JP2005335741A - タイヤパンクシ−リング剤収容容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パンクシ−リング剤収容容器よりラテックスの凝固物が抽出されるのを防止し、タイヤバルブ内のトラブルを防止することを目的としたもので、容器のキャップに濾過機能をもたせるものである。
【解決手段】 液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する容器であって、容器1の首部2に、取出しキャップ3を取り付け、この取出しキャップ3は、首部2に取り付けるキャップ本体4と、該キャップ3内にシ−リング剤を導く導部5と、キャップ本体4からタイヤ側に伸びる供給管6と、からなり、前記導部に1.5〜5.0mmφ径の流路を備えたことを特徴とするタイヤパンクシ−リング剤収容容器。1‥容器、2‥首部、3‥キャップ、4‥キャップ本体、5‥導部、6‥供給管。
【選択図】 図1
【解決手段】 液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する容器であって、容器1の首部2に、取出しキャップ3を取り付け、この取出しキャップ3は、首部2に取り付けるキャップ本体4と、該キャップ3内にシ−リング剤を導く導部5と、キャップ本体4からタイヤ側に伸びる供給管6と、からなり、前記導部に1.5〜5.0mmφ径の流路を備えたことを特徴とするタイヤパンクシ−リング剤収容容器。1‥容器、2‥首部、3‥キャップ、4‥キャップ本体、5‥導部、6‥供給管。
【選択図】 図1
Description
タイヤパンクシ−リング剤を収容する容器に関するものである。
近年、非耐圧性の変形容易な合成樹脂製の容器を用い、この容器を手で圧搾(押圧)することによりシーリング剤をタイヤに注入し、その後この容器を取り外し、タイヤに別途コンプレッサを接続してポンプアップするシステムが案出されている。(特許文献1)
特許文献1に記載された収容容器1を図1に示すが、キャップ(図示しない)を外した後、収容容器1の首部2に、取出しキャップ3を取り付ける。この取出しキャップ3は、前記首部2に螺着されるキャップ本体4と、該キャップ3にシ−リング剤を導く導部5と、キャップ本体4からタイヤ側に伸びる供給部6と、からなり、供給チュ−ブ7がここに嵌め込まれている。
前記供給チュ−ブ7は柔軟なホース状をなし、先端をタイヤのバルブ(図示しない)に接続する。その後、収容容器1の胴部を手によって圧搾し、それに伴う容積の減少により、収容するシーリング剤を前記供給チュ−ブ7から取出しタイヤ内に注入する。又注入後は、前記収容容器1を取り外すとともに、この収容容器1が取り外されたタイヤをコンプレッサによってポンプアップし、その後、直ちにタイヤを所定時間、通常10分程度回転させることによってパンク穴を応急的にシールする。
近年、パンクシーリング剤を改良したものとして、特許文献2には、天然ゴムラテックスのみからなるゴムラテックスを含むとともに、この天然ゴムラテックスに適合する樹脂系接着剤を有するパンクシーリング剤が開発され、更に、これを改良したものとして本出願人は既に特許文献3を提供している。
即ち、パンクシーリング剤として天然ゴムを含むものを使用すると、パンクシーリング剤が作業者の手、顔等に付着したり、ガスと共に飛散したパンクシーリング剤を作業者が吸引してしまうと、アレルギー反応による健康障害を引き起こすおそれがある。
即ち、パンクシーリング剤として天然ゴムを含むものを使用すると、パンクシーリング剤が作業者の手、顔等に付着したり、ガスと共に飛散したパンクシーリング剤を作業者が吸引してしまうと、アレルギー反応による健康障害を引き起こすおそれがある。
また、天然ゴムラテックスは、ラテックスとしての安定性を確保するために、通常、PH調整剤としてアンモニアが添加され、PHが9 〜10程度に調整されている。このため、パンク修理時にはパンクシーリング剤から強い刺激臭が発生し、作業者に対する作業環境が良好ではなく、健康にも悪影響を与えるおそれがある。
上記事実を考慮して、アレルギー反応による健康障害や刺激具による作業環境の悪化を引き起こすことなく、高温及び低温の条件下やウェット条件下でも、パンクしたタイヤに対して優れたシール性能を発揮するパンクシーリング剤を提供した(特許文献3)。
即ち、特許文献3のパンクシーリング剤は、SBRラテックス及び/又はNBRラテックスを含むとともに、該ゴムラテックスに適合する樹脂系接着剤を有するもので、樹脂系接着剤は、前記ゴムラテックスの水性分散剤又は水性乳剤の状態で加えられることを特徴とする。
しかしながら、ラテックスを用いたパンクシ−リング剤にあっては、ラテックスの安定化が崩れ、凝固傾向があることは否めない。また、パンクシ−リング剤中に繊維やその他のフィラ−が添加されている場合には、従来の容器にこれを充填し使用に供すると、いわゆるダマ(主としてラテックスの凝固物)や繊維やフィラ−がキャップ側に、或いはタイヤ側のバルブ内に詰まるという問題があった。
これらは、容器を直接振ることで対処したり、バルブ内に針金状の特殊な工具を差し込んで取り除くことが行われているが、根本的な解決策ではない。
本発明はかかる問題点を解決しようとするものであり、容器よりラテックスの凝固物が抽出されるのを防止し、タイヤバルブ内のトラブルを防止することを目的としたものである。
本発明の要旨は、液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する容器であって、容器1の首部2に、取出しキャップ3を取り付け、この取出しキャップ3は、首部2に取り付けるキャップ本体4と、該キャップ3内にシ−リング剤を導く導部5と、キャップ本体4からタイヤ側に伸びる供給管6と、からなり、前記導部に1.5〜5.0mmφ径の流路を備えたことを特徴とするものであり、好ましくは、流路の径を2.0〜4.0mmφとしたもので、更に好ましくは、流路の内側に螺旋溝を形成したものである。
本発明は、タイヤパンクシ−リング剤収容容器のキャップに濾過機能をもたせるものであって、具体的には、キャップに繊維等のフィラ−や保存中に発生しがちなシ−リング液中のラテックス等の凝集物等を濾過する機能をもたせ、タイヤバルブ側の詰まりを予防するものである。
本発明は上記したようにタイヤパンクシ−リング剤収容容器に濾過機能をもたせるものであり、特に、タイヤバルブのバルブコアを除いた場合の導通路の最も狭い部分の内径は3mmφであり、これよりもキャップ側の流路を大きく取り過ぎた場合、凝集物等がタイヤ側に注入されてしまい、バルブ側で詰まりが発生することがある。
キャップ内の流路の径は1.5〜5.0mmφ、好ましくは2.0〜4.0mmφである。流路の径がこれ以上大きくなると、ラテックスの凝集物や繊維のフィラ−のだまが通り抜けてしまい、タイヤバルブで詰まってシ−リング剤を注入できなくなってしまう。又、流路の径がこれ以下では目詰まりを起こしたり、注入時の流れ抵抗が大きく注入しずらい等の不具合が起こる。
更に、キャップの流路内側に螺旋を切ることにより、シ−リング剤を攪拌する流れを起こすことで注入性を改善することができる。螺旋ピッチは1〜15mm、螺旋に形成した山部の高さは0.5〜1.0mmとするのがよい。更に好ましくは、ピッチを3〜10mmとするのがよく、これよりも狭いピッチとすると、効果が少なくなり、これよりも広いピッチとすると十分な効果が得られない。
キャップの流路は一つ又は複数であり、流路の位置は特に限定はない。図1例で言えば導部(=筒部)にリ−リング剤の流路を備えるものであり、或いは、筒部ではなく、流路を形成したプレ−トをキャップ内に内蔵させることでもよい。
以下、実施例をもって本発明を更に説明する。
A:5mmの繊維を2%含むシ−リング剤500mlを収容容器に充填し、ムシを抜いたタイヤバルブからタイヤ内へシ−リング剤を注入して評価した。
A:5mmの繊維を2%含むシ−リング剤500mlを収容容器に充填し、ムシを抜いたタイヤバルブからタイヤ内へシ−リング剤を注入して評価した。
(1)比較例は図1における導部5の先端の内径が7mmφのキャップを用いた。
(2)実施例1は図1における導部5の先端の内径が3mmφのキャップを用いた。
(3)実施例2は図1における導部5の先端の内径が3mmφ、導部5の内側にピッチ5mm、山の高さ0.5mmの螺旋形状を備えたキャップを用いた。
(4)実施例3は図1における筒状の導部5の先端を閉じ、その筒体の周囲に内径が3mmφの穴(3個)を備えた。
B:評価(5回の平均)
(1)注入性
実施例1〜3にあっては、タイヤバルブ内のシ−リング剤の詰まりは全くなかった。一方、比較例にあっては、タイヤバルブ内にシ−リング剤の詰まってしまった。
(1)注入性
実施例1〜3にあっては、タイヤバルブ内のシ−リング剤の詰まりは全くなかった。一方、比較例にあっては、タイヤバルブ内にシ−リング剤の詰まってしまった。
(2)注入時間(指数表示)
実施例1にあっては40(指数)にてタイヤ内にシ−リング剤を注入できた。又、実施例2にあっては、注入時間は38(指数)であり、更に、実施例3における注入時間は34(指数)であり、その優位性が証明された。一方、比較例にあっては、バルブ内にシ−リング剤の詰まり、十分な注入ができなかった。
実施例1にあっては40(指数)にてタイヤ内にシ−リング剤を注入できた。又、実施例2にあっては、注入時間は38(指数)であり、更に、実施例3における注入時間は34(指数)であり、その優位性が証明された。一方、比較例にあっては、バルブ内にシ−リング剤の詰まり、十分な注入ができなかった。
以上のように、本発明のタイヤパンクシ−リング剤収容容器によれば、例えシ−リング剤が凝固しやすい性状のものであっても全く問題なくタイヤ内に充填可能であって、その利用価値は極めて高い。
1‥収容容器、
2‥収容容器の首部、
3‥取出しキャップ、
4‥キャップ本体、
5‥シ−リング剤を導く導部、
6‥タイヤ側に伸びる供給管。
2‥収容容器の首部、
3‥取出しキャップ、
4‥キャップ本体、
5‥シ−リング剤を導く導部、
6‥タイヤ側に伸びる供給管。
Claims (4)
- 液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する容器であって、容器1の首部2に、取出しキャップ3を取り付け、この取出しキャップ3は、首部2に取り付けるキャップ本体4と、該キャップ3内にシ−リング剤を導く導部5と、キャップ本体4からタイヤ側に伸びる供給管6と、からなり、前記導部に1.5〜5.0mmφ径の流路を備えたことを特徴とするタイヤパンクシ−リング剤収容容器。
- 流路の径を2.0〜4.0mmφとした請求項1記載のタイヤパンクシ−リング剤収容容器。
- 流路が複数個設けられた請求項1又は2記載のタイヤパンクシ−リング剤収容容器。
- 流路の内側に螺旋溝を形成した請求項1乃至3記載のタイヤパンクシ−リング剤収容容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004155747A JP2005335741A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | タイヤパンクシ−リング剤収容容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004155747A JP2005335741A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | タイヤパンクシ−リング剤収容容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005335741A true JP2005335741A (ja) | 2005-12-08 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004155747A Pending JP2005335741A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | タイヤパンクシ−リング剤収容容器 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113966301A (zh) * | 2019-06-07 | 2022-01-21 | 阿贝尔服务 | 用于封闭管的组件和包括所述组件的管 |
-
2004
- 2004-05-26 JP JP2004155747A patent/JP2005335741A/ja active Pending
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