JP2005339436A - 電子機器および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常の発生時に外部からリセットが指示するようにされる1つ以上のマイクロコンピュータにおいて、異常を的確に把握して対応できるようにする。
【解決手段】電源の投入時においては、システムマイコン1において、必ずパワーオンイベント情報を生成してデバイス制御マイコン2に供給する。また、システムの状態を通知するためのパワーオンを示すパワーオンステータス情報は、通常通りに、適宜のタイミングにおいてデバイス制御マイコン2に送信する。デバイス制御マイコン2のリセット時においては、パワーオンを示すパワーオンステータス情報は存在するが、パワーオンイベント情報は存在しないので、異常発生のために、リセットがかけられたことをデバイス制御マイコン2自身が検知して、対処できるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】電源の投入時においては、システムマイコン1において、必ずパワーオンイベント情報を生成してデバイス制御マイコン2に供給する。また、システムの状態を通知するためのパワーオンを示すパワーオンステータス情報は、通常通りに、適宜のタイミングにおいてデバイス制御マイコン2に送信する。デバイス制御マイコン2のリセット時においては、パワーオンを示すパワーオンステータス情報は存在するが、パワーオンイベント情報は存在しないので、異常発生のために、リセットがかけられたことをデバイス制御マイコン2自身が検知して、対処できるようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、テレビ受像機やゲーム機などの種々の電子機器であって、複数のマイクロコンピュータが搭載された電子機器および当該電子機器で用いられる制御方法に関する。
例えば、メインマイクロコンピュータとサブマイクロコンピュータとを搭載するというように、複数のマイクロコンピュータが搭載され、一方のマイクロコンピュータに障害が発生した場合には、当該一方のマイクロコンピュータが復旧するまでの間、当該一方のマイクロコンピュータが行うべき処理を他方のマイクロコンピュータが行うというように、いわゆるバックアップ機能を備えた電子機器が提供されている。
例えば、後に記す特許文献1には、異常が発生したCPU(Central Processing Unit)を正常なCPUでリセットするために両CPU間を直接接続することなく、異常が発生したCPUをリセットして復旧を試みる間、制御対象の運転制御を継続できるようにしたインバータ装置に関する技術が記載されている。この技術を用いることにより、信頼性の高いインバータ装置を実現することができる。
特開平11−289772号公報
ところで、機能の多様化、高性能化に伴って、例えば、テレビ受像機などの電子機器の中にも、複数のマイクロコンピュータを搭載し、それらの複数のマイクロコンピュータが処理や制御する回路部分を分担することにより、各種の機能を迅速かつ確実に実現できるように構成したものが提供されるようになってきている。
また、テレビ受像機などの電子機器に搭載されるマイクロコンピュータも、従来のように比較的に小型のCPUと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリーなどを備えたいわゆるワンチップマイコンではなく、処理能力が高い大型のCPUを有するとともに、複数の接続ポートを備え、外部に設けられる比較的に記憶容量の大きなROM、RAM、不揮発性メモリーなどを利用する規模の大きなものが用いられるようになると考えられる。
この場合、内部にメモリーを備えた従来のいわゆるワンチップマイコンのように、内部にリセット機能を持たせることはできないので、例えば、上述した特許文献1に記載されたインバータ装置のように、マイクロコンピュータの外部にリセット回路を設けることになる。
しかし、この場合、雷や静電気などの予期しない何らかの要因によってマイクロコンピュータに異常が発生した場合において、当該マイクロコンピュータは外部から強制的にリセットがかけられてしまうために、当該マイクロコンピュータ自身が異常の発生を認識することができない。このため、異常が発生してもその発生タイミングや発生回数などを知ることができず、十分な対応を取ることができない場合が発生すると考えられる。
以上のことにかんがみ、この発明は、異常の発生時に外部からリセットが指示するようにされる1つ以上のマイクロコンピュータが搭載される電子機器において、マイクロコンピュータに発生する異常を的確に把握して対応可能な信頼性の高い電子機器およびこの電子機器で用いられる制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の電子機器は、
ホストマイクロコンピュータと、前記ホストマイクロコンピュータにより制御される1つ以上のスレーブマイクロコンピュータと、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対してリセット処理を行わせるためのリセット手段とを備えた電子機器であって、
前記ホストコンピュータは、
電源の投入タイミングのみにおいて、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して起動を指示する起動イベント情報を生成して提供する起動イベント情報生成手段と、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して動作状態を通知するためのステータス情報を生成して提供するステータス情報生成手段と
を備え、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータは、
起動動作を行う場合に、前記ステータス情報によって動作していることが通知されているにもかかわらず、前記ホストマイクロコンピュータからの前記起動イベント情報により起動が指示されていない場合を異常の発生として検出する検出手段
を備えることを特徴とする。
ホストマイクロコンピュータと、前記ホストマイクロコンピュータにより制御される1つ以上のスレーブマイクロコンピュータと、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対してリセット処理を行わせるためのリセット手段とを備えた電子機器であって、
前記ホストコンピュータは、
電源の投入タイミングのみにおいて、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して起動を指示する起動イベント情報を生成して提供する起動イベント情報生成手段と、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して動作状態を通知するためのステータス情報を生成して提供するステータス情報生成手段と
を備え、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータは、
起動動作を行う場合に、前記ステータス情報によって動作していることが通知されているにもかかわらず、前記ホストマイクロコンピュータからの前記起動イベント情報により起動が指示されていない場合を異常の発生として検出する検出手段
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の電子機器によれば、電源の投入時においては、起動イベント情報生成手段により、必ず起動イベント情報が生成され、スレーブマイクロコンピュータに供給されるとともに、ステータス情報生成手段により「起動」を示すステータス情報が生成されて、スレーブマイクロコンピュータに供給される。
一方、スレーブマイクロコンピュータのリセット時においては、ステータス情報生成手段により「起動」を示すステータス情報が生成されて、スレーブマイクロコンピュータに供給される。起動イベント情報は、電源の投入時にしか生成されないので、リセット時において、起動イベント情報がスレーブマイクロコンピュータに供されることない。
そして、検出手段により、起動イベント情報と「起動」を示すステータス情報とが存在する場合には電源の投入と、また、「起動」を示すステータス情報のみが存在し、起動イベント情報が存在しない場合には、異常が発生し、リセット(電源投入直後の状態に戻す処理)がかけられたと検出することができるようにされる。そして、リセット処理が行われたこと、すなわち、異常が発生したことを検出した場合には、これに対応するための処理を行うことができるようにされる。
また、請求項2に記載の発明の電子機器は、請求項1に記載の電子機器であって、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータは、
前記検出手段により異常の発生が検出された場合に、異常の発生についての履歴情報を取得して処理する履歴処理手段
を備えることを特徴とする。
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータは、
前記検出手段により異常の発生が検出された場合に、異常の発生についての履歴情報を取得して処理する履歴処理手段
を備えることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明の電子機器によれば、異常が発生することによりリセットがかけられるようにされたスレーブマイクロコンピュータにおいては、異常の発生についての履歴、例えば、異常の発生回数、発生時間、発生時の処理状態などの情報を取得して、外部の不揮発性メモリーに記録するなどの処理を行うことができるようにされる。
これにより、異常の発生についての履歴情報を用いて、異常の発生について解析を行い、適切な対応を取るなどのことができるようにされる。したがって、信頼性の高い電子機器を構成し、これを提供することができるようにされる。
この発明によれば、機器に搭載されるマイクロコンピュータの異常の発生を当該マイクロコンピュータが認識することができるようになり、適切な対応を取ることができる。特に、異常の発生に関する履歴(異常の発生履歴)を残すことができるので、異常動作の発生状況を認識し対策を行うことによって、システム(マイクロコンピュータが搭載された電子機器)の信頼性を向上させることができる。
また、この発明にかかる方法を用いれば、ソフトウェア制御によって発明の効果を得られる。すなわち、ハードウェアを追加することなく、ソフトウェアによって対応することができるので、マイクロコンピュータが搭載される電子機器のコストの上昇を招くなどのこともない。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、例えば、この発明をテレビ受像機(テレビセット)に搭載されたマイクロコンピュータシステム(以下、マイコンシステムと言う。)に適用した場合を例にして説明する。
[マイコンシステムの概要]
図1は、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムの構成例を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態のテレビセットに搭載されるマイコンシステムは、システムマイクロコンピュータ(以下、システムマイコンという、)1、デバイス制御マイクロコンピュータ(以下、デバイス制御マイコンという。)2、フラッシュメモリー3、リセット回路4、制御デバイス5、6、7を備えたものである。
図1は、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムの構成例を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態のテレビセットに搭載されるマイコンシステムは、システムマイクロコンピュータ(以下、システムマイコンという、)1、デバイス制御マイクロコンピュータ(以下、デバイス制御マイコンという。)2、フラッシュメモリー3、リセット回路4、制御デバイス5、6、7を備えたものである。
システムマイコン1は、このテレビセットのホストマイクロコンピュータであり、電源制御機能や、リモートコマンダ(以下、リモコンと略称する。)やキー操作部を通じてのユーザーからの指示入力を受け付けたりするユーザーインターフェースとしての機能などを実現し、テレビセット全体の動作を管理するものである。
デバイス制御マイコン2は、このテレビセットのスレーブマイクロコンピュータであり、このテレビセットの各種機能を実現するための制御デバイス5、6、7のそれぞれを制御するためのものである。このデバイス制御マイコン2は、処理能力が高い高性能のCPUを備え、外部のメモリーをアクセスする構成とされたものである。
フラッシュメモリー3は、デバイス制御マイコン2において用いられるプログラムやデータ、またパラメータや各種の設定情報、あるいは種々の履歴情報などを記憶保持するものである。また、リセット回路4は、内部にリセット機能を持っていないデバイス制御マイコン2からの出力信号に基づいて、デバイス制御マイコン2において異常が発生した場合を検出して、異常を発生させたデバイス制御マイコン2に対して外部からリセットをかけるようにするためのものである。
制御デバイス5、6、7のそれぞれは、上述のデバイス制御マイコン2からの制御に応じて、例えば、画質調整機能、多画面機能、音質調整機能などのテレビセットとしての機能を実現させるためのものである。
そして、図1に示したように、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間は、必要な情報をやり取りすることができるように通信バスで接続され、デバイス制御マイコン2と各制御デバイス5、6、7、およびリセット回路4との間も、デバイス制御マイコン2が各制御デバイス5、6、7やリセット回路4に対して制御に必要なデータの設定を行うことができるようにするなどのために通信バスで接続している。
さらに、デバイス制御マイコン2の出力ポートとリセットポートとを通じてリセット回路4が接続される。そして、詳しくは後述もするが、リセット回路4は、デバイス制御マイコン2の出力ポートを通じて、監視対象の信号の供給を受け、この監視対象の信号の変化に基づいて異常の発生を検出し、異常の発生を検出した場合には、リセット信号を検出し、これをデバイス制御マイコン2のリセットポートを通じて供給することにより、デバイス制御マイコン2をリセット(電源投入直後の状態(最初の状態)に)することができるようにしている。
そして、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムは、ユーザーによってリモコンやキー操作部が操作され、電源が投入するようにされた場合には、システムマイコン1は、各部に電源を供給するように制御するとともに、システムマイコン1がデバイス制御マイコン2を初期リセット(起動時において行われるリセット処理)するようにするとともに、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間で、詳しくは後述もするように、所定の情報の送受を行って、テレビセットを動作させるようにする。
そして、上述のように、この実施の形態のテレビセットに電源が投入された後、停電が発生した場合のテレビセット全体がダウンするわけではないが、例えば、雷や静電気などの影響により極短い時間に生じたいわゆるサージ電流などの影響を受けて、デバイス制御マイコン2だけに異常が発生し、正常な動作ができなくなった場合に、これをリセット回路4が検出し、デバイス制御マイコン2に対してリセットをかけて、デバイス制御マイコン2の動作を正常な状態に戻すことができるようにしていうる。
なお、デバイス制御マイコン2においての異常発生の検出は、上述もしたように、デバイス制御マイコン2の出力ポートからの監視対象の信号を監視することにより行うようにしている。具体的には、デバイス制御マイコン2は、監視対象の信号として所定周期のクロック信号を形成して、これを常時、出力ポートを通じてリセット回路4に供給する。
デバイス制御マイコン2からリセット回路4に供給されるクロック信号の周期は、デバイス制御マイコン2が正常時の値をリセット回路4に通信バス制御によって設定しておく。そして、通常時においては、デバイス制御マイコン2は、リセット回路4に設定された周期で監視対象の信号(監視用のクロック信号)を形成し、これをリセット回路4に供給する。
そして、デバイス制御マイコン2が何らかの影響を受けて正常に動作しなくなり、監視用のクロック信号が、ハイレベル(High Level)のまま、あるいは、ローレベル(Low Level)のままなどのように、設定されたクロック周期と異なるクロック周期となった場合に、リセット回路4は、デバイス制御マイコン2において異常が発生したと判断し、リセット信号を形成して、これをデバイス制御マイコンのリセットポートを通じて、デバイス制御マイコン2に供給する。これにより、デバイス制御マイコン2は強制的にリセットがかけられる。
このように、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムは、ホストマイコンとしてシステムマイコン1を備え、このシステムマイコンによって制御されるスレーブマイコンとしてデバイス制御マイコン2を備えるものである。そして、上述したように、デバイス制御マイコン2は、処理能力の高いCPUを備え、外部のメモリーをアクセスする構成とされているため、デバイス制御マイコン2自身はリセット機能を備えていない。このため、デバイス制御マイコン2の外部にリセット回路4が設けられ、リセット回路4においてデバイス制御マイコン2の異常の発生を検出し、外部からリセットをかけられるようにしている。
[システムマイコン1の構成例]
次に、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるシステムマイコン1の構成例について説明する。図2は、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるシステムマイコン1の構成例を説明するためのブロック図である。図2に示すように、システムマイコン1は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリーやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの不揮発性メモリー104がCPUバス105を通じて構成された制御部100を有するものである。
次に、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるシステムマイコン1の構成例について説明する。図2は、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるシステムマイコン1の構成例を説明するためのブロック図である。図2に示すように、システムマイコン1は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリーやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの不揮発性メモリー104がCPUバス105を通じて構成された制御部100を有するものである。
制御部100には、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)111を通じてキー操作部112が接続されるとともに、リモコンインターフェース(以下、リモコンI/Fと略称する。)113を通じて、リモコン信号受光部114が接続されている。
キー操作部112は、電源のオン/オフキー、音量のアップ/ダウンキー、選局チャンネルのアップ/ダウンキー、いくつかのファンクションキーなどを備え、ユーザーからの操作入力を受け付けて、これをキーI/F111を通じて制御部100に供給するようにすることができるものである。
リモコン信号受光部114は、リモコン10からの赤外線のリモコン信号を受光し、これを電気信号に変換し、リモコンI/F113を通じて制御部100に供給することができるようにされる。リモコン10は、電源のオン/オフキー、音量のアップ/ダウンキー、選局チャンネルのアップ/ダウンキー、種々のファンクションキーなど備え、操作されたキーに応じたリモコン信号を形成し、これを送出することができるものである。
これらキー操作部112、あるいは、リモコン10およびリモコン信号受光部114を通じて、ユーザーからの操作入力を受け付けて、制御部100に供給することがっできるようにしている。
また、制御部100には、通信バスを通じて情報の送信あるいは受信を行うための通信部(通信インターフェース)115が接続されている。これにより、制御部100は、ユーザーからの指示に応じた制御信号や設定情報などを形成し、これを通信部115を通じて関係する回路部分に供給することにより、その回路部分の動作を制御したり、処理に用いる値を設定したりすることができるようにしている。
さらに、この実施の形態のシステムマイコン1は、パワーオンイベント情報生成部116、パワーオンステータス情報生成部117を備えている。パワーオンイベント情報生成部116は、キー操作部112、あるいは、リモコン信号受光部114を通じて電源投入指示を受付場合に、電源の投入が指示され、起動するようにされたことを通知するためのパワーオンイベント情報(起動イベント情報)を形成し、これを通信部115を通じてデバイス制御マイコン2に提供することができるようにしている。
また、パワーオンステータス情報生成部117は、テレビセットの動作状態を通知するためのパワーオンステータス情報(ステータス情報)を生成して、これを通信部115を通じてデバイス制御マイコン2に供給することができるようにしている。
これらパワーオンイベント情報とパワーオンステータス情報とにより、詳しくは後述もするように、デバイス制御マイコン2が起動処理を行う場合に、電源投入直後の起動処理なのか、リセット処理が発生したための立ち上げ処理なのかを区別することができるようにしている。
なお、図2に示したパワーオンイベント情報生成部116と、パワーオンステータス情報生成部117とのそれぞれは、単に、パワーオンイベント情報やパワーオンステータス情報を生成して、デバイス制御マイコンに通知する処理を行うのではなく、後述もするように、デバイス制御マイコン2からの情報をチェックし、デバイス制御マイコン2が起動中か否か、あるいは、デバイス制御マイコン2が、データの受信が可能な状態にあるかをチェックし、確実に情報をデバイス制御マイコン2に提供したり、適宜のタイミングでステータス情報を適用したりすることができるようにしている。
また、図2に示したパワーオンイベント情報生成部116と、パワーオンステータス情報生成部117とのそれぞれは、制御部100のCPU101において実行されるソフトウェア(プログラム)によっても、その機能を実現することができる。
また、この実施の形態において、システムマイコン1は、内部にROM102、RAM103、不揮発性メモリー104を備えるものとして説明したが、これに限るものではなく、外部のメモリーを用いるように構成することももちろん可能である。
[デバイス制御マイコン2の構成例]
次に、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるデバイス制御マイコン2の構成例について説明する。図3は、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるデバイス制御マイコン2の構成例を説明するためのブロック図である。
次に、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるデバイス制御マイコン2の構成例について説明する。図3は、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムで用いられるデバイス制御マイコン2の構成例を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、デバイス制御マイコン2は、CPU201を備え、メモリーポート202、204、接続端203、205、出力ポート211、出力端212、リセットポート213、入力ポート214が接続された制御部200を備えている。この制御部200には、図3に示すように、CPUバス206を通じて、通信部215が接続されているとともに、状態通知情報生成部221、返信情報生成部222、異常状態検出部223、異常状態履歴処理部224の各部が接続されている。
デバイス制御マイコン2のCPU201は、制御デバイス5、6、7を制御するために、種々の複雑な処理を担当するものであり、CPUとしては処理能力が高く比較的に大規模なものである。このため、いわゆるワンチップマイコンのように、ROMやRAMなどのメモリーは内蔵せずに、メモリーポート202と接続端203、あるいは、メモリーポート204と接続端205を通じて外部メモリーを接続することができるようにしている。
この実施の形態のデバイス制御マイコン2には、例えば、メモリーポート202と接続端203とを通じて、図1にも示したようにフラッシュメモリー3が接続され、このフラッシュメモリー3に対してアクセス(書き込み/読み出し)を行うことができるようにしている。
なお、必要に応じて、例えば、メモリーポート202とメモリーポート204とに異なるメモリー、例えば、フラッシュメモリーとRAMとを別々に接続して、そのそれぞれを利用することももちろん可能である。
そして、図1を用いて説明したように、出力ポート211および出力端212と、リセットポート213および入力端214とには、リセット回路4が接続される。そして、上述もしたように、出力ポート211、出力端212を通じて、監視用のクロック信号がデバイス制御マイコン2からリセット回路4に供給されて、異常の発生の検出のための監視が行われる。そして、異常が検出された場合には、リセット回路4においてリセット信号が生成され、これがデバイス制御マイコン2に供給され、デバイス制御マイコン2がリセットするようにされる。
デバイス制御マイコン2の通信部215は、図2に示したシステムマイコン1の通信部115と同様に、通信バスを通じて情報の送信あるいは受信を行うためのものである。制御部200は、各種の制御信号や設定情報などを、この通信部215を通じて送信したり、受信したりすることができるようにしている。
状態通知情報生成部221は、デバイス制御マイコン自身の状態をシステムマイコンに通知するための状態通知情報を生成し、これを通信部215、通信バスを介してシステムマイコン1に通知することができるようにしている。ここで状態通知情報としては、情報の受け付けが可能であることを示す受信可能状態通知などである。返信情報生成部222は、システムマイコン1からの供給された情報、例えば、パワーオンステータス情報に対する返信情報を生成し、これを通信部215を通じて、システムマイコン1に返信することができるようにしている。
また、異常状態検出部223は、システムマイコン1から供給されるパワーオンイベント情報とパワーオンステータス情報とに基づいて、デバイス制御マイコン2においての異常の発生を検出するものである。この異常状態検出部223においての検出結果は、制御部200に通知される。
異常状態履歴処理部224は、異常状態検出部223により、異常の発生が検出された場合に、異常の発生回数をカウントアップしたり、異常の発生時間を取得したり、異常発生時の動作状態を取得するなど、異常の発生履歴を取得する処理を行うとともに、取得した異常の発生履歴をメモリーポート202、接続端203を通じて、これに接続されやフラッシュメモリー3に記録する処理を行う。
このように、デバイス制御マイコン2は、自己に発生した異常そのものの検出を行うことはできないが、リセット処理などを実行する処理の過程において、システムマイコン1からのパワーオンイベント情報、パワーオンステータス情報に基づいて、自己に異常の発生したことを認識し、異常の発生履歴を取得して、これを外部に設けられたフラッシュメモリー3に記録して、後において利用できるように保持することができるものである。
[マイコン間の通信情報]
図1、図2、図3を用いて説明した構成を有するこの実施の形態のテレビセットのマイコンシステムにおいては、上述もしたように、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間で予め決められた情報を決められたシーケンスで送信、受信を行うことによって、デバイス制御マイコン2が、自己において異常の発生したことを認識できるようにしている。この場合に用いる情報についてまとめておく。
図1、図2、図3を用いて説明した構成を有するこの実施の形態のテレビセットのマイコンシステムにおいては、上述もしたように、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間で予め決められた情報を決められたシーケンスで送信、受信を行うことによって、デバイス制御マイコン2が、自己において異常の発生したことを認識できるようにしている。この場合に用いる情報についてまとめておく。
図4は、デバイス制御マイコン2においての異常の発生を検出するために、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間で送信したり、受信したりする情報について説明するための図である。図4に示すように、この場合に用いる通信情報は4種類ある。すなわち、(1)パワーオンイベント情報と、(2)パワーオンステータス情報と、(3)受信可能状態通知と、(4)パワーオンステータス情報に対する返信情報との4つである。
この内、(1)パワーオンイベント情報と(2)パワーオンステータス情報とは、ともにホストマイコンであるシステムマイコン1において生成され、スレーブマイコンであるデバイス制御マイコン2に供給される情報である。これとは逆に、(3)受信可能状態通知と、(4)パワーオンステータス情報に対する返信情報とは、スレーブマイコンであるデバイス制御マイコン2で生成され、ホストマイコンであるシステムマイコン1に供給される情報である。
そして、(1)パワーオンイベント情報は、その機能として、テレビセットに電源が投入されたことをデバイス制御マイコン2に通知するためにものであり、電源オン時にのみ生成されて送信されるものである。(2)パワーオンステータス情報は、テレビセットの動作状態を通知するものであり、異なる動作状態にあるデバイス制御マイコン2の動作状態を復帰させる場合に利用する情報である。
なお、パワーオンステータス情報は、電源が投入された後、電源が落とされるまでの間において、適宜のタイミングで繰り返し送信されるものであり、電源が投入された起動状態(パワーオン状態)と、電源が落とされた未起動状態(パワーオフ状態)とのうち、どちらの状態にあるかを通知することができるものである。
また、(3)受信可能状態通知は、電源投入時やリセット時などにおいて、デバイス制御マイコン2自身が、システムマイコン2からの情報を受信することが可能になった場合に、これをシステムマイコン1に通知するための情報であり、所定の起動処理が完了し、情報の受信が可能になった場合に送信されるものである。また、(4)パワーオンステータス情報に対する返信情報は、システムマイコン1からのパワーオン状態を示すパワーオンステータス情報に基づいて、デバイス制御マイコン2が起動状態(パワーオン状態)になった場合に、これをシステムマイコンに通知するための情報であり、パワーオフ状態からパワーオン状態への遷移時に送信される。
そして、この図4に示す各情報を、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間で、所定のルールに従って、送信、受信することによって、デバイス制御マイコン2が、デバイス制御マイコン2自身の異常の発生を検出することができるようにしている。
[システムマイコン1、デバイス制御マイコン2の動作]
次に、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2とのそれぞれの動作について、図5〜図9のフローチャートを参照しながら説明する。図5〜図9に示すフローチャートのうち、図5、図6が、システムマイコン1において実行される処理であり、図7、図8、図9が、デバイス制御マイコン2において実行される処理である。
次に、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2とのそれぞれの動作について、図5〜図9のフローチャートを参照しながら説明する。図5〜図9に示すフローチャートのうち、図5、図6が、システムマイコン1において実行される処理であり、図7、図8、図9が、デバイス制御マイコン2において実行される処理である。
これら図5〜図9の処理を通じて、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2との間において、図4に示した(1)パワーオンイベント情報と、(2)パワーオンステータス情報と、(3)受信可能状態通知と、(4)パワーオンステータス情報に対する返信情報とを送信あるいは受信することによって、デバイス制御マイコン2において異常が発生したことを、デバイス制御マイコン2自身が検出することができるようにしている。
なお、図5〜図9のフローチャートにおいては、説明を簡単にするため、(1)パワーオンイベント情報を「データA」と、(2)パワーオンステータス情報を「データB」と、(3)受信可能状態通知を「データC」と、(4)パワーオンステータス情報に対する返信情報を「データD」というように示している。
[システムマイコン1の動作]
まず、図5、図6を参照しながらシステムマイコン1の動作について説明する。図5は、システムマイコン1のパワーオン処理(起動処理)を説明するためのフローチャートであり、図6は、システムマイコン1がデバイス制御マイコンに周期的に情報を送信するリフレッシュ処理を説明するためのフローチャートである。
まず、図5、図6を参照しながらシステムマイコン1の動作について説明する。図5は、システムマイコン1のパワーオン処理(起動処理)を説明するためのフローチャートであり、図6は、システムマイコン1がデバイス制御マイコンに周期的に情報を送信するリフレッシュ処理を説明するためのフローチャートである。
この実施の形態のテレビセットのキー操作部112あるいはリモコン10に対して行われた電源の投入操作(電源オン操作)を受け付けた場合に、システムマイコン1は、図5に示す処理を実行する。まず、システムマイコン1は、このテレビセットの各部を起動させるようにする起動処理(初期設定)を行う(ステップS101)。このステップS101の起動処理においては、デバイス制御マイコン2のリセットポートの制御を行って、デバイス制御マイコン2に対して起動時におけるリセット処理を実行させ、デバイス制御マイコン2を起動させるようにする処理も行われる。
そして、システムマイコン1は、デバイス制御マイコン2の起動状態を確認する(ステップS102)。具体的には、デバイス制御マイコン2が起動し、システムマイコン1からのパワーオンイベント情報(データA)を受信可能になった場合にシステムマイコン1に対して送信してくる受信可能状態通知(データC)を受信して確認するようにする(ステップS102)。
ステップS102の確認の結果を受けて、システムマイコン1は、デバイス制御マイコン2が受信可能状態通知(データC)を送信してきており、通信の受け入れが可能な状態であるか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103の判断処理において、まだ受信可能状態通知を送信してきておらず、通信の受け入れが可能な状態になっていないなと判断したとき(通信の受け入れが不能であると判断したとき)には、ステップS102からの処理を繰り返し、デバイス制御マイコン2からの受信可能状態通知(データC)の受信待ちとなる。
ステップS103の判断処理において、デバイス制御マイコン2が受信可能状態通知(データC)を送信してきており、通信の受け入れが可能な状態であると判断したときには、デバイスマイコンのパワーオンステータス、すなわち、システムマイコン1から送信されるパワーオン状態を示すパワーオンステータス情報(データB)に対する返信情報(データD)を受信して確認するようにする(ステップS104)。そして、システムマイコン1は、システムマイコン1からのパワーオンステータス情報(データB)に対する返信情報(データD)が送信されてきていない状態、すなわち、デバイス制御マイコン2がパワーオフの状態か否かを判断する(ステップS105)。
このステップS104、および、ステップS105の処理は、システムマイコン1自体の異常の有無を検出するための処理である。すなわち、本来、後のステップS108において送信され、いまだ送信されていないパワーオンステータス情報に対する返信情報(データD)が返信されて来ている場合には、デバイス制御マイコン2は既に動作状態であるにもかかわらず、システムマイコン1は、図5に示すパワーオン処理も終了していない状態であり、システムマイコン1に何らかの異常が発生していると判断することができる。
ステップS105の判断処理において、デバイス制御マイコン2がオフでないと判断したときには、システムマイコン1に異常が発生したと判断し、異常検出処理を行う(ステップS106)。このステップS106における異常検出処理は、システムマイコン1における異常発生回数をカウントアップしたり、異常の発生時間を取得したり、各種のステータスを確認してどのような異常が発生しているのかを確認し、必要な場合には、復旧処理などを行うようにする。
そして、ステップS105の判断処理において、デバイス制御マイコン2がパワーオフの状態であると判断した場合、および、ステップS106の異常検出処理を行った後において、システムマイコン1は、デバイス制御マイコン2へのパワーオンイベント情報(データA)をイベント有りで送信する(ステップS107)。この後、システムマイコン1は、デバイス制御マイコン2へのパワーオンステータス情報(データB)をパワーオンで送信し(ステップS108)、この図5に示す処理を終了する。
そして、図5において、点線で囲んだステップS102からステップS108の処理が、新たに設けられた処理である。すなわち、上述したように、この実施の形態のテレビセットのマイコンシステムのシステムマイコン1においては、ステップS102、ステップS103の処理によりデバイス制御マイコン2の起動状態を確認し、デバイス制御マイコン2が起動されており通信の受け入れが可能である場合に、ステップS104、ステップS105の処理によりシステムマイコン1自身の異常の有無を確認するようにしている。
この確認によりシステムマイコン1に異常が発生していない場合、あるいは、異常が発生している場合であっても所定の異常検出処理を行った後に、ステップS107、ステップS108の処理により、デバイス制御マイコン2に対して、パワーオンイベント情報(データA)を送信した後に、パワーオンステータス情報(データB)を送信するようにしている。すなわち、電源の投入時においては、システムマイコン1からデバイス制御マイコン2に対して、必ず、パワーオンイベント情報(データA)と、パワーオンステータス情報(データB)とが、最初にデータA、次にデータBという順番で送信している。
また、システムマイコン1は、適宜のタイミングで図6に示す通信情報リフレッシュ処理を実行し、デバイス制御マイコン2に対して送信するステータス情報に変化が生じた場合などにおいて、これをデバイス制御マイコン2が遅滞なく認識することができるようにしている。
そして、システムマイコン1は、図6に示す通信情報リフレッシュ処理時においては、まず、パワーオンステータス情報(データB)をデバイス制御マイコン2に送信する(ステップS201)。このステップS201の処理で送信されるパワーオンステータス情報は、図5に示したステップS108において送信されるパワーオンステータス情報(データB)と同様のものであり、デバイス制御マイコン2に対して、当該テレビセットがパワーオン状態にあるか、パワーオフ状態にあるかを通知することができるようにしている。この後、システムマイコン1は、その他のリフレッシュ情報をデバイス制御マイコン2に送信し(ステップS202)、この図6に示す処理を終了する。
このように、システムマイコン1は、適宜のタイミングでデバイス制御マイコン2に対して、パワーオンステータス情報(データB)および他のリフレッシュ情報を送信し、システムマイコン1などの動作状態を通知し、これに応じて各部を制御することができるようにしている。
[デバイス制御マイコン2の動作]
次に、図7、図8、図9を参照しながらデバイス制御マイン2の動作について説明する。図7は、デバイス制御マイコン2が起動時に行う、マイコンとして動作するために必要な起動処理を説明するためのフローチャートである。この図7に示す処理は、電源が供給され、システムマイコン1から起動時のリセット処理が指示するようにされた場合に行われる処理であり、図5に示したシステムマイコン1において実行されるセットパワーオン処理と平行して行われる処理である。
次に、図7、図8、図9を参照しながらデバイス制御マイン2の動作について説明する。図7は、デバイス制御マイコン2が起動時に行う、マイコンとして動作するために必要な起動処理を説明するためのフローチャートである。この図7に示す処理は、電源が供給され、システムマイコン1から起動時のリセット処理が指示するようにされた場合に行われる処理であり、図5に示したシステムマイコン1において実行されるセットパワーオン処理と平行して行われる処理である。
まず、デバイス制御マイコン2は、ペリフェラルの初期化処理を行う(ステップS301)。このステップS301の処理は、デバイス制御マイコン2の周辺部についての詳細設定などの初期化を行うものである。この後、デバイス制御マイコン2は、図3には図示しなかったが、デバイス制御マイコン2に接続されたデバイス制御用メモリー(デバイス制御用RAM)の初期化を行う(ステップS302)。このステップS302においては、フラッシュメモリー3から必要な情報を読み出す処理をも行うようにしている。
そして、デバイス制御マイコン2は、システムマイコン2との間で通信を行う場合に用いる通信用データバッファの初期化を行う(ステップS303)。具体的には、デバイス制御マイコン2が備える通信用バッファであって、パワーオンイベント情報(データA)用のバッファに「パワーオンイベント情報なし」を設定し、パワーオンステータス情報(データB)用バッファに「パワーオフ」を設定する。
この後、フラッシュメモリー3に退避するようにしているマイコン異常発生回数をフラッシュメモリー3から読み出して、バッファに保持し、これを即座に更新できるようにする(ステップS304)。そして、デバイス制御マイコン2は、パワーオンイベント情報(データA)を受信することができるようになったことを通知する受信可能状態通知(データC)を生成してシステムマイコン1に送信し(ステップS305)、この図7に示す処理を終了する。
そして、図7において、点線で囲んだ分部であるステップS303の処理の一部、および、ステップS304、ステップS305の処理が、新たに設けられた処理である。したがって、デバイス制御マイコン2は、起動時において、従来と同様に、ステップS301、ステップS302、ステップS303の処理により所定の初期化処理を行うが、ステップS303においては、新たに用いることになったパワーオンイベント情報(データA)用およびパワーオンステータス情報(データB)用のバッファを初期化する。
そして、デバイス制御マイコン2における異常の発生についての履歴をとるために、ステップS304の処理により異常発生回数を正確に更新できるようにし、ステップS304までの処理が完了し、システムマイコン1と通信を行うことができる環境が整った場合に、受信可能状態通知(データC)を送信するようにしている。これにより、デバイス制御マイコン2において、パワーオンイベント情報(データA)とパワーオンステータス情報(データB)とについて正確に管理することができるとともに、デバイス制御装置2における異常の発生回数を異常の発生の履歴として管理できるようにしている。
また、デバイス制御マイコン2は、所定のタイミング毎に、図8に示すシステムマイコンからの通信に対する処理を実行し、システムマイコン1からの情報に応じて制御の内容を変化させることができるようにしている。図8は、デバイス制御マイコン2が、システムマイコン1から提供される各種のステータス情報などの通信情報の変化を検出するようにし、変化を検出した場合にその変化に応じて制御を変更するための処理を説明するためのフローチャートである。
この場合、デバイス制御マイコン2は、システムマイコン1から送信されてくる種々のステータス情報などを受信し、以前に受信した情報とを比較することにより、送信情報に変化が生じたか否かを判断する(ステップS401)。ステップS401の判断処理において、システムマイコン1からの送信情報に変化はないと判断したときには、この図8に示す処理を終了する。
ステップS401の判断処理において、システムマイコン1からの送信情報に変化があると判断したときには、デバイス制御マイコン2は、その変化した情報に応じて制御デバイス5、6、7を制御する(ステップS402)。これにより、電源がオンされた場合の起動処理や、多画面機能、画質調整機能、音質調整機能といった各種の機能についての制御が行うようにされ、システムマイコン1が受け付けたユーザーからの指示に応じて、デバイス制御マイコン2が目的とするデバイスを制御して、ユーザーの指示に応じた処理が行われる。
そして、図8に示したステップS401の判断処理において、パワーオンステータス情報(データB)が変化したと判断した場合に、ステップS402において行われる処理が、図9に示すパワーオンステータス情報の変化発生時の処理である。デバイス制御マイコン2は、システムマイコン1からのパワーオンステータス情報(データB)が変化したことを検出すると、図9に示す処理を実行し、まず、パワーオンステータス情報(データB)は、パワーオンを示すものであるか否かを判断する(ステップS501)。
ステップS501の判断処理において、パワーオンステータス情報(データB)がパワーオンを示すものではないと判断したときには、パワーオンステータス情報(データB)はパワーオフであると判断し、電源を落とすようにする処理(パワーオフ処理)を実行する(ステップS502)。なお、ステップS502の処理は、再起動後においてパワーオンステータス情報(データB)がパワーオフである場合には実行されることはない。
また、ステップS501の判断処理において、パワーオンステータス情報(データB)がパワーオンであると判断した場合には、パワーオンイベント情報(データA)が存在するか否か、正確に言えば、イベント有りされたパワーオンイベント情報が存在するか否かを判断する(ステップS503)。
このステップS503の判断処理は、電源オン時の処理なのか、デバイス制御マイコン2においての異常発生のために、デバイス制御マイコン2のみをリセットするようにしたリセット時の処理なのかを判断する処理である。パワーオンイベント情報(データA)は、電源オン時にしか送信されないので、イベント有りとされたパワーオンイベント情報が存在する場合には、電源オン時であり、そうでない場合には、異常が発生したためにリセットをかけるようにした場合のリセット時であると判断することができる。
したがって、ステップS503の判断処理において、イベント有りとされたパワーオンイベント情報があると判断した場合には、電源オン時の処理であると判断して、各部を動作させるようにする通常通りのパワーオン処理を実行し(ステップS504)、システムマイコン1に対して返信するパワーオンステータス情報に対する返信情報(データD)を生成して、これをシステムマイコン1に送信し(ステップS505)、この図9に示す処理を終了する。
また、ステップS503の判断処理において、イベント有りとされたパワーオンイベント情報はないと判断したときには、異常が発生したためにリセットをかけるようにした場合のリセット時の処理であると判断し、デバイス制御マイコン2の異常発生回数をカウントアップする(ステップS506)。
そして、デバイス制御マイコン2は、ステップS506でカウントアップしたデバイス制御マイコン2の異常発生回数をフラッシュメモリー3に書き込む(ステップS507)。これにより、フラッシュメモリー3に書き込まれた異常発生回数を必要に応じて参照して利用することができるようにしている。
ステップS506の処理の後、デバイス制御マイコン2は、上述もしたように、通常のパワーオン処理を行い(ステップS504)、システムマイコン1からのパワーオンステータス情報に対する返信情報(データD)を生成して、システムマイコン1に送信し(ステップS505)、この図9に示す処理を終了する。
そして、この図9に示した処理においては、ステップS503、ステップS506、ステップS507の処理が新たに追加した処理であり、パワーオンステータス情報(データB)の変化が電源オン時の変化ではなく、異常が発生したためにリセットがかけられた場合の変化を確実に検出し、デバイス制御マイコン2において発生した異常を、デバイス制御マイコン2自身が検知し、その履歴を取得することができるようにしている。
なお、この実施の形態においは、ステップS506、ステップS507の処理により、デバイス制御マイコン2においの異常発生回数を異常発生の履歴として取得するようにしたが、これに限るものではない。図示しない時計回路から現在時刻を取得することにより、デバイス制御マイコン2における異常のおおよその発生時間を把握するようにしたり、他の種類のステータス情報を保持するようにして、異常発生時の動作状態を把握できるようにしたりすることもできる。
すなわち、デバイス制御マイコン2においての異常の発生についての履歴としては、発生回数だけでなく、発生時刻、他のステータス情報などの種々の情報を履歴情報として取得して、フラッシュメモリー3に記憶保持するようにし、これを必要に応じて利用し、異常の発生について追跡できるようにすることができる。
[テレビセットの動作のまとめ]
この実施の形態のテレビセットにおける通常の起動時(パワーオン時)においての動作は以下のようになる。この実施の形態のテレビセットにおける通常の起動時(パワーオン時)においては、図5のフローチャートに示したように、システムマイコン1は、パワーオンイベント情報(データA)とパワーオンステータス情報(データB)とをデバイス制御マイコン2に送信する。
この実施の形態のテレビセットにおける通常の起動時(パワーオン時)においての動作は以下のようになる。この実施の形態のテレビセットにおける通常の起動時(パワーオン時)においては、図5のフローチャートに示したように、システムマイコン1は、パワーオンイベント情報(データA)とパワーオンステータス情報(データB)とをデバイス制御マイコン2に送信する。
この時、実際の電源オン時においてのみ送信するパワーオンイベント情報を確実にデバイス制御マイコン2が受信できつ用にするために、システムマイコン1は、デバイス制御マイコン2からの受信可能状態通知(データC)を確認して、パワーオンイベント情報(データA)とパワーオンステータス情報(データB)とを送信する。
テレビセットの電源オン時(起動時)において、システムマイコン1が、図5に示す処理を実行している状態と並行してデバイス制御マイコン2は、図7に示した起動処理を実行する。通信情報のバッファのパワーオンステータスがオフの状態のデバイス制御マイコン2は、システムマイコン1からパワーオンステータスがオンのパワーオンステータス情報を受けるため、図8に示す処理を実行し、パワーオンステータスが変化した場合に、図9に示す処理を実行して、パワーオン時に必要な処理を行う。
この電源オン時(パワーオン時)においては、イベント有りとされたパワーオンイベント情報(データA)は必ずシステムマイコン1からデバイス制御マイコン2に送信されるので、デバイス制御マイコン2においては、異常検出処理は行われず、通常のパワーオン処理だけが実行されることになる。
このようにして、テレビセットの電源がオン状態となり動作している場合に、テレビセット全体が停止してしまうような異常ではないが、デバイス制御マイコン2に異常が発生し、これがリセット回路4において検出されてデバイス制御マイコン2だけがリセットするようにされた場合、デバイス制御マイコン2においては、再度、図7に示した起動処理が実行される。したがって、図7に示すステップS303の処理によって、パワーオンイベント情報(データA)のバッファにパワーオンイベント無し、パワーオンステータス情報のバッファにパワーオフの設定がなされることになる。
そして、システムマイコン1は、図6に示したリフレッシュ動作により、パワーオンステータス情報を“パワーオン”で送信してくるので、図8に示したシステムマイコン1からの通信に対する処理を実行しているデバイス制御マイコン2は、通常のパワーオン時の動作と同様にパワーオンステータス情報の変化を受けて、図9の処理を実行することになる。
この状態で、図9に示したパワーオンステータス情報の変化発生時の処理を実行すると、今度は、実際のパワーオン時にしか送信されないパワーオンイベント情報は、システムマイコン1から送信されていないため、パワーオンイベント情報とパワーオンステップ情報との不一致をテレビセットにおける動作の不一致として検出し、デバイス制御マイコン2が検出する。デバイス制御マイコン2は、異常発生を検出した場合には、図9において、ステップS506、ステップS507の処理として説明したように、マイコンの異常状態履歴処理を実行する。処理が実行されると、フラッシュメモリー3から取得した異常回数をカウントアップし、再度、フラッシュメモリー3に書き込み保持することで、異常状態の履歴を管理することが可能となる。
なお、上述もしたように、パワーオンした後、図9に示したように、デバイス制御マイコン2からシステムマイコン2に対して、パワーオンしたことを示す情報、すなわち、システムマイコンからのパワーオンステータス情報に対する返信情報をシステムマイコン1に返信するようにし、図5を用いて説明したように、ステップS105の処理により判断するようにして、システムマイコン1側の異常検出も可能となる。
このように、図5〜図9に示した各処理は、システムマイコン1とデバイス制御マイコン2というように、複数のマイコンが搭載されたテレビ用のマイコンシステムにおいては、基本的に存在する制御処理である。しかし、マイコン間で送信、受信する情報として、パワーオンイベント情報とパワーオンステータス情報とを新たに設け、パワーオンイベント情報は実際のパワーオン時のみでしか送信せず、パワーオンステータス情報は、ステータス情報として適宜のタイミングで送信するというように、マイコン間の通信情報運用ルールを定め、これを遵守できるように、関連するソフトウェアに修正を加えることにより、ハードウェアに大きな修正を施すことなく、デバイス制御マイコンの異常を検出し、その履歴を取得して利用できるようにすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、テレビセットに搭載されたマイコンシステムにこの発明を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。少なくとも、2つ以上のマイコンが搭載されており、その内の1つが外部のフラッシュメモリーなどを用いるように構成されているために、いわゆるワンチップマイコンのようにマイコン内部の閉じた環境において自己の異常検出機能と異常の履歴管理機能とを持たないようにされている各種の電子機器にこの発明を適用することができる。
例えば、ハードディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)などの各種の記録媒体を用いる記録装置、再生装置、記録再生装置、各種のA/V(Audio/Visual)機器、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)などの情報処理装置、プリンター、複写機などの情報出力機器、あるいは、ファクシミリ、電話端末装置、携帯電話端末などの通信機器など、複数のマイコンを搭載する構成とされた種々の電子機器にこの発明を適用することができる。
1…システムマイコン、2…デバイス制御マイコン、3…フラッシュメモリー、4…リセット回路、5、6、7…制御デバイス、100…制御部、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…不揮発性メモリー、105…CPUバス、111…キーI/F、112…キー操作部、113…リモコンI/F、114…リモコン信号受光部、115…通信部、116…パワーオンイベント情報生成部、117…パワーオンステータス情報生成部、200…制御部、201…CPU、202、204…メモリーポート、203、205…接続端、211…出力ポート、212…出力端、213…リセットポート、214…入力端、215…通信部、221…状態通知情報生成部、222…返信情報生成部、223…異常状態検出部、224…異常状態履歴処理部
Claims (4)
- ホストマイクロコンピュータと、前記ホストマイクロコンピュータにより制御される1つ以上のスレーブマイクロコンピュータと、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対してリセット処理を行わせるためのリセット手段とを備えた電子機器であって、
前記ホストコンピュータは、
電源の投入タイミングのみにおいて、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して起動を指示する起動イベント情報を生成して提供する起動イベント情報生成手段と、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して動作状態を通知するためのステータス情報を生成して提供するステータス情報生成手段と
を備え、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータは、
起動動作を行う場合に、前記ステータス情報によって動作していることが通知されているにもかかわらず、前記ホストマイクロコンピュータからの前記起動イベント情報により起動が指示されていない場合を異常の発生として検出する検出手段
を備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータは、
前記検出手段により異常の発生が検出された場合に、異常の発生についての履歴情報を取得して処理する履歴処理手段
を備えることを特徴とする電子機器。 - ホストマイクロコンピュータと、前記ホストマイクロコンピュータにより制御される1つ以上のスレーブマイクロコンピュータと、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対してリセット処理を行わせるためのリセット手段とを備えた電子機器においての制御方法であって、
前記ホストコンピュータにおいては、
電源の投入タイミングのみにおいて、1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して起動を指示する起動イベント情報を生成して提供する起動イベント情報生成ステップと、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータに対して動作状態を通知するためのステータス情報を生成して提供するステータス情報生成ステップと
を有し、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータにおいては、
起動動作を行う場合に、前記ステータス情報によって動作していることが通知されているにもかかわらず、前記ホストマイクロコンピュータからの前記起動イベント情報により起動が指示されていない場合を異常の発生として検出する検出ステップ
を有することを特徴とする制御方法。 - 請求項3に記載の制御方法であって、
1つ以上の前記スレーブマイクロコンピュータにおいては、
前記検出ステップにおいて、異常の発生を検出した場合に、異常の発生についての履歴情報を取得して処理する履歴処理ステップ
を有することを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160754A JP2005339436A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 電子機器および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005339436A true JP2005339436A (ja) | 2005-12-08 |
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ID=35492905
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005339436A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014109869A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Toyota Motor Corp | 情報処理装置 |
JP2015505098A (ja) * | 2012-05-25 | 2015-02-16 | ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 | 電子装置を保護するための方法、および電子装置 |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004160754A patent/JP2005339436A/ja active Pending
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