JP2005337396A - 回転機の軸受構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転子の定格回転時又は回転上昇時に軸受内周面の低硬度金属層と軸受台金との間に発生する熱応力を低減させ、且つ多頻度の起動及び停止に耐え得るようにすることにある。
【解決手段】回転子との摺動面近傍がホワイトメタル等の低硬度金属層2bにより形成され、他の部分の軸受台金2aが構造用鋼によって構成された回転機の軸受構造において、低硬度金属層2bと構造用鋼との間に低硬度金属層2bと熱膨張係数の近い銅等の中間金属層2cを形成して三層構造とし、回転子の回転時に低硬度金属層2bと軸受台金2aとの間に発生する熱応力を低減させる。
【選択図】 図1
【解決手段】回転子との摺動面近傍がホワイトメタル等の低硬度金属層2bにより形成され、他の部分の軸受台金2aが構造用鋼によって構成された回転機の軸受構造において、低硬度金属層2bと構造用鋼との間に低硬度金属層2bと熱膨張係数の近い銅等の中間金属層2cを形成して三層構造とし、回転子の回転時に低硬度金属層2bと軸受台金2aとの間に発生する熱応力を低減させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、タービン発電機、蒸気タービン、ガスタービン等の回転機の軸受構造に関する。
大型の回転機、例えば大型タービン発電機の回転子の軸受としては、すべり軸受が多く用いられており、その構造は図8に示すようになっている。
図8において、回転子ジャーナル部1を支承する軸受台金2aがベアリング座3を介してハウジング4の内面に取付けられ、このハウジング4の軸方向機外側に外側油切り5が設けられ、またハウジング4の軸方向機内側にベアリングブラケット6が設けられると共に、このベアリングブラケット6の回転子軸側に内側油切り7とその内側に水素ガス密封装置8が設けられている。
ここで、軸受台金2aは回転子の荷重を支え、外側油切り5は軸受潤滑油の機外への流出を防ぐものであり、また水素ガス密封装置8は大型タービン発電機の機内冷却ガスとしてしばしば用いられる水素ガスの密封のために設けられ、内側油切り7は水素ガス密封装置8より流出する水素ガス密封油の機内への流入を防ぐものである。
なお、図8では軸受構造の上半部側のみを示しているが、その下半部側も上半部側と同様の構造になっており、回転子荷重を軸受台金2aの下半部側でも支えていることは勿論のことである。
ところで、このような構成のすべり軸受においては、万一回転子の回転中に軸受潤滑油に異物が混入した場合に回転子ジャーナル部1に傷等の損傷発生を防ぐ目的で、一般的に軸受台金2aの内周面に低硬度金属層2bが形成された構造となっている。この低硬度金属層2bは、例えばホワイトメタルにより構成され、また軸受台金2aは例えばSS400等の構造用鋼により構成されている。
この場合、低硬度金属層2bは、円周方向に形成されたアリ溝により軸受台金2aとの密着性を高めた構造にしてある。
大型の回転機、例えば大型のタービン発電機の場合、軸受荷重が大きくなるが、オイルホイップ等による軸受の不安定振動を防ぐために軸受の面圧を大きくしている。
このような高荷重、高面圧の条件下で、2極の回転電機の場合、定格回転時に50mim-1または60mim-1という高速で回転するため、軸受間隙においては大きな軸受損失が発生し、軸受台金2aの温度は上昇する。
例えば大型のタービン発電機では、上記の軸受荷重、軸受面圧の場合、回転子ジャーナル部1の軸心は定格回転時に軸受内径面最下部の中心位置より約20〜40°上方(蹴上がり方向)位置となることが知られている。
よって、軸受内で発生する軸受損失は最小油膜厚部、即ち上記の軸受内径面最下部より約20〜40°上方位置で多く発生する。ここで発生した熱量は、軸受潤滑油に取り去られる他、軸受への熱伝導によっても熱移動が生じる。
図7は定格運転中の軸受台金2aの温度分布を示している。回転子ジャーナル部1は軸受内径面最下部より約30°上方(蹴上がり方向)に位置しており、この最小油膜厚部で軸受損失発生量が最大であるため、潤滑油が約30°位置を通過する際に高温となり、この温度の潤滑油からの熱伝達により軸受台金2aが温められるため、最小油膜厚部(約30°上方位置)のやや上方の約45°位置で軸受内周面の温度が最大となっている。
ここで、軸受台金2aの内周面の最大温度をT11、この内周面の最大温度T11位置に対応する軸受台金2aの外周面の最小温度をT12とすると、温度差ΔT1は
ΔT1=T11−T12
で表される。
ΔT1=T11−T12
で表される。
一方、プラント起動時、すなわち回転子が停止またはターニングを行っていた状態から回転上昇する場合、最小油膜厚部で発生する熱量が軸受台金2a全体に十分伝わらない間に最小油膜厚部近傍の低硬度金属層2bが過渡的に温度上昇する。
図6はその例を示すものであり、プラント起動時に定格回転数到達後数分の状態での温度分布である。
ここで、軸受台金2aの内周面の最大温度をT21、この内周面の最大温度T21位置に対応する軸受台金2aの外周面の最小温度をT22とすると、温度差ΔT2は
ΔT2=T21−T22
で表される。さらに、定格回転時の定常状態での温度差ΔT1と比較するとΔT2>ΔT1となる。
ΔT2=T21−T22
で表される。さらに、定格回転時の定常状態での温度差ΔT1と比較するとΔT2>ΔT1となる。
さて、上記の如く軸受台金2aの温度が低硬度金属層2bより低く、また低硬度金属層2bの線膨張係数は一般に軸受台金2aに用いられる構造用鋼より大きいため、2種の金属間には熱応力が発生する。低硬度金属層、例えばホワイトメタルの線膨張係数は20×10-6であり、構造用鋼、例えばSS400の線膨張係数は約12×10-6である。
従って、低硬度金属層2bは軸受台金2aに比べて温度上昇、線膨張係数がともに大きいので、熱膨張しようとするが軸受台金2aと密着しているため、軸受台金2aとの境界面にせん断力が発生し、また低硬度金属層2bには圧縮応力が発生する。
この熱応力の大きさは、ΔT2>ΔT1であることから明らかであるが、定格回転時の定常状態に比べてプラント起動時の回転子の回転上昇中又は定格回転到達直後の過渡時において大きい。特に、回転上昇時の昇速率が大きい場合、ΔT2は大きくなるので、発生する熱応力も大きくなる。
このように従来の軸受構造においては、特に回転体の回転上昇時の昇速率が大きい場合に低硬度金属層2bに働く圧縮応力が大きく、低硬度金属層が局所的に塑性変形を起こすことがあった。
さらに、軸受の熱応力が回転体の定格速度よりも起動時に過渡的に大きくなるため、起動及び停止回数が多いと塑性変形範囲が徐々に拡大し、さらに塑性変形の進行により軸受内径面の変形が進むと、潤滑油の流れに乱れが生じてキャビテーションを誘発し、軸受の低硬度金属層2bがさらに変形または損傷してしまうことがあった。
また、一方では低硬度金属層2bと軸受台金2aとの間に働くせん断力により低硬度金属層2bが剥離することがあり、剥離の範囲が大きくなると低硬度金属層2bが変形し、低硬度金属層2bの損傷の原因となる恐れがあった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、軸受の低硬度金属層に発生する圧縮応力及び低硬度金属層と台金との間に働くせん断力を共に小さくすることにより、低硬度金属層の変形や剥離を防いで多頻度の起動及び停止に耐え得る軸受構造を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、次のような手段により軸受構造を構成する。
請求項1に対応する発明は、回転子との摺動面近傍がホワイトメタル等の低硬度金属層により形成され、他の部分の軸受台金が構造用鋼によって構成された回転機の軸受構造において、前記回転子の回転時に前記低硬度金属層と前記軸受台金との間に発生する熱応力を低減させる手段を設ける。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記低硬度金属層と前記構造用鋼との間に前記低硬度金属層と熱膨張係数の近い銅等の中間金属層を形成して三層構造とする。
請求項3に対応する発明は、請求項1に対応する発明の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記軸受台金の温度を上昇させる手段である。
請求項4に対応する発明は、請求項3に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記温度上昇手段は、高温の加熱液体の流路を前記軸受台金の内部に設ける。
請求項5に対応する発明は、請求項3に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記温度上昇手段は、前記軸受台金の内部にヒータを内蔵する。
請求項6に対応する発明は、請求項3に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記温度上昇手段は、前記軸受台金の内部にヒートポンプを内蔵する。
請求項7に対応する発明は、請求項1に対応する発明の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、回転子摺動面近傍の低硬度金属層の温度を低減する手段である。
請求項8に対応する発明は、請求項7に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記温度低減手段は、低温の潤滑油の流路を前記低硬度金属層の温度高温部の表面に設ける。
請求項9に対応する発明は、請求項7に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記温度低減手段は、低温の冷却媒体の流路を温度高温部分の前記低硬度金属層と前記軸受台金との境界に設ける。
請求項10に対応する発明は、請求項1に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記低硬度金属層を線膨張係数の近い銅等の金属層と一体とし、この金属層と前記軸受台金との間がすべり可能な構造とする。
請求項11に対応する発明は、請求項1に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、大きな熱応力発生部近傍に応力緩和のための溝を設ける。
請求項12に対応する発明は、請求項1に対応する発明の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記低硬度金属層と軸受台金のいずれか又は両方の温度を監視し、回転上昇時又は回転降下時の熱応力を推定して回転数、昇速率、給油量の少なくとも一つを前記熱応力の推定値をもとに変化させるシステムを備える。
請求項13に対応する発明は、請求項1乃至請求項12のいずれかに対応する発明の軸受構造を備えた回転機を構成する。
本発明は、低硬度金属層に発生する圧縮応力及び低硬度金属層と台金との間に働くせん断力を共に小さくすることにより、低硬度金属層の変形や剥離を防いで多頻度の起動及び停止に耐え得るものとなる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明による軸受構造の第1の実施形態の要部を示す構成図で、図6及び図7と同一部分には同一符号を付して説明する。
第1の実施形態では、図1に示すように構造用鋼により構成された軸受台金2aとその内周面に形成される低硬度金属層2bとの間にこの低硬度金属層と線膨張係数の近い金属による中間金属層2cを設けて三層構造としたものである。
この場合、低硬度金属層2bとして例えばホワイトメタルを使用し、軸受台金2aとして例えばSS400を用い、中間金属層2cとして例えば銅を用いて三層構造としている。
このような構成の軸受構造においては、ホワイトメタルの線膨張係数が約20×10-6であり、銅の線膨張係数が約18×10-6であり、SS400の線膨張係数が約12×10-6である。
従って、ホワイトメタルと銅の線膨張係数が近いので、ホワイトメタルと銅の間のせん断力は従来構造に比べて小さくなり、またホワイトメタルに発生する圧縮応力も小さくなる。
なお、銅とSS400との間にせん断力が発生し、また銅に圧縮応力が発生するが、この圧縮応力は銅の耐力に比べて小さいため、銅が塑性変形を起こすことはない。
図2は本発明による軸受構造の第2の実施形態の要部を示す構成図で、図6及び図7と同一部分には同一符号を付して説明する。
第2の実施形態では、図2に示すように軸受台金2a内部の大きな熱応力発生部近傍に複数の流路2dを軸方向に設け、この流路2dに高温の加熱流体を流して軸受台金2aの温度を上昇させ、低硬度金属層2bと軸受台金2aとの熱膨張差を小さくするようにしたものである。
このような構成の軸受構造とすれば、軸受台金2aと低硬度金属層2bとの間に発生する熱応力を小さくすることができる。
上記実施形態では、軸受台金2a内部の大きな熱応力発生部近傍に高温の加熱流体を流す流路を設けたが、この部分に流路に代えてヒータ又はヒートポンプを設け、このヒータ又はヒートポンプにより軸受台金2aの温度を上昇させて、低硬度金属層2bと軸受台金2aの熱膨張差を小さくするようにしてもよい。
図3は本発明による軸受構造の第3の実施形態の要部を示す構成図で、図6及び図7と同一部分には同一符号を付して説明する。
第3の実施形態では、図3に示すように軸受台金2a内部の大きな熱応力発生部近傍に対応する低硬度金属層2bの表面に潤滑油を流すための溝2eを軸方向に設けるようにしたものである。
このような構成の軸受構造とすれば、潤滑油が溝2eに沿って軸方向に流れることにより、低硬度金属層2bの最大温度が低下して、軸受台金2aと低硬度金属層2bとの熱膨張差が小さくなるので、軸受台金2aと低硬度金属層2bとの間に発生する熱応力を低減することができる。
上記実施形態では低硬度金属層2bの表面に潤滑油を流す溝を設けたが、軸受台金2a内の大きな熱応力発生部近傍に対応する低硬度金属層2bと軸受台金2aの境界に軸方向の流路2eを設け、この流路2eに低温の冷却媒体を流すようにしても同様の効果を得ることができる。
図4は本発明による軸受構造の第4の実施形態の要部を示す構成図で、図6及び図7と同一部分には同一符号を付して説明する。
第4の実施形態では、図4に示すように低硬度金属層2bをホワイトメタルとし、このホワイトメタルを例えば銅の金属層2fの表面に鋳入してパッド状の構成とし、この金属層2fが軸受台金2aの内径面ですべり可能な構成としたものである。
このような構成の軸受構造において、ホワイトメタルと銅は線膨張係数が近いので、ホワイトメタルと銅の間に発生する熱応力は小さい。また、銅の金属層2fと軸受台金2aの間はすべるので、せん断力として発生するのは摩擦力だけであり、従来構造の軸受け台金2aとホワイトメタルの間に発生していたせん断力に比べて遥かに小さな値となるので、銅の金属層2fに発生する熱応力は小さなものとなる。
図5は本発明による軸受構造の第5の実施形態の要部を示す構成図で、図6及び図7と同一部分には同一符号を付して説明する。
第5の実施形態では、図5に示すように低硬度金属層2bの表面で熱応力の大きい範囲に複数本の応力緩和溝2gを設け、発生する熱応力を緩和するようにしたものである
このような構成の軸受構造においては、溝2gが低硬度金属層2bの大きな熱応力発生部近傍の温度低減効果を併せて期待できるので、複合した効果を得ることができる。
このような構成の軸受構造においては、溝2gが低硬度金属層2bの大きな熱応力発生部近傍の温度低減効果を併せて期待できるので、複合した効果を得ることができる。
上記各実施形態では、軸受構造自体に熱応力低減機能を持たせた構成について述べたが、低硬度金属層2bと軸受台金2aのいずれか又は両方の温度を監視し、回転上昇時又は回転降下時の熱応力を推定して回転体の回転数や昇速率、給油の少なくとも一つを変化させるシステムを軸受外部に備え、前記熱応力の推定値にもとに軸受給油温度を調整したり、回転体の回転数や昇速率を低くしたりすることにより、低硬度金属層に発生する熱応力を低減するようにしてもよい。
また、図8の従来構造では低硬度金属層2bにあり溝を形成して軸受台金との密着性を高めているが、本発明ではせん断力や熱応力の発生を低減させることで軸受台金2aとの密着性が得られるため、図1乃至図5では、低硬度金属層2bや中間金属層2cに剥離防止のためのあり溝が不要となる。
なお、本発明において、低硬度金属層2bや中間金属層2cにあり溝を設けても良いことは言うまでもない。
1…回転子ジャーナル部、2a…軸受台金、2b…低硬度金属層、2c…中間金属層、2d…加温液体流路、2e…冷却用溝、2f…金属層、2g…応力緩和溝、3…ベアリング座、4…ハウジング、5…外側油切り、6…ベアリングブラケット、7…内側油切り
Claims (13)
- 回転子との摺動面近傍がホワイトメタル等の低硬度金属層により形成され、他の部分の軸受台金が構造用鋼によって構成された回転機の軸受構造において、
前記回転子の回転時に前記低硬度金属層と前記軸受台金との間に発生する熱応力を低減させる手段を設けたことを特徴とする回転機の軸受構造。 - 請求項1記載の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記低硬度金属層と前記構造用鋼との間に前記低硬度金属層と熱膨張係数の近い銅等の中間金属層を形成して三層構造としたことを特徴とする回転機の軸受構造。
- 請求項1記載の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記軸受台金の温度を上昇させる手段であることを特徴とする回転機の軸受構造。
- 請求項3記載の回転機の軸受構造において、前記温度上昇手段は、高温の加熱液体の流路を前記軸受台金の内部に設けたものである回転機の軸受構造。
- 請求項3記載の回転機の軸受構造において、前記温度上昇手段は、前記軸受台金の内部にヒータを内蔵したものである回転機の軸受構造。
- 請求項3記載の回転機の軸受構造において、前記温度上昇手段は、前記軸受台金の内部にヒートポンプを内蔵したものである回転機の軸受構造。
- 請求項1記載の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、回転子摺動面近傍の低硬度金属層の温度を低減する手段であることを特徴とする回転機の軸受構造。
- 請求項7記載の回転機の軸受構造において、前記温度低減手段は、低温の潤滑油の流路を前記低硬度金属層の温度高温部の表面に設けたものである回転機の軸受構造。
- 請求項7記載の回転機の軸受構造において、前記温度低減手段は、低温の冷却媒体の流路を温度高温部分の前記低硬度金属層と前記軸受台金との境界に設けたものである回転機の軸受構造。
- 請求項1記載の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記低硬度金属層を線膨張係数の近い銅等の金属層と一体とし、この金属層と前記軸受台金との間がすべり可能な構造としたものである回転機の軸受構造。
- 請求項1記載の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、大きな熱応力発生部近傍に応力緩和のための溝を設けたものである回転機の軸受構造。
- 請求項1記載の回転機の軸受構造において、前記熱応力低減手段は、前記低硬度金属層と軸受台金のいずれか又は両方の温度を監視し、回転上昇時又は回転降下時の熱応力を推定して回転数、昇速率、給油量の少なくとも一つを前記熱応力の推定値をもとに変化させるシステムを備えたことを特徴とする回転機の軸受構造。
- 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の軸受構造を備えた回転機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004157863A JP2005337396A (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 回転機の軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004157863A JP2005337396A (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 回転機の軸受構造 |
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Family Applications (1)
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JP2004157863A Pending JP2005337396A (ja) | 2004-05-27 | 2004-05-27 | 回転機の軸受構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016136998A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受 |
-
2004
- 2004-05-27 JP JP2004157863A patent/JP2005337396A/ja active Pending
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WO2016136998A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受 |
JP2016161015A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受 |
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