JP2006046203A - ベーンロータリ型空気ポンプ - Google Patents

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飯田  登
Atsushi Sakuta
作田  淳
Tatsuya Nakamoto
達也 中本
Ryuichi Ono
竜一 大野
Kiyoshi Sawai
澤井  清
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Abstract

【課題】燃料電池に空気を供給するポンプとしてリアプレートに構成された吸入ポートとフロントプレートに構成された吸入ポートと吐出ポートとのロータ回転方向のズレを無くし、性能の安定化と騒音の低減を図る。
【解決手段】リアプレート112に設けた第2の吸入ポート117の大きさをフロントプレート111に設けた第1の吸入ポート113より小さくして、リアプレート112とフロントプレート111がロータ107の回転方向にずれて組立てられても、リアプレート112に設けられた第2の吸入ポート117がフロントプレート111の第1の吸入ポート113の吸入する範囲を越えないようにして、不足圧縮や過圧縮を防ぎ、性能の安定化と騒音の低減を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、モバイル機器用燃料電池等に用いる小型のオイルレス空気ポンプに関するものである。
現在、モバイル用の燃料電池は開発途上であり、この燃料電池のセルに空気を供給する空気ポンプとしては適切なものが存在しない。この種の空気ポンプに求められる特性は、供給空気はオイル等の不純物を含んでいないこと、すなわちオイルレス機構であること、供給空気量は10リットル/min程度であり比較的小流量でよいが、燃料電池システムの空気通路で生じる圧力損失にうち勝って空気を送り込むために、その供給圧力Δpは2kPa〜5kPa必要なこと、大きさはモバイル機器に組み込む必要性から直径φはおよそ30mm以下であること、および騒音レベルが低いことが求められる。
従来、この種のポンプとしては、ベーンロータリ圧縮機があった(例えば、特許文献1参照)。
図11は、従来のベーンロータリ圧縮機の縦断面図で、図12は、従来のベーンロータリ圧縮機の側面断面図である。図11、図12において、内面が円筒状のシリンダ13内に、中心軸がシリンダ13の中心軸と所定量だけ離れた状態で円筒状のロータ14が配置され、ロータ14にはその中心軸方向に複数のベーン溝16が設けられ、これらのベーン溝16内には板状のベーン17が摺動可能な状態で勘合され、ベーン17の先端部がシリンダ13の内面と摺動する構成になっている。さらに、ロータ14とベーン17を挟み込むようにフロントプレート11とリアプレート12がシリンダ13の端面に配置されることにより、シリンダ13、ロータ14、ベーン17、フロントプレート11およびリアプレート12により囲まれて複数の圧縮空間18が形成されている。
シリンダ13は、その周囲で所定の位置に吸入ポート19と吐出ポート20を備えている。また、ロータ14は中心軸に駆動力を伝達するメカシャフト15を備えている。さらに、リアプレート12の後方には給油ケース25が設けられ、その中には油溜まり部26が形成されている。また、給油ケース25内には、油溜まり部26の潤滑油をリアプレート12に形成された給油通路28を介してロータ14の溝16に供給するオイルコントロール弁ユニット29が収納されている。
図示されていないエンジンあるいはモータから、図示されていないベルトを介して動力がメカシャフト15に伝達されると、図12において時計回りにロータ14が回転し、冷凍サイクルから戻ってきた冷媒ガスが吸入ポート19からシリンダ13内の圧縮空間18に吸入されて圧縮される。圧縮された高圧のガスは、吐出ポート20から吐出され、給油ケース25に入る。この給油ケース25内で冷媒ガスに混合していた潤滑油が分離されて、冷媒ガスのみが冷凍サイクルへと出て行く。分離された潤滑油は一旦油溜まり部26に貯留され、この後、オイルコントロール弁ユニット29から給油通路28を経て、ロータ14の溝16に供給される。この結果、潤滑油の圧力によりベーン17に背圧が付与され、ベーン17がシリンダ13の内面を摺動する構成になっている。
特開2001−214875号公報
上記従来の構成では、シリンダの外周部に吸入ポートと吐出ポートを備える構成であり
、圧縮機全体の外径が大きくなってしまうという課題を有している。
そのため、圧縮機の外径を小さくするために吸入ポートをフロントプレートとリアプレートに分けて設け、吐出ポートをフロントプレートに設ける方法がある。しかし、その方法では組立時にフロントプレートとリアプレートの位置が回転方向にずれてしまう可能性がある。すなわち、リアプレートの吸入ポートとフロントプレートの吐出ポートとの回転方向の相対位置、および、ロータとシリンダの隙間の一番狭い位置と吸入ポートや吐出ポートの回転方向の相対位置がずれてしまい、そのずれにより不足圧縮が発生してポンプの性能が低下したり、騒音が増大するといった課題を有する。
本発明はこのような課題を解決するものであり、ポンプの性能の安定化と騒音を低減できる空気ポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、内面が円筒状のシリンダ内に、シリンダの中心軸から所定量だけ偏心させた状態で円筒状のロータを配置し、このロータにはその中心軸方向に複数の溝を設け、これらの溝には自己潤滑性を有する材質よりなる板状のベーンを摺動可能な状態で勘合させ、摺動面に自己潤滑性材質を備えたフロントプレートとリアプレートをロータとベーンを挟み込むようにシリンダの端面に配置して複数のポンプ空間を作り出し、ロータの中心軸にはメカシャフトを備えてポンプ機構部を構成し、リアプレートの反ポンプメカ側端面にはモータを配置し、このモータがメカシャフトを駆動することによりポンプ空間が伸縮作用を生じるオイルレス空気ポンプを構成するとともに、フロントプレートに設けた第1の吸入ポートが前記シリンダの内周と前記シリンダの前記フロントプレートに臨む面との接合線に沿って前記ポンプ空間の吸入空間に臨む範囲より、リアプレートに設けた第2の吸入ポートが前記シリンダの内周と前記シリンダの前記リアプレートに臨む面の接合線に沿って吸入室に臨む範囲を狭くしたものである。
上記構成において、組立時にフロントプレートとリアプレートの回転方向の位置がずれてもリアプレートの吸入ポートが吸入空間に臨む区間はフロントプレートの吸入ポートが吸入空間に臨む区間に含まれ、第2の吸入ポートと吐出ポートとの回転方向における相対位置のずれの許容範囲を大きくすることができ、ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
本発明の空気ポンプは、組立時の吸入ポートと吐出ポートとの回転方向における相対位置のずれの許容範囲を大きくして回転方向の位置ズレによる性能低下を防ぐことができ、ポンプの性能安定化と騒音の低減を図ることができる。
第1の発明は、内面が円筒状のシリンダ内に、中心軸がシリンダの中心軸と所定量だけ離れた状態で円筒状のロータを配置し、ロータにはその中心軸方向に複数のベーン溝を設け、これらのベーン溝には自己潤滑性を有する材質よりなる板状のベーンを摺動可能な状態で勘合させ、摺動面に自己潤滑性材質を備えたフロントプレートとリアプレートとをロータとベーンを挟み込むようにシリンダの端面に配置して複数のポンプ空間を形成し、フロントプレートを貫通する第1の吸入ポートと吐出ポートとを備え、リアプレートには第1の吸入ポートに相対して窪み状の第2の吸入ポートを備え、シリンダには、第1の吸入ポートと第2の吸入ポートとを連通する連通孔を設け、ロータの中心軸にはメカシャフトを備えてポンプ機構部を構成し、リアプレートの反ポンプ側端面にはモータを配置し、このモータがメカシャフトを駆動することによりポンプ空間が伸縮作用を生じるオイルレス空気ポンプを構成し、第1の吸入ポートがシリンダの内周とフロントプレートに臨む面と
の接合線に沿ってポンプ空間の吸入空間に臨む範囲より、第2の吸入ポートがシリンダの内周とシリンダのリアプレートに臨む面の接合線に沿って吸入室に臨む範囲を狭くしたものである。
これにより、組立時にフロントプレートとリアプレートの回転方向の位置がずれても第2の吸入ポートが吸入空間に臨む区間は第1の吸入ポートが吸入空間に臨む区間に含まれ、第2の吸入ポートと吐出ポートとの回転方向における相対位置のずれの許容範囲を大きくすることができ、ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
第2の発明は、特に第1の発明に加えて第1の吸入ポートがシリンダの内周とシリンダのフロントプレートに臨む面との接合線に沿ってポンプ空間の吸入空間に臨む範囲より広い範囲でシリンダの内周とシリンダのフロントプレートに臨む面の接合線の部分に切り欠きを設けたもので、シリンダとロータの距離が一番狭い位置と吸入終了位置とのズレを防ぐことができ、ポンプ性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
第3の発明は、特に第1と第2の発明に加えてフロントプレートに設けられた吐出ポートがシリンダの内周とシリンダのフロントプレートに臨む面との接合線に沿ってポンプ空間の圧縮空間に臨む範囲より広い範囲でシリンダの内周とシリンダのフロントプレートに臨む面の接合線の部分に切り欠きを設けたもので、シリンダとロータの距離が一番狭い位置と吐出開始位置とのズレを防ぐことができ、ポンプ性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
第4の発明は、特に第2の発明に加えてシリンダの内周とシリンダのリアプレートに臨む面の接合線の部分の切り欠きをシリンダの内周とシリンダのフロントプレートに臨む面の接合線の部分の切り欠きと同形状にしたもので、シリンダとロータの距離が一番狭い位置と吸入終了位置とのズレを防ぐことができ、ポンプ性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図である。また、図2は、同ベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図であり、図1は図2におけるA−A断面に相当する。図3は、本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面図で、図2においてB−B方向から見たフロントプレートの吸入ポートを示す。図4は、同ベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図で、同様にリアプレートの吸入ポートを示す。
ベーンロータリ型空気ポンプ本体101は、ポンプ機構部102とモータ119より構成される。まずポンプ機構部102について説明する。円筒状の内面104を有するシリンダ103内に、中心軸がシリンダ103の中心軸と所定量だけ離れた状態で円筒状のロータ107を配置し、ロータ107にはその中心軸方向に2本の溝108を設け、これらの溝108内に、自己潤滑性を有するカーボン複合材料よりなる板状のベーン109を摺動可能な状態で勘合させ、ベーン109の先端部がシリンダ103の内面104と摺動する構成になっている。ロータ107は、本実施の形態ではアルミニウム合金より構成し、軽量化を図っている。また、シリンダの材質にはシリコン含有率が約10%のアルミニウム合金を使用している。
ロータ107とベーン109を挟み込むように、フロントプレート111とリアプレー
ト112をシリンダ103の両端面に配置している。これにより、シリンダ103、ロータ107、ベーン109、フロントプレート111およびリアプレート112にとり囲まれて複数のポンプ空間124が形成される。ここで、フロントプレート111とリアプレート112の表面には二硫化モリブデン等の自己潤滑性材料をコーティング処理している。
フロントプレート111には吸入ポート113と吐出ポート114を設け、さらに吐出ポート114には吐出管115を設けている。ここで、第1の吸入ポート113は貫通した穴であるが、吐出ポート114はその中央部に貫通穴を備えた窪み状のポートであり、貫通穴に臨むように吐出管115を備えている(図3参照)。一方、リアプレート112には、窪み状の第2の吸入ポート117を設けており(図2参照)、第1の吸入ポート113から第2の吸入ポート117へは吸入通路105で連通している。ここで第2の吸入ポート117は第1の吸入ポート113よりB−B方向から見たらシリンダ内周円形状において小さい形状をしている。なお、図1には、ポンプ機構部102上に上記二つの吸入ポート113,117と吐出ポート114を1点鎖線で示している。
図2において、リアプレート112の反ポンプ機構部側にはモータ119を配設している。このモータ119は円筒状のコイル120と永久磁石を備えた回転子121より成る直流モータである。このモータ119の回転子121は、ポンプ機構部102まで通じる長尺のシャフト110を備えている。このシャフト110は、モータ119の内部ではモータ軸受122,123で支承されているが、モータ119から外部に伸びて、ポンプ機構部102内ではフロントプレート111内の軸受116およびリアプレート112内の軸受118によって支承されるとともに、ロータ107を固定されて、モータ119で発生した回転力をロータ107伝達する役割を果している。
上記の構成で、モータ119に通電すると、図1においてシャフト110およびこれに連結されたロータ107が矢印の方向に回転する。この時、ベーン109は回転の遠心力によりベーン溝108内で外側へと移動し、ベーン109の先端がシリンダの内面104に摺動しながら回転運動する。
これによって、ポンプ空間124は伸縮作用を呈するので、空気がフロントプレート111の第1の吸入ポート113より吸い込まれ、その一部がポンプ空間124に直接入り込む。残りの空気は、シリンダ103を貫通する吸入通路105を経由した後、リアプレート112に設けた第2の吸入ポート117を経て、ポンプ空間124に吸い込まれる。ポンプ空間124に入った空気は、およそ1回転する間に圧力が上昇(ΔP=2〜5kPa)した後、フロントプレート111に設けられた吐出ポート114を経て吐出管115より外部へ出て行く。
さて、上記構成において、カーボン複合材料でベーン109を構成し、フロントプレート111とリアプレート112については、その摺動面に二硫化モリブデン等の自己潤滑性材質をコーティングし、ロータ107とベーン109を挟み込むようにそれぞれをシリンダ103の端面に配置したことによって、各摺動面での摩擦損失が小さくなるとともに摩耗が減少し、摺動面でオイルによる潤滑が不要となって、その結果オイルレス運転を実現可能となった。
また、シリンダ103の周囲に吸入ポートと吐出ポートを設けるのではなく、フロントプレート111に第1の吸入ポート113と吐出ポート114を備えるように、軸方向に構成にすることによって、ポンプ機構部102の外径をφ30mm以下することが可能になり、モバイル機器用燃料電池に適用可能な小型化を実現している。
上記のようなフロントプレート111に第1の吸入ポート113と吐出ポート114を、リアプレート112に第2の吸入ポート117を設けた空気ポンプにおいて、第2の吸入ポート117を第1の吸入ポート113よりB−B方向から見たらシリンダ内周円形状において小さい形状としたことで、組立時にフロントプレートとリアプレートが回転方向にずれても、第2の吸入ポート117は第1の吸入ポート113の外周形状よりシリンダ内周円形状方向ではみ出すことがなく、第2の吸入ポート117と吐出ポート114の回転方向の相対位置のずれの許容範囲を大きくすることができ、ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
(実施の形態2)
図5に、本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図で、シリンダのフロントプレートに臨む面を示す。図6は、本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図である。
図5と図6は、フロントプレート211に設けられた第1の吸入ポート213が、シリンダ203の内周とシリンダ203のフロントプレート211に臨む面との接合線に沿ってポンプ空間224の吸入空間に臨む範囲より広い範囲でシリンダ203の内周とシリンダ203のフロントプレート211に臨む面の接合線の部分に第1の切り欠き230を設けたものである。
この構成により、フロントプレート211の組み付け時に円周方向にずれて第1の吸入ポート213が回転方向にずれたとしても、シリンダ203とロータ207の隙間の最も狭い箇所225と吸入終了位置は第1の切り欠き230により規定されるためずれることがなく、不足圧縮を防ぐことができ、空気ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
(実施の形態3)
図7に、本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図で、シリンダのフロントプレートに臨む面を示す。図8は、本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図である。
図7と図8は、フロントプレート311に設けられた吐出ポート314がシリンダ303の内周とシリンダ303のフロントプレート311に臨む面との接合線に沿ってポンプ空間324の圧縮空間に臨む範囲より広い範囲でシリンダ303の内周とシリンダ303のフロントプレート311に臨む面の接合線の部分に第2の切り欠き331が設けられている。
この構成により、フロントプレート311の組み付け時に円周方向にずれて吐出ポート314が回転方向にずれたとしてもシリンダ303とロータ307の隙間の最も狭い箇所325と吐出開始位置は第2の切り欠き331により規定されるためずれることがなく、不足圧縮や過圧縮を防ぐことができ、空気ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
(実施の形態4)
図9に、本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図で、シリンダのリアプレートに臨む面を示す。図10は、本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図である。
図9と図10は、フロントプレート411に設けられた第1の吸入ポート413がシリンダ403の内周とシリンダ403のフロントプレート411に臨む面との接合線に沿っ
てポンプ空間424の圧縮空間に臨む範囲より広い範囲で、シリンダ403の内周とシリンダ403のフロントプレート411に臨む面の接合線の部分に第1の切り欠き430を設けるとともに、シリンダ403の内周とシリンダ403のリアプレート412に臨む面の接合線の部分に第3の切り欠き432が、第1の切り欠き430と同形状にして設けられている。
この構成により、シリンダ403とロータ407の距離が一番狭い位置425と吸入終了位置とのズレを防ぐことができ、不足圧縮を防ぐことができ、空気ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができる。
以上のように、本発明にかかるベーンロータリ型空気ポンプは、空気ポンプの性能の安定化と騒音の低減を図ることができるため、家庭用健康器具や医療用治療器具等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図 本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図 本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面図 本発明の実施の形態1におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図 本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図 本発明の実施の形態2におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図 本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図 本発明の実施の形態3におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図 本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型空気ポンプの側面断面図 本発明の実施の形態4におけるベーンロータリ型空気ポンプの縦断面図 従来のベーンロータリ圧縮機の縦断面図 従来のベーンロータリ圧縮機の側面断面図
符号の説明
101 空気ポンプ本体
102 ポンプ機構部
103,203,303,403 シリンダ
107,207,307,407 ロータ
109 ベーン
110 シャフト
111,211,311,411 フロントプレート
112,412 リアプレート
113,213,413 第1の吸入ポート
114,314 吐出ポート
119 モータ
117 第2の吸入ポート
124,224,324,424 ポンプ空間
225,325,425 シリンダとロータの隙間が狭い場所
230,430 第1の切り欠き
331 第2の切り欠き
432 第3の切り欠き

Claims (4)

  1. 内面が円筒状のシリンダ内に、中心軸が前記シリンダの中心軸と所定量だけ離れた状態で円筒状のロータを配置し、前記ロータにはその中心軸方向に複数のベーン溝を設け、これらのベーン溝には自己潤滑性を有する材質よりなる板状のベーンを摺動可能な状態で勘合させ、摺動面に自己潤滑性材質を備えたフロントプレートとリアプレートとを前記ロータと前記ベーンを挟み込むように前記シリンダの端面に配置して複数のポンプ空間を形成し、前記フロントプレートを貫通する第1の吸入ポートと吐出ポートとを備え、前記リアプレートには前記第1の吸入ポートに相対して貫通はしない第2の吸入ポートを備え、前記シリンダには、前記第1の吸入ポートと前記第2の吸入ポートとを連通する連通孔を設け、前記ロータの中心軸にはメカシャフトを備えてポンプ機構部を構成し、前記リアプレートの反ポンプメカ側端面にはモータを配置し、このモータが前記メカシャフトを駆動することにより前記ポンプ空間が伸縮作用を生じるオイルレス空気ポンプであって、前記第1の吸入ポートが前記シリンダの内周と前記シリンダの前記フロントプレートに臨む面との接合線に沿って前記ポンプ空間の吸入空間に臨む範囲より、前記第2の吸入ポートが前記シリンダの内周と前記シリンダの前記リアプレートに臨む面の接合線に沿って吸入室に臨む範囲を狭くしたベーンロータリ型空気ポンプ。
  2. 第1の吸入ポートがシリンダの内周と前記シリンダのフロントプレートに臨む面との接合線に沿ってポンプ空間の吸入空間に臨む範囲より広い範囲で前記シリンダの内周と前記シリンダの前記フロントプレートに臨む面の接合線の部分に第1の切り欠きを設けた請求項1に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
  3. 吐出ポートがシリンダの内周と前記シリンダのフロントプレートに臨む面との接合線に沿ってポンプ空間の圧縮空間に臨む範囲より広い範囲で前記シリンダの内周と前記シリンダの前記フロントプレートに臨む面の接合線の部分に第2の切り欠きを設けた請求項1または2に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
  4. シリンダの内周と前記シリンダのリアプレートに臨む面の接合線の部分に第3の切り欠きを設け、前記第3の切り欠きを第1の切り欠きと同形状にした請求項2に記載のベーンロータリ型空気ポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5933732B2 (ja) * 2012-09-28 2016-06-15 三菱電機株式会社 ベーンポンプ
KR102011213B1 (ko) * 2018-03-08 2019-08-14 주식회사 케이티앤지 유체를 단속적으로 공급하기 위한 단속 펌프

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