上方に配置できる。この[PCスタイル]の操作形態においては、キーボード111を操作しながら、文章作成やスケジュールやアドレス帳などの入力や、CFカードなどを使って電子メールやWEB閲覧などを行うことができる。
【0049】
一方、図1に示す[PCスタイル]の操作形態から、表示部102を図3のように回転(180度)させて装置本体101の操作側(キーボード111側)と表示部102の外面側(液晶ディスプレイ120の背面側)とを合わせることにより、図2に示す[PDAスタイル]の操作形態とすることができる。この[PDAスタイル]の操作形態では、表示部102の液晶ディスプレイ120のタッチパネルに表示したタブレットキー等をタッチペン(図示せず)でタッチ操作することにより、各種処理を実行させることができる。なお、[PDAスタイル]の操作形態から[PCスタイル]の操作形態への変更も、表示部102の回転操作により行うことができる。
【0050】
装置本体101の右側面(図1の右側面)には、CFカードスロット110及びイヤホンマイクジャック112が設けられている。また、装置本体101の左側面(図1の左側面)には、USBケーブルなどのインターフェースを接続するI/Oポート113が設けられている。
【0051】
装置本体101の背面側(図2(A)の左側面)には、図2(B)に示すように、電源をON/OFFする電源ボタン114、OKやキャンセル処理を指示するOK/Cancelキー(シーソーキー)115、カーソルを移動するカーソルキー116、光で無線通信を行うIrDAの送受信部117、SDカードスロット118、及び、ACアダプターの端子を挿入するACアダプター端子119がそれぞれ設けられている。なお、装置本体101の正面側(図2(A)の右側面)には、タッチペンを保持するペン収容部(図示せず)が設けられている。
【0052】
以上の携帯情報装置100においては、図4及び図5に示すように、携帯電話として使用する場合に無線通信を行なうPHSデータカード21、802.11bにて無線通信を行う無線LANカード22、あるいは有線LANカード(図示せず)などのCFカードをCFカードスロット110に挿入することにより、無線LAN通信、PHS通信、有線LAN通信などを行う通信装置として使用することができる。
【0053】
<実施形態1>
図6は本発明の携帯情報装置の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【0054】
図6に示す携帯情報装置10は、カード種別判断処理部1、接続先選択処理部2、通信実行処理部3、カードマネージャ(CF)4、CFカードスロット5、LCD/タッチパネル6、通信設定データベース7、及び、カードデータベース(CF)8などを備えている。
【0055】
カード種別判断処理部1は、カードマネージャ(CF)4を使用して、CFカードスロット5に挿入されているCFカード20から個別情報(タプル情報など)を読み出して、カードデータベース(CF)8のデータと照合を行い、CFカードスロット5に挿入されているCFカード20の種別を判別する。
【0056】
接続先選択処理部2は、カード種別判断処理部1によって判別されたカードの種別と通信設定データベース7に格納されている情報とから、使用可能な接続設定を選択する。なお、接続先選択処理部2は、後述するように、カード種別が無線LANカードであり、接続先が複数登録されている場合、LCD/タッチパネル6の画面上に接続先リスト(図10参照)を表示する。
【0057】
通信実行処理部3は、カード種別判断処理部1によって判別されたカードの種別と、接続先選択処理部2から送られる接続設定データ(接続先情報等)を用いて通信の接続処理を行なう。通信の接続処理はカードマネージャ(CF)4を使用して行なう。
【0058】
カードマネージャ(CF)4は、CFカードスロット5に挿入されているCFカード20の状態を把握して各種処理を行なう。
【0059】
CFカードスロット5は、CFカード20を挿入するデバイス(図1のCFカードスロット110に相当)である。CFカードスロット5には、無線LANカード、有線LANカード、PHSカードなどのCFカード20が挿入される。
【0060】
LCD/タッチパネル6は、表示と入力を行なうユーザインタフェースであって、画面上にタブレットキー、タスクバー(図1参照)、各種アイコンなどが表示される。なお、LCD/タッチパネル6は、図1、図2に示す携帯情報装置100の液晶ディスプレイ(タッチパネル付き)120に相当する。
【0061】
通信設定データベース7には、ネットワーク設定処理によって登録された接続先情報などが格納されている。接続先情報は、利用できる複数種のCFカード20について通信を行うのに必要な接続先情報であり、例えばプロバイダの電話番号、アカウント情報など各種設定情報である。この実施形態では、無線LANの複数の接続先(「会社」、「Hot spot」、「自宅」)、有線LANの接続先(会社)、PHSの接続先(電話番号)などが格納されている。また、無線LANの接続先については優先順位が予め設定されており、この実施形態では、優先順位を「会社」→「Hot spot」→「自宅」としている。
【0062】
カードデータベース(CF)8には、各種のCFカード20を識別するために必要な情報、例えばタプル情報が格納されている。タプル情報とは各PCカードを特徴づける個別情報である。
【0063】
次に、この実施形態の通信接続先選択処理を図7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0064】
なお、携帯情報装置10の通信設定データベース7には、ネットワーク設定処理によって、前記した無線LANの複数の接続先(「会社」、「Hot spot」、「自宅」)及びその優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)、並びに、有線LANの接続先(会社)、PHSの接続先(電話番号)などの接続先情報が予め設定・登録されているのもとする。
【0065】
図7のフローにおいて、まず、CFカードスロット5にCFカード20が挿入されると(ステップS1)、その挿入されたCFカード20の個別情報(タプル情報など)を読み出してCFカード20の種別を判別する(ステップS2)。
【0066】
次に、LCD/タッチパネル6のタスクバー121に接続アイコン122を表示し(ステップS3)、その接続アイコン122がタッチペンにて押されると(ステップS4)、ステップS5において、接続処理を行う通信が「無線LAN」であるのか、「有線LAN・PHS」であるのかを判定する。なお、この判定にはステップS2のカード判別結果を用いる。ステップS5での判定結果が「無線LAN」である場合はステップS6に移行し、「有線LAN・PHS」である場合はステップS14に移行する。
【0067】
ステップS6においては、無線LAN通信の接続先の登録箇所が1箇所であるか否かを判定し、登録個所が1箇所である場合、接続先の表示を行わずにステップS14に移行する。
【0068】
一方、登録個所が複数ある場合、図10に示すような接続先リスト200をLCD/タッチパネル6の画面上に表示する(ステップS7)。
【0069】
次に、接続先リストを表示した時点から5秒間待機状態を維持し(ステップS9)、この5秒間において、接続先リスト200内の接続先がタッチ操作されると(ステップS8)、そのタッチされた接続先の手動接続処理を開始する(ステップS10)。
【0070】
リスト表示から5秒が経過した後(接続先リストへのタッチ操作なし)、自動接続を開始し、まずはステップS11において、複数の接続先(無線LANの接続先)について、予め設定された優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)で接続の有無を順次確認し(ステップS12)、接続可能な接続先が無い場合は、ステップS13においてエラー処理を実行する。接続可能な接続先がある場合にはステップS14に移行する。なお、通信チェックの結果つまり各接続先の接続状況(無線LAN検出状況)は、図10に示す接続先リスト200に「○」、「×」で表示される。また、通信チェックにより未登録の接続先が検出された場合、その接続先リスト200の接続先名に「未登録」の項目が表示されるとともに、ESS−ID(Enhanced Service Set ID)が表示される。が表示される。
【0071】
そして、ステップS11及びステップS12の処理にて接続先(この例では「Hot spot」)が選択されると、ステップS14において無線LAN通信への接続に認証が必要であるか否かを判定し、認証の必要がない場合はステップS17に移行する。認証が必要である場合は、図11に示す認証入力画面300をLCD/タッチパネル6の画面上に表示し、ユーザーが入力したパスワードの認証を行い(ステップS15、ステップS16)、認証結果が「OK」であればステップS17に移行し、認証結果が「NG」であればステップS18に進んでエラー処理を実行する。
【0072】
ステップS17において接続設定が完了すると、ステップS19においてデータ通信処理を実行する。この後、ユーザーに入力操作などにより接続を中止する旨が指示されるまで通信処理を継続する(ステップS20)。
【0073】
一方、ステップS5での判定結果が「有線LAN・PHS」である場合、「無線LAN」の場合と同様に、ステップS14において認証が必要であるか否かを判定し、認証の必要がない場合はステップS17に移行する。認証が必要である場合は、図11に示す認証入力画面300をLCD/タッチパネル6の画面上に表示し、ユーザーが入力したパスワードの認証を行い(ステップS15、ステップS16)、認証結果が「OK」であればステップS17に移行し、認証結果が「NG」であればステップS18に進んでエラー処理を実行する。
【0074】
ステップS17において接続設定が完了すると、ステップS18においてデータ通信処理を実行する。この後、ユーザーに入力操作などにより接続を中止する旨が指示されるまで通信処理を継続する(ステップS20)。
【0075】
以上のように、この実施形態によれば、LCD/タッチパネル6の画面上に表示された接続アイコン122をタッチ操作するだけで、登録済みの接続先が自動選択されて通信接続が自動的に行われるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHS等のプルダウン選択及び無線LANの複数の接続先のプルダウン選択などの面倒な操作を一切行う必要はない。
【0076】
なお、以上の実施形態では、無線LAN通信に複数の接続先を設定する場合の例を示したが、有線LAN通信・PHS通信において複数の接続先を設定する場合にも、本発明を適用することができる。その場合、図7のフローのステップS6〜ステップS13と同様な処理を、有線LAN通信・PHS通信の各接続処理ルーチンに組み込めばよい。
【0077】
また、以上の実施形態では、無線LANの接続先の優先順位を、固定順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)としているが、本発明はこれに限定されず、接続先の優先順位を自動的に変更するようにしてもよい。
【0078】
この場合、例えば、設定・登録されている優先順位(初期の順位)が「会社」→「Hot spot」→「自宅」である場合、通信回数を重ねていくうちに、「会社」よりも「自宅」の接続を行う頻度が多くなり「Hot spot」が一番少ない回数となったときには、優先順位を「自宅」→「会社」→「Hot spot」に自動的に変更するように構成すればよい。
【0079】
<実施形態2>
図8は本発明の携帯情報装置の他の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【0080】
図8に示す携帯情報装置100は、前記した<実施形態1>で説明した、カード種別判断処理部1、接続先選択処理部2、通信実行処理部3、カードマネージャ(CF)4、CFカードスロット5、LCD/タッチパネル6、通信設定データベース7、カードデータベース(CF)8の各機能部に加えて、通信監視処理部9、カードマネージャ(SD)10、SDカードスロット11及びカードデータベース(SD)12などを備えている。
【0081】
通信監視処理部9は、通信実行処理部3が通信を開始した際の接続先情報を取得して、カードマネージャ(CF)4を利用し接続状態を監視する。
【0082】
通信実行処理部3は、前記した機能に加えて、通信監視処理部9の照会を行い、既に接続している状態のときに多重に処理(SDカードによる接続処理)をしないようにする機能、及び、通信監視処理部9の照会を行い、CFカード20による接続が切れたときに、後述する接続の切換処理を行う機能を備えている。
【0083】
通信設定データベース7には、前記したCFカード20についての接続先情報などに加えて、利用できるSDカード30の種別に対して、通信を行うために必要な情報が予め設定・格納されている。
【0084】
カードマネージャ(SD)10は、SDカードスロット11に挿入されているSDカード30の状態を把握して各種処理を行なう。
【0085】
SDカードスロット11は、SDカード30を挿入するデバイス(図1のSDカードスロット118に相当)である。
【0086】
カードデータベース(SD)12には、各種のSDカード30を識別するために必要な情報が格納されている。
【0087】
次に、この実施形態の通信接続先選択処理を図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0088】
なお、携帯情報装置100の通信設定データベース7には、ネットワーク設定処理によって、前記した無線LANの複数の接続先(「会社」、「Hot spot」、「自宅」及びその優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)、並びに、有線LANの接続先(会社)、PHSの接続先(電話番号)などの接続先情報が予め設定・登録されているのもとする。
【0089】
図9のフローにおいて、ステップS101〜ステップS120までの各処理は、図7のフローのステップS1〜ステップS20と同じである。
【0090】
図9のフローにおいては、ステップS119のデータ通信処理が継続されているときに(ステップS120の判断が「NO」であるとき)、そのデータ通信処理が無線LANである場合、カードマネージャ(CF)4の照会により、無線LANの接続状態の確認(電波チェック)を行い(ステップS121)、接続状態が良好であればデータ通信処理を継続する。
【0091】
一方、通信状態が不良で通信が切れた場合は、通信接続が切れた無線LANの接続先以外に、接続可能な無線LANの接続先があるか否かをチェックし(ステップS122)、接続可能な無線LANの接続先があれば、その接続先に自動接続(接続の自動切換)する(ステップS123)。接続可能な無線LANの接続先が検出されない場合はステップS124に進む。
【0092】
ステップS124においては、接続可能な他の接続装置(SDカードによる接続)があるか否かをチェックし、接続可能な他の接続装置がある場合(SDカードスロット11にSDカード30が挿入されている場合)は、その他の接続装置による通信接続に切り換える。接続可能な他の接続装置がない場合(SDカードスロット11にSDカード30が挿入されていない場合)は、ステップS126に進んでエラー処理を行う。
【0093】
以上のように、この実施形態によれば、LCD/タッチパネル6の画面上に表示された接続アイコン122をタッチ操作するだけで、登録済みの接続先が自動選択されて通信接続が自動的に行われるので、ユーザーは、無線LAN、有線LAN、PHS等のプルダウン選択及び無線LANの複数の接続先のプルダウン選択などの面倒な操作を一切行う必要はない。
【0094】
しかも、無線LAN通信を行っている途中において、ユーザーが接続先の通信圏外に移動して通信接続が切れた場合には、無線LANの他の接続先への接続もしくは他の接続装置による接続に自動的に切り換わるので、ユーザーは接続操作のやり直しを行う必要がない。
【0095】
なお、この実施形態においても、前記した実施形態と同様に、有線LAN通信・PHS通信について複数の接続先を設定するようにしてもよく、その場合、図9のフローのステップS106〜ステップS113と同様な処理を、有線LAN通信・PHS通信の各接続処理ルーチンに組み込めばよい。
【0096】
また、この実施形態においても、前記した実施形態と同様に、設定・登録されている優先順位(「会社」→「Hot spot」→「自宅」)を通信回数の頻度に応じて変更するようにしてもよい。
【0097】
以上の各実施形態で説明した通信接続先選択処理は、PDAやPCなどの情報装置に、通信接続先選択プログラムを実行させることにより実現するようにしてもよい。また、そのような通信接続先選択プログラムはPDAやPCなどの情報装置で読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。
【0098】
記録媒体としては、メモリ、例えばROMのように、そのもの自体がプログラムメディアであってもよいし、また、外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
【0099】
装置本体と分離可能に構成される記録媒体としては、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、FD(フレキシブルディスク)/HD(ハードディスク)等の磁気ディスク系、CD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいは、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0100】
また、記録媒体としては、インターネットを含む通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め装置本体に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0101】
さらに、本発明では、プログラム自体として、PADやPC等の情報装置において実行される処理そのものであってもよいし、あるいはインターネットを含む通信ネットワークとアクセスすることで取り込める、あるいは取り込んだものであってもよい。さらには、この取り込んだプログラムに基づいて、上記情報装置内で処理された結果、つまり生成されたものであってもよい。なお、これらのものはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カードスロットに挿入された通信カードが自動的に判別され、その判別された通信カードについて予め登録されている接続先に自動的に接続されるので、ユーザーは、接続アイコンのタッチ操作等を行うだけでよく、無線LAN、有線LAN、PHSなどの接続先をプルダウンで選択するというような面倒な操作を行う必要がなくなる。さらに、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するようにしているので、例えば「会社」、「Hot spot」、「自宅」などの無線LANの接続先をプルダウンで選択するというような面倒な処理も省略することができる。従って、PDAやPC等の情報装置において通信接続の操作性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する携帯情報装置をPCスタイルの状態で示す正面図である。
【図2】同じく携帯情報装置をPADスタイルの状態で示す正面図(A)及び側面図(B)である。
【図3】図1の携帯情報装置の操作部を回転させている状態を示す斜視図である。
【図4】図1の携帯情報装置のカードスロットに挿入可能なCFカードの例を示す図である。
【図5】図1の携帯情報装置のカードスロットにPHSカードを挿入した状態を示す図である。
【図6】本発明の携帯情報装置の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の実施形態において実行する通信接続先選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の携帯情報装置の他の実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の実施形態において実行する通信接続先選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】LCD/タッチパネルに表示する接続先リストの表示例を示す図である。
【図11】LCD/タッチパネルに表示する認証入力画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10,100 携帯情報装置
1 カード種別判断処理部
2 接続先選択処理部
3 通信実行処理部
4 カードマネージャ(CF)
5 CFカードスロット
6 LCD/タッチパネル
7 通信設定データベース
8 カードデータベース(CF)
9 通信監視処理部
10 カードマネージャ(SD)
11 SDカードスロット
12 カードデータベース(SD)
20 CFカード
30 SDカード
101 装置本体
110 CFカードスロット
118 SDカードスロット
102 表示部
120 液晶ディスプレイ(タッチパネル付き)
121 タスクバー
122 接続アイコン
200 接続先リスト
Claims (16)
- カードスロットを有し、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報が予め記憶部に登録される情報装置において、通信の接続先を選択する方法であって、カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別する工程と、その判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する工程を有することを特徴とする通信接続先選択方法。
- 請求項1記載の通信接続先選択方法において、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続する工程を有することを特徴とする通信接続先選択方法。
- 請求項2記載の通信接続先選択方法において、前記複数の接続先のリストを表示部に表示する工程と、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始する工程を有することを特徴とする通信接続先選択方法。
- 請求項2記載の通信接続先選択方法において、前記複数の接続先への接続の優先順位を、過去の接続回数に応じて順次変更する工程を有することを特徴とする通信接続先選択方法。
- 請求項2記載の通信接続先選択方法において、通信接続されている接続先の通信状態を監視し、その通信状態が非通信状態となったときに、他の接続先が有るか否かを判別して、他の接続先がある場合には、その他の接続先に通信接続を切り換える工程を有することを特徴とする通信接続先選択方法。
- 請求項1記載の通信接続先選択方法において、前記カードスロットに挿入された通信カードによる通信状態を監視し、その通信状態が非通信となったときに、他の通信手段が有るか否かを判別して、他の通信手段がある場合には、その他の通信手段による通信接続に切り換える工程を有することを特徴とする通信接続先選択方法。
- カードスロットと、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報を登録する記憶部と、前記カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別する判別処理部と、前記判別処理部にて判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続する通信処理部を備えていることを特徴とする携帯情報装置。
- 請求項7記載の携帯情報装置において、1つの通信カードについて複数の接続先が前記記憶部に登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するように構成されていることを特徴とする携帯情報装置。
- 請求項8記載の携帯情報装置において、前記記憶部に登録されている複数の接続先のリストを表示する表示部を備え、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始するように構成されていることを特徴とする携帯情報装置。
- 請求項8記載の携帯情報装置において、前記複数の接続先への接続の優先順位を、過去の接続回数に応じて順次変更するように構成されていることを特徴とする携帯情報装置。
- 請求項8記載の携帯情報装置において、通信接続されている接続先の通信状態を監視し、その通信状態が非通信状態となったときに、他の接続先が有るか否かを判別して、他の接続先がある場合には、その他の接続先に通信接続を切り換える手段を備えていることを特徴とする携帯情報装置。
- 請求項7記載の携帯情報装置において、前記カードスロットに挿入された通信カードによる通信状態を監視し、その通信状態が非通信となったときに他の通信手段が有るか否かを判別して、他の通信手段がある場合には、その他の通信手段による通信接続に切り換える手段を備えていることを特徴とする携帯情報装置。
- カードスロットを有し、そのカードスロットに挿入が可能な複数種の通信カードのそれぞれについて通信を行うのに必要な接続先情報が予め記憶部に登録された情報装置において、通信の接続先を選択する処理を実行させるプログラムであって、カードスロットに挿入された通信カードの種別を判別するステップと、その判別された通信カードの種別と前記記憶部に登録されている接続先情報に基づいて接続先に自動接続するステップを有することを特徴とする通信接続先選択プログラム。
- 請求項13記載の通信接続先選択プログラムにおいて、1つの通信カードについて複数の接続先が登録されている場合、それら複数の接続先について、予め設定された優先順位で接続の有無を順次確認し、接続可能な接続先を検出できた時点でその接続先に自動接続するステップを有することを特徴とする通信接続先選択プログラム。
- 請求項14記載の通信接続先選択プログラムにおいて、前記複数の接続先のリストを表示部に表示するステップと、前記自動接続の開始を、前記表示部への接続先リスト表示から所定時間が経過した時点に設定するとともに、その自動接続開始前に、表示リスト内の接続先が手動操作により指定されたときには、その指定された接続先に接続を開始するステップを有することを特徴とする通信接続先選択プログラム。
- 請求項13〜15のいずれかに記載の通信接続先選択プログラムを記録した記録媒体。
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