JP2005338353A - 音楽検索装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、希望する楽曲を容易に検索できるようにする。
【解決手段】 複数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積部1と、蓄積された楽曲からリズムを抽出するリズム抽出部4と、抽出されたリズムを楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶部6と、検索を希望する楽曲のリズムを入力するリズム入力部12と、入力されたリズムを検出するリズム検出部9と、検出されたリズムと記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索部10と、検索された楽曲を楽曲蓄積部1から選択して音声出力する音声出力部2とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積部1と、蓄積された楽曲からリズムを抽出するリズム抽出部4と、抽出されたリズムを楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶部6と、検索を希望する楽曲のリズムを入力するリズム入力部12と、入力されたリズムを検出するリズム検出部9と、検出されたリズムと記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索部10と、検索された楽曲を楽曲蓄積部1から選択して音声出力する音声出力部2とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蓄積された多数の楽曲の中から好みの楽曲を検出する音楽検索装置に関する。
従来、音楽検索装置は、カラオケ等において多数の楽曲の中から好みの楽曲を選曲する際に必要なものである。音楽検索に際して、希望する楽曲の曲名や演奏者名、作曲者名、歌詞等を知っている場合には、それらを基に容易に検索することが可能である。しかし、一般には希望する楽曲の曲名等を忘れてしまい、メロディー(旋律)だけを憶えている場合があり、このような場合でも、メロディーの一部を歌唱やハミングで入力するだけで、曲名等を知らなくても選曲が可能な音楽検索装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、メロディーではなく、楽器編成やリズム感などの音楽的特徴により楽曲の検索可能な音楽検索装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−75985号公報
特開平6−202621号公報
しかしながら、従来の音楽検索装置においては、メロディーを憶えていても、そのメロディーを正確に入力できる人は限られており、歌の苦手の人が入力したメロディーでは音程が不正確で検索が不可能である。また、従来の楽器編成やリズム感を基に検索する装置では、演奏された楽器が何であるか、リズムが何であるかを憶えている人は少ない。従来のリズムを基に楽曲を検索する装置では、蓄積された楽曲に含まれているMIDIデータに基づいて8ビート、サンバ等の特定リズムを検出するものであるが、通常の利用者においては、ワルツ程度のリズムは知っているものの、8ビートやサンバがどのようなリズムであるかは知らない人の方が多いと思われる。
そこで、本発明は、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な音程やリズムを覚えていない場合でも、希望する楽曲を容易に検索することのできる音楽検索装置を提供することを目的とする。
本発明は、リズムは、メロディーに比べて体感的に覚えやすいものであり、例えば、「川の流れのように」の歌の場合、サビの部分である「ああ、川の流れのように」を正確な音程は分からなくても、「タンターン、タタタタタタタタンターン」のような旋律のリズムは覚えている人は多いと思われることに着目してなされたものである。したがって、本発明においてリズムとは、メロディーを形成する音符によって構成される音の持続時間の長短を意味するものと定義し、いわゆる一定の規則性を持った強弱感により構成される拍子やタンゴ、ワルツ、サンバ、8ビートといった特定のリズムを意味するものではない。
本発明の音楽検索装置は、複数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積手段と、前記楽曲からリズムを抽出するリズム抽出手段と、前記抽出されたリズムを前記楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶手段と、検索を希望する楽曲のリズムを入力するリズム入力手段と、前記入力されたリズムを検出するリズム検出手段と、前記検出されたリズムと前記記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索手段と、前記検索された楽曲を前記楽曲蓄積手段から選択して音声出力する音声出力手段とを備えたものである。
この構成により、利用者がぼんやり覚えている旋律のリズムを口ずさんだり、キーボードから入力することにより、楽曲検索手段がそのようなリズムを有する楽曲を検索するので、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、利用者が希望する楽曲を多数の楽曲の中から容易に検索して再生することができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記リズムは楽曲の歌唱部の歌い出し部分のリズムであることを特徴とする。この構成により、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、歌い初めのメロディーのリズムを入力するだけで、利用者が希望する楽曲を多数の楽曲の中から容易に検索して再生することができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記リズムは楽曲のイントロ部分またはサビ部分のリズムであることを特徴とする。この構成により、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、イントロ部分またはサビ部分のメロディーのリズムを入力するだけで、利用者が希望する楽曲を多数の楽曲の中から容易に検索して再生することができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記リズム記憶手段は、楽曲から抽出されたリズムを前記楽曲と関連付けて記憶する際に、前記楽曲の複数部分のリズムに関連付けて記憶することを特徴とする。この構成により、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えていなくても、歌い出しやイントロ、サビのいずれかの部分のメロディーのリズムを入力するだけで、利用者が希望する楽曲を多数の楽曲の中から容易に検索して再生することができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記リズム検索手段は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに補正情報を付加して、前記リズム記憶手段に記憶されたリズムと比較照合することを特徴とする。この構成により、利用者が、正確なリズムを入力しなくても、それに近いリズムを有する楽曲を検索することができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記補正情報は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに短い拍が連続する場合は、その拍の回数を実際の回数よりも少なく換算する情報であることを特徴とする。この構成により、利用者がリズムを入力する場合、短い拍が連続する場合は口ずさんだり、キーボードで叩いたりする動作が追い付かない場合があるので、このような場合にはその拍の回数を少なく見積もることにより、利用者の希望する楽曲の検索確率を高めることができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記補正情報は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに短い拍が連続した後は、その後のテンポを遅くする情報であることを特徴とする。この構成により、利用者がリズムを入力する場合、短い拍が連続した場合は、その後の入力が遅くなる傾向があるので、このような場合にはその後のテンポを遅くすることにより、利用者の希望する楽曲の検索確率を高めることができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記補正情報は、前記楽曲の旋律に音を長く延ばす音符がある場合に、その音符が延ばされている間に演奏される他の楽器によるリズムを加えた情報であることを特徴とする。この構成により、利用者がリズムを入力する場合、旋律の中で長く伸ばされる音がある場合には、その音の裏で聞こえている楽器のリズムを感じている場合があるので、このような場合にはその裏のリズムを付加することにより、利用者の希望する楽曲の検索確率を高めることができる。
また、本発明の音楽検索装置は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに基づいて再生した楽曲を記憶する検索楽曲記憶手段を備えたことを特徴とする。この構成により、利用者が過去に入力したリズムにより検索された楽曲の中から利用者が選択して再生した楽曲がある場合には、そのリズムと楽曲とを対応付けて記憶しておくことにより、利用者が再び同様なリズム入力した場合には、リズム記憶手段を検索することなく、検索楽曲記憶手段から直ちにその楽曲を検索して再生することができる。
また、本発明の音楽検索装置は、利用者が検索を希望する楽曲のジャンルを入力するジャンル入力手段を備え、前記リズム抽出手段は前記楽曲蓄積手段の楽曲からリズムとジャンルを抽出し、前記リズム記憶手段は前記楽曲を前記リズムとジャンルに関連付けて記憶し、前記楽曲検索手段は前記入力手段から入力されたジャンルに基づいて前記リズム記憶手段から該当するジャンルの楽曲を抽出するとともに前記抽出した楽曲のリズムと前記検出されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索することを特徴とする。この構成により、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えていなくても、民謡、童謡、愛唱歌、Jポップス、ロック、ジャズ、クラシック、オペラ等のジャンルは憶えていることがあるので、楽曲のジャンルを指定することにより、利用者の希望する楽曲の検索を迅速に行うことができる。
本発明は、蓄積された楽曲からリズムを抽出して記憶しておくとともに、検索を希望する楽曲のリズムを入力して、この入力されたリズムと記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索するので、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、希望する楽曲を容易に検索することができるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態における音楽検索装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における音楽検索装置の構成を示している。図1において、楽曲蓄積部1は、多数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積手段であり、ハードディスク装置等の大容量記憶装置である。楽曲蓄積部1は、この音楽検索装置の外部にあってネットワークに接続されたサーバであってもよい。また、楽曲蓄積部1は、CD等の光ディスクから収録したり、ラジオやテレビ放送から楽曲を収録することができる。音声出力部2は、楽曲蓄積部1からの楽曲を再生する装置であり、スピーカ3を備えている。リズム抽出部4は、音声出力部2から再生された楽曲からリズムを抽出するもので、これは、例えば、楽曲データであるMIDIデータの中のメロディートラックを用いて、楽音の発音および消音を示すノートオンデータおよびノートオフデータの立ち上がりおよび立下りにより旋律のリズムパターンを抽出する。記憶部5は、抽出されたリズムパターンを楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶部6と、検索結果により利用者が選択した楽曲を記憶する検索楽曲記憶部7とを備えている。リズム記憶部6は、ハードディスク等の大容量のデータベースであり、検索楽曲記憶部7はRAM等のメモリである。制御部8は、リズム入力部12から入力されたリズムを検出するリズム検出部9と、この入力されたリズムパターンとリズム記憶部6に記憶されたリズムパターンとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索部10とを備えている。制御部8はCPUで構成され、リズム検出部9および楽曲検索部10はソフトウェアとして構成され、リズム抽出部4も制御部8により動作するソフトウェアである。入力部11は、リズム入力部12を有し、このリズム入力部12は、例えば利用者が口で唱えたリズムをマイクで受信し増幅してリズム検出部9に送るものである。あるいはリズム信号を出力できる専用のパッドを用いたり、キーボードを用いたりしてもよい。
図1は本発明の第1の実施の形態における音楽検索装置の構成を示している。図1において、楽曲蓄積部1は、多数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積手段であり、ハードディスク装置等の大容量記憶装置である。楽曲蓄積部1は、この音楽検索装置の外部にあってネットワークに接続されたサーバであってもよい。また、楽曲蓄積部1は、CD等の光ディスクから収録したり、ラジオやテレビ放送から楽曲を収録することができる。音声出力部2は、楽曲蓄積部1からの楽曲を再生する装置であり、スピーカ3を備えている。リズム抽出部4は、音声出力部2から再生された楽曲からリズムを抽出するもので、これは、例えば、楽曲データであるMIDIデータの中のメロディートラックを用いて、楽音の発音および消音を示すノートオンデータおよびノートオフデータの立ち上がりおよび立下りにより旋律のリズムパターンを抽出する。記憶部5は、抽出されたリズムパターンを楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶部6と、検索結果により利用者が選択した楽曲を記憶する検索楽曲記憶部7とを備えている。リズム記憶部6は、ハードディスク等の大容量のデータベースであり、検索楽曲記憶部7はRAM等のメモリである。制御部8は、リズム入力部12から入力されたリズムを検出するリズム検出部9と、この入力されたリズムパターンとリズム記憶部6に記憶されたリズムパターンとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索部10とを備えている。制御部8はCPUで構成され、リズム検出部9および楽曲検索部10はソフトウェアとして構成され、リズム抽出部4も制御部8により動作するソフトウェアである。入力部11は、リズム入力部12を有し、このリズム入力部12は、例えば利用者が口で唱えたリズムをマイクで受信し増幅してリズム検出部9に送るものである。あるいはリズム信号を出力できる専用のパッドを用いたり、キーボードを用いたりしてもよい。
以上のように構成された音楽検索装置についてその動作を説明する。この装置は、大きく分けてリズムデータベースの作成と楽曲検索の2つの動作を行うものである。初めにリズムデータの作成を図2を参照して説明する。図2において、楽曲蓄積部1には予め多数の楽曲を収録して音楽ライブラリを作成しておく(ステップS1)。次に、収録した全ての楽曲について、リズム抽出部4により各楽曲を構成するMIDIデータから旋律のリズムパターンを抽出して(ステップS2)、図3に示すように、リズム記憶部6に楽曲IDとそのリズムパターンとを互いに関連付けて記憶する(ステップS3)。この時、それぞれの楽曲に対して楽曲IDとイントロ部分のリズムと、歌い出し部分のリズムと(楽器演奏のみの場合はない)、サビ部分のリズムの3つのリズムパターンが記憶される。楽曲によっては、歌い出し部分のリズムがイントロ部分またはサビ部分のリズムと同一である場合がある。なお、サビ部分は楽曲のMIDIデータに含まれている。なお、ステップS1の楽曲の収録は、1度に全部の楽曲について行わなくてもよく、楽曲を再生するその都度行ってもよい。
次に、楽曲検索動作について図4を参照して説明する。図4において、まず利用者は、自分が検索したい楽曲のリズムを入力する(ステップS11)。例えば利用者が口で唱えたリズムをリズム入力部12のマイクで受信して、その信号の立ち上がりおよび立ち下がりをリズム検出部9で経過時間とともに検出してリズムパターンを検出する(ステップS12)。生成されたリズムパターンは、記憶部5のRAMに一旦記憶される。次に、楽曲検索部10において、リズム検出部9で検出されたリズムパターンとリズム記憶部6に記憶された楽曲のそれぞれのリズムパターンとを比較照合し(ステップS13)、一致するものを検索する (ステップS14)。一致するものがあれば、その楽曲IDを抽出し(ステップS15)、その楽曲IDを有する楽曲を楽曲蓄積部1から選択し(ステップS16)、音声出力部2のスピーカ3から出力する(ステップS17)。
楽曲検索を行う際には、補正情報を使用するとよい。補正情報を利用することにより、正確なリズムを入力しなくても、それに近いリズムを有する楽曲を検索することができる。補正情報は、例えばリズム入力部12から入力されたリズムに短い拍が連続する場合は、その拍の回数を実際の回数よりも少なく換算する情報である。この補正情報を用いることにより、利用者がリズムを入力する場合、短い拍が連続する場合は口ずさんだり、キーボードを叩いたりする動作が追い付かない場合があるので、このような場合にはその拍の回数を少なく見積もることにより、利用者の希望する楽曲の検索確率を高めることができる。
別の補正情報としては、リズム入力部12から入力されたリズムに短い拍が連続した後は、その後のテンポを遅くする情報である。この補正情報を用いることにより、利用者がリズムを入力する場合、短い拍が連続した場合は、その後の入力が遅くなる傾向があるので、このような場合にはその後のテンポを遅くすることにより、利用者の希望する楽曲の検索確率を高めることができる。
さらに別の補正情報としては、楽曲の旋律に音を長く延ばす音符がある場合に、その音符が延ばされている間に演奏される他の楽器によるリズムを加えた情報である。この補正情報を用いることにより、利用者がリズムを入力する場合、旋律の中で長く伸ばされる音がある場合には、その音の裏で聞こえている楽器のリズムを感じている場合があるので、このような場合にはその裏のリズムを付加することにより、利用者の希望する楽曲の検索確率を高めることができる。
これら補正情報は、図5に示すように、リズム記憶部6に記憶されたリズムパターンに関連付けて、補正リズムパターンとして記憶しておく。正規のリズムパターンでヒットしなかった場合に、この補正リズムパターンを用いて再度検索を行う。
このようにして、検索が終了し、複数の楽曲がヒットした場合は、音声出力部2から順番に再生してゆき、利用者の希望に適合する楽曲が選択された場合には、その選択された楽曲のIDとリズムパターンとを記憶部5の検索楽曲記憶部7に格納しておく。これにより、利用者が再び同様なリズムを入力した場合には、リズム記憶部6を検索することなく、検索楽曲記憶部7から直ちにその楽曲を検索して再生することができ、検索時間を大幅に短縮することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態の音楽検索装置によれば、多数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積部1と、蓄積された楽曲からリズムを抽出するリズム抽出部4と、抽出されたリズムを楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶部6と、検索を希望する楽曲のリズムを入力するリズム入力部12と、入力されたリズムを検出するリズム検出部9と、検出されたリズムと記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索部10と、検索された楽曲を楽曲蓄積部1から選択して音声出力する音声出力部2とを備えているので、利用者がぼんやり覚えている旋律のリズムを口ずさんだり、キーボードを叩いたりして入力することにより、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、利用者が希望する楽曲を多数の楽曲の中から検索して再生することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態における音楽検索装置について説明する。図6は本実施の形態2における音楽検索装置の構成を示し、図1に示した実施の形態1における音楽検索装置と基本的な構成は同じなので、同じ構成要素に同じ符号を付して重複した説明は省略する。本実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、入力部11にジャンル入力部13が追加され、楽曲検索部14がジャンルとリズムを検索し、リズム・ジャンル記憶部15には楽曲に関連付けてリズムとジャンル名が記憶され、リズム・ジャンル抽出部16がリズムとジャンルを抽出することである。
次に、本発明の第2の実施の形態における音楽検索装置について説明する。図6は本実施の形態2における音楽検索装置の構成を示し、図1に示した実施の形態1における音楽検索装置と基本的な構成は同じなので、同じ構成要素に同じ符号を付して重複した説明は省略する。本実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、入力部11にジャンル入力部13が追加され、楽曲検索部14がジャンルとリズムを検索し、リズム・ジャンル記憶部15には楽曲に関連付けてリズムとジャンル名が記憶され、リズム・ジャンル抽出部16がリズムとジャンルを抽出することである。
ジャンル入力部13は、パソコンのキーボードであり、そのパソコンにこの音楽検索装置が接続されることになる。勿論、この音楽検索装置に、ジャンル名を記載した専用のキーパッドを設けてもよい。リズム・ジャンル抽出部16は、音声出力部2から再生された各楽曲のMIDIデータからリズムパターンとともにMIDIデータに含まれているジャンル名を抽出する。リズム・ジャンル記憶部15は、図7に示すように、このジャンル名をイントロ、歌い出し、サビの部分のリズムパターンに加えて各楽曲IDに関連付けて記憶する。
以上のように構成された音楽検索装置について、その動作を説明する。まず、図8を用いてリズムデータベースの作成について説明する。実施の形態1と同様に、楽曲蓄積部1には予め多数の楽曲を収録して音楽ライブラリを作成しておく(ステップS21)。次に、収録した全ての楽曲について、リズム・ジャンル抽出部16により各楽曲のMIDIデータから旋律のリズムパターンとジャンル名を抽出し(ステップS22)、リズム・ジャンル記憶部15に楽曲IDと各楽曲におけるイントロ、歌い出し、サビの部分のリズムパターンとジャンル名とを互いに関連付けて記憶する(ステップS33)。
次に、図9を用いて楽曲検索動作について説明する。まず利用者は、自分が検索したい楽曲のジャンル名をジャンル名入力部13から入力し、次いでリズム入力部12から実施の形態1と同様にしてリズムを入力する(ステップS31)。リズム検出部9は、入力されたリズムを検出してリズムパターンを記憶する(ステップS32)。次に、楽曲検索部14は、入力されたジャンル名に基づいて該当するジャンルに属する楽曲をリズム・ジャンル記憶部15から検索して記憶部5のRAMに一旦記憶する(ステップS33)。次いで、検索された楽曲のリズムパターンと、リズム検出部9で検出されたリズムパターンとを比較照合し(ステップS34)、一致するものを検索する (ステップS35)。一致するものがあれば、その楽曲IDを抽出し(ステップS36)、その楽曲IDを有する楽曲を楽曲蓄積部1から選択し(ステップS37)、音声出力部2のスピーカ3から出力する(ステップS38)。なお、リズムパターンの照合に際しては、実施の形態1と同様に補正情報を利用する。
このように、本発明の第2の実施の形態の楽曲検索装置によれば、楽曲のジャンル名を入力するジャンル入力部13と、楽曲のジャンルとリズムを検索する楽曲検索部14と、楽曲に関連付けてリズムとジャンル名を記憶するリズム・ジャンル記憶部15と、蓄積された楽曲の中からリズムとジャンルを抽出するリズム・ジャンル抽出部16を備えているので、利用者が、リズム入力に加えてジャンル名を入力することにより、利用者の希望する楽曲の検索を迅速に行うことができる。
なお、本実施の形態2において、ジャンル名だけでなく、その楽曲の曲名、演奏者名、作曲者名、その他の楽曲に関する多くの情報がMIDIデータに含まれているので、これらの情報をリズム・ジャンル記憶部15に記憶しておき、ジャンル名入力部13からは利用者が知っている楽曲についての情報を入力するようにすれば、さらに検索効率を高めることができる。
また、上記実施の形態1および実施の形態2において、検索楽曲記憶部7に記憶する楽曲は、楽曲ID番号順に記憶するのではなく、利用者が過去に同じ楽曲を選択した回数を記憶し、回数の多い順番に並べて検索順位に優先度を付けるようにしてもよい。また、利用者が最近に利用した楽曲の回数を記憶し、最近利用した回数の多い順番に並べて検索順位に優先度を付けるようにしてもよい。
また、利用者が、楽曲を再生中にその楽曲に合わせてリズムを入力した場合には、そのリズムの部分が歌い出しでもなく、イントロでもなく、サビでなくても、リズム記憶部6またはリズム・ジャンル記憶部15に記憶しておく。これは、利用者がこのような動作を行ったのは、その利用者がその部分のリズムに共感を覚えているからであり、楽曲の検索にその部分のリズムを入力する可能性が多いからである。
以上のように、本発明に係る音楽検索装置は、蓄積された楽曲からリズムを抽出して記憶しておく一方、検索を希望する楽曲のリズムを入力して、この入力されたリズムと記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索するので、利用者が曲名や演奏者名、作曲者名等を憶えておらず、また正確な旋律を覚えていない場合でも、希望する楽曲を容易に検索することができるという効果を有し、蓄積された多数の楽曲の中から好みの楽曲を検出する音楽検索装置等として有用である。
1 楽曲蓄積部
2 音声出力部
3 スピーカ
4 リズム抽出部
5 記憶部
6 リズム記憶部
7 検索楽曲記憶部
8 制御部
9 リズム検出部
10 楽曲検索部
11 入力部
12 リズム入力部
13 ジャンル入力部
14 楽曲検索部
15 リズム・ジャンル記憶部
16 リズム・ジャンル抽出部
2 音声出力部
3 スピーカ
4 リズム抽出部
5 記憶部
6 リズム記憶部
7 検索楽曲記憶部
8 制御部
9 リズム検出部
10 楽曲検索部
11 入力部
12 リズム入力部
13 ジャンル入力部
14 楽曲検索部
15 リズム・ジャンル記憶部
16 リズム・ジャンル抽出部
Claims (10)
- 複数の楽曲を蓄積する楽曲蓄積手段と、前記楽曲からリズムを抽出するリズム抽出手段と、前記抽出されたリズムを前記楽曲と関連付けて記憶するリズム記憶手段と、検索を希望する楽曲のリズムを入力するリズム入力手段と、前記入力されたリズムを検出するリズム検出手段と、前記検出されたリズムと前記記憶されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索する楽曲検索手段と、前記検索された楽曲を前記楽曲蓄積手段から選択して音声出力する音声出力手段とを備えた音楽検索装置。
- 前記リズムは楽曲の歌唱部の歌い出し部分のリズムであることを特徴とする請求項1記載の音楽検索装置。
- 前記リズムは楽曲のイントロ部分またはサビ部分のリズムであることを特徴とする請求項1記載の音楽検索装置。
- 前記リズム記憶手段は、楽曲から抽出されたリズムを前記楽曲と関連付けて記憶する際に、前記楽曲の複数部分のリズムに関連付けて記憶することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の音楽検索装置。
- 前記リズム検索手段は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに補正情報を付加して、前記リズム記憶手段に記憶されたリズムと比較照合することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の音楽検索装置。
- 前記補正情報は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに短い拍が連続する場合は、その拍の回数を実際の回数よりも少なく換算する情報であることを特徴とする請求項5記載の音楽検索装置。
- 前記補正情報は、前記リズム入力手段により入力されたリズムに短い拍が連続した後は、その後のテンポを遅くする情報であることを特徴とする請求項5記載の音楽検索装置。
- 前記補正情報は、前記楽曲の旋律に音を長く延ばす音符がある場合に、その音符が延ばされている間に演奏される他の楽器によるリズムを加えた情報であることを特徴とする請求項5記載の音楽検索装置。
- 前記リズム入力手段により入力されたリズムに基づいて再生した楽曲を記憶する検索楽曲記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の音楽検索装置。
- 利用者が検索を希望する楽曲のジャンルを入力するジャンル入力手段を備え、前記リズム抽出手段は前記楽曲蓄積手段の楽曲からリズムとジャンルを抽出し、前記リズム記憶手段は前記楽曲を前記リズムとジャンルに関連付けて記憶し、前記楽曲検索手段は前記入力手段から入力されたジャンルに基づいて前記リズム記憶手段から該当するジャンルの楽曲を抽出するとともに前記抽出した楽曲のリズムと前記検出されたリズムとを比較照合して一致する楽曲を検索することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の音楽検索装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2004155942A Pending JP2005338353A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 音楽検索装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008250020A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Yamaha Corp | 楽音発生装置及びプログラム |
WO2012074070A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | ヤマハ株式会社 | リズムパターンの類似度に基づく楽音データの検索 |
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2004
- 2004-05-26 JP JP2004155942A patent/JP2005338353A/ja active Pending
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