JP2005340902A - 撮像装置及びカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 人手による色補正を必要とせず、簡易に所望の色補正を行うことができ、例えば簡易に所望の肌色に撮像することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】 輝度信号階調変換手段(5)は、補正対象色を撮像したときに入力される輝度信号のレベル範囲における出力信号の変化量が比較的大きくなるようにその入出力特性を変化させることができ、色差信号階調変換手段(6)は、補正対象色を撮像したときに入力される色差信号のレベル範囲における出力信号の変化量が比較的大きくなるようにその入出力特性を変化させることができ、利得調整手段(7)は、色差信号階調変換手段(6)における入出力特性の変化による信号の変化とは逆の方向にその出力信号が変化するように前記利得を調整する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、撮像装置に関し、特に特定の色を好みに応じて補正することができる撮像装置、及びそのような撮像装置を備えたカメラに関する。
撮像装置にとって、肌色は草木や、空の色と同様に記憶色として、その色再現性は重要であり、これまでにも肌色を補正する手法が多く提案されている。例えば、画像の画質編集を行う機器上で肌色の領域またはその色に関する情報(彩度(乃至飽和度)、色相)を人手により入力し、対象となる補正色または補正領域の色補正を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
また、肌色の領域を、輝度信号や色差信号の比や差を閾値と比較することで検出し、その領域内の色の補正を行うという技術が提案されている(例えば、特許文献3)。
また、一般に日本人の場合、女性などは肌が白いということを好むため、肌色を白く見せる(以後、美白と称する)化粧品などが多く販売されており、その色は本来の肌色よりも一般的に400nmから700nmにおいて分光反射率が高いため色が白く見える(例えば、特許文献4)。信号処理では、肌色の領域の色の彩度を下げるとか、輝度値を高くすることで同様の効果を得ることができる。
一方、特に男性の場合その肌色が日焼けした色をしていることが望まれる場合もある。日焼けした肌色は本来の肌色より400nmから700nmにおいて分光反射率が低く、色が黒くみえる(例えば、特許文献4)。そのため、肌色の領域の色の彩度を上げる、または輝度値を低くする信号処理により、同様の効果を得る技術が上げられる。
特開2003−234916公報 特開2000−261650公報 特開2000−217127公報 特開2001−74556公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された技術では、柔軟かつ良好な色再現性処理が可能ではあるが、その作業が煩雑でかつ複雑な処理を要するという問題があった。さらに撮像が終わってから補正を行うものであるので、撮像しながら同時に確認していくという同時性に欠けるという問題もあった。
また、特許文献3に記載された技術ではRGB値やYCrCbの閾値だけでは、様々な照明光源下で撮像される撮像装置において高い検出精度を望むことはできなかった。さらに、検出領域だけ色補正を行うため領域の境界が不自然なものになるという問題があった。さらに検出手段を別途必要とするため、撮像装置の回路規模が大きくなるという問題があった。
さらにまた、肌色領域を着目して彩度を上げたり下げたりする場合、画像全体の彩度が変わり不自然となる問題があり、肌色だけを色補正しようとする場合は、先の技術手法のように肌色部分の検出手段を必要とする問題があった。
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、複雑で煩雑な入力を必要とせず、特定の色を補正することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、
特定の色を補正することができる撮像装置において、
入射光を受けて、入射光を少なくとも3つの色成分に分離し、上記少なくとも3つの色成分に対応する色信号を出力する色信号生成手段と、
前記色信号を受けて輝度信号と色差信号とを生成する輝度色差信号生成手段と、
前記輝度色差信号生成手段が出力する輝度信号を受けて階調変換を行う輝度信号階調変換手段と、
前記輝度色差信号生成手段が出力する色差信号を受けて階調変換を行う色差信号階調変換手段と、
前記色差信号階調変換手段の出力を受けて調整可能な利得で増幅して出力する利得調整手段と
を有し、
前記輝度信号階調変換手段は、補正対象色を撮像したときに、前記輝度信号階調変換手段に入力される輝度信号のレベル範囲における出力信号の変化量が前記レベル範囲外における出力信号の変化量よりも大きくなるようにその入出力特性を変化させることができ、
前記色差信号階調変換手段は、補正対象色を撮像したときに、前記色差信号階調変換手段に入力される色差信号のレベル範囲における出力信号の変化量が前記レベル範囲外における出力信号の変化量よりも大きくなるようにその入出力特性を変化させることができ、
前記色差信号階調変換手段がその入出力特性を変化させたとき、前記利得調整手段は、前記色差信号階調変換手段における入出力特性の変化による前記色差信号階調変換手段の出力信号の変化とは逆の方向にその出力信号が変化するように前記利得を調整する
ことを特徴とするものである。
本発明によれば、人手による色補正の作業を必要とせず、簡易に所望の色補正を行うことができ、例えば簡易に美白や日焼けの肌色を得ることができる。
また、補正対象色、例えば肌色の色補正にともなう、他の画像の色再現性に対する影響を小さくすることができ、さらに肌色を検出する検出手段を必要としないため、撮像装置の構成を簡単にすることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の撮像装置を示す概略構成図である。
図示のようにこの撮像装置は、撮像手段1と、ホワイトバランス手段(WB)3と、輝度色差信号生成手段4と、輝度信号階調変換手段5と、色差信号階調変換手段6と、利得調整手段7と、撮像モード制御手段8と、撮像モード選択手段9とを有する。
色信号生成手段1は、入射光を受けて、入射光を少なくとも3つの色成分に分離し、上記少なくとも3つの色成分に対応する色信号を出力するものであり、例えば図2に示すように、
撮像手段11と、増幅手段12と、A/D変換器(ADC)13と、直流成分再生手段(DC再生手段)14とを有する。
撮像手段11は、例えば図3(a)、(b)に示すように、レンズを含む光学系21と、2次元的に配列された複数の光電変換素子を有する撮像素子22と、色分離手段としての色フィルタ23とを有する。
撮像素子22の複数の光電変換素子は、例えば図3(a)に示すようにベイヤ(Bayer)型に配置された、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対応する分光透過率を有する色フィルタ23で覆われている。
光学系21から入射した光は、撮像素子22の受光面上に結像する。撮像素子22は、上記のように、色フィルタ23で覆われており、入射光を赤、緑、青の成分に色分離し、各光電変換素子からは、色フィルタ23の分光透過率に対応した色成分、即ちR、G、Bのアナログ映像信号が出力される。
このようにして、撮像手段11から出力されるR、G、Bのアナログ信号(以下、それぞれ「R信号」、「G信号」、「B信号」と言うことがある)は、増幅手段12によって増幅される。
増幅手段12から出力された映像信号はADC13によってディジタル信号に変換される。ディジタル信号に変換された映像信号はDC再生手段14により、DCレベルが再生される。DC再生は通常映像信号の黒レベルが「0」になるように、ADC13によるA/D変換前に有していたオフセットレベルをDCシフトするか、クランプ処理を行う。
本実施の形態では、DC再生手段14の出力が、色信号生成手段1の出力となる。
ホワイトバランス手段3は、例えば図4に示すように、色信号生成手段1からのR、G、B信号Ra、Ga、Baを受けて増幅する増幅手段31r、31g、31bと、増幅手段31r、31g、31bの出力Rb、Gb、Bbをそれぞれ、複数の画素について、例えば画面内のすべての画素について積算して積算値ΣRb、ΣGb、ΣBbを出力する積算手段32r、32g、32bと、積算手段32r、32g、32bからの積算値ΣRb、ΣGb、ΣBbを受けてこれに基づき増幅手段31r、31g、31bの増幅利得を制御する利得制御手段33とを有する。
輝度色差信号生成手段4は、ホワイトバランス手段3から出力されたR、G、B信号Rb、Gb、Bbに対し、3行3列の係数行列を掛けるマトリクス演算(係数との乗算及び乗算結果の加算を含む)を行って、輝度信号(Y信号)と、色差信号(CrCb)とを生成する。
撮像モード選択手段9は外部から撮像モードを選択するための入力手段であり、撮像装置の使用者が、例えば、通常の撮像モード、肌色を美白に撮像するモード(第1の補正撮像モード)、日焼けした肌色に撮像するモード(第2の補正撮像モード)のいずれかの選択を行うために操作され、選択結果が出力される。撮像モード選択手段9は例えば操作入力キーや、メニュー画面と選択入力手段との組合せによって構成される。
輝度信号階調変換手段5は輝度信号Yの階調変換を行うものであり、折れ線関数で表される入出力特性(階調変換特性)を有する。この折れ線関数は3つ以上の折れ点を有する。輝度信号階調変換5は、このような入出力特性により非線形変換を行う。
色差信号階調変換手段6は色差信号CrCbの階調変換を行うものであり、折れ線関数で表される入出力特性(階調変換特性)を有する。この折れ線関数は3つ以上の折れ点を有する。色差信号階調変換6は、このような入出力特性により非線形変換を行う。
利得調整手段7は、色差信号階調変換手段6の出力に対し、調整可能な利得によりその彩度(色の飽和度)の調整を行う。
撮像モード制御手段8は、撮像モード選択手段9からの選択信号に応じて、輝度信号階調変換手段5、及び色差信号階調変換手段6に制御信号を送り、それらの入出力特性を制御する。
撮像モード制御手段8はまた、撮像モード選択手段9からの選択信号に応じて、利得調整手段7に制御信号を送り、その利得を制御する。
図5に9種類の肌色の分光反射率を400nmから700nmの範囲で示す(上記特許文献4参照)。また、そのうちの6種類の肌色について分光反射率特性を図6に示す。男性の肌色(図6中の曲線SC3)を基準とするとそれに対して化粧肌は、図6中の曲線SC5で示されるように波長全域に渡り反射率が高く、その結果白い肌色となる。一方、日焼け肌は図6中の曲線SC7で示されるように波長全域に渡り反射率が低く、その結果黒っぽい肌色となる。
これらより以下のように信号処理を行うことで、肌色を美白に撮像したり、日焼けした肌色に撮像する制御を行う。
図7は輝度信号階調変換手段5の入出力特性を示す。横軸は入力信号であり、縦軸は出力信号である。図7には3つの入出力特性(a)、(b)、(c)が示されており、その各々は、3つの折れ点を有する折れ線関数で表されるものであり、これにより非線形の変換特性を得ている。
折れ点の位置は例えば座標値を指定することにより変更可能であり、折れ点の位置を変更することで、入出力特性を変更することができる。図7に示された3つの入出力特性はそのように変更が可能であることを示すものであって、変更後の入出力特性の数が3つに限られることを示すものではない。
図示の例では、特性(a)は特性(b)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが高く、特性(c)は特性(b)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが低い。
一般に、図7の特性(a)の画像は画像のコントラスト感が小さくなるため、「柔らかい画像」といわれ、図7の特性(c)の画像は画像のコントラスト感が大きくなるため、「固い画像」といわれる。
図7でy1は、補正対象とする色を肌色として、肌色を撮像したときに輝度信号階調変換手段4に入力される輝度信号Yの入力信号のレベル範囲(入力信号レベル範囲)y1を示す。
図7に示した入出力特性(a)、(b)、(c)は肌色を撮像したときの入力信号レベル範囲y1における出力信号のレベルの変化量が、上記入力信号レベル範囲y1以外における出力信号のレベルの変化量よりも大きく、しかも上記入力信号レベル範囲y1と入力信号レベル範囲y1外とのつなぎ目の部分が極力不自然にならず、しかもできる限り変化量が小さくなるようにしている。
上記のように、図示の例では、折れ線の各々が3つの折れ点を有する。1つの折れ点でも滑らかな曲線に近い入出力特性を実現することは可能であるが、補正の対象とする色を適切に補正するのであれば折れ点は多いほど良く、折れ点が1点の場合、対象色以外への影響が大きくなりやすい。折れ点が2つあれば補正範囲を信号レベルで上限と下限を決めることができる。したがって、折れ点は少なくても2つあるのが望ましく、3つ以上あるのがなお望ましい。
図8は色差信号階調変換手段6の入出力特性を示す。横軸は入力信号であり、縦軸は出力信号である。図8には3つの入出力特性(d)、(e)、(f)が示されており、その各々は、3つの折れ点を有する折れ線関数で表されるものであり、これにより非線形の変換特性を得ている。
折れ点の位置は例えば座標値を指定することにより変更可能であり、折れ点の位置を変更することで、入出力特性を変更することができる。図8に示された3つの入出力特性はそのように変更が可能であることを示すものであって、変更後の入出力特性の数が3つに限られることを示すものではない。
図示の例では、特性(e)は特性(d)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが高く、特性(f)は特性(d)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが低い。
図8でc1は、補正対象とする色を肌色として、肌色を撮像したときに色差信号階調変換手段5に入力される色差信号CrCbのレベル範囲(入力信号レベル範囲)c1を示す。
図8に示した入出力特性(d)、(e)、(f)は肌色を撮像したときの入力信号レベル範囲c1における出力信号のレベルの変化量が、上記入力信号レベル範囲c1以外における出力信号の変化量よりも大きく、しかも上記入力信号レベル範囲と入力信号レベル範囲外とのつなぎ目の部分が極力不自然にならず、しかもできる限り変化量が小さくなるようにしている。
通常の撮像を行うとき、輝度信号階調変換手段5および色差信号階調変換手段6は一般に撮像装置におけるガンマ補正処理といわれるY=X↑k1(なお、「X↑k1」はXのk1乗を意味する。以下同様。)で表される入出力変換をおこなう。ここで、k1は整数であり、例えば、IEC(International Electrotechnical Commission)61966−2−1では表示側の階調特性を2.2としているため、撮像装置側では0.45(2.2の逆数)という値を用いる。ただし、0.45という値を用いた場合、映像信号の暗部での利得が高くなりS/Nが悪くなるため、一般に民生品では0.45に近い、0.6から0.7程度の値が用いられている。よって、通常の撮像モードでは輝度信号階調変換手段5は図7の特性(b)を選択し、色差信号階調変換手段6は図8の特性(e)を選択している。
次に肌色を「美白」に撮像するときは撮像モード選択手段9から「美白」を撮像するモードを選択するように指示入力される。この撮像モードでは、撮像モード制御手段8は美白に撮像するための制御信号を輝度信号階調変換手段5、色差信号階調変換手段6、及び利得調整手段7へ出力する。輝度信号階調変換手段5は、図7の特性(a)を選択し、色差信号階調変換手段6は図8の特性(f)を選択する。さらに、利得調整手段7は色差信号CrCbの信号レベルが大きくなるようにその利得を変える。人の目に見える色の印象は、彩度(色の飽和度)と色相で大きく変わり、通常彩度が高くなると色が濃く見え、色相が変わると、例えば赤からマジェンタへ、黄色からオレンジへというような変化が起こる。しかし色の印象は彩度と色相だけで決まるものではなく、彩度とそのときの輝度とのバランス(一般にYCバランスと称される)でも大きく見え方が異なる。すなわち、同じ彩度、色相であってもそのときの輝度の値が大きいか小さいかで色の印象は大きく異なる。例えば、肌色の彩度と色相を一定にしたまま輝度を上げると色白に見え、輝度を下げると茶色っぽくなることで、日焼けしたような色に見える。そのため、
輝度信号の階調を肌色の部分が高くなるように変え、色差信号CrCbの階調を肌色の部分の彩度が低くなるように変えることで、肌色の輝度値が上がり彩度が低くなり色白の肌色となる。
なお、色差信号CrCbの信号レベルが色信号の彩度(色の飽和度)を表す。
上記のように、輝度信号階調変換手段5及び色差信号階調変換手段6の入出力特性を変えると、肌色の部分のみの輝度信号及び色差信号のレベルが変わるだけでなく、肌色の信号レベルに近いレベルの信号値も変化し、画像全体にYCバランスがずれて白っぽくなってしまう。そこで、利得調整手段7により色差信号CrCbの信号レベルを大きくすることで画像全体の彩度を調整し、上記のように白っぽくなった画像に補正を加え不自然な印象を与えないようにする。これにより、補正を加えた肌色の箇所の彩度もやや上がるが、色信号階調変換手段6の入出力特性を、肌色の信号レベルにおける出力信号の低下率が最大となるようにし、かつ輝度信号階調変換手段6の入出力特性を、肌色の信号レベルにおける出力信号の上昇率が最大となるようにすることで、画像全体的には不自然さが少なく、顔の肌色のみは色白になるように撮像することができる。
従来技術では美白に撮像する場合に、彩度のみを低くする処理が行われ、画像全体の彩度が下がるという問題があったが、本実施の形態では輝度信号の階調変換特性の変化の方向と色差信号の階調変換特性の変化の方向を異なるものとすることで、(従来技術とは逆に)彩度を高くする処理を行い、画像全体の彩度の低下を抑制し、望ましい肌色を実現することができる。
次に肌色を日焼けした色に撮像するときは撮像モード選択手段9から「日焼けした肌色」を撮像するモードを選択するように指示入力される。この撮像モードでは、撮像モード制御手段8は日焼けした肌色に撮像するための制御信号を輝度信号階調変換手段5、色差信号階調変換手段6、及び利得調整手段7へ出力する。輝度信号階調変換手段5は、図7の特性(c)を選択し、色差信号階調変換手段6は図8の特性(d)を選択する。さらに、利得調整手段7は色差信号CrCb信号の信号レベルが小さくなるようにその利得を変える。
輝度信号の階調を肌色の部分が低くなるように変え、色差信号CrCbの階調を肌色の部分の彩度が高くなるように変えることで、肌色の輝度値が下がり彩度が高くなり日焼けした肌色となる。
上記のように、輝度信号階調変換手段5及び色差信号階調変換手段6の入出力特性を変えると、肌色の部分のみの輝度信号及び色差信号のレベルが変わるだけでなく、肌色の信号レベルに近いレベルの信号値も変化し、画像全体にYCバランスがずれて色が濃く、黒っぽくなってしまう。そこで、利得調整手段7により色差信号CrCbの信号レベルを小さくすることで画像全体の彩度を調整し、上記のように黒っぽくなった画像に補正を加え不自然な印象を与えないようにする。これにより、補正を加えた肌色の箇所の彩度もやや下がるが、色差信号変換手段6の入出力特性換特性を、肌色の信号レベルにおける出力信号の上昇率が最大となるようにし、かつ、輝度信号階調変換手段6のにとを、肌色の信号レベルにおける出力信号の低下率が最大となるようにすることで、画像全体的には不自然さが少なく、顔の肌色のみは日焼けした色になるように撮像することができる。
従来技術では日焼けの肌色に撮像するため彩度のみを高くする処理が行われ、画像全体の彩度が上がるという問題があったが、本実施の形態では輝度信号の階調変換特性の変化の方向と色差信号の階調変換特性の変化の方向を異なるものとすることで、(従来技術とは逆に)彩度を低くする処理を行い、画像全体の彩度の増大を抑制し、望ましい肌色を実現することができる。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2の撮像装置を示す概略構成図である。
図9の撮像装置は慨して図1に示す撮像装置と同じであるが以下の点で異なる。
即ち、図1の単一の色差信号階調変換手段6の代りに第1の色差信号階調変換手段6a及び第2の色差信号階調変換手段6bが設けられ、図1の利得調整手段7の代りに第1の利得調整手段7a及び第2の利得調整手段7bが設けられている。
第1の色差信号階調変換手段6aは第1の色差信号Crの階調変換を行うものであり、折れ線関数で表される入出力特性を有する。この折れ線関数は3つ以上の折れ点を有する。色差信号階調変換6aは、このような入出力特性により非線形変換を行う。
第2の色差信号階調変換手段6bは第2の色差信号Cbの階調変換を行うものであり、折れ線関数で表される入出力特性を有する。この折れ線関数は3つ以上の折れ点を有する。色差信号階調変換6bは、このような入出力特性により非線形変換を行う。
第1の利得調整手段7aは、第1の色差信号階調変換手段6aの出力に対し、調整可能な利得によりその彩度(色の飽和度)の調整を行う。
第2の利得調整手段7bは、第2の色差信号階調変換手段6bの出力に対し、調整可能な利得によりその彩度(色の飽和度)の調整を行う。
撮像モード制御手段8は、撮像モード選択手段9からの選択信号に応じて、輝度信号階調変換手段5、第1の色差信号階調変換手段6a、及び第2の色差信号階調変換手段6bに制御信号を送り、それらの入出力特性(階調変換特性)を制御する。
撮像モード制御手段8はまた、第1及び第2の利得調整手段7a及び7bに制御信号を送りそれらの利得を制御する。
以上のように第1の色差信号Crと第2の色差信号Cbに対して別個の階調変換手段及び利得調整手段を設けることにより、2つの色差信号Cr、Cbの階調変換特性及び利得を独立して調整できるようになっている。
図10に第1の色差信号階調変換手段6aの入出力特性の一例を、図11に第2の色差信号階調変換手段6bの入出力特性の一例を示す。
これらはそれぞれ図8に示す入出力特性と同様、折れ線関数で表されるものであり、座標値を指定することで、変更可能である。
図10には、3つの特性(g)、(h)、(i)が示され、図示の例では、特性(g)は特性(h)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが高く、特性(i)は特性(h)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが低い。
図11には、3つの特性(j)、(k)、(l)が示され、図示の例では、特性(j)は特性(k)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが高く、特性(l)は特性(k)よりも、概して入力信号に対する出力信号のレベルが低い。
通常の撮像時は、実施の形態1と同様、ガンマ補正特性となるように第1の色差信号階調変換手段6aは図10中(h)の特性を、第2の色差信号階調変換手段6bは図11中の特性(k)を選択している。なお、図示の例では、特性(h)と特性(k)の特性はほぼ同一である。
図10でcr1は肌色を撮像したときに第1の色差信号階調変換手段6aに入力される第1の色差信号Crのレベル範囲(入力信号レベル範囲)を示すものであり、図11でcb1は同じく肌色を撮像したときに第2の色差信号階調変換手段6bに入力される第2の色差信号Cbのレベル範囲(入力信号レベル範囲)を示すものであり、図10の入力信号レベル範囲cr1は、図11の入力信号レベル範囲cb1よりも高い。
図10に示した入出力特性(g)、(h)、(i)は肌色を撮像したときの第1の色差信号Crの入力信号レベル範囲cr1における出力信号レベルの変化量が、上記入力信号レベル範囲cr1以外における出力信号レベルの変化量よりも大きく、しかも上記入力信号レベル範囲cr1と入力信号レベル範囲cr1外とのつなぎ目の部分が極力不自然にならず、しかもできる限り変化量が小さくなるようにしている。
同様に、図11に示した入出力特性(j)、(k)、(l)は肌色を撮像したときの第2の色差信号Cbの入力信号レベル範囲cb1における出力信号レベルの変化量が、上記入力信号レベル範囲cb1以外における出力信号レベルの変化量よりも大きく、しかも上記入力信号レベル範囲cb1と入力信号レベル範囲cb1外とのつなぎ目の部分が極力不自然にならず、しかもできる限り変化量が小さくなるようにしている。
実施の形態2の輝度信号階調変換手段5の動作は実施の形態1と同じである。利得調整手段7a、7bは実施の形態1の利得調整手段7と同様に動作する。以下に「美白」に撮像するときや「日焼けした肌の色」に撮像するときの色差信号階調変換手段6a、6b、利得調整手段7a、7bの動作を説明する。
肌色を「美白」に撮像するときは撮像モード選択手段9から「美白」を撮像するモードを選択するように指示入力される。この撮像モードでは、撮像モード制御手段8は美白に撮像するための制御信号を輝度信号階調変換手段5、第1の色差信号階調変換手段6aおよび第1の色差信号階調変換手段6bへ出力する。輝度信号階調変換手段5は、実施の形態1と同様に図7の特性(a)を選択し、第1の色差信号階調変換手段6aは図10の特性(i)を選択し、第2の色差信号階調変換手段6bは図11の特性(l)を選択する。
一方、肌色を日焼けした色に撮像するときは撮像モード選択手段9から「日焼けした肌色」を撮像するモードを選択するように指示入力される。この撮像モードでは、撮像モード制御手段8は日焼けした肌色に撮像するための制御信号を輝度信号階調変換手段5、第1の色差信号階調変換手段6aおよび第1の色差信号階調変換手段6bへ出力する。輝度信号階調変換手段5は、実施の形態1と同様に図7の特性(c)を選択し、第1の色差信号階調変換手段6aは図10の特性(g)を選択し、第2の色差信号階調変換手段6bは図11の特性(j)を選択する。
このように、第1及び第2の色差信号CrおよびCbを補正対象とする色の値毎に独立した階調変換特性を設けることでより精度の高い補正を行うことができる。
実施の形態1や実施の形態2による撮像の結果を図12(a)及び図12(b)に概念的に示す。
図12(a)は通常の撮像を行ったときの人物の撮像結果であり、図12(b)は肌色を美白に撮像したときの撮像結果であり、顔の部分の肌色が図12(a)に比べ明るくなっている一方、他の部分は図12(a)と略同じである。図12(c)は日焼けした肌色に撮像したときの撮像結果であり、顔の部分の肌色が図12(a)に比べ暗くなっている一方、他の部分は図12(a)と略同じである。
実施の形態3.
図13はこの発明の実施の形態3の撮像装置を示す概略構成図である。
図13の撮像装置は概して図1に示す撮像装置と同じであるが以下の点で異なる。
即ち、図1の構成要素に加え、重み付け制御手段41、積算手段42、露出演算手段43、及びタイミングジェネレータ44を備えている。
重み付け制御手段41は画面を複数の領域に分割し、領域毎の重み付け情報を生成し、これにより積算手段42を制御する。例えば領域毎の重み付け係数を積算手段42に供給する。
積算手段42は、色信号生成手段1から出力されたR、G、Bの色信号、例えばDC再生手段14から出力されたR、G、Bの色信号Ra、Ga、Baを、1画面以上積算する。この積算に当たり、重み付け制御手段41による制御の下で領域毎の重み付けを行う。積算手段42は、積算結果をR、G、B信号の積算値ΣRa、ΣGa、ΣBaを求める。
露出制御手段43は、積算手段42から供給されたR、G、B信号の積算値ΣRa、ΣGa、ΣBaが一定になるように撮像装置の露出制御を行う。
タイミングジェネレータ44は、露出制御手段43の出力によって制御され、色信号生成手段1の撮像手段11(図2)、特に撮像素子22(図3)(図13には、色信号生成手段1内の撮像素子22が示されている一方、色信号生成手段1内の他の構成要素の図示は省略されている)に印加される駆動パルスのタイミングを変えることにより電荷蓄積時間を制御するもので、これにより撮像手段11から出力される信号レベルを調整する。
色信号生成手段1から出力されたR、G、B信号Ra、Ga、Baは積算手段42によって、1画面以上積算され、積算値ΣRa、ΣGa、ΣBaが露出制御手段43へ送られ、露出制御手段43からこれに応じた制御信号がタイミングジェネレータ44に供給され、これにより、積算値ΣRa、ΣGa、ΣBaが一定になるように撮像装置の露出制御が行われる。露出制御はタイミングジェネレータ44による駆動パルスの発生タイミングの変更により行われる。
上記の説明では、色信号生成手段1から出力されるR、G、B信号Ra、Ga、Baを積算することとしているが、積算手段42内で、R、G、B信号Ra、Ga、Baから輝度信号Yを例えば
Y=k1×Ra+k2×Ga+k3×Ba
(k1、k2、k3は所定の係数)
によって求め、求められた輝度信号Yを積算することとしても良い。また、G信号だけを輝度信号Yの代わりとして積算してもよい。
上記のように、重み付け制御手段41は積算手段42が画像1面を積算するときに、画面上の領域毎の重み付けを行う。図14にその画面の分割の一例を示す。図14では1画面を縦3行、横3列のZ11〜Z33の9つの領域に分割している。重み付け制御手段41は図14に示した画面分割を行い、それぞれの領域Z11〜Z33に重み付けをおこない、積算手段42は重み付け係数を出力する。
撮像モード制御手段8は肌色を「美白」または「日焼けした肌色」に撮像するとき、実施の形態1で示したように輝度信号階調変換手段5、色差信号階調変換手段6、利得調整手段7へ制御信号を出力し、それぞれの手段が実施の形態1で述べた動作を行う。
一方、撮像モード制御手段8は重み付け制御手段41へも制御信号を出力する。重み付け制御手段41は図14に示した領域Z11〜Z33において、撮像する際に人の顔が位置する確率の高い領域の信号により大きな重み付けを行う。例えば、図12に示す例のように、画面の横方向の中央でかつ縦方向の中央乃至は上側の領域、即ち図14の領域Z12、Z22に顔を位置させて撮像することが多い。そこで、領域Z12、Z22の信号により大きな重み付けを行う。例えば、他の領域に対してw倍(例えばw=2)の重み付けを行う。この場合、積算手段42による積算値をR信号Raについて示すと以下の通りである。
ΣRa=ΣR11+wΣR12+ΣR13
+ΣR21+wΣR22+ΣR23
+ΣR31+ΣR32+ΣR33
ここで、ΣR11、ΣR12、ΣR13、ΣR21、ΣR22、ΣR23、ΣR31、ΣR32、ΣR33はそれぞれ領域Z11、Z12、Z13、Z21、Z22、Z23、Z31、Z32、Z33におけるR信号の積算である。
なお、上記のように領域毎に重み付けを設定するのではなく、各画素についてその位置に応じた重み付けを行うようにしても良い。
このように人の顔が位置する領域の重み付けを大きくすることで、補正対象とする肌色領域の信号レベルが一定となり、階調変換手段により適切に肌色の補正が加わりやすく、精度の高い撮像を行うことができる。
実施の形態4.
図15はこの発明の実施の形態4の撮像装置を示す概略構成図である。図15の撮像装置は概して図13に示す撮像装置と同じであるが以下の点で異なる。即ち、図13の構成要素のうち、タイミングジェネレータ44が設けられておらず、代わりに色信号生成手段1内に絞り45と絞り駆動手段46とが設けられている。図15には、色信号生成手段1内の絞り45が、光学系21、撮像素子22とともに示されている一方、色信号生成手段1内の他の構成要素の図示は省略されている。
重み付け制御手段41、積算手段42、露出制御手段43の動作は実施の形態3と同じである。実施の形態4が実施の形態3と異なるのは、露出制御がタイミングジェネレータ44によってではなく、絞り45によって行われることである。即ち、積算手段42から供給されたR、G、B信号の積算値ΣRa、ΣGa、ΣBaが一定になるように撮像装置の露出制御を行うための制御信号が、絞り駆動手段46に供給され、制御信号に従って絞り45が駆動され、これにより、積算値ΣRa、ΣGa、ΣBaが一定になるように撮像装置の露出制御が行われる。
なお、絞り45、絞り駆動手段46及びタイミングジェネレータ44をすべて設けておき、絞り駆動手段46による絞り45の駆動とタイミングジェネレータ44による駆動パルスの発生タイミングの変更との双方によって露出制御を行うようにしても良い。
以上実施の形態1乃至4では肌色が補正対象色であるが、本発明は、補正対象色が肌色以外に場合にも適用可能である。
実施の形態5.
実施の形態1乃至4の撮像装置は、動画や静止画を撮像するビデオカメラ、カメラ一体型VTR、デジタルスチルカメラ、PCカメラ、携帯電話および携帯端末機に内蔵されるデジタルスチルカメラに適用することができる。以下デジタルスチルカメラに適用した場合の構成を、図16を参照して説明する。
図16に示すように、このデジタルカメラは、図1に示した撮像装置を構成する各要素のうち、色信号生成手段1の代わりに色信号生成手段50を備え、さらにシャッタボタン52、シャッタ駆動手段53、表示駆動手段54、モニタ55、画像圧縮手段56、及び書き込み手段57を付加したものである。
シャッタ駆動手段53は、シャッタボタン52の操作に応じて色信号生成手段1内のシャッタを駆動する。ここでは、シャッターが機械的シャッター51(図16には色信号生成手段50内のシャッター51が光学系21及び撮像素子22とともに示されている一方、色信号生成手段50内の他の構成要素の図示は省略されている。)である場合を想定している。
シャッタが電子シャッタで構成される場合、シャッター駆動手段53と(例えば図15に示されるごとき)タイミングジェネレータとが一体に構成され、両者の機能を兼ね備えた回路が用いられる。
表示駆動手段54は、輝度信号階調変換手段5及び利得調整手段8の出力を受けてビューファインダーとしてのモニタ55に画像を表示させる。
モニタ55は、例えば液晶表示装置で構成され、表示駆動手段54に駆動されて、色信号生成手段50内の撮像手段で撮像されている画像を表示する。
画像圧縮手段56は、輝度信号階調変換手段5及び利得調整手段8の出力を受けて例えばJPEGに準拠した画像圧縮を行なう。
書き込み手段57は、画像圧縮手段56で圧縮されたデータを記録媒体58に書き込む。
撮像装置を動画撮影に用いて、画像データを図示しない機器に伝送する場合、輝度色差信号生成手段の出力をエンコードしてNTSC信号を生成して出力する。
この発明の実施の形態1の撮像装置を示すブロック図である。 図1の撮像装置の色信号生成手段の構成を示すブロック図である。 図2の撮像手段の構成を示す図である。 図1のホワイトバランス手段の構成を示すブロック図である。 9種類の肌色の分光反射率を示す図である。 図5の9種類の肌色のうちの6種類について分光反射率の数値を示す図である。 図1の輝度信号階調変換手段の入出力特性を示す図である。 図1の色差信号階調変換手段の入出力特性を示す図である。 この発明の実施の形態2の撮像装置を示すブロック図である。 図9の第1の色差信号階調変換手段の入出力特性を示す図である。 第2の色差信号階調変換手段の入出力特性を示す図である。 実施の形態1、実施の形態2による撮像の結果を示す図である。 この発明の実施の形態3の撮像装置を示すブロック図である。 画面の複数の領域への分割を示す図である。 この発明の実施の形態3の撮像装置を示すブロック図である。 図1の撮像装置を備えたデジタルスチルカメラを示すブロック図である。
符号の説明
1 色信号生成手段、 3 ホワイトバランス手段、 4 輝度色差信号生成手段、 5 輝度信号階調変換手段、 6 色差信号階調変換手段、 7 利得調整手段、 8 撮像モード制御手段、 10 撮像モード選択手段、 11 撮像手段、 12 増幅手段、 13 ADC、 14 DC再生手段、 21 光学系、 22 撮像素子、 23 フィルタ、 31r、31g、31b 増幅手段、 32r、32g、32b 積算手段、 33 利得調整手段、 41 重み付け制御手段、 42 積算手段、 43 露出制御手段、 44 タイミングジェネレータ、 45 絞り、 46 絞り駆動手段。

Claims (8)

  1. 特定の色を補正することができる撮像装置において、
    入射光を受けて、入射光を少なくとも3つの色成分に分離し、上記少なくとも3つの色成分に対応する色信号を出力する色信号生成手段と、
    前記色信号を受けて輝度信号と色差信号とを生成する輝度色差信号生成手段と、
    前記輝度色差信号生成手段が出力する輝度信号を受けて階調変換を行う輝度信号階調変換手段と、
    前記輝度色差信号生成手段が出力する色差信号を受けて階調変換を行う色差信号階調変換手段と、
    前記色差信号階調変換手段の出力を受けて調整可能な利得で増幅して出力する利得調整手段と
    を有し、
    前記輝度信号階調変換手段は、補正対象色を撮像したときに、前記輝度信号階調変換手段に入力される輝度信号のレベル範囲における出力信号の変化量が前記レベル範囲外における出力信号の変化量よりも大きくなるようにその入出力特性を変化させることができ、
    前記色差信号階調変換手段は、補正対象色を撮像したときに、前記色差信号階調変換手段に入力される色差信号のレベル範囲における出力信号の変化量が前記レベル範囲外における出力信号の変化量よりも大きくなるようにその入出力特性を変化させることができ、
    前記色差信号階調変換手段がその入出力特性を変化させたとき、前記利得調整手段は、前記色差信号階調変換手段における入出力特性の変化による前記色差信号階調変換手段の出力信号の変化とは逆の方向にその出力信号が変化するように前記利得を調整する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正対象色を指定する選択入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正対象色が肌色であって、第1の補正撮像モードにおいて、
    前記輝度信号階調変換手段は、人の肌色を撮像したときに前記輝度信号階調変換手段に入力される輝度信号のレベル範囲における出力信号が、通常撮像時に比べて、より大きくなるように入出力特性を変更し、
    前記色差信号階調変換手段は、人の肌色を撮像したときに前記色差信号階調変換手段に入力される色差信号のレベル範囲における出力信号が、通常撮像時に比べて、より小さくなるように入出力特性を変更し、
    上記利得調整手段は前記利得を大きくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記補正対象色が肌色であって、第2の補正撮像モードにおいて、
    前記輝度信号階調変換手段は、人の肌色を撮像したときに前記輝度信号階調変換手段に入力される輝度信号のレベル範囲における出力信号が、通常撮像時に比べて、より小さくなるように入出力特性を変更し、
    前記色差信号階調変換手段は、人の肌色を撮像したときに前記色差信号階調変換手段に入力される色差信号のレベル範囲における出力信号が、通常撮像時に比べて、より大きくなるように入出力特性を変更し、
    上記利得調整手段は色差信号に対する前記利得を小さくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 特定の色を補正する補正撮像モードにおいて、
    前記輝度信号階調変換手段は、補正対象色を撮像したときに、前記輝度信号階調変換手段に入力される輝度信号のレベル範囲における出力信号の変化量が前記レベル範囲外における出力信号の変化量よりも大きくなるようにその入出力特性を変化させ、
    前記色差信号階調変換手段は、補正対象色を撮像したときに、前記色差信号階調変換手段入力される色差信号のレベル範囲における出力信号の変化量が前記レベル範囲外における出力信号の変化量よりも大きくなるようにその入出力特性を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記色信号生成手段から出力される前記色信号の少なくとも一つ、又は前記色信号を変換することによって得られる輝度信号を、画面全体に亘って積算して積算値を求める積算手段と、
    前記積算手段による積算に際し、画面の位置に応じて異なる重み付けを行うよう制御する重み付け制御手段と、
    前記積算手段の出力に応じて、前記色信号生成手段に露出制御信号を供給する露出制御手段とをさらに備え、
    前記色信号生成手段は、前記露出制御信号に応じて、出力される色信号のレベルを調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記重み付け制御手段は、人物を撮像するときに、人の顔が位置する可能性の高い画面上の領域の重み付けを他の領域よりも大きくすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される画像データを記録媒体に書き込む手段とを備えた
    カメラ。
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