JP2005337208A - ベーンロータリ型空気ポンプ - Google Patents

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澤井  清
Noboru Iida
飯田  登
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Abstract

【課題】ポンプ機構部と駆動モータを直結したベーンロータリ型空気ポンプにおいて、吸入口から漏れる騒音を防いで低騒音化を図る。
【解決手段】シリンダ103とロータ110とベーン112をフロントプレート114とリアプレート122で挟み込んで構成するベーンロータリ型空気ポンプにおいて、フロントプレート114に吸入口115を設け、吸入口115の位置に対応してシリンダ103に吸入通路105を設け、吸入通路105に連通するようにリアプレート122に吸入ポート123を設けることにより、吸入経路を長くして、ポンプ空間129で発生する騒音が吸入口115から漏れ出てくるのを少なくして騒音を低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モバイル機器用燃料電池に用いるオイルレス空気ポンプに関する。
現在、モバイル用の燃料電池は開発途上であり、この燃料電池のセルに空気を供給する空気ポンプとしては適切なものが存在しない。この種の空気ポンプに求められる特性は、供給空気はオイル等の不純物を含んでいないこと、すなわちオイルレス機構であること、供給空気量は10リットル/分程度の比較的小流量でよいが、燃料電池システムの空気通路で生じる圧力損失に打ち勝って空気を送り込むために、その供給圧力ΔPはおよそ5kPa必要なこと、大きさはモバイル機器に組み込む必要性から直径はおよそφ30mm以下であること、及び騒音レベルが低いことである。
これらの特性を満たす空気ポンプとしてベーンロータリ型空気ポンプが考えられるが、ここではベーンロータリ型ポンプ機械として、冷凍サイクルに設けられた従来のベーンロータリ型圧縮機について、図11及び図12を参照して説明する(例えば、特許文献1参照)。
図11及び図12に示されるように、ベーンロータリ型圧縮機は、内面が円筒状のシリンダ13内に、中心軸がシリンダ13の中心軸と所定量だけ離れた状態で円筒状のロータ14が配置され、ロータ14にはその中心軸方向に複数のベーン溝16が設けられ、これらのベーン溝16内には板状のベーン17が摺動可能な状態で勘合され、ベーン17の先端部がシリンダ13の内面と摺接している。
さらに、ロータ14とベーン17を挟み込むようにフロントプレート11とリアプレート12がシリンダ13の端面に配置されることにより、シリンダ13、ロータ14、ベーン17、フロントプレート11およびリアプレート12により囲まれて複数の圧縮空間18が形成されている。前記シリンダ13は、その周囲に吸入口22と吸入ポート19および吐出ポート20、吐出通路24と吐出口27を備えている。また、前記ロータ14は駆動力を伝達するメカシャフト15を備えている。
さらに、リアプレート12の後流側には給油ケース25が設けられ、その中には油溜まり部26が形成されている。また、給油ケース25内には、油溜まり部26の潤滑油をリアプレート12に形成された給油通路28を介してロータ14の溝16に供給するオイルコントロール弁ユニット29が収納されている。
図示されていないエンジンあるいはモータから、図示されていないベルトを介して動力がメカシャフト15に伝達されると、図12において時計回りにロータ14が回転し、冷凍サイクルから戻ってきた冷媒ガスが吸入ポート19からシリンダ13内の圧縮空間18に吸入されて圧縮される。圧縮された高圧のガスは、吐出ポート20から吐き出され、給油ケース25に入る。この給油ケース25内で潤滑油が分離されて、冷媒ガスのみが吐出口27から冷凍サイクルへと流出する。分離された潤滑油は一旦油溜まり部26に貯留され、この後、オイルコントロール弁ユニット29から給油通路28を経て、ロータ14の溝16に供給される。この結果、潤滑油の圧力によりベーン17に背圧が付与され、ベーン17がシリンダ13の内面を摺動する構成になっていた。
特開2001−214875号公報
上記構成の従来のベーンロータリ型ポンプは、冷凍サイクル中に組み込まれて使用されるポンプ機構であり、吸入口22と吐出口27は冷凍サイクルに連結されており、大気には開放されていないので、ポンプ機構部で発生する音(例えば、ベーンの摺動音や冷媒ガスの圧力変化に伴う流体音)は直接大気中に漏れ出してくる現象は発生しなかった。
しかしながら、この種の容積型ポンプをモバイル燃料電池のセルに空気を供給する空気ポンプに適用すると、空気を直接吸入する関係上、吸入口22が大気に直接剥き出しになって、ポンプ機構部で発生する騒音が吸入口22から大気中に漏れることになり、騒音の問題からモバイル燃料電池に使用が難しくなるという課題が生じていた。
また、騒音低減のために吸入マフラーを取り付けることも考えられるが、サイズが大きくなって、この手段もモバイル燃料電池に適用することが難しい。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、空気ポンプの全体寸法が小さいままで、低騒音のベーンロータリ型空気ポンプを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、ポンプ機構部と駆動モータとが並設され、円筒状内面を有するシリンダと、該シリンダ内にその中心軸から偏心させた状態で配置され複数のベーン溝を有する円筒状のロータと、該ロータと一体的に回転する回転軸と、前記複数のベーン溝に摺動自在に挿入され自己潤滑性を有する材質よりなる板状のベーンと、前記ロータと前記ベーンを挟み込むように前記シリンダの両端面に取り付けられたフロントプレートとリアプレートとにより前記ポンプ機構部を構成して、該ポンプ機構部に複数のポンプ空間を形成し、前記回転軸を前記駆動モータで駆動することにより前記ポンプ空間の容積を変化させるようにしたベーンロータリ型空気ポンプであって、前記フロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入口が設けられ、該吸入口の位置に対応して前期シリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するように前記フロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入ポートが設けられることにより、空気が前記吸入口から吸い込まれ、順次前記吸入通路と前記吸入ポートを経て前記ポンプ空間へ流入することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、吸入口がフロントプレートに設けられ、該吸入口の位置に対応してシリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するようにリアプレートに吸入ポートが設けられることにより、空気が前記フロントプレート側から吸い込まれ、順次前記吸入通路と前記吸入ポートを経て、前記リアプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、吸入口がリアプレートに設けられ、該吸入口の位置に対応してシリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するようにフロントプレートに吸入ポートが設けられることにより、空気が前記リアプレート側から吸い込まれ、順次前記吸入通路と前記吸入ポートを経て、前記フロントプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、フロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入口が設けられ、前記フロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入ポートが設けられ、シリンダには1つが前記吸入口に連通し他の1つが前記吸入ポートに連通するとともに互いにつながった複数本の吸入通路が設けられたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、フロントプレートに吸入口と吸入ポートがそれぞれ独立して設けられ、シリンダには前記吸入口に連通する第1の吸入通路と前記吸入ポートに連通する第2の吸入通路とが設けられ、第1の吸入通路と第2の吸入通路とはリアプレート側で互いにつながってなり、空気が前記フロントプレート側から吸い込まれ、第1の吸入通路と第2の吸入通路を通過した後、前記フロントプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、リアプレートに吸入口と吸入ポートがそれぞれ独立して設けられ、シリンダには前記吸入口に連通する第1の吸入通路と前記吸入ポートに連通する第2の吸入通路とが設けられ、第1の吸入通路と第2の吸入通路とはフロントプレート側で互いにつながってなり、空気が前記リアプレート側から吸い込まれ、第1の吸入通路と第2の吸入通路を通過した後、前記リアプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とする。
本発明によれば、フロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入口が設けられ、該吸入口の位置に対応してシリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するようにフロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入ポートが設けられたことにより、空気が吸入口から吸い込まれ、順次吸入通路と吸入ポートを経てポンプ空間へ流入することになるから、空気がポンプ空間に吸い込まれるまでの吸入通路が長くなり、ポンプ空間で発生する騒音は、吸入通路内で減衰して吸入口から外部へ漏れ出すことが少なくなり、低騒音の空気ポンプを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図であり、図2は図1におけるポンプ機構部の側面断面に相当する。
図1及び図2において、ベーンロータリ型空気ポンプの本体101は、ポンプ機構部102と駆動モータ130により構成されている。
ポンプ機構部102は、円筒状の内面104を有するシリンダ103と、シリンダ103内に配置されシリンダ103の中心軸と所定量だけ偏心した中心軸を有する円筒状のロータ110を備えている。ロータ110には、その中心軸方向に延びる複数(本実施の形態では2本)のベーン溝111が形成されており、これらのベーン溝111内に、自己潤滑性を有するカーボン複合材料よりなる板状のベーン112が摺動自在に挿入され、ベーン112の先端部はシリンダ103の内面104と摺接している。ロータ110とシリンダ103は、本実施の形態ではアルミニウム合金より構成されて軽量化が図られており、その材質にはシリコン含有率が約10%のアルミニウム合金が使用されている。
また、ロータ110とベーン112を挟み込むように、フロントプレート114とリアプレート122がシリンダ103の両端面に取り付けられており、シリンダ103、ロータ110、ベーン112、フロントプレート114及びリアプレート122に囲繞された複数のポンプ空間129が形成されている。さらに、フロントプレート114及びリアプレート122の摺動表面には二硫化モリブデン等の自己潤滑性材料がコーティング処理されている。
図3は、図1におけるフロントプレート114のB−B矢視図を示している。
図1及び図3において、フロントプレート114には、吸入口115及び吐出ポート116が形成されており、吐出ポート116には吐出管117が取り付けられている。ここで、吸入口115はフロントプレート114を軸方向に貫通する穴であり、吐出ポート116はその中央部に貫通穴が形成された窪み状のポートであり、吐出管117はこの貫通穴に臨むように設けられている。
図4は、図1におけるリアプレート122のC−C矢視図を示している。
図4において、リアプレート122には、窪み状の吸入ポート123と、窪み状の擬似の吐出ポート124が形成されている。吐出ポート116と擬似の吐出ポート124は、B−B方向から見ると略同一形状をしている。なお、図2には、吸入ポート123及び吐出ポート116,124が破線で示されている。
また、シリンダ103には軸方向に貫通する吸入通路105が設けられており、この吸入通路105は吸入口115と吸入ポート123とを連通させるように設けられている。
リアプレート122の反ポンプ機構部側には、リアプレート122に直接接触させて駆動モータ130が配置されている。リアプレート122には、複数のねじ穴127が形成されており、リアプレート122は駆動モータ130のケーシング端面131に複数のねじ140で直接締結されている。
駆動モータ130は、円筒状のコイル132と永久磁石を備えた回転子133より成る直流モータで、回転子133は長尺の回転軸113を備えている。回転軸113は、駆動モータ130の内部ではモータ軸受134、135で支承されており、駆動モータ130からリアプレート122を貫通してポンプ機構部102に延び、ポンプ機構部102内ではフロントプレート114内の軸受118及びリアプレート122内の軸受125により支承されている。
また、ポンプ機構部102内の回転軸113にはロータ110が固定されており、駆動モータ130で発生した回転力は回転軸113を介してロータ110に伝達される。
上記構成とすることにより、本発明のベーンロータリ型空気ポンプは、駆動モータ130に通電すると、互いに連結された回転軸113及びロータ110が図1に示す矢印の方向に一体的に回転する。この時、ベーン112は回転の遠心力によりベーン溝111内で外側に向かって移動し、ベーン112の先端部がシリンダ内面104に摺接しながら回転運動する。
その結果、ポンプ空間129は伸縮する(容積が変化する)ので、図1の実線矢印で示すように、空気がフロントプレート114の吸入口115より吸い込まれ、シリンダ103を軸方向に貫通する吸入通路105を経由した後、リアプレート122に形成された吸入ポート123を経て、ポンプ空間129に吸い込まれる。ポンプ空間129に流入した空気は、ほぼ1回転する間に圧力ΔPが上昇(およそΔP=5kPa)した後、図1の破線矢印で示すように、フロントプレート114に形成された吐出ポート116を経て吐出管117より外部へ流出する。
なお、擬似の吐出ポート124は、ロータ110の左右に同じ圧力を印加させるためのもので、擬似の吐出ポート124が存在することで、ロータ110はフロントプレート114とリアプレート122との間で圧力バランスがとれ、一方のプレートに押し付けられることがなく、磨耗が生じにくくなる。
さて、本実施の形態1の構成においては、フロントプレート114には吸入ポートが設けられていない。すなわち、吸入口15から吸い込まれた空気は、フロントプレート114側からポンプ空間129に直接流れ込むことがなく、シリンダ110を貫通する吸入通路105を通過した後、リアプレート122に設けられた吸入ポート123に到達し、このポートからポンプ空間129に流入する。
上記のような運転を行うと、ポンプ空間129内では、例えばベーン112がシリンダ円筒面104を摺動する時に生じる接触摺動音、あるいは圧縮された空気がポンプ機構部102の隙間から低圧側のポンプ空間129へと漏れる時に生じる空気の膨張音などの騒音が発生し、この騒音が吸入口115から外部へ漏れて来るが、本実施の形態1ように吸入通路105を設けて吸入経路を長くすることにより、前記の騒音が該吸入通路105内で減衰し、吸入口115から外部へ漏れ出すことが少なくなり、運転時の騒音を著しく低減することができる。
(実施の形態2)
吸入口をポンプ外周円筒面に設ける場合の一例について説明する。図5は、本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図であり、図6は図5におけるポンプ機構部の側面断面図である。
図5及び図6において、本実施の形態2では吸入口126はリアプレート122の外周部に設けられており、吸入ポート119がフロントプレート114に設けられている。また、シリンダ103に設けられた吸入通路105は、吸入口126と吸入ポート119とを連通させている。
上記構成によって、リアプレート122の吸入口126から吸い込まれた空気は、直接ポンプ空間129に吸い込まれることはなく、一旦吸入通路105を通過した後、フロントプレート114の吸入ポート119を経てポンプ空間129に流入するので、吸入経路が長くなり、実施の形態1と同様、外部への騒音の漏れを著しく低減することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図であり、図8は図7におけるポンプ機構部の側面断面図である。
図7及び図8において、本実施の形態3ではフロントプレート114に吸入口115と吸入ポート120がそれぞれ独立して設けられている。一方、シリンダ103には、軸方向に貫通する2本の吸入通路105,106が設けられており、吸入通路105は吸入口115に連通し、吸入通路106は吸入ポート120に連通している。また、リアプレート122には、2本の吸入通路105,106がつながるように連通ポート127が設けられている。なお、連通ポート127はシリンダ103のリアプレート122側端に設けても良い。
上記構成によって、フロントプレート114の吸入口115から吸い込まれた空気は、まず吸入通路105を通過した後、リアプレート122の連通ポート127に到達し、その後吸入通路106を経て吸入ポート120からポンプ空間129に流入する。
このように本実施の形態3では、ポンプ全体のサイズはそのままでありながら、実施の形態1又は2の場合よりさらに吸入経路が長くなって、運転時の騒音が吸入口115から漏れ出すことが少なくなって、一層の騒音低減を図ることができる。
(実施の形態4)
吸入口をポンプ外周円筒面に設ける他の一例について説明する。図9は、本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図であり、図10は図9におけるポンプ機構部の側面断面図である。
図9及び図10において、本実施の形態4ではリアプレート122に吸入口126と吸入ポート128がそれぞれ独立して設けられている。一方、シリンダ103には、軸方向に貫通する2本の吸入通路105,106が設けられており、吸入通路105は吸入口126に連通し、吸入通路106は吸入ポート128に連通している。また、フロントプレート114には、2本の吸入通路105,106がつながるように連通ポート121が設けられている。なお、連通ポート121はシリンダ103のフロントプレート114側端に設けても良い。
上記構成によって、リアプレート122の吸入口126から吸い込まれた空気は、まず入通路105を通過した後、フロントプレート114の連通ポート121に到達し、その後吸入通路106を経て吸入ポート128からポンプ空間129に流入する。
このように、本実施の形態4では、実施の形態3と同様にポンプ全体のサイズはそのままでありながら、実施の形態1又は2の場合よりさらに吸入経路が長くなって、運転時の騒音が吸入口126から漏れ出すことが少なくなり、一層の騒音低減を図ることができる。
本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図 図1におけるポンプ機構部の側面断面図 図1におけるB−B矢視図 図1におけるC−C矢視図 本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図 図5におけるポンプ機構部の側面断面図 本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図 図7におけるポンプ機構部の側面断面図 本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型空気ポンプの正面断面図 図9におけるポンプ機構部の側面断面図 従来のベーンロータリ型圧縮機の断面図 図11におけるI−I断面図
符号の説明
101 空気ポンプ本体
102 ポンプ機構部
103 シリンダ
104 シリンダの円筒状内面
105,106 吸入通路
110 ロータ
111 ベーン溝
112 ベーン
113 回転軸
114 フロントプレート
115,126 吸入口
119,120,123,128 吸入ポート
121,127 連通ポート
122 リアプレート
129 ポンプ空間
130 駆動モータ

Claims (6)

  1. ポンプ機構部と駆動モータとが並設され、円筒状内面を有するシリンダと、該シリンダ内にその中心軸から偏心させた状態で配置され複数のベーン溝を有する円筒状のロータと、該ロータと一体的に回転する回転軸と、前記複数のベーン溝に摺動自在に挿入され自己潤滑性を有する材質よりなる板状のベーンと、前記ロータと前記ベーンを挟み込むように前記シリンダの両端面に取り付けられたフロントプレートとリアプレートとにより前記ポンプ機構部を構成して、該ポンプ機構部に複数のポンプ空間を形成し、前記回転軸を前記駆動モータで駆動することにより前記ポンプ空間の容積を変化させるようにしたベーンロータリ型空気ポンプであって、
    前記フロントプレートあるいは前記リアプレートのいずれかに吸入口が設けられ、該吸入口の位置に対応して前期シリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するように前記フロントプレートあるいは前記リアプレートのいずれかに吸入ポートが設けられることにより、空気が前記吸入口から吸い込まれ、順次前記吸入通路と前記吸入ポートを経て前記ポンプ空間へ流入することを特徴としたベーンロータリ型空気ポンプ。
  2. 吸入口がフロントプレートに設けられ、該吸入口の位置に対応してシリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するようにリアプレートに吸入ポートが設けられることにより、空気が前記フロントプレート側から吸い込まれ、順次前記吸入通路と前記吸入ポートを経て、前記リアプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とした請求項1に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
  3. 吸入口がリアプレートに設けられ、該吸入口の位置に対応してシリンダに吸入通路が設けられ、該吸入通路に連通するようにフロントプレートに吸入ポートが設けられることにより、空気が前記リアプレート側から吸い込まれ、順次前記吸入通路と前記吸入ポートを経て、前記フロントプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とした請求項1に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
  4. フロントプレートあるいはリアプレートのいずれかに吸入口が設けられ、前記フロントプレートあるいは前記リアプレートのいずれかに吸入ポートが設けられ、シリンダには1つが前記吸入口に連通し、他の1つが前記吸入ポートに連通するとともに互いにつながった複数本の吸入通路が設けられたことを特徴とした請求項1に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
  5. フロントプレートに吸入口と吸入ポートがそれぞれ独立して設けられ、シリンダには前記吸入口に連通する第1の吸入通路と前記吸入ポートに連通する第2の吸入通路とが設けられ、前記第1の吸入通路と前記第2の吸入通路とはリアプレート側で連通されてなり、空気が前記フロントプレート側から吸い込まれ、前記第1の吸入通路と前記第2の吸入通路とを通過した後、前記フロントプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とした請求項1又は請求項4に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
  6. リアプレートに吸入口と吸入ポートがそれぞれ独立して設けられ、シリンダには前記吸入口に連通する第1の吸入通路と前記吸入ポートに連通する第2の吸入通路とが設けられ、前記第1の吸入通路と前記第2の吸入通路とはフロントプレート側で連通されてなり、空気が前記リアプレート側から吸い込まれ、前記第1の吸入通路と前記第2の吸入通路とを通過した後、前記リアプレート側から前記ポンプ空間へ流入することを特徴とした請求項1又は請求項4に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
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