JP2005336392A - 抗菌抗黴剤および抗菌抗黴施工法 - Google Patents

抗菌抗黴剤および抗菌抗黴施工法 Download PDF

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一太 光石
Hirohiko Mito
洋彦 水戸
Nobuaki Kayahara
信暁 茅原
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Abstract

【目的】 抗菌抗黴剤および抗菌抗黴施工法に関して、湿潤条件下などにおいて適切な抗菌抗黴作用を確保することができる抗菌抗黴剤および抗菌抗黴施工法を提供し、好ましい抗菌抗黴生活環境を長期に亘って確保することのできる方法を得ようとするものである。
【構成】 焼成コレマナイト(無水ホウ酸カルシウム)を含有させた抗菌抗黴接着剤、さらに有機系抗黴剤を含有させた抗菌抗黴剤、焼成コレマナイト(無水ホウ酸カルシウム)を主体とした抗菌抗黴剤に接着剤を添加したものを紙材または壁面に塗布すると共に紙材を壁面に添着し、適宜に通風せしめて処理する抗菌抗黴施工方法。

Description

本発明は抗菌抗黴剤および抗菌抗黴施工法に係り、湿潤条件下などにおいて適切な抗菌抗黴作用を確保維持することのできる抗菌抗黴剤および抗菌抗黴施工法を提供し、好ましい抗菌抗黴生活環境を長期に亘って確保することのできる方法を得ようとするものである。
湿分の高い雰囲気においては菌類や黴が発生し易いことは周知の通りであり、家屋内などにおける生活雰囲気が損われることは明かであって好ましい生活環境を維持することができず、また斯かる高湿分の雰囲気が器物や建築物の耐用性や美観を損わしめることも広く知られている通りである。従ってまたこのような抗菌抗黴については古くから種々の手法が採用されて来たが今日においても好ましい安定した抗菌抗黴技術が確保されていないことは明かであって、梅雨時などは勿論、その他の季節においても常時的に観察留意することが要請されていることは周知の如くである。
更に前記したような部体ないし構造体を構成するには接着剤を用いることが普通であって、斯様な接着剤としては澱粉や膠などを用いることも普通であるが、斯うした澱粉や膠などを主成分とした接着剤はその主成分が細菌や黴に犯されやすい材料であるためそれらに対する抗菌剤や抗黴剤が用いられ、それら抗菌成分または抗黴成分には種々のタイプのものが用いられているが、そうした抗菌、抗黴力を高める為には抗菌成分・抗黴成分を多く添加することにより解決される。然しそれにより安全性や経済性に問題が生じ、必ずしも満足するものはない。また、接着剤が使われているケースの多い有機系抗菌・抗黴剤は、その効果は十分持ち合わせるとしても持続性に欠け現実に満足できていないことが多い。
なお近時においては抗黴技術も充分に発展しており、有機系抗黴剤においても抗黴性能の卓越したものも出現し市販されているが、高度に進歩した特段の材料を採用することにより、高価な製品であって充分且つ大量に使用することは経済的不利が大であって、コスト的な制限を受けざるを得ず、また長期に亘って安定した抗黴効果を得ることができず、従って比較的短期において反復施工することが必要である等の不利を伴わざるを得ない。
特開2002−20210号公報
近時において接着剤や抗菌、抗黴剤に関する技術も著しく進歩し、例えば接着剤としては一般的に澱粉や膠などが広く採用されているが、斯うした澱粉や膠などはその主成分が細菌や黴などに犯され易い材料であるため、接着面における黴や細菌の附着、発生を防ぐことが必要であり、抗菌剤や抗黴剤が用いられる。ところがこのような場合の抗菌剤や抗黴剤において、その抗菌成分や抗黴成分としては種々のタイプのものがあり、それぞれの場合にそれらのものが適宜に採用されているとしても多年に亘る安全性や経済性の如きに関し必ずしも満足するものを求め得ない。即ち、接着剤などにおいて使用されているケースの多い有機系抗菌、抗黴剤はその効果は充分持ち合わせているとしても持続性に欠け、例えば建築物における居住空間の如き、少なくとも数年以上に亘って利用されるような抗菌抗黴目的に関し現実に満足されるような技術は未だ確立されるに到っていない。
本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ねて創案されたものであって、接着成分に焼成コレマナイト(無水硼酸カルシウム:CC)を添加することにより高断熱、高気密化が一段と進んだ居住空間などにおいて採用されるに適した壁紙用接着剤ないし接着材を得ることに成功し、安全性を充分に確保し、しかも長期に亘って安定な持続性をもった抗菌、抗黴作用を維持することのできる手法を確立することに成功したものであって以下の如くである。
即ち本発明を具体的に説明すると、本発明者等は接着成分に焼成コレマナイト(無水硼酸カルシウム:CCであって、コレマナイトを450〜550℃で焼成したもの)を添加することにより該接着部分における抗菌・抗黴性を確保せしめ、即ち前記接着部分を抗菌部として長期に亘り有効に利用することに成功し、高断熱高気密化の進んだ居住空間の如きにおいて採用されるに適した壁紙用接着剤などにおいて安全性が高く、特に長期に亘って安定且つ的確な持続性を維持した抗菌、抗黴作用を確保することに成功したものである。
接着剤としては一般的に澱粉や膠などが広く採用されているが、斯うした澱粉や膠などは、その主成分が細菌や黴などに犯されやすい材料であるため、接着面における黴や細菌の附着、発生を防ぐことが困難であり、抗菌抗黴剤を用いることが一般であり、その抗菌成分や抗黴成分には種々のタイプのものが多く使用されている。
しかし、その抗菌、抗黴効果と、安全性や経済性との間には相反する関係が多く、例えば抗菌、抗黴力を高めるためには抗菌成分、抗黴成分を多く添加することによって解決されるが、それによって安全性や経済性に問題を生じ、必ずしも好ましい満足をもたらすものでないことが多い。また接着剤として用いられるケースの多い有機系抗菌、抗黴剤はその効果は充分であるとしても持続性に欠け、現実として好ましいものでないことが一般である。
本発明によるならば、接着成分に焼成コレマナイトを添加して抗菌抗黴性を付与せしめ、また有機系抗黴剤に焼成コレマナイトを添加して抗菌、抗黴性を長期に亘って持続せしめ、更にそれらの抗菌、抗黴効果と安全性ないし経済性を適切に調和満足し、あるいは持続性をも満足して安全かつ有利な手法により抗菌、抗黴特性を得しめると共に長期に亘って持続せしめることのできる抗菌、抗黴接着剤を提供し得るものである。
本発明によるものの具体的な実施例について説明すると、本発明者等は次の表1に示すような糊剤と焼成コレマナイト、有機系抗黴剤(チオベンタゾール)および蒸留水を用い、蒸留水中に懸濁したものを、壁紙(表面側:ポリ塩化ビニル素材、裏面側:紙材)の裏面に約320g/m2 になるよう刷毛塗り塗布と乾燥を交互に3回繰り返して塗布し試験片
を作製した。そして試験片を一般住宅の中で高湿度になり易い脱衣所付近の窓側の床に静置し、夜は密閉、昼は開放という条件で時間経過による黴の発育状況を観察した。各材料の配合例を表1に示し、またその発育結果は表2に示す如くである。
Figure 2005336392
Figure 2005336392
本発明によるならば、接着成分に焼成コレマナイトを添加して抗菌抗黴性を付与せしめ、また有機系抗黴剤に焼成コレマナイトを添加して抗菌、抗黴性を長期に亘って持続せしめ、あるいはそれらの抗菌、抗黴効果と安全性ないし経済性を適切に調和満足し、更には持続性をも確保して安全かつ有利な手法により抗菌、抗黴特性を得しめると共に長期に亘って持続せしめることのできる抗菌、抗黴接着剤を安定且つ的確に提供し得るものであって、この種製品を有利に提供することが可能となる。



Claims (3)

  1. 焼成コレマナイト(無水ホウ酸カルシウム)を含有させたことを特徴とする抗菌抗黴接着剤。
  2. 焼成コレマナイト(無水ホウ酸カルシウム)および有機系抗黴剤を含有させたことを特徴とする抗菌抗黴接着剤。
  3. 焼成コレマナイト(無水ホウ酸カルシウム)を主体とした抗菌抗黴剤に接着剤を添加したものを紙材または壁面に塗布すると共に紙材を壁面に添着し、適宜に通風せしめて処理することを特徴とした抗菌抗黴施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010065215A (ja) * 2008-08-12 2010-03-25 Haruhito Kato 抗菌性製品及び粉末抗菌剤

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