JP2005335128A - タイヤパンクシ−リング剤収容容器 - Google Patents

タイヤパンクシ−リング剤収容容器 Download PDF

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JP2005335128A JP2004154669A JP2004154669A JP2005335128A JP 2005335128 A JP2005335128 A JP 2005335128A JP 2004154669 A JP2004154669 A JP 2004154669A JP 2004154669 A JP2004154669 A JP 2004154669A JP 2005335128 A JP2005335128 A JP 2005335128A
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眞一 岩崎
Hideshi Yanagi
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Abstract

【課題】タイヤパンクシ−リング剤の容器に濾過機能をもたせるものである。これによって、タイヤ内への注入の際に、繊維等のフィラ−や保存中に発生しがちなシ−リング液中のラテックス等の凝集物等を濾過し、タイヤバルブ側の詰まりを予防するものである。
【解決手段】液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する筒状容器であって、筒状容器内に多孔性の濾過体を配置し、この濾過体を容器内に押し入れる押し棒とを備え、パンクシ−リング剤の凝固物を濾過体にて補収し、濾過体を通過したシ−リング剤を抽出口よりタイヤバルブ内に充填するようにしたタイヤパンクシ−リング剤収容容器。1‥収容容器、2‥パンクシ−リング剤の充填口、3‥キャップ、4‥シ−リング剤の抽出口、11‥濾過体、11a‥濾過体の穴部、12‥押し棒、12a‥押し棒の雄ねじ部。
【選択図】図2

Description

タイヤパンクシ−リング剤を収容する容器に関するものである。
近年、非耐圧性の変形容易な合成樹脂製の容器を用い、この容器を手で圧搾(押圧)することによりシーリング剤をタイヤに注入し、その後この容器を取り外し、タイヤに別途コンプレッサを接続してポンプアップするシステムが案出されている。(特許文献1)
特開2003−26217
特許文献1に記載された収容容器101を図4に示すが、キャップ(図示しない)を外した後、収容容器101の首部102に、取出しキャップ103を取り付ける。この取出しキャップ103は、前記首部102に螺着されるキャップ本体104と、該キャップ103にシ−リング剤を導く導部105と、キャップ本体104からタイヤ側に伸びる供給部106と、からなり、供給チュ−ブ107がここに嵌め込まれている。
前記供給チュ−ブ107は柔軟なホース状をなし、先端をタイヤのバルブ(図示しない)に接続する。その後、収容容器101の胴部を手によって圧搾し、それに伴う容積の減少により、収容するシーリング剤を前記供給チュ−ブ107から取出しタイヤ内に注入する。又注入後は、前記収容容器101を取り外すとともに、この収容容器101が取り外されたタイヤをコンプレッサによってポンプアップし、その後、直ちにタイヤを所定時間、通常10分程度回転させることによってパンク穴を応急的にシールする。
近年、パンクシーリング剤を改良したものとして、特許文献2には、天然ゴムラテックスのみからなるゴムラテックスを含むとともに、この天然ゴムラテックスに適合する樹脂系接着剤を有するパンクシーリング剤が開発され、更に、これを改良したものとして本出願人は既に特許文献3を提供している。
即ち、パンクシーリング剤として天然ゴムを含むものを使用すると、パンクシーリング剤が作業者の手、顔等に付着したり、ガスと共に飛散したパンクシーリング剤を作業者が吸引してしまうと、アレルギー反応による健康障害を引き起こすおそれがある。
また、天然ゴムラテックスは、ラテックスとしての安定性を確保するために、通常、PH調整剤としてアンモニアが添加され、PHが9 〜10程度に調整されている。このため、パンク修理時にはパンクシーリング剤から強い刺激臭が発生し、作業者に対する作業環境が良好ではなく、健康にも悪影響を与えるおそれがある。
特開平9−118779号
上記事実を考慮して、アレルギー反応による健康障害や刺激具による作業環境の悪化を引き起こすことなく、高温及び低温の条件下やウェット条件下でも、パンクしたタイヤに対して優れたシール性能を発揮するパンクシーリング剤を提供した(特許文献3)。
特願2003−135533号
即ち、特許文献3のパンクシーリング剤は、SBRラテックス及び/またはNBRラテックスを含むとともに、該ゴムラテックスに適合する樹脂系接着剤を有するもので、樹脂系接着剤は、前記ゴムラテックスの水性分散剤又は水性乳剤の状態で加えられることを特徴とする。
しかしながら、ラテックスを用いたパンクシ−リング剤にあっては、ラテックスの安定化が崩れ、凝固傾向があることは否めない。また、パンクシ−リング剤中に繊維やその他のフィラ−が添加されている場合には、従来の容器にこれを充填し使用に供すると、いわゆるダマ(主としてラテックスの凝固物)や繊維やフィラ−がキャップ側に、或いはタイヤ側のバルブ内に詰まるという問題があった。
パンクシ−リング剤としてのラテックス配合物について更に言うと、通常は長期間に渡って車に搭載されているために、容器内の空気に接触する境界面で膜状に固化(凝固物)してしまう傾向がある。これがタイヤ内ヘ注入する際、タイヤバルブや供給チュ−ブ内で詰まってしまい、円滑な充填ができないという問題が指摘されている。
これに対する対応策としては、ラテックス配合物中に接着成分を添加しておき、固形物を容器の裏側面に接着させてしまうという考えや、アルミ製の容器内にラテックス配合物を真空下に充填し、固化物の生成をできるだけ少なくするという考えがある。
しかるに、前者の場合にはラテックスの配合物中に接着成分を添加すると、その接着成分によりラテックス配合物の変色、変質等に問題が生じたり、後者の場合には、アルミ製の容器が破れたり、保管時に鋭利なものによって突き刺さったりする懸念がある。
本発明はかかる問題点を解決しようとするものであり、容器よりラテックスの凝固物が抽出されるのを防止し、タイヤバルブ内のトラブルを防止することを目的としたものである。
本発明の要旨は、液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する筒状容器であって、筒状容器内に多孔性の濾過体を配置し、この濾過体を容器内に押し入れる押し棒とを備え、パンクシ−リング剤の凝固物を濾過体にて補収し、濾過体を通過したシ−リング剤を抽出口よりタイやバルブ内に充填するようにしたことを特徴とするものであり、濾過体穴径が0.5〜10mmφであるのがよい。
本発明は、タイヤパンクシ−リング剤収容容器内に濾過機能をもたせるものであって、具体的には、容器内に濾過体を配置し、これを押すための押し棒を濾過体に接続したものである。このため、タイヤ内への注入の際に、繊維等のフィラ−や保存中に発生しがちなシ−リング液中のラテックス等の凝集物等を濾過し、タイヤバルブ側の詰まりを予防するものである。
本発明は上記したようにタイヤパンクシ−リング剤収容容器に濾過機能をもたせるものであり、特に、タイヤバルブのバルブコアを除いた場合の導通路の最も狭い部分の内径は3mmφであり、これよりも濾過体の穴径を大きく取り過ぎた場合、凝集物等がタイヤ側に注入されてしまい、バルブ側で詰まりが発生することがある。
濾過体の穴径は0.5〜10mmφ、好ましくは2〜6mmφである。穴径がこれ以上大きくなると、ラテックスの凝集物や繊維のフィラ−のだまが通り抜けてしまい、タイヤバルブで詰まってシ−リング剤を注入できなくなってしまう。又、穴径がこれ以下では目詰まりを起こしたり、注入時の流れ抵抗が大きく注入しずらい等の不具合が起こる。
濾過体はプレ−ト、ネット等特に限定されるものではなく、濾過体の材料も、金属、プラスチック等特に限定はないが、好ましくは比重が1前後の樹脂例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等がある。
押し棒は濾過体に連接し、使用に供する際にキャップを取り、押し棒を濾過体に差し込みつつ下に押し下げ、これによってシ−リング剤の凝固物を濾過体にて押し下げる状態とし、濾過体を通過したシ−リング剤のみをタイヤバルブ内に導くものである。
濾過体の大きさは容器の内壁から0.5〜10mm、好ましくは2〜6mm程度の隙間を有するのが好ましい。0.5mm以下であるとシ−リング剤の抵抗が強く、濾過体が沈みにくく、一方、10mm以上であると、凝固物がこの部位を通り抜けてしまい濾過体を用いた意味がなくなってしまうからである。
濾過体の多孔開口率は表面積の10〜70%、好ましくは18〜40%である。10%以下であると抵抗が大きくなり、70%以上であると、濾過体特にネットであればその強度が弱くなり、うまく押すことができなくなる。
濾過体は通常の保管時には容器の上部のシ−リング剤に接しない部位に嵌め込まれているものであが、場合によっては、使用時に容器の上部を開放して濾過体を挿入することも可能である。
濾過体の多孔性について言えば、その形状は特に限定するものではないが、円形の場合には1〜20mmφ、好ましくは3〜10mmφである。これが小さ過ぎると目詰まりを起こしてしまい、下に押すことができにくくなる。一方、大き過ぎると凝固物が引っ掛からず穴内を通過してしまい効果がなくなるからである。
押し棒は特に限定するものではなく、金属や樹脂が用いられ、軽量等の点から樹脂製のものが好ましい。
押し棒をもって濾過体を押し下げる場合には、単に押し棒を押すこともできるが、棒に雄ねじを刻設し、一方、キャップに雌ねじを刻設し、両者を螺合しつつ濾過体を押し下げることができることは言うまでもない。
以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明のタイヤパンクシ−リング剤を収容する筒状容器の断面図である。容器1の頂部にパンクシ−リング剤の充填口2が備えられこれにキャップ3が螺着されている。又、符号4はシ−リング剤の抽出口であり、ここに図示しない接続チュ−ブが嵌められ、タイヤバルブに接続されることになる。尚、11は多孔性の濾過体であり、この例では予め容器1内の上部に嵌め込まれている例である。用いられた容器1は超高分子量ポリエチレン樹脂にて製造され、その肉厚は1.5mmである。
図2は本発明のタイヤパンクシ−リング剤をタイヤバルブ内に注入する際の断面図である。容器1内に多孔性の濾過体11を配置し、キャップを外し、或いは、キャップ3の頭部を貫通して、この濾過体11を容器1内に押し入れる押し棒12を濾過体11に差し込んで押し込み、パンクシ−リング剤の凝固物を濾過体11にて補収し、濾過体11を通過したシ−リング剤を抽出口4よりタイヤバルブ内に充填するようにしたタイヤパンクシ−リング剤収容容器1である。尚、符号11aは穴部である。
濾過体11は超高分子料ポリエチレン樹脂にて製造され、容器1との間の隙間は3mm、開穴率30%(穴径8mm)であった。尚、押し棒12はナイロン樹脂にて得られたものであり、両者は単に接触して押すだけでなく、場合によっては、濾過体11の中央に凹みを設け、ここに押し棒12の先端を嵌め込んで押すこともできる。
上記した図2の例にあっては、押し棒12は力によって下に押される構造の容器であるが、図3はこの改良構造であり、押し棒12に雄ねじ12aを刻設し、一方、キャップ3には雌ねじ部3aが刻設され、両者を螺合しつつ濾過体11を下方に確実に押し下げる例である。
以上のように、本発明のタイヤパンクシ−リング剤収容容器によれば、例えシ−リング剤が凝固しやすい性状のものであっても全く問題なくタイヤ内に充填可能であって、その利用価値は極めて高い。
図1はタイヤパンクシ−リング剤収容容器の一例である。 図2は使用時のタイヤパンクシ−リング剤収容容器の状態である。 図3はタイヤパンクシ−リング剤収容容器の他の例である。 従来のタイヤパンクシ−リング剤収容容器の例である。
符号の説明
1‥収容容器、
2‥パンクシ−リング剤の充填口、
3‥キャップ、
3a‥キャップの雌ねじ部、
4‥シ−リング剤の抽出口、
11‥濾過体、
11a‥濾過体の穴部、
12‥押し棒、
12a‥押し棒の雄ねじ部。

Claims (2)

  1. 液状のタイヤパンクシ−リング剤を収容する筒状容器であって、筒状容器内に多孔性の濾過体を配置し、この濾過体を容器内に押し入れる押し棒とを備え、パンクシ−リング剤の凝固物を濾過体にて補収し、濾過体を通過したシ−リング剤を抽出口よりタイヤバルブ内に充填するようにしたことを特徴とするタイヤパンクシ−リング剤収容容器。
  2. 濾過体穴径が0.5〜10mmφである請求項1記載のタイヤパンクシ−リング剤収容容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007276294A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Yokohama Rubber Co Ltd:The パンクシール剤の注入容器

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